JP4052793B2 - センサを有する車載用装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジャイロスコープ、角度センサ、加速度センサなどのセンサが取付けられる車載用装置に係わり、特に前記センサを角度を変化させて取付けることができるようにした車載用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用のナビゲーションシステムなどの電子機器では、ノーズ部が操作者の正面を向くように前記電子機器を傾けた姿勢で車内のコンソールパネルに取り付けるものが多数存在する。しかもコンソールパネルの取付け角度は一定ではなく、車種により異なることが多い。よって、電子機器をコンソールパネルに取り付けたときに、必ずしも電子機器を水平に取り付けることが可能であるとは限らない。
【0003】
一方、前記ナビゲーションシステムには、車の進行方向などを角速度の変位で検出するためのセンサとしてジャイロスコープが搭載されている。前記ジャイロスコープは、主として圧電型の振動子を使用するものであるため、振動子の振動方向を地面に対して水平となるように取り付けておく必要があり、そうでない場合には検出される角速度に多くの誤差を含むこととなる。このような誤差は、ソフトウエアなどで処理できないわけではないが、より精度の高い角速度を検出するためには、予め誤差を少なくしておく方が好ましい。
【0004】
そこで従来は、以下に示すような手段により、前記ジャイロスコープを地面に対し水平となるように取り付けている。
【0005】
図6は従来のジャイロスコープが取付けられた車載用の電子機器を示す側面図である。
【0006】
センサ組立体1は、箱型の容器内にジャイロスコープなどのセンサが納められている。前記センサ組立体1は、板金加工又は樹脂成形されたブラケット2に保持されている。前記ブラケット2の底部には、両側方向(図示Y1およびY2方向)に突出する2つの腕部2A,2Bが設けられており、その中心には取付け穴2a,2bが穿設されている。
【0007】
前記電子機器の筐体3の取付部3Aには基準となる取付け穴4が機器手前側(図示Y2側)に形成され、また機器奥部側(Y1側)には複数の取付け穴5(5a,5bおよび5c)が形成されている。前記各取付け穴5a,5bおよび5cは、例えば取付け穴4を中心に一定の半径の円周軌跡上に所定の取付け角度θ(例えばθ1=15度,θ2=30度)で形成されている。なお、前記取付け穴4と取付け穴5(5a,5bおよび5c)との半径寸法は、前記ブラケット2の取付け穴2aと取付け穴2bとの間の間隔寸法と等しくなるように設定されている。
【0008】
前記センサ組立体1を保持したブラケット2は筐体3の取付部3Aに固定される。すなわち、ブラケット2の一方の取付け穴と筐体取付部3Aの一方の取付け穴4とがねじ止めされ、他方のねじ穴2bと、他方の取付け穴5a,5b又は5cのいずれとがねじ止めされる。
【0009】
図6に示すように、例えば地面に対するコンソールパネルの傾斜角度δがδ=15度である場合には、ブラケット2のねじ穴2bを取付け穴5b(取付け角度θ1=15度)に位置合わせすることにより、センサ組立体1が最も水平に近い姿勢となるように固定される。またコンソールパネルの前記傾斜角度δがδ=0(水平)の場合には、前記ねじ穴2bは取付け穴5a(取付け角度=0)に位置合わせされ、コンソールパネルの傾斜角度δがδ=30度の場合には、取付け穴5c(取付け角度θ2=30度)が選択される。
【0010】
このように、電子機器は、コンソールパネルの傾斜角度δに合わせ、前記いずれかの取付け穴5a,5b又は5cを選択することにより、電子機器に取り付けたセンサ組立体1が最も水平状態となるように取り付けられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のセンサ取付け機構では、各取付け穴5が所定の角度(図6では15度ごと)で形成されているため、すべてのコンソールパネルに対応させることは困難である。すなわち、従来のセンサ取付け機構では取付け角度の分割数が少ないのに対し、実際のコンソールパネルは各車両ごとに種々の傾斜角度を有しているため、すべての車両において正確に前記センサ組立体1を水平姿勢で取り付けることは不可能であった。
【0012】
また筐体側面に形成される取付け穴5の前記分割数を多く形成した場合には、隣り合う取付け穴5どうしの穴の間隔が狭くなりすぎて、個々の取付け穴5の形状を維持するのが困難になる。また、前記取付け穴5を円周軌跡上に沿う長穴とすることも可能であるが、この場合には、コンソールパネルの傾斜角度に合うように、ブラケット2の取付け角度を各電子機器ごとに設定する角度出しの作業が必要となり、作業が面倒になるという問題がある。また、ブラケット2を筐体取付部3Aに固定するためのねじが車両の振動などによって緩むと、前記取付け角度に著しい誤差が生じやすくなる。
【0013】
またブラケット2の腕部2A,2Bを両側方向(Y方向)に長めに形成し、ねじ穴2aと2bのピッチを長くすれば、円弧軌跡上に前記取付け穴5を細かな角度で配列させることが可能になる。
【0014】
しかし、この場合にはブラケット2の形状が大きくなるため、小型化を目指す車載用電子機器において前記センサ組立体1を水平に取り付けるためだけに、ブラケット2固定用の専用スペースを筐体3内に確保することは困難である。さらにセンサ組立体1自体は、今後もますます小型化されていく傾向にあるため、ブラケット2の形状を大きくするのことは時代に逆行するものとなる。
【0015】
本発明は上記従来の問題を解決するためのものであり、センサをより細かいピッチ角度で所望の角度に固定できるようにしたセンサを有する車載用装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、センサを支持するブラケットが、装置本体側の取付部に角度を変えて取り付け可能とされた車載用装置において、
前記取付部には、前記ブラケットを支持する第1群の支持部と第2群の支持部とが設けられ、前記第1群の支持部は異なる位置で前記ブラケットを支持できるように複数箇所に設けられ、
前記第1群の異なる支持部を中心とした所定半径の複数の円弧軌跡上に、前記第2群の支持部が間隔を開けて複数ずつ設けられ、
第1群の支持部と第2群の支持部とで支持されたブラケットの取付角度が、1つの円弧軌跡上の支持部を選択することで変化し、且つ前記取付角度が、1つの円弧軌跡上の支持部を選択したときと他の円弧軌跡上の支持部を選択したときとで相違することを特徴とするものである。
【0017】
また、前記1つの円弧軌跡上に位置している支持部と支持部との間の角度位置に、他の円弧軌跡上の支持部が位置していることが好ましい。
【0018】
また、前記第1群の複数箇所の支持部が連続しているものであってもよいし、第1群の支持部が間隔を開けて設けられていてもよい。
【0019】
例えば、前記ブラケットには、前記円弧軌跡の半径に一致した間隔を開けて取付け穴またはねじ穴が形成され、前記第1群の支持部と第2群の支持部の双方で、前記ブラケットと前記取付部とがねじ止めされるものであってもよいし、前記第1群の支持部と第2群の支持部の少なくとも一方が凹凸嵌合部であり、他方の支持部でねじ止めされてもよい。あるいは第1群と第2群の支持部が共に凹凸嵌合であり、第1群と第2群の支持部以外で、ブラケットと取付け部がねじ止めされていてもよい。
【0020】
本発明では、第1群の異なる支持部を中心とする円弧軌跡上に第2群の支持部を設け、前記円弧軌跡を複数に設定することにより、センサを細かな角度変化となるように設置することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
【0022】
図1(A)(B)は本発明の第1の実施の形態の車載用装置でのセンサの取付け状態を示す側面図であり、図1(A)は車載用装置が水平線に平行に取付けられた状態、図1(B)は車載用装置が水平線に対して角度θ4で取付けられた状態を示している。
【0023】
図2(A)(B)は車載用装置に固定されるセンサ組立体を示しており(A)は側面図、(B)は背面図である。このセンサ組立体は、振動型のジャイロスコープなどセンサを収納したセンサ組立体1が、ブラケット2に保持されている。このブラケット2の腕部2Aと2Bには、ブラケット側支持部となる雌ねじ穴2a,2bが形成されており、そのピッチはPである。
【0024】
前記振動型ジャイロスコープは、圧電素子などにより弾性体に所定の振動を与え、センサ組立体1に角加速度が与えられたときに、前記弾性体に生じるコリオリ力に基づく変形または振動成分を検出し、これにより前記角速度を検出するものである。車載用装置は、例えばカーナビゲーションシステムを搭載しているものであり、前記角速度の検出値を処理して、車両の走行経路の算出などが行われる。
【0025】
図1(A)(B)に示すように、車載用装置の筐体3の側板などの取付部(取付面)3Aには、機器手前側(図示Y2側)に前記筐体3の底面3Bおよび天面に対し平行に延びる長孔形状の取付け穴6が形成されている。前記取付け穴6での、機器奥部側の一方の端部と他方の端部が、第1群の2箇所の支持部6aと6bである。
【0026】
前記取付部3Aの機器奥部側には、前記第1群の一方の支持部6aを中心とした所定半径の円弧軌跡α上に、第2群の支持部(取付け穴)7a,7b,7cが穿設されている。前記支持部6aを中心とする前記円弧軌跡αの半径は、前記ブラケット2の雌ねじ穴2aと2bとのピッチPに一致している。
【0027】
また前記第1群の他方の支持部6bを中心とする所定半径の円弧軌跡β上にも、第2群の支持部8a,8bが穿設されている。この円弧軌跡βの前記支持部6bからの半径もPである。
【0028】
そして、第1群の一方の支持部6aと、円弧軌跡α上の第2群の個々の支持部7a,7b,7cを結ぶ線を取付け基準線L1,L2,L3としたときに、各取付け基準線と筐体3の底面3Bとの成す角度はθ1、θ2、θ3である。また、他方の支持部6bと、円弧軌跡β上の第2群の個々の支持部8a,8bとを結ぶ線を取付け基準線L4、L5としたときに、前記取付け基準線L4、L5と筐体3の底面3Bとの成す角度はθ4、θ5である。
【0029】
例えば、前記θ1は0度であり、前記取付け基準線L1は、筐体3の底面と平行である。例えば、取付け基準線L2とL3の角度θ2とθ3は15度と30度であり、取付け基準線L4とL5の角度θ4とθ5は、7.5度と22.5度である。すなわち、一方の円弧軌跡α上に位置する各支持部7a,7b,7cと支持部6aとを結ぶ取付け基準線L1,L2,L3は15度の角度ピッチであり、他方の円弧軌跡β上に位置する支持部8a,8bと支持部6bとを結ぶ取付け基準線L4とL5の角度ピッチも15度である。
【0030】
そして、取付け基準線L1とL2との中間の角度に、取付け基準線L4が位置し、取付け基準線L2とL3との中間の角度に、取付け基準線L5が位置している。よって、支持部7a,7b,7cの穴のピッチおよび支持部8aと8bの穴のピッチを無理に狭くしなくても、ブラケット2の取付け基準線を7.5度の細かな角度ピッチに設定できる。
【0031】
前記センサ組立体1は、例えば、前記筐体3の取付部(例えば側板)3Aの内側(機器内側)に取付けられる。
【0032】
その取付け方法は、取付部3Aの外側から取付け穴6にねじを挿入して、ブラケット2の一方の雌ねじ穴2aを螺合させ、第2群のいずれかの支持部7a,7b,7c,8a,8bのいずれかを選択してその穴にねじを挿入してブラケット2の他方の雌ねじ穴2bに螺合させる。そしてねじを締め付けることにより、ブラケット2を固定する。
【0033】
図1(A)は、筐体3の底面3Bが水平線O−Oに傾向となる向きで、車載用装置が車室内に設置されている状態を示す。このときは、第1群の一方の支持部6aと、円弧軌跡α上の支持部7aの穴を選択して、支持部6aと支持部7aにねじを挿入してブラケット2を固定する。その結果、センサ組立体は、雌ねじ穴2aと2bを結ぶ線が取付け基準線L1に一致して、空間に対して水平に取付けられる。
【0034】
図1(B)は、筐体3の底面3Bが、水平線O−Oに対して角度θ4(7.5度)の角度に設置された状態を示している。このときは、支持部6bと、支持部8aを選択し、各支持部6bと8aにねじを挿入してブラケット2を固定する。このときブラケット2の雌ねじ穴2aと2bを結ぶ線が角度θ4の取付け基準線L4に一致し、センサ組立体は水平に取付けられる。
【0035】
同様に、筐体3の底面3Bが水平線に対して角度θ2(30度)で取付けられるときは、支持部6aと支持部7bに挿入したねじでブラケット2を固定すればよい。前記取付け基準線L1,L2,L3,L4,L5は細かな角度割りで設定されているため、車種によって筐体3の設置角度が細かく変化しても、センサを水平にまたは水平になるべく近い角度で取付けることが可能になる。
【0036】
ここで、第1群の支持部6aと6bは長穴により連続して形成されているので、ブラケット2の一方の雌ねじ穴2aに螺着させるねじは長穴の取付け穴6に挿入すればよく、雌ねじ穴2aに螺着されるねじを挿入する穴を選択する必要がないため、取付け作業が容易である。
【0037】
このように、センサ組立体1を電子機器の筐体3に取り付けた状態で、前記電子機器が車内のコンソールパネルCpに固定される。
【0038】
図3は、本発明における第2の実施の形態として、車載用装置の第1群の支持部と第2群の支持部(取付け穴)の関係を示す図である。
【0039】
図3に示す第2の実施の形態では、水平に延びる第1群である取付け穴11内に3つの支持部が設けられている。すなわち、機器手前側が支持部11a、機器奥部側が第3の支持部11cであり、前記支持部11aと支持部11cの中間に支持部11bである。第2群の支持部は、前記機器手前側の支持部11aを中心とした所定半径の円弧軌跡α1上に、第2群の支持部(取付け穴)a1,a2,a3,a4が穿設されている。また前記第1群の中間部の支持部11bを中心とする所定半径の円弧軌跡β1上に第2群の支持部(取付け穴)b1,b2,b3が穿設され、前記第1群の機器奥部側の支持部11cを中心とする所定半径の円弧軌跡γ1上に第2群の支持部(取付け穴)c1,c2,c3が穿設されている。
【0040】
なお、前記支持部11aを中心とする円弧軌跡α1の半径、支持部11bを中心とする円弧軌跡β1の半径および支持部11cを中心とする円弧軌跡γ1の半径は、前記ブラケット2の雌ねじ穴2aと2bとのピッチPに一致している。
【0041】
そして、第1群の機器手前側の支持部11aと、円弧軌跡α1上の第2群の個々の支持部a1,a2,a3,a4を結ぶ線を取付け基準線L1,L2,L3,L4としたときに、各取付け基準線と筐体3の底面との成す角度はθ1,θ2,θ3,θ4である。また中間の支持部11bと、円弧軌跡β1上の第2群の個々の支持部b1,b2,b3とを結ぶ線を取付け基準線L5、L6,L7としたときに、前記取付け基準線L5、L6,L7と筐体3の底面3Bとの成す角度はθ5,θ6,θ7である。さらに機器奥部側の支持部11cと、円弧軌跡γ1上の第2群の個々の支持部c1,c2,c3とを結ぶ線を取付け基準線L8、L9,L10としたときに、前記取付け基準線L5、L6,L7と筐体3の底面3Bとの成す角度はθ8,θ9,θ10である。
【0042】
よって、上記第1の実施の形態と同様に、筐体3の底面3Bが前記角度θ1ないしθ10のいずれかで取付けられるときは、前記センサ組立体1の取付け時の姿勢が水平線に一致または最も近似するいずれかの第1群の支持部11と第2群の支持部a1,a2,a3,a4,b1,b2,b3,c1,c2,c3を選択し、これら第2の支持部に挿入したねじでブラケット2を固定すればよい。第2の実施の形態では、前記取付け基準線L1ないしL10が、第1の実施の形態の取付け基準線L1ないしL5よりも細かな角度割りで設定されている。よって、第1の実施の形態よりもさらに筐体3内のセンサ1を水平に又は水平に近い角度で取付けることが可能になる。
【0043】
なお、電子機器の筐体3の正面(ノーズ部)が水平面よりも下方を向く場合には、図示A−A線(第1ないし第3の支持部11c,11bおよび11cと第1の支持部a1を結ぶ線)で示される基準線よりも下部側となる前記各円周軌跡α1,β1,γ1の延長線上に第2の支持部を形成すればよい。
【0044】
図4は第3の実施の形態を示すセンサを有する車載用装置の側面図、図5は第4の実施の形態を示すセンサを有する車載用装置の側面図である。前記第3,第4の各実施の形態では、第2群の支持部7a,7b,7cおよび支持部8a,8bは前記第1の実施の形態と同様のものである。ただし、機器手前側の第1の支持部の形状が、第3の実施の形態では上方(図示Z1方向)に凸となる逆U字形状の取付け穴9であるのに対し、第4の実施の形態では上方に凸となる逆V字形状の取付け穴10とされている点で異なっている。前記第3,第4の実施の形態においても、取付け穴9又は10とブラケット2の一方の腕部2Aの雌ねじ穴2aに挿通されたねじを前記取付け穴9又は10に沿って移動させ、ブラケット2の回動中心位置を機器奥部側の支持部9a又は10aと機器手前側の支持部9b又は10bの両位置に自由に変更することができるため、上記第1の実施の形態同様に細かい角度でブラケットを調整することが可能である。しかも、ねじが支持部9a,10a又は機器手前側の支持部9b,10bに嵌り込むため、ブラケット2に保持されたセンサ組立体1の水平方向への移動を確実に防止できる。よって、第1ないし第1および第2の実施の形態よりも車体振動に強く、これまで以上にねじの緩みを防止できる。
【0045】
また、第2の実施の形態のように、3つ以上の円周軌跡上に複数の第2の支持部を備えたものとする場合には、逆U字形状の取付け穴9を半波整流波形状、または逆V字形状の取付け穴10を三角波形状となるように連続して繋げることにより、第1群の支持部を3ヶ以上とすればよい。
【0046】
なお、上記各実施の形態では、機器手前側に第1群の支持部を、機器奥部側に第2群の支持部を配置した形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、機器手前側に第2群の支持部を、機器奥部側に第1群の支持部を配置したものであってもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、センサを取り付けるための支持部を複数設けることができるため、取付け角度の分割数を増やすことが可能となる。よって、センサをより高い精度で任意の角度で固定することが可能となるため、センサの検出精度の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の車載用装置でのセンサの取付け状態を示す側面図であり、(A)は車載用装置が水平線に平行に取付けられた状態、(B)は車載用装置が水平線に対して角度θ4で取付けられた状態、
【図2】車載用装置に固定されるセンサ組立体を示しており(A)は側面図、(B)は背面図、
【図3】本発明における第2の実施の形態として、車載用装置の第1群の支持部と第2群の支持部との関係を示す図
【図4】第3の実施の形態を示すセンサを有する車載用装置の側面図、
【図5】第4の実施の形態を示すセンサを有する車載用装置の側面図、
【図6】従来のジャイロスコープが取付けられた車載用の電子機器を示す側面図、
【符号の説明】
1 センサ組立体
2 ブラケット
2A,2B 腕部
2a,2b ねじ穴
3 筐体
3A 取付部
6,9,10,11 取付け穴
6a,6b 第1群の支持部
7a,7b,7c 第2群の支持部
8a,8b 第2群の支持部
a1,a2,a3,a4 第2群の支持部
b1,b2,b3 第2群の支持部
c1,c2,c3 第2群の支持部
θ1,θ2,…,θ10 角度
L1,L2,…,L10 取付け基準線
α,β,γ 円周軌跡

Claims (5)

  1. センサを支持するブラケットが、装置本体側の取付部に角度を変えて取り付け可能とされた車載用装置において、
    前記取付部には、前記ブラケットを支持する第1群の支持部と第2群の支持部とが設けられ、前記第1群の支持部は異なる位置で前記ブラケットを支持できるように複数箇所に設けられ、
    前記第1群の異なる支持部を中心とした所定半径の複数の円弧軌跡上に、前記第2群の支持部が間隔を開けて複数ずつ設けられ、
    第1群の支持部と第2群の支持部とで支持されたブラケットの取付角度が、1つの円弧軌跡上の支持部を選択することで変化し、且つ前記取付角度が、1つの円弧軌跡上の支持部を選択したときと他の円弧軌跡上の支持部を選択したときとで相違することを特徴とする車載用装置。
  2. 前記1つの円弧軌跡上に位置している支持部と支持部との間の角度位置に、他の円弧軌跡上の支持部が位置している請求項1記載の車載用装置。
  3. 前記第1群の複数箇所の支持部が連続している請求項1または2記載の車載用装置。
  4. 前記ブラケットには、前記円弧軌跡の半径に一致した間隔を開けて取付け穴またはねじ穴が形成され、前記第1群の支持部と第2群の支持部の双方で、前記ブラケットと前記取付部とがねじ止めされる請求項1ないし3のいずれかに記載の車載用装置。
  5. 前記第1群の支持部と第2群の支持部の少なくとも一方が凹凸嵌合部である請求項1ないし3のいずれかに記載の車載用装置。
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