JP3445241B2 - シートベルト吊持具及びその製造方法 - Google Patents
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Description
3点式シートベルトのように、繰出し可能に設けられて
いるとともに、緊急時に繰出しを停止するように設けら
れたシートベルト(ウェービングベルト)の途中部を、
折り返すようにして摺動自在に吊持するシートベルト吊
持具及びその製造方法に関する。
図るために、腰部だけを保持する2点式のシートベルト
に加えて、乗員の胸の部分をたすき掛け状に保持する3
点式シートベルトが採用されるようになってきている。
構成を説明する自動車1の内部の斜視図である。なお、
3点式シートベルト70は自動車1の前部座席および後
部座席の全てに取り付けられるが、説明を簡単化するた
めに、運転席2のみに設けた例で説明する。
3の下部に設けられた第1のアンカ71と、運転席2と
助手席4との間の床部に取り付けられた第2のアンカ7
2と、センタピラー3の上部に設けられた第3のアンカ
73との3点の間に掛け渡されるようになっている。そ
して、この3点式シートベルト70は、一端が第1のア
ンカ71に取り付けられ、他端が第3のアンカ73の部
分で折り返されてセンタピラー3に内蔵されたリトラク
タ(図示せず)に巻き取られるウェービングベルトS
と、一端が第2のアンカ72に取り付けられ、他端にバ
ックル77を有する固定ベルト75とを備えている。ま
た、ウェービングベルトSの途中には、バックル77に
ロックするタング部76が設けられている。
けられる従来のシートベルト吊持具78を示す斜視図で
ある。このシートベルト吊持具78は、ボルトを介して
第3のアンカ73に取り付けるためのボルト挿通孔81
と、ウェービングベルトSを挿通するための基礎孔82
{図17(c)参照}とを有する鋼板製(金属板製)の
ベース部材80を備えており、このベース部材80の基
礎孔82の周囲全体はインサート成形された合成樹脂製
の被覆部材90によって覆われている。
の縁部82aを覆うことにより、同縁部82aに沿って
ウェービングベルトSを摺動自在に挿通するためのシー
トベルト挿通孔91を形成するようになっている。すな
わち、ウェービングベルトSは、シートベルト挿通孔9
1の下面部で折り返されて、引き出し及び引き戻しが行
われるようになっている。
ト挿通孔91は、インサート成形された合成樹脂製の被
覆部材90によって覆われている関係上、ウェービング
ベルトSの摺動性が低下する傾向があり、耐ガムアップ
性が低下してしまう。
されたものであり、耐ガムアップ性を大幅に向上するこ
とができ、しかも、不良率の低減を図ることができるシ
ートベルト吊持具及びその製造方法を提供することを課
題としている。
に、請求項1に係る発明は、シートベルト(S)を摺動
自在に吊持するシートベルト吊持具(10)であって、
前記シートベルト(S)を挿通するためのシートベルト
挿通孔(21)を有する金属板製のベース部材(20)
からなり、前記シートベルト挿通孔(21)は、水平方
向に延びる長辺部(21a)と、この長辺部(21a)
の左右両側と連通し下方に延びる左右一対の短辺部(2
1b)とから構成され、前記長辺部(21a)と左右一
対の短辺部(21b)とで囲まれた部分を、長辺部(2
1a)側から断面略C字状に滑らかに湾曲せしめ、この
湾曲面(21f)をシートベルト(S)の折り返される
部分(20a)とし、このシートベルト(S)が折り返
される部分(20a)を構成する断面略C字状の湾曲面
(21f)の曲率中心を、前記ベース部材(20)の厚
さの中心側に位置せしめたことを特徴としている。
(S)を摺動自在に吊持するシートベルト吊持具(1
0)であって、前記シートベルト(S)を挿通するため
のシートベルト挿通孔(21)を有する金属板製のベー
ス部材(20)と、前記ベース部材(20)の少なくと
もシートベルト(S)の折り返される部分(20a)を
除く部分を覆う被覆部材(30)とからなり、前記ベー
ス部材(20)のシートベルト挿通孔(21)は、水平
方向に延びる長辺部(21a)と、この長辺部(21
a)の左右両側と連通し下方に延びる左右一対の短辺部
(21b)とから構成され、前記長辺部(21a)と左
右一対の短辺部(21b)とで囲まれた部分を、長辺部
(21a)側から断面略C字状に滑らかに湾曲せしめ、
この湾曲面(21f)を前記シートベルト(S)の折り
返される部分(20a)とし、このシートベルト(S)
が折り返される部分(20a)を構成する断面略C字状
の湾曲面(21f)の曲率中心を、前記ベース部材(2
0)の厚さの中心側に位置せしめ、前記被覆部材(3
0)は、前記ベース部材(20)の少なくとも断面略C
字状に形成されたシートベルト(S)が折り返される部
分(20a)を除く部分を覆うように設けられているこ
とを特徴としている。
係る発明において、前記ベース部材(20)の、前記シ
ートベルト挿通孔(21)における、断面略C字状に形
成されたシートベルト(S)が折り返される部分(20
a)に、粗面部(20c)を形成したことを特徴として
いる。
は3に係る発明において、前記ベース部材(20)の、
前記シートベルト挿通孔(21)の左右両側に、補強リ
ブ(R)を設けたことを特徴とする。
(S)を摺動自在に吊持するシートベルト吊持具(1
0)の製造方法であって、金属板製の素材に、水平方向
に延びる長辺部(21a)と、この長辺部(21a)の
左右両側と連通し下方に延びる左右一対の短辺部(21
b)とからなるシートベルト挿通孔(21)をピアスし
て金属板製のベース部材(20)を成形した後、前記長
辺部(21a)と左右一対の短辺部(21b)とで囲ま
れた部分を、長辺部(21a)側から断面略C字状に滑
らかに湾曲せしめて、この湾曲面(21f)によってシ
ートベルト(S)の折り返される部分(20a)を成形
し、続いて、前記シートベルト(S)の折り返される部
分(20a)を構成する湾曲面(21f)の曲率中心
を、前記ベース部材(20)の厚さの中心側に移動した
ことを特徴としている。
(S)を摺動自在に吊持するシートベルト吊持具(1
0)の製造方法であって、金属板製の素材に、水平方向
に延びる長辺部(21a)と、この長辺部(21a)の
左右両側と連通し下方に延びる左右一対の短辺部(21
b)とからなるシートベルト挿通孔(21)をピアスし
た後、前記長辺部(21a)と左右一対の短辺部(21
b)とで囲まれた部分を、長辺部(21a)側から断面
略C字状に滑らかに湾曲せしめ、この湾曲面(21f)
によってシートベルト(S)の折り返される部分(20
a)を成形し、続いて、前記シートベルト(S)の折り
返される部分(20a)を構成する湾曲面(21f)の
曲率中心を、前記ベース部材(20)の厚さの中心側に
移動して、シートベルト(S)の折り返す部分(20
a)を備えた金属板製のベース部材(20)を成形し、
さらに、このベース部材(20)の少なくともシートベ
ルト(S)の折り返される部分(20a)を除く部分を
覆うように被覆部材(30)を設けたことを特徴として
いる。
(S)を摺動自在に吊持するシートベルト吊持具(1
0)の製造方法であって、金属板製の素材に、水平方向
に延びる長辺部(21a)と、この長辺部(21a)の
左右両側と連通し下方に延びる左右一対の短辺部(21
b)とからなるシートベルト挿通孔(21)をピアスし
て金属板製のベース部材(20)を成形した後、次工程
で成形される湾曲面(21f)の曲率中心を、予め前記
ベース部材(20)の厚さの中心側に移動し、続いて、
前記長辺部(21a)と左右一対の短辺部(21b)と
で囲まれた部分を、長辺部(21a)側から断面略C字
状に滑らかに湾曲せしめて、この湾曲面(21f)によ
ってシートベルト(S)の折り返される部分(20a)
を成形したことを特徴としている。
(S)を摺動自在に吊持するシートベルト吊持具(1
0)の製造方法であって、金属板製の素材に、水平方向
に延びる長辺部(21a)と、この長辺部(21a)の
左右両側と連通し下方に延びる左右一対の短辺部(21
b)とからなるシートベルト挿通孔(21)をピアスし
て金属板製のベース部材(20)を成形した後、次工程
で成形される湾曲面(21f)の曲率中心を、予め前記
ベース部材(20)の厚さの中心側に移動し、続いて、
前記長辺部(21a)と左右一対の短辺部(21b)と
で囲まれた部分を、長辺部(21a)側から断面略C字
状に滑らかに湾曲せしめて、この湾曲面(21f)によ
ってシートベルト(S)の折り返される部分(20a)
を成形し、さらに、このベース部材(20)の少なくと
もシートベルト(S)の折り返される部分(20a)を
除く部分を覆うように被覆部材(30)を設けたことを
特徴としている。
に係る発明によれば、ベース部材(20)は、前記シー
トベルト挿通孔(21)の少なくともシートベルト
(S)の折り返される部分(20a)が、前記ベース部
材(20)から一体的に断面略C字状に滑らかに湾曲す
るよう曲面状に形成されているので、シートベルト
(S)に作用する面圧を小さくすることができ、シート
ベルト(S)の耐久性を向上させることができると共
に、ベース部材(20)の板厚を薄くして軽量化及びコ
ストの低減化を図ることができる。
で、しかも、シートベルト(S)の折り返される部分
(20a)が、断面略C字状に滑らかに湾曲するよう曲
面状に形成されているので、耐ガムアップ性を大幅に向
上することができる。
される部分(20a)を構成する断面略C字状の湾曲面
(21f)の曲率中心を、前記ベース部材(20)の厚
さの中心側に位置せしめたから、耐ガムアップ性を大幅
に向上することができる。請求項2に係る発明によれ
ば、上述した作用効果に加えて、被覆部材(30)は、
前記ベース部材(20)の断面略C字状に形成されたシ
ートベルト(S)が折り返される部分(20a)を除く
部分を覆うように形成されているので、シートベルト
(S)は直接、金属板製で断面略C字状のシートベルト
(S)が折り返される部分(20a)を摺動することに
なるので、耐ガムアップ性を大幅に向上することができ
る。
される部分(20a)を構成する断面略C字状の湾曲面
(21f)の曲率中心を、前記ベース部材(20)の厚
さの中心側に位置せしめたから、耐ガムアップ性を大幅
に向上することができる。
断面略C字状のシートベルト(S)が折り返される部分
(20a)に、粗面部(20c)を形成したから、シー
トベルト(S)は直接、この粗面部(20c)を摺動す
ることになるので、耐ガムアップ性能をさらに向上する
ことができる。
部材(20)の、前記シートベルト挿通孔(21)の左
右両側に、補強リブ(R)を設けたから、この左右両側
部の強度を向上することができる。従って、仮にシート
ベルト(S)が両側部のどちらかに集まって、力が集中
した場合でも安全性を向上させることができる。
部材(20)の片側に、断面略半球状に突設すれば、シ
ートベルト(S)が折り返される方向に沿って角部を丸
くできて、シートベルト(S)が損傷を受けるのを防止
することができる。
ス部材(20)の両側に、断面略球状に突設すれば、シ
ートベルト(S)が折り返される方向に沿って角部を丸
くできて、シートベルト(S)が損傷を受けるのを防止
することができると共に、強度を一層向上することがで
きる。
8に係る発明によれば、ベース部材(20)のシートベ
ルト(S)が折り返される部分(20a)に対応する位
置を、シートベルト(S)が滑らかに湾曲するように大
きな曲率半径を有する湾曲面に形成することができるの
で、シートベルト(S)に作用する面圧を小さくするこ
とができ、シートベルト(S)の耐久性を向上させるこ
とができると共に、ベース部材(20)の板厚を薄くし
て軽量化及びコストの低減化を図ることができる。
で、しかも、シートベルト(S)の折り返される部分
(20a)が、断面略C字状に滑らかに湾曲するよう曲
面状に形成されているので、耐ガムアップ性を大幅に向
上することができる。
例に基づき図面を参照して説明する。図1は第1実施例
を示す斜視説明図、図2は第2実施例を示す斜視説明
図、図3乃至図16はそれぞれ比較的少数の金属板製ベ
ース部材20を製造する過程を示す斜視説明図、図17
は金属板製ベース部材20を大量に製造する過程を示す
斜視説明図、図18(a)(b)(c)(d)は湾曲面
形成工程の4つの段階を示す断面説明図、図19は曲率
中心移動工程を示す断面説明図、図20はベンド工程を
示す断面説明図、図21は3点式シートベルトの構成を
説明する図であって、(a)は同3点式シートベルトの
全体の構成を示す斜視図、(b)は従来のシートベルト
吊持具を示す斜視図、(c)は(b)のX −X 矢視断面
図である。
10は、図1に示すように、シートベルトSを摺動自在
に吊持するものであって、着脱可能に構成された被覆体
(図示しない)を、必要に応じて取付けることができ、
断面略C字状に形成されたシートベルトSが折り返され
る部分20aを備えたシートベルト挿通孔21を有する
金属板製のベース部材20から構成されている。
10は、図2に示すように、断面略C字状に形成された
シートベルトSが折り返される部分20aを備えたシー
トベルト挿通孔21を有する金属板製のベース部材20
と、このベース部材20の少なくとも断面略C字状に形
成されたシートベルトSが折り返される部分20aを、
除く部分を一体的に覆う被覆部材30とから構成されて
いる。
例に共通して同一の構造を有する金属板製のベース部材
20の構成について説明する。
て、厚さ3mm程度の高張力鋼板を打ち抜いて、プレス
加工により成形されており、図1及び図2にし示すよう
に、取付部20Aと、シートベルト保持部20Bとから
構成されており、取付部20Aには、シートベルト吊持
具10を車体のセンタピラー3側に取り付けるための取
付孔22が設けられ、上記シートベルト保持部20Bに
は、上述したように、シートベルトSを挿通するための
シートベルト挿通孔21が設けられている。
水平方向に延びる長辺部21aと、この長辺部21aの
左右両側と連通し下方に延びる左右一対の短辺部21b
とから構成され、前記長辺部21aと左右一対の短辺部
21bとで囲まれた部分を、長辺部21a側から断面略
C字状に滑らかに湾曲せしめ、この湾曲面21fを前記
シートベルトSの折り返される部分20aとしてある。
さらに、このシートベルトSが折り返される部分20a
を構成する断面略C字状の湾曲面21fの曲率中心は、
ベース部材20の厚さの中心側に位置せしめてあり、し
かも、このシートベルトSが折り返される部分20aに
は、粗面部20cが形成されている。
ベルト挿通孔21の左右両側には、補強リブRが設けら
れている。この補強リブRは、前記シートベルト挿通孔
21の左右両側に、開口縁に沿って設けられており、そ
の断面形状は、前記ベース部材20の片側に、断面略半
球状に突設されている。また、必要に応じてその断面形
状は、前記ベース部材20の両側に、断面略球状に突設
しても良い。
説明した金属板製のベース部材20の製造方法について
説明する。
0を製造する方法について図3乃至図16を参照しつつ
説明する。
するベース部材20の展開形態にトリムカットすると共
に、車体側に取り付けるための取付孔22をピアスする
ピアス・ブランク工程と、(図3参照)。
方向に延びる長辺部21aと、この長辺部21aの左右
両側と連通し下方に延びる左右一対の短辺部21bとか
らなるシートベルト挿通孔21を、ピアスするピアス工
程と、(図4参照)。
の周囲を面打ちする面打工程と、(図5参照)。
bとで囲まれた部分で構成される、シートベルトSが折
り返される部分20aに該当する部分の周囲をつぶし
て、このつぶされた部分Fがベース部材20の表面より
も低くなるようにするつぶし工程と(図6参照)。
分Fで囲まれたシートベルトSが折り返される部分20
aに該当する部分の自由端側を、裏面側に向って押圧し
て湾曲面21fを形成する第1湾曲面形成工程と、(図
7及び図8参照)。
湾曲面21fをさらに押圧して湾曲せしめる第2湾曲面
形成工程と、(図9及び図10参照)。
て形成された湾曲面21fの曲率中心を、ベース部材2
0の肉厚の中心側に移動する曲率中心移動工程と、(図
11及び図12参照)。
ース部材20をクランプしていたクランプ部Cをベース
部材20の最終形状にトリミングカットするトリミング
カット工程と、(図13及び図14参照)。
トリミングカットされたベース部材20を所定の角度に
ベンドするベンド工程(図15及び図16参照)の各工
程の結合から構成されている。
に製造する場合の第1の方法について図17を参照しつ
つ説明する。
及び水平方向に延びる長辺部21aと、この長辺部21
aの左右両側と連通し下方に延びる左右一対の短辺部2
1bとからなるシートベルト挿通孔21をピアスするピ
アス工程と、(図17のa参照)順送用連結帯部Bを残
留せしめてベース部材20の展開状態にトリムカットす
るトリムカット工程と、(図17のb1及びb2参照)
前記シートベルト挿通孔21の周囲を面打ちする面打ち
工程と、(図17のc参照) 前記長辺部21aと左右
一対の短辺部21bとで囲まれた部分で構成される、シ
ートベルトSが折り返される部分20aに該当する部分
の周囲をつぶして、このつぶされた部分Fがベース部材
20の表面よりも低くなるようにするつぶし工程と、
(図17のd参照)このつぶし工程でつぶされた部分F
で囲まれた部分を含むシートベルトSが折り返される部
分20aを、前記長辺部21a側から順次段階的に押圧
し、断面略C字状に滑らかに湾曲せしめて湾曲面21f
を形成する湾曲面形成工程と、(図17のe1〜e4参
照)この湾曲面形成工程によって形成された湾曲面21
fの曲率中心を、前記ベース部材20の肉厚の中心側に
移動する曲率中心移動工程と、(図17のf参照)前記
シートベルト挿通孔21の左右両側に、補強リブRを形
成するため、ベース部材20の裏面側に向かってバーリ
ング部を形成するバーリング工程と、(図17のg参
照)このバーリング工程によって形成されたバーリング
部を断面半円状にフォーミングするフォーミング工程
と、(図17のh参照)前記ベース部材20のシートベ
ルト挿通孔21の上方を境として側面視く字状に折り曲
げるベント工程と、(図17のi参照)前記ピアス工程
でピアスされている順送用パイロット孔Pを中心とする
シートベルト吊持具10の取付用孔22をピアスする取
付用孔ピアス工程と、(図17のj参照)前記順送用連
結帯部Bをカットするカット工程(図17のk参照)の
各工程の結合から構成されている。
製造する場合の第2の方法について簡単に説明する。
1fを形成する湾曲面形成工程に続いて、この湾曲面形
成工程によって形成された湾曲面21fの曲率中心を、
前記ベース部材20の肉厚の中心側に移動する曲率中心
移動工程を行なっていたが、この第2の方法において
は、湾曲面形成工程によって湾曲面21fを形成する前
に、曲率中心移動工程を行なっている。
Fで囲まれた部分を含むシートベルトSが折り返される
部分20aを、次工程で成形される湾曲面(21f)の
曲率中心を、予め前記ベース部材(20)の厚さの中心
側に移動している。
曲率中心をベース部材20の肉厚の中心側に移動すると
同時に、前記つぶし工程でつぶされた部分Fで囲まれた
部分を含むシートベルトSが折り返される部分20aの
自由端側を、次工程で行う湾曲面形成工程の湾曲方向に
少許湾曲して、次工程で行う湾曲面形成を容易化してい
る。
面形成を第1湾曲面形成工程から第8湾曲面形成工程の
8つの段階に分けて順次押圧して成形している。これに
より、美しい湾曲面21fと、各成形金型への負担の軽
減と、使用する押圧装置の小容量化を図っている。
Sが折り返される部分20aを、形成する湾曲面21f
を加工する湾曲面形成工程は、第1の方法においては、
図17のe1、e2、e3、e4及び図18(a)
(b)(c)(d)に示すように、第1湾曲面形成工程
から第4湾曲面形成工程の4つの段階に分けて順次押圧
して成形しており、第2の方法においては、湾曲面形成
を第1湾曲面形成工程から第8湾曲面形成工程の8つの
段階に分けて順次押圧して成形している。これにより、
美しい湾曲面21fと、各成形金型への負担の軽減と、
使用する押圧装置の小容量化を図ることができる。な
お、湾曲面形成工程は、2段階でも3段階でも、あるい
は、9段階以上でも良いのは勿論である。
曲面形成工程において、図18(a)に示すように、前
記長辺部21a側から少し湾曲せしめて、湾曲面21f
を成形するきっかけを得、また、第2の方法において
は、シートベルトSが折り返される部分20aの自由端
側を、次工程で行う湾曲面形成工程の湾曲方向に少許湾
曲して、湾曲面21fを成形するきっかけを得ることは
重要で、これにより、次工程以後で美しい湾曲面21f
を容易に得ることができる。
20〜180°の範囲で当接されるように湾曲されてい
る。この当接範囲は130〜150°の範囲で当接され
るように湾曲することが、耐ガムアップ対策上さらに好
ましい。
形成された湾曲面21fの曲率中心を、曲率中心移動工
程によってベース部材20の厚さの中心側に移動したか
ら、耐ガムアップ性を大幅に向上することができる。
ォーミング工程によって、前記ベース部材20の前記シ
ートベルト挿通孔21の左右両側に開口縁に沿って補強
リブRを設け、この実施例において補強リブRは、その
断面形状を、前記ベース部材20の片側に断面略半球状
に突設したが、これは必要に応じて断面略球状に突設し
ても良い。
て、前記ベース部材20のシートベルト挿通孔21の上
方を境として側面視く字状に折り曲げているが、この折
り曲げの方向は、この実施例のように、前記湾曲面21
fの自由端側とは反対方向に折り曲げても良いが、これ
とは反対に、前記湾曲面21fの自由端側と同じ方向に
折り曲げても良い。
された、水平方向に延びる長辺部21aと、この長辺部
21aの左右両側と連通し下方に延びる左右一対の短辺
部21bとからなるシートベルト挿通孔21の周囲を面
打工程で面打ちしたから、エッジによる集中応力が作用
するのを阻止できて、被覆した樹脂の割れを防止するこ
とができる。
トSが折り返される部分20aに該当する部分の周囲
を、つぶし工程により、つぶしてこのつぶされた部分F
が、ベース部材20の表面よりも低くなるようにしたか
ら、シートベルトSの、被覆した樹脂部への乗り上がり
を防止することができ、耐ガムアップ性を大幅に向上す
ることができる。
された請求項1に係る発明によれば、ベース部材(2
0)は、前記シートベルト挿通孔(21)の少なくとも
シートベルト(S)の折り返される部分(20a)が、
前記ベース部材(20)から一体的に断面略C字状に滑
らかに湾曲するよう曲面状に形成されているので、シー
トベルト(S)に作用する面圧を小さくすることがで
き、シートベルト(S)の耐久性を向上させることがで
きると共に、ベース部材(20)の板厚を薄くして軽量
化及びコストの低減化を図ることができる。
で、しかも、シートベルト(S)の折り返される部分
(20a)が、断面略C字状に滑らかに湾曲するよう曲
面状に形成されているので、耐ガムアップ性を大幅に向
上することができる。
される部分(20a)を構成する断面略C字状の湾曲面
(21f)の曲率中心を、前記ベース部材(20)の厚
さの中心側に位置せしめたから、耐ガムアップ性を大幅
に向上することができる。請求項2に係る発明によれ
ば、上述した作用効果に加えて、被覆部材(30)は、
前記ベース部材(20)の断面略C字状に形成されたシ
ートベルト(S)が折り返される部分(20a)を除く
部分を覆うように形成されているので、シートベルト
(S)は直接、金属板製で断面略C字状のシートベルト
(S)が折り返される部分(20a)を摺動することに
なるので、耐ガムアップ性を大幅に向上することができ
る。
される部分(20a)を構成する断面略C字状の湾曲面
(21f)の曲率中心を、前記ベース部材(20)の厚
さの中心側に位置せしめたから、耐ガムアップ性を大幅
に向上することができる。
断面略C字状のシートベルト(S)が折り返される部分
(20a)に、粗面部(20c)を形成したから、シー
トベルト(S)は直接、この粗面部(20c)を摺動す
ることになるので、耐ガムアップ性能をさらに向上する
ことができる。
部材(20)の、前記シートベルト挿通孔(21)の左
右両側に、補強リブ(R)を設けたから、この左右両側
部の強度を向上することができる。従って、仮にシート
ベルト(S)が両側部のどちらかに集まって、力が集中
した場合でも安全性を向上させることができる。
部材(20)の片側に、断面略半球 状に突設すれば、シ
ートベルト(S)が折り返される方向に沿って角部を丸
くできて、シートベルト(S)が損傷を受けるのを防止
することができる。
ス部材(20)の両側に、断面略球状に突設すれば、シ
ートベルト(S)が折り返される方向に沿って角部を丸
くできて、シートベルト(S)が損傷を受けるのを防止
することができると共に、強度を一層向上することがで
きる。
8に係る発明によれば、ベース部材(20)のシートベ
ルト(S)が折り返される部分(20a)に対応する位
置を、シートベルト(S)が滑らかに湾曲するように大
きな曲率半径を有する湾曲面に形成することができるの
で、シートベルト(S)に作用する面圧を小さくするこ
とができ、シートベルト(S)の耐久性を向上させるこ
とができると共に、ベース部材(20)の板厚を薄くし
て軽量化及びコストの低減化を図ることができる。
で、しかも、シートベルト(S)の折り返される部分
(20a)が、断面略C字状に滑らかに湾曲するよう曲
面状に形成されているので、耐ガムアップ性を大幅に向
上することができる。
される部分(20a)を構成する断面略C字状の湾曲面
(21f)の曲率中心を、前記ベース部材(20)の厚
さの中心側に位置せしめたから、耐ガムアップ性をさら
に大幅に向上することができる。
吊持具の斜視説明図。
の斜視説明図。
る工程の内、ピアス・ブランク工程を示す斜視説明図。
図。
図。
程を示す斜視説明図。
面説明図。 (b)は湾曲面形成工程の第2段階を示す断面説明図。 (c)は湾曲面形成工程の第3段階を示す断面説明図。 (d)は湾曲面形成工程の第4段階を示す断面説明図。
って、(a)は同3点式シートベルトの全体の構成を示
す斜視図、(b)は従来のシートベルト吊持具を示す斜
視図、(c)は(b)のX −X 矢視断面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 シートベルト(S)を摺動自在に吊持す
るシートベルト吊持具(10)であって、 前記シートベルト(S)を挿通するためのシートベルト
挿通孔(21)を有する金属板製のベース部材(20)
からなり、 前記シートベルト挿通孔(21)は、水平方向に延びる
長辺部(21a)と、この長辺部(21a)の左右両側
と連通し下方に延びる左右一対の短辺部(21b)とか
ら構成され、前記長辺部(21a)と左右一対の短辺部
(21b)とで囲まれた部分を、長辺部(21a)側か
ら断面略C字状に滑らかに湾曲せしめ、この湾曲面(2
1f)をシートベルト(S)の折り返される部分(20
a)とし、このシートベルト(S)が折り返される部分(20a)
を構成する断面略C字状の湾曲面(21f)の曲率中心
を、前記ベース部材(20)の厚さの中心側に位置せし
めた ことを特徴とするシートベルト吊持具。 - 【請求項2】 シートベルト(S)を摺動自在に吊持す
るシートベルト吊持具(10)であって、 前記シートベルト(S)を挿通するためのシートベルト
挿通孔(21)を有する金属板製のベース部材(20)
と、 前記ベース部材(20)の少なくともシートベルト
(S)の折り返される部分(20a)を除く部分を覆う
被覆部材(30)とからなり、 前記ベース部材(20)のシートベルト挿通孔(21)
は、水平方向に延びる長辺部(21a)と、この長辺部
(21a)の左右両側と連通し下方に延びる左右一対の
短辺部(21b)とから構成され、前記長辺部(21
a)と左右一対の短辺部(21b)とで囲まれた部分
を、長辺部(21a)側から断面略C字状に滑らかに湾
曲せしめ、この湾曲面(21f)を前記シートベルト
(S)の折り返される部分(20a)とし、このシートベルト(S)が折り返される部分(20a)
を構成する断面略C字 状の湾曲面(21f)の曲率中心
を、前記ベース部材(20)の厚さの中心側に位置せし
め、 前記被覆部材(30)は、前記ベース部材(20)の少
なくとも断面略C字状に形成されたシートベルト(S)
が折り返される部分(20a)を、除く部分を覆うよう
に設けられていることを特徴とするシートベルト吊持
具。 - 【請求項3】 前記ベース部材(20)の、前記シート
ベルト挿通孔(21)における、断面略C字状に形成さ
れたシートベルト(S)が折り返される部分(20a)
に、粗面部(20c)を形成したことを特徴とする請求
項1又は2記載のシートベルト吊持具。 - 【請求項4】 前記ベース部材(20)の、前記シート
ベルト挿通孔(21)の左右両側に、補強リブ(R)を
設けたことを特徴とする請求項1、2、又は3記載のシ
ートベルト吊持具。 - 【請求項5】 シートベルト(S)を摺動自在に吊持す
るシートベルト吊持具(10)の製造方法であって、 金属板製の素材に、水平方向に延びる長辺部(21a)
と、この長辺部(21a)の左右両側と連通し下方に延
びる左右一対の短辺部(21b)とからなるシートベル
ト挿通孔(21)をピアスして金属板製のベース部材
(20)を成形した後、 前記長辺部(21a)と左右一対の短辺部(21b)と
で囲まれた部分を、長辺部(21a)側から断面略C字
状に滑らかに湾曲せしめて、この湾曲面(21f)によ
ってシートベルト(S)の折り返される部分(20a)
を成形し、 続いて、前記シートベルト(S)の折り返される部分
(20a)を構成する湾曲面(21f)の曲率中心を、
前記ベース部材(20)の厚さの中心側に移動したこと
を特徴とするシートベルト吊持具の製造方法。 - 【請求項6】 シートベルト(S)を摺動自在に吊持す
るシートベルト吊持具(10)の製造方法であって、 金属板製の素材に、水平方向に延びる長辺部(21a)
と、この長辺部(21a)の左右両側と連通し下方に延
びる左右一対の短辺部(21b)とからなるシートベル
ト挿通孔(21)をピアスした後、 前記長辺部(21a)と左右一対の短辺部(21b)と
で囲まれた部分を、長辺部(21a)側から断面略C字
状に滑らかに湾曲せしめ、この湾曲面(21f)によっ
てシートベルト(S)の折り返される部分(20a)を
成形し、 続いて、前記シートベルト(S)の折り返される部分
(20a)を構成する湾曲面(21f)の曲率中心を、
前記ベース部材(20)の厚さの中心側に移動して、シ
ートベルト(S)の折り返す部分(20a)を備えた金
属板製のベース部材(20)を成形し、 さらに、このベース部材(20)の少なくともシートベ
ルト(S)の折り返される部分(20a)を除く部分を
覆うように被覆部材(30)を設けたことを特徴とする
シートベルト吊持具の製造方法。 - 【請求項7】 シートベルト(S)を摺動自在に吊持す
るシートベルト吊持具(10)の製造方法であって、 金属板製の素材に、水平方向に延びる長辺部(21a)
と、この長辺部(21a)の左右両側と連通し下方に延
びる左右一対の短辺部(21b)とからなるシートベル
ト挿通孔(21)をピアスして金属板製のベース部材
(20)を成形した後、 次工程で成形される湾曲面(21f)の曲率中心を、予
め前記ベース部材(20)の厚さの中心側に移動し、 続いて、前記長辺部(21a)と左右一対の短辺部(2
1b)とで囲まれた部分を、長辺部(21a)側から断
面略C字状に滑らかに湾曲せしめて、この湾曲面(21
f)によってシートベルト(S)の折り返される部分
(20a)を成形したことを特徴とするシートベルト吊
持具の製造方法。 - 【請求項8】 シートベルト(S)を摺動自在に吊持す
るシートベルト吊持具(10)の製造方法であって、 金属板製の素材に、水平方向に延びる長辺部(21a)
と、この長辺部(21a)の左右両側と連通し下方に延
びる左右一対の短辺部(21b)とからなるシートベル
ト挿通孔(21)をピアスして金属板製のベース部材
(20)を成形した後、 次工程で成形される湾曲面(21f)の曲率中心を、予
め前記ベース部材(20)の厚さの中心側に移動し、 続いて、前記長辺部(21a)と左右一対の短辺部(2
1b)とで囲まれた部分を、長辺部(21a)側から断
面略C字状に滑らかに湾曲せしめて、この湾曲面(21
f)によってシートベルト(S)の折り返される部分
(20a)を成形し、 さらに、このベース部材(20)の少なくともシートベ
ルト(S)の折り返される部分(20a)を除く部分を
覆うように被覆部材(30)を設けたことを特徴とする
シートベルト吊持具の製造方法。
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