JP3021403B2 - シートベルト吊持具 - Google Patents

シートベルト吊持具

Info

Publication number
JP3021403B2
JP3021403B2 JP9335960A JP33596097A JP3021403B2 JP 3021403 B2 JP3021403 B2 JP 3021403B2 JP 9335960 A JP9335960 A JP 9335960A JP 33596097 A JP33596097 A JP 33596097A JP 3021403 B2 JP3021403 B2 JP 3021403B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat belt
covering member
base member
base
side covering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9335960A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11165610A (ja
Inventor
忠男 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enshu Co Ltd
Original Assignee
Enshu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Enshu Co Ltd filed Critical Enshu Co Ltd
Priority to JP9335960A priority Critical patent/JP3021403B2/ja
Publication of JPH11165610A publication Critical patent/JPH11165610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3021403B2 publication Critical patent/JP3021403B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用の
3点式シートベルトのように、繰出し可能に設けられて
いるとともに、緊急時に繰出しを停止するように設けら
れたシートベルト(ウェービングベルト)の途中部を、
折り返すようにして摺動自在に吊持するシートベルト吊
持具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車では衝突時の乗員の安全を
図るために、腰部だけを保持する2点式のシートベルト
に加えて、乗員の胸の部分をたすき掛け状に保持する3
点式シートベルトが採用されるようになってきている。
【0003】図4(a)は3点式シートベルト70の構
成を説明する自動車1の内部の斜視図である。なお、3
点式シートベルトは自動車1の前部座席および後部座席
の全てに取り付けられるが、説明を簡単化するために、
運転席2のみに設けた例で説明する。
【0004】3点式シートベルト70は、センタピラー
3の下部に設けられた第1のアンカ71と、運転席2と
助手席4との間の床部に取り付けられた第2のアンカ7
2と、センタピラー3の上部に設けられた第3のアンカ
73との3点の間に掛け渡されるようになっている。そ
して、この3点式シートベルト70は、一端が第1のア
ンカ71に取り付けられ、他端が第3のアンカ73の部
分で折り返されてセンタピラー3に内蔵されたリトラク
タ(図示せず)に巻き取られるウェービングベルト74
と、一端が第2のアンカ72に取り付けられ、他端にバ
ックル77を有する固定ベルト75とを備えている。ま
た、ウェービングベルト74の途中には、バックル77
にロックするタング部76が設けられている。
【0005】図4(b)は第3のアンカ73に取り付け
られる従来のシートベルト吊持具78を示す斜視図であ
る。このシートベルト吊持具78は、ボルトを介して第
3のアンカ73に取り付けるためのボルト挿通孔81
と、ウェービングベルト74を挿通するための基礎孔8
2とを有する鋼板製(金属板製)のベース部材80を備
えており、このベース部材80の基礎孔82の周囲全体
は、インサート成形された合成樹脂製の被覆部材90に
よって覆われている。そして、この被覆部材90は、基
礎孔82の縁部82aを覆うことにより、同縁部82a
に沿ってウェービングベルト74を摺動自在に挿通する
ためのシートベルト挿通孔91を形成するようになって
いる。
【0006】すなわち、ウェービングベルト74は、シ
ートベルト挿通孔91の下面部で折り返されて、引き出
し及び引き戻しが行われるようになっている。また、ウ
ェービングベルト74には、一般に、被覆部材90に対
する滑り性を良くするために芳香剤処理がなされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記シート
ベルト吊持具78においては、被覆部材90がインサー
ト成形によりベース部材80に一体的に形成されるよう
になっているから、ベース部材80の厚さ等のバラツキ
によってバリが発生したり、成形する樹脂の厚さの不均
衡により部分的にヒケ(成形後の温度低下によって生じ
る収縮によるひずみ)が発生しやすく、不良率が多いと
いう欠点がある。
【0008】しかも、樹脂製の被覆部材90が鉄製のベ
ース部材80に密着するように成形されているから、被
覆部材90をベース部材80から分離するのが難しく、
廃棄後のリサイクルが困難であるという問題がある。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、不良率の低減を図ることができ、し
かも廃棄後のリサイクルが容易なシートベルト吊持具を
提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、シートベルト(74)を摺
動自在に吊持するシートベルト吊持具であって、前記シ
ートベルト(74)を挿通するための基礎孔(22)を
有する金属板製のベース部材(20)と、このベース部
材(20)の少なくとも前記基礎孔(22)の縁部(2
2a)を覆うように設けられ、この基礎孔(22)の縁
部(22a)に沿ってシートベルト挿通孔(300)を
構成する樹脂製の被覆部材(30)とを備えてなり、前
記被覆部材(30)は、シートベルト(74)が引き出
される側であるベース部材(20)の表面(20A)側
に配置され、同ベース部材(20)に取り外し可能に取
り付けられる表面側被覆部材(31)と、ベース部材
(20)の裏面(20B)側に配置され、同ベース部材
(20)に取り外し可能に取り付けられる裏面側被覆部
材(32)とを有していることを特徴としている。
【0011】そしてさらに、前記裏面側被覆部材(3
2)には、少なくともシートベルト(74)が摺動する
部分にあって、ベース部材(20)の裏面(20B)側
から基礎孔(22)の縁部(22a)を覆って表面(2
0A)側に回り込むように形成され、シートベルト(7
4)を摺動自在に支持する摺動支持部(32a)が形成
されており、前記表面側被覆部材(31)と裏面側被覆
部材(32)とは、ベース部材(20)の外周端部で溶
着により連結されていることを特徴としている。
【0012】請求項に係る発明は、請求項1に係る発
明において、ベース部材(20)の基礎孔(22)の縁
部(22a)に沿う部分には、少なくともシートベルト
(74)が摺動する部分に対応する位置に、かつ少なく
とも表面(20A)側の位置にあって、曲面状に突出す
る凸部(22b)が形成されており、裏面側被覆部材
(32)の摺動支持部(32a)には、前記凸部(22
b)に係止して裏面側被覆部材(32)をベース部材
(20)に固定するための係止凹部(32b)が形成さ
れていることを特徴としている。
【0013】請求項に係る発明は、請求項1又は請求
に係る発明において、裏面側被覆部材(32)は、
強度的に優れた樹脂で形成されていることを特徴として
いる。
【0014】請求項に係る発明は、請求項1、請求項
2又は請求項に係る発明において、裏面側被覆部材
(32)は、シートベルト(74)に対して摩擦係数の
小さな樹脂で形成されていることを特徴としている。
【0015】請求項に係る発明は、請求項1、請求項
2、請求項3又は請求項に係る発明において、表面側
被覆部材(31)は、ベース部材(20)の表面(20
A)側の全体を覆うように構成されていることを特徴と
している。
【0016】請求項に係る発明は、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4又は請求項に係る発明におい
て、表面側被覆部材(31)は、ベース部材(20)を
設置体(3)に固定する留め具(40)を表面(20
A)側から覆うように構成されていることを特徴として
いる。
【0017】そして、上記のように構成された請求項1
に係る発明においては、樹脂製の被覆部材(30)が表
面側被覆部材(31)と裏面側被覆部材(32)とで構
成され、それぞれのものがベース部材(20)に取り外
し可能に取り付けられるようになっているから、表面側
被覆部材(31)及び裏面側被覆部材(32)をインサ
ート成形によらずにそれぞれ単独に成形することができ
る。すなわち、インサート成形に起因するバリの発生を
防止することができる。
【0018】また、被覆部材の厚さが異なることによっ
て生じるヒケについては、表面側被覆部材(31)及び
裏面側被覆部材(32)を個々に成形することができる
ことから、内側を空洞化する肉盗みにより厚さを均一化
することができ、ヒケの発生を防止することができる。
【0019】したがって、被覆部材(30)としてはバ
リやヒケのない品質の優れたものを容易に得ることがで
き、不良率の低減を図ることができる。また、肉盗みに
よって、材料費及び重量の低減を図ることができる。し
かも、ヒケが生じにくくなることから、冷却時間を長く
とる等の必要がなくなるので、例えば射出成形機で成形
する上での成形サイクルの短縮を図ることができる。
【0020】しかも、被覆部材(30)をベース部材
(20)から取り外そうと思えば、この被覆部材(3
0)をベース部材(20)から容易に外すことができる
から、廃棄後のリサイクルが容易であるという利点があ
る。さらに、被覆部材(30)はインサート成形では不
可能なような形状にも構成することができるから、意匠
上のデザインや設計等の自由度の向上を図ることができ
る。
【0021】そしてさらに、ベース部材(20)の裏面
(20B)側から基礎孔(22)の縁部(22a)を覆
って表面(20A)側に回り込むように形成された摺動
支持部(32a)が裏面側被覆部材(32)に形成され
ており、この摺動支持部(32a)がインサート成形に
より形成されたものではないから、シートベルト(7
4)が摺動する部分にパーティングラインによる段差や
バリが生じることがない。
【0022】すなわち、従来のようにインサート成形に
より被覆部材(30)を成形していた場合には、シート
ベルト挿通孔(300)の厚さ方向の中央部が金型の合
わせ面と一致する状態になるため、シートベルト(7
4)が摺動する位置に段差やバリが生じる結果となって
いたが、この請求項2に係る発明では摺動支持部(32
a)を裏面(20B)側から表面(20A)側に延在す
る一体のもので構成することができる。したがって、シ
ートベルト(74)が摺動する部分に段差やバリが生じ
ることがなく、品質の向上を図ることができる。しか
も、段差やバリを綺麗に取り去る補修が必要なくなるの
で、コストの低減を図ることができる。
【0023】また、緊急時にシートベルト(74)から
被覆部材(30)に大きな力が作用しても、被覆部材
(30)がベース部材(20)から外れることがないと
いう利点がある。すなわち、緊急時にはシートベルト
(74)がベース部材(20)の裏面(20B)側から
表面(20A)側に向けて移動するため、摺動支持部
(32a)には裏面(20B)側から表面(20A)側
に向かう力が作用することになる。しかし、摺動支持部
(32a)が裏面側被覆部材(32)から表面(20
A)側に延在した状態になっているから、この摺動支持
部(32a)がシートベルト(74)の力によってベー
ス部材(20)から脱落することがない。
【0024】さらに、表面側被覆部材(31)について
はシートベルト(74)からの力を受けることがないの
で、低価格の樹脂で自由な形状に形成することが可能で
ある。したがって、優れたデザインのものを低コストで
提供することができるという利点がある。
【0025】請求項に係る発明においては、ベース部
材(20)に設けられた凸部(22b)に、摺動支持部
(32a)の係止凹部(32b)が係止するようになっ
ているから摺動支持部(32a)が一体的に形成された
裏面側被覆部材(32)をベース部材(20)に確実に
固定することができる。しかも、凸部(22b)が曲面
状に湾曲しているので、凸部(22b)から係止凹部
(32b)に反作用による力が作用しても、この係止凹
部(32b)側の摺動支持部(32a)には大きな応力
集中が作用しないという利点がある。
【0026】請求項に係る発明においては、裏面側被
覆部材(32)が強度の優れた樹脂で形成されているか
ら、摺動支持部(32a)の耐久性の向上を図ることが
できる。しかも、強度の優れた価格の高い樹脂は裏面側
被覆部材(32)だけですむから、コストの低減を図る
ことができる。
【0027】請求項に係る発明においては、裏面側被
覆部材(32)がシートベルト(74)に対して摩擦係
数の小さな樹脂で形成されているから、摺動支持部(3
2a)におけるシートベルト(74)の摩擦抵抗が小さ
くなる。したがって、シートベルト(74)を軽く引き
出すことができるとともに、シートベルト(74)を引
き戻すための例えばリトラクタの駆動力の低減を図るこ
とができる。また、このリトラクタの駆動力を小さくす
ることによって、前記シートベルト(74)の引き出し
力をさらに小さくすることができるという相乗効果もあ
る。
【0028】また、摩擦係数の小さな価格の高い樹脂は
裏面側被覆部材だけですむから、コストの低減を図るこ
とができる。
【0029】請求項に係る発明においては、表面側被
覆部材(31)がベース部材(20)の表面(20A)
側の全体を覆うように構成されているから、表面(20
A)側が綺麗な樹脂で仕上げられた見栄えの優れたもの
を提供することができる。しかも、金属製のベース部材
(20)が樹脂によって覆われた状態になるから、例え
ば自動車の乗員をベース部材(20)に対して保護する
ことができる。
【0030】請求項に係る発明においては、表面側被
覆部材(31)がベース部材(20)を設置体(3)に
固定する留め具(40)を表面(20A)側から覆うよ
うに構成されているから、請求項6に係る発明よりもさ
らに見栄えの優れたものを提供することができる。しか
も、樹脂によって上記留め具(40)を覆った状態にな
るから、例えば自動車の乗員をベース部材(20)の留
め具(40)に対しても保護することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を実施例
に基づき図面を参照して説明する。なお、図1及び図2
は第1実施例、図3は第2実施例を示している。
【0032】まず、図1及び図2を参照して第1実施例
を説明する。ただし、従来例の構成要素と共通する要素
には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
【0033】この実施例で示すシートベルト吊持具は、
ウェービングベルト(シートベルト)74を摺動自在に
吊持するものであって、前記ウェービングベルト74を
挿通するための基礎孔22を有する金属板製のベース部
材20と、このベース部材20の少なくとも前記基礎孔
22の縁部22aを覆うように設けられ、この基礎孔2
2の縁部22aに沿ってシートベルト挿通孔300を構
成する樹脂製の被覆部材30とを備えてなり、前記被覆
部材30は、ウェービングベルト74が引き出される側
であるベース部材20の表面20A側に配置される表面
側被覆部材3130と、ベース部材20の裏面20B側
に配置される裏面側被覆部材32とを合わせてベース部
材20に固定するようになっている。
【0034】以下、上記構成についてさらに詳細に説明
する。
【0035】ベース部材20は、厚さ3mm程度の鋼板
(金属板)材を打ち抜いて、プレス加工により成形され
ており、折曲部を境にして、取付部201と、シートベ
ルト保持部202とによって構成されている。シートベ
ルト保持部202は、取付部201に対して所定角度
(30度程度)折り曲げられている。また、取付部20
1には、シートベルト吊持具10を自動車のセンタピラ
ー(設置体)3に取り付けるためのボルト挿通孔21が
開けられており、シートベルト保持部202には、ウェ
ービングベルト74を挿通するための長穴状の基礎孔2
2が開けられている。
【0036】ベース部材20の基礎孔22の縁部22a
に沿う部分には、ウェービングベルト74が摺動する部
分に対応する位置に、かつ表面20A側の位置に曲面状
に突出する凸部22bが形成されている。また、凸部2
2bのない表面20A側及び裏面20B側に沿う縁部2
2aの部分も、円弧状に湾曲しており、縁部22aを断
面視した場合において角張った部分がないようになって
いる。
【0037】上記ベース部材20は、各種工程からなる
冷間加工により鋼板から成形されている。そして、特に
基礎孔22の凸部22bは、縁部22aの加工前の縁部
を表面20A側あるいは裏面20B側に折り曲げて、凸
部22bを成形するための肉部を確保し、最終工程にお
いて下金型及び上金型によって、表面20A側にほぼ円
弧状突出するように形成されたものである。このため、
凸部22bは、表面20A側に十分高く盛り上がったも
のとなっている。
【0038】裏面側被覆部材32は、強度的に優れかつ
ウェービングベルト74に対する摩擦係数の小さな材料
(例えば、ポリアミド、ポリアセタール)で形成されて
おり、この裏面側被覆部材32には、ウェービングベル
ト74の摺動位置に対応する位置にあって、ベース部材
20の裏面20B側から基礎孔22の縁部22aを覆っ
て表面20A側に回り込むように形成された摺動支持部
32aが一体に設けられている。
【0039】摺動支持部32aの表面は、裏面20B側
から表面20A側に滑らかな曲面状に湾曲しており、ウ
ェービングベルト74を円滑に摺動するように支持する
ようになっており、その表面20A側に突出する部分
は、表面側被覆部材31より表面20A側に突出してい
る。また、摺動支持部32aの内側には、凸部22bに
密着するように係止して裏面側被覆部材32をベース部
材20に固定するための係止凹部32bが形成されてい
る。さらに、裏面側被覆部材32の内面は、係止凹部3
2b以外の部分も縁部22a及びベース部材20の裏面
20Aに密着するように形成されている。また、裏面側
被覆部材32の下端部は、ベース部材20の下端部に密
着するように屈曲する固定リブ32cが一体に形成され
ている。
【0040】表面側被覆部材31は、表面20A側に露
出する摺動支持部32bの部分以外のベース部材20の
表面20A側の全体、及びベース部材20をセンタピラ
ー3に固定するボルト(留め具)40を覆うように一体
に形成されており、その外周縁部には、ベース部材20
のシートベルト保持部202の外周端部に密着するよう
に屈曲する固定リブ31aが形成されている。そして、
下端部においては、表面側被覆部材31の固定リブ31
aと、裏面側被覆部材32の固定リブ32cとが超音波
溶着によって一体的に連結されている。
【0041】また、表面側被覆部材31の上端部には、
ベース部材20の上端部から裏面20Bに密着するよう
にして屈曲する固定リブ31bが形成されている。さら
に、表面側被覆部材31には、基礎孔22の縁部22a
から裏面20Bに密着するようにして屈曲する固定リブ
31cが形成されている。さらにまた、表面側被覆部材
31は、ベース部材20におけるシートベルト保持部2
02の上端近傍位置において、左右に設けられた2つの
ビス33によってベース部材20に固定されるようなっ
ている。
【0042】そして、表面側被覆部材31は、裏面側被
覆部材32とは異なる安価な樹脂、例えばポリプロピレ
ン等によって一体に形成されている。
【0043】上記のように構成されたシートベルト吊持
具においては、樹脂製の被覆部材30が表面側被覆部材
31と裏面側被覆部材32とで構成され、ベース部材2
0の表面20A側及び裏面20B側から合わせることに
より、ベース部材20に固定されるようになっているか
ら、表面側被覆部材31及び裏面側被覆部材32をイン
サート成形によらずにそれぞれ単独に成形することがで
きる。すなわち、インサート成形に起因するバリの発生
を防止することができる。
【0044】また、被覆部材の厚さが異なることによっ
て生じるヒケについては、表面側被覆部材31及び裏面
側被覆部材32を個々に成形することができることか
ら、内側を空洞化する肉盗みにより厚さを均一化するこ
とができ、ヒケの発生を防止することができる。
【0045】したがって、被覆部材30としてはバリや
ヒケのない品質の優れたものを容易に得ることができ、
不良率の低減を図ることができる。また、肉盗みによっ
て、材料費及び重量の低減を図ることができる。しか
も、ヒケが生じにくくなることから、冷却時間を長くと
る等の必要がなくなるので、例えば射出成形機で成形す
る上での成形サイクルの短縮を図ることができる。
【0046】しかも、被覆部材30をベース部材20か
ら取り外そうと思えば、この被覆部材30をベース部材
20から容易に外すことができるから、廃棄後のリサイ
クルが容易であるという利点がある。さらに、被覆部材
30はインサート成形では不可能なような形状にも構成
することができるから、意匠上のデザインや設計等の自
由度の向上を図ることができる。
【0047】また、ベース部材20の裏面20B側から
基礎孔22の縁部22aを覆って表面20A側に回り込
むように形成された摺動支持部32aが裏面側被覆部材
32に一体に形成されており、この摺動支持部32aが
インサート成形により形成されたものではないから、ウ
ェービングベルト74が摺動する部分にパーティングラ
インによる段差やバリが生じることがない。
【0048】すなわち、従来のようにインサート成形に
より被覆部材30を成形していた場合には、シートベル
ト挿通孔300の厚さ方向の中央部が金型の合わせ面と
一致する状態になるため、ウェービングベルト74が摺
動する位置に段差やバリが生じる結果となっていたが、
この実施例では摺動支持部32aを裏面20B側から表
面20A側に延在する一体のもので構成することができ
る。したがって、ウェービングベルト74が摺動する部
分に段差やバリが生じることがなく、品質の向上を図る
ことができる。しかも、段差やバリを綺麗に取り去る補
修が必要なくなるので、コストの低減を図ることができ
る。
【0049】また、緊急時にウェービングベルト74か
ら被覆部材30に大きな力が作用しても、被覆部材30
がベース部材20から外れることがないという利点があ
る。すなわち、緊急時にはウェービングベルト74がベ
ース部材20の裏面20B側から表面20A側に向けて
移動するため、摺動支持部32aには裏面20B側から
表面20A側に向かう力が作用することになる。しか
し、摺動支持部32aが裏面側被覆部材32から表面2
0A側に延在した状態になっているから、この摺動支持
部32aがウェービングベルト74の力によってベース
部材20から脱落することがない。
【0050】さらに、表面側被覆部材31についてはウ
ェービングベルト74からの力を受けることがないの
で、価格の低い樹脂で自由な形状に形成することが可能
である。したがって、優れたデザインのものを低コスト
で提供することができるという利点がある。
【0051】またさらに、ベース部材20に設けられた
凸部22bに、摺動支持部32aの係止凹部32bが係
止するようになっているから摺動支持部32aが一体的
に形成された裏面側被覆部材32をベース部材20に確
実に固定することができる。しかも、凸部22bが曲面
状に湾曲しているので、凸部22bから係止凹部32b
に反作用による力が作用しても、この係止凹部32b側
の摺動支持部32aには大きな応力集中が発生しないと
いう利点がある。
【0052】また、裏面側被覆部材32が強度の優れた
樹脂で形成されているから、摺動支持部32aの耐久性
の向上を図ることができる。しかも、強度の優れた価格
の高い樹脂は裏面側被覆部材32だけですむから、コス
トの低減を図ることができる。しかも、裏面側被覆部材
32がウェービングベルト74に対して摩擦係数の小さ
な樹脂で形成されているから、摺動支持部32aにおけ
るウェービングベルト74の摩擦抵抗が小さくなる。し
たがって、ウェービングベルト74を軽く引き出すこと
ができるとともに、ウェービングベルト74を引き戻す
ための例えばリトラクタの駆動力の低減を図ることがで
きる。また、このリトラクタの駆動力を小さくすること
によって、前記ウェービングベルト74の引き出し力を
さらに小さくすることができるという相乗効果もある。
そして、摩擦係数の小さな価格の高い樹脂は裏面側被覆
部材だけですむから、コストの低減を図ることができ
る。
【0053】さらに、表面側被覆部材31がベース部材
20の表面20A側の全体を覆うように構成されている
から、表面20A側が綺麗な樹脂で仕上げられた見栄え
の優れたものを提供することができる。しかも、金属製
のベース部材20が樹脂によって覆われた状態になるか
ら、例えば自動車の乗員をベース部材20に対して保護
することができる。そして、表面側被覆部材31は、ベ
ース部材20を設置体3に固定するボルト40を表面2
0A側から覆うように構成されているから、さらに見栄
えの優れたものを提供することができるとともに、乗員
を、ベース部材20のボルト40に対しても保護するこ
とができる。
【0054】次ぎに、この発明の第2実施例を図3を参
照して説明する。ただし、図1に示す第1実施例の構成
要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【0055】すなわち、この実施例で示すシートベルト
吊持具は、ベース部材20の凸部22bと同様の形状の
凸部22cが裏面20B側にも突出したものとなってい
る。そして、摺動支持部32aの内面全体が、縁部22
a、凸部22b、22cに嵌合する係止凹部32bにな
っている。
【0056】また、表面側被覆部材31は、ベース部材
20におけるシートベルト保持部202の上端近傍位置
において、左右に設けられた2つのフック34によって
ベース部材20に固定されるようになっている。これら
のフック34は、表面側被覆部材31に一体に形成され
たものであり、その先端の係止部34aをベース部材2
0に設けられた貫通孔24から裏面20B側に突き通し
て同裏面20Aに係止させることにより、表面側被覆部
材31をベース部材20に固定するようになっている。
【0057】上記のように構成されたシートベルト吊持
具においては、摺動支持部32aの内面全体が、縁部2
2a、凸部22b、22cに接するので、摺動支持部3
2aをベース部材20側から支持する面積が大きくな
る。したがって、摺動支持部32aの応力が低減するの
で、強度の向上を図ることができる。また、フック34
によって表面側被覆部材31をベース部材20にワンタ
ッチで簡単に固定することができるので、生産能率の向
上を図ることができる。その他、第1実施例と同様の作
用効果を奏する。
【0058】なお、上記第1実施例及び第2実施例にお
いては、ベース部材20をセンタピラー3に設置するよ
うに構成したが、他のピラー等の設置体に設けるように
構成してもよい。
【0059】また、凸部22bや凸部22cはシートベ
ルトが摺動する部分に対応する縁部22aに沿って設け
るように構成したが、各凸部22b、22cは、基礎孔
22の上側の直線状の縁部22aを除く全縁部22aに
沿って設けたり、基礎孔22の全縁部22aに沿って設
けたりするように構成してもよい。
【0060】さらに、表面側被覆部材31はボルト40
の部分を含むベース部材20の表面20A側の全体を覆
うように構成したが、この表面側被覆部材31は、ボル
ト40の部分を除くベース部材20の表面20A側の全
体を覆うように構成してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、樹脂製の被覆部材(30)が表面側被覆部
材(31)と裏面側被覆部材(32)とで構成され、
れぞれのものがベース部材(20)に取り外し可能に取
り付けられるようになっているから、表面側被覆部材
(31)及び裏面側被覆部材(32)をインサート成形
によらずにそれぞれ単独に成形することができる。すな
わち、インサート成形に起因するバリの発生を防止する
ことができる。
【0062】また、被覆部材の厚さが異なることによっ
て生じるヒケについては、表面側被覆部材(31)及び
裏面側被覆部材(32)を個々に成形することができる
ことから、内側を空洞化する肉盗みにより厚さを均一化
することができ、ヒケの発生を防止することができる。
【0063】したがって、被覆部材(30)としてはバ
リやヒケのない品質の優れたものを容易に得ることがで
き、不良率の低減を図ることができる。また、肉盗みに
よって、材料費及び重量の低減を図ることができる。し
かも、ヒケが生じにくくなることから、冷却時間を長く
とる等の必要がなくなるので、例えば射出成形機で成形
する上での成形サイクルの短縮を図ることができる。
【0064】しかも、被覆部材(30)をベース部材
(20)から取り外そうと思えば、この被覆部材(3
0)をベース部材(20)から容易に外すことができる
から、廃棄後のリサイクルが容易であるという利点があ
る。さらに、被覆部材(30)はインサート成形では不
可能なような形状にも構成することができるから、意匠
上のデザインや設計等の自由度の向上を図ることができ
る。
【0065】そしてさらに、ベース部材(20)の裏面
(20B)側から基礎孔(22)の縁部(22a)を覆
って表面(20A)側に回り込むように形成された摺動
支持部(32a)が裏面側被覆部材(32)に一体に形
成されており、この摺動支持部(32a)がインサート
成形により形成されたものではないから、シートベルト
(74)が摺動する部分にパーティングラインによる段
差やバリが生じることがない。
【0066】すなわち、従来のようにインサート成形に
より被覆部材(30)を成形していた場合には、シート
ベルト挿通孔(300)の厚さ方向の中央部が金型の合
わせ面と一致する状態になるため、シートベルト(7
4)が摺動する位置に段差やバリが生じる結果となって
いたが、この請求項2に係る発明では摺動支持部(32
a)を裏面(20B)側から表面(20A)側に延在す
る一体のもので構成することができる。したがって、シ
ートベルト(74)が摺動する部分に段差やバリが生じ
ることがなく、品質の向上を図ることができる。しか
も、段差やバリを綺麗に取り去る補修が必要なくなるの
で、コストの低減を図ることができる。
【0067】また、緊急時にシートベルト(74)から
被覆部材(30)に大きな力が作用しても、被覆部材
(30)がベース部材(20)から外れることがないと
いう利点がある。すなわち、緊急時にはシートベルト
(74)がベース部材(20)の裏面(20B)側から
表面(20A)側に向けて移動するため、摺動支持部
(32a)には裏面(20B)側から表面(20A)側
に向かう力が作用することになる。しかし、摺動支持部
(32a)が裏面側被覆部材(32)から表面(20
A)側に延在した状態になっているから、この摺動支持
部(32a)がシートベルト(74)の力によってベー
ス部材(20)から脱落することがない。
【0068】さらに、表面側被覆部材(31)について
はシートベルト(74)からの力を受けることがないの
で、低価格の樹脂で自由な形状に形成することが可能で
ある。したがって、優れたデザインのものを低コストで
提供することができるという利点がある。
【0069】請求項に係る発明においては、ベース部
材(20)に設けられた凸部(22b)に、摺動支持部
(32a)の係止凹部(32b)が係止するようになっ
ているから摺動支持部(32a)が一体的に形成された
裏面側被覆部材(32)をベース部材(20)に確実に
固定することができる。しかも、凸部(22b)が曲面
状に湾曲しているので、凸部(22b)から係止凹部
(32b)に反作用による力が作用しても、この係止凹
部(32b)側の摺動支持部(32a)には大きな応力
集中が作用しないという利点がある。
【0070】請求項に係る発明においては、裏面側被
覆部材(32)が強度の優れた樹脂で形成されているか
ら、摺動支持部(32a)の耐久性の向上を図ることが
できる。しかも、強度の優れた価格の高い樹脂は裏面側
被覆部材(32)だけですむから、コストの低減を図る
ことができる。
【0071】請求項に係る発明においては、裏面側被
覆部材(32)がシートベルト(74)に対して摩擦係
数の小さな樹脂で形成されているから、摺動支持部(3
2a)におけるシートベルト(74)の摩擦抵抗が小さ
くなる。したがって、シートベルト(74)を軽く引き
出すことができるとともに、シートベルト(74)を引
き戻すための例えばリトラクタの駆動力の低減を図るこ
とができる。また、このリトラクタの駆動力を小さくす
ることによって、前記シートベルト(74)の引き出し
力をさらに小さくすることができるという相乗効果もあ
る。
【0072】また、摩擦係数の小さな価格の高い樹脂は
裏面側被覆部材だけですむから、コストの低減を図るこ
とができる。
【0073】請求項に係る発明においては、表面側被
覆部材(31)がベース部材(20)の表面(20A)
側の全体を覆うように構成されているから、表面(20
A)側が綺麗な樹脂で仕上げられた見栄えの優れたもの
を提供することができる。しかも、金属製のベース部材
(20)が樹脂によって覆われた状態になるから、例え
ば自動車の乗員をベース部材(20)に対して保護する
ことができる。
【0074】請求項に係る発明においては、表面側被
覆部材(31)がベース部材(20)を設置体(3)に
固定する留め具(40)を表面(20A)側から覆うよ
うに構成されているから、請求項6に係る発明よりもさ
らに見栄えの優れたものを提供することができる。しか
も、樹脂によって上記留め具(40)を覆った状態にな
るから、例えば自動車の乗員をベース部材(20)の留
め具(40)に対しても保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例として示したシートベルト
吊持具の正面図である。
【図2】同シートベルト吊持具の側断面図である。
【図3】本発明の第2実施例として示したシートベルト
吊持具の要部側断面図である。
【図4】3点式シートベルトの構成を説明する図であっ
て、(a)は同3点式シートベルトの全体の構成を示す
斜視図、(b)は従来のシートベルト吊持具を示す斜視
図、(c)は(b)のX−X線に沿う断面図である。
【符号の説明】
20 ベース部材 20A 表面 20B 裏面 22 基礎孔 22a 縁部 22b、22c 凸部 30 被覆部材 31 表面側被覆部材 32 裏面側被覆部材 32a 摺動支持部 32b 係止凹部 40 留め具(ボルト) 74 シートベルト(ウェービングベルト) 300 シートベルト挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/18 - 22/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルト(74)を摺動自在に吊持
    するシートベルト吊持具であって、 前記シートベルト(74)を挿通するための基礎孔(2
    2)を有する金属板製のベース部材(20)と、 このベース部材(20)の少なくとも前記基礎孔(2
    2)の縁部(22a)を覆うように設けられ、この基礎
    孔(22)の縁部(22a)に沿ってシートベルト挿通
    孔(300)を構成する樹脂製の被覆部材(30)とを
    備えてなり、 前記被覆部材(30)は、シートベルト(74)が引き
    出される側であるベース部材(20)の表面(20A)
    側に配置され、同ベース部材(20)に取り外し可能に
    取り付けられる表面側被覆部材(31)と、ベース部材
    (20)の裏面(20B)側に配置され、同ベース部材
    (20)に取り外し可能に取り付けられる裏面側被覆部
    材(32)とを有しており、 前記裏面側被覆部材(32)には、少なくともシートベ
    ルト(74)が摺動する部分にあって、ベース部材(2
    0)の裏面(20B)側から基礎孔(22)の縁部(2
    2a)を覆って表面(20A)側に回り込むように形成
    され、シートベルト(74)を摺動自在に支持する摺動
    支持部(32a)が形成されており、 前記表面側被覆部材(31)と裏面側被覆部材(32)
    とは、ベース部材(20)の外周端部で溶着により連結
    されて いることを特徴とするシートベルト吊持具。
  2. 【請求項2】 ベース部材(20)の基礎孔(22)の
    縁部(22a)に沿う部分には、少なくともシートベル
    ト(74)が摺動する部分に対応する位置に、かつ少な
    くとも表面(20A)側の位置にあって、曲面状に突出
    する凸部(22b)が形成されており、 裏面側被覆部材(32)の摺動支持部(32a)には、
    前記凸部(22b)に係止して裏面側被覆部材(32)
    をベース部材(20)に固定するための係止凹部(32
    b) が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    シートベルト吊持具。
  3. 【請求項3】 裏面側被覆部材(32)は、強度的に優
    れた樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のシートベルト吊持具。
  4. 【請求項4】 裏面側被覆部材(32)は、シートベル
    ト(74)に対して摩擦係数の小さな樹脂で形成されて
    いることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3
    記載のシートベルト吊持具。
  5. 【請求項5】 表面側被覆部材(31)は、ベース部材
    (20)の表面(20A)側の全体を覆うように構成
    れていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3又は請求項4記載のシートベルト吊持具。
  6. 【請求項6】 表面側被覆部材(31)は、ベース部材
    (20)を設置体(3)に固定する留め具(40)を表
    面(20A)側から覆うように構成されていることを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は
    請求項5記載のシートベルト吊持具。
JP9335960A 1997-12-05 1997-12-05 シートベルト吊持具 Expired - Fee Related JP3021403B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9335960A JP3021403B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 シートベルト吊持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9335960A JP3021403B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 シートベルト吊持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11165610A JPH11165610A (ja) 1999-06-22
JP3021403B2 true JP3021403B2 (ja) 2000-03-15

Family

ID=18294259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9335960A Expired - Fee Related JP3021403B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 シートベルト吊持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3021403B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6531190B1 (en) 1999-04-29 2003-03-11 Altonic Oy Control method for quality factors of the surface of whole wood
WO2021177672A1 (ko) * 2020-03-04 2021-09-10 주식회사 금토일산업 자동차용 필러앵커 및 그 제조방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5839793B2 (ja) * 2010-11-09 2016-01-06 株式会社遠州 スルーアンカ
JP5859618B2 (ja) * 2014-09-09 2016-02-10 株式会社遠州 スルーアンカ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6531190B1 (en) 1999-04-29 2003-03-11 Altonic Oy Control method for quality factors of the surface of whole wood
WO2021177672A1 (ko) * 2020-03-04 2021-09-10 주식회사 금토일산업 자동차용 필러앵커 및 그 제조방법
US11970130B2 (en) 2020-03-04 2024-04-30 Kumtoil Industrial Co., Ltd. Pillar anchor for automobile and method for manufacturing same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11165610A (ja) 1999-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7635167B2 (en) Seat belt shoulder anchor
US7390022B2 (en) Integrated seat belt shoulder anchor
US10752204B2 (en) Vehicle seat
JP3021403B2 (ja) シートベルト吊持具
KR101133593B1 (ko) 자동차용 시트벨트의 웨빙 유동 방지구조
JP4126595B2 (ja) 車両内装部材のシートベルト支持構造
JPH09109760A (ja) ドアトリム用プルハンドルの取付構造
US6468371B1 (en) Method for producing a moulded part, especially a sheet member for a car or plane passenger seat
JP3084273B2 (ja) シートベルト吊持具及びその製造方法
CN205706580U (zh) 一种安全带锁舌
JPS62128845A (ja) 自動車用子供安全シ−ト
JP2002249022A (ja) 3点ベルトマウントシート
JP4068936B2 (ja) シートベルトの取付け構造
JPH0740438Y2 (ja) パッシブシートベルトの取付構造
CN210852007U (zh) 一种后背门护板、后背门及汽车
CN213619488U (zh) 一种汽车座椅双材料塑件结构
KR101271855B1 (ko) 자동차용 리어 시트벨트의 텅플레이트 고정장치
JP3440063B2 (ja) タング及びその製造方法
KR200147451Y1 (ko) 자동차의 리어 시트벨트용 앵커 보강구조
CN107280147A (zh) 一种安全带锁舌
JPH0418459Y2 (ja)
JP3968567B2 (ja) 座席用着脱カバー
US5289624A (en) Retractor service replacement method
JPH0242508Y2 (ja)
JP3251459B2 (ja) シートベルト吊持具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees