JP4049949B2 - 着脱式ロードポート装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造装置に着脱可能に装着される着脱式ロードポート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロードポート装置は、その上面に設置されたウェハキャリアに収納された多数枚のウェハを、半導体製造装置内に移載させるためのものである。そして、半導体製造装置の外壁板に着脱可能に装着される形態の着脱式のロードポート装置が開発されている。着脱式ロードポート装置は、半導体製造装置からロードポート装置を取り外すことによって、該ロードポート装置の保守・点検が容易にできるという利点がある。また、各種の大きさのウェハ及びウェハキャリアに対して、最適なロードポート装置を選択して使用することもできる。そして、この着脱式ロードポート装置を半導体製造装置の外壁板に取付けるために、前記ロードポート装置の高さ方向の複数箇所(通常6箇所)に設けられたボルト挿通孔に挿通された固定ボルトを、半導体製造装置に設けられた雌ねじに螺合させている。このとき、半導体製造装置内の気密性を保持させるため、着脱式ロードポート装置を半導体製造装置の外壁板に密着させることが必要である。
【0003】
しかし、ロードポート装置は、その幅に比較して高さが高い。このため、その上端のボルト挿通孔の部分においては、ロードポート装置と半導体製造装置との間に相対的なずれが僅かに生じた場合でも、前記ボルト挿通孔と雌ねじとの間のずれ量は大きくなり、固定ボルトの螺合作業が行いづらかった。
【0004】
また、ロードポート装置は、ウェハキャリアが設置されるキャリア載置体の部分のみが必要な奥行寸法を有していて、他の部分は、半導体製造装置に対して固定することのみを目的としている装着板である。そして、該装着板の奥行寸法は、前記キャリア載置体の奥行寸法よりも遙かに短い。このため、前記キャリア載置体の部分では、その内部の半導体製造装置側に設けられた板材と、該半導体製造装置の外壁板を構成する板材とを、固定ボルトにより固定している。この作業を行うために、作業者は、ロードポート装置のキャリア載置体の内部に潜り込まなければならない。このため、作業姿勢が適当でなく、的確な作業を行うことが困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した不具合に鑑み、ロードポート装置を固定するための固定ボルトの取付けが簡単にできるようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、半導体製造装置の外壁部の外側に着脱可能に装着されて、前記半導体製造装置に対して出入りするウェハキャリアを設置するための着脱式ロードポート装置において、ロードポート装置の装置本体は、上面にウェハキャリアが設置されるキャリア載置体と、前記キャリア載置体における前記外壁部と対向する側の端部に上下に延設されて、前記外壁部に対して装着される幅広板状の装着板とから構成されていて、前記キャリア載置体は、前記外壁部と対向する側と反対の側から当該キャリア載置体の全体を貫通する固定ボルトによって前記外壁部に固定されていることを特徴としている。
請求項の発明によれば、ロードポート装置の装置本体を構成するキャリア載置体の部分を半導体製造装置の外壁部に固定するための固定ボルトを、前記装置本体における半導体製造装置の外壁部と対向する側と反対側から操作して取付けることができるため、固定ボルトを用いてロードポート装置の装置本体を半導体製造装置の外壁部に固定する作業の作業性が著しく向上する。
【0007】
また、請求項の発明は、請求項の発明において、前記固定ボルトは、前記キャリア載置体に設けられた中間支持部材によって支持されていることを特徴としている。請求項の発明によれば、半導体製造装置の外壁部に形成された雌ねじから固定ボルトを取り外した場合に、固定ボルトの全体を装置本体から引き抜くことなく、前記中間支持部材に支持させておくことができる。このため、半導体製造装置の外壁部に対して固定ボルトを使用して着脱を行うロードポート装置において、前記着脱操作が容易となる。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例の着脱式ロードポート装置L1 が、半導体製造装置Dの外壁板11に固定された状態の側面図、図2は一部を破断したロードポート装置L1 の正面図、図3は着脱式ロードポート装置L1 と半導体製造装置Dとを分離させた状態の斜視図、図4は一部を破断した装置本体Aの拡大側面図である。図1及び図2に示されるように、本発明の第1実施例の着脱式ロードポート装置L1 の装置本体Aは、キャリア載置体1と、該キャリア載置体1の奥側の端部において、その端面が同一になるようにして上下に延設された幅広板状の装着板2とから構成されている。キャリア載置体1の下端部には、キャスタ装置Bが取付けられていて、前記着脱式ロードポート装置L1 を自立させた状態に保持することができる。なお、本明細書において、ロードポート装置L1 における「奥側(背面側)」とは、半導体製造装置Dと相対向する側である。
【0011】
キャリア載置体1の上面には、ロードポート装置L1 の前後方向に沿って設置されたガイドレール3に、同方向に沿って移動可能なガイド体4が装着されている。このガイド体4の上面にはキャリア設置板5が取付けられていて、該キャリア設置板5にウェハキャリアCが設置される。前記ガイド体4は、その側方部に、該ガイド体4の移動方向に沿って設けられた空気圧シリンダ6のシリンダロッド(図示せず)と連結されている。このため、前記空気圧シリンダ6を作動させることによって、ウェハキャリアCが半導体製造装置Dに対して出入りする。なお、図1において、7はキャリア載置体1の手前側に取付けられるカバーであり、また、図2において、8はウェハキャリアCに収納された各ウェハを半導体製造装置D内に移載するための移載窓である。
【0012】
図1ないし図4に示されるように、半導体製造装置Dにおける外壁板11(ロードポート装置L1 のキャリア載置体1及び装着板2が装着される面)には、ウェハキャリアC内のウェハ(図示せず)を移載させると共に、装置本体Aの背面部に取付けられた蓋体着脱装置U(図10参照)を入り込ませるための開口部12が設けられている。この開口部12の大きさは、装置本体Aの大きさよりも少し小さい。このため、ロードポート装置L1 が半導体製造装置Dの外壁板11に取付けられた際に、前記開口部12はロードポート装置L1 によって閉塞される。そして、ウェハキャリアCに収納された各ウェハは、前記開口部12を介して、半導体製造装置D内に移載される。前記開口部12の周辺部には、ロードポート装置L1 を取付けるための複数個(本実施例の場合、6個)の雌ねじ13a,13b が設けられている。そして、ロードポート装置L1 の上下の各装着板2には、半導体製造装置Dの外壁板11の上部及び下部に設けられた第1雌ねじ13aに対応する第1ボルト挿通孔14aが設けられている。また、キャリア載置体1の正面板1bと背面板1aには、半導体製造装置Dの外壁板11の高さ方向のほぼ中央部に設けられた第2雌ねじ13bに対応する第2ボルト挿通孔14bが、それぞれ設けられている。
【0013】
上記した上下の各第1雌ねじ13aには、上下の装着板2に設けられた各ボルト挿通孔14aに挿通された第1固定ボルト15aが螺合される。また、第2雌ねじ13bには、キャリア載置体1に設けられたボルト挿通孔14bに挿通された第2固定ボルト15bが螺合される。第1固定ボルト15aは、上下の装着板2の奥行寸法(厚み)に対応する長さを有していて、第2固定ボルト15bは、キャリア載置体1の奥行寸法(前後方向の長さ)に対応する長さを有している。
【0014】
更に、半導体製造装置Dの外壁板11において、上側の第1雌ねじ13aどうしの間で、それらのほぼ中央部には、上側位置決めピン16aが突設されている。同じく、下側の第1雌ねじ13aどうしの間で、両者からほぼ同じだけの距離をおいた位置には、2本の下側位置決めピン16bが突設されている。各位置決めピン16a,16b の先端部は、テーパ状に形成されている。これらの位置決めピン16a,16b は、半導体製造装置Dとロードポート装置L1 とを位置決めするためのものである。このため、ロードポート装置L1 の装着板2には、上記した各位置決めピン16a,16b が嵌まり込むための上下の各ピン孔17a,17b が設けられている。本実施例における各ピン孔17a,17b は、高さ方向に沿って長孔となっている。
【0015】
図2及び図4に示されるように、キャリア載置体1の内部で、背面板1aの近傍には、第2固定ボルト15bを支持するための中間支持板18が固着されている。そして、該中間支持板18において、各第2ボルト挿通孔14bと同心の位置には、第2固定ボルト15bを挿通するための中間ボルト挿通孔18aが設けられている。このため、第2固定ボルト15bは、各第2ボルト挿通孔14bだけでなく、前記中間ボルト挿通孔18aにより、その軸方向の途中の部分においても支持される。第2固定ボルト15bの長さは、キャリア載置体1の奥行寸法(前後方向の長さ)よりも長いため、ロードポート装置L1 を半導体製造装置Dから取り外した際に、前記第2固定ボルト15bを、キャリア載置体1の背面板1aにおける第2ボルト挿通孔14bのみで支持することは極めて困難である。しかし、本実施例の場合、中間支持板18が設けられていて、該中間支持板18によって第2固定ボルト15bの先端部が支持されるため、ロードポート装置L1 を半導体製造装置Dから取り外した際にも、前記第2固定ボルト15bをそのままの状態で保持することができる。
【0016】
装置本体Aの下方には、該装置本体Aを床面Fに自立させた状態で支持するためのキャスタ装置Bが設けられている。次に、キャスタ装置Bについて説明する。図5はキャスタ装置Bの側面図、図6は同じく正面図、図7は同じく平面図、図8はキャスタ装置Bにおいて、奥側キャスタ19aを支持する部分の拡大断面図、図9はトグルクランプ22のレバー22aが回動され、隙間e2 が形成された状態を示す図である。キャスタ装置Bを構成する奥側キャスタ19aは、平面視における装着板2の幅方向の両端部の直下に1個ずつ、同じく手前側キャスタ19bは、平面視におけるキャリア載置体1のほぼ中央部よりも少し手前側の直下に1個、設けられている。
【0017】
図5に示されるように、キャリア載置体1の内側に設けられた内枠材21に、トグルクランプ22が高さ方向に沿って固着されている。このトグルクランプ22は、そのレバー22aを回動させることによって押圧ロッド22bが昇降する構成である。押圧ロッド22bの下端部には、平面視において略T字状の支持部材が取付けられている。この支持部材は、ロードポート装置L1 の前後方向に沿って配設された第1支持部材23aの手前側に、該第1支持部材23aに直角にして第2支持部材23bが固着された形態である。前記第2支持部材23bの両端部には、高さ方向に沿ってそれぞれブラケット24が固着されている。各ブラケット24の下端部、及び前記第1支持部材23aの下端部には、それぞれ円柱体25が取付けられている。このため、トグルクランプ22のレバー22aを回動させることによって、前記円柱体25が昇降する。
【0018】
次に、各キャスタ19a,19b を装置本体Aに対して独立して相対的に昇降させる構成について説明する。奥側キャスタ19aを昇降させるための構成と、手前側キャスタ19bを昇降させるための構成は全く同一なので、ここでは奥側キャスタ19aを昇降させるための構成についてのみ説明し、手前側キャスタ19bを昇降させるための構成については、奥側キャスタ19aを昇降させるための構成と異なる部分についてのみ説明する。図8に示されるように、円柱体25の下方には、円筒状のキャスタハウジング26が配設されている。図5及び図6に示されるように、奥側の各キャスタハウジング26は装着板2の下方に配設されていて、手前側のキャスタハウジング26は、平面視におけるキャリア載置体1のほぼ中央部に取付けられた内枠材27に固着されている。円柱体25の下端部には、その高さ方向に沿ってロッド28が固着されている。そして、前記ロッド28の上端部と下端部の間には、該ロッド28に挿通された形態で、リング状の上側及び下側の各ばね受け体29,31が装着されていて、それらの間には圧縮ばね32が弾装されている。下側ばね受け体31の下方には、支持脚33を介して奥側キャスタ19aが取付けられている。
【0019】
前記キャスタハウジング26における高さ方向のほぼ中央部には、下方に広がったすり鉢状の段付部34が設けられている。このため、キャスタハウジング26における下側円筒部26aの内径は、上側円筒部26bの内径よりも大きい。また、下側ばね受け体31の最大外径は、前記下側円筒部26aの内径よりも小さく、上側円筒部26bの内径よりも大きい。このため、下側ばね受け体31が、キャスタハウジング26の段付部34よりも上方に位置することはない。そして、キャスタハウジング26の下側円筒部26aには、軸受35が装着されている。支持脚33の外周面と前記軸受35の内周面との間には、僅かな隙間e1 が設けられている。この隙間e1 は、前記支持脚33(床面F)に対して、装置本体Aを僅かに傾斜させるためのものである。
【0020】
下側ばね受け体31の上側の外周縁に設けられた肩部31aは、前記キャスタハウジング26のすり鉢状の段付部34に対応する円錐台形状を成している。そして、装置本体Aがキャスタ装置Bによって搬送される場合、前記肩部31aと前記段付部34とが当接される。即ち、装置本体Aの全重量が、前記肩部31a及び段付部34から支持脚33を介して、奥側キャスタ19aに作用する。このように、装置本体Aの全重量が各キャスタ19a,19b に作用するため、該装置本体Aは安定した状態で搬送される。
【0021】
ここで、トグルクランプ22のレバー22aを下方に回動させると押圧ロッド22b、第1及び第2の各支持部材23a,23b 及びブラケット24が下降する。すると、図9に示されるように、円柱体25が押圧力Tでもって上側ばね受け体29を下方に押圧するため、圧縮ばね32が圧縮される。ここで圧縮ばね32の弾性復元力(圧縮ばね32が圧縮されまいとする力)が充分に大きければ、該圧縮ばね32はそれ程圧縮されず、前記押圧力Tは、圧縮ばね32を介して下側ばね受け体31を下方に押し下げる力となって作用する。そして、支持脚33を介して、奥側キャスタ19aが床面Fに押圧される。ところが、奥側キャスタ19aは床面Fに設置されているため、前記押圧力Tは床面Fからの反力T’となり、装置本体Aを持ち上げる力となって上向きに作用する。この反力T’は、前記押圧力Tと作用方向が逆で、大きさがほぼ同一の力である。このため、装置本体Aの全体が僅かに持ち上げられて、キャスタハウジング26の段付部34と下側ばね受け体31の肩部31aとの間に隙間e2 が形成される。この結果、床面Fからキャスタハウジング26の下端面26cまでの高さH1 (図8参照)は、前記隙間e2 だけ持ち上げられて、図9に示されるように、高さH2 (H2 =H1 +e2 )となる。このように、前記圧縮ばね32は、押圧力Tが作用したときに隙間e2 が生じて、床面Fからキャスタハウジング26の下端面26cまでの寸法が高さH2 になるように、そのばね定数が定められている。
【0022】
前述したように、下側ばね受け体31の最大外径は、キャスタハウジング26における下側円筒部26aの内径よりも少し小さい。また、支持脚33と軸受35との間には、隙間e1 が設けられている。このため、下側ばね受け体31は、キャスタハウジング26の下側円筒部26a内(各隙間e1,e2 の範囲内)で、僅かに傾斜可能である。相対的にみれば、下側ばね受け体31に対してキャスタハウジング26(装置本体A)が、僅かに傾斜可能である。しかも、3個のキャスタ19a,19b における各下側ばね受け体31は、それぞれ独立して傾斜可能である。この結果、装置本体Aは圧縮ばね32を介して浮動状態に配置され、水平面のほぼ全方向に僅かに傾斜可能である。
【0023】
次に、手前側キャスタ19bを昇降させるための構成について、奥側キャスタ19aを昇降させるための構成と異なる部分についてのみ説明する。図5ないし図7に示されるように、支持脚33の下方には、手前側キャスタ19bを支持するための支持部材36が、水平面に対して約45°の角度で取付けられている。この支持部材36は、支持脚33の軸心CLに対して回動可能にして装着されている。支持部材36における上端部の前部は、その高さ方向に沿って2分割されていて、スリット36aが設けられている。そして、この2分割された部分を貫通するクランプレバー37が螺合されている。該クランプレバー37を締め付けることによって、前記スリット36aを介して2分割された部分が押圧されるため、支持部材36の回動が抑止される。そして、クランプレバー37を緩めることによって、支持部材36(即ち、手前側キャスタ19b)を、軸心CLを中心に水平面内で回動させることができる。
【0024】
第1実施例のロードポート装置L1 の作用について説明する。図10に示されるように、作業者によってロードポート装置L1 が搬送される。本実施例の場合、装置本体Aの下部にキャスタ装置Bが設けられているため、作業者が一人でも、容易に搬送することができる。そして、図11に示されるように、該ロードポート装置L1 が、半導体製造装置Dの外壁板11の近傍に配置される。トグルクランプ22のレバー22a(図5参照)を操作することにより、ロードポート装置L1 の装置本体Aは浮動状態を呈する。そのため、装置本体Aを一定の範囲内で、前後左右に傾けたり、下方に押し下げたりすることが可能である。こうすることによって、床面Fが傾斜している場合でも、該床面Fの傾斜状態に対応させてロードポート装置L1 を傾斜させることができる。そして、装置本体Aが浮動状態になったとき、キャリア載置体1及び装着板2における各ボルト挿通孔14a,14b は、半導体製造装置Dの外壁板11に設けられた各雌ねじ13a,13b よりも僅かに上方に位置されるように設けられている。
【0025】
最初に、上側位置決めピン16aの先端部が、装着板2の上部に設けられた上側ピン孔17aに臨むように、装置本体Aの幅方向の位置が調整される。これは、装置本体Aはキャスタ装置Bに対して浮動状態となっているため、装着板2の上端部における幅方向のずれ量が最も大きいためである。そして、ロードポート装置L1 を、更に半導体製造装置Dの外壁板11に接近させる。本実施例における上側ピン孔17aは、高さ方向に沿って長孔となっているため、図11及び図12に示されるように、そのまま上側位置決めピン16aの先端部を、上側ピン孔17aの下方部分に臨ませることができる。上側位置決めピン16aの先端部がテーパ状になっているため、前記上側位置決めピン16aを前記上側ピン孔17aに臨ませる作業が容易である。この結果、上側位置決めピン16aは、上側ピン孔17aにおける高さ方向のほぼ中央部よりも、少し下方に臨んだ状態に位置される。
【0026】
装着板2の上部に対して、その下部における幅方向のずれ量は小さい。このため、上側位置決めピン16aの先端部を上側ピン孔17aに臨ませることによって、2本の下側位置決めピン16bの先端部を、対応する各下側ピン孔17bにそのまま臨ませることができる。その結果、ロードポート装置L1 の装置本体Aを、そのまま押し込むだけで、全ての位置決めピン16a,16b を、対応する各ピン孔17a,17b に挿通させることができる。このようにして、ロードポート装置L1 の装置本体Aが、半導体製造装置Dの幅方向に対して位置決めされる。即ち、半導体製造装置Dの外壁板11に設けられた各雌ねじ13a,13b と、装置本体Aに設けられた各ボルト挿通孔14a,14b とが、幅方向において合致する。
【0027】
続いて、前記装置本体Aを、半導体製造装置Dの高さ方向に対して位置決めさせる。そのためには、次のように操作する。図13に示されるように、作業者がキャリア載置体1に力Wを作用させて装置本体Aを下方に押し下げると、第1雌ねじ13aと第1ボルト挿通孔14aとが合致する。同時に、第2雌ねじ13bと第2ボルト挿通孔14bも合致する。この状態で、図14に示されるように、作業者は、上下の第1ボルト挿通孔14aに各第1固定ボルト15aを挿通させ、第1雌ねじ13aに螺合させる。全く同様にして、第2ボルト挿通孔14bに第2固定ボルト15bを挿通させ、第2雌ねじ13bに螺合させる。このように、作業者は、全ての固定ボルト15a,15b を、装置本体Aの手前側から挿通させて螺合させることができる。この結果、従来のように、キャリア載置体1の内部に潜り込んで第2固定ボルト15bを螺合させるという作業が不要となり、的確な姿勢で、迅速に作業を行うことができる。しかも、ロードポート装置L1 は、高さ方向の上下端部だけでなく、そのほぼ中央部も外壁板11に押し付けられる。このため、ロードポート装置L1 と半導体製造装置Dとは密着状態で固定される。
【0028】
更に、本実施例の場合、図11に示されるように、第2固定ボルト15bの前部を、キャリア載置体1内に取付けられた中間支持板18によって支持させておくことができる。このため、ロードポート装置L1 を半導体製造装置Dから取り外した状態、即ち、第2固定ボルト15bの前部が、キャリア載置体1の背面板1aの第2ボルト挿通孔14bから離脱した状態においても、該第2固定ボルト15bを保持させておくことができる。この結果、作業者は、第2固定ボルト15bをそのまま押し込むだけで、該ボルト15bの先端部を第2雌ねじ13bに臨ませることができるため、極めて簡単である。
【0029】
また、図10に示されるように、ロードポート装置L1 を搬送している状態においても、第2固定ボルト15bをキャリア載置体1に挿通させたままにしておくことができるため、作業者は、該ボルト15bをキャリア載置体1から抜き取ることが不要である。このため、第2固定ボルト15bが紛失するおそれは全くない。
【0030】
前述したように、本実施例のロードポート装置L1 の装置本体Aは、キャスタ装置Bに対して独立して昇降可能であり、その結果、前記装置本体Aは前記キャスタ装置Bに対して浮動状態に配置される。このため、図15に示されるように、床面Fが半導体製造装置Dの幅方向に対して傾斜している場合でも、ロードポート装置L1 の装置本体Aのみを左右方向に傾けることによって、簡単に位置決めを行うことができる。即ち、ロードポート装置L1 全体を傾けることが不要であり、しかも、僅かな力で装置本体Aのみを傾けることができる。
【0031】
第1実施例のロードポート装置L1 は、上下の各ピン孔17a,17b が装着板2の上下に、しかも長孔となって設けられた場合である。しかし、図16に示される第2実施例のロードポート装置L2 のように、上部の装着板2にのみピン孔38が設けられている形態であっても構わない。この実施例の場合、当然のことながら半導体製造装置Dの外壁板11には、下側位置決めピン16bが設けられていない。このため、上側位置決めピン16aを前記ピン孔38に挿通させるだけで、ロードポート装置L2 の位置決めが行われる。また、図17に示される第3実施例のロードポート装置L3 のように、上下の各ピン孔39a,39b が、上下の各位置決めピン16a,16b の外径よりも僅かに大きな円形孔として設けられた形態であっても構わない。このように、ロードポート装置と半導体製造装置との位置決めができるのであれば、位置決めピンの位置と個数、及びピン孔の形状は、いかなるものであっても構わない。
【0032】
本明細書では、位置決め部の例として位置決めピンの場合、また、被位置決め部の例としてピン孔の場合を説明した。しかし、これ以外のものであっても構わないのはもちろんである。例えば、半導体製造装置の外壁板の側方部に突起体を取付け、該突起体にロードポート装置の装置本体の側方部分を突き当てることによって、幅方向の位置決めを行う形態であっても構わない。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、ロードポート装置の装置本体を構成するキャリア載置体の部分を半導体製造装置の外壁部に固定するための固定ボルトを、前記装置本体における半導体製造装置の外壁部と対向する側と反対側から操作して取付けることができるため、固定ボルトを用いてロードポート装置の装置本体を半導体製造装置の外壁部に固定する作業の作業性が著しく向上する。
【0034】
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の着脱式ロードポート装置L1 が、半導体製造装置Dの外壁板11に固定された状態の側面図である。
【図2】 一部を破断したロードポート装置L1 の正面図である。
【図3】 着脱式ロードポート装置L1 と半導体製造装置Dとを分離させた状態の斜視図である。
【図4】 一部を破断した装置本体Aの拡大側面図である。
【図5】 キャスタ装置Bの側面図である。
【図6】 同じく正面図である。
【図7】 同じく平面図である。
【図8】 キャスタ装置Bにおいて、奥側キャスタ19aを支持する部分の拡大断面図である。
【図9】 トグルクランプ22のレバー22aが回動され、隙間e2 が形成された状態を示す図である。
【図10】 着脱式ロードポート装置L1 を搬送させる状態の側面図である。
【図11】 ロードポート装置L1 を半導体製造装置Dの外壁板11に近接させた状態の側面図である。
【図12】 図11のY矢視図である。
【図13】 装置本体Aを下方に押し下げて、第1雌ねじ13aと第1ボルト挿通孔14aとを合致させる状態の作用説明図である。
【図14】 第1及び第2の各固定ボルト15a,15b を挿通させる状態の側面図である。
【図15】 ロードポート装置L1 を、床面Fの傾斜に対応して傾ける状態を示す図である。
【図16】 第2実施例のロードポート装置L2 の正面図である。
【図17】 第3実施例のロードポート装置L3 の正面図である。
【符号の説明】
A:装置本体
1 〜L3 :ロードポート装置
B:キャスタ装置
C:ウェハキャリア
D:半導体製造装置
1:キャリア載置体(装置本体)
2:装着板(装置本体)
11:外壁板(外壁部)
15a,15b :固定ボルト
16a,16b :位置決めピン(位置決め部)
17a,39a :上側ピン孔(被位置決め部)
17b,39b :下側ピン孔(被位置決め部)
18:中間支持板
19a,19b :キャスタ
32:圧縮ばね(昇降手段)
38:ピン孔(被位置決め部)

Claims (2)

  1. 半導体製造装置の外壁部の外側に着脱可能に装着されて、前記半導体製造装置に対して出入りするウェハキャリアを設置するための着脱式ロードポート装置において、
    ロードポート装置の装置本体は、上面にウェハキャリアが設置されるキャリア載置体と、前記キャリア載置体における前記外壁部と対向する側の端部に上下に延設されて、前記外壁部に対して装着される幅広板状の装着板とから構成されていて、
    前記キャリア載置体は、前記外壁部と対向する側と反対の側から当該キャリア載置体の全体を貫通する固定ボルトによって前記外壁部に固定されていることを特徴とする着脱式ロードポート装置。
  2. 前記固定ボルトは、前記キャリア載置体に設けられた中間支持部材によって支持されることを特徴とする請求項に記載の着脱式ロードポート装置。
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