JPH11312930A - 差動増幅器 - Google Patents

差動増幅器

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JPH11312930A
JPH11312930A JP10119442A JP11944298A JPH11312930A JP H11312930 A JPH11312930 A JP H11312930A JP 10119442 A JP10119442 A JP 10119442A JP 11944298 A JP11944298 A JP 11944298A JP H11312930 A JPH11312930 A JP H11312930A
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JP
Japan
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threshold voltage
transistor
current
circuit
differential amplifier
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JP10119442A
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English (en)
Inventor
Yasukazu Tosumi
泰和 戸住
Tomonori Nakamura
智徳 中村
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New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 動作電流の影響を受けずにオフセット電圧を
調整する。 【解決手段】 差動増幅回路の能動負荷のトランジスタ
15,16のしきい値電圧をしきい値電圧調整回路20
0A、200Bにより調整し、オフセット電圧を調整す
る。また、しきい値電圧調整回路が、1以上の抵抗と、
該抵抗の組み合わせ状態を調整するための1以上のヒュ
ーズと、組み合わされた抵抗に電流を供給するための第
2の電流源とからなり、組み合わされた抵抗と第2の電
流源との共通接続点を前記バックゲートに接続した。ま
た、しきい値電圧調整回路が、1個の抵抗と、複数のヒ
ューズで並列接続された複数の第3の電流源とからな
り、複数の第3の電流源の内のヒューズの影響を受けな
い電流源と抵抗との共通接続点をバックゲートに接続し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOSトランジス
タで構成される差動増幅器に関するものであり、特に出
力に発生するオフセット電圧を低減乃至キャンセルする
ことができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】差動増幅器は、差動接続の2個のMOS
トランジスタの特性(特にしきい値電圧)が揃っていな
いとその両トランジスタのゲート電圧が同一、つまり差
動入力電圧が0のときであっても、出力電圧が0になら
ずにある電圧(オフセット電圧)が発生する。これは差
動回路の能動負荷として接続されるカレントミラー回路
の2個のトランジスタの特性が揃っていない場合も同様
である。
【0003】そこで従来では、このオフセット電圧を低
減乃至キャンセルするために、図5に示すようなトリミ
ング回路90を差動増幅回路100に組み込んでいた。
まず、差動増幅回路100は、ゲートが入力端子11、
12に接続された差動接続のPMOSトランジスタ1
3,14、カレントミラー接続された能動負荷としての
NMOSトランジスタ15,16、および動作電流Iaを
供給する電流源17(第1の電流源)から構成されてい
る。18は出力端子である。
【0004】また、トリミング回路90は、抵抗Rとヒ
ューズFを並列接続した回路を単位回路として、この単
位回路を複数個直列接続した直列回路を各トランジスタ
15,16のソースと接地との間に接続して構成されて
いる。
【0005】この回路は、トランジスタ15,16のソ
ース電位をトリミング回路90によって調整することに
よりそのトランジスタ15,16のしきい値電圧を調整
して、オフセット電圧を調整するものである。トランジ
スタ15,16はバックゲート電位が固定であるので、
そのソース電位を高くすればバックゲートとの間の電位
差が小さくなってしきい値電圧が高くなる。
【0006】実際の調整では、電流源17から電流Iaが
供給されると、入力端子11,12の入力電圧が0vの
安定状態において、トリミング回路90の両側の電流パ
スに、各々Ia/2の電流が流れることから、この電流値に
基づき、V=R×Iというオームの法則を使用して、挿
入すべき抵抗の値を決める。
【0007】すなわち、調整すべきオフセット電圧をV
offとし、その電圧Voffだけ例えばトランジスタ15の
ソース電圧を高くすべきときには、トランジスタ15の
ソースと接地との間の抵抗値をRoff=Voff/(Ia/2)か
ら決定し、その抵抗値となるよう1又は2以上のヒュー
ズFを切断させる。例えば、そのオフセット電圧Voff
を1mVだけ調整する場合には、Roff=0.001/(Ia/2)と
なるよう1又は2以上のヒューズFを切断させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
トリミング回路90を使用する方法では、動作速度の速
い差動増幅器が必要なときに電流Iaが大きくなるので、
挿入できる抵抗の値に限界があり調整範囲が狭かった。
例えば、Iaの電流値が2mAでオフセット電圧を1mV変え
ようとしたときは、抵抗値は1Ωときわめて小さくな
る。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、動作電流の大きさの影響を受け
ることなく、オフセット電圧を広い範囲で調整できるよ
うにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、ソースに共通の第1の電流源が接続さ
れドレインにカレントミラー接続の能動負荷が接続され
た差動回路をもつ差動増幅回路と、前記能動負荷の少な
くとも一方のトランジスタのバックゲートに接続された
しきい値電圧調整回路とを具備するよう構成した。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、前記
しきい値電圧調整回路が、1以上の抵抗と、該抵抗の組
み合わせ状態を調整するための1以上のヒューズと、前
記組み合わされた抵抗に電流を供給するための第2の電
流源とを具備し、前記組み合わされた抵抗と前記第2の
電流源との共通接続点が前記バックゲートに接続される
ように構成した。
【0012】第3の発明は、第1の発明において、前記
しきい値電圧調整回路が、1個の抵抗と、複数のヒュー
ズで並列接続された複数の第3の電流源とを具備し、該
複数の第3の電流源の内の前記ヒューズの影響を受けな
い電流源と前記抵抗との共通接続点が前記バックゲート
に接続されるように構成した。
【0013】第4の発明は、第1乃至第3の発明におい
て、前記しきい値電圧調整回路が、前記しきい値電圧調
整回路の接続されるトランジスタのソースに直列接続さ
れた別のトランジスタを具備し、該別のトランジスタに
より、前記しきい値電圧調整回路の接続されるトランジ
スタのソース電位が調整されるように構成した。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は本発
明の第1の実施の形態の差動増幅器の構成を示す回路図
である。図5に示したものと同じものには同じ符号を付
した。200Aは差動増幅回路部100のトランジスタ
15のしきい値電圧を調整するためのしきい値電圧調整
回路、200Bは差動増幅回路部100のトランジスタ
16のしきい値電圧を調整するためのしきい値電圧調整
回路である。
【0015】しきい値電圧調整回路200Aは、ポリシ
リコン抵抗R1〜R7と、抵抗R1〜R4に並列接続さ
れたポリシリコンヒューズF1〜F4と、組み合わせ抵
抗に電流Ibを供給する電流源19(第2の電流源)と、
トランジスタ15のソースと接地との間に接続されたN
MOSトランジスタ20とからなり、このトランジスタ
20は制御端子21に印加される電圧によって内部抵抗
が調整されるようになっている。
【0016】また、しきい値電圧調整回路200Bは、
ポリシリコン抵抗R8〜R14と、抵抗R8〜R11に
並列接続されたポリシリコンヒューズF5〜F8と、組
み合わせ抵抗に電流Icを供給する電流源22(第2の電
流源)と、トランジスタ16のソースと接地との間に接
続されたNMOSトランジスタ23とからなり、このト
ランジスタ23は制御端子24に印加される電圧によっ
て内部抵抗が調整されるようになっている。
【0017】さて、この実施の形態において、例えばし
きい値電圧調整回路200Aでは、ヒューズF1〜F4
のいずれもそのまま(短絡)のときは、トランジスタ1
5のバックゲート電圧VBSは接地電位(VBS=0)であ
る。ここでヒューズF1を切断させると、トランジスタ
15のバックゲートと接地間の抵抗値は、抵抗R1,R
5,R6,R7の合成抵抗値となり、この合成抵抗値と
電流源19の電流Ibで決まる値の電圧がバックゲート電
圧VBSとしてトランジスタ15のバックゲートに印加す
る。これによって基板バイアス効果のためトランジスタ
15のしきい値電圧が変化するので、オフセット電圧を
調整することができる。
【0018】バックゲート電圧VBS=0(GND)のときの
しきい値電圧をVth0とすると、NMOSトランジスタ
のしきい値電圧Vthは、 Vth=Vth0+ΔVth で表すことができる。ΔVthはバックゲート電圧VBS
よって変化する値であり、具体的には、 ΔVth= −1/2・√VBS で表される。この係数1/2はバックゲートのドーピング
によって変化する。
【0019】すなわち、この例では、ヒューズの切断数
を多くするほど、合成抵抗値が大きくなりバックゲート
電圧VBSが大きくなって、トランジスタ15のソースと
バックゲートとの間の電位差が大きくなる(バックゲー
トの方が高電位)ので、しきい値電圧がその分だけ小さ
くなり、オフセットを調整することができる。したがっ
て、調整すべきオフセット電圧(シフトすべきしきい値
電圧ΔVthとほぼ同じ)に応じてバックゲート電圧VBS
を設定し、その電圧VBSが得られる合成抵抗となるよう
にヒューズF1〜F4の切断を調整すればよい。
【0020】以上はトランジスタ20の内部抵抗が固定
の場合であったが、この内部抵抗を小さくすればトラン
ジスタ15のソース電位が低下するので、バックゲート
電圧VBSとの電位差をより大きくすることができる。し
たがって、バックゲート電圧VBSを最大にして得られる
しきい値電圧よりも、さらに小さなしきい値電圧(但
し、0v以上)を得る必要があるときには、トランジス
タ20の内部抵抗が小さくなる方向に制御端子21の電
圧を調整すればよい。これによって、しきい値電圧の調
整範囲、つまりオフセット電圧の調整範囲を拡大するこ
とができる。
【0021】以上の説明は一方のしきい値電圧調整回路
200Aによって専らトランジスタ15のしきい値電圧
を調整してオフセット電圧を調整するものであったが、
他方のしきい値電圧調整回路200Bによってトランジ
スタ16のしきい値電圧を調整してオフセット電圧を調
整することもできる。このしきい値電圧調整回路200
Bの調整動作は前記したしきい値電圧調整回路200A
の調整動作と同じであり、その詳しい説明は省略する。
【0022】以上から、無信号入力時の出力端子18に
中点電圧(VDD/2)よりも低い方向にオフセットが生じ
ているときは、しきい値電圧調整回路200Aの調整に
よってトランジスタ15のしきい値電圧をそのオフセッ
ト相当分だけ低下させればよく、逆に出力端子18に中
点電圧(VDD/2)よりも高い方向にオフセットが生じて
いるときは、しきい値電圧調整回路200Bの調整によ
ってトランジスタ16のしきい値電圧をそのオフセット
相当分だけ低下させればよい。
【0023】なお、トランジスタ20,23の内部抵抗
の調整では、電流源17(第1の電流源)の電流Iaの影
響を受けるが、その内部抵抗の調整はヒューズの切断に
よる調整に対して副次的な調整であり、その電流Iaの値
により調整範囲が大きな制限を受けることはない。
【0024】また、以上はヒューズの切断数を増やすこ
とにより組み合わせ抵抗の合成抵抗値を大きくしてトラ
ンジスタ15,16のしきい値電圧を小さくする方向に
調整する場合について説明したが、しきい値電圧を大き
くなる方向に調整することもできる。この場合は、トラ
ンジスタ20,23の内部抵抗が大きくなる方向に制御
端子21,24の電圧を調整すればよい。
【0025】[第2の実施の形態]図2は第2の実施の
形態の差動増幅器の回路図である。300は差動増幅回
路部であり、入力端子31,32、差動接続のNMOS
トランジスタ33,34、能動負荷としてのカレントミ
ラー接続されたPMOSトランジスタ35,36、動作
電流Iaを供給する電流源37(第1の電流源)から構成
されている。38は出力端子である。200A’はトラ
ンジスタ35のしきい値電圧を調整するしきい値電圧調
整回路、200B’はトランジスタ36のしきい値電圧
を調整するしきい値電圧調整回路である。
【0026】しきい値電圧調整回路200A’は、ポリ
シリコン抵抗R1’〜R7’と、抵抗R1’〜R4’に
並列接続されたポリシリコンヒューズF1’〜F4’
と、抵抗に電流Ibを供給する電流源39(第2の電流
源)と、トランジスタ35のソースと電源との間に接続
したPMOSトランジスタ40とからなり、このトラン
ジスタ40は制御端子41に印加される電圧によって内
部抵抗が調整されるようになっている。
【0027】しきい値電圧調整回路200B’は、ポリ
シリコン抵抗R8’〜R14’と、抵抗R8’〜R1
1’に並列接続されたポリシリコンヒューズF5’〜F
8’と、抵抗に電流Icを供給する電流源42(第2の電
流源)と、トランジスタ36のソースと電源との間に接
続したPMOSトランジスタ43とからなり、このトラ
ンジスタ43は制御端子44に印加される電圧によって
内部抵抗が調整されるようになっている。
【0028】この図2の差動増幅器は、図1に示した差
動増幅器とはトランジスタの極性が反対なので、トラン
ジスタ35,36のバックゲート電圧が低くなると、し
きい値電圧が低下する。また、トランジスタ35,36
のソース電位が高くなるとしきい値電圧が小さくなる。
したがって、この図2に示す回路でも、トランジスタ3
5,36のしきい値電圧を調整して、出力端子38に現
れるオフセット電圧を調整することができる。調整動作
は図1の差動増幅器とほぼ同様であるので、その詳しい
説明は省略する。
【0029】[第3の実施の形態]図3の(a)は第3の
実施の形態の差動増幅器の回路図である。これは、図1
に示した差動増幅回路部100に対して、しきい値電圧
調整回路400A、400Bを設けたものである。
【0030】しきい値電圧調整回路400Aは、抵抗R
21と、この抵抗に電流を供給する電流源51と、トラ
ンジスタ15のソースと接地間に接続したNMOSトラ
ンジスタ52とから構成され、そのトランジスタ52は
制御端子53に印加する電圧によって内部抵抗が調整さ
れるようになっている。
【0031】また、しきい値電圧調整回路400Bは、
抵抗R22と、この抵抗に電流を供給する電流源54
と、トランジスタ16のソースと接地間に接続したNM
OSトランジスタ55とから構成され、そのトランジス
タ55は制御端子56に印加する電圧によって内部抵抗
が調整されるようになっている
【0032】電流源51は、図3の(b)に示すように、
PMOSトランジスタ511、512、513,514
(各々第3の電流源を構成する。)をヒューズF11,
F12,F13を介して並列接続して構成され、各トラ
ンジスタ511〜514のゲートは定電圧が印加される
端子515に共通接続されている。トランジスタ511
のドレインの端子516は抵抗R21に接続される。他
方の電流源54も同様な構成であるので、ここでは省略
する。
【0033】さて、この実施の形態では、トランジスタ
15のバックゲート電圧を調整するには、しきい値電圧
調整回路400Aの電流源51のヒューズF11〜F1
3を切断調整して行う。ヒューズF11〜F13のすべ
てが短絡されているときの電流源51の電流をIdとした
とき、トランジスタ511〜514のサイズが同一であ
るとすると、ヒューズF13を切断したときはその電流
が3Id/4となり、ヒューズF12を切断したときはその
電流がId/2となり、ヒューズF11を切断したときはそ
の電流がId/4となる。
【0034】このように、ここでは抵抗R21に流れる
電流を小さくする方向に調整するので、トランジスタ1
5のバックゲート電圧が低くなる方向に調整される。し
たがって、そのトランジスタ15のしきい値電圧が高く
なる方向に調整されるようになる。
【0035】抵抗R21に発生する電圧を最小にしても
所望のしきい値電圧を得ることができないときは、制御
端子53の電圧を調整して、トランジスタ52の内部抵
抗を大きくすれば、トランジスタ15のソース電位が高
くなって、しきい値電圧をより大きくすることができ
る。すなわち、このトランジスタ52の内部抵抗の調整
によって、しきい値電圧の調整範囲を拡大することがで
きる。
【0036】他方のしきい値電圧調整回路400Bで
は、トランジスタ16のしきい値電圧を前記の場合と全
く同様に調整することができる。
【0037】したがって、この差動増幅器では、無信号
入力時に出力端子18に中点電位(VDD/2)よりも高い
方向にオフセットが生じているときは、しきい値電圧調
整回路400Aによってトランジスタ15のしきい値電
圧をそのオフセット相当分だけ大きくすればよく、逆
に、出力端子18に中点電位(VDD/2)よりも低いオフ
セットが生じているときは、しきい値電圧調整回路40
0Bによってトランジスタ16のしきい値電圧をそのオ
フセット相当分だけ大きくすればよい。
【0038】[第4の実施の形態]図4の(a)は、第4
の実施の形態の差動増幅器の回路図であり、図2で示し
た差動増幅回路部300に適用したものであり、しきい
値電圧調整回路400A’、400B’を設けたもので
ある。
【0039】しきい値電圧調整回路400A’は、抵抗
R21’と、この抵抗に電流を供給する電流源61と、
トランジスタ35のソースと電源間に接続したPMOS
トランジスタ62とから構成され、そのトランジスタ6
2は制御端子63に印加する電圧によって内部抵抗が調
整されるようになっている。
【0040】また、しきい値電圧調整回路400B’
は、抵抗R22’と、この抵抗に電流を供給する電流源
64と、トランジスタ36のソースと電源間に接続した
PMOSトランジスタ65とから構成され、そのトラン
ジスタ65は制御端子66に印加する電圧によって内部
抵抗が調整されるようになっている
【0041】電流源61は、図3の(b)に示すように、
NMOSトランジスタ611、612、613,614
(各々第3の電流源を構成する。)をヒューズF1
1’,F12’,F13’を介して並列接続して構成さ
れ、各トランジスタ611〜614のゲートは定電圧が
印加される端子615に共通接続されている。トランジ
スタ611のドレインである端子616は抵抗R21’
に接続される。電流源64も同様な構成であるので、こ
こでは省略する。
【0042】この図4の差動増幅器は、図3に示した差
動増幅器とはトランジスタの極性が反対なので、電流源
61の電流が低減するとトランジスタ35のバックゲー
トの電圧が高くなり、しきい値電圧が大きくなる。ま
た、トランジスタ62の内部抵抗が大きくなるとトラン
ジスタ35のソース電位が低くなり、そのトランジスタ
35のしきい値電圧がより大きくなる。これらは、他方
のしきい値電圧調整回路400B’についても同様であ
る。
【0043】[その他の実施の形態]なお、上記の図1
〜図4に示した差動増幅器において、トランジスタ1
5,16に縦属接続したNMOSトランジスタ20,2
3,52,55、或いはトランジスタ35,36に縦属
接続したトランジスタ40,43,62,65は、図5
に示したように、ヒューズと抵抗を並列接続した回路を
単位として、これを複数単位だけ直列接続したものに置
換することもできる。この場合でも、これら単位回路は
補助的に使用されるので、図5の場合と異なって、差動
増幅器の動作電流の影響を大きく受けることはない。
【0044】
【発明の効果】以上から第1乃至第3の発明によれば、
差動増幅器の差動回路のカレントミラー接続された能動
負荷トランジスタのバックゲートの電圧を調整するよう
にしたので、差動増幅器の動作電流の影響を全く受ける
ことなく、オフセット電圧を調整することができる。
【0045】また、第4の発明によれば、第1乃至第3
の発明の内容に加えて前記トランジスタのソース電位を
調整可能としたので、オフセット電圧の調整範囲を大幅
に拡大することができる。このとき、差動増幅器の動作
電流の影響を受けるが、わずかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の差動増幅器の回
路図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態の差動増幅器の回
路図である。
【図3】 (a)は本発明の第3の実施の形態の差動増幅
器の回路図、(b)は電流源51の回路図である。
【図4】 (a)は本発明の第4の実施の形態の差動増幅
器の回路図、(b)は電流源61の回路図である。
【図5】 従来の差動増幅器の回路である。
【符号の説明】
100,300:差動増幅回路、 200A,200A’,200B,200B’,400
A,400A’,400B,400B’:しきい値電圧
調整回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソースに共通の第1の電流源が接続されド
    レインにカレントミラー接続の能動負荷が接続された差
    動回路をもつ差動増幅回路と、前記能動負荷の少なくと
    も一方のトランジスタのバックゲートに接続されたしき
    い値電圧調整回路とを具備することを特徴とする差動増
    幅器。
  2. 【請求項2】前記しきい値電圧調整回路が、1以上の抵
    抗と、該抵抗の組み合わせ状態を調整するための1以上
    のヒューズと、前記組み合わされた抵抗に電流を供給す
    るための第2の電流源とからなり、前記組み合わされた
    抵抗と前記第2の電流源との共通接続点を前記バックゲ
    ートに接続したことを特徴とする請求項1に記載の差動
    増幅器。
  3. 【請求項3】前記しきい値電圧調整回路が、1個の抵抗
    と、複数のヒューズで並列接続された複数の第3の電流
    源とからなり、該複数の第3の電流源の内の前記ヒュー
    ズの影響を受けない電流源と前記抵抗との共通接続点を
    前記バックゲートに接続したことを特徴とする請求項1
    に記載の差動増幅器。
  4. 【請求項4】前記しきい値電圧調整回路が、前記しきい
    値電圧調整回路の接続されるトランジスタのソースに接
    続された別のトランジスタを具備し、該別のトランジス
    タにより、前記しきい値電圧調整回路の接続されるトラ
    ンジスタのソース電位が調整されるようにしたことを特
    徴とする請求項1乃至3に記載の差動増幅器。
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