JP4045570B2 - フォームタイ取外し用レンチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート型枠の締付けに使用されるフォームタイの取外し用レンチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、本願出願人が出願した特願2000−126683のコンクリート型枠締付け金具の脱着工具がある。
【0003】
上記コンクリート型枠締付け金具の脱着工具は、ソケットレンチ本体の開口先端部を若干ラッパ状に開口した誘導部を形成し、上記誘導部より所定の間隔を持って、コンクリート型枠締付け金具のフォームタイの横断面形状に略対応し、且つ該フォームタイが遊嵌状に掛止する程度のレンチ部を該ソケットレンチ本体に内設すると共に該レンチ部の入口先端をフォームタイの先端近傍に形成されるテーパー角度より若干大きい角度乃至直角近傍の角度を持って形成したレンチ誘導部を設けている。
【0005】
つまり、ソケットレンチ本体にラッパ状に開口した誘導部およびレンチ誘導部をへて奥まった位置にレンチ部を内設している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来、コンクリート型枠の締付け金具のフォームタイを電動のインパクトドライバを使用して取外す時、取外すフォームタイ近くに、天井支持パイプ又は足場などのパイプが設置されているため、ドライバの先端に取付けられるソケットレンチが真っ直ぐにフォームタイに差込めず、上記パイプなどを避け斜め方向から差込まなければならない状態が多々ある。
【0007】
この時、上記従来のコンクリート型枠締付け金具の脱着工具では、レンチ誘導部をへて奥まった位置にレンチ部を内設しているので、レンチ部にフォームタイの先端部が達せず、空回り状態となることがあり、斜め方向からの使用が出来なかった。
【0008】
また、他の市販品は、ドライバの先端に取付けられるソケットレンチの向きとフォームタイの向きを合わせて嵌入してから取外し作業をしているので、フォームタイの向きに合わせて該ドライバの持つ手を捻りながらの作業で、その作業が繁雑となり、またインパクトドライバを持つ手首が疲れ、効率が悪かった。
【0009】
さらに、コンクリート型枠の施工場所が手の届く低い位置の場合は、比較的スムースに作業をすることも慣れてくれば可能であるが、高い位置では、脚立に乗っての作業となり、また手が容易に届く範囲以外よりさらに手を伸しての作業では、フォームタイの向きに合わせて該ドライバの持つ手首を捻りながらの作業となり、作業姿勢が不安定となり脚立からの転落事故につながり危険であった。
【0010】
加えて、本願出願人が出願した特願2000−105724の工具等の作動を操作する遠隔用マニピュレータを使用してフォームタイを取外すときも上記と同様に、フォームタイの向きに合わせる必要があり、素早い取外し作業に支障をきたしていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コンクリート型枠締付け金具のフォームタイにソケットレンチ本体を斜め方向からでも容易に嵌入できるように、該ソケットレンチ本体の開口先端部を若干ラッパ状に開口した誘導部を形成している。
【0012】
また、斜め方向からでもフォームタイを取外しが出来るように、開口先端部の誘導部より基端側を断面略小判状に形成させ、それぞれ対向する掛止面を各掛止部として形成し、その誘導部と各掛止部に接する間を傾斜状に連続する誘導掛止部を設け、該誘導掛止部は、上記該両掛止面の先端側の両角の一方の角部を前記誘導部に接し、他方の角部を該誘導部より所定距離奥側として斜め奥方向に傾斜状に形成し、相対する他方の掛止面の先端側両角もその逆方向の傾斜状にそれぞれ形成している。
【0013】
また、該両傾斜部の各誘導掛止部は、略ラッパ状の誘導部より略円筒状を経て連続して傾斜状に形成している。
【0014】
これらのことから、フォームタイに対してソケットレンチ本体を斜め方向から所定の範囲内で容易に嵌入でき、またフォームタイの向きにソケットレンチ本体を合わせること無く無造作に嵌入してフォームタイの取外しができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のフォームタイ取外し用レンチは、ソケットレンチ本体を略円筒状とし、該ソケットレンチ本体の基端部にインパクトドライバに連結する連結支軸を設け、該略円筒状の先端側を若干ラッパ状に開口した誘導部を形成して、フォームタイにソケットレンチ本体を容易に嵌入出来るようにしている。
【0016】
該誘導部の基端側を断面略小判状に形成し、それぞれ対向する平面の掛止面を各掛止部として形成して、該掛止部でフォームタイを掛止させソケットレンチ本体を回すことで該フォームタイを取外しする。
【0017】
上記掛止部の各掛止面は、誘導部より連続し、且つ該両掛止面の先端側において、一方の掛止面の先端両角の一方の角部を前記誘導部に接し、他方の角部を該誘導部より所定距離奥側として斜め奥方向に傾斜状に形成して誘導掛止部とし、相対する他方の掛止面の先端両角もその逆方向の傾斜状に形成して誘導掛止部としている。
【0018】
また、該両傾斜部の各誘導掛止部は、略ラッパ状の誘導部より略円筒状を経て連続して傾斜状に形成することで、フォームタイを少し嵌入した状態、又はソケットレンチ本体に対して斜めに嵌入した状態でも、各誘導掛止部の角部から掛止部にかけてフォームタイを掛止させ、回転させることで該フォームタイを取外しできる。
【0019】
つまり、各誘導掛止部の一部の各掛止面が、ソケットレンチ本体の先端近傍にあるためフォームタイの先端が該掛止面に掛り、該ソケットレンチ本体でフォームタイを回転させ取外しできる。
【0020】
なお、上記フォームタイは、一般市場に市販提供されているもので、コンクリート型枠を止め、且つ角パイプ及びコッタ(くさび)によって型枠を補強して保持するもので、形状は、略角板棒状の横断面長方形で基端側に内ネジを形成すると共に先端部近傍の側面側に略先細テーパー状に形成し、上記コッタが嵌入される角穴が所要箇所に形成されている。
【0021】
また、一般市場に市販提供されているソケットレンチは、先端入口が小判状のもの、及びその物にラッパ状の開口部を設けたレンチがあるが、本願のものは、先端近傍より奥まった位置まで傾斜して互いに対向する掛止部を形成したものである。
【0022】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1において、1はソケットレンチ本体で、該ソケットレンチ本体1は、外見が市販のソケットレンチと略同様の有底の筒状で、先端側に略ラッパ状に開口する誘導部2と基端側端面中央に電動のインパクトドライバに連結する棒状の連結部3を設けている。
【0023】
また、該ソケットレンチ本体1の内部に於て、図3及び図4に示すように誘導部2から傾斜状に連続する断面略小判状で、平面状の掛止面がそれぞれ対向する様に形成して各掛止部4、4を形成している。
【0024】
そして、その各掛止部4、4の先端側において、図2に示すように一方の掛止部4の先端側両角の一方の角部が前記誘導部2に接する部分を角部5とし、他方の角部をそれより所定距離奥側でそ角部6として設け、それぞれ斜め奥方向に傾斜状に形成して誘導掛止部7とする。
【0025】
また相対する他方の掛止部4の先端側両角部5、6もその逆方向の傾斜状に形成して誘導掛止部7として形成している。そして、該両傾斜する各誘導掛止部7、7は、略ラッパ状の誘導部2より略円筒状を経て連続して傾斜状に形成されている。
【0026】
しかして、建築現場において、型枠8がフォームタイ9によって保持され、そして水平方向の天井支持パイプ10がそのフォームタイ9の近くに設置されている場合、ソケットレンチ本体1を取り付けたインパクトドライバ11によってフォームタイ9を取外そうとする時、天井支持パイプ10とフォームタイ9が同じ位置に重なっていると、図5に示すように、インパクトドライバ11が天井支持パイプ10に当たり、フォームタイ9に対して水平方向からソケットレンチ本体1に嵌入出来ない。
【0027】
この、フォームタイ9の配置と水平及び垂直方向の天井支持パイプ10との設置の関係は、配置するフォームタイ9の数が多いため、予め同じ位置とならないように配慮して配置することが難しく、同じ位置に重なることが多く発生していた。
【0028】
そこで、天井支持パイプ10を避け、若干斜め方向からフォームタイ9にソケットレンチ本体1を嵌入させ、その状態でインパクトドライバ11のスイッチを入れ回転させる。
【0029】
その時、フォームタイ9の先端が各誘導掛止部7、7により誘導されながら角部5、5に掛かり回転を受けながら奥に嵌入され、その奥の各掛止部4、4まで入り込んでフォームタイ9が取り外される。
【0030】
これは、誘導部2から斜め奥方向に傾斜状に誘導掛止部7、7が形成されているので、フォームタイ9の先端が少し挿入した時点で左回転と共に前へ押込むと、順次奥の誘導掛止部7、7へ誘導され、更に掛止部4、4の角部に掛り、ソケットレンチ本体1のその後の回転によりフォームタイ9を回転させて取外すことができる。
【0031】
つまり、誘導掛止部7、7が誘導部2から斜め奥方向に傾斜状に形成され、この誘導掛止部7、7の余裕の空間が、フォームタイ9に対してソケットレンチ本体1を斜め方向から嵌入して回転させることを可能とし、また該誘導掛止部7、7から開口部近傍で掛止部4、4の角部5、5にフォームタイ9が掛かり、該フォームタイ9を回転させ、斜め方向からの作業でも可能となる。
【0032】
また、フォームタイ9に対して嵌入するソケットレンチ本体1の角度によって、フォームタイ9の先端が嵌入された時、角部5、5の位置からさらに奥の位置に掛かる状態となる。
【0033】
なお、上記誘導掛止部7、7が相当奥深く傾斜して設けられても、特に支障はないので適宜変更して形成しても良い。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、特に、ソケットレンチ本体を略円筒状とし、該略円筒状の開口先端部を略ラッパ状の誘導部として形成させると共に誘導部より基端側を断面略小判状に形成し、それぞれ対向する平面の掛止面を各掛止部として形成し、その誘導部と各掛止部に接する間を傾斜状に連続する誘導掛止部を設け、該誘導掛止部は、上記該両掛止面の先端側の両角の一方の角部を前記誘導部に接し、他方の角部を該誘導部より所定距離奥側として斜め奥方向に傾斜状に形成し、相対する他方の掛止面の先端側両角もその逆方向の傾斜状にそれぞれ形成しているので、
【0035】
従来、フォームタイが天井支持パイプによって邪魔され、ソケットレンチ本体が取付けられたインパクトドライバで取外しが出来なかったが、フォームタイに対してソケットレンチ本体を斜め方向から嵌入して該フォームタイを回転させ、容易に取外すことができるので取外し作業の効率が良く、出来なかった作業も出来るようになった。
【0036】
また、フォームタイにソケットレンチ本体を容易に嵌入でき、そしてフォームタイの向きに対応してソケットレンチ本体の向きを合わせること無く、無造作に嵌入して該インパクトドライバで容易にフォームタイの取外しができる。
【0037】
さらに、フォームタイとソケットレンチ本体の向きを気にすることがないので、インパクトドライバを持つ手首の疲れも無く、作業が容易となる。
【0038】
また、脚立を使用せず工具等の作動を操作する遠隔用マニピュレータを使用してフォームタイを取外すときも、斜め方向からでも素早く嵌入して回転させ、作業効率をあげることができ、よってコストダウンを図れることから、本発明は実用上著大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面図である。
【図2】本発明の実施例の側面部分断面図である。
【図3】図1の矢視A−A線断面図である。
【図4】図1の矢視B−B線断面図である。
【図5】フォームタイ9の取外し状態を示す側面面図である。
【符号の説明】
1 ソケットレンチ本体
2 誘導部
4 掛止部
5 角部
6 角部
7 誘導掛止部
9 フォームタイ

Claims (1)

  1. ソケットレンチ本体を略円筒状とし、該略円筒状の開口先端部を略ラッパ状の誘導部として形成させると共に誘導部より基端側を断面略小判状に形成し、それぞれ対向する平面の掛止面を各掛止部として形成するものであって、その誘導部と各掛止部に接する間を傾斜状に連続する誘導掛止部を設け、該誘導掛止部は、上記該両掛止面の先端側が両角の一方の角部を前記誘導部に接し、他方の角部を該誘導部より所定距離奥側として斜め奥方向に傾斜状になるように形成し、相対する掛止面の先端側両角が、ソケットレンチ本体の略円筒状開口側断面視で対向位置となるように形成したことを特徴とするフォ−ムタイ取外し用レンチ。
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