JP4044403B2 - 走行車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行車両の一形態として、車体フレームに搭載した原動機部をボンネットにより被覆したものがあり、同ボンネットは、車体フレームに固定した固定側ボンネット形成体と、同固定側ボンネット形成体上において開閉自在に取り付けた可動側ボンネット形成体とから形成している。
【0003】
そして、ボンネットの前面にフロントグリルを設けると共に、同フロントグリルは、ボンネットの前部に設けたフロントグリル取付枠と、同フロントグリル取付枠にビス等により取り付けた網状のフロントグリル本体とを具備している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した走行車両は、未だ、以下のような不具合を有している。
【0007】
(1)可動側ボンネット形成体を閉蓋した状態でも、同可動側ボンネット形成体が固定側ボンネット形成体に密着されていないために、原動機部のエンジンの振動により可動側ボンネット形成体が振動し、同可動側ボンネット形成体が固定側ボンネット形成体と衝突して騒音、いわゆる、ビビリ音を発生して、このビビリ音がオペレータにとって耳障りになっている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、車体フレームに搭載した原動機部をボンネットにより被覆した走行車両において、ボンネットは、車体フレームに固定した固定側ボンネット形成体と、同固定側ボンネット形成体上において開閉自在に取り付けた可動側ボンネット形成体とから形成し、固定側ボンネット形成体に左右側壁形成片を設けて、両左右側壁形成片の上端縁部に内側方へ傾斜状に突出する当接受け片を形成する一方、可動側ボンネット形成体に左右側壁形成片を設けて、両左右側壁形成片の下端縁部に内側方へ突出する当接片を形成して、可動側ボンネット形成体の閉蓋時には、当接片が固定側ボンネット形成体の当接受け片の上端縁部に当接すると共に、閉蓋動作に伴って当接受け片の傾斜面に沿って外方へ押し広げられながら下降動作して、完全閉蓋状態では、当接受け片により当接片が外側方へ押圧された状態にて当接するようにし、可動側ボンネット形成体の前下端部と前記車体フレームの前部との間には閉塞ロック手段を設けて、同閉塞ロック手段により可動側ボンネット形成体を閉塞状態にロックすることができるようにしたことを特徴とする走行車両を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
すなわち、本発明に係る走行車両は、車体フレームに搭載した原動機部をボンネットにより被覆しており、同ボンネットは、車体フレームに固定した固定側ボンネット形成体と、同固定側ボンネット形成体上において開閉自在に取り付けた可動側ボンネット形成体とから形成し、固定側ボンネット形成体に左右側壁形成片を設けて、両左右側壁形成片の上端縁部に内側方へ傾斜状に突出する当接受け片を形成する一方、可動側ボンネット形成体に左右側壁形成片を設けて、両左右側壁形成片の下端縁部に内側方へ突出する当接片を形成して、可動側ボンネット形成体の閉蓋時には、当接片が当接受け片により外側方へ押圧された状態にて当接するようにしている。
【0018】
そして、運転部に運転部一体支持枠体を設けると共に、同運転部一体支持枠体は、ステアリングコラム支持枠片と床部支持枠片と座席支持枠片と左右側支持枠片と後部支持枠片とを一体的に形成している。
【0019】
また、運転部の一側方にフェンダーを形成する燃料タンクを配置する一方、運転部の他側方にフェンダーを形成するフェンダーカバーを設け、同フェンダーカバー内にバッテリー、油圧ポンプ、サードバルブ、電装品等を配置している。
【0020】
しかも、運転部の一側方にフェンダーを形成し、同フェンダーの後部に形成した凹部内に、昇降連結機構の昇降位置を微調整するための微調整スイッチを設けている。
【0021】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1に示すAは、本発明に係る走行車両であり、同走行車両Aは、左右一対のクローラ式の走行部1,1間に車体フレーム2を架設し、同車体フレーム2の前部に原動機部3を設けると共に、後部に運転部4を設け、同運転部4の下方位置にミッション部5を配設している。
【0023】
各走行部1は、図1〜図3に示すように、前後方向に伸延する走行フレーム10と、同走行フレーム10の前・後端部にそれぞれ取り付けた前・後部従動輪11,12と、両前・後部従動輪11,12の間でかつ上方位置に配置した駆動輪13と、これらの動輪11,12,13間に巻回して側面視三角形状となした履帯14とを具備している。15は前部従動輪支軸、16は後部従動輪支軸、17は駆動輪支軸、18はイコライザ、19は履帯外れ防止体、20は履帯緊張調節体である。
【0024】
そして、左右一対の走行フレーム10,10間には、図2及び図3に示すように、左右方向に伸延する前後一対の連結フレーム21,22を横架すると共に、両走行フレーム10,10に各連結フレーム21,22の側端部を着脱自在に連結している。
【0025】
また、図2及び図3に示すように、走行フレーム10,10の後部には、後述する支持台23,23を設けており、両支持台23,23に連結ブラケット24,24を介して後部の連結フレーム22を着脱自在に連結している。
【0026】
車体フレーム2は、図1〜図3に示すように、前後方向に伸延する左右一対の車体フレーム形成片30,30と、両車体フレーム形成片30,30の後部間に架設したミッション部5と、同ミッション部5の左右側後部より左右外側方へ伸延させて形成したアクスルケース31,31とを具備している。
【0027】
そして、前部の連結フレーム21上に左右一対の車体フレーム形成片30,30の中途部を固定すると共に、左右一対の走行フレーム10,10の後部より左右一対の支持台23,23を上方へ立設し、両支持台23,23間にアクスルケース31,31を介してミッション部5を架設し、同ミッション部5の後端部を後部の連結フレーム22に着脱自在に連結している。
【0028】
原動機部3は、図1及び図4に示すように、左右一対の車体フレーム形成片30,30の前部間にエンジンEを搭載し、同エンジンEの前方にラジエータ32とオイルクーラ33とコンデンサ34等を配置し、直上方位置にエアクリーナ35を配置し、右側上方位置にマフラー36を配置して、これらをボンネット37により被覆している。
【0029】
ここで、ボンネット37は、図5〜図7に示すように、車体フレーム2の前部に固定した固定側ボンネット形成体40と、同固定側ボンネット形成体40上において開閉自在に取り付けた可動側ボンネット形成体41とから形成している。
【0030】
そして、固定側ボンネット形成体40は、左右一対の車体フレーム形成片30,30上に、前後方向に伸延する左右側壁形成片42,42を固設し、両車体フレーム形成片30,30の前端部間に架設した前部フレーム形成片43上に、左右方向に伸延する前壁形成片44を固設すると共に、同前壁形成片44の左右側端部を両左右側壁形成片42,42の前端部に連設している。
【0031】
しかも、左右側壁形成片42,42は、正面視コ字状に形成して、上端内側縁部より内側上方へ傾斜状に突出する当接受け片45,45を形成している。
【0032】
可動側ボンネット形成体41は、前後方向に伸延する左右側壁形成片46,46と、両左右側壁形成片46,46の上端縁部間に架設状に一体成形した天井形成片47とを、弾性力を有する合成樹脂により一定成形し、同天井形成片47の前部と左右側壁形成片46,46の前端部とにわたってフロントグリル48を張設している。
【0033】
しかも、左右側壁形成片46,46の下端縁部には、内側方へ突出する当接片49,49を形成している。
【0034】
このようにして、可動側ボンネット形成体41の閉蓋動作時には、まず、当接片49,49が固定側ボンネット形成体40の当接受け片45,45の上端縁部に当接すると共に、閉蓋動作に伴って当接受け片45,45の傾斜面に沿って外方へ押し広げられながら下降動作して、完全閉蓋状態では、当接受け片45,45により当接片49,49が外側方へ押圧された状態にて当接するようにしている。
【0035】
従って、可動側ボンネット形成体41を完全に閉蓋した状態では、当接片49,49が当接受け片45,45により外側方へ押圧された状態にて当接するため、各当接片49,49が各当接受け片45,45に密着して、可動側ボンネット形成体41が振動により固定側ボンネット形成体40と衝突して生じる騒音、いわゆる、ビビリ音の発生を防止することができる。
【0036】
また、上記した可動側ボンネット形成体41は、図6に示すように、後述する運転部一体支持枠体70に設けたステアリングコラム支持枠片71の左右側上部に枢支体50,50を介して天井形成片47を枢支して、上下開閉自在としている。
【0037】
そして、枢支体50は、ステアリングコラム支持枠片71の上部に、左右方向に軸線を向けた枢支ピン51を介して側面視U字状に形成した枢支片52の後部上端縁部を枢支し、同枢支片52の前部を可動側ボンネット形成体41に連結ブラケット53を介して連結兼スタンド片54の上端部54aにより連結する一方、上記枢支ピン51を支持する支持体55に開閉ガイド体56を連設して、同開閉ガイド体56に形成した開閉ガイド用長孔57中に上記連結兼スタンド片54の下端部54bを摺動自在に連結している。
【0038】
しかも、開閉ガイド用長孔57は、側面視にて前上方へ湾曲させて形成した開閉ガイド部57aと、同開閉ガイド部57aの上端部より後下方へ向けて延設して形成した開放保持部57bとから形成している。
【0039】
このようにして、可動側ボンネット形成体41を開閉させる際には、連結兼スタンド片54の下端部54bが開閉ガイド用長孔57の開閉ガイド部57aに沿って摺動して、同可動側ボンネット形成体41をスムーズに開閉させることができる。
【0040】
そして、可動側ボンネット形成体41を最大限に開放させて、連結兼スタンド片54の下端部54bを開閉ガイド用長孔57の開放保持部57bに位置させることにより、同連結兼スタンド片54をスタンドとして機能させて、可動側ボンネット形成体41を開放状態に保持させることができる。
【0041】
また、図6に示すように、可動側ボンネット形成体41の前下端部と車体フレーム2の前部との間には閉塞ロック手段60を設けて、同閉塞ロック手段60により可動側ボンネット形成体41を閉塞状態にロックすることができるようにしている。
【0042】
すなわち、閉塞ロック手段60は、図6及び図8に示すように、可動側ボンネット形成体41の前下端部に支持板体61を介してロック用フック受体62を下方へ垂設する一方、左右一対の車体フレーム形成片30,30の前端部間に架設した前部フレーム形成片43に支持ブラケット63を介して前後方向に軸線を向けたボス部64を取り付け、同ボス部64中に支軸65を挿通して、同支軸65の後端部にロック用フック体66の下端部を取り付ける一方、支軸65の前端部に操作レバー67の上端部を取り付けている。
【0043】
そして、ロック用フック受体62は、上下方向に伸延する前後一対の支持片62a,62bと、両支持片62a,62bの下端間に横架状に一体成形した受体本片62cとから側面視U字状に形成している。
【0044】
また、ロック用フック体66は、上下方向に伸延して下端部をボス部64の後端部に固設し、かつ、上端部に嵌合用凹部66aを形成した嵌合片66bと、上下方向に伸延して下端部を支軸65の後端部に連設し、かつ、上端部にロック用フック66cを形成したロック用フック片66dと、同ロック用フック片66dの基端部とボス部64との間に介設したトルクバネ66eとを具備して、同トルクバネ66eによりロック用フック受体62の受体本片62cにロック用フック片66dのロック用フック66cが係合した状態に弾性付勢力により保持することができるようにしている。66fは、ロック用フック66cの上端部に形成した摺らせ傾斜面である。
【0045】
操作レバー67は、前部フレーム形成片43の下部に設けたレバー突出口形成体68のレバー突出口69を通して抓み部67aを下方へ突出させている。
【0046】
このようにして、可動側ボンネット形成体41を閉塞状態にロックする際には、同可動側ボンネット形成体41を下方へ回動させて閉塞すると共に、ロック用フック受体62の受体本片62cをロック用フック66cの上端部に形成した摺らせ傾斜面66fに摺らせながら嵌合片66bの嵌合用凹部66aに嵌合させると、ロック用フック66cがトルクバネ66eの弾性付勢力に抗して図8に示す正面図において反時計廻りに回動して嵌合用凹部66aを開口して、同嵌合用凹部66a内に受体本片62cが嵌合すると共に、ロック用フック66cがトルクバネ66eの弾性付勢力により時計廻りに回動して受体本片62cに係合してロック状態となる。
【0047】
一方、可動側ボンネット形成体41を開放する際には、操作レバー67の抓み部67aを抓んで、ロック用フック片66dをトルクバネ66eの弾性付勢力に抗して、図8に示す正面図において反時計廻りに回動操作することにより、ロック状態を解除することができ、同状態にて可動側ボンネット形成体41を上方へ回動させて開放することができる。
【0048】
また、エンジンEの後部には、図1〜図4に示すように、伝動シャフト38を介してミッション部5を連動連結しており、同ミッション部5には、図1〜図3に示すように、PTO軸39を連動連結して、同PTO軸39をミッション部5の後壁中央部より後方へ向けて突出させている。
【0049】
運転部4は、図1に示すように、車体フレーム2の中途部上に運転部一体支持枠体70を設けており、同運転部一体支持枠体70は、図9及び図10にも示すように、ステアリングコラム支持枠片71と床部支持枠片72と座席支持枠片73と左右側支持枠片74,74と後部支持枠片75とを一体的に形成している。
【0050】
このようにして、ステアリングコラム支持枠片71と床部支持枠片72と座席支持枠片73と左右側支持枠片74,74と後部支持枠片75とを一体的に形成して運転部一体支持枠体70となしているため、車体フレーム2に運転部一体支持枠体70を取り付けて、同運転部一体支持枠体70を一体的に形成する各支持枠片71,72,73,74,74,75に、所要の構成部材を取り付けることにより、運転部4を簡単かつ確実に組み立てることができ、同運転部4の組立作業能率を向上させることができる。
【0051】
そして、運転部一体支持枠体70の前部に設けたステアリングコラム支持枠片71にステアリングコラム76を立設し、同ステアリングコラム76の上端部にホイール支軸77を介してステアリングホイール78を取り付け、同ステアリングホイール78の後方位置に運転席79を配置している。
【0052】
また、図1に示すように、運転部一体支持枠体70の左側部に設けた左側支持枠片74と座席支持枠片73と後部支持枠片75に、フェンダーを形成する燃料タンク80を取り付けて、同燃料タンク80を運転席79の左側方位置に配置している。
【0053】
一方、図11〜図13に示すように、運転部一体支持枠体70の右側部に設けた右側支持枠片74と座席支持枠片73と後部支持枠片75に、フェンダーを形成するフェンダーカバー81を取り付けて、同フェンダーカバー81を運転席79の右側方位置に配置し、同フェンダーカバー81内にバッテリー82、油圧ポンプ83、サードバルブ84、電装品(第1コントローラ85、第2コントローラ86、第1ヒューズ87、第2ヒューズ88、リレー89)等を配置している。
【0054】
ここで、図12に示すように、サードバルブ84にはリンク機構90を介してバルブ操作レバー91を連動連結する一方、サードバルブ84に連動連結した油圧ポンプ83に外部油圧取出用配管92を連通連結している。93は、油圧ポンプ83とミッション部5とを連通連結する油圧配管である。
【0055】
このようにして、フェンダーカバー81内にバッテリー82、油圧ポンプ83、サードバルブ84、電装品等を配置しているため、同フェンダーカバー81内の空間を有効利用することができる。
【0056】
しかも、運転部4の一側方に配置した燃料タンク80との重量バランスも良好に保つことができて、車体の安定性を向上させることができる。
【0057】
さらには、日常的に点検を要する第1コントローラ85、第2コントローラ86、第1ヒューズ87、第2ヒューズ88、及び、リレー89等の電装品を、フェンダーカバー81内に集中配置しているため、これらの点検を効率良くかつ楽に行うことができる。
【0058】
また、フェンダーカバー81は、図13に示すように、右側支持枠片74に固定したカバー本体81aと、同カバー本体81aに開閉自在に取り付けた開閉カバー体81bとを具備しており、カバー本体81aの右側下端縁部に前後方向に軸線を向けた枢着ピン105を設ける一方、開閉カバー体81bの右側下端縁部に取付ブラケット106を介してピン挟持片107を設けて、同ピン挟持片107を枢着ピン105に着脱自在に狭持させると共に、枢着ピン105を中心に開閉カバー体81bを外側方へ回動させて開閉自在としている。
【0059】
しかも、外側方へ開放した開閉カバー体81bは、下部外側壁81cを右側走行部1の履帯14上に当接状態に載置することにより、開放状態にて支持させることができるようにしている。
【0060】
また、図11〜図13に示すように、右側のフェンダーとして機能するフェンダーカバー81の後端部には、テールランプ支持体94を介してテールランプ95を取り付けており、同テールランプ支持体94の外側面下部に凹部96を形成し、同凹部96内に、後述する昇降連結機構110の昇降位置を微調整するための微調整スイッチ97を設けている。
【0061】
このようにして、フェンダーカバー81の後部に形成した凹部96内に、前記昇降連結機構110の昇降位置を微調整するための微調整スイッチ97を設けているため、同微調整スイッチ97に他物が不意に干渉するのを防止することができると共に、オペレータは、フェンダーカバー81の近傍に立って、昇降連結機構110を視認しながら微調整スイッチ97を操作することができて、同昇降連結機構110の適正な昇降位置の設定作業を簡単かつ確実に行うことができる。
【0062】
また、ステアリングコラム76と運転席79との間に位置する運転部一体支持枠体70上には床部98を張設し、同床部98の左右側中途部より左右側支持枠片74,74を後上方へ向けて伸延させて、右側支持枠片74にレバー取付体99を介して前後進切替レバー(変速レバー)100の基端部を取り付けている。101はキャノピーである。
【0063】
昇降連結機構110は、図1に示すように、ミッション部5の上部に油圧ケース111を設け、同油圧ケース111に左右方向に軸線を向けたリフトアーム支軸112を介して左右一対のリフトアーム113,113の基端部を取り付け、両リフトアーム113,113を油圧により上下回動作動可能となし、また、ミッション部5の後壁中央上部よりトップリンク114を後方へ向けて突設すると共に、後部の連結フレーム22に左右一対のロワリンク115,115の各前端部を連結して構成している。
【0064】
このようにして、トップリンク114の後端部とロワリンク115,115の後端部に所要の作業機を連結すると共に、各リフトアーム113,113の先端部と各ロワリンク115,115の中途部との間にリフトリンク(図示せず)を介設して、両リフトアーム113,113を上下回動作動させることにより、作業機を昇降させることができるようにしている。
【0065】
この際、前記した微調整スイッチ97を操作することにより、昇降連結機構110を適正な昇降位置に簡単かつ確実に設定することができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明では、車体フレームに搭載した原動機部をボンネットにより被覆した走行車両において、ボンネットは、車体フレームに固定した固定側ボンネット形成体と、同固定側ボンネット形成体上において開閉自在に取り付けた可動側ボンネット形成体とから形成し、固定側ボンネット形成体に左右側壁形成片を設けて、両左右側壁形成片の上端縁部に内側方へ傾斜状に突出する当接受け片を形成する一方、可動側ボンネット形成体に左右側壁形成片を設けて、両左右側壁形成片の下端縁部に内側方へ突出する当接片を形成して、可動側ボンネット形成体の閉蓋時には、当接片が固定側ボンネット形成体の当接受け片の上端縁部に当接すると共に、閉蓋動作に伴って当接受け片の傾斜面に沿って外方へ押し広げられながら下降動作して、完全閉蓋状態では、当接受け片により当接片が外側方へ押圧された状態にて当接するようにし、可動側ボンネット形成体の前下端部と前記車体フレームの前部との間には閉塞ロック手段を設けて、同閉塞ロック手段により可動側ボンネット形成体を閉塞状態にロックすることができるようにしている。
【0067】
このようにして、固定側ボンネット形成体に可動側ボンネット形成体を閉塞状態にロックする際には、閉塞ロック手段により可動側ボンネット形成体を閉塞状態にロックすることができる。
そして、かかる可動側ボンネット形成体の閉蓋時には、当接片が固定側ボンネット形成体の当接受け片の上端縁部に当接すると共に、閉蓋動作に伴って当接受け片の傾斜面に沿って外方へ押し広げられながら下降動作して、完全閉蓋状態では、当接受け片により当接片が外側方へ押圧された状態にて当接するようにしているため、同当接片が当接受け片に密着して、可動側ボンネット形成体が振動により固定側ボンネット形成体と衝突して生じる騒音、いわゆる、ビビリ音の発生を防止することができる。
一方、可動側ボンネット形成体を開放する際には、閉塞ロック手段による固定側ボンネット形成体へのロック状態を解除することができ、同状態にて可動側ボンネット形成体を上方へ回動させて開放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走行車両の一部切欠側面図。
【図2】同走行車両の走行部の側面図。
【図3】同走行部の断面平面図。
【図4】原動機部の側面説明図。
【図5】同原動機部の平面図。
【図6】同原動機部の側面説明図。
【図7】同原動機部の正面説明図。
【図8】ボンネットのロック部の正面説明図。
【図9】運転部一体支持枠体の側面図。
【図10】同運転部一体支持枠体の平面図。
【図11】フェンダーカバーの左側面図。
【図12】同フェンダーカバーの平面図。
【図13】同フェンダーカバーの背面説明図。
【符号の説明】
A 走行車両
1 走行部
2 車体フレーム
3 原動機部
4 運転部
5 ミッション部

Claims (1)

  1. 車体フレーム(2)に搭載した原動機部(3)をボンネット(37)により被覆した走行車両において、
    ボンネット(37)は、車体フレーム(2)に固定した固定側ボンネット形成体(40)と、同固定側ボンネット形成体(40)上において開閉自在に取り付けた可動側ボンネット形成体(41)とから形成し、
    固定側ボンネット形成体(40)に左右側壁形成片(42,42)を設けて、両左右側壁形成片(42,42)の上端縁部に内側方へ傾斜状に突出する当接受け片(45,45)を形成する一方、可動側ボンネット形成体(41)に左右側壁形成片(46,46)を設けて、両左右側壁形成片(46,46)の下端縁部に内側方へ突出する当接片(49,49)を形成して、
    可動側ボンネット形成体(41)の閉蓋動作時には、当接片(49,49)が固定側ボンネット形成体(40)の当接受け片(45,45)の上端縁部に当接すると共に、閉蓋動作に伴って当接受け片(45,45)の傾斜面に沿って外方へ押し広げられながら下降動作して、完全閉蓋状態では、当接受け片(45,45)により当接片(49,49)が外側方へ押圧された状態にて当接するようにし
    可動側ボンネット形成体(41)の前下端部と前記車体フレーム(2)の前部との間には閉塞ロック手段(60)を設けて、同閉塞ロック手段(60)により可動側ボンネット形成体(41)を閉塞状態にロックすることができるようにしたことを特徴とする走行車両。
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