JP4058334B2 - ヒステリシスコンパレータ回路 - Google Patents

ヒステリシスコンパレータ回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヒステリシス付きコンパレータ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来のヒステリシスコンパレータを示す(特開2002−135090号公報の図1、図2参照)。
【0003】
1は入力抵抗Ri、2は帰還抵抗Rfである。Vaは入力信号、Vbは基準電圧である。VOHは出力のHighレベルであり、ほぼ電源電圧Vddである。VOLは出力のlowレベルであり、グランド電圧Vssである。非反転である出力を入力端子に帰還して、コンパレータ動作を実現している。コンパレータ回路は、一方の入力端子に印加された入力電位を他方の入力端子に印加された基準電位と比較して、比較結果に応じた出力を発生する。抵抗Ri,Rfにより、ヒステリシス特性を得ることができる。
【0004】
図11は、ヒステリシス特性を示す。
【0005】
ヒステリシスコンパレータの出力がHigh→Lowへと変化する場合、入力電圧は、次式で示すことができる。
Va(H→L)={Ri(Vb−VOH)+Rf・Vb}/Rf …(1)
【0006】
また、このコンパレータ出力がLow→Highへと変化する場合、入力電圧は、次式で示すことができる。
Va(L→H)={Ri(Vb−VOL)+Rf・Vb}/Rf …(2)
【0007】
従って、ヒステリシス幅は、上記(1)式と(2)式との差で表されるため、次式で表される。
Va(L→H)−Va(H→L)=(VOH−VOL)×(Ri/Rf)…(3)
【0008】
【特許文献1】
特開2002−135090号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、(3)式に示すように、ヒステリシス幅は、電源電圧(VOH,VOL)に依存しているため、電源電圧が変動するとヒステリシス幅も変動するという問題がある。また、ヒステリシス幅を小さくする必要があるときは、Rf,Riの比を大きくとる必要がある。
【0010】
例えば、Vdd=5Vでヒステリシス幅を10mVにしようとすると、
Ri:Rf=1:500
にする必要がある。
【0011】
従って、Ri=200Ωとすれば、Rfは100kΩの大きな抵抗が必要になり、その結果、回路のレイアウト面積が大きくなってしまう。
【0012】
このようにレイアウト面積が大きくなると、製造プロセスがばらつくことになり、これに付随してRiとRfの比もばらつくことになる。
【0013】
RiとRfの比がばらつくと、その比に依存するヒステリシス幅もそのばらつきの影響を受けてしまい、ひいては高精度な調整を行うことができないという問題がある。
【0014】
そこで、本発明の目的は、電源電圧の影響を受けることなく、大きな抵抗比を必要とせずに、ヒステリシス幅を調整可能なヒステリシスコンパレータ回路を提供することにある。
【0015】
また、本発明の他の目的は、高精度なヒステリシス特性を得ると共に、小型で安価なヒステリシスコンパレータ回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、差動対の一方の入力端子に入力される入力信号と該差動対の他方の入力端子に入力される基準となる基準信号とを比較し、該比較結果を出力段から出力信号として出力するヒステリシスコンパレータ回路であって、前記差動対が電流源に接続される共通接続点の共通電位と、前記差動対の一方の入力端子の電位との間の電位差を変化させる第1の電位差可変手段と、前記共通接続点の共通電位と、前記差動対の他方の入力端子の電位との間の電位差を変化させる第2の電位差可変手段と、前記各電位差が互いに異なるように、前記出力段から出力される出力信号に基づいて、前記第1の電位差可変手段および前記第2の電位差可変手段を制御する制御手段とを具え、前記差動対は、第1および第2のMOSトランジスタを有し、前記差動対の一方の入力端子は前記第1のMOSトランジスタのゲートであり、前記差動対の他方の入力端子は前記第2のMOSトランジスタのゲートであり、前記第1の電位差可変手段は、第1の抵抗器と第1のスイッチとを有し、前記第2の電位差可変手段は、第2の抵抗器と第2のスイッチとを有し、ここで、前記第1の抵抗器は前記第1のMOSトランジスタのソースと前記差動対に所定の電流を供給する前記電流源との間に直列に接続され、前記第1のスイッチは前記第1の抵抗器の両端を短絡するように前記第1の抵抗器に並列に接続され、前記第2の抵抗器は前記第2のMOSトランジスタのソースと前記電流源との間に直列に接続され、前記第2のスイッチは前記第2の抵抗器の両端を短絡するように前記第2の抵抗器に並列に接続されたことを特徴とする。
【0019】
前記第1および第2のスイッチは、前記出力段から出力される出力信号に基づいてオンまたはオフし、前記第1のスイッチがオンであるならば前記第2のスイッチはオフし、前記第1のスイッチがオフであるならば前記第2のスイッチはオンしてもよい。
【0020】
前記第1および第2の抵抗器は、可変抵抗器としてもよい。
【0021】
前記差動対に所定の電流を供給する前記電流源は、電圧源および第3の抵抗器を有し、前記電圧源から供給される電圧に応じて前記第3の抵抗器に流れる電流に比例する電流を発生してもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の例]
本発明の第1の実施の形態である、ヒステリシスコンパレータ回路を、図1〜図3に基づいて説明する。
(概要)
まず、本発明の概要について説明する。
本発明に係るヒステリシスコンパレータ回路は、例えば、図1の回路に示すように、差動入力段(差動アンプ)100と、該差動入力段100に接続され出力信号Voを出力する出力段200とに大別され、以下に述べるような第1および第2の電位差可変手段と、制御手段とを有することに特徴がある。
【0027】
第1の電位差可変手段は、出力段200から出力される出力信号Voに基づいて、差動対110が電流源300に接続される共通接続点20の共通電位Vmと、差動対110の一方の入力端子111に入力される入力信号の電位Vaとの間の電位差を変化させる機能をもつ。
【0028】
第2の電位差可変手段は、共通接続点20の共通電位Vmと、差動対110の他方の入力端子112に入力される基準信号の基準電位Vbとの間の電位差を変化させる機能をもつ。
【0029】
この場合、第1および第2の電位差可変手段の具体的な構成としては、例えば、出力段200の出力結果に基づいて、上記各電位差が変化するような機能(抵抗器とスイッチとの組み合わせ回路や、動作制御用端子をもつMOSトランジスタ等)として構成してもよい。回路の接続構成は、差動対110の各回路に対して直列又は並列に接続してもよい。
【0030】
制御手段は、第1および第2の電位差可変機能により発生した各電位差が互いに異なる値となるように、出力段200の出力結果に基づいて制御する機能をもつ。この場合、制御回路の具体的な構成としては、例えば、直接接続されたインバータ11,12として構成してもよい。
【0031】
(具体例)
以下、具体例を挙げて説明する。
図1は、本発明に係るヒステリシスコンパレータ回路の構成例を示す。
【0032】
本例では、第1および第2の電位差可変手段を抵抗器とスイッチとの組み合わせ回路により構成し、これら可変手段を差動対110の各回路(NMOSFET1,2)に対して直列に接続して構成した場合の例について説明する。
【0033】
<構成>
図1において、本回路は、差動入力段100と、出力段200とからなる。
【0034】
差動入力段100は、差動対110と、該差動対110に接続され所定の電流を供給する電流源300とを有する。
【0035】
差動対110は、入力電圧Vaが印加されるNMOSFET1と、基準電位Vbが印加されるNMOSFET2とから構成される。
【0036】
差動入力段100の出力Vcは、PMOSFET9と電流源であるNMOSFET10とから構成される出力段(増幅段)により反転され、さらにインバータ11および12を介して出力される。インバータ11の出力はVp、インバータ12の出力は出力信号Voである。
【0037】
また、差動入力段100は、PMOSFET3,4で構成されるカレントミラー回路を含んでいる。
【0038】
さらに、差動対110としてのNMOSFET1,2のソースS側にはそれぞれ直列に抵抗器13,14が接続され、その抵抗器13,14の両端にスイッチ5,6が接続されている。これにより、スイッチ5,6が、抵抗器13,14の両者間の開閉動作をそれぞれ行うようになっている。すなわち、ここでは、抵抗器13,14と、スイッチ5,6とによって、第1および第2の電位差可変手段を構成している。
【0039】
スイッチ5,6は、例えば、NMOSFET又はPMOSFETで構成されてもよい。このMOSFET構成の場合は、ソースS〜ドレインDの経路が抵抗器13,14の両端に設けられ、ゲートGに出力段200からの信号が印加されて、開閉動作を行う。すなわち、ここでは、インバータ11の出力Vpがスイッチ5のゲートGに印加され、インバータ12の出力信号Voがスイッチ6のゲートGに印加される。すなわち、ここでは、インバータ11,12によって、第1および第2の電位差可変手段を制御する制御手段を構成している。
【0040】
また、抵抗器13,14の他方の端子側同士が共通接続点20で接続され、さらに、共通接続点20は定電流源300の一部であるNMOSFET8のドレインD側に接続されている。NMOSFET7,8,10はカレントミラー回路を構成し、NMOSFET7はそのドレインD側が電流源15に接続されている。
【0041】
<動作>
次に、ヒステリシスコンパレータ回路の動作について説明する。
【0042】
図1において、本回路は、差動対110の一方の入力端子111に入力される入力信号Vaと該差動対110の他方の入力端子112に入力される基準となる基準信号Vbとを比較し、該比較結果を差動入力段100に接続された出力段200から出力信号Voとして出力する。
(入力電圧:Va≫Vb)
初期状態として、入力電圧Vaが基準電圧Vbよりも十分高くなっている場合(Va≫Vb)について考える。
【0043】
Va≫Vbのとき、NMOSFET1のドレインD側はLレベル→NMOSFET2のドレインD側はHレベル→PMOSFET9のドレインD側はLレベルとなる。これにより、インバータ11の出力値である電位VpはVddレベル(Hレベル)となり、さらにインバータ12を介した出力端子130の出力信号の電位VoはVssレベル(Lレベル)となる。
【0044】
このとき、スイッチ5,6は、出力段200の電位Vp,Voの値に応じて開閉動作する。すなわち、スイッチ5は、電位VpがHレベル状態であるため閉じて、抵抗器13を短絡する。一方、スイッチ6は、電位VoがLレベル状態であるため動作せずに開き、抵抗器14(抵抗値R)を短絡しない。この場合、スイッチ5,6は、NMOSFETである。
【0045】
そして、抵抗器14と差動対110の片側のNMOSFET2とを流れる電流をIとすると、差動対110を構成するNMOSFET2のソースS側の電位V2は、NMOSFET1のソースS側の電位V1と比べて、I×Rの電位だけ高くなっている。
【0046】
そのため、図2に示すように、出力電圧VoをVssレベル(Lレベル)からVddレベル(Hレベル)に変化するには、入力電圧Vaは次式で表される。
Va(H→L)=Vb−I×R …(4)
【0047】
(入力電圧:Va≪Vb)
次に、初期状態として、入力電圧Vaが基準電圧Vbよりも十分低い場合(Va≪Vb)について考える。
【0048】
Va≪Vbのとき、NMOSFET1のドレインD側はHレベル→NMOSFET2のドレインD側はLレベル→PMOSFET9のドレインD側はHレベルとなる。これにより、インバータ11の出力であるVd電位はVssレベル(Lレベル)となり、さらにインバータ12を介した出力端子130の出力電位はVddレベル(Hレベル)となる。
【0049】
このとき、スイッチ5,6は、出力段200の電位Vp,Voの値に応じて開閉動作する。すなわち、スイッチ5は、電位VpがLレベル状態であるため動作せずに開いて、抵抗器13(抵抗値R)を短絡しない。一方、スイッチ6は、電位VoがHレベル状態であるため閉じて、抵抗器14を短絡する。
【0050】
そして、抵抗器13と差動対110の片側のNMOSFET1とを流れる電流をIとすると、差動対110を構成するNMOSFET1のソースS側の電位V1は、NMOSFET2のソースS側の電位V2と比べて、I×Rの電位だけ高くなっている。
【0051】
そのため、図2に示すように、出力電圧VoをVddレベル(Hレベル)からVssレベル(Lレベル)に変化するには、入力電圧Vaは次式で表される。
Va(L→H)=I×R+Vb …(5)
【0052】
これにより、ヒステリシス幅は、(4)、(5)式の差で表され、次式となる。
Va(L→H)−Va(H→L)=2×I×R …(6)
ただし、I=I=Iとする。
【0053】
従って、ヒステリシス幅は、抵抗値Rと、差動対の片側のMOSFETに流れる電流値Iとによって決定されることになり、電源電圧には依存しない。
【0054】
例えば、I=10μA、R=1kΩの場合にはヒステリシス幅は20mVとなり、R=10kΩの場合にはヒステリシス幅は200mVとなる。
Vdd=5Vで10mVのヒステリシス幅が必要なとき、I=50μAとし、R=100Ωとすればよい。
このように電流値Iを調節することにより、抵抗も小さくすることができる。
【0055】
また、抵抗器13,14の抵抗値Rを変えることにより、ヒステリシス幅を変えることができる。なお、基準電圧をVa側に入力した場合も同様である。
【0056】
(ヒステリシス幅の調整)
次に、ヒステリシス幅を調整する別の方法を、電流源15を用いて説明する。
図3は、本回路に用いられる電流源15の構成例を示す。
【0057】
30は、NMOSFET31のゲートGに接続されたアンプである。Vinは、基準電圧Vrefを入力するためのアンプ30の基準電圧入力端子である。Ioutは、出力電流iを出力するための出力電流端子である。
【0058】
ここで、出力電流iは、次式で表される。
i=Vref/R’ …(7)
【0059】
抵抗値34(抵抗値R’)は、LSIにおいては通常ポリシリコン又は拡散層によって形成されることが多い。抵抗値R’は、高温側で抵抗値が大きくなるという挙動を示す。
【0060】
従って、例えば、出力電流iは高温側では減少、低温側で増加することになるが、このような温度特性を有する電流源を図1のヒステリシスコンパレータ回路の電流源15として用い、さらに、図3の抵抗器34と同じ材質で図1の抵抗器13,14を製造し、図1の本回路内の抵抗値をRとした場合のヒステリシス幅は、(6),(7)式より、次式で表される。
ヒステリシス幅=Vref×(R/R’) …(8)
【0061】
従って、(8)式より、ヒステリシス幅は、基準電圧Vrefと、抵抗R,R’の抵抗比とによって決定されるため、温度による抵抗器の抵抗値の変動がキャンセルされ、所望のヒステリシス幅を全温度範囲に渡って一定にすることができる。
【0062】
また、Vref電圧を変化させることにより、ヒステリシス幅を可変とすることが可能である。
【0063】
さらに、電流源15の抵抗器の抵抗R’又はRを変化させることにより、ヒステリシス幅を可変とすることも可能である。
【0064】
[第2の例]
次に、本発明の第2の実施の形態を、図4に基づいて説明する。なお、前述した第1の例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付す。
【0065】
本例は、前述した第1の例の変形例を示すものであり、第1および第2の電位差可変手段の構成内容を変えた場合の例である。
【0066】
第1の電位差可変手段は、例えば、スイッチ40,41と、直列接続された3つの抵抗50(R1,R2,R3)とから構成され、差動対110の一方の回路を構成するNMOSFET1のソースS側に直列に接続されている。
【0067】
第2の電位差可変手段は、例えば、スイッチ42,43と、直列接続された3つの抵抗51(R1,R2,R3)とから構成される。差動対110の他方の回路を構成するNMOSFET2のソースS側に直列に接続されている。
【0068】
スイッチ40,42は、スイッチ5,6と同様にMOSトランジスタ等を用いて構成される。スイッチ40はインバータ11の出力値である電位Vpが印加され、スイッチ42はインバータ12の出力値である電位Voが印加される。
【0069】
スイッチ41,43は、MOSトランジスタにより同様に構成してもよく、外部からヒステリシス幅調整用の調整信号Vhを入力することによって、スイッチをオン・オフし、これにより抵抗値を可変するような構成にする。なお、抵抗、スイッチの数は何個でもよく、抵抗値を可変にするような構成ならばよい。
【0070】
以上のような回路構成により、差動対110の片側に流れる電流値I,Iは、差動対110の電流源300により制御され、NMOSFET7,8は、カレントミラー回路であるためNMOSFET7に流す電流源15の電流値を制御する、すなわち、NMOSFET7,8のサイズを変えることにより、ヒステリシス幅を調節することができる。
【0071】
従って、複数の抵抗値50,51を用いてスイッチ41,43で切り替えることにより、ヒステリシス幅をより一段と広範囲に渡って容易に可変することが可能となる。
【0072】
[第3の例]
次に、本発明の第3の実施の形態を、図5〜図7に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付す。
【0073】
本例は、第1および第2の電位差可変手段をMOSトランジスタにより構成し、該可変手段を差動対110の各回路に対して並列に接続して構成した場合の例である。
【0074】
<構成>
本回路の構成について説明する。
【0075】
第1の電位差可変手段は、NMOSFET61と、スイッチ62(MOSトランジスタ等からなる)とが直列接続された回路60から構成される。この回路60は、差動対110の一方の回路を構成するNMOSFET1のドレインD−ソースS間で並列に接続されている。また、NMOSFET61は、差動対110を構成するNMOSFET1の一部でもある。
【0076】
第2の電位差可変手段は、NMOSFET71と、スイッチ72(MOSトランジスタ等からなる)とが直列接続された回路70から構成される。この回路70は、差動対110の他方の回路を構成するNMOSFET2のドレインD−ソースS間で並列に接続されている。また、NMOSFET71は、差動対110を構成するNMOSFET2の一部でもある。
【0077】
つまり、差動対110は、4つのNMOSトランジスタ1,2,61,71を有している。NMOSFET1とNMOSFET61とは並列に接続され、差動対110の一方の入力端子111は共通接続されたNMOSFET1,61のゲートと接続されている。NMOSFET2とNMOSFET71とは並列に接続され、差動対110の他方の入力端子112は共通接続されたNMOSFET2,72のゲートとなっている。
【0078】
差動対110に所定の電流を供給する電流源300を構成するNMOSFET8は、NMOSFET1,61,2,71の各ソースに共通接続点20(共通電位Vm)を介して接続されている。
【0079】
スイッチ62は、電流源300からNMOSFET61に供給される電流を遮断するようにそのNMOSFET61に直列に接続されている。スイッチ72は、電流源300からNMOSFET71に供給される電流を遮断するようにそのNMOSFET71に直列に接続されている。
【0080】
<動作>
回路動作について説明する。
スイッチ62,72は、出力段200から出力される出力値に応じてオン又はオフする。すなわち、スイッチ62はインバータ11の出力値である電位Vpに応じて、スイッチ72はインバータ12の出力値である電位Voに応じてそれぞれオン、オフされる。
【0081】
この場合、スイッチ62がオンのとき、スイッチ72はオフとなる。スイッチ62がオフのとき、スイッチ72はオンとなる。
つまり、差動対の各回路のMOSのチャネル幅を変えていることになる。
【0082】
(ヒステリシス幅の調整)
ヒステリシス幅の調整方法を、図6〜図7に基づいて説明する。
【0083】
一般に、MOSトランジスタ(ここでは、NMOSFET61,71)のオン時のオン抵抗は、MOS特性を示すチャネル幅Wとチャネル長Lとの関係を用いて定義することができる。本例では、W/Lの値によって、オン抵抗を定義するものとする。
【0084】
図6において、図5のNMOSFET71がNMOSFET2に並列に接続されていないときのMOSサイズをW/Lとし、スイッチ動作により図5のNMOSFET61がNMOSFET1に並列接続されたときのMOSサイズをW/Lとする。
【0085】
Vout電位がHigh→Low、又はLow→Highと動作するとき、電位VcはLow→High、High→Lowと動作している。VcがHighになるにはI>I、VcがLowになるにはI<Iとなる必要がある。
よって、I=I=Iになる入力電圧がコンパレータのしきい値となる。
【0086】
ここで、MOSの飽和領域における電流Iは、次式となる。
【0087】
【数1】
Figure 0004058334
【0088】
NMOSFET61のVgsをVgs1とおき、NMOSFET71のVgsをVgs2とおくと、NMOSFET61,NMOSFET71に電流Iが流れたときは、
【0089】
【数2】
Figure 0004058334
【0090】
今I=I=Iより
【0091】
【数3】
Figure 0004058334
【0092】
上式より
【0093】
【数4】
Figure 0004058334
【0094】
よって、入力電圧差は
【0095】
【数5】
Figure 0004058334
【0096】
従って、ヒステリシス幅は、差動対110の構成は左右対称なので、
【0097】
【数6】
Figure 0004058334
【0098】
となる。
【0099】
図7は、上記計算により求めた、ヒステリシス特性を示すものである。
従って、ヒステリシス幅は、電源電圧の影響を受けることなく、MOSサイズを可変にすることによって、ヒステリシス幅も可変にすることができる。
【0100】
(数値例)
ここで、数値例を挙げて説明する。
図5の回路に示すように、NMOSFETを並列接続した場合は、NMOSFET1,NMOSFET2,NMOSFET61,NMOSFET71のW/Lを160μ/1.2μ、電流Iを800μAに設定したものとする。
【0101】
出力信号の電位VoがLow→Highになるとき(スイッチ62はON、スイッチ72はOFF)、NMOSFET2に400μAが流れたとき、Vgs2=675mV、MOS1,2,3,4のVtb=500mVとすると、スイッチ62がONのため電位Vaをゲート入力とするMOSはNMOSFET1とNMOSFET61になり、電位Vbをゲート入力とするNMOSFET2よりもゲート幅(W)は2倍になる。ゲート長(L)は同じである。
【0102】
従って、ヒステリシス幅は、
【0103】
【数7】
Figure 0004058334
【0104】
となる。
【0105】
[第4の例]
次に、本発明の第4の実施の形態を、図8に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付す。
【0106】
本例は、前述した第3の例の変形例であり、第1および第2の電位差可変手段をMOSトランジスタにより構成し、該可変手段を差動対110の各回路に対して直列に接続して構成した場合の例である。なお、その他の回路構成は、図6と同様である。
【0107】
<構成>
本回路の構成について説明する。
第1の電位差可変手段は、NMOSFET81と、スイッチ82(MOSトランジスタ等からなる)とが並列接続された回路80から構成される。この回路80は、差動対110の一方の回路を構成するNMOSFET1のソースS側で直列に接続されている。ここで、NMOSFET81は、差動対110を構成するNMOSFET1の一部でもある。
【0108】
第2の電位差可変手段は、NMOSFET91と、スイッチ92(MOSトランジスタ等からなる)とが直列接続された回路90から構成される。この回路90は、差動対110の他方の回路を構成するNMOSFET2のソースS側で直列に接続されている。ここで、NMOSFET91は、差動対110を構成するNMOSFET2の一部でもある。
【0109】
つまり、差動対110は、4つのNMOSトランジスタ1,2,81,91を有している。NMOSFET1とNMOSFET81とは直列に接続され、差動対110の一方の入力端子111は共通接続されたNMOSFET1,81のゲートと接続されている。NMOSFET2とNMOSFET91とは直列に接続され、差動対110の他方の入力端子112は共通接続されたNMOSFET2,92のゲートとなっている。
【0110】
差動対110に所定の電流を供給する電流源300を構成するNMOSFET8は、NMOSFET81,91の各ソースに共通接続点20(共通電位Vm)を介して接続されている。
【0111】
スイッチ82は、NMOSFET81のソースSとドレインDとを短絡するように並列に接続されている。スイッチ92は、NMOSFET91のソースSとドレインDとを短絡するように並列に接続されている。
【0112】
<動作>
回路動作について説明する。
スイッチ82,92は、出力段200から出力される出力値に応じてオン又はオフする。すなわち、スイッチ82はインバータ11の出力値である電位Vpに応じて、スイッチ92はインバータ12の出力値である電位Voに応じてそれぞれオン、オフされる。
【0113】
この場合、スイッチ82がオンのとき、スイッチ92はオフとなる。スイッチ82がオフのとき、スイッチ92はオンとなる。
ヒステリシス幅の調整は、前述した第3の例と同様にして行うことができる。
【0114】
(比較例)
以上説明した第1の例〜第4の例を参考にして、実際にヒステリシスコンパレータ回路を作成した例を、従来回路と比較して説明する。
【0115】
図9は、従来のヒステリシスコンパレータ回路400と、本願発明のヒステリシスコンパレータ回路401〜403との比較例を示す。
【0116】
比較条件は、回路素子はMOSトランジスタとし、また、製造プロセスが0.5μmダブルポリダブルメタルプロセス、電源電圧が5V、ヒステリシス幅が20mVとした。
【0117】
比較対象の要素は、差動対サイズ410、スイッチサイズ420、該スイッチに接続された付随MOSサイズ430、抵抗サイズ440、レイアウト面積450、面積比460とした。Wはチャネル幅、Lはチャネル長である。
【0118】
例えば、スイッチサイズ420は、図1ではNMOSFET5,6、図5ではNMOSFET62,72、図8ではNMOSFET82,92である。付随MOSサイズ430は、図5ではNMOSFET61,71、図8ではNMOSFET81,91である。面積比460は、レイアウト面積450の従来回路400の値10000を100%として規格化した値である。
【0119】
そして、図9からわかるように、ヒステリシス幅を全て同一として構成した場合、面積比460は、従来のヒステリシスコンパレータ回路400に比べて本願発明のヒステリシスコンパレータ回路401〜403をいずれも1/2以下に設定することができ、レイアウト面積450を半減することができ、これにより、小型で安価な回路を作成することができる。
【0120】
特に、本願発明402(図5の第3の例)、および、本願発明の(図8の第4の例)では、抵抗器を用いずに、MOSトランジスタのみによって、スイッチ機能、すなわち、第1の電位差可変手段60,80および第2の電位差可変手段70,90を構成しているので、製造プロセスのばらつきを一段と削減することが可能となり、ひいては、ヒステリシス幅のばらつきを抑えて高精度な回路を作成することができる。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、出力段のコンパレータ出力信号に基づいて差動対の各電位差が変化するスイッチ機能を有し、かつ、差動対を構成する各回路に対して直列又は並列に接続された電位差可変手段を設けたので、例えば、該電位差可変手段を抵抗器と該抵抗器の両端を短絡するスイッチとから構成して、該可変手段を差動対の各回路に対して直列に接続してコンパレータ出力信号に基づいて制御したり、或いは、電位差可変手段を差動対の一部でもあるMOSトランジスタと該MOSトランジスタの両端を短絡するスイッチとから構成して、該可変手段を差動対の各回路に対して並列又は直列に接続してコンパレータ出力信号に基づいて制御することが可能となり、これにより、電源電圧や環境温度に影響を受けることなく、大きな抵抗比を必要とせずに、広範囲に渡り高精度なヒステリシス幅の調整を行うことができる。
【0122】
また、本発明によれば、従来回路に比べてレイアウト面積を半減することができるので、製造プロセスのばらつきを大幅に削減することができ、これにより、ヒステリシス幅のばらつきを抑えると共に、小型で安価なヒステリシスコンパレータ回路を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である、ヒステリシスコンパレータ回路の構成を示す回路図である。
【図2】ヒステリシス特性を示す特性図である。
【図3】電流源の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態である、ヒステリシスコンパレータ回路の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態である、ヒステリシスコンパレータ回路の構成を示す回路図である。
【図6】ヒステリシス幅の調整方法を説明するための回路図である。
【図7】ヒステリシス特性を示す特性図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態である、ヒステリシスコンパレータ回路の構成を示す回路図である。
【図9】ヒステリシスコンパレータ回路の回路特性を示す説明図である。
【図10】従来のヒステリシスコンパレータ回路の構成を示す回路図である。
【図11】従来のヒステリシスコンパレータ回路におけるヒステリシス特性を示す特性図である。
【符号の説明】
1,2 NMOSFET
3,4 PMOSFET
5,6 スイッチ
7,8 NMOSFET
9 PMOSFET
10 NMOSFET
11,12 インバータ
13,14 抵抗器
15 電流源
20 共通接続点
30 アンプ
31 NMOSFET
32,33 PMOSFET
34 抵抗器
60 回路(第1の電位差可変手段)
61 NMOSFET
62 スイッチ
70 回路(第2の電位差可変手段)
71 NMOSFET
72 スイッチ
80 回路(第1の電位差可変手段)
81 NMOSFET
82 スイッチ
90 回路(第2の電位差可変手段)
91 NMOSFET
92 スイッチ
100 差動入力段
110 差動対
111,112 入力端子
130 出力端子
200 出力段
300 電流源
400 従来のヒステリシスコンパレータ回路
401 本願発明のヒステリシスコンパレータ回路
402 本願発明のヒステリシスコンパレータ回路
403 本願発明のヒステリシスコンパレータ回路

Claims (4)

  1. 差動対の一方の入力端子に入力される入力信号と該差動対の他方の入力端子に入力される基準となる基準信号とを比較し、該比較結果を出力段から出力信号として出力するヒステリシスコンパレータ回路であって、
    前記差動対が電流源に接続される共通接続点の共通電位と、前記差動対の一方の入力端子の電位との間の電位差を変化させる第1の電位差可変手段と、
    前記共通接続点の共通電位と、前記差動対の他方の入力端子の電位との間の電位差を変化させる第2の電位差可変手段と、
    前記各電位差が互いに異なるように、前記出力段から出力される出力信号に基づいて、前記第1の電位差可変手段および前記第2の電位差可変手段を制御する制御手段と
    具え、
    前記差動対は、第1および第2のMOSトランジスタを有し、前記差動対の一方の入力端子は前記第1のMOSトランジスタのゲートであり、前記差動対の他方の入力端子は前記第2のMOSトランジスタのゲートであり、
    前記第1の電位差可変手段は、第1の抵抗器と第1のスイッチとを有し、
    前記第2の電位差可変手段は、第2の抵抗器と第2のスイッチとを有し、
    ここで、
    前記第1の抵抗器は前記第1のMOSトランジスタのソースと前記差動対に所定の電流を供給する前記電流源との間に直列に接続され、前記第1のスイッチは前記第1の抵抗器の両端を短絡するように前記第1の抵抗器に並列に接続され、
    前記第2の抵抗器は前記第2のMOSトランジスタのソースと前記電流源との間に直列に接続され、前記第2のスイッチは前記第2の抵抗器の両端を短絡するように前記第2の抵抗器に並列に接続されたことを特徴とするヒステリシスコンパレータ回路。
  2. 前記第1および第2のスイッチは、前記出力段から出力される出力信号に基づいてオンまたはオフし、
    前記第1のスイッチがオンであるならば前記第2のスイッチはオフであり、前記第1のスイッチがオフであるならば前記第2のスイッチはオンであることを特徴とする請求項1記載のヒステリシスコンパレータ回路。
  3. 前記第1および第2の抵抗器は、可変抵抗器であることを特徴とする請求項1又は2記載のヒステリシスコンパレータ回路。
  4. 前記差動対に所定の電流を供給する前記電流源は、
    電圧源および第3の抵抗器を有し、前記電圧源から供給される電圧に応じて前記第3の抵抗器に流れる電流に比例する電流を発生することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のヒステリシスコンパレータ回路。
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