JP4046357B2 - 炭化水素転換触媒の前硫化工程 - Google Patents
炭化水素転換触媒の前硫化工程 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4046357B2 JP4046357B2 JP50224398A JP50224398A JP4046357B2 JP 4046357 B2 JP4046357 B2 JP 4046357B2 JP 50224398 A JP50224398 A JP 50224398A JP 50224398 A JP50224398 A JP 50224398A JP 4046357 B2 JP4046357 B2 JP 4046357B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- sulfur
- catalysts
- solution
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J37/00—Processes, in general, for preparing catalysts; Processes, in general, for activation of catalysts
- B01J37/20—Sulfiding
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
炭化水素類を精錬及び/又は水素化転換するための特定の触媒が最初に、つまり新鮮触媒として使用される、又は再生後に再使用される前の何れかに、それらの組成の一部を形成する金属を「前硫化する」ステップを使用することがしばしば望ましいことはよく知られている。水素化処理触媒、水素化分解触媒及びテールガス処理触媒のような炭化水素転換触媒類は典型的にはそのような「前硫化工程」を受ける。
水素化処理触媒は、炭化水素供給原料の水素化を触媒するために、及び最も好ましくは硫黄、窒素及び金属を含有する有機化合物類及び不飽和化合物類のような供給原料の特定成分を水素化するために使用できるあらゆる触媒組成物であると定義することができる。水素化分解触媒は、分子への水素の付随的添加を用いてより小さな分子を達成するために大きくかつ複雑な石油由来分子を分解するために使用できるあらゆる触媒組成物であると定義することができる。テールガス触媒は、危険な流出ガス流から有害性の低い生成物への転換を触媒する、及び最も特には回収して容易に元素硫黄へ転換することができる硫化水素へ硫黄の酸化物類を転換させるために使用できるあらゆる触媒組成物であると定義することができる。還元触媒は、例えばオレフィン水素化触媒のような還元状態で金属を含有しているあらゆる触媒組成物であると定義できる。そのような金属は典型的には例えば水素又はギ酸のような還元剤を用いて還元させられている。これらの還元触媒上の金属は完全に還元又は部分的に還元させることができる。
水素化触媒のための触媒組成物はよく知られており、数種は市販で入手可能である。典型的には、触媒の活性相は元素の周期表のVIII族、VIB族、IVB族、IIB族又はIB族の少なくとも1種の金属に基づいている。一般に、水素化触媒類は、通常はアルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ及び炭素のような担体上に担持されたPt、Pd、Ru、Ir、Rh、Os、Fe、Co、Ni、Cu、Mo、W、Ti Hg、Ag又はAuから選択された少なくとも1種の元素を含有している。
水素化処理及び/又は水素化分解又はテールガス処理のための触媒組成物類はよく知られており、数種は市販で入手可能である。この定義に入る金属酸化物触媒類には、ゼオライトを含むアルミナ、シリカ及びシリカ−アルミナ担体上に通常は担持されているコバルト−モリブデン、ニッケル−タングステン、及びニッケル−モリブデンが含まれる。同様に、その他の遷移金属元素触媒も又これらの目的で使用することができる。一般に、V、Cr、Mn、Re、Co、Ni、Cu、Zn、Mo、W、Rh、Ru、Os、Ir、Pd、Pt、Ag、Au、Cd、Sn、Sb、Bi及びTeから選択された少なくとも1種の元素を含有する触媒がこれらの目的に適当であると開示されてきた。
最大の効率を達成するために、これらの金属酸化物触媒類は少なくとも一部が金属硫化物に転換される。金属酸化物触媒類は温度を上昇させながら硫化水素と又は硫黄含有油若しくは供給原料との接触によってリアクター内(“in situ”)で硫化させることができる。
しかし、使用者にとっては元素として、又はその中に混合されている有機硫黄化合物の形で硫黄を含有する金属酸化物触媒が供給されることが好都合である。これらの前硫化触媒類は、追加の処理ステップを全く必要せずに、リアクターに装填されると、硫黄又は硫黄化合物を水素及び金属酸化物と反応させ、それによってそれらを硫化物へ転換することを惹起する水素の存在下での反応状態を生じさせることができる。これらの前硫化触媒はプラント操作者にとっての経済的長所を提供し、プラント操作者が触媒を硫化するために硫化水素、液体硫化物、有機多硫化物類及び/又はメルカプタン類を使用するときに遭遇する例えば引火性及び有毒性等の多くの危険を回避する。
金属酸化物触媒類を前硫化する数種の方法は知られている。水素化処理触媒類は、炭化水素供給原料を水素化処理する前に硫黄化合物類を多孔質触媒に混合することによって前硫化されてきた。例えば、米国特許第4,530,917号は、有機多硫化物を用いて水素化処理触媒を前硫化する方法を開示している。米国特許第4,177,136号は、元素硫黄を用いて触媒を処理することによって触媒を前硫化する方法を開示している。その後に元素硫黄をin situで硫化水素へ転換させるための還元剤として水素が使用されている。米国特許第4,089,930号は、水素の存在下で元素硫黄を用いる触媒の前処理を開示している。米国特許第4,943,547号は、触媒の細孔内へ元素硫黄を昇華させ、その後水素の存在下で硫黄の融点を超える温度まで硫黄−触媒混合物を加熱することによって水素化処理触媒を前硫化する方法を開示している。触媒は水素を用いて活性化される。公開PCT出願第WO93/02793号は、多孔質触媒中に元素硫黄が混合されている触媒を前硫化し、同時に又は引き続いて該触媒を液状オレフィン炭化水素を用いて処理する方法を開示している。
しかし、これらのex situ前硫化触媒類は、炭化水素処理リアクター内での炭化水素給液との接触に先立って別個の活性化ステップを受けなければならない。
このため、本発明の目的は、リアクター内での炭化水素給液との接触に先立っての別個の活性化処理を必要とせずに、新鮮又は再生の何れかの活性化され、前硫化された触媒を調製することである。
このため、本発明に従うと、少なくとも1種の金属又は金属酸化物を含有する硫化可能な触媒の多孔質粒子を予備硫化するための、下記を含有する工程が提供される:
(a)硫化物又は硫黄の少なくとも一部分が触媒の細孔の中に取込まれている硫黄混合触媒を入手するために触媒を無機多硫化物溶液に含浸させること;及び
(b)非酸化雰囲気の存在下で硫黄混合触媒を加熱すること。
本発明はさらに、本発明に記載の工程によって入手可能な前硫化触媒を提供する。
本明細書で使用されている用語「無機多硫化物」は、一般式S(x) 2-を有する多硫化物イオン類を指しており、式中xは2より大きい整数、つまりxは少なくとも3、好ましくは3〜9、より好ましくは3〜5の数値を有する整数であり、さらに「無機」という用語はこの文脈において有機である可能性のある対イオンよりむしろ多硫化物部分の性質を指している。本明細書で使用されている用語「無機多硫化物溶液」は、無機多硫化物を含有している溶液を指している。本明細書で使用されている用語「金属(類)−」、「金属酸化物(類)−」、及び「金属硫化物(類)−」含有触媒類には、引き続いて実触媒として使用される触媒前駆物質類が含まれる。さらに、用語「金属(類)」には部分的に酸化された形の金属類が含まれる。用語「金属酸化物(類)」には、部分的に還元された形の金属酸化物(類)が含まれる。用語「金属硫化物(類)」には、部分的に並びに完全に硫化された金属である金属硫化物(類)が含まれる。上記という用語は一部には炭化物類、ホウ化物類、窒化物類、オキシハロゲン化物類、アルコキシド類及びアルコラート類のような他の成分を含んでいる。
本発明においては、前硫化可能な金属又は金属酸化物を含有する触媒は、硫化物又は硫黄の触媒の細孔内への取込みを惹起するために有効な温度及び時間で、前硫化可能な金属又は金属酸化物触媒を前硫化するために無機多硫化物溶液を用いて含浸させられる。含浸後に、触媒は混合された硫化物又は硫黄を触媒上に定着させるために十分な時間をかけて非酸化条件下で加熱される。
ここで「硫化可能な金属酸化物触媒(類)」」と呼ばれている触媒は、酸化物形ではなく硫化形の、実触媒として使用される触媒前駆物質であってよい。本発明の調製方法は、酸化物類へ完全には転換されていない金属硫化物を有している可能性のある再生触媒類に適用できるので、「硫化可能な金属酸化物触媒(類)」はさらにそれらの金属の一部を硫化された状態で含有しているこれらの触媒類も指している。
好ましい実施態様では、無機多硫化物溶液を用いての含浸に先立って、金属又は金属酸化物触媒粒子又はペレットは初期発熱を減少させるために空気との平衡状態まで水和される。
本発明の工程を実施する際には、多孔質触媒粒子は含浸によって触媒の細孔内に硫化物又は硫黄化合物が取込まれることを惹起する条件下で無機多硫化物溶液と接触かつ反応させられる。無機多硫化物混合又は硫黄化合物混合触媒類は「硫黄混合触媒」と呼ばれるであろう。
無機多硫化物溶液は、典型的には元素硫黄を水性硫化アンモニウム(又はアンモニウム誘導体、つまりテトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム等)溶液に溶解させることによって調製される。好ましい多硫化物には一般式S(x) 2-の無機多硫化物及びそれらの混合物が含まれ、式中xは例えばS(3) 2-、S(4) 2-、S(5) 2-、S(6) 2-のように2より大きい、好ましくは3〜9、より好ましくは3〜5の整数である。
無機多硫化物溶液は赤色液で、暗色の呈色は長鎖多硫化物を示し、より明るい色の呈色は短鎖多硫化物を示す。このようにして調製された無機多硫化物溶液は、細孔容積含浸法を用いて、又は触媒の細孔が触媒の容積を越えずに充填されるように初期浸潤によって触媒粒子を含浸させるために使用される。本工程において使用される硫黄の量は、硫化物に転換させる必要のある触媒中に存在する触媒金属の量に依存するであろう。例えば、モリブデンを含有する触媒は1モルのモリブデンを二硫化モリブデンに転換させるためには2モルの硫黄又は一硫黄化合物類を必要とするが、他の金属類についても同様の定量がなされるであろう。再生触媒類に関しては、存在する硫黄濃度を必要な硫黄の量についての計算の要素に入れることができる。
本発明の工程における無機多硫化物溶液中に典型的に存在する硫黄の量は、溶液の総重量に基づいて、5重量%から50重量%の範囲内である。出発硫化アンモニウム溶液の濃度を増加させることによって、より高濃度の硫黄を得ることができる。無機多硫化物溶液は一般には重量で2:1〜5:1の範囲内の、好ましくは2:1〜3:1の範囲内の硫黄対硫化物比を有しているであろう。無機多硫化物溶液中の硫黄の量は一般には、触媒粒子上に含浸させられた硫黄の量が典型的には酸化物形から硫化物形への金属成分の化学量論的転換を生じさせるために十分な量であり、一般には硫化触媒の総重量に基づいて2重量%〜15重量%の、好ましくは4重量%〜12重量%の範囲内である。
総計で化学量論的必要量の約50%までの量へ追加して硫黄を前硫化することは、水素化処理触媒及び第1段階水素化分解触媒類の重要な特性である、適正な水素化脱窒活性を有する触媒を生じさせることが発見されている。従って、触媒内に混合するために使用される前硫化する硫黄の量は典型的には、化学量論的量の0.2〜1.5倍、好ましくは化学量論的量の0.4〜1.2倍の範囲内であろう。
VIB族及び/又はVIII族の金属を含有している水素化処理/水素化分解及びテールガス処理触媒については、使用される前硫化する硫黄の量は、典型的には装填される触媒の1重量%〜15重量%、及び好ましくは使用される前硫化する硫黄の量は装填される触媒の4重量%〜12重量%である。
硫黄含浸工程は、典型的には0℃〜30℃以上、60℃までの範囲内の温度で実施されるであろう。温度下限は含浸の特異的条件下での無機多硫化物の凝固点によって決定されるが、温度上限は主として無機多硫化物溶液の揮発性化合物及び元素硫黄への分解によって決定される。
無機多硫化物溶液による触媒粒子の含浸後、硫黄混合触媒は、例えば窒素、二酸化炭素、アルゴン、ヘリウム及びそれらの混合物類のような流動している非酸化ガスの存在下で、残留細孔容積水のほとんどを追い出して触媒上に硫黄を定着させるために十分な温度で加熱処理を受ける。硫黄混合触媒の加熱処理は好ましくは、細孔容積水のほとんどを追い出すために、硫黄が混合された触媒が最初に50℃〜150℃の範囲内の、好ましくは120℃の温度へ加熱される傾斜温度法を用いて実施される。触媒はその後、混合された硫黄を触媒上へ定着させるために、120℃〜400℃の、及び好ましくは230℃〜350℃の範囲内の最終保持温度へ傾斜加熱される。この加熱処理に引き続いて、触媒は室温(環境温度)へ冷却させられ、水飽和非酸化ガスを用いて再水和させられる。結果として生じる触媒は空気中での取扱いに対して安定性である。
本発明の前硫化触媒はその後、例えば水素化処理及び/又は水素化分解リアクター又はテールガスリアクターに装填され、リアクターは運転(水素化処理及び/又は水素化分解又はテールガス処理)条件まで加熱され、さらに触媒は、触媒の炭化水素供給原料との接触に先立って水素を用いて触媒を長期活性化させる必要なく、その後直ちに炭化水素供給原料と接触させられる。何らの特定の理論と結合することを願わずとも、本発明に従って前硫化される触媒類については一般にex situ前硫化触媒のために必要とされる水素を用いての長期活性化期間が必要とされないと考えられるが、これは本発明の工程においてはほとんどの硫黄が既に金属又は金属酸化物と反応して金属硫化物を形成している、或いは又硫黄が硫化物に転換されるに先立って触媒の細孔から離れないような程度で触媒の細孔内に定着しているためである。
本発明の工程はさらに、酸化再生されている使用済触媒類の硫化にも適用可能である。従来の酸化再生工程後に、酸化再生触媒を上記の方法で新鮮触媒と同様に前硫化することができる。
本工程は、特に水素化処理及び/又は水素化分解又はテールガス処理触媒類への適用に適している。これらの触媒類は典型的には、例えばアルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ及びゼオライト類のような多孔質担体上に担持されたVIB族及び/又はVIII族の金属類を含有している。材料類は当分野において明確に定義されており、例えば米国特許第4,530,911号及び米国特許第4,520,128号に記載の技術によって調製できる。好ましい水素化処理及び/又は水素化分解又はテールガス処理触媒類には、アルミナ上に担持されているモリブデン、タングステン及びそれらの混合物類から選択されたVIB族の金属及びニッケル、コバルト及びそれらの混合物類から選択されたVIII族の金属が含まれるであろう。様々なリアクター条件下で良好な活性を示す可転性の水素化処理及び/又は水素化分解触媒類は、アルミナ担持ニッケル−モリブデン及びコバルト−モリブデン触媒類である。時々は促進剤としてリンが添加される。様々なリアクター条件下で良好な活性を示す可転性のテールガス処理触媒は、アルミナ担持コバルト−モリブデン触媒である。
本発明のex situ前硫化法は、リアクターにおける炭化水素供給原料との即時の接触を提供することによって、さらに従来型ex situ前硫化触媒類について必要である水素を用いての長期活性化工程を排除することによって、水素化処理、水素化分解及び/又はテールガス処理リアクターがより迅速に始動することを許容する。
従って、本発明はさらに本発明に記載の前硫化触媒の存在下で供給原料を水素と高温で接触させることを含む炭化水素供給原料を転換するための工程(即ち、炭化水素転換工程)を提供する。
水素化処理条件は、100℃〜425℃の範囲内の温度及び40気圧(4.05MPa)を越える圧力を含んでいる。総圧力は典型的には400〜2,500psig(2.76〜17.23MPa)の範囲内であろう。水素分圧は典型的には200〜2,200psig(1.38〜15.17MPa)の範囲内であろう。水素供給速度は、典型的には200〜10,000標準立方フィート/バレル(“SCF/BBL”)であろう。供給原料供給速度は、典型的には0.1〜15の範囲内の液毎時空間速度(“LHSV”)を有しているであろう。
水素化分解条件は、200℃〜500℃の範囲内の温度及び40気圧(4.05MPa)を越える圧力を含んでいる。総圧力は典型的には400〜3,000psig(2.76〜20.68MPa)の範囲内であろう。水素分圧は典型的には300〜2,600psig(2.07〜17.93MPa)の範囲内であろう。水素供給速度は、典型的には1,000〜10,000標準立方フィート/バレル(“SCF/BBL”)であろう。供給原料供給速度は、典型的には0.1〜15の範囲内の液毎時空間速度(“LHSV”)を有しているであろう。供給原料の相当に大量の水素化処理を実施する第1段階水素化分解装置は、水素化処理装置よりは高温で、第2段階水素化分解装置よりは低温で操作することができる。
本工程において水素化処理又は水素化分解される炭化水素供給原料類は、広範な沸騰範囲内で相違することがある。それらは、灯油留分のような軽い留分並びに任意にタールサンド類、頁岩油、残留物アップグレーディング工程又はバイオマスを起源とする軽油、コークス軽油、真空軽油、脱アスファルト油、長及び短残留物類、触媒によって分解された循環油、加熱又は触媒によって分解された軽油、及び合成原油のような重い留分を含んでいる。様々な炭化水素油の組合せも又使用することができる。
テールガス処理リアクターは、典型的には200℃〜400℃の範囲内の温度及び大気圧(101.3MPa)で操作する。リアクターに供給されるテールガスの容積の約0.5〜5%は水素を含有しているであろう。リアクターを通過するテールガスの標準ガス毎時空間速度は500〜10,000hr-1の範囲内である。テールガス処理リアクターにおいて主題の触媒類を始動させることのできる数種の方法がある。主題の触媒類を始動させるためにはクラウス単位給液又はテールガスを使用することができる。水素を生成させるために不足当量比でガスバーナーを作動させることによって必要に応じて追加の水素が与えられてもよい。
本発明を具体的に例示する目的で提供されている下記の実施例によって説明する。
無機多硫化物溶液の調製
下記の実施例で使用するための無機多硫化物溶液は、激しく攪拌された硫化アンモニウム溶液(150ml、22重量%)へ42gの元素硫黄を添加することによって調製した。元素硫黄は直ちに溶解し始め、生じた溶液は赤−橙色となった。この混合液を全部の硫黄が溶解するまで攪拌した。溶液の実硫黄含量は30重量%となり、溶液中の硫黄対硫化物重量比は3.0であった。
実施例1
前硫化触媒類を調製するために、下記に挙げた特性を有する市販の水素化処理触媒を使用した。
表A:触媒の特性
ニッケル 3.0重量%
モリブデン 13.0重量%
リン 3.5重量%
担体 ガンマアルミナ
表面積、m2/g 162
水細孔容積、cc/g 0.47
サイズ 1/16インチトリローブ
上記の触媒の試料50gを空気と平衡状態まで水和させた。水和した触媒をその後上記の無機多硫化物溶液28.0mlを用いて含浸させた。この溶液をシリンジポンプ装置を用いて滴下法で、窒素パージング(0.5l/分)した容量300mlの3N丸底フラスコに含有されている触媒ペレットの揺動床へ添加した。丸底フラスコが取り付けられているスタンドをFMC振動台を用いて触媒ペレットの転動床を作り出すように設定した振動振幅で振動させた。生じた黒色ペレットをその後室温から121℃(250°F)へ1時間かけて加熱した。触媒をその後260℃(500°F)の最終保持温度まで傾斜加熱して1時間保持した。最終硫黄濃度は触媒の総重量の9.3%であった。触媒の硫黄含量をLECOコーポレーション製SC−432炭素−硫黄分析装置を用いて分析した。触媒の特性は下記の表1に挙げられている。
比較実施例A
上記の実施例1に記載の市販の水素化処理触媒に下記のin situ硫化方法を受けさせた。
触媒の試料を破砕し、15−45メッシュで篩にかけ、設定圧の1気圧の硫化ガス(5%H2S/95%H2)及び流速45l/時を有する試験装置内に装填した。温度をその後0.5℃/分の速度で室温から204℃まで傾斜上昇させ、その温度で2時間保持した。温度をその後0.5℃/分の速度で371℃まで上昇させ、その温度で1時間保持し、室温へ冷却させた。その後、装置を純粋水素流及び確定された目標速度及び圧へ切り換え、その後に炭化水素給液を導入した。最終硫黄濃度は触媒の総重量の8.8%であった。触媒の硫黄含量をLECOコーポレーション製SC−432炭素−硫黄分析装置を用いて分析した。触媒の特性は下記の表1に挙げられている。
触媒試験
上記の実施例1で硫化された触媒を使用して細流リアクターにおいて触媒によって分解された重い軽油(CCHGO)を水素化処理した。触媒の試料を破砕し、16−45メッシュを用いて篩にかけ、炭化珪素を用いて希釈し、細流リアクターチューブ内に装填した。リアクターチューブを45l/時の流速の水素を用いて1,100psig(7.6MPa)へ加圧した。リアクターをその後93℃へ加熱し、CCHGO給液を1.5の液毎時空間速度(LHSV)で触媒上方を通過させた。温度を0.5℃/時の速度で332℃へ傾斜上昇させ、その後60時間に渡って保持した。試料をその後収集し、水素化、水素化脱窒及び水素化脱硫活性を測定するために分析した。反応定数は比較実施例Aに比較して報告されている。
比較実施例Aを、触媒がin situ硫化法によって硫化されていたので、触媒が硫化後にリアクターから取り出されなかったことを除いて、上記の実施例1と類似の方法で試験した。
結果は下記の表1に示されている。
表1から分かるように、無機多硫化物溶液を利用する本発明に記載の前硫化法は、水素化処理触媒(実施例1)に硫黄を混合するための有効な手段である。
NM=測定されなかった
1 触媒上に装填された硫黄に比較して残留している硫黄の%として報告されている。
2 H2S/H2硫化触媒と比較して
実施例2
ゼオリスト・インターナショナル(Zeolyst International Inc.)社から入手できるZ−763 Ni−W/Ultrastable Yゼオライトをベースとする水素化分解触媒を下記に述べる方法に従って前硫化した。
上記の触媒の試料100gを空気と平衡状態まで水和させた。水和した触媒をその後上記の無機多硫化物溶液23.4mlを用いて含浸させ、38.6mlの水細孔容積へ希釈した。この溶液をシリンジポンプ装置を用いて滴下法で、窒素パージング(0.5l/分)した容量300mlの3N丸底フラスコに含有されている触媒ペレットの揺動床へ添加した。丸底フラスコが取り付けられているスタンドをFMC振動台を用いて触媒ペレットの転動床を作り出すように設定した振動振幅で振動させた。生じた黒色ペレットをその後室温から150℃へ1時間かけて加熱した。触媒をその後343℃の最終保持温度まで傾斜加熱して1時間保持した。室温まで冷却させた後、空気感受性の触媒を、触媒をリアクター装填のために空気中で安全に取り扱うことができるように、水飽和窒素流を使用して水を用いて再水和させた。最終硫黄レベルは総触媒の7.48重量%であった。触媒の硫黄含量をLECOコーポレーション製SC−432炭素−硫黄分析装置を用いて分析した。触媒の特性は下記の表2に挙げられている。
比較実施例B
上記の実施例2に記載の市販の水素化分解触媒に下記のin situ硫化方法を受けさせた。
触媒の試料を設定圧の350psig(2.4MPa)の硫化ガス(5%H2S/95%H2)及び1,500のガス毎時空間速度(GHSV)を生じさせるように設定した流速(例、40mlの触媒に対して60l/時の流速)を有する試験装置内に装填した。温度をその後30分で室温から150℃まで傾斜上昇させ、その後は6時間をかけて150℃〜370℃まで上昇させた。温度はその後370℃で2時間保持し、その後は150℃低下させた。その後、装置を純粋水素流及び確定された目標速度及び圧へ切り換え、その後炭化水素給液を導入した。最終硫黄濃度は総触媒の5.45重量%であった。触媒の硫黄含量をLECOコーポレーション製SC−432炭素−硫黄分析装置を用いて分析した。触媒の特性は下記の表2に挙げられている。
触媒試験
上記の実施例2及び比較実施例Bで硫化された触媒を使用して、細流リアクターにおいて水素化処理された触媒によって分解された軽い軽油を水素化分解した。触媒の試料を破砕し、16−45メッシュを用いて篩にかけ、炭化珪素を用いて希釈し、細流リアクターチューブ内に装填した。リアクターチューブを水素を用いて1,500psig(10.34MPa)へ加圧した。リアクターをその後150℃へ加熱し、水素化処理された触媒によって分解された軽い軽油給液を6.0の液毎時空間速度(LHSV)で触媒上方を通過させた。リアクターチューブ内の水素対給液比は6,500標準立方フィート/バレル(SCF/BBL)であった。温度は22℃/日の速度で4日間に渡って傾斜上昇させ、次に6℃/日の速度で5日間かけて260℃まで上昇させた。温度はその後給液における190+℃の12重量%の目標転換を入手するように調整した。結果は下記の表2に示されている。
表2から分かるように、無機多硫化物溶液を利用する本発明に記載の前硫化触媒(実施例2)の硫黄残留率は96%であり、これは加熱工程後に触媒上に本質的に全部の硫黄が残留していることを示している。さらに、実施例2における触媒の水素化分解活性は、従来型in situ前硫化法(比較実施例B)を用いて前硫化された水素化分解触媒の水素化分解活性と同等である。
Claims (8)
- 少なくとも1種の金属又は金属酸化物を含有する硫化可能な触媒の多孔質粒子を予備硫化するための方法であって、
(a)触媒を無機多硫化物溶液に含浸させて、硫化物又は硫黄の少なくとも一部分が触媒の細孔の中に取込まれている硫黄混合触媒を得ること;及び
(b)非酸化雰囲気の存在下で硫黄混合触媒を加熱すること
を包含する方法。 - 無機多硫化物溶液が、一般式S(x) 2-を有する多硫化物イオン類を含み、式中xが少なくとも3の整数を有している、請求項1に記載の方法。
- 無機多硫化物溶液が元素硫黄を水性硫化アンモニウム又は硫化アンモニウム誘導体溶液中に溶解させることによって調製される、請求項1又は請求項2に記載の方法。
- 無機多硫化物溶液が溶液の総重量に基づいて5重量%から50重量%の範囲内の量の硫黄を含有している、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
- 工程a)に先立って、少なくとも1種の金属又は金属酸化物を含有する触媒が空気と平衡状態へ水和されている、請求項1〜4の何れか一項に記載の工程。
- 工程a)における含浸が0℃〜60℃の範囲内の温度で実施される、請求項1〜5の何れか一項に記載の方法。
- 工程b)における加熱が50℃〜400℃の範囲内の温度で実施される、請求項1〜6の何れか一項に記載の方法。
- 工程b)における加熱が、窒素、二酸化炭素、アルゴン、ヘリウム及びそれらの混合物からなるグループから選択された非酸化ガスの存在下で実施される、請求項1〜7の何れか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/668,039 US5786293A (en) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | Process for presulfiding hydrocarbon processing catalysts |
US08/668,039 | 1996-06-17 | ||
PCT/EP1997/003130 WO1997048488A1 (en) | 1996-06-17 | 1997-06-13 | A process for presulphiding hydrocarbon conversion catalysts |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000512208A JP2000512208A (ja) | 2000-09-19 |
JP4046357B2 true JP4046357B2 (ja) | 2008-02-13 |
Family
ID=24680747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50224398A Expired - Fee Related JP4046357B2 (ja) | 1996-06-17 | 1997-06-13 | 炭化水素転換触媒の前硫化工程 |
Country Status (19)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5786293A (ja) |
EP (1) | EP0906154B1 (ja) |
JP (1) | JP4046357B2 (ja) |
KR (1) | KR20000016689A (ja) |
AR (1) | AR007599A1 (ja) |
AT (1) | ATE204513T1 (ja) |
AU (1) | AU718734B2 (ja) |
BR (1) | BR9709804A (ja) |
CZ (1) | CZ416698A3 (ja) |
DE (1) | DE69706300T2 (ja) |
DK (1) | DK0906154T3 (ja) |
HU (1) | HUP9903463A3 (ja) |
ID (1) | ID18119A (ja) |
NO (1) | NO985892L (ja) |
NZ (1) | NZ333762A (ja) |
PL (1) | PL330528A1 (ja) |
RU (1) | RU2183990C2 (ja) |
TW (1) | TW426548B (ja) |
WO (1) | WO1997048488A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU5399100A (en) * | 1999-05-28 | 2000-12-18 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Process to prepare a lubricating base oil |
CA2412363C (en) * | 2000-06-19 | 2010-03-30 | James B. Mac Arthur | Method for presulfiding and preconditioning of residuum hydroconversion catalyst |
US20040223606A1 (en) * | 2003-03-03 | 2004-11-11 | Noel Enete | Host based video clips and transport mechanism |
US20050139514A1 (en) * | 2003-12-30 | 2005-06-30 | Chevron U.S.A. Inc. | Hydroisomerization processes using sulfided catalysts |
BRPI0418260A (pt) * | 2003-12-30 | 2007-04-17 | Chevron Usa Inc | método para a produção de um óleo de base lubrificante a partir de uma alimentação de hidrocarbonetos cerosos |
US20050139513A1 (en) * | 2003-12-30 | 2005-06-30 | Chevron U.S.A. Inc. | Hydroisomerization processes using pre-sulfided catalysts |
MY142437A (en) | 2006-07-21 | 2010-11-30 | China Petroleum & Chemical | Hydrogenation catalyst composition, process for preparing the same and use thereof |
CN115518694B (zh) * | 2021-06-25 | 2024-01-05 | 中国石油化工股份有限公司 | 耐硫变换催化剂的预硫化方法 |
Family Cites Families (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB646408A (en) * | 1947-08-13 | 1950-11-22 | Du Pont | Improvements in and relating to selective hydrogenation proceses |
US3516947A (en) * | 1967-05-04 | 1970-06-23 | Canadian Patents Dev | Catalysts having stable free radicals containing sulfur |
BE794334A (fr) * | 1972-01-20 | 1973-07-19 | Unilever Nv | Catalyseur metallique sulfure depose sur un support |
SU637139A2 (ru) * | 1974-11-06 | 1978-12-15 | Ленинградский технологический институт целлюлозно-бумажной промышленности | Способ получени ионообменников на основе сульфидов т желых металлов |
US4089930A (en) * | 1976-02-12 | 1978-05-16 | New England Power Service Company | Process for the catalytic reduction of nitric oxide |
US4067958A (en) * | 1976-03-10 | 1978-01-10 | Continental Oil Company | Production of a hydrogen-rich gas from a co-containing fuel gas |
US4177136B1 (en) * | 1978-01-03 | 1994-05-03 | Standard Oil Co Ohio | Hydrotreating process utilizing elemental sulfur for presulfiding the catalyst |
GB2055603B (en) * | 1979-08-10 | 1983-05-05 | Coal Industry Patents Ltd | Hydrotreating catalysts |
US4606812A (en) * | 1980-04-15 | 1986-08-19 | Chemroll Enterprises, Inc. | Hydrotreating of carbonaceous materials |
FR2534826A1 (fr) * | 1982-10-26 | 1984-04-27 | Pro Catalyse | Nouvelles masses d'absorption pour l'elimination du mercure comportant un support sur lequel est depose du soufre |
US4474896A (en) * | 1983-03-31 | 1984-10-02 | Union Carbide Corporation | Adsorbent compositions |
FR2548205B1 (fr) * | 1983-06-30 | 1985-11-29 | Eurecat Europ Retrait Catalys | Procede de presulfuration de catalyseur de traitement d'hydrocarbures |
US5162282A (en) * | 1983-08-29 | 1992-11-10 | Chevron Research And Technology Company | Heavy oil hydroprocessing with group VI metal slurry catalyst |
US4520128A (en) * | 1983-12-19 | 1985-05-28 | Intevep, S.A. | Catalyst having high metal retention capacity and good stability for use in the demetallization of heavy crudes and method of preparation of same |
FR2559402B1 (fr) * | 1984-02-13 | 1986-06-27 | Europ Retraitement Catalyse | Procede de presulfuration de catalyseur de traitement d'hydrocarbures |
US4530911A (en) * | 1984-05-18 | 1985-07-23 | Shell Oil Company | Hydrodenitrification catalyst |
DE3562987D1 (en) * | 1984-10-30 | 1988-07-07 | Eurecat Europ Retrait Catalys | Method for presulfiding a catalyst for the treatment of hydrocarbons |
US4728682A (en) * | 1985-09-30 | 1988-03-01 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Metal ternary sulfides |
US4985389A (en) * | 1987-09-30 | 1991-01-15 | Mobil Oil Corporation | Polysulfide treated molecular sieves and use thereof to remove mercury from liquefied hydrocarbons |
EP0343045B1 (fr) * | 1988-05-19 | 1992-07-15 | Institut Français du Pétrole | Composition catalytique comprenant un sulfure métallique en suspension dans un liquide contenant des asphaltènes et procédé d'hydroviscoreduction d'une charge d'hydrocarbures |
FR2644362B2 (fr) * | 1988-07-01 | 1991-08-30 | Eurecat Europ Retrait Catalys | Procede de presulfuration et de controle de l'activite de catalyseur de traitement d'hydrocarbures |
EP0357295B1 (en) * | 1988-08-19 | 1996-07-03 | Sumitomo Metal Mining Company Limited | Catalysts for hydrotreating of hydrocarbons and methods of preparing the same |
US4943547A (en) * | 1988-09-13 | 1990-07-24 | Seamans James D | Method of presulfiding a hydrotreating catalyst |
FR2649907A2 (fr) * | 1989-04-19 | 1991-01-25 | Eurecat Europ Retrait Catalys | Procede de presulfuration de catalyseur de traitement d'hydrocarbures |
FR2659570B1 (fr) * | 1990-03-19 | 1992-06-05 | Eurecat Europ Retrait Catalys | Procede de presulfuration de catalyseur de traitement d'hydrocarbures. |
FR2661114B1 (fr) * | 1990-04-20 | 1992-06-12 | Elf France | Catalyseur d'hydroraffinage de charges hydrocarbonnees renfermant du trisulfure: de niobium et procede d'hydroraffinage utilisant ledit catalyseur. |
FR2664507B1 (fr) * | 1990-07-13 | 1995-04-14 | Eurecat Europ Retrait Catalys | Procede de pretraitement d'un catalyseur par un melange d'un agent soufre et d'un agent reducteur organique. |
US5215954A (en) * | 1991-07-30 | 1993-06-01 | Cri International, Inc. | Method of presulfurizing a hydrotreating, hydrocracking or tail gas treating catalyst |
FR2689420B1 (fr) * | 1992-04-01 | 1994-06-17 | Eurecat Europ Retrait Catalys | Procede de presulfuration de catalyseur de traitement d'hydrocarbures. |
-
1996
- 1996-06-17 US US08/668,039 patent/US5786293A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-06-13 KR KR1019980710291A patent/KR20000016689A/ko not_active Application Discontinuation
- 1997-06-13 DE DE69706300T patent/DE69706300T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-13 BR BR9709804A patent/BR9709804A/pt not_active Application Discontinuation
- 1997-06-13 AT AT97928213T patent/ATE204513T1/de not_active IP Right Cessation
- 1997-06-13 AU AU32594/97A patent/AU718734B2/en not_active Ceased
- 1997-06-13 WO PCT/EP1997/003130 patent/WO1997048488A1/en not_active Application Discontinuation
- 1997-06-13 CZ CZ984166A patent/CZ416698A3/cs unknown
- 1997-06-13 HU HU9903463A patent/HUP9903463A3/hu unknown
- 1997-06-13 NZ NZ333762A patent/NZ333762A/en unknown
- 1997-06-13 EP EP97928213A patent/EP0906154B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-13 JP JP50224398A patent/JP4046357B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1997-06-13 RU RU99100714/04A patent/RU2183990C2/ru not_active IP Right Cessation
- 1997-06-13 PL PL97330528A patent/PL330528A1/xx unknown
- 1997-06-13 DK DK97928213T patent/DK0906154T3/da active
- 1997-06-16 ID IDP972045A patent/ID18119A/id unknown
- 1997-06-17 AR ARP970102633A patent/AR007599A1/es unknown
- 1997-07-08 TW TW086109626A patent/TW426548B/zh not_active IP Right Cessation
-
1998
- 1998-12-16 NO NO985892A patent/NO985892L/no not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NO985892D0 (no) | 1998-12-16 |
NO985892L (no) | 1999-02-16 |
AU3259497A (en) | 1998-01-07 |
ATE204513T1 (de) | 2001-09-15 |
TW426548B (en) | 2001-03-21 |
DK0906154T3 (da) | 2001-10-08 |
EP0906154B1 (en) | 2001-08-22 |
KR20000016689A (ko) | 2000-03-25 |
ID18119A (id) | 1998-03-05 |
AU718734B2 (en) | 2000-04-20 |
WO1997048488A1 (en) | 1997-12-24 |
DE69706300D1 (de) | 2001-09-27 |
RU2183990C2 (ru) | 2002-06-27 |
PL330528A1 (en) | 1999-05-24 |
JP2000512208A (ja) | 2000-09-19 |
US5786293A (en) | 1998-07-28 |
AR007599A1 (es) | 1999-11-10 |
HUP9903463A2 (en) | 2000-07-28 |
EP0906154A1 (en) | 1999-04-07 |
CZ416698A3 (cs) | 1999-08-11 |
BR9709804A (pt) | 1999-08-10 |
NZ333762A (en) | 2000-02-28 |
DE69706300T2 (de) | 2002-03-14 |
HUP9903463A3 (en) | 2000-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3412764B2 (ja) | 触媒を予備硫化する方法 | |
RU2372991C2 (ru) | Способ восстановления каталитической активности отработанного катализатора водородообработки, отработанный катализатор водородообработки, имеющий восстановленную каталитическую активность, и способ водородообработки | |
JP3116235B2 (ja) | 水素化処理、水素化分解又はテールガス処理触媒の予備硫化方法 | |
JP4538667B2 (ja) | 炭化水素分子の存在下での現場外の予備硫化 | |
JP4049397B2 (ja) | 炭化水素転換触媒の前硫化工程 | |
JPH08259960A (ja) | 亜鉛により活性化された炭素担持金属硫化物触媒を使用する炭化水素油の水素化脱芳香族法 | |
JP4866500B2 (ja) | 水素化処理触媒の予備炭化 | |
JP4046357B2 (ja) | 炭化水素転換触媒の前硫化工程 | |
JP2006521921A (ja) | オルトフタラートによる水素処理触媒の処理方法およびこれを使用する硫化方法 | |
JPS60209256A (ja) | 炭化水素の処理触媒の予備硫化方法 | |
US5500401A (en) | Method for selective hydrodenitrogenation of raw oils | |
US6372125B1 (en) | Catalyst comprising a group VIB metal carbide, phosphorous and its use for hydrodesulphurisation and hydrogenation of gas oils | |
CA2258000C (en) | A process for presulphiding hydrocarbon conversion catalysts | |
MXPA98010787A (en) | A process to presulfate hydrocarbon conversion catalysts | |
CA2258001C (en) | A process for presulphiding hydrocarbon conversion catalysts | |
MXPA98010769A (en) | A process to presulfate hydrocarbon conversion catalysts | |
JP2001510399A (ja) | 現場外で予備硫化した炭化水素転化触媒 | |
JPH07178B2 (ja) | 炭化水素の水素化処理用触媒の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070313 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20070606 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20070723 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071120 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |