JP4054950B2 - 分光器用ミラー支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分光器用ミラー支持構造に係り、特に、光スペクトラムアナライザに適用するのに好適な分光器用ミラー支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
光スペクトラムアナライザなどに用いられる分光器においては、回折格子などの分光素子へ光照射するミラーが設置されている。このミラーによる反射光の光路を補正するため、ミラーの取付角度を微調整するための角度調整手段が設けられた分光器用ミラー支持構造がある。
【0003】
このような、従来の分光器用ミラー支持構造について、図面を参照して、以下説明する。
図6は、従来の分光器用ミラー支持構造40を示す図であり、図7の(A)はその平面図、図7の(B)は、その側面図である。
図6および図7に示すように、分光器用ミラー支持構造40は、板状のベース41と、ベース41上に載置されたミラー保持ブロック42と、ミラー保持ブロック42に固定されたミラー43とを含んで構成されている。
ミラー保持ブロック42は、ベース41に対してボルト52を介して固定され、ミラー43はミラー保持ブロック42のミラー接着面に接着剤等で固定されている。
このような従来の分光器用ミラー支持構造40は、ミラー保持ブロック42に角度調整手段45が設けられている。
【0004】
角度調整手段45は、ミラー保持ブロック42に形成されてベース41の面方向に対して平行なスリット44と、スリット44を挟むように配置されたミラー保持ブロック42のスリット上壁部42aおよびスリット下壁部42bと、スリット開きねじ61a,61bと、スリット閉じねじ61c,61dとを有している。
【0005】
スリット開きねじ61a,61bは、スリット上壁部42aに設けられたねじ孔螺合されているとともに、先端がスリット下壁部42bに当接しているこれらのスリット開きねじ61a,61bを締結するように回すと、先端がスリット下壁部42bを押すことによりスリット44が開き、これによりスリット44の最奥部44aを中心として図7の(B)において時計回りにミラー43が回動する。
【0006】
一方、スリット閉じねじ61c,61dは、スリット上壁部42aに設けられた挿通孔に挿通され、かつ、先端部がスリット下壁部42bに設けられたねじ孔に螺合されている。これらのスリット閉じねじ61c,61dを締結するように回すと、頭部がスリット上壁部42aを押すことによりスリット44が閉じ、これによりスリット44の最奥部44aを中心として図7の(B)において反時計回りにミラー43が回動する。
【0007】
このような角度調整手段45は、スリット44が開閉することによりミラー保持ブロック42が変形しこれに従ってミラー保持ブロック42に支持されたミラー43が傾くので、前述のようにスリット44の最奥部44aを中心としてミラー43を回動させて角度調整ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の分光器用ミラー支持構造40は、ミラー43の角度を調整するための手段が角度調整手段45のみであり、一方向の軸線による回動のみが可能であった。このため、この軸線と交差する方向にも回動を可能にし、二方向に角度調整可能な分光器用ミラー支持構造が求められていた。
【0009】
本発明は、前述した要望を満たすためになされたものであり、その目的は、分光器のミラーの取付角度を調整する際、互いに交差する軸線を中心として分光器用ミラーを回動させて二方向に角度調整可能な分光器用ミラー支持構造を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る分光器用ミラー支持構造は、請求項1に記載したように、ミラーの面方向に対して直交しない第1の軸線を中心として前記ミラーを回動させる第1の角度調整手段と、前記ミラーの面方向に対して直交しないとともに前記第1の軸線に対して交差する線と平行な第2の軸線を中心として前記ミラーを回動させる第2の角度調整手段とを有し
前記第1の角度調整手段が、互いに離間配置された第1脚部材および第2脚部材と、前記第1脚部材および第2脚部材間に架設されているとともに前記ミラーを支持する支持部材とを備え、前記支持部材の架設方向に対して前記ミラーの面方向が直交しないように前記ミラーが支持され、かつ、前記支持部材が架設方向に対して平行な線を中心として回動可能であることを特徴とする。
【0011】
ここで、第1の角度調整手段および第2の角度調整手段としては、従来と同様な構造であってもよく、あるいは軸受およびシャフト等を用いた構造を採用してもよい。
また、第1の角度調整手段の第1の軸線および第2の角度調整手段の第2の軸線は互いに直交していてもよく、あるいは、所定の角度で交差していてもよい。
【0012】
なお、直交あるいは交差の意味は、第1の角度調整手段の第1の軸線および第2の角度調整手段の第2の軸線が直接交わる場合のみならず、直交あるいは所定の角度で交差する仮想的な線に対してそれぞれ第1の角度調整手段の第1の軸線および第2の角度調整手段の第2の軸線が平行配置されている場合も含む。
このように構成された分光器用ミラー支持構造においては、第1の角度調整手段および第2の角度調整手段を有し、かつ、第1の角度調整手段の第1の軸線および第2の角度調整手段の第2の軸線が互いに交差しているため、ミラーを二方向に角度調整でき、これにより、前述した目的を達成できる。
【0014】
ここで、支持部材としては、例えば板状,棒状の部材を例示でき、ブロック状のミラー支持部材等を介してミラーを保持する構造等を採用できる。
また、この支持部材は、架設方向両端にそれぞれ折曲部を設けた略コ字状に形成しておくとともに各折曲部を介して第1脚部材および第2脚部材に対して回動可能に連結する構造を採用してもよい。
【0015】
この分光器用ミラー支持構造においては、第1脚部材と第2脚部材との間に架設された支持部材にミラーが支持されているため、分光器を構成するミラーが確実に取り付けられ、かつ、取付角度の調整を自在に行うことができる。
【0016】
また、このような分光器用ミラー支持構造においては、支持部材を例えば、略コ字状に形成しておけば、第1の角度調整手段の第1軸線および第2の角度調整手段の第2の軸線を相対的に近接配置でき、角度調整にともなうミラーの移動を最小限にできる。
【0017】
そして、本発明に係る分光器用ミラー支持構造は、請求項に記載したように、前記ミラーが前記支持部材に複数取り付けられていることを特徴とする。ここで、各ミラーとしては、架設方向に対して直交する面を挟んで略面対称配置としてもよく、あるいは、同一方向に向けて配列してもよい。これにより、複数のミラーの取付角度をそれぞれ調整でき、例えば、入射光が回折格子を1回通過するシングルパス方式の分光器の他にも、回折格子を2回以上通過するマルチパス方式の分光器に効果的に適用することが可能である。
【0018】
また、本発明に係る分光器用ミラー支持構造は、請求項に記載したように、前記第1の角度調整手段が、前記支持部材の架設方向一端側が前記第1脚部材に対して軸受を介して連結されているとともに、前記支持部材の架設方向他端側が前記第2脚部材に対して円筒部材を介して連結され、前記軸受の軸線および前記円筒部材の軸線が前記支持部材の架設方向に対して平行な同一線に沿っていることを特徴とする。
【0019】
このように、支持部材の架設方向一端側と第1脚部材とが軸受を介して連結され、支持部材の他端側と第2脚部材とが円筒部材を介して連結されているので、例えば支持部材の他端側に突起部を設け、また、この突起部に嵌合するように、例えば円筒部材を軸受の軸線に揃った位置に合わせて第2脚部材に固定し、この円筒部材の孔に突起部を嵌合することにより、円筒部材の軸線と軸受の軸線とが揃えて1本の軸線(第1の軸線)とすることができ、支持部材に歪みがでないように架設することができる。
さらに、このようにして架設された支持部材は、架設方向に対して平行な第1の軸線を中心として、軸受を用いて滑らかに回動させて、ミラーの角度を調整することができる。
【0020】
次に、本発明に係る分光器用ミラー支持構造は、請求項に記載したように、前記第2の角度調整手段が、前記支持部材に支持されて前記ミラーを保持する保持ブロックと、前記保持ブロックに形成されて前記支持部材の架設方向に対して略平行な面に沿って連続し、かつ、一対の壁部に挟まれたスリットと、前記各壁部のうちの一方を厚み方向に貫通する開きねじおよび閉じねじとを有し、前記開きねじが前記各壁部のうちの一方に対して螺合されているとともに、当該開きねじの先端が前記各壁部のうちの他方に対して当接し、前記閉じねじが前記各壁部のうちの一方に対して挿通されているとともに、当該閉じねじの先端部が前記各壁部のうちの他方に螺合されていることを特徴とする。
【0021】
このような第2の角度調整手段は、例えばスリット上壁部に螺合されたスリット開きねじを締結すると、先端がスリット下壁部を押すことによりスリットが開き、スリットの最奥部(第2の軸線)を中心としてミラーが回動する。
【0022】
一方、スリット上壁部を挿通し、スリット下壁部に螺合されたスリット閉じねじを締結すると、頭部がスリット上壁部を押すことによりスリットが閉じ、スリットの最奥部(第2の軸線)を中心としてにミラーが(スリット開きねじを締結した場合と反対方向に)回動する。
【0023】
このように、第2の角度調整手段は、スリットが開閉することにより保持ブロックが変形し、これに従って保持ブロックに支持されたミラーを傾けることにより、第1の角度調整手段の第1の軸線と直交、あるいは、所定の角度で交差している方向にミラーの角度調整ができる。
【0024】
本発明に係る分光器用ミラー支持構造は、請求項に記載したように、前記第1の軸線と、前記第2の軸線とが互いに直交する一対の線に対しそれぞれ平行であることを特徴とする。これによって、分光器のミラーの取付角度を調整する際、ミラーを互いに直交する二方向に角度を調整することができ、立体的な所望方向に容易に配向できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る分光器用ミラー支持構造を示す図、図2の(A)は図1のA矢視図、(B)は、図1のB矢視図、図3の(A)は図1のC矢視図、(B)は、図1のD矢視図である。
【0026】
図1に示すように、分光器用ミラー支持構造10は、第1脚部材11および第2脚部材12と、支持部材13に支持された保持ブロック14,15と、保持ブロック14,15にそれぞれ保持されたミラー16,17と、ミラー16,17を角度調整するための第1の角度調整手段20および第2の角度調整手段30とを備えている。
【0027】
保持ブロック14,15は、略三角柱状に形成され、支持部材13の架設方向に対して、所定の角度で交差する傾斜面16a,17aが支持部材13の架設方向に対して直交する面を境界として略面対称となるように配向されている。
【0028】
ミラー16,17は、略平坦な鏡面を有し、保持ブロック14,15の傾斜面16a,17aに保持されている。従って、ミラー16,17は、支持部材13の架設方向に対して略面対称配置されている。
【0029】
次に、第1の角度調整手段20を図1〜図4を用いて説明する。
図4は、第1脚部材11と支持部材13との連結部分および支持部材13と保持ブロック14との連結部分を示す斜視図である。
【0030】
図1〜図4に示すように、第1の角度調整手段20は、支持部材13の架設方向両端に設けられた折曲部13a,13bと、折曲部13aに設けられた突起部13cと、突起部13cと第1脚部材11との間に介装された軸受21と、折曲部13bに設けられた突起部13dと、この突起部13dを支持する円筒部材23を有している。
【0031】
図2および図4に示すように、軸受21は、第1脚部材11に形成された貫通孔に圧入され、折曲部13aを第1脚部材11に連結している。軸受押さえ部22は、軸受押さえ部固定ねじ35を介して軸受21を第1脚部材11に固定している。
図1および図2に示すように、円筒部材23は、第2脚部材12に形成された挿通孔12aに挿通された突起部13dを支持し、さらに、円筒部材固定ねじ37を介して第2脚部材12に固定されている。
【0032】
このような、第1の角度調整手段20は、軸受21と円筒部材23とが同一線上に配置され、支持部材13と保持ブロック14,15とを介してミラー16,17を軸受21と円筒部材23との軸線(第1の軸線)24を中心として図2の矢印cで示した方向に回動可能、かつ、支持部材固定ねじ36により所望角度に維持可能に構成されている。
【0033】
次に、第2の角度調整手段30を図1,図4,図5を用いて説明する。
図5は、第2の角度調整手段30を示す斜視図である。
【0034】
図1,図4,図5に示すように、第2の角度調整手段30は、保持ブロック14,15に形成されたスリット18,19と、スリット18,19を挟むように配置された保持ブロック14,15のスリット上壁部14a,15aおよびスリット下壁部14b,15bと、スリット開きねじ31a,31b,32a,32bと、スリット閉じねじ31c,31d,32c,32dとを有している。
【0035】
図5に示すように、スリット開きねじ31a,31b,32a,32bは、スリット上壁部14a,15aに設けられたねじ孔が螺合されているとともに、先端がスリット下壁部14b,15bに当接しているこれらのスリット開きねじ31a,31b,32a,32bを締結するように回すと、先端がスリット下壁部14b,15bを押すことによりスリット18,19が開き、これによりスリット最奥部(第2の軸線)18a,19aを中心として図1の矢印aで示した方向にミラー16,17が回動する。
【0036】
一方、スリット閉じねじ31c,31d,32c,32dは、スリット上壁部14a,15aに設けられた挿通孔に挿通され、かつ、先端部がスリット下壁部14b,15bに設けられたねじ孔に螺合されている。これらのスリット閉じねじ31c,31d,32c,32dを締結するように回すと、頭部がスリット上壁部14a,15aを押すことによりスリット18,19が閉じ、これによりスリット最奥部(第2の軸線)18a,19aを中心として、図1の矢印bで示した(スリット開きねじを締結した場合と反対方向)方向にミラー16,17が回動する。
【0037】
従って、第2の角度調整手段30は、スリット18,19が開閉することにより保持ブロック14,15が変形し、これに従って保持ブロック14,15に保持されたミラー16,17が傾くので、前述のようにスリット最奥部(第2の軸線)18a,19aを中心としてミラー16,17を回動させて角度調整ができる。
【0038】
なお、スリット開きねじ31a,32aと31b,32bとを同程度に締結せずに片側を緩めた場合、または、スリット閉じねじ31c,32cと31d,32dを同程度に締結せずに片側を緩めた場合は、前述の回動方向と異なる方向へ傾ける角度調整も可能である。
【0039】
以上のように、本実施の形態に係る分光器用ミラー支持構造10は、第1の角度調整手段20および第2の角度調整手段30により複数のミラー16,17の取付角度をそれぞれ二方向に角度調整できるものである。
【0040】
また、第1脚部材11と第2脚部材12との間に架設された支持部材13にミラー16,17が支持されているため、分光器を構成するミラー16,17が確実に取り付けられ、かつ、取付角度の調整を自在に行うことができる。
【0041】
そして、この支持部材13は、架設方向両端にそれぞれ折曲部13a,13bを設けた略コ字状に形成されているので、第1の角度調整手段20の第1の軸線24および第2の角度調整手段30の第2の軸線(スリット最奥部18a,19a)を相対的に近接配置でき、角度調整にともなうミラー16,17の移動を最小限にできる。
【0042】
また、円筒部材23を軸受21の軸線に揃った位置に合わせて第2脚部材12に固定し、この円筒部材23の孔に突起部13dを嵌合することにより、円筒部材23の軸線と軸受21の軸線とを揃えて1本の軸線(第1の軸線24)とすることができ、支持部材13に歪みがでないように架設することができる。
このようにして、支持部材13は、架設方向に対して平行な軸線(第1の軸線24)を中心として、軸受21を用いて滑らかに回動させて、ミラー16,17の角度を調整することができる。
【0043】
そして、第2の角度調整手段30は、スリット18,19を開閉させることにより保持ブロック14,15を変形させ、これに従って保持ブロック14,15に支持されたミラー16,17が傾くことにより、第1の角度調整手段20の第1の軸線24と直交する方向にミラーの角度調整ができ、立体的な所望方向に容易に配向できる。
【0044】
本実施の形態の分光器用ミラー支持構造は、例えば、入射光が回折格子を1回通過するシングルパス方式の分光器のみならず、回折格子を2回以上通過するマルチパス方式の分光器にも適用することが可能である。
【0045】
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した実施の形態において例示した分光器用ミラー支持構造,ミラー,第1の軸線,第1の角度調整手段,第2の軸線,第2の角度調整手段,第1脚部材,第2脚部材,支持部材,軸受,円筒部材,保持ブロック,スリット,開きねじ,閉じねじ,壁部の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0046】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、請求項1に記載したように、第1の角度調整手段の第1の軸線および第2の角度調整手段の第2の軸線が互いに交差しているので、ミラーを二方向に角度調整可能な分光器用ミラー支持構造を提供できる。
【0047】
また、本発明によれば、請求項に記載したように、支持部材の架設方向に対してミラーの面方向が直交しないようにミラーが支持され、かつ、支持部材が架設方向に対して平行な線を中心として回動可能であることにより、分光器を構成するミラーが確実に取り付けられ、かつ、取付角度の調整を自在に行うことができる分光器用ミラー支持構造を提供できる。また、支持部材を介して、例えば、略コ字状に形成しておけば第1の角度調整手段の第1の軸線および第2の角度調整手段の第2の軸線を相対的に近接配置でき、角度調整にともなうミラーの移動を最小限にできる分光器用ミラー支持構造を提供できる。
【0048】
さらに、本発明によれば、請求項に記載したように、ミラーが支持部材に複数取り付けられていることにより、複数のミラーの取付角度をそれぞれ二方向に角度調整でき、入射光が回折格子を1回通過するシングルパス方式の分光器の他にも、回折格子を2回以上通過するマルチパス方式の分光器にも適用することが可能な分光器用ミラー支持構造を提供できる。
【0049】
そして、本発明によれば、請求項に記載したように、第1の角度調整手段が、支持部材の一端が軸受を介して連結されているとともに、他端が円筒部材を介して連結され、軸受の軸線および円筒部材の軸線が支持部材の架設方向に対して平行な同一線に沿っている。これにより、円筒部材の軸線と軸受の軸線とを揃えて1本の軸線(第1の軸線)とすることができ、支持部材に歪みがでないように架設することが可能な分光器用ミラー支持構造を提供できる。さらに、架設方向に対して平行な軸線(第1の軸線)を中心として、軸受を用いて滑らかに回動させて、ミラーの角度調整が可能な分光器用ミラー支持構造を提供できる。
【0050】
また、本発明によれば、請求項に記載したように、第2の角度調整手段が、開きねじが各壁部のうちの一方に対して螺合されているとともに、開きねじの先端が各壁部のうちの他方に対して当接し、閉じねじが各壁部のうちの一方に対して挿通されているとともに、閉じねじの先端部が各壁部のうちの他方に螺合されている。これにより、スリットの開閉によって保持ブロックを変形させて、保持ブロックに支持されたミラーを傾けることができるので、第1の角度調整手段の軸線と直交、あるいは、所定の角度で交差している方向にミラーの角度調整が可能な分光器用ミラー支持構造を提供できる。
【0051】
本発明によれば、請求項に記載したように、第1の軸線と、第2の軸線とが互いに直交する一対の線に対しそれぞれ平行であることにより、ミラーの取付角度を調整する際、ミラーを互いに直交する二方向に角度を調整することができ、立体的な所望方向に容易に配向可能な分光器用ミラー支持構造を提供できる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る分光器用ミラー支持構造を示す図である。
【図2】図1のA矢視図(A)、図1のB矢視図(B)である。
【図3】図1のC矢視図(A)、図1のD矢視図(B)である。
【図4】本実施の形態に係る分光器用ミラー支持構造におけるプレートと支持ブロックとの連結部分および支持ブロックとミラー保持ブロックとの連結部分を示す斜視図である。
【図5】本実施の形態に係る分光器用ミラー支持構造における第2の角度調整手段を示す斜視図である。
【図6】従来の分光器用ミラー支持構造を示す図である。
【図7】図6の平面図(A)、図6の側面図(B)である。
【符号の説明】
10 分光器用ミラー支持構造
11 第1脚部材
12 第2脚部材
12a 挿通孔
13 支持部材
13a,13b 折曲部
13c,13d 突起部
14,15 保持ブロック
14a,15a スリット上壁部(壁部)
14b,15b スリット下壁部(壁部)
16,17 ミラー
18,19 スリット
18a,19a スリット最奥部(第2の軸線)
20 第1の角度調整手段
21 軸受
22 軸受押さえ部
23 円筒部材
24 第1の軸線
30 第2の角度調整手段
31a,31b,31c,31d スリット開きねじ
32a,32b,32c,32d スリット閉じねじ
33,34 ボルト
35 軸受押さえ部固定ねじ
36 支持部材固定ねじ
37 円筒部材固定ねじ

Claims (5)

  1. ミラーの面方向に対して直交しない第1の軸線を中心として前記ミラーを回動させる第1の角度調整手段と、前記ミラーの面方向に対して直交しないとともに前記第1の軸線に対して交差する線と平行な第2の軸線を中心として前記ミラーを回動させる第2の角度調整手段とを有し
    前記第1の角度調整手段が、互いに離間配置された第1脚部材および第2脚部材と、前記第1脚部材および第2脚部材間に架設されているとともに前記ミラーを支持する支持部材とを備え、前記支持部材の架設方向に対して前記ミラーの面方向が直交しないように前記ミラーが支持され、かつ、前記支持部材が架設方向に対して平行な線を中心として回動可能であることを特徴とする分光器用ミラー支持構造。
  2. 請求項に記載の分光器用ミラー支持構造であって、前記ミラーが前記支持部材に複数取り付けられていることを特徴とする分光器用ミラー支持構造。
  3. 請求項またはに記載の分光器用ミラー支持構造であって、前記第1の角度調整手段が、前記支持部材の架設方向一端側が前記第1脚部材に対して軸受を介して連結されているとともに、前記支持部材の架設方向他端側が前記第2脚部材に対して円筒部材を介して連結され、前記軸受の軸線および前記円筒部材の軸線が前記支持部材の架設方向に対して平行な同一線に沿っていることを特徴とする分光器用ミラー支持構造。
  4. 請求項のいずれかに記載の分光器用ミラー支持構造であって、前記第2の角度調整手段が、前記支持部材に支持されて前記ミラーを保持する保持ブロックと、前記保持ブロックに形成されて前記支持部材の架設方向に対して略平行な面に沿って連続し、かつ、一対の壁部に挟まれたスリットと、前記各壁部のうちの一方を厚み方向に貫通する開きねじおよび閉じねじとを有し、前記開きねじが前記各壁部のうちの一方に対して螺合されているとともに、当該開きねじの先端が前記各壁部のうちの他方に対して当接し、前記閉じねじが前記各壁部のうちの一方に対して挿通されているとともに、当該閉じねじの先端部が前記各壁部のうちの他方に螺合されていることを特徴とする分光器用ミラー支持構造。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の分光器用ミラー支持構造であって、前記第1の軸線と、前記第2の軸線とが互いに直交する一対の線に対しそれぞれ平行であることを特徴とする分光器用ミラー支持構造。
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