JP4052276B2 - 人造大理石の製造方法および人造大理石製造用の注型用金型 - Google Patents

人造大理石の製造方法および人造大理石製造用の注型用金型 Download PDF

Info

Publication number
JP4052276B2
JP4052276B2 JP2004119834A JP2004119834A JP4052276B2 JP 4052276 B2 JP4052276 B2 JP 4052276B2 JP 2004119834 A JP2004119834 A JP 2004119834A JP 2004119834 A JP2004119834 A JP 2004119834A JP 4052276 B2 JP4052276 B2 JP 4052276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
artificial marble
weight
parts
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004119834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005297465A (ja
Inventor
清美 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2004119834A priority Critical patent/JP4052276B2/ja
Publication of JP2005297465A publication Critical patent/JP2005297465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4052276B2 publication Critical patent/JP4052276B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、家具の部材や建材として用いられる人造大理石の製造方法、およびその方法で使用される注型用金型に関するものである。
従来より、熱硬化性樹脂と、充填剤、補強材、内部離型剤、硬化剤などの添加物を配合した樹脂組成物を所望の形状を有する注型用金型に注入し、加熱硬化させることによって人造大理石を製造することが行われている。この人造大理石の成形品は、洗面カウンター、キッチンカウンター、浴槽、洗面ボールなどに広く利用されている。
また、より高いデザイン性を有する人造大理石を製造するために、大理石の柄模様を表現するための柄材を配合した樹脂組成物により人造大理石を製造することも盛んに行われるようになっている。さらに、人造大理石の高級感が求められるようになりつつあり、この動向にあわせるために柄材の添加量を多くする多粒化、柄を大きくする大粒化の傾向も見られる。
このような柄材を配合した樹脂組成物を金型内に注入して充填していく場合、樹脂組成物は注入口を中心に円形状に広がっていき、それにともない柄材も放射状に広がっていき、そのため柄ムラができてしまい、均一な柄模様は表現できない。また、柄材は樹脂より比重が大きい場合もあり、そのような場合には特に、樹脂組成物を金型内に勢いよくかつ均一に充填させる必要がある。
特開2002−1737号公報
ところが、従来の方法では、近年の柄材の多粒化、大粒化の傾向の中、ますます柄ムラが発生しやすくなる状況であった。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、柄材を配合した人造大理石樹脂組成物を金型内に素早く、勢いよく、かつ均一に流し込むことができ、その結果、柄ムラのない均一分布の柄模様を有した人造大理石の成形品を得ることができる製造方法およびその注型用金型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の人造大理石の製造方法は、充填用空間内の材料注入口に略相対する位置に、金型の幅方向に延出される樹脂溜まり部を設けた、一対の注型用金型を準備し、熱硬化性樹脂に柄材、充填剤、硬化剤を配合した樹脂組成物を注型用金型の材料注入口より注入して、樹脂組成物をいったん樹脂溜まり部に溜まらせた後、充填用空間内に充填させ、しかる後に加熱硬化させて成形品を得るようにしている。
請求項2では、請求項1において、熱硬化性樹脂は、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、熱硬化型アクリル樹脂のうちの1種類または2種類以上の混合物であることを特徴とする。
請求項3では、請求項1において、充填剤の添加量は、熱硬化性樹脂成分100重量部に対して、10〜300重量部であることを特徴とする。
請求項4では、請求項1において、充填剤の平均粒径が2〜100μmであることを特徴とする。
請求項5では、請求項1において、硬化剤の添加量は、熱硬化性樹脂成分100重量部に対して、0.1〜5.0重量部であることを特徴とする。
請求項6に記載の人造大理石製造用の注型用金型は、樹脂組成物を材料注入口より注入し、充填用空間内に充填させた後に、加熱硬化させて成形品を得るようにした、上下一対の金型からなる注型用金型であって、充填用空間内の材料注入口に略相対する位置に樹脂溜まり部を設けていることを特徴とする。
請求項7では、請求項6において、樹脂溜まり部は注型用金型の幅方向に沿って凹設された樹脂溜まり溝であることを特徴とする。
請求項1〜7に記載の本発明によれば、樹脂溜まり部を設けているので、材料注入口より注入された樹脂組成物はいったん樹脂溜まり部に溜まり、樹脂溜まり部がいっぱいになれば、いっせいに空間内に流し込まれるため、樹脂組成物に含まれる柄材が偏ることなく、樹脂組成物を長手方向に均一に勢いよく充填させることができる。
そしてその結果、柄ムラのない均一分布の柄模様を有した人造大理石の成形品を得ることができる。また、大粒柄や多粒柄にも対応することができる。
また、請求項2〜5に記載の製造方法では、上記効果に加えて、次に示す効果が期待できる。
請求項2では、熱硬化性樹脂として、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、熱硬化型アクリル樹脂のうちの1種類または2種類以上の混合物を用いているため、各種樹脂特性を有した成形品を得ることができる。
請求項3では、充填剤の添加量が熱硬化性樹脂成分100重量部に対して、10〜300重量部であるため、耐熱性、耐衝撃強度ともに優れた成形品を得ることができる。
請求項4では、充填剤の平均粒径が2〜100μmであるため、粒径が小さすぎて樹脂組成物の粘度を急激に上昇させることがなく、また粒径が大きすぎて耐衝撃強度を低下させることもない。
請求項5では、硬化剤の添加量が熱硬化性樹脂成分100重量部に対して、0.1〜5.0重量部であるため、硬化剤が少なすぎて熱硬化性樹脂の硬化を妨げることがなく、また多すぎて急激なラジカル反応により硬化に伴う発熱量が大きくなり、成形クラックが発生することもない。
また、請求項7では、樹脂溜まり部が注型用金型の幅方向に沿って凹設された樹脂溜まり溝であるため、樹脂組成物注入後、樹脂溜まり部がいっぱいになった後は、ダムから水がいっせいに溢れ出るように、金型の幅方向に広がった状態で充填させることができる。よって、幅方向の柄ムラもなくすことができる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の注型用金型の概略全体構成を示す斜視図である。ここで、(a)は金型を閉じた状態を、(b)は開いた状態を示している。また、図2は注型用金型を閉じた状態の断面図を示したものである。
注型用金型は上金型1と下金型2とで構成されており、上金型1と下金型2の間に樹脂組成物を注入して成形するとともに加熱硬化させて成形品を得ることができるようになっている。なお、上金型1と下金型2の少なくとも一方は上下に駆動されるようになっている。
また、上金型1には樹脂組成物を注入する注入口3が設けられ、下金型2にはその周囲に金型間の液止めや気密を保つためのガスケット4が装着されており、充填用空間面には樹脂溜まり部5が設けられている。
この樹脂溜まり部5は材料注入口3に略相対する箇所に位置し、幅方向に沿って延出された溜まり溝として形成されている。なお、樹脂溜まり部5の位置や形状、大きさ、深さは限定されるものではなく、材料注入口3から注入された樹脂組成液が金型空間内8に溢れ出る前に材料が溜まるような凹部として形成されていればよい。
また、図2において、6はガスケット4に穿孔されたベントノズル、7は金型を加熱するために熱水等を通す配管である。
次に、金型内に注入充填する樹脂組成物について説明する。
人造大理石の製造に使用する樹脂組成物は、熱硬化性樹脂に柄材、充填剤、内部離型剤、硬化剤などの添加物を配合したものである。
樹脂組成物を構成する熱硬化性樹脂として、不飽和ポリエステル樹脂、ビニエステル樹脂、熱硬化型アクリル樹脂のいずれかを単独で、またはこれらの樹脂系を混合して用いる。樹脂系を混合して用いる場合は、目的とする人造大理石成形品の特性に応じて適宜、種類や配合比を設定する。
不飽和ポリエステル樹脂は、無水マレイン酸のような不飽和二塩基酸および無水フタル酸のような飽和二塩基酸とグリコール類とを縮合反応させて合成され、分子内に不飽和結合とエステル結合を有するものを用いることができる。
ビニエステル樹脂としては、ビスフェノール型ビニエステル樹脂あるいはノボラック型ビニエステル樹脂の単独あるいはその両方を混合して用いることができる。
ここで、ビスフェノール型ビニエステル樹脂は、ビスフェノール型エポキシ樹脂と酸との付加反応物であって、いずれも両末端のみに反応性不飽和基を有するものである。また、ビスフェノール型ビニエステル樹脂としては、ビスフェノールA型、ビスフェノールAD型、ビスフェノールS型、ビスフェノールF型等の各種のものを用いることができる。
充填剤は、水酸化アルミニウム、シリカ、ガラスパウダー、クレーなどの内の1種類あるいは2種類以上の混合物として用いることができる。特に、充填剤の配合量を熱硬化性樹脂100重量部に対して10〜300重量部とすることが好ましい。充填剤の配合量がこの範囲に満たないと、製品の耐衝撃強度は優れるが耐熱性を十分に発揮できないおそれがあり、またこの範囲を超えると耐熱性は優れるが耐衝撃強度が低下するおそれがあるからである。
また、充填剤の粒径は、小さいほど人造大理石の耐衝撃強度を向上することができるが、樹脂組成物の粘度を急激に上昇させて製造が困難となる傾向があり、また粒径が大きくなると樹脂組成物の粘度は低下して製造上の問題はなくなるが、人造大理石製品の耐衝撃強度が低下してしまう傾向になる。そのため、充填剤の平均粒径は2μm〜100μmとすることが好ましい。
また、充填剤の表面に予めシランカップリング処理を施したものを用いると、その充填剤と樹脂との密着性を向上できて、製品の耐衝撃強度を向上させることができる。
硬化剤(ラジカル重合開始剤)としては、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートや、t−ヘキシルパーオキシ2−エチルヘキサノエートや、ビス(4−tブチル−シクロヘキシル)パーオキシジカーボネート等を用いることができる。
なお、硬化剤の添加量は、ラジカル重合開始剤100%換算で熱硬化性樹脂成分100重量部に対して、0.1〜5.0重量部とすることが好ましい。0.1重量部以下の添加量では熱硬化性樹脂の硬化が完全硬化とならず、また5.0重量部以上ではラジカル反応が急激すぎて硬化に伴う発熱量が大きくなり成形クラックが発生し正常な成形品ができなくなるからである。
柄材としては、樹脂組成物と同様の樹脂組成物に各種着色剤を添加配合し成形硬化させたものを粉砕し、分級して適当な粒度分布に調整されたものを用いることが好ましい。柄材の大きさや添加量は特に限定されるものではない。また柄剤は、樹脂組成物との密着性を向上させる目的で、シランカップリング剤などにより表面処理を施して用いてもよい。
また、樹脂組成物には上記のほかに、紫外線吸収剤、連鎖移動剤、減粘剤、ガラス繊維、着色剤等を配合させてもよい。
注入する樹脂組成物は、これらの配合物を所定の割合で配合し、攪拌機等により混合攪拌して配合調整し、さらに、この樹脂組成物を20〜50Torr程度の減圧下で真空脱泡の処理を行い、減圧状態から開放して、図1、2で示した注型用金型に注入する。注入後、加熱用配管7に熱水等の加熱媒体を通して金型を加熱する。加熱することにより、これらの樹脂組成物中の熱硬化性樹脂中の反応性不飽和基と、同じく樹脂中の重合性モノマーの反応性不飽和基との共重合反応を進行させ、樹脂組成物の硬化成形を行う。
図3(a)〜(e)は、樹脂組成物の注型用金型内への充填過程を示した図である。
まず、材料注入口3より樹脂組成物9が注入される(図3(a))。注入された樹脂組成物9は樹脂溜まり部5に順次溜まっていく(図3(b))。樹脂溜まり部5がいっぱいになると、樹脂組成物9はダムから水がいっせいに溢れ出るように、金型の幅方向に広がった状態でいっせいに金型長手方向に流れ出し、ベントノズル6からエアーを排出しながら充填用空間8を満たしていく(図3(c)〜(e))。
そして、その後、加熱硬化させて成形品を得る。なお、溜まり部5に残った、硬化した樹脂は必要に応じて除去する。
このように、材料注入口3から注入された樹脂組成物9をいったん樹脂溜まり部5に溜めて、いっせいに空間内に流し込む方法をとっているため、樹脂組成物に含まれる柄材が樹脂の中で偏ることなく、樹脂組成物を長手方向に均一に勢いよく充填させることができる。そしてその結果、柄ムラのない均一分布の柄模様を有した人造大理石の成形品を得ることができる。また、大粒柄や多粒柄にも対応することができる。
以下に、樹脂組成物に含まれる熱硬化性樹脂成分や添加物成分を異ならせた各種実施例を記述する。
熱硬化性樹脂として、ビニルエステル樹脂(武田薬品(株)製、プロミネートP−311)を用い、この樹脂100重量部に対して、充填剤として水酸化アルミニウム(昭和電工(株)製、H−320平均粒径10μm)を210重量部と、柄材としてベンガラ色柄材(三京化成(株)製、YPL−25)1.0重量部と、黒色柄材(三京化成(株)製、YPL−2)2.3重量部を配合し、さらに着色剤として白色トナー0.1重量部と、硬化剤(日本油脂(株)製、パーキュアHO)2.0重量部を添加配合し、20Torrの減圧下で60分間、真空脱泡処理しながら攪拌混合して注型用樹脂組成物を得た。
これを注型用金型に材料注入口3から注入し、充填用空間8に充填し、その後、金型温度を100℃で120分間、加熱硬化させ、ベンガラ色と黒色が均一に入り混じった柄ムラのない大粒の柄模様を有した人造大理石成形品を得た。
熱硬化性樹脂として、不飽和ポリエステル樹脂(武田薬品(株)製、ポリマノール5450)を用い、この樹脂100重量部に対して、充填剤として水酸化アルミニウム(日本軽金属(株)製、BW−103平均粒径8μm)を160重量部と、柄材として緑色柄材(三京化成(株)製、YPL−4240H)0.5重量部と、白色柄材(三京化成(株)製、YPL−1)1.2重量部と、黒色柄材(三京化成(株)製、YPL−2)2.5重量部を配合し、さらに着色剤として白色トナー0.08重量部と、硬化剤(日本油脂(株)製、パーキュアHO)2.0重量部を添加配合し、20Torrの減圧下で60分間、真空脱泡処理しながら攪拌混合して注型用樹脂組成物を得た。
これを注型用金型に材料注入口3から注入し、充填用空間8に充填し、その後、金型温度を100℃で130分間、加熱硬化させ、緑色、白色、黒色が均一に入り混じった柄ムラのない大粒の柄模様を有した人造大理石成形品を得た。
熱硬化性樹脂として、アクリルシロップ樹脂(日本フェロー(株)製、AC−02)を用い、この樹脂100重量部に対して、充填剤としてシリカ(龍森(株)製、CRYSTALITE M−3K 平均粒径20μm)を100重量部と、柄材としてベージュ色柄材((有)北斗産業製、T−2003)0.3重量部と、白色柄材((有)北斗産業製、T−2001)1.5重量部と、黒色柄材((有)北斗産業製、T−2002)3.0重量部を配合し、さらに着色剤として白色トナー0.05重量部と、硬化剤(化薬アクゾ(株)製、パーカドックス16)2.0重量部を添加配合し、20Torrの減圧下で60分間、真空脱泡処理しながら攪拌混合して注型用樹脂組成物を得た。
これを注型用金型に材料注入口3から注入し、充填用空間8に充填し、その後、金型温度を90℃で120分間、加熱硬化させ、ベージュ色、白色、黒色が均一に入り混じった柄ムラのない大粒の柄模様を有した人造大理石成形品を得た。
熱硬化性樹脂として、ビニルエステル樹脂(昭和高分子(株)製、リポキシR−804)とポリエステル樹脂(武田薬品(株)製、ポリマノール5250)を85/15の配合比で混合したものを用い、この混合樹脂100重量部に対して、充填剤として水酸化アルミニウム(昭和電工(株)製、H−320平均粒径10μm)とガラスパウダー(日本フリット(株)製、GF−2−30A平均粒径30μm)を95/5の配合比で混合したものを150重量部と、柄材として茶色柄材(ダイヤ工業(株)製、PHU−18 NO9)0.2重量部と、白色柄材(ダイヤ工業(株)製、PHU−18 NO10)1.5重量部と、黒色柄材(ダイヤ工業(株)製、PHU−18 NO12)3.0重量部と、ベージュ色柄材(ダイヤ工業(株)製、PHU−18 NO2)1.0重量部を配合し、さらに着色剤としてグレー色トナー0.5重量部と、硬化剤(日本油脂(株)製、パーキュアHO)2.0重量部を添加配合し、20Torrの減圧下で60分間、真空脱泡処理しながら攪拌混合して注型用樹脂組成物を得た。
これを注型用金型に材料注入口3から注入し、充填用空間8に充填し、その後、金型温度を95℃で150分間、加熱硬化させ、茶色、白色、黒色、ベージュ色が均一に入り混じった柄ムラのない多粒の柄模様を有した人造大理石成形品を得た。
熱硬化性樹脂として、ビニルエステル樹脂(昭和高分子(株)製、リポキシR−804)とアクリルシロップ樹脂(三井化学(株)製、XE924−1)を95/5の配合比で混合したものを用い、この混合樹脂100重量部に対して、充填剤として水酸化アルミニウム(住友化学(株)製、CW−316平均粒径15μm)とガラスパウダー(日本フリット(株)製、GF−2−30A平均粒径30μm)を95/5の配合比で混合したものを120重量部と、柄材として黒色柄材(ダイヤ工業(株)製、NO600−10 Black)2.4重量部と、白色柄材(ダイヤ工業(株)製、NO600−10 White)1.5重量部と、茶色柄材(ダイヤ工業(株)製、NO600−10 Brown)1.0重量部と、緑色柄材(ダイヤ工業(株)製、NO600−10 Lime Green)0.6重量部を配合し、さらに着色剤としてグレー色トナー0.1重量部と、硬化剤(日本油脂(株)製、パーキュアWO)2.0重量部を添加配合し、20Torrの減圧下で60分間、真空脱泡処理しながら攪拌混合して注型用樹脂組成物を得た。
これを注型用金型に材料注入口3から注入し、充填用空間8に充填し、その後、金型温度を95℃で150分間、加熱硬化させ、黒色、白色、茶色、緑色が均一に入り混じった柄ムラのない多粒の柄模様を有した人造大理石成形品を得た。
本発明の注型用金型の概略全体構成を示す斜視図であり、(a)は金型を閉じた状態を、(b)は開いた状態を示している。 本発明の注型用金型を閉じた状態の断面図である。 (a)〜(e)は、樹脂組成物の注型用金型内への充填過程を示した図である。
符号の説明
1 上金型
2 下金型
3 材料注入口
4 ガスケット
5 樹脂溜まり部
6 ベントノズル
7 加熱用配管
8 充填用空間
9 樹脂組成物

Claims (7)

  1. 充填用空間内の材料注入口に略相対する位置に、金型の幅方向に延出される樹脂溜まり部を設けた、一対の注型用金型を準備し、
    熱硬化性樹脂に柄材、充填剤、硬化剤を配合した樹脂組成物を上記注型用金型の上記材料注入口より注入して、樹脂組成物をいったん上記樹脂溜まり部に溜まらせた後、充填用空間内に充填させ、しかる後に加熱硬化させて成形品を得ることを特徴とする、人造大理石の製造方法。
  2. 請求項1において、
    上記熱硬化性樹脂は、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、熱硬化型アクリル樹脂のうちの1種類または2種類以上の混合物であることを特徴とする、人造大理石の製造方法。
  3. 請求項1において、
    上記充填剤の添加量は、熱硬化性樹脂成分100重量部に対して、10〜300重量部であることを特徴とする、人造大理石の製造方法。
  4. 請求項1において、
    上記充填剤の平均粒径が2〜100μmであることを特徴とする、人造大理石の製造方法。
  5. 請求項1において、
    上記硬化剤の添加量は、熱硬化性樹脂成分100重量部に対して、0.1〜5.0重量部であることを特徴とする、人造大理石の製造方法。
  6. 樹脂組成物を材料注入口より注入し、充填用空間内に充填させた後に、加熱硬化させて成形品を得るようにした、上下一対の金型からなる注型用金型であって、
    上記充填用空間内の上記材料注入口に略相対する位置に樹脂溜まり部を設けていることを特徴とする、人造大理石製造用の注型用金型。
  7. 請求項6において、
    上記樹脂溜まり部は、上記注型用金型の幅方向に沿って凹設された樹脂溜まり溝であることを特徴とする人造大理石製造用の注型用金型。
JP2004119834A 2004-04-15 2004-04-15 人造大理石の製造方法および人造大理石製造用の注型用金型 Expired - Fee Related JP4052276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004119834A JP4052276B2 (ja) 2004-04-15 2004-04-15 人造大理石の製造方法および人造大理石製造用の注型用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004119834A JP4052276B2 (ja) 2004-04-15 2004-04-15 人造大理石の製造方法および人造大理石製造用の注型用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005297465A JP2005297465A (ja) 2005-10-27
JP4052276B2 true JP4052276B2 (ja) 2008-02-27

Family

ID=35329589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004119834A Expired - Fee Related JP4052276B2 (ja) 2004-04-15 2004-04-15 人造大理石の製造方法および人造大理石製造用の注型用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4052276B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4238782B2 (ja) 2004-06-08 2009-03-18 ソニー株式会社 光拡散フィルム及びその製造方法、並びにスクリーン
JP6541058B2 (ja) * 2015-04-07 2019-07-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 人造大理石の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005297465A (ja) 2005-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100975380B1 (ko) 인조대리석 및 그의 제조 방법
JP4052276B2 (ja) 人造大理石の製造方法および人造大理石製造用の注型用金型
JP3700647B2 (ja) 人造大理石の製造方法
CN1141046A (zh) 模塑复合材料
JP2002284559A (ja) 人造大理石
JP4960573B2 (ja) 人造大理石用の樹脂組成物
JP3758599B2 (ja) 人造大理石の製造方法
KR101293340B1 (ko) 초대형 칩을 이용한 인조대리석 및 이의 제조방법
KR20050115160A (ko) 인공 석재의 제조 방법
JP2002036260A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2003191259A (ja) 人造大理石の製造方法
JP4168717B2 (ja) 人造大理石の製造方法
JP4218613B2 (ja) 人造大理石用の樹脂組成物
JP2003062840A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2004175613A (ja) 人造大理石用の樹脂組成物
JP3753080B2 (ja) 人造大理石の製造方法
JP2004291360A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2005335197A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2004175612A (ja) 人造大理石製造用の樹脂組成物
JP2004175893A (ja) 人造大理石用の樹脂組成物
KR20090085819A (ko) 칩을 포함하는 인조 대리석의 제조방법
JP2005022378A (ja) 人造大理石およびその製造方法
JP2004148547A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2003127150A (ja) 人造大理石の製造方法
JP2006062904A (ja) 人造大理石用の樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060222

A977 Report on retrieval

Effective date: 20071108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees