JP4048328B2 - パチンコ機の基板ケース - Google Patents

パチンコ機の基板ケース Download PDF

Info

Publication number
JP4048328B2
JP4048328B2 JP2007236256A JP2007236256A JP4048328B2 JP 4048328 B2 JP4048328 B2 JP 4048328B2 JP 2007236256 A JP2007236256 A JP 2007236256A JP 2007236256 A JP2007236256 A JP 2007236256A JP 4048328 B2 JP4048328 B2 JP 4048328B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projecting piece
mounting hole
chassis
locking
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007236256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007325963A (ja
Inventor
神酒男 武藤
Original Assignee
奥村遊機株式會社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 奥村遊機株式會社 filed Critical 奥村遊機株式會社
Priority to JP2007236256A priority Critical patent/JP4048328B2/ja
Publication of JP2007325963A publication Critical patent/JP2007325963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4048328B2 publication Critical patent/JP4048328B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、パチンコ機の基板ケースに関し、特に、カバー部材のシャーシへの取り付けを各シャーシ及びカバー部材の取付孔内に嵌挿された係止部材による係止によって封止することにより、該封止を非破壊で解除することができないため、基板ケース内の回路基板への不正行為を確実に検出することが可能なパチンコ機の基板ケースに関するものである。
近年のパチンコ機においては、回路基板の一つであって、パチンコ機のゲーム内容が書き込まれたROMを実装したメイン基板が、搭載されている。従って、パチンコ機のゲーム内容が不正に変更されることを防止するために、かかるROMを実装したメイン基板に対し、種々の封止構造が施されている。
本従来例として、この封止構造の一例について図11乃至図14に基づいて説明する。先ず、この封止構造の概略構成について図11及び図12に基づいて説明する。図11は従来例に係るパチンコ機の回路基板の封止構造を示した分解斜視図である。図12は従来例に係るパチンコ機の図11の矢視Pから見た図であって、第1突片部、第2突片部、ねじの一部については、断面で示したものである。
図11に示すように、パチンコ機の回路基板の封止構造は、メイン基板101をシャーシ102及びカバー103で封止するものであるが、以下に述べる工夫が施されている。
すなわち、メイン基板101が固定されたシャーシ102には、8個の第1突片部104が突き出されて設けられており、さらに、第1突片部104の各々には、第1取付孔105が設けられている。また、メイン基板101を覆うカバー103には、8個の第2突片部106が突き出されて設けてられている。
かかる第2突片部106は、図12に示すように、カバー103がシャーシ102に対して定まった位置に置かれた際において、第1突片部104の各々と接触した状態になるものである。さらに、第2突片部106の各々には、第2取付孔107が設けられている。かかる第2取付孔107は、図12に示すように、カバー103がシャーシ102に対して定まった位置に置かれた際において、第1取付孔105の各々に対し、直列に連続して位置するものである。また、第2取付孔107の各々には、一方向にしか進まない螺子108が仮止めされてある。尚、図12は、図11の矢視Pから見たものであって、2組の第1突片部104、第2突片部106、螺子108については、断面で示してある。
次に、本従来例における封止の一例を図13に基づいて説明する。図13は本従来例に係るパチンコ機のメイン基板をシャーシ及びカバーで封止した際における一例を示した断面図である。
図13に示すように、カバー103がシャーシ102に対して定まった位置に置かれた際において、第2取付孔107及び第1取付孔105に右端(図13中、右側)の螺子108をねじ込むと、カバー103はシャーシ102に対して定まった位置に固定されるので、メイン基板101をシャーシ102及びカバー103で封止することができる。また、螺子108は、一方向にしか進まないものであるから、第2取付孔106及び第1取付孔105に一旦ねじ込まれると、第2取付孔106及び第1取付孔105から取り外すことはできなくなる。これにより、カバー103をシャーシ102から離間させることができなくなるので、メイン基板101への不正行為を防止することができる。
尚、本従来例では、メイン基板101に対する封止を効果的にするため、8個の第1突片部104及び8個の第2突片部106を、図11に示すように、対角する場所に4個ずつ分けて設けている。そして、対角する場所に仮止めされた一対の螺子108をねじ込むことにより、メイン基板101に対する封止を効果的に行うことができる。
次に、本従来例における封止の解除の一例を図14に基づいて説明する。図14は本従来例に係るパチンコ機の回路基板に対する封止を解除した際の一例を示した平面図である。
図14に示すように、螺子108がねじ込まれた対角に位置する一対の第1取付孔105を設けた第1突片部104と第2取付孔107を設けた第2突片部106とを、シャーシ102及びカバー103から切り欠くと、カバー103をシャーシ102から離間させることが可能となり、これにより、メイン基板101に対する封止を解除することができる。
さらに、その後、カバー103をシャーシ102に対して定まった位置に置き、シャーシ102及びカバー103から未だ切り欠けられていない第1突片部104と第2突片部106において、対角する場所に仮止めされた一対の螺子108をねじ込めば、メイン基板101に対する封止を再び行うことができる。尚、ここでは、上述したように、メイン基板101に対する確実な封止のために、対角する場所に仮止めされた一対の螺子108を使用するので、メイン基板101に対する封止及びその解除を、4回繰り返して行うことができる。
従って、封止中のメイン基板101に対する検査のために、かかる封止を解除しても、メイン基板101を再び封止することができる。さらに、第1突片部104と第2突片部106の切欠痕により、メイン基板101に対する封止の解除の形跡を残すことができるので、封止の解除の記録と照らし合わせれば、以前の封止の解除が、検査のためのものであるか、それとも、不正行為によるものであるかを識別することができる。
しかしながら、第2取付孔107にねじ込められた螺子108は、外部から自由に接触することができるので、不正に外されるおそれがあるという問題がある。また、螺子108を第1取付孔105にねじ込むトルク管理が難しく、作業性が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、回路基板に対する封止部分に封止後自由に接触することを防止し、該封止が不正に外されることをより効果的に防止することが可能となると共に、該封止を容易に行うことができて作業性の向上を図ることが可能なパチンコ機の基板ケースを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るパチンコ機の基板ケースは、パチンコ機の動作状態を制御する回路基板と、前記回路基板が定設されるシャーシと、前記シャーシとほぼ同じ大きさであって、前記回路基板を覆うように取り付けられる箱状のカバー部材と、前記カバー部材の前記シャーシへの取り付けを封止する封止手段とを備えたパチンコ機の基板ケースにおいて、前記シャーシに突設された複数の第1突片部と、前記カバー部材の前記第1突片部の各々に対向する位置に突設される複数の第2突片部とを備え、前記封止手段は、前記シャーシの前記第1突片部の各々に形成されて、外側端面部が塞がれた所定深さの第1取付孔と、前記カバー部材の前記第2突片部の各々において、前記第1取付孔の対向する位置に形成されて外側端面部が塞がれた所定深さの第2取付孔と、前記第1取付孔及び第2取付孔のそれぞれの内側に形成される凹部と、前記第1突片部と第2突片部を当接させた状態で構成された前記第1取付孔及び第2取付孔内に嵌挿される係止部材と、を有し、前記係止部材は、前記第1取付孔又は第2取付孔の内側に嵌挿される板部材と、前記板部材の上面及び下面に垂設されると共に、係止突起が端部に形成される複数の弾性係止片を有し、前記各弾性係止片の係止突起が該第1取付孔及び第2取付孔の各凹部に係合されることによって、この第1取付孔及び第2取付孔が連結され、前記カバー部材の前記シャーシへの取り付けが封止され、前記係止部材が嵌挿された第1取付孔及び第2取付孔が形成された前記第1突片部及び第2突片部を前記シャーシ及び前記カバー部材から切り欠くことにより、前記封止手段による封止が解除されることを特徴とする。
このような特徴を有する請求項1に係るパチンコ機の基板ケースにおいては、回路基板が定設されたシャーシとこの回路基板を覆うように取り付けられるカバー部材との封止手段は、シャーシに突設された複数の第1突片部の各々に形成された各外側端面部が塞がれる所定深さの第1取付孔と、カバー部材の第1突片部の各々に対向する位置に突設される複数の第2突片部の各々に形成された外側端面部が塞がれる所定深さの第2取付孔と、各第1取付孔及び第2取付孔のそれぞれの内側に形成される凹部と、この第1取付孔及び第2取付孔内に嵌挿される係止部材とから構成される。また、この係止部材は、第1突片部と第2突片部を当接させた状態で構成された第1取付孔又は第2取付孔の内側に嵌挿される板部材と、この板部材の上面及び下面に垂設されると共に、係止突起が端部に形成される複数の弾性係止片が形成されている。そして、第1取付孔及び第2取付孔内に嵌挿された係止部材の弾性係止片の各係止突起が該第1取付孔及び第2取付孔の各凹部に係合されることによって、この第1取付孔及び第2取付孔が連結され、カバー部材のシャーシへの取り付けが封止される。
これにより、この係止部材を、外側端面部が塞がれた第1取付孔及び第2取付孔に嵌挿することにより、該係止部材の上下に形成された各弾性係止片の係止突起が凹部と係合して封止を行うことができるため、この封止を容易に行うことができて作業性の向上を図ることが可能となる。また、第1取付孔と第2取付孔の外側端面部は、塞がれているため、封止後この係止部材の係止突起に自由に接触することを防止することができ、この封止が不正に外されることを効果的に防止することが可能となる。
また、係止部材が嵌挿された第1取付孔及び第2取付孔が形成された第1突片部及び第2突片部をシャーシ及びカバー部材から切り欠くことにより、封止手段による封止が解除される。
これにより、係止部材が嵌挿された第1突片部及び第2突片部をシャーシ及びカバー部材から切り欠くことにより、封止手段による封止が解除されて、該カバー部材をシャーシから取り外すことが可能になる。また、未だ切り欠けられていない第1突片部及び第2突片部において、これらの内側に係止部材を嵌挿することにより、カバー部材のシャーシへの取り付けを再度、封止することが可能となる。
以下、本発明に係るパチンコ機の基板ケースをメイン基板の基板ケースについて具体化した第1乃至第3実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
最初に、第1実施形態に係るパチンコ機の基板ケースについて図1乃至図3に基づいて説明する。先ず、第1実施形態に係るパチンコ機の基板ケースの全体構成について図1に基づき説明する。図1は第1実施形態に係るパチンコ機の基板ケースを示した分解斜視図である。
図1に示すように、基板ケース1は、回路基板であるメイン基板2、このメイン基板2が固定されたシャーシ3、及びメイン基板2を覆うポリカーボネート樹脂等の合成樹脂により形成された透明なカバー部材4から構成されている。尚、このメイン基板2には、パチンコ機の賞球払い出し制御等を制御する制御回路が構成されている。
また、シャーシ3の上下端縁部(図1中、左右端縁部)には、4個ずつ第1突片部5A、5B、5C、5D、及び6A、6B、6C、6Dが、各々対称な位置に突き出されて設けられている。この各第1突片部5A〜5D、6A〜6Dの側面の中心軸に対して対称な位置の2カ所には、後述の係止孔7(図2参照)が形成されている。また、カバー部材4の開放側上下端縁部の前記各第1突片部5A〜5D、6A〜6Dに対向する位置には、4個ずつ第2突片部8A、8B、8C、8D、及び9A、9B、9C、9Dが、各々突き出されて設けられている。
また、各第2突片部8A、9Aには、後述のように茶色の合成樹脂製の各係止部材10、12(図2参照)が上側から嵌挿される。さらに、各係止部材10、12の上側から一方向にしか進まない各螺子(いわゆるワン・ウェイビス)11、13が後述のようにねじ込まれて、カバー部材4のシャーシ3への取り付けが封止される(図3参照)。
次に、各第1突片部5A〜5D、6A〜6D、各第2突片部8A〜8D、9A〜9D、各係止部材10、12、及び螺子11、13の構成について図2に基づいて説明する。尚、各第1突片部5A〜5D、各第2突片部8A〜8D、係止部材10、及び螺子11と、各第1突片部6A〜6D、各第2突片部9A〜9D、係止部材12、及び螺子13とは、ほぼ同じ構成であるので、各第1突片部5A〜5D、各第2突片部8A〜8D、係止部材10、及び螺子11の構成について説明する。図2は第1実施形態に係る基板ケース1の各第1突片部5A〜5D、各第2突片部8A〜8D、係止部材10、及び螺子11を示す側断面図である。
先ず、シャーシ3から突設される各第1突片部5A〜5Dは、図2に示すように、ほぼ同じ形状であり、略円筒状で下側端縁部が塞がれて、第1取付孔15が形成されている。そして、その側面のほぼ半分の高さには中心軸に対して対称な位置に各係止孔7、7が穿設されている。また、底面のほぼ中心位置には取付ボス16が上端面より少し低い高さで垂設されている。そして、この取付ボス16の上端面には螺子11がねじ込まれる所定深さのネジ孔17が形成されている。
また、図2に示すように、カバー部材4の開放側の側端縁部から突設される各第2突片部8A〜8Dは、ほぼ同じ形状であり、内径寸法が各第1突片部5A〜5Dの外径寸法よりも少し大きい略円筒状に形成され、第2取付孔19が形成されている。また、各第2突片部8A〜8Dの内側の下側端面から所定高さの位置には、カバー部材4をシャーシ3に取り付けた場合に、各第1突片部5A〜5Dの上端面に当接する当接部18が内側にリブ状に突き出して設けられている。また、この各当接部18の下面から各第2突片部8A〜8Dの下面までの高さ寸法は、各第1突片部5A〜5Dの上端面から各係止孔7までの高さ寸法よりも大きく形成されている。また、隣り合う各第2突片部8A〜8Dは、梁部20が架設されて、連結されている。
これにより、カバー部材4の開放側の側端縁部(図2中、左側側端縁部)に設けられたかぎ状の係止部23をシャーシ3の係止口24(図4参照)に係入させて取り付けた場合には、各第2突片部8A〜8Dは、各第1突片部5A〜5Dの係止孔7の外側を覆うように該各第1突片部5A〜5Dの上側に嵌められる。
また、図2に示すように、第2突片部8Aに嵌挿される茶色の係止部材10は、第2突片部8Aの内径寸法よりも小さく、且つ当接部18の内径寸法よりも大きい外径寸法の円板状の板部材10Aと、この板部材10Aの下面から垂設された2つの弾性係止片10B、10Bが設けられており、また、各弾性係止片10B、10Bの下端には各係止突起10C、10Cが形成されている。各係止突起10C、10Cは、後述するように第1突片部5Aに形成された各係止孔7、7弾性的に係合され、これにより第2突片部8Aの内部において、係止部材10と第1突片部5Aの連結が行われる(図3参照)。
また、係止部材10の板部材10Aの下面の中心部には取付ボス10Dが垂設され、この取付ボス10Dの下面と板部材10Aの上面とを連通する貫通孔10Eが形成されている。この貫通孔10Eには、後述のように螺子11が挿通される(図3参照)。また、取付ボス10Dの板部材10Aの下面からの高さ寸法は、取付ボス16の上端面から第1突片部8Aの上端面までの高さ寸法にほぼ等しく形成されている。
次に、上記のように構成された各第1突片部5A〜5D、各第2突片部8A〜8D、係止部材10、及び螺子11の取り付けについて図3に基づいて説明する。図3は第1実施形態に係る基板ケース1の各第1突片部5A〜5D、各第2突片部8A〜8D、係止部材10、及び螺子11の取りつけ状態を示す側断面図である。
図3に示すように、先ず、カバー部材4の係止部23をシャーシ3の係止口24(図4参照)に係入させて、カバー部材4をシャーシ3に取り付ける。そして、係止部材10の板部材10Aの下面が第2突片部8Aの当接部18に当接するまで、弾性係止片10Bを第2突片部8Aの第2取付孔19を介して第1突片部5Aの第1取付孔15に嵌挿し、該弾性係止片10Bの下端に形成されている各係止突起10C、10Cを各係止孔7、7に係合させる。これにより、第2突片部8Aは、係止部材10を介して第1突片部5Aに連結される。続いて、螺子11が板部材10の貫通孔10Eに挿入され、第1突片部5Aのネジ孔17にねじ込まれて、第2突片部8Aと第1突片部5Aとは係止部材10を介して強固に連結される。
また、係止部材10の貫通孔10Eに螺子11を挿通後、該係止部材10と螺子11を共に、第2突片部8Aの第2取付孔19に上側から嵌挿し、該螺子11を第1突片部5Aのネジ孔17にねじ込むことにより、係止部材10の板部材10Aの下面を第2突片部8Aの当接部18に当接させて、且つ、弾性係止片10Bの下端に形成されている各係止突起10C、10Cを各係止孔7、7に係合させてもよい。これによっても、第2突片部8Aと第1突片部5Aとは係止部材10を介して強固に連結される。
そして、透明な合成樹脂製のカバー部材4の第2突片部8Aを介して茶色の係止部材10を一見して確認することができる。
尚、各第1突片部6A〜6D、各第2突片部9A〜9D、係止部材12、及び螺子13も同様に取り付けられる。これにより、カバー部材4のシャーシ3への取り付けが封止される。
次に、カバー部材4のシャーシ3への取り付けの封止を解除する方法について図4に基づいて説明する。図4は第1実施形態に係る基板ケース1の封止を解除した際の一例を示す平面図である。
図4に示すように、第2突片部8Aと第2突片部8Bとを連結する梁部20を切欠き、また、第2突片部8Aとカバー部材4との連結部分、及び第1突片部5Aとシャーシ3との連結部分を切り欠くことにより、第1突片部5A及び第2突片部8Aを基板ケース1から取り除く。続いて、第2突片部9Aと第2突片部9Bとを連結する梁部20を切欠き、また、第2突片部9Aとカバー部材4との連結部分、及び第1突片部6Aとシャーシ3との連結部分を切り欠くことにより、第1突片部6A及び第2突片部9Aを基板ケース1から取り除く。これにより、カバー部材4のシャーシ3への取り付けの封止を解除することができる。
尚、その後に、カバー部材4をシャーシ3に取り付け、未だ切り欠けられていない各第1突片部5B、6Bと第2突片部8B、9Bとにおいて、別供給の係止部材10、12を嵌挿し、螺子11、13をねじ込むことにより、再度、カバー部材4のシャーシ3への取り付けの封止を行うことができる。即ち、第1実施形態に係る基板ケース1においては、カバー部材4のシャーシ3への取り付けの封止を4回行うことができる。
以上詳細に説明した通り第1実施形態に係るパチンコ機の基板ケース1では、カバー部材4の係止部23をシャーシ3の係止口24に係入させて、カバー部材4をシャーシ3に取り付ける。そして、各第1突片部5A、6Aの上側に嵌め被せられた各第2突片部8A、9Aの第2取付孔19及び各第1突片部5A、6Aの第1取付孔15に各係止部材10、12を嵌挿して、この各係止部材10、12の係止突起を第1突片部5A、6Aの係止孔7に係合させて該各第1突片部5A、6Aと各第2突片部8A、9Aとを連結させる。そして螺子11、13を各係止部材10、12の貫通孔に挿通して、第1突片部5A、6Aにねじ込み、カバー部材4のシャーシ3への取り付けを封止する。また、各第1突片部5A、6Aと各第2突片部8A、9Aをカバー部材4及びシャーシ3から切り欠くことにより、この封止を解除する。
したがって、封止後、各係止孔7は各第2突片部8A〜8D、9A〜9Dにより外側が覆われ、また、各第1突片部5A〜5D、6A〜6Dの下端部は塞がれているため、各係止部材10、12の各係止突起に自由に接触することを防止することができ、この封止を不正に外されることを効果的に防止することが可能となる。また、各係止部材10、12を前記第1取付孔15及び第2取付孔19の内側に嵌挿することにより封止を行うことができるため、この封止を容易に行うことができて作業性の向上を図ることが可能となる。また、各係止孔7の製作は、容易なため、製造コストダウンを図ることが可能となる。
また、各係止部材10、12は、各螺子11、13によりネジ止めされるため、より強固に係止部材10、12を固定することができ、この封止を不正に外されることをより効果的に防止することが可能となる。
また、各係止部材10、12が嵌挿された第1突片部5A、6A及び第2突片部8A、9Aをシャーシ3及びカバー部材4から切り欠くことにより、上記封止が解除されて、該カバー部材4をシャーシ3から取り外すことが可能になる。また、未だ切り欠けられていない各第1突片部5B〜5D、6B〜6D及び各第2突片部8B〜8D、9B〜9Dにおいて、これらの内側に係止部材を嵌挿することにより、カバー部材4のシャーシ3への取り付けを再度、封止することが可能となる。
また、各係止部材10、12は、透明な合成樹脂製のカバー部材4を介して見えるため、係止部材10、12による封止の確認を容易に、且つ効果的に行うことが可能となる。
また、各係止部材は10、12には、茶色が付されているため、各係止部材10、12による封止の確認をより容易に、且つより効果的に行うことが可能となる。
さらに、基板ケース1内にはメイン基板2が装着されるため、封止中のメイン基板2に対する検査等をより効果的に繰り返し行うことが可能となる。
次に、第2実施形態に係るパチンコ機の基板ケースについて図5乃至図7に基づいて説明する。先ず、第2実施形態に係るパチンコ機の基板ケースの全体構成について図5に基づき説明する。図5は第2実施形態に係るパチンコ機の基板ケースを示した分解斜視図である。
図5に示すように、第2実施形態に係る基板ケース31は、第1実施形態に係る基板ケース1とほぼ同じ構成である。但し、上記メイン基板2が固定されたシャーシ32、及びメイン基板2を覆うポリカーボネート樹脂等の合成樹脂により形成された透明なカバー部材33から構成されている。
また、シャーシ32の上下端縁部(図5中、左右端縁部)には、4個ずつ第1突片部35A、35B、35C、35D、及び36A、36B、36C、36Dが、各々対称な位置に突き出されて設けられている。この各第1突片部35A〜35D、36A〜36Dの側面の中心軸に対して対称な位置の2カ所には、後述の係止孔37(図6参照)が形成されている。また、カバー部材33の開放側上下端縁部の前記各第1突片部35A〜35D、36A〜36Dに対向する位置には、4個ずつ第2突片部38A、38B、38C、38D、及び39A、39B、39C、39Dが、各々突き出されて設けられている。
また、各第2突片部38A、39Aには、後述のように茶色の合成樹脂製の各係止部材40、41(図6参照)が上側から嵌挿されて、カバー部材33のシャーシ32への取り付けが封止される(図7参照)。
次に、各第1突片部35A〜35D、36A〜36D、各第2突片部38A〜38D、39A〜39D、及び各係止部材40、41の構成について図6に基づいて説明する。尚、各第1突片部35A〜35D、各第2突片部38A〜38D、及び係止部材40と、各第1突片部36A〜36D、各第2突片部39A〜39D、及び係止部材41とは、ほぼ同じ構成であるので、各第1突片部35A〜35D、各第2突片部38A〜38D、及び係止部材40の構成について説明する。図6は第2実施形態に係る基板ケース31の各第1突片部35A〜35D、各第2突片部38A〜38D、及び係止部材40を示す側断面図である。
先ず、シャーシ32から突設される各第1突片部35A〜35Dは、図6に示すように、ほぼ同じ形状であり、略円筒状で下側端縁部が塞がれて、第1取付孔45が形成されている。そして、その側面には中心軸に対して対称な位置に各係止孔37、37が穿設されている。また、底面のほぼ中心位置には取付ボス46が後述の当接部48の上端面とほぼ
同じ高さ位置まで垂設されている。そして、この取付ボス46の上端面には所定深さの孔が形成されている。
また、図6に示すように、カバー部材33の開放側の側端縁部から突設される各第2突片部38A〜38Dは、ほぼ同じ形状であり、内径寸法が各第1突片部35A〜35Dの外径寸法よりも少し大きい略円筒状に形成され、第2取付孔47が形成されている。また、各第2突片部38A〜38Dの内側の下側端面から所定高さの位置には、カバー部材33をシャーシ32に取り付けた場合に、各第1突片部35A〜35Dの上端面に当接する当接部48が内側にリブ状に突き出して設けられている。また、この各当接部48の下面から各第2突片部38A〜38Dの下面までの高さ寸法は、各第1突片部35A〜35Dの上端面から各係止孔37までの高さ寸法よりも大きく形成されている。また、隣り合う各第2突片部38A〜38Dは、梁部50が架設されて、連結されている。
これにより、カバー部材33の開放側の側端縁部(図6中、左側側端縁部)に設けられたかぎ状の係止部23をシャーシ32の係止口24(図4参照)に係入させて取り付けた場合には、各第2突片部38A〜38Dは、各第1突片部35A〜35Dの係止孔37の外側を覆うように該各第1突片部35A〜35Dの上側に嵌められる。
また、図6に示すように、第2突片部38Aに嵌挿される茶色の係止部材40は、第2突片部38Aの内径寸法よりも小さく、且つ当接部48の内径寸法よりも大きい外径寸法の円板状の板部材40Aと、この板部材40Aの下面から垂設された2つの弾性係止片40B、40Bが設けられており、また、各弾性係止片40B、40Bの下端には各係止突起40C、40Cが形成されている。各係止突起40C、40Cは、後述するように第1突片部35Aに形成された各係止孔37、37に弾性的に係合され、これにより第2突片部38Aの内部において、係止部材40と第1突片部35Aの連結が行われる(図7参照)。
次に、上記のように構成された各第1突片部35A〜35D、各第2突片部38A〜38D、及び係止部材40の取り付けについて図7に基づいて説明する。図7は第2実施形態に係る基板ケース31の各第1突片部35A〜35D、各第2突片部38A〜38D、及び係止部材40の取りつけ状態を示す側断面図である。
図7に示すように、先ず、カバー部材33の係止部23をシャーシ32の係止口24(図4参照)に係入させて、カバー部材33をシャーシ32に取り付ける。そして、係止部材40の板部材40Aの下面が第2突片部38Aの当接部48及び第1突片部35Aの取付ボス46の上端面に当接するまで、弾性係止片40Bを第2突片部38Aの第2取付孔47を介して第1突片部35Aの第1取付孔45に嵌挿し、該弾性係止片40Bの下端に形成されている各係止突起40C、40Cを各係止孔37、37に係合させる。これにより、第2突片部38Aは、係止部材40を介して第1突片部35Aに連結される。また、透明な合成樹脂製のカバー部材33の第2突片部38Aを介して茶色の係止部材40を一見して確認することができる。
尚、各第1突片部36A〜36D、各第2突片部39A〜39D、及び係止部材41も同様に取り付けられる。これにより、カバー部材33のシャーシ32への取り付けが封止される。
また、カバー部材33のシャーシ32への取り付けの封止を解除する方法は、上記第1実施形態とほぼ同じであり(図4参照)、第2突片部38Aと第2突片部38Bとを連結する梁部50を切欠き、また、第2突片部38Aとカバー部材33との連結部分、及び第1突片部35Aとシャーシ32との連結部分を切り欠くことにより、第1突片部35A及び第2突片部38Aを基板ケース31から取り除く。続いて、第2突片部39Aと第2突片部39Bとを連結する梁部50を切欠き、また、第2突片部39Aとカバー部材33との連結部分、及び第1突片部36Aとシャーシ32との連結部分を切り欠くことにより、第1突片部36A及び第2突片部39Aを基板ケース31から取り除く。これにより、カバー部材33のシャーシ32への取り付けの封止を解除することができる。
尚、その後に、カバー部材33をシャーシ32に取り付け、未だ切り欠けられていない各第1突片部35B、36Bと第2突片部38B、39Bとにおいて、別供給の係止部材40、41を嵌挿することにより、再度、カバー部材33のシャーシ32への取り付けの封止を行うことができる。即ち、第2実施形態に係る基板ケース31においては、カバー部材33のシャーシ32への取り付けの封止を4回行うことができる。
以上詳細に説明した通り第2実施形態に係るパチンコ機の基板ケース31では、カバー部材33の係止部23をシャーシ32の係止口24に係入させて、カバー部材33をシャーシ32に取り付ける。そして、各第1突片部35A、36Aの上側に嵌め被せられた各第2突片部38A、39Aの第2取付孔47及び各第1突片部35A、36Aの第1取付孔45に各係止部材40、41を嵌挿して、この各係止部材40、41の係止突起を第1突片部35A、36Aの係止孔37に係合させて該各第1突片部35A、36Aと各第2突片部38A、39Aとを連結させ、カバー部材33のシャーシ32への取り付けを封止する。また、各第1突片部35A、36Aと各第2突片部38A、39Aをカバー部材33及びシャーシ32から切り欠くことにより、この封止を解除する。
したがって、封止後、各係止孔37は各第2突片部38A〜38D、39A〜39Dにより外側が覆われ、また、各第1突片部35A〜35D、36A〜36Dの下端部は塞がれているため、各係止部材40、41の各係止突起に自由に接触することを防止することができ、この封止を不正に外されることを効果的に防止することが可能となる。また、各係止部材40、41を上記第1取付孔45及び第2取付孔47の内側に嵌挿することにより封止を行うことができるため、この封止を容易に行うことができて作業性の向上を図ることが可能となる。また、各係止孔37の製作は、容易なため、製造コストダウンを図ることが可能となる。
また、各係止部材40、41が嵌挿された第1突片部35A、36A及び第2突片部38A、39Aをシャーシ32及びカバー部材33から切り欠くことにより、上記封止が解除されて、該カバー部材33をシャーシ32から取り外すことが可能になる。また、未だ切り欠けられていない各第1突片部35B〜35D、36B〜36D及び各第2突片部38B〜38D、39B〜39Dにおいて、これらの内側に係止部材40、41を嵌挿することにより、カバー部材33のシャーシ32への取り付けを再度、封止することが可能となる。
また、各係止部材40、41は、透明な合成樹脂製のカバー部材33を介して見えるため、係止部材40、41による封止の確認を容易に、且つ確実に行うことが可能となる。
また、各係止部材は40、41には、茶色が付されているため、各係止部材40、41による封止の確認をより容易に、且つより効果的に行うことが可能となる。
さらに、基板ケース31内にはメイン基板2が装着されるため、封止中のメイン基板2に対する検査等をより効果的に繰り返し行うことが可能となる。
次に、第3実施形態に係るパチンコ機の基板ケースについて図8乃至図10に基づいて説明する。先ず、第3実施形態に係るパチンコ機の基板ケースの全体構成について図8に基づき説明する。図8は第3実施形態に係るパチンコ機の基板ケースを示した分解斜視図である。
図8に示すように、第3実施形態に係る基板ケース61は、第1実施形態に係る基板ケース1とほぼ同じ構成である。但し、上記メイン基板2が固定されたシャーシ62、及びメイン基板2を覆うポリカーボネート樹脂等の合成樹脂により形成された透明なカバー部材63から構成されている。
また、シャーシ62の上下端縁部(図8中、左右端縁部)には、4個ずつ後述の第1突片部65A、65B、65C、65D、及び66A、66B、66C、66Dが、各々対称な位置に突き出されて設けられている(図9参照)。また、カバー部材63の開放側上下端縁部の前記各第1突片部65A〜65D、66A〜66Dに対向する位置には、4個ずつ第2突片部68A、68B、68C、68D、及び69A、69B、69C、69Dが、各々突き出されて設けられている。
また、各第2突片部68A、69Aには、後述のように茶色の合成樹脂製の各係止部材70、71(図9参照)が上側から嵌挿されて、カバー部材63のシャーシ62への取り付けが封止される(図10参照)。
次に、各第1突片部65A〜65D、66A〜66D、各第2突片部68A〜68D、69A〜69D、及び各係止部材70、71の構成について図9に基づいて説明する。尚、各第1突片部65A〜65D、66A〜66Dの構成はほぼ同じ構成であり、また、各第2突片部68A〜68D、69A〜69Dの構成はほぼ同じ構成であり、さらに、各係止部材70、71の構成はほぼ同じ構成であるため、第1突片部65A、第2突片部68A、及び係止部材70の構成について図9に基づいて説明する。図9は第3実施形態に係る基板ケース61の第1突片部65A、第2突片部68A、及び係止部材70を示す要部を拡大した側断面図であって、上下に間隔をあけて示したものある。
先ず、シャーシ62から突設される第1突片部65Aは、図9に示すように、略円筒状で下側端縁部が塞がれており、第1取付孔74が形成されている。また、第1突片部65Aは、内側の底面から少し上の位置にリング状にくぼんだ所定深さの凹部73が内周面に形成されている。この凹部73は、後述のように係止部材70の係止突起70Cと係合するものである(図10参照)。
また、図9に示すように、カバー部材63の開放側の側端縁部から突設される第2突片部68Aは、第1突片部65Aとほぼ等しい外径寸法と内径寸法の略円筒状で上側端縁部が塞がれており、第2取付孔75が形成されている。また、第2突片部68Aは、内側の天井面から少し下の位置にリング状にくぼんだ所定深さの凹部76が内周面に形成されている。この凹部76は、後述のように係止部材70の係止突起70Cと係合するものである(図10参照)。また、隣り合う各第2突片部68A〜68D、及び69A〜69Dは、梁部80が架設されて、連結されている。
また、図9に示すように、第1突片部65A及び第2突片部68A内に嵌挿される茶色の係止部材70は、第1取付孔74及び第2取付孔75の内径寸法よりも少し小さい外径寸法の円板状の板部材70Aと、この板部材70Aの上下面の周端縁部から各々2つずつ垂設された弾性係止片70B、70B、70B、70Bが設けられており、また、各弾性係止片70B、70B、70B、70Bの端部には各係止突起70C、70C、70C、70Cが形成されている。各係止突起70C、70C、70C、70Cは、後述するように各凹部73、76に弾性的に係合され、これにより第1突片部65Aと第2突片部68Aとの連結が行われる。
次に、上記のように構成された第1突片部65A、第2突片部68A、及び係止部材70の取り付けについて図10に基づいて説明する。図10は第3実施形態に係る基板ケース61の第1突片部65A、第2突片部68A、及び係止部材70の取り付け状態を示す側断面図である。
先ず、カバー部材63の係止部23をシャーシ62の係止口24(図4参照)に係入させて、カバー部材63の一側端縁部をシャーシ62に取り付ける。そして、第1突片部65A及び第2突片部68A側の側端縁部に、係止部材70を縦に挿入できる程度の隙間を設ける。そして、係止部材70の下側の各係止突起70C、70Cを第1突片部65Aの第1取付孔74の上端縁部に当接する。続いて、係止部材70の上側の各係止突起70C、70Cを第2突片部68Aの第2取付孔75の下端縁部に当接する。そして、第1突片部65Aの上端面と第2突片部68Aの下端面とを当接させる(図9の、各矢印A、B方向に押さえ込む)。これにより、係止部材70の各係止突起70C、70C、70C、70Cが各凹部73、76に係合し、第1突片部65Aと第2突片部68Aとは係止部材70を介して連結される。また、透明な合成樹脂製のカバー部材63の第2突片部68Aを介して茶色の係止部材70を一見して確認することができる。
尚、第1突片部66A、第2突片部69A、及び係止部材71も同様に取り付けられる。これにより、カバー部材63のシャーシ62への取り付けが封止される。
また、カバー部材63のシャーシ62への取り付けの封止を解除する方法は、上記第1実施形態とほぼ同じであり(図4参照)、第2突片部68Aと第2突片部68Bとを連結する梁部80を切欠き、また、第2突片部68Aとカバー部材63との連結部分、及び第1突片部65Aとシャーシ62との連結部分を切り欠くことにより、第1突片部65A及び第2突片部68Aを基板ケース61から取り除く。続いて、第2突片部69Aと第2突片部69Bとを連結する梁部80を切欠き、また、第2突片部69Aとカバー部材63との連結部分、及び第1突片部66Aとシャーシ62との連結部分を切り欠くことにより、第1突片部66A及び第2突片部69Aを基板ケース61から取り除く。これにより、カバー部材63のシャーシ62への取り付けの封止を解除することができる。
尚、その後に、カバー部材63をシャーシ62に取り付け、未だ切り欠けられていない各第1突片部65B、66Bと第2突片部68B、69Bとにおいて、別供給の係止部材70、71を内側に挟み込むことにより、再度、カバー部材63のシャーシ62への取り付けの封止を行うことができる。即ち、第3実施形態に係る基板ケース61においては、カバー部材63のシャーシ62への取り付けの封止を4回行うことができる。
以上詳細に説明した通り第3実施形態に係るパチンコ機の基板ケース61では、カバー部材63の係止部23をシャーシ62の係止口24に係入させて、カバー部材63をシャーシ62に取り付ける。そして、第1突片部65A及び第2突片部68A側の側端縁部に、係止部材70を縦に挿入できる程度の隙間を設ける。続いて、各第1突片部65A、66Aと第2突片部68A、69Aとにおいて、係止部材70、71を内側に挟み込むことにより、カバー部材63のシャーシ62への取り付けの封止を行うことができる。また、各第1突片部65A、66Aと各第2突片部68A、69Aをカバー部材63及びシャーシ62から切り欠くことにより、この封止を解除する。
したがって、各係止部材70、71は、各第1突片部65A、66Aと第2突片部68A、69Aの内側において係止されるため、各係止部材70、71の各係止突起に自由に接触することを防止することができ、この封止を不正に外されることを効果的に防止することが可能となる。また、各係止部材70、71を上記第1取付孔74及び第2取付孔75の内側に挟み込むことにより封止を行うことができるため、この封止を容易に行うことができて作業性の向上を図ることが可能となる。また、各凹部73、76の製作は、容易なため、製造コストダウンを図ることが可能となる。
また、各係止部材70、71が嵌挿された第1突片部65A、66A及び第2突片部68A、69Aをシャーシ62及びカバー部材63から切り欠くことにより、上記封止が解除されて、該カバー部材63をシャーシ62から取り外すことが可能になる。また、未だ切り欠けられていない各第1突片部65B〜65D、66B〜66D及び各第2突片部68B〜68D、69B〜69Dにおいて、これらの内側に係止部材70、71を挟み込むことにより、カバー部材63のシャーシ62への取り付けを再度、封止することが可能となる。
また、各係止部材70、71は、透明な合成樹脂製のカバー部材63を介して見えるため、係止部材70、71による封止の確認を容易に、且つ効果的に行うことが可能となる。
また、各係止部材は70、71には、茶色が付されているため、各係止部材70、71による封止の確認をより容易に、且つより効果的に行うことが可能となる。
さらに、基板ケース61内にはメイン基板2が装着されるため、封止中のメイン基板2に対する検査等をより効果的に繰り返し行うことが可能となる。
尚、本発明は上記第1乃至第3実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であり、以下のようにしてもよい。
(a)前記第1乃至第3実施形態では、各係止部材10、12、40、41、70、71を別供給としたが、各基板ケース1、31、61内等に、取り外せるようにして装着しておいてもよい。
(b)前記第1乃至第3実施形態では、各係止部材10、12、40、41、70、71は、茶色に着色されていたが、着色する色は任意であり、蛍光色等を着色してもよい。
第1実施形態に係るパチンコ機の基板ケースを示した分解斜視図である。 第1実施形態に係る基板ケースの各第1突片部、各第2突片部、係止部材、及び螺子を示す側断面図である。 第1実施形態に係る基板ケースの各第1突片部、各第2突片部、係止部材、及び螺子の取りつけ状態を示す側断面図である。 第1実施形態に係る基板ケースの封止を解除した際の一例を示す平面図である。 第2実施形態に係るパチンコ機の基板ケースを示した分解斜視図である。 第2実施形態に係る基板ケースの各第1突片部、各第2突片部、及び係止部材を示す側断面図である。 第2実施形態に係る基板ケースの各第1突片部、各第2突片部、及び係止部材の取りつけ状態を示す側断面図である。 第3実施形態に係るパチンコ機の基板ケースを示した分解斜視図である。 第3実施形態に係る基板ケースの第1突片部、第2突片部、及び係止部材を示す要部を拡大した側断面図であって、上下に間隔をあけて示したものある。 第3実施形態に係る基板ケースの第1突片部、第2突片部、及び係止部材の取り付け状態を示す側断面図である。 従来例に係るパチンコ機の回路基板の封止構造を示した分解斜視図である。 従来例に係るパチンコ機の図11の矢視Pから見た図であって、第1突片部、第2突片部、ねじの一部については、断面で示したものである。 従来例に係るパチンコ機のメイン基板をシャーシ及びカバーで封止した際における一例を示した断面図である。 従来例に係るパチンコ機の回路基板に対する封止を解除した際の一例を示した平面図である。
符号の説明
1、31、61 基板ケース
2 メイン基板
3、32、62 シャーシ
4、33、63 カバー部材
5A〜5D、6A〜6D、35A〜35D、36A〜36D、65A〜65D、66A〜66D 第1突片部
8A〜8D、9A〜9D、38A〜38D、39A〜39D、68A〜68D、69A〜69D 第2突片部
7、37 係止孔
10、11、40、41、70、71 係止部材
10A、40A、70A 板部材
10B、40B、70B 弾性係止片
10C、40C、70C 係止突起
11、13 螺子
15、45、74 第1取付孔
18、48 当接部
19、47、75 第2取付孔
20、50、80 梁部
73、76 凹部

Claims (1)

  1. パチンコ機の動作状態を制御する回路基板と、
    前記回路基板が定設されるシャーシと、
    前記シャーシとほぼ同じ大きさであって、前記回路基板を覆うように取り付けられる箱状のカバー部材と、
    前記カバー部材の前記シャーシへの取り付けを封止する封止手段とを備えたパチンコ機の基板ケースにおいて、
    前記シャーシに突設された複数の第1突片部と、
    前記カバー部材の前記第1突片部の各々に対向する位置に突設される複数の第2突片部とを備え、
    前記封止手段は、前記シャーシの前記第1突片部の各々に形成されて、外側端面部が塞がれた所定深さの第1取付孔と、
    前記カバー部材の前記第2突片部の各々において、前記第1取付孔の対向する位置に形成されて外側端面部が塞がれた所定深さの第2取付孔と、
    前記第1取付孔及び第2取付孔のそれぞれの内側に形成される凹部と、
    前記第1突片部と第2突片部を当接させた状態で構成された前記第1取付孔及び第2取付孔内に嵌挿される係止部材と、を有し、
    前記係止部材は、前記第1取付孔又は第2取付孔の内側に嵌挿される板部材と、
    前記板部材の上面及び下面に垂設されると共に、係止突起が端部に形成される複数の弾性係止片を有し、
    前記各弾性係止片の係止突起が該第1取付孔及び第2取付孔の各凹部に係合されることによって、この第1取付孔及び第2取付孔が連結され、前記カバー部材の前記シャーシへの取り付けが封止され、
    前記係止部材が嵌挿された第1取付孔及び第2取付孔が形成された前記第1突片部及び第2突片部を前記シャーシ及び前記カバー部材から切り欠くことにより、前記封止手段による封止が解除されることを特徴とするパチンコ機の基板ケース。
JP2007236256A 2007-09-12 2007-09-12 パチンコ機の基板ケース Expired - Fee Related JP4048328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007236256A JP4048328B2 (ja) 2007-09-12 2007-09-12 パチンコ機の基板ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007236256A JP4048328B2 (ja) 2007-09-12 2007-09-12 パチンコ機の基板ケース

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29867298A Division JP4038785B2 (ja) 1998-10-20 1998-10-20 パチンコ機の基板ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007325963A JP2007325963A (ja) 2007-12-20
JP4048328B2 true JP4048328B2 (ja) 2008-02-20

Family

ID=38926830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007236256A Expired - Fee Related JP4048328B2 (ja) 2007-09-12 2007-09-12 パチンコ機の基板ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4048328B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007325963A (ja) 2007-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4038785B2 (ja) パチンコ機の基板ケース
JP4070163B2 (ja) パチンコ機の基板収納ボックス
JP2000116912A5 (ja)
JP5658491B2 (ja) 電子機器収納ケース
JP5098347B2 (ja) 基板ケース
JP4048328B2 (ja) パチンコ機の基板ケース
JP4824159B2 (ja) 遊技機の基板ケース
JP4719764B2 (ja) 遊技機
JP2002172243A (ja) 遊技機における回路基板の閉止構造
JP2010069076A (ja) 遊技機の制御基板ユニット
JP4696349B2 (ja) 遊技機の基板ケース
JPH11179026A (ja) パチンコ機の基板収納ボックス
JP2002159707A (ja) 遊技機における回路基板の閉止構造
JP3768121B2 (ja) 遊技機の基板ケース
JP4558676B2 (ja) 遊技機の基板ケース
JP2009160473A (ja) 遊技機用基板ボックス
JP4102111B2 (ja) 遊技機用制御基板の封止装置
JP2003103006A (ja) 締結部材を封印可能な基板ボックス
JP4226613B2 (ja) 遊技機
JP2006130228A (ja) 遊技機用制御基板アセンブリ
JP4338212B2 (ja) 基板ケース及び基板取付け装置
JP2010088465A (ja) 基板ケース及び遊技機
JP2004298651A (ja) 締結部材を封印可能な基板ボックス
JP2009183681A (ja) 基板取付け装置
JP2009125085A (ja) 遊技機及び遊技機用の制御基板の保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070912

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20070912

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20071031

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131207

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R255 Notification of exclusion from application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees