JP4047832B2 - 回転操作機構および電子機器、プロジェクタ - Google Patents

回転操作機構および電子機器、プロジェクタ Download PDF

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Description

本発明は、例えば可変抵抗器等の回転部材を回転操作するための回転操作子を備える回転操作機構および電子機器、プロジェクタに関する。
電子機器には、各種操作を行うための回転ツマミを有する回転操作機構を備えているものがある。この種の回転操作機構には、電子機器の機器本体を覆う外装筐体に、機器本体を操作するための回転ツマミが配置されているものが知られている。
従来の回転操作機構としては、プリント基板上に設けられた回転型電気部品と、この回転型電気部品を回転操作するための回転操作子とを備え、回転操作子が、筐体の開口に回転自在に取り付けられる第1の操作体と、この第1の操作体に組み付けられる第2の操作体とからなる構成が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
従来、電子機器では、機器本体内に設けられた例えば調整用ギアやロータリ方式の可変抵抗器等の内部回転部品を回転操作するための回転ツマミを外装筐体の外周部に配置する場合、機器本体側と外装筐体側との組立誤差に伴って生じる内部回転部品と回転ツマミとの相対位置ズレや、外装筐体の外観デザイン、回転ツマミの操作感触、組立作業性等を考慮して、以下の各構成が採用されている。
(1)回転ツマミに略円筒状の係合部が形成され、この係合部を外装筐体の開口に回転自在に係合させる構成では、回転ツマミの係合部の外径よりも内径がやや大きい開口を設けて、回転ツマミの外周部を開口に重ねるように回転ツマミを外装筐体の外方に突出させて配置することで、外装筐体の開口を外方から見えないように隠される。
(2)回転ツマミを外装筐体側に係合させて支持させて、回転ツマミと内部回転部品との組付け時の間隙であるクリアランスを比較的大きく確保する。
(3)回転ツマミと内部回転部品とに相対位置ズレが生じた場合であっても、回転ツマミが外装筐体の開口内に摺接しないように、回転ツマミと外装筐体の開口との間にクリアランスを大きく確保する。
(4)外装筐体の開口に対して回転ツマミを精度良く位置決めして取り付けた後に、内部回転部品毎に固定する。
特開平11−144564号公報(図2)
ところで、従来の回転操作機構では、上述した(1)〜(4)の各対策が採られているが、以下に述べる問題がそれぞれある。
すなわち、従来の回転操作機構では、回転ツマミと外装筐体の開口との位置ズレの防止を優先させた場合には、回転ツマミと内部回転部品とのクリアランスを大きく確保する必要があるため、回転ツマミの回転操作時に、回転ツマミが内部回転部品に対して遊動する空転ガタツキが発生する問題がある。
一方、回転ツマミの空転ガタツキの防止を優先させて、内部回転部品に対して最小限のクリアランスをもって回転ツマミを組み付ける場合には、回転ツマミと外装筐体の開口との間にクリアランスを大きく確保する必要があり、開口に対する回転ツマミの位置ズレが発生する問題がある。
このような開口に対する回転ツマミの位置ズレは、回転ツマミを外装筐体の外方に突出させて配置することで、位置ズレを比較的目立たなくさせることが可能であるが、外装筐体の外観デザイン上の制約になるという不都合がある。
したがって、外装筐体と機器本体との組立誤差を吸収して、機器本体側に設けられた内部回転部品に組み付けられた回転ツマミを、外装筐体の開口内で、スムーズにストレスなく回転させるためには、回転ツマミの操作感触と外装筐体の外観デザインのいずれかを選択して犠牲にする必要がある。
あるいは、外装筐体の開口に対して回転ツマミを精度良く位置決めした後に、内部回転部品に回転ツマミを組み付ける必要があり、組立作業性が乏しくなり、組立不良も多く発生するという問題がある。そして、これらの問題は、特に、複数の内部回転部品を回転操作するための複数の回転ツマミを備える場合に顕著になる。
そこで、本発明は、機器本体と筐体との組立誤差に伴って回転操作子と回転部材とに生じる相対位置ズレを吸収し、回転部材に対する回転操作子の遊動を抑制することができる回転操作機構および電子機器、プロジェクタを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る回転操作機構は、機器本体と、この機器本体を覆う筐体とを備える電子機器を操作するための回転操作機構において、機器本体に回転可能に設けられた回転部材と、この回転部材を回転操作するための回転操作子と、筐体に設けられ回転操作子が挿通される開口とを備える。また、回転操作子は、開口内に回転自在に筐体に係合された状態で筐体に支持される。そして、回転操作子および回転部材には、一方に、回転中心から径方向に離間された位置に第1の係合部が設けられ、他方に、第1の係合部を挟む間隙をなし第1の係合部に線接触して係合する第2の係合部が設けられる。また、第1の係合部は、径方向に沿って板状に形成される。また、第2の係合部は、環状に形成され、周方向の一部が切り欠かれて間隙が設けられる。
以上のように構成した本発明に係る回転操作機構によれば、第1の係合部と第2の係合部とが線接触して係合するため、第1の係合部と第2の係合部とが相対的に回転されて、任意の回転位置で係合することが可能にされている。したがって、機器本体と筐体との組立誤差に伴って、回転部材と回転操作子とに相対位置ズレが生じている場合であっても、ある程度の相対位置ズレまでは、第1の係合部および第2の係合部がそれぞれ設けられた各回転操作子と回転部材とに相対的に回転される回転角がつくことによって、回転部材と回転操作子との相対位置ズレが吸収される。このため、本発明の回転操作機構によれば、回転部材に係合された回転操作子が筐体の開口内でスムーズにストレスなく回転する。
また、本発明の回転操作機構は、製造時に、回転部材が設けられた機器本体と、回転操作子が支持された筐体を組み付けることで、機器本体に設けられた機器本体と筐体に支持された回転操作子とに位置ズレが発生することが抑えられるため、組立作業性が向上され、最小限のクリアランスをもって線接触して係合する第1の係合部と第2の係合部によって、回転部材に対して回転操作子が遊動する空転ガタツキが防止される。
また、本発明に係る電子機器は、上述した本発明の回転操作機構を備える。
また、本発明に係るプロジェクタは、上述した本発明の回転操作機構と、映像を投射するための投射光学系と、この投射光学系が有するレンズを移動するための駆動機構とを備える。そして、駆動機構は、回転操作機構の回転操作子によって作動される。
なお、本発明において機器本体とは、例えば、シャーシ等の支持構造体や、プリント回路基板等の電子回路構成部を含めて指している。また、本発明において回転部材とは、例えばロータリスイッチ、ロータリボリューム等の回転型電子部品や、各種機構を駆動するギア等を含めて指している。
上述したように本発明によれば、回転操作子と回転部材とが係合される際に、例えば回転操作子に対して回転部材が回転することで、機器本体と筐体との組立誤差が吸収される。このため、本発明によれば、回転部材に係合された回転操作子を筐体の開口内で円滑に抗力を受けることなく回転操作することが可能になり、良好な操作感触を得ることができる。
また、本発明によれば、回転操作時の回転操作子の空転ガタツキ、筐体の開口に対する回転操作子の外観位置ズレを防止し、筐体の外観デザインの制約を緩和することができる。
また、本発明によれば、製造時に機器本体と筐体との相対位置の組立誤差を吸収する構造であるため、組立作業性が向上され、組立不良率を低減し、生産効率の向上を実現することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態の回転操作機構は、電子機器として、投射面上に映像を投射するプロジェクタに適用され、映像を拡大および縮小するズーム機構を手動で操作するために用いられる。プロジェクタは、図1に示すように、機器本体5と、この機器本体5を覆う外装筐体6とを備えている。
図1〜図4に示すように、本実施形態の回転操作機構1は、機器本体5に回転可能に設けられた回転部材であるギア11と、このギア11を回転操作するための回転操作子である回転ツマミ12と、この回転ツマミ12が挿通される開口15を有する凹部13とを備える。
ギア11は、図3,図4および図6に示すように、中央に、機器本体5のシャーシ7上に立設された回転軸17が挿通される軸穴部18が一体に形成されている。この軸穴部18には、軸穴18aが貫通して設けられており、この軸穴18a内に回転軸17が挿通されて、ギア11が回転軸17に回転可能に支持されている。この軸穴18aは、回転軸17との間に最小限のクリアランスをもって形成されている。したがって、ギア11は、最小限のクリアランスをもって形成された軸穴18a内に回転軸17が嵌め込まれることで、空転ガタツキ、すなわち遊動が生じることなく、回転軸17の軸線を回転中心として回転動作する。また、ギア11には、ズーム機構の歯車列(不図示)に噛み合わされるギア部19が、外周部の全周にわたって形成されている。
また、ギア11には、後述する回転ツマミ12の第1のリブ21に係合される係合部である第2のリブ22が、ギア部19と同心円状に一体に突出して形成されている。この第2のリブ22は、略円環状に形成されており、周方向の一部が切り欠かれて、回転ツマミ12の第1のリブ21が係合される間隙をなすスリット部25が形成されている。
このスリット部25の開口端部25a間の距離は、回転ツマミ12の第1のリブ21の厚さtに所定のクリアランスを加えた最小のクリアランスもった所定の距離に形成されている。このスリット部25の開口端部25aは、各端面が第2のリブ22の厚さの半分程度の寸法を半径とする円弧状の曲面に形成されている。また、この開口端部25aの上端側には、ギア11に回転ツマミ12が組み合わされる際に、スリット部25内に第1のリブ21を案内するための呼び込み用傾斜面26が形成されている。
回転ツマミ12は、図4,図5および図7に示すように、回転操作するための操作部31と、凹部13の開口15内に回動自在に係合される複数の係合片32とを有している。操作部31は、外径が開口15の内径よりも大きい略円板状に形成されている。各係合片32は、図2および図5に示すように、操作部31の底面の外周に沿って、弾性変位可能に形成されており、先端に、開口15の内周縁に係合される係合爪33が形成されている。
そして、回転ツマミ12は、開口15の内周縁部に係合爪33が係合されて、外装筐体6に回転自在に支持されている。回転ツマミ12は、開口15の内周面と各係合片32の外周面との間に若干のクリアランスが確保されている。したがって、回転ツマミ12は、各係合片32が開口15内に若干のクリアランスをもって係合されているため、このクリアランス分の空転ガタツキをもって開口15内で回転動作する。
また、回転ツマミ12の底面には、上述したギア11の第2のリブ22に係合される係合部である第1のリブ21が、一体に突出して形成されている。この第1のリブ21は、回転ツマミ12の回転中心O1から径方向に離間された位置に、径方向に沿って延ばされた平板状に形成されており、上述した第2のリブ22の円周方向と交差されている。したがって、ギア11の第2のリブ22は、回転ツマミ12の第1のリブ21の長手方向と略直交する開口端部25aを有し、回転軸17の軸線を回転中心O2とする円周上に沿って形成されている。また、回転ツマミ12の操作部31には、指先等を掛ける指先用凹部35が、第1のリブ21に対応する位置に設けられている。
凹部13は、外装筐体6の外周面上に設けられており、中央部に円形状の開口15が貫通して形成されている。この凹部13は、内径が回転ツマミ12の外径とほぼ等しく、回転ツマミ12の厚さとほぼ等しい深さで形成されている。開口15の内径は、回転ツマミ12に形成された各係合片32の外接円の直径よりもやや小さく形成されている。
また、回転軸17およびギア11が組み付けられた状態の機器本体5に対して一体に締結されている外装筐体6、および回転ツマミ12の各部の寸法は、それぞれ見込まれる相対位置ズレ量分以上のクリアランスをもって形成されている。
なお、機器本体5と外装筐体6は、図示しない箇所で一体に締結されている。
以上のように構成された回転操作機構1について、回転ツマミ12によってギア11が回転操作される動作を説明する。
まず、回転操作機構1は、回転ツマミ12の係合片32が開口15内に挿通されることで、係合片32が弾性変位して開口15の内周縁部に係合爪33が係合されて、回転ツマミ12が外装筐体6の凹部13内に支持される。また、回転ツマミ12がギア11に組み付けられる際に、第1のリブ21が第2のリブ22の呼び込み用傾斜面26によってスリット部25内に導かれて挟み込まれ、第1のリブ21の長手方向の両側面が、第2のリブ22の各開口端部25aの曲面の頂点に、回転軸17の軸線方向に平行な直線でそれぞれ線接触された状態で係合される。
このため、回転軸17の軸線方向に直交する平面上で、第1のリブ21と第2のリブ22とが相対的に回転することが可能になる。したがって、回転ツマミ12がギア11に組み付けられた際、第1のリブ21と第2のリブ22とが相対的に回転された任意の回転位置で、これら第1のリブ21と第2のリブ22が係合される。
そして、回転操作機構1は、回転ツマミ12を凹部13内で回転操作することで、回転ツマミ12の第1のリブ21が係合された第2のリブ22を回転させて、ギアが回転される。ギア11は、回転されることで、プロジェクタの機器本体内に設けられたズーム機構(不図示)を駆動させ、例えば投射レンズが光軸方向に移動されて、投射映像が拡大および縮小される。
続いて、ギア11と回転ツマミ12との間の動作について説明する。図8に、ギア11の回転中心と回転ツマミ12の回転中心とが一致している状態の図を示し、また図9に、各回転中心に相対位置ズレが生じている状態の図を示す。
なお、本実施形態では、図6および図7に示すように、ギア11のギア部の歯先円の直径φ1が34mm、第2のリブ22の厚みの中心線がなす直径φ3が30mm、回転ツマミ12の操作部の外径φ2が18mmに形成されている。
そして、図6〜図9に示すように、本実施形態では、第1のリブ21の厚さtを1mm、第2のリブ22のスリット部25の開口端部25a間の距離d1を、第1のリブ21に対してクリアランスに0.1mmを確保して1.1mmとしている。
また、図9および図10に示すように、ギア11および回転ツマミ12の各回転中心O1,O2の相対位置ズレ、すなわち各回転中心O1,O2間の距離d0を図10中Y方向に1.2mmと想定して図示した。
図8〜図10に示すように、回転ツマミ12の第1のリブ21の長手方向が図10中X方向に平行に向いている状態で、ギア11の回転中心O2に対する回転ツマミ12の回転中心O1の相対位置がY方向にずれた位置ズレ量である距離d0が1.2mmである場合には、回転ツマミ12の第1のリブ21の長手方向の両側面が、スリット部25の開口端部25aの曲面に線接触して、この開口端部25aの曲面に押圧力が加わる。
この押圧力によって、ギア11が回転されて、回転角θが約8度程度回転された位置に移動することによって、各回転中心O1,O2の相対位置ズレが吸収される。このように相対位置ズレが吸収されたときの、第1のリブ21と第2のリブ22の開口端部25aとの間のクリアランスについて、以下説明する。
図9および図10に示すように、第2のリブ22のスリット部25の開口端部25aの各端面間の距離d1が1.1mmであるため、開口端部25aの端面をなす曲面の曲率中心間の距離d2は、開口端部25aの曲率半径rを0.5mmとすれば、
2=d1+2r ・・・(式1)
によって算出される。したがって、d2=1.1+(2×0.5)=2.1が算出され、距離d2が2.1mmとなる。
また、回転ツマミ12とギア11との位置ズレ量である距離d0を吸収するためにギア11が回転される回転角θが8度程度であり、図10中でスリット部25近傍に示す直角三角形において、Y方向の線分長さyと距離d2とがなす角度が、回転角θと等しいので、COSθ=y/d2であることから、線分長さyは、
y=d2×COSθ ・・・(式2)
によって算出される。したがって、y=2.1×COS0.8=2.08が算出され、線分長さyが2.08mmとなる。
そして、この線分長さyからスリット部25の各開口端部25aの曲率半径rを差し引いた(y−2r)が、第2のリブ22の各開口端部25a間のY方向に平行な方向の距離d3となる。すなわち、d3=y―2r=2.08−(2×0.5)=1.08が算出され、第1のリブ21と第2のリブ22との間の、Y方向に平行な方向のクリアランスを含む距離d3が1.08mmとなる。
したがって、距離d3から第1のリブ21の厚さtを差し引いた(d3−t)が、第1のリブ21と第2のリブ22のスリット部25との間の、Y方向に平行な方向のクリアランスとなる。このクリアランスは、1.08−1=0.08によって算出され、約0.08mm程度になり、設定されたクリアランスである0.1mmに対して若干狭くはなるが、回転ツマミ12の回転動作を阻害することなく、良好な回転操作が確保されている。
同様に、図11および図12に示すように、回転ツマミ12の第1のリブ21の長手方向が、X方向に対して45度上方(+45度)、45度下方(−45度)に回転された方向と平行な方向を向いている位置で、位置ズレ量である距離d0を1.2mmと想定すれば、ギア11が回転されて、回転角θがそれぞれ約5度程度回転された位置に移動することにより、回転ツマミ12とギア11との各回転中心O1,O2間に生じた相対位置ズレが吸収される。
このように相対位置ズレが吸収されたときの、第1のリブ21と第2のリブ22の開口端部25aとの間のクリアランスは、上述した式1,2によって同様に演算して、図11および図12に示した各状態では、y=2.1×COS0.9=2.09が算出されることで、d3=y―2r=2.09−1=1.09が算出される。
したがって、第1のリブ21と第2のリブ22との間の、Y方向に平行な方向のクリアランスは、1.09−1=0.09によって算出され、約0.09mm程度になり、設定されたクリアランスである0.1mmに対してやや狭くはなるが、上述した第1のリブ21の長手方向がX方向と平行にされた場合と同様に、回転ツマミ12の回転動作を阻害することなく、良好な回転操作が確保されている。
そして、回転ツマミ12とギア11との各回転中心O1,O2間の相対位置ズレを吸収するための回転動作の回転角θが最も大きくなる状態は、第1のリブ21の長手方向が、相対位置ズレが生じている方向に直交する方向と平行になったときである。上述した一例では、相対位置ズレがY方向に生じているので、第1のリブ21の長手方向がX方向に平行になったときに回転動作の回転角θが最も大きくなる。
したがって、回転ツマミ12の第1のリブ21とスリット部25の開口端部25aとの間隔が、最も小さくなるのは、回転ツマミ12の第1のリブ21の長手方向がX方向に平行に向いている状態である。これは、上述した第1のリブ21と第2のリブ22のスリット部25との間の、Y方向に平行な方向のクリアランスを演算する際に、距離d3を算出する式2にCOSθが含まれているので、このコサイン曲線を考慮すれば、回転角θが0度から90度までの範囲では、回転角θが大きいほど、距離d3の値が小さくなって、クリアランスが少なくなるためである。
上述したように、第1のリブ21の長手方向がX方向に平行に向いている状態であっても、良好な回転動作が確保されている。このため、回転操作機構1は、第1のリブ21の長手方向が360度のいずれの方向を向いている状態でも、回転ツマミ12とギア11の各回転中心O1,O2間の相対位置ズレが吸収されて、回転ツマミ12の回転動作が阻害されることが防止される。
上述したように、回転操作機構1によれば、機器本体5と外装筐体6との組立誤差によって、外装筐体6に支持された回転ツマミ12と、機器本体5に支持されたギア11との間に相対位置ズレが発生することが抑えられる。
この回転操作機構1によれば、回転ツマミ12とギア11との間に相対位置ズレが生じた場合でも、回転ツマミ12の空転ガタツキもほとんど発生せずに、回転ツマミ12を良好に回転操作することができる。また、この回転操作機構1によれば、機器本体5と外装筐体6との組立誤差に伴って、ギア11と回転ツマミ12の各回転中心O1,O2間に相対位置ズレが生じている場合でも、ある程度までは第1のリブ21および第2のリブ22が形成されたそれぞれの部品に回転角θがつくことによって吸収される。このため、この回転操作機構1によれば、回転ツマミ12を円滑に抗力を受けることなく回転することが可能になり、良好な操作感触を得ることができる。
また、回転操作機構1によれば、機器本体5と外装筐体6との相対位置の組立誤差を吸収する構造であるため、製造工程で、ギア11が取り付けられた機器本体5と、回転ツマミ12が取り付けられた外装筐体6とを組み付けることで組立作業性が向上され、組立不良率を低減し、生産効率の向上を実現することができる。
また、この回転操作機構1によれば、ギア11に対する回転ツマミ12の空転ガタツキ、外装筐体6の開口15に対する回転ツマミ12の外観位置ズレを防止し、回転ツマミ12の操作部31等が外装筐体6の外周面に重なるように突出されないので、外装筐体6の外観デザインの制約を緩和することができる。
次に、他の実施形態の回転操作機構について説明する。なお、他の実施形態の回転操作機構は、上述した第1の実施形態の回転操作機構と基本構成がほぼ等しいので、第1の実施形態の同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
(第2の実施形態)
上述した回転操作機構1では、ギア11のスリット部25の開口端部25aが円弧状の曲面に形成されたが、開口端部が他の形状に形成された他のギアを有する第2の実施形態の回転操作機構について簡単に説明する。なお、他のギアは、第2のリブを除いて上述のギア11と基本的な構成が同一であるため、ギア11と同一部には同一符号を付して説明を省略する。
図13および図14に示すように、第2の実施形態の回転操作機構2は、回転ツマミ12によって回転操作されるギア51を備えている。
ギア51は、機器本体5に回転可能に設けられており、回転ツマミ12の第1のリブ21に係合される第2のリブ52が、ギア部19と同心円状に一体に突出して形成されている。この第2のリブ52は、略円環状に形成されており、周方向の一部が切り欠かれて、回転ツマミ12が係合される間隙をなすスリット部53が形成されている。
このスリット部53の開口端部53aは、各端面が第2のリブ52の厚さの中心線状に頂点が位置する断面三角形状に形成され、先端が角状をなしている。これら開口端部53aは、例えば、面取り加工によって先端がなす先端角が90度程度に形成されている。そして、このスリット部53の開口端部53aの先端間の距離は、回転ツマミ12の第1のリブ21の厚さtに所定のクリアランスを加えた最小のクリアランスもった所定の距離に形成されている。
以上のように構成された第2の実施形態の回転操作機構2によれば、回転ツマミ12側の第1のリブ21とギア51側の第2のリブ52の開口端部52aとが線接触されることになり、第1の実施形態と同様の動作および効果が得られる。
(第3の実施形態)
上述した回転操作機構1では、平板状に形成された第1のリブ21が、円環状に形成された第2のリブ22のスリット部25に係合される構成にされたが、これら第1および第2のリブが他の形状に形成された他のギアおよび回転ツマミを有する第3の実施形態の回転操作機構について簡単に説明する。なお、他のギアおよび回転ツマミは、第1および第2のリブを除いて、上述のギア11および回転ツマミ12と基本的な構成が同一であるため、同一部には同一符号を付して説明を省略する。
図15〜図17に示すように、第3の実施形態の回転操作機構3は、機器本体5に回転可能に設けられたギア61と、このギア61を回転操作するための回転操作子である回転ツマミ62とを備えている。
ギア61は、機器本体5に回転可能に設けられており、図15および図17に示すように、後述する回転ツマミ62の第1のリブ66に係合される一組の第2のリブ67a,67bが、ギア61の回転中心から径方向に沿って一体に突出して形成されている。
これら一組の第2のリブ67a,67bは、平板状に形成されて、対向して配置されており、後述する回転ツマミ62の第1のリブ66が係合される間隙をなすスリット部69を形成している。そして、このスリット部69の対向間の距離は、回転ツマミ62の第1のリブ66の外径に所定のクリアランスを加えて最小限のクリアランスもつ所定の距離に形成されている。
図16および図17に示すように、回転ツマミ62の底面には、ギア61の第2のリブ67a,67bに係合される円柱状の第1のリブ66が、一体に突出して形成されている。この第1のリブ66は、回転ツマミ62の回転中心から径方向に離間された位置に、一体に突出して形成されている。
この第3の実施形態の回転操作機構3によれば、回転ツマミ62側の第1のリブ66の外周面と、ギア61側の第2のリブ67a,67bのスリット部69とが線接触されることになり、第1の実施形態と同様の動作および効果が得られる。 なお、上述した実施形態の回転操作機構では、機器本体に設けられる回転部材として、ギアを一例に挙げているが、例えばロータリ方式の可変抵抗ボリューム等の他の回転部品が用いられて好適であることは勿論である。
また、上述した実施形態の回転操作機構では、回転部材であるギア側に、第1のリブが係合されるスリット部を構成する第2のリブが形成される構成にされたが、回転操作子である回転ツマミ側にスリット部を構成する第2のリブが形成される構成にされてもよいことは勿論である。
本発明に係る回転操作機構を示す平面図である。 前記回転操作機構を示すA−A断面図である。 前記回転操作機構を示すB−B断面図である。 前記回転操作機構を示す分解斜視図である。 回転ツマミの底面側を示す斜視図である。 ギアを説明するための図である。 回転ツマミが外装筐体に組み付けられた状態を示す図である。 回転ツマミとギアとの各回転中心が一致している状態を示す図である。 回転ツマミとギアとの各回転中心に位置ズレが生じている状態を示す図である。 回転ツマミとギアとの相対位置ズレを説明するための拡大図である。 回転ツマミの第1のリブがX方向に対して45度下方に回転された状態を説明するための図である。 回転ツマミの第1のリブがX方向に対して45度上方に回転された状態を説明するための図である。 他の回転操作機構を示す分解斜視図である。 他のギアの第2のリブを説明するための図である。 更に他の回転操作機構を示す分解斜視図である。 他の回転ツマミの底面側を示す斜視図である。 他のギアを説明するための図である。
符号の説明
1 回転操作機構
5 機器本体
6 外装筐体
7 シャーシ
11 ギア
12 回転ツマミ
13 凹部
15 開口
17 回転軸
18 軸穴部
19 ギア部
21 第1のリブ
22 第2のリブ
25 スリット部
25a 開口端部
26 呼び込み用傾斜面
31 操作部
32 係合片
33 係合爪
35 指先用凹部

Claims (7)

  1. 機器本体と、該機器本体を覆う筐体とを備える電子機器を操作するための回転操作機構において、
    前記機器本体に回転可能に設けられた回転部材と、
    前記回転部材を回転操作するための回転操作子と、
    前記筐体に設けられ前記回転操作子が挿通される開口とを備え、
    前記回転操作子は、前記開口内に回転自在に前記筐体に係合された状態で前記筐体に支持され、
    前記回転操作子および前記回転部材には、一方に、回転中心から径方向に離間された位置に第1の係合部が設けられ、他方に、該第1の係合部を挟む間隙をなし該第1の係合部に線接触して係合する第2の係合部が設けられ
    前記第1の係合部は、前記径方向に沿って板状に形成され、
    前記第2の係合部は、環状に形成され、周方向の一部が切り欠かれて前記間隙が設けられていることを特徴とする回転操作機構。
  2. 前記第1の係合部が前記第2の係合部の前記間隙に接触した状態を保ったままで、前記第1の係合部が前記間隙に対して回転するように構成されている請求項1に記載の回転操作機構。
  3. 前記第2の係合部は、前記間隙の対向面が曲面をなす請求項1又は2に記載の回転操作機構。
  4. 前記第2の係合部は、前記間隙の対向面が角状に形成されている請求項1又は2に記載の回転操作機構。
  5. 前記第2の係合部には、前記第1の係合部を前記間隙内に案内するための傾斜面が形成されている請求項ないしのいずれか1項に記載の回転操作機構。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の回転操作機構を備える電子機器。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の回転操作機構と、
    映像を投射するための投射光学系と、
    前記投射光学系が有するレンズを移動するための駆動機構とを備え、
    前記駆動機構は、前記回転操作機構の前記回転操作子によって作動されるプロジェクタ。
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