JP4044817B2 - シートベルト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、シートベルト装置に係り、詳しくは、乗員の身体をシートに拘束するウェビングが挿通されるウェビング挿通孔を有するウェビングガイドを備えたシートベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等のシートに着座した乗員の身体を拘束するシートベルト装置として、図19に示した構成のものが知られている(例えば、特許文献参照1)。図19は、同シートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図、図20は図19のF−F矢視断面図である。同スルーアンカ100は、図19及び図20に示すように、例えば三角形状のような平面形状に形成された炭素鋼鋼材のようなインサート金具(金属板)101が用いられて、このインサート金具101の下部には例えば長孔形状のウェビング挿通孔102が設けられる一方、その上部には車体に回動自在に取り付けるための嵌挿孔103が設けられている。ウェビング挿通孔102の両端には、ウェビング挿通孔102に連通するとともに嵌挿孔103に向かって延びた孔102aが形成されている。スルーアンカ100の嵌挿孔103にボルト等を挿入することで、スルーアンカ100を車体に回動自在に取り付けることができる。
【0003】
また、スルーアンカ100のインサート金具101のウェビング挿通孔102となる領域には被覆樹脂104がモールド成形され、ウェビングが摺接する面となるウェビング摺接面105は、インサート金具101の一部が露出されることで提供されている。インサート金具101は、その一部がプレス加工により適宜折り曲げられて、略円筒状の湾曲部106とされている。この湾曲部106の表面がウェビング摺接面105となる。ウェビング摺接面105の頂部付近には、スルーアンカ100の厚み方向に沿って延びる複数の溝により凹凸部107が形成されている。
【0004】
上述したような構成のスルーアンカ100のように、特に表面にインサート金具101のような金属面が露出している構造ではウェビング摺接面105が金属面となるために、リトラクタから引き出したウェビングをスルーアンカ100のウェビング挿通孔102を挿通させる際に、ウェビングの良好な巻取り性やウェビング引出し時の良好な操作感を確保することができるという利点がある。
【0005】
しかしながら、上述したようなウェビング摺接面105が金属面となる構成のスルーアンカ100では、ウェビングに対する摩擦抵抗が低くなるので、ウェビング挿通孔102内においてウェビングが横滑りして片寄るいわゆるジャミング現象が発生し易くなるため、ウェビングの摺動特性が悪くなる。このため、ウェビング摺接面105が金属面となる構成のスルーアンカでは、ウェビングの摺動特性を向上させる目的で、従来から、上述のように表面に金属面が露出しているインサート金具101のような金属材の表面にクロームめっきを施すことが行われている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−127869号公報(第6頁、図16〜17)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ウェビング摺接面が金属面となる構成のスルーアンカを有する従来のシートベルト装置では、ウェビングの摺動特性を向上させる目的で露出している金属材の表面にクロームめっきを施すと、管理工数が増えるのでコストアップが避けられない、という問題がある。
すなわち、従来のシートベルト装置のスルーアンカ100は、ウェビングの摺動特性を向上させる目的で、露出しているインサート金具101のような金属材の表面にクロームめっきが施されているものの、クロムめっきが剥がれ易くなる。また、図21に示したように、特にステンレス材のような金属材108を巻きつけてスルーアンカを構成するタイプでは、クロムめっきの剥がれの度合いが大きくなるので、管理工数が増えることになるため、コストアップになるのが避けられない。
【0008】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、ウェビング摺接面が金属面となる構成のスルーアンカを有していても、管理工数の増加を抑えてコストアップを防止することができるようにしたシートベルト装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、該ウェビングが挿通されて該ウェビングと摺接するウェビング挿通孔を有するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置に係り、前記ウェビングガイドが、インサート金具と、該インサート金具の前記ウェビング挿通孔となる領域にモールド成形された被覆樹脂と、該被覆樹脂に装着されて前記ウェビングが摺接するウェビング摺接面を形成するステンレス材とから構成され、前記ステンレス材の表面には、その中央部に対して左側に偏在する第1の斜溝と、前記中央部に対して右側に偏在する第2の斜溝とからなる凹凸部が形成されていて、該凹凸部の表面は研磨が施され、かつ、前記第1の斜溝又はその延長線と前記第2の斜溝又はその延長線とは、前記中央部にて接する態様で、前記中央部に向かって伸びる構成とされていることを特徴としている。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、該ウェビングが挿通されて該ウェビングと摺接するウェビング挿通孔を有するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置に係り、前記ウェビングガイドが、インサート金具と、該インサート金具の前記ウェビング挿通孔となる領域にモールド成形された被覆樹脂と、該被覆樹脂に装着されて前記ウェビングが摺接するウェビング摺接面を形成するステンレス材とから構成され、前記ステンレス材の表面には、その中央部に設けられ、前記ウェビングの摺動方向に沿って伸びる直溝と、該直溝の左側に偏在する第1の斜溝と、前記直溝の右側に偏在する第2の斜溝とからなる凹凸部が形成されていて、該凹凸部の表面は研磨が施され、かつ、前記第1の斜溝の延長線と前記第2の斜溝の延長線とは、前記中央部又はその延長領域にて接する態様で、前記中央部に向かって伸びる構成とされていることを特徴としている。
【0011】
請求項3記載の発明は、乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、該ウェビングが挿通されて該ウェビングと摺接するウェビング挿通孔を有するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置に係り、前記ウェビングガイドが、インサート金具と、該インサート金具の前記ウェビング挿通孔となる領域にモールド成形された被覆樹脂と、該被覆樹脂に装着されて前記ウェビングが摺接するウェビング摺接面を形成するステンレス材とから構成され、前記ステンレス材の表面には、その中央部に設けられ、前記ウェビングの摺動方向に沿って幅が変化する可変幅溝と、該可変幅溝の左側に偏在する第1の斜溝と、前記可変幅溝の右側に偏在する第2の斜溝とからなる凹凸部が形成されていて、該凹凸部の表面は研磨が施され、かつ、前記第1の斜溝の延長線と前記第2の斜溝の延長線とは、前記中央部又はその延長領域にて接する態様で、前記中央部に向かって伸びる構成とされていることを特徴としている。
【0012】
請求項4記載の発明は、乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、該ウェビングが挿通されて該ウェビングと摺接するウェビング挿通孔を有するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置に係り、前記ウェビングガイドが、インサート金具と、該インサート金具の前記ウェビング挿通孔となる領域にモールド成形された被覆樹脂と、該被覆樹脂に装着されて前記ウェビングが摺接するウェビング摺接面を形成するステンレス材とから構成され、前記ステンレス材の表面には、幅広の溝同士が互いに交差する態様のピッチの大きなクロス状溝と、幅狭の溝同士が互いに交差する態様のピッチの小さなクロス状溝とからなる凹凸部が形成されていて、該凹凸部の表面は研磨が施されていることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例及び参考技術を用いて具体的に行なう。
◇第1参考技術
図1は、第1参考技術としてのシートベルト装置の構成を示す側面図、図2は同シートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図、図3は同スルーアンカの主要部を示す正面図である。
この例のシートベルト装置は、図1に示すように、一端がリトラクタ1に巻回され他端がリトラクタ1から引き出されてアンカープレート2に係止されるウェビング3と、ウェビング3を挿通させてこのウェビング3と摺接することにより摺接案内するウェビング挿通孔4を有するスルーアンカ5と、ウェビング3の途中位置をシート6の近傍に設けられたバックル7に係止することにより乗員8を拘束するためのスルータング9とから構成されている。ウェビング3の引き出し経路に設けられているスルーアンカ5、スルータング9等はウェビングガイドとして働いている。
【0014】
ウェビングガイドとしてのスルーアンカ5は、図2及び図3に示すように、例えば三角形状のような平面形状に形成された炭素鋼鋼材のようなインサート金具(金属板)12が用いられて、このインサート金具12の下部には例えば長孔形状の上記ウェビング挿通孔4が設けられる一方、その上部には車体に回動自在に取り付けるための嵌挿孔13が設けられている。ウェビング挿通孔4の両端には、ウェビング挿通孔4に連通するとともに嵌挿孔13に向かって延びた孔4aが形成されている。スルーアンカ5の嵌挿孔13にボルト等を挿入することで、スルーアンカ5を車体に回動自在に取り付けることができる。また、スルーアンカ5のインサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着されている。ステンレス材16は、耐腐食性の点で優れているので、例えば塩水噴霧試験等を行っても錆が発生することがない。被覆樹脂14の材質としては、機械的強度の高いポリアミド系樹脂、ポリアセタール及びポリプロピレンに強化剤を入れた樹脂、ポリカーボネート等が用いられる。
【0015】
ステンレス材16の表面には、予めクロス形状の凹凸部17が形成されて、この凹凸部17の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨は、電解溶液中にスルーアンカ5を漬けて電流を流すことにより行う。あるいは、化学研磨は、溶液中にスルーアンカ5を漬けて電流を流さないで行う。いずれの研磨によっても、ステンレス材16の表面は削り落とされて滑らかになる。スルーアンカ5における凹凸部17を含むステンレス材16の表面がウェビング摺接面18となる。すなわち、スルーアンカ5のウェビング挿通孔4の一方の長辺を提供する面が、電解研磨あるいは化学研磨が施されたステンレス材16から成るウェビング摺接面18となる。
【0016】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカ5は、インサート金具12が用いられ、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18には凹凸部17が形成されたステンレス材16が装着されて、ステンレス材16の凹凸部17の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されているので、ウェビングの摺動特性を向上させることができる。
【0017】
◇第2参考技術
図4は、第2参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図である。この例のスルーアンカの構成が、上述した第1参考技術のそれと大きく異なるところは、クロス形状の凹凸部の形状を変形させるようにした点である。
すなわち、この例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカ10は、図2の第1参考技術と略同様に、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着された構成において、図4に示すように、ステンレス材16の表面には、互いに交差する溝19Aと縦溝19Bとの組み合わせから成る凹凸部19が形成されて、この凹凸部19の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨あるいは化学研磨は、第1参考技術で示した方法と略同様な方法により行われる。これ以外は、上述した第1参考技術と略同様である。それゆえ、図4において、図1〜図3の構成部分と対応する各部には、同一の番号を付してその説明を省略する。
【0018】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカ10は、ステンレス材16の凹凸部19の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されて滑らかにされているので、第1参考技術と略同様な効果を得ることができる。
【0019】
◇第1実施例
図5は、この発明の第1実施例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部を示す正面図である。この例のスルーアンカの構成が、上述した第1参考技術のそれと大きく異なるところは、クロス形状の凹凸部の形状を変形させるようにした点である。
すなわち、この例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部は、図2の第1参考技術と略同様に、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着された構成において、図5に示すように、ステンレス材16の表面には、互いに交差するピッチの大きな溝21Aとピッチの小さな溝21Bとの組み合わせから成る凹凸部21が形成されて、この凹凸部21の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨あるいは化学研磨は、第1参考技術で示した方法と略同様な方法により行われる。
【0020】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカは、ステンレス材16の凹凸部21の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されて滑らかにされているので、従来のように金属材の表面にクロームめっきを施さなくとも表面を滑らかにして、ウェビングの摺動特性を向上させることができる。
したがって、ウェビング摺接面が金属面となる構成のスルーアンカを有していても、管理工数の増加を抑えてコストアップを防止することができる。
【0021】
◇第3参考技術
図6は、第3参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図、図7は図6のA矢視図である。この例のスルーアンカの構成が、上述した第1参考技術のそれと大きく異なるところは、クロス形状の凹凸部の形状を変形させるようにした点である。
すなわち、この例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカ15は、図2の第1参考技術と略同様に、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着された構成において、図6及び図7に示すように、ステンレス材16の表面には、互いに交差する溝22A、22Bから成る凹凸部22が形成されて、この凹凸部22の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨あるいは化学研磨は、第1参考技術で示した方法と略同様な方法により行われる。また、凹凸部22は、図6に示すように、ウェビング摺接面18の頂部(ウェビング折り返し)18A付近にのみ設けることで形成されている。
【0022】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカ15は、ステンレス材16の凹凸部22の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されて滑らかにされているので、第1参考技術と略同様な効果を得ることができる。
【0023】
◇第2実施例
図8は、この発明の第2実施例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部を示す正面図である。この例のスルーアンカの構成が、上述した第1参考技術のそれと大きく異なるところは、凹凸部の形状を変形させるようにした点である。
すなわち、この例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部は、図2の第1参考技術と略同様に、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着された構成において、図8に示すように、ステンレス材16の表面には、略中央部において接するようにその中央部に向かって伸びる第1の斜溝23Aと第2の斜溝23Bとの組み合わせから成る凹凸部23が形成されて、この凹凸部23の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨あるいは化学研磨は、第1参考技術で示した方法と略同様な方法により行われる。
【0024】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカは、ステンレス材16の凹凸部23の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されて滑らかにされているので、第1実施例と略同様な効果を得ることができる。
【0025】
◇第3実施例
図9は、この発明の第3実施例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部を示す正面図である。この例のスルーアンカの構成が、上述した第1参考技術のそれと大きく異なるところは、凹凸部の形状を変形させるようにした点である。
すなわち、この例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部は、図2の第1参考技術と略同様に、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着された構成において、図9に示すように、ステンレス材16の表面には、略中央部において直溝24Aと接するように伸びる第1の斜溝24Bと第2の斜溝24Cとの組み合わせから成る凹凸部24が形成されて、この凹凸部24の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨あるいは化学研磨は、第1参考技術で示した方法と略同様な方法により行われる。
【0026】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカは、ステンレス材16の凹凸部24の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されて滑らかにされているので、第1実施例と略同様な効果を得ることができる。
【0027】
◇第4実施例
図10は、この発明の第4実施例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部を示す正面図である。この例のスルーアンカの構成が、上述した第1参考技術のそれと大きく異なるところは、凹凸部の形状を変形させるようにした点である。
すなわち、この例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部は、図2の第1参考技術と略同様に、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着された構成において、図10に示すように、ステンレス材16の表面には、略中央部において可変幅溝26Aと接するように伸びる第1の斜溝26Bと第2の斜溝26Cとの組み合わせから成る凹凸部26が形成されて、この凹凸部26の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨あるいは化学研磨は、第1参考技術で示した方法と略同様な方法により行われる。
【0028】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカは、ステンレス材16の凹凸部26の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されて滑らかにされているので、第1実施例と略同様な効果を得ることができる。
【0029】
◇第4参考技術
図11は、第4参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図、図12は図11のB−B矢視断面図である。この例のスルーアンカの構成が、上述した第1参考技術のそれと大きく異なるところは、ショット形状の凹凸部を形成するようにした点である。
すなわち、この例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカ20は、図2の第1参考技術と略同様に、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着された構成において、図11及び図12に示すように、ステンレス材16の表面には、凹部27Aと凹部27Bとの組み合わせから成るショット形状の凹凸部27が形成されて、この凹凸部27の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨あるいは化学研磨は、第1参考技術で示した方法と略同様な方法により行われる。
【0030】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカは、ステンレス材16の表面に形成されたショット形状の凹凸部27の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されて滑らかにされているので、第1参考技術と略同様な効果を得ることができる。
【0031】
◇第5参考技術
図13は、第5参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図、図14は図13のC−C矢視断面図である。この例のスルーアンカの構成が、上述した第1参考技術のそれと大きく異なるところは、ショット形状の凹凸部の形状を変形させるようにした点である。
すなわち、この例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカ25は、図2の第1参考技術と略同様に、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着された構成において、図13及び図14に示すように、ステンレス材16の表面には、平坦部28A、凹部28B及び凸部28Cの組み合わせから成るショット形状の凹凸部28が形成されて、この凹凸部28の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨あるいは化学研磨は、第1参考技術で示した方法と略同様な方法により行われる。
【0032】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカは、ステンレス材16の凹凸部28の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されて滑らかにされているので、第1参考技術と略同様な効果を得ることができる。
【0033】
◇第6参考技術
図15は、第6参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図、図16は図15のD矢視図である。この例のスルーアンカの構成が、上述した第1参考技術のそれと大きく異なるところは、凹凸部の形状を変形させるようにした点である。
すなわち、この例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカ30は、図2の第1参考技術と略同様に、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着された構成において、図15及び図16に示すように、ステンレス材16の表面には、平行な直溝から成る凹凸部29が形成されて、この凹凸部29の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨あるいは化学研磨は、第1参考技術で示した方法と略同様な方法により行われる。また、凹凸部29は、図16に示すように、ウェビング摺接面18のうちウェビング折り返し位置(頂部)18Aに対する一方側にのみ設けることで形成されている。
【0034】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカ15は、ステンレス材16の凹凸部29の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されて滑らかにされているので、第1参考技術と略同様な効果を得ることができる。
【0035】
◇第7参考技術
図17は、第7参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図、図18は図17のE矢視図である。この例のスルーアンカの構成が、上述した第1参考技術のそれと大きく異なるところは、凹凸部の形状を変形させるようにした点である。
すなわち、この例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカ35は、図2の第1参考技術と略同様に、インサート金具12のウェビング挿通孔4となる領域には被覆樹脂14がモールド成形され、この被覆樹脂14のウェビング3が摺接するウェビング摺接面18にはステンレス材16が装着された構成において、図17及び図18に示すように、ステンレス材16の表面には、平行な直溝から成る凹凸部31が形成されて、この凹凸部31の表面は電解研磨あるいは化学研磨が施されている。電解研磨あるいは化学研磨は、第1参考技術で示した方法と略同様な方法により行われる。また、凹凸部31は、図18に示すように、ウェビング摺接面18のうちウェビング折り返し位置(頂部)18Aに対する一方側かつ折り返し位置から離れた個所にのみ設けることで形成されている。
【0036】
このように、この例のシートベルト装置によれば、ウェビングガイドとしてのスルーアンカ15は、ステンレス材16の凹凸部31の表面には電解研磨あるいは化学研磨が施されて滑らかにされているので、第1参考技術と略同様な効果を得ることができる。
【0037】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあってもこの発明に含まれる。例えば、スルーアンカを構成するインサート金具は、三角形状の例で説明したが、これに限らず楕円形状のような他の形状にしてもよい。また、ウェビングガイドとしてはスルーアンカに例をあげて説明したが、ウェビングガイドとしての働きをするものであれば、スルーアンカに限らずにスルータングのような他の構成部材にも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のシートベルト装置の構成によれば、ウェビングガイドは、インサート金具と、インサート金具のウェビング挿通孔となる領域にモールド成形された被覆樹脂と、被覆樹脂に装着されてウェビングが摺接するウェビング摺接面を形成するステンレス材とにより構成され、ステンレス材の表面には研磨が施されているので、従来のように金属材の表面にクロームめっきを施さなくとも表面を滑らかにして、ウェビングの摺動特性を向上させることができる。
したがって、ウェビング摺接面が金属面となる構成のスルーアンカを有していても、管理工数の増加を抑えてコストアップを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考技術としてのシートベルト装置の構成を示す側面図である。
【図2】 同シートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図である。
【図3】 同スルーアンカの主要部を示す正面図である。
【図4】 第2参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図である。
【図5】 この発明の第1実施例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部を示す正面図である。
【図6】 第3参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図である。
【図7】 図6のA矢視図である。
【図8】 この発明の第2実施例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部を示す正面図である。
【図9】 この発明の第3実施例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部を示す正面図である。
【図10】 この発明の第4実施例のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの主要部を示す正面図である。
【図11】 第4参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図である。
【図12】 図11のB−B矢視断面図である。
【図13】 第5参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図である。
【図14】 図13のC−C矢視断面図である。
【図15】 第6参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図である。
【図16】 図15のD矢視図である。
【図17】 第7参考技術としてのシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図である。
【図18】 図17のE矢視図である。
【図19】 従来のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す正面図である。
【図20】 図19のF−F矢視断面図である。
【図21】 従来のシートベルト装置に用いられるスルーアンカの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 リトラクタ
2 アンカープレート
3 ウェビング
4 ウェビング挿通孔
4a 孔
5、10、15、20、25、30、35 スルーアンカ
6 シート
7 バックル
8 乗員
9 スルータング
11 挿通孔
12 インサート金具(金属板)
13 嵌挿孔
14 被覆樹脂
16 ステンレス材
17、19、21〜24、26〜29、31 凹凸部
18 ウェビング摺接面
18A ウェビング摺接面の頂部
19A、19B、21A、21B、22A、22B、24A、26A 溝
23A、23B、24B、24C、26B、26C 斜溝
27A、28B 凹部
27B、28C 凸部
28A 平坦部
Claims (4)
- 乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、該ウェビングが挿通されて該ウェビングと摺接するウェビング挿通孔を有するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置であって、
前記ウェビングガイドは、
インサート金具と、
該インサート金具の前記ウェビング挿通孔となる領域にモールド成形された被覆樹脂と、
該被覆樹脂に装着されて前記ウェビングが摺接するウェビング摺接面を形成するステンレス材とから構成され、
前記ステンレス材の表面には、その中央部に対して左側に偏在する第1の斜溝と、前記中央部に対して右側に偏在する第2の斜溝とからなる凹凸部が形成されていて、該凹凸部の表面は研磨が施され、かつ、前記第1の斜溝又はその延長線と前記第2の斜溝又はその延長線とは、前記中央部にて接する態様で、前記中央部に向かって伸びる構成とされていることを特徴とするシートベルト装置。 - 乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、該ウェビングが挿通されて該ウェビングと摺接するウェビング挿通孔を有するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置であって、
前記ウェビングガイドは、
インサート金具と、
該インサート金具の前記ウェビング挿通孔となる領域にモールド成形された被覆樹脂と、
該被覆樹脂に装着されて前記ウェビングが摺接するウェビング摺接面を形成するステンレス材とから構成され、
前記ステンレス材の表面には、その中央部に設けられ、前記ウェビングの摺動方向に沿って伸びる直溝と、該直溝の左側に偏在する第1の斜溝と、前記直溝の右側に偏在する第2の斜溝とからなる凹凸部が形成されていて、該凹凸部の表面は研磨が施され、かつ、前記第1の斜溝の延長線と前記第2の斜溝の延長線とは、前記中央部又はその延長領域にて接する態様で、前記中央部に向かって伸びる構成とされていることを特徴とするシートベルト装置。 - 乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、該ウェビングが挿通されて該ウェビングと摺接するウェビング挿通孔を有するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置であって、
前記ウェビングガイドは、
インサート金具と、
該インサート金具の前記ウェビング挿通孔となる領域にモールド成形された被覆樹脂と、
該被覆樹脂に装着されて前記ウェビングが摺接するウェビング摺接面を形成するステンレス材とから構成され、
前記ステンレス材の表面には、その中央部に設けられ、前記ウェビングの摺動方向に沿って幅が変化する可変幅溝と、該可変幅溝の左側に偏在する第1の斜溝と、前記可変幅溝の右側に偏在する第2の斜溝とからなる凹凸部が形成されていて、該凹凸部の表面は研磨が施され、かつ、前記第1の斜溝の延長線と前記第2の斜溝の延長線とは、前記中央部又はその延長領域にて接する態様で、前記中央部に向かって伸びる構成とされていることを特徴とするシートベルト装置。 - 乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、該ウェビングが挿通されて該ウェビングと摺接するウェビング挿通孔を有するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置であって、
前記ウェビングガイドは、
インサート金具と、
該インサート金具の前記ウェビング挿通孔となる領域にモールド成形された被覆樹脂と、
該被覆樹脂に装着されて前記ウェビングが摺接するウェビング摺接面を形成するステンレス材とから構成され、
前記ステンレス材の表面には、幅広の溝同士が互いに交差する態様のピッチの大きなクロス状溝と、幅狭の溝同士が互いに交差する態様のピッチの小さなクロス状溝とからなる凹凸部が形成されていて、該凹凸部の表面は研磨が施されていることを特徴とするシートベルト装置。
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