JP4042516B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、両面において反射表示を行なう表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、機器本体に対して開閉可能な蓋を有する携帯電話機や携帯端末機等の電子機器として、その蓋を開いた状態でも、閉じた状態でも、情報を表示できるように、前記蓋の内面(蓋を閉じたときに機器本体に対向する面)と、外面とに、それぞれ表示部を設けたものが見られるようになってきている。
【0003】
この種の電子機器には、表示の観察側である前側から入射した光の透過と遮断を制御する第1と第2の2つの表示素子を、それぞれの後面(表示の観察側とは反対側の面)を互いに対向させて逆向きに配置し、これらの表示素子の間に、バックライトと呼ばれる面光源を配置した両面表示型の表示装置が用いられている(特許文献1、2参照)。
【0004】
この両面表示型表示装置は、両面の表示をそれぞれ、前記面光源からの光を利用する透過表示としたものであるが、前記2つの表示素子の間に反射板を配置することにより、両面の表示をそれぞれ、外部環境の光である外光を利用する反射表示とすることも可能である。
【0005】
前記両面表示型表示装置の前記2つの表示素子には、一般に、表示の観察側である前側の基板と、この前側基板に対向する後側基板との間に、印加される電界に応じて透過光の偏光状態を制御する液晶層が設けられた液晶セルを挟んでその前後に、互いに直交する方向に透過軸と吸収軸とをもち、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記吸収軸に平行な振動面をもった一方の偏光成分を吸収し、前記透過軸に平行な振動面をもった他方の偏光成分を透過させる一対の吸収偏光板が配置された液晶表示素子が用いらている。
【0006】
なお、液晶表示素子には、その後側の偏光板を、互いに直交する2つの偏光成分のうち、一方の偏光成分を透過させ、他方の偏光成分を散乱させて反射または透過させる散乱偏光板としたものもあり、この液晶表示素子は、その後側に光吸収層または反射板を配置して反射表示を行なうようにするか、あるいは、前記散乱偏光板の後側にさらに面光源を配置して反射表示と透過表示との両方の表示を行なうようにした片面表示型の表示装置に利用されている(特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−90678号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2001−290445号公報
【0009】
【特許文献3】
特開2000−75284号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したように2つの表示素子の間に反射板を配置して外光を利用する反射表示を行なうようにした両面表示型表示装置は、その一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、その表示面の前側から入射して前記表示面側の表示素子を透過した光が、金属膜からなる反射板により反射される際にその一部の光を前記反射板により吸収されるため、両方の面の表示が暗いという問題をもっている。
【0011】
この発明は、一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、充分な明るさの反射表示を行なうことができる両面表示型の表示装置を提供することを目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明の表示装置は、表示の観察側とは反対側の面である後面を互いに対向させて逆向きに配置され、それぞれが、一対の基板と、この一対の基板間に配置された液晶層と、前記一対の基板を挟んで配置された一対の偏光板とを備え、入射した光の透過と遮断を制御する第1と第2の表示素子と、
入射光の互いに異なる2つの偏光成分のうち、一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過させる一対の偏光分離素子と、これらの一対の偏光分離素子の間に配置され、一方または他方の偏光成分を他方または一方の偏光成分に変化させる位相差板と、前記一対の偏光分離素子の間に配置され、一方と他方の面から入射した光をそれぞれ透過させ、光源の光を前記一方と他方の少なくとも一方の面から出射する面光源とを有し、前記第1と第2の表示素子の間に、前記一対の偏光分離素子の一方を前記第1の表示素子の後面に対向させ、他方を前記第2の表示素子の後面に対向させて配置され、前記一方の偏光分離素子を透過した光を他方の偏光分離素子により反射させて前記一方の偏光分離素子から前記他方の偏光成分の光として出射させ、前記他方の偏光分離素子を透過した光を前記一方の偏光分離素子により反射させて前記他方の偏光分離素子から前記他方の偏光成分の光として出射させる反射手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】
この表示装置は、前記第1の表示素子の前面を一方の表示面とする反射表示と、前記第2の表示素子の前面を他方の表示面とする反射表示とを行なうものであり、前記第1の表示素子は、一方の面を表示面とするときに、入射光の透過と遮断を制御するように駆動され、前記第2の表示素子は、他方の面を表示面とするときに、入射光の透過と遮断を制御するように駆動される。
【0014】
そして、前記一方の面、つまり第1の表示素子の前面を表示面とする反射表示のときは、前記第1の表示素子の前側から入射した光が、この第1の表示素子により透過と遮断を制御され、その遮断により暗表示が得られるとともに、前記第1の表示素子を透過した光が、前記反射手段の第1の表示素子側の一方の偏光分離素子を透過して他方の偏光分離素子により反射され、その反射光が前記一方の偏光分離素子を再び透過し、さらに前記第1の表示素子を透過してその前側に出射して明表示が得られる。
【0015】
また、前記他方の面、つまり第2の表示素子の前面を表示面とする反射表示のときは、前記第2の表示素子の前側から入射した光が、この第2の表示素子により透過と遮断を制御され、その遮断により暗表示が得られるとともに、前記第2の表示素子を透過した光が、前記反射手段の前記他方の偏光分離素子を透過して前記一方の偏光分離素子により反射され、その反射光が前記他方の偏光分離素子を再び透過し、さらに前記第2の表示素子を透過してその前側に出射して明表示が得られる。
【0016】
すなわち、この表示装置は、その一方の面(第1の表示素子の前面)を表示面とする反射表示のときは、前記第1の表示素子の前側から入射してこの第1の表示素子を透過した光を、前記反射手段の第1の表示素子側の偏光分離素子を透過させて第2の表示素子側の偏光分離素子により反射し、他方の面(第2の表示素子の前面)を表示面とする反射表示のときは、前記第2の表示素子の前側から入射してこの第2の表示素子を透過した光を、前記反射手段の第2の表示素子側の偏光分離素子を透過させて第1の表示素子側の偏光分離素子により反射するようにしたものである。
【0017】
この表示装置によれば、前記反射手段の一対の偏光分離素子がそれぞれ、入射光の互いに異なる2つの偏光成分のうち、一方の偏光成分をほとんど吸収すること無く高い反射率で反射し、他方の偏光成分をほとんど吸収すること無く高い透過率で透過させるため、一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、充分な明るさの反射表示を行なうことができる。また、前記反射手段の一対の偏光分離素子の間に、前記偏光分離素子を透過した一方または他方の偏光成分を他方または一方の偏光成分に変化させる位相差板を配置し、前記反射手段が前記一方の偏光分離素子を透過した光を他方の偏光分離素子により反射させて前記一方の偏光分離素子から前記他方の偏光成分の光として出射させ、前記他方の偏光分離素子を透過した光を前記一方の偏光分離素子により反射させて前記他方の偏光分離素子から前記他方の偏光成分の光として出射させるので、前記反射手段からの出射光の偏光状態を一致させることができる。
【0018】
このように、この発明の表示装置は、表示の観察側である前側から入射した光の透過と遮断を制御する第1と第2の液晶表示素子を、それぞれの後面を互いに対向させて逆向きに配置し、前記第1と第2の表示素子の間に、入射光の互いに異なる2つの偏光成分のうち、一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過させる一対の偏光分離素子と、これらの一対の偏光分離素子の間に配置され、前記一方または他方の偏光成分を他方または一方の偏光成分に変化させる位相差板と、前記一対の偏光分離素子の間に配置され、一方と他方の面から入射した光をそれぞれ透過させ、光源の光を前記一方と他方の少なくとも一方の面から出射する面光源とを有し、前記一方の偏光分離素子を透過した光を他方の偏光分離素子により反射させて前記一方の偏光分離素子から前記他方の偏光成分の光として出射させ、前記他方の偏光分離素子を透過した光を前記一方の射偏光分離素子により反射させて前記他方の偏光分離素子から前記他方の偏光成分の光として出射させる反射手段を配置することにより、一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、充分な明るさの反射表示を行なうことができるようにしたものである。
【0019】
この発明の表示装置において、前記反射手段の一対の偏光分離素子はそれぞれ、互いに直交する方向に透過軸と反射軸とをもち、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記反射軸に平行な振動面をもった一方の直線偏光成分を反射し、前記透過軸に平行な振動面をもった他方の直線偏光成分を透過させる反射偏光素子が望ましい。
【0020】
その場合、前記反射手段は、前記一対の反射偏光素子をそれぞれの透過軸を実質的に互いに平行に配置した構成とすればよい。また、位相差板は、透過光の常光と異常光との間に1/2波長の位相差を与えるλ/2位相差板であればよい。
【0021】
また、この発明の表示装置において、前記第1と第2の表示素子を、表示の観察側である前側の基板と、この前側基板に対向する後側基板との間に、印加される電界に応じて透過光の偏光状態を制御する液晶層が設けられた液晶セルを挟んでその前後に、互いに直交する方向に透過軸と吸収軸とをもち、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記吸収軸に平行な一方の偏光成分を吸収し、前記透過軸に平行な他方の偏光成分を透過させる一対の吸収偏光板が配置された液晶表示素子とする場合、前記反射手段の一対の反射偏光素子のうち、前記第1の液晶表示素子側の反射偏光素子は、その透過軸を前記第1の液晶表示素子の後側の吸収偏光板の透過軸と実質的に平行にして配置し、前記第2の液晶表示素子側の反射偏光素子は、その透過軸を前記第2の表示素子の後側の吸収偏光板の透過軸と実質的に平行にして配置するのが望ましい。
この場合、第1と第2の表示素子は、前側基板の近傍における液晶分子配向方向と、後側基板の近傍における液晶分子配向方向とを実質的に直交させたツイステッドネマチック型の液晶表示素子からなり、これらの液晶表示素子それぞれの後側基板の近傍における液晶分子配向方向を、前記液晶表示素子それぞれの後側に配置される吸収偏光板それぞれの透過軸と実質的に直交させて配置することが好ましい。
【0022】
さらに、この発明の表示装置において、前記反射手段は、入射光の右回りと左回りの2つの円偏光成分のうち、一方の円偏光成分を反射し、他方の円偏光成分を透過させる円偏光分離層と、前記円偏光分離層の一方の面側に配置され、前記円偏光分離層に対向する面とは反対面から入射した直線偏光を円偏光にして前記円偏光分離層に入射させ、前記円偏光分離層から出射した円偏光を直線偏光にして前記反対面から出射する位相差板とからなる一対の偏光分離素子を有し、これらの偏光分離素子を、それぞれの前記円偏光分離層を互いに向き合わせて配置した構成としてもよい。
【0023】
また、この発明の表示装置において、前記反射手段の面光源は、前記一対の偏光分離素子の間に、一方と他方の面から入射した光をそれぞれ透過させ、端面からの入射光を前記一方と他方の少なくとも一方の面から出射する導光板と、この導光板の前記端面に対向させて設けられた発光素子とを備えていることが望ましい。
【0024】
なお、前記反射手段に前記面光源を備えさせる場合、前記反射手段を上述したように前記一対の反射偏光素子の間に位相差板を配置した構成とするときは、前記面光源の導光板を前記位相差板としてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1〜図4はこの発明の第1の実施例を示しており、図1は表示装置の分解斜視図、図2及び図3は、前記表示装置の一方の面を表示面とするときと、他方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図、図4は両面に表示部を有する電子機器の一例を示す斜視図である。
【0026】
まず、図4に示した電子機器について説明すると、この電子機器は携帯電話機であり、前面に複数のキー2を備えた機器本体1と、一端を前記機器本体1の上縁部に枢支され、前記機器本体1に対して開閉回動可能に設けられた蓋3とからなっており、前記蓋3の内面、つまり、図4(a)のように蓋3を閉じたときに機器本体1に対向し、図4(b)のように蓋3を開いたときに前向きになる面と、前記蓋3の外面とに、それぞれ表示部A,Bが設けられている。
【0027】
次に、この発明の第1の実施例の表示装置について説明すると、この実施例の表示装置は、図1に示したように、表示の観察側とは反対側の面である後面を互いに対向させて逆向きに配置され、それぞれが、表示の観察側である前側から入射した光の透過と遮断を制御する第1と第2の表示素子10A,10Bと、前記第1と第2の表示素子10A,10Bの間に配置された反射手段20とを備えている。
【0028】
前記表示素子10A,10Bは、例えば液晶表示素子であり、いずれも、表示の観察側である前側の透明基板12と、この前側基板12に対向する後側の透明基板13とが枠状のシール材14を介して接合され、これらの基板12,13間の前記シール材14で囲まれた領域に、印加される電界に応じて透過光の偏光状態を制御する液晶層15(図2及び図3参照)が設けられた液晶セル11と、前記液晶セル11を挟んでその前後に配置された一対の偏光板16,17とからなっている。
【0029】
なお、図では省略しているが、前記液晶セル11の前後の基板12,13の液晶層15に対向する内面には、互いに対向する領域によりマトリックス状に配列する複数の画素を形成する透明電極が設けられ、その上に配向膜が設けられている。
【0030】
この液晶セル11は、例えばTFT(薄膜トランジスタ)を能動素子とするアクティブマトリックス液晶セルであり、その一方の基板、例えば後側基板13の内面に、行方向及び列方向にマトリックス状に配列する複数の画素電極と、これらの画素電極にそれぞれ接続された複数のTFTと、各行のTFTにそれぞれゲート信号を供給する複数のゲート配線と、各列のTFTにそれぞれデータ信号を供給する複数のデータ配線とが設けられ、他方の基板である前側基板12の内面に、前記複数の画素電極にそれぞれ対向させて交互に並べて形成された複数の色、例えば赤、緑、青の3色のカラーフィルタと、前記複数の画素電極に対向する一枚膜状の対向電極とが設けられている。
【0031】
また、前記液晶表示素子10A,10BはいずれもTN(ツイステッドネマティック)型のものであり、その液晶セル11の液晶層15は、液晶分子が前後の基板12,13間において実質的に90°のツイスト角でツイスト配向した誘電異方性が正のネマティック液晶からなっている。
【0032】
図1において、矢印12aは前記液晶セル11の前側基板12の近傍における液晶分子配向方向、矢印13aは後側基板13の近傍における液晶分子配向方向を示しており、図において上側の第1の液晶表示素子10Aの前側基板(図において上側の基板)12の近傍における液晶分子配向方向12aは、互いに平行に設定された第1及び第2の液晶表示素子10A,10Bの横軸(画面の横軸)xに対して一方の方向、例えば前側から見て右回りに実質的に45°の方向、後側基板(図において下側の基板)13の近傍における液晶分子配向方向13aは、前記横軸xに対して他方の方向、つまり前側から見て左回りに実質的に45°の方向にあり、この第1の液晶表示素子10Aの液晶層15の液晶分子は、そのツイスト方向を図1に破線矢印で示したように、後側基板13から前側基板12に向かい、前側から見て右回りに実質的に90°のツイスト角でツイスト配向している。
【0033】
一方、図1において下側の第2の液晶表示素子10Bの前側基板(図において下側の基板)12の近傍における液晶分子配向方向12aは、前記第1の液晶表示素子10Aの前側基板12の近傍における液晶分子配向方向12aに対して実質的に直交する方向(横軸xに対して前側から見て右回りに実質的に45°の方向)、後側基板(図において上側の基板)13の近傍における液晶分子配向方向13aは、前記第1の液晶表示素子10Aの後側基板13の近傍における液晶分子配向方向13aに対して実質的に直交する方向(横軸xに対して前側から見て左回りに実質的に45°の方向)にあり、この第2の液晶表示素子10Bの液晶層15の液晶分子は、そのツイスト方向を図1に破線矢印で示したように、後側基板13から前側基板12に向かい、前側から見て左回り(図1では後側から見て右回り)に実質的に90°のツイスト角でツイスト配向している。
【0034】
なお、前記第1と第2の液晶表示素子10A,10Bの前側基板12及び後側基板13の近傍の液晶分子配向方向12a,13aは、上記と逆に、それぞれの液晶表示素子10A,10Bの前側基板12の近傍の液晶分子配向方向12aを実質的に平行にし、それぞれの液晶表示素子10A,10Bの後側基板13の近傍の液晶分子配向方向13aを実質的に平行にしてもよい。
【0035】
また、前記第1と第2の液晶表示素子10A,10Bの液晶セル11を挟んで配置された一対の偏光板16,17はそれぞれ、互いに直交する方向に透過軸16a,17aと吸収軸(図示せず)とをもち、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記吸収軸に平行な振動面をもった一方の直線偏光成分を吸収し、前記透過軸16a,17aに平行な振動面をもった他方の直線偏光成分を透過させる吸収偏光板であり、前側の吸収偏光板16は、その透過軸16aを前記液晶セル11の前側基板12の近傍における液晶分子配向方向12aと実質的に直交または平行(図では直交)にして前記液晶セル11の前側基板12の外面に貼付けられ、後側の吸収偏光板17は、その透過軸17aを前記前側の吸収偏光板16の透過軸16aと実質的に直交させて前記液晶セル11の後側基板13の外面に貼付けられている。
【0036】
すなわち、前記第1と第2の液晶表示素子10A,10Bの前側の吸収偏光板16は、それぞれの透過軸16aを実質的に互いに直交させて配置され、前記第1と第2の液晶表示素子10A,10Bの対向面側である後側の吸収偏光板17は、それぞれの透過軸17aを実質的に互いに直交させて配置されている。
【0037】
また、前記第1の液晶表示素子10Aと第2の液晶表示素子10Bとの間に配置された反射手段20は、一対の偏光分離素子21,22を有し、さらに、これらの偏光分離素子21,22の間に面光源24を配置した構成となっている。
【0038】
前記一対の偏光分離素子21,22は、例えば、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、一方の直線偏光成分を反射し、他方の直線偏光成分を透過させる反射偏光素子であり、この実施例では、互いに直交する方向に透過軸21a,22aと反射軸21b,22bとをもち、前記反射軸21b,22bに平行な振動面をもった直線偏光成分の光を反射し、前記透過軸21a,22aに平行な振動面をもった直線偏光成分の光を透過させる反射偏光板を用いている。以下、この偏光分離素子21,22を反射偏光素子と言う。
【0039】
そして、前記一対の反射偏光素子21,22は、それぞれの透過軸21a,22aを実質的に互いに直交させるとともに、第1の液晶表示素子10A側の反射偏光素子(以下、第1の反射偏光素子と言う)21の透過軸21aを、前記第1の液晶表示素子10Aの後側の吸収偏光板17の透過軸17aと実質的に平行にし、第2の液晶表示素子10B側の反射偏光素子(以下、第2の反射偏光素子と言う)22の透過軸22aを、前記第2の液晶表示素子10Bの後側の吸収偏光板17の透過軸17aと実質的に平行にして配置されている。
【0040】
また、前記第1と第2の反射偏光素子21,22の間に配置された面光源24は、一方と他方の面から入射した光をそれぞれ透過させ、端面からの入射光を前記一方と他方の少なくとも一方の面から出射する導光板25と、この導光板25の前記端面に対向させて設けられた発光素子26とからなっている。
【0041】
なお、この実施例で用いた面光源24は、LED(発光ダイオード)からなる複数の前記発光素子26を前記導光板25の端面に対向させて配置したものであるが、前記導光板25の端面に対向させて配置する発光素子は、直管状の冷陰極管等でもよい。
【0042】
この面光源24は、前記導光板25の一方の面から入射した光を透過させてこの導光板25の他方の面から出射し、前記導光板25の他方の面から入射した光を透過させてこの導光板25の一方の面から出射するとともに、前記発光素子26から出射して前記導光板25にその端面から入射した光を、この導光板25の一方及び他方の面と外気(空気)との界面で全反射しながら導光板25内を導いてその一方の面及び他方の面から出射するものであり、前記発光素子26は、充分な明るさの外光が得られる環境下で表示装置を使用するときは消灯され、充分な明るさの外光が得られない環境下で表示装置を使用するときに点灯される。
【0043】
なお、図では省略しているが、前記導光板25の一方と他方のいずれかの面には、この導光板25内をその面に向かって進んできた光を、前記導光板面の法線に対する角度が小さくなる方向に反射する複数の溝状凹部が導光板端面と平行に形成されており、したがって、前記導光板25内を導かれてきた光は、前記導光板25の前記溝状凹部が形成された面とは反対側の面から主に出射する。
【0044】
この面光源24は、前記導光板25の一方の面を前記第1の反射偏光素子21に対向させ、前記導光板25の他方の面を前記第2の反射偏光素子22に対向させるとともに、前記導光板25の両方の面と前記第1及び第2の反射偏光素子21,22との間にそれぞれ空気層を設けて配置されている。
【0045】
この表示装置は、例えば図4に示した電子機器(携帯電話機)の蓋3内に、前記液晶表示装置の一方の面側、例えば第1の液晶表示素子10Aの前面側(図1において上側)を前記蓋3の内面の表示部Aの表示部Aとし、他方の面側、つまり第2の液晶表示素子10Bの前面側(図1において下側)を前記蓋3の外面の表示部Bとして実装される。
【0046】
この表示装置は、前記第1の液晶表示素子10Aの前面を一方の表示面とする反射表示と、前記第2の液晶表示素子10Bの前面を他方の表示面とする反射表示とを行なうものであり、前記第1の液晶表示素子10Aは、一方の面を表示面とするときに、入射光の透過と遮断を制御するように駆動され、前記第2の液晶表示素子10Bは、他方の面を表示面とするときに、入射光の透過と遮断を制御するように駆動される。
【0047】
また、この表示装置は、一方の面を表示面とするときも、他方の面を表示面とするときも、充分な明るさの外光が得られる環境下では、表示の観察側である前側から入射した外光を利用する反射表示を行ない、充分な明るさの外光が得られないときに前記反射手段20の面光源24から照明光を出射させてその照明光を利用する透過表示を行なうものであり、いずれの表示も、正面方向(画面の法線付近の方向)から観察される。
【0048】
なお、この実施例の表示装置は、図1に示したように、前記第1と第2の液晶表示素子10A,10Bをそれぞれ、その前側の吸収偏光板16の透過軸16aと後側の吸収偏光板17の透過軸17aとを実質的に直交させたものであるため、一方の面を表示面とするときの反射表示と透過表示も、他方の面を表示面とするときの反射表示と透過表示も、前記液晶セル11の液晶層15に電界を印加しない無電界時(液晶層15の液晶分子の配向状態が初期のツイスト配向であるとき)の表示が明表示である、いわゆるノーマリーホワイトモードの表示である。
【0049】
図2は前記表示装置の一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図、図3は他方の面(第2の液晶表示素子10Bの前面)を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図である。
【0050】
まず、一方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を説明すると、図2(a)は一方の面を表示面とする反射表示のときの入射光の透過経路を示し、図2(b)は一方の面を表示面とする透過表示のときの入射光の透過経路を示している。
【0051】
前記一方の面を表示面とする反射表示のときは、図2(a)のように、第1の液晶表示素子10Aにその前側から入射した外光(非偏光)の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記第1の液晶表示素子10Aの前側の吸収偏光板16の吸収軸に平行な振動面をもった直線偏光成分が、この吸収偏光板16により吸収され、前記吸収偏光板16の透過軸16aに平行な振動面をもった直線偏光成分が、この吸収偏光板16を透過し、前記吸収偏光板16の透過軸16aに平行な直線偏光Sとなって第1の液晶表示素子10Aの液晶セル11にその前側から入射する。
【0052】
前記液晶セル11にその前側から入射した直線偏光Sは、前記液晶セル11の電極間に印加される電界により変化する液晶分子の配向状態に応じた液晶層15の複屈折作用を受けてこの液晶セル11の後側に出射し、後側の吸収偏光板17により遮断されるか、あるいは前記後側の吸収偏光板17を透過して前記第1の液晶表示素子10Aの後側に出射する。
【0053】
すなわち、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)の液晶分子の配向状態は、実質的に90°のツイスト角のツイスト配向であり、このときは、図2(a)の左側に示したように、前記前側の吸収偏光板16を透過して液晶セル11に入射した直線偏光Sが、液晶層15の複屈折作用により実質的に90°旋光し、後側の吸収偏光板17の透過軸17aに平行な直線偏光Pとなって液晶セル11の後側に出射するため、この無電界時は、前記液晶セル11の後側に出射した前記直線偏光Pが前記後側の吸収偏光板17を透過して第1の液晶表示素子10Aの後側に出射する。
【0054】
前記第1の液晶表示素子10Aの後側に出射した前記直線偏光Pは、前記反射手段20に入射する。
【0055】
そして、前記反射手段20の第1の液晶表示素子10A側の第1の反射偏光素子21の透過軸21aは、前記第1の液晶表示素子10Aの後側の吸収偏光板17の透過軸17aと実質的に平行であるため、前記第1の液晶表示素子10Aの後側に出射して前記反射手段20に入射した前記直線偏光Pは、そのほとんどが前記第1の反射偏光素子21を透過する。
【0056】
前記第1の反射偏光素子21を透過した前記直線偏光Pは、面光源24の導光板25を透過して前記反射手段20の第2の反射偏光素子22に入射し、この第2の反射偏光素子22により反射される。
【0057】
すなわち、前記第1の反射偏光素子21と第2の反射偏光素子22の透過軸21a,22aは実質的に互いに直交しているため、前記第1の反射偏光素子21を透過して第2の反射偏光素子22に入射する前記直線偏光Pは、前記第2の反射偏光素子22の反射軸22bに平行な振動面をもった直線偏光成分の光であり、したがって、その光のほとんどが、前記第2の反射偏光素子22により反射される。
【0058】
前記第2の反射偏光素子22により反射された前記直線偏光Pは、前記面光源24の導光板25を再び透過し、さらに前記第1の反射偏光素子21を透過して前記反射手段20の第1の液晶表示素子10Aに対向する面から出射し、前記第1の液晶表示素子10Aにその後側から入射する。
【0059】
前記第1の液晶表示素子10Aにその後側から入射した直線偏光Pは、この第1の液晶表示素子10Aの後側の吸収偏光板17を透過し、液晶セル11の液晶層15により実質的に90°旋光されて前側の吸収偏光板16の透過軸16aに平行な直線偏光Sとなり、前記前側の吸収偏光板16を透過して前記第1の液晶表示素子10Aの前側に出射する。
【0060】
一方、前記第1の液晶表示素子10Aの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板12,13面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図2(a)の右側に示したように、第1の液晶表示素子10Aの前側から入射し、その前側の吸収偏光板16を透過して液晶セル11に入射した直線偏光Sが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま前記液晶セル11を透過して後側の吸収偏光板17に入射し、この吸収偏光板17により吸収される。
【0061】
したがって、前記一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とする反射表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0062】
また、前記一方の面を表示面とする透過表示のときは、前記反射手段20の面光源24の発光素子26が点灯され、前記発光素子26からの出射光が、図2(b)のように、導光板25にその端面から入射し、この導光板25の一方と他方の面とその外側の空気層との界面で全反射しながら導光板25内を導かれ、前記導光板25の一方の面と他方の面から出射する。
【0063】
そして、前記導光板25の第1の反射偏光素子21に対向する面から出射した照明光は、前記第1の反射偏光素子21に入射し、その光(非偏光)のうち、前記第1の反射偏光素子21の反射軸21bに平行な直線偏光Sが、この第1の反射偏光素子21により反射され、前記第1の反射偏光素子21の透過軸21aに平行な直線偏光Pが、この第1の反射偏光素子21を透過して前記第1の液晶表示素子10A側に出射する。
【0064】
また、前記導光板25の第2の反射偏光素子22に対向する面から出射した照明光は、透過軸22aを前記第1の反射偏光素子21の透過軸21aに対して実質的に直交させて配置されている前記第2の反射偏光素子22に入射し、その光(非偏光)のうち、前記第2の反射偏光素子22の透過軸22aに平行な直線偏光Sが、この第2の反射偏光素子22を透過して第2の液晶表示素子10B側に出射し、前記第2の反射偏光素子22の反射軸22bに平行な直線偏光Pが、この第2の反射偏光素子22により反射される。
【0065】
前記第2の反射偏光素子22により反射された直線偏光Pは、前記導光板25を透過し、さらに第1の反射偏光素子21を透過して第1の液晶表示素子10A側に出射する。
【0066】
一方、前記導光板25の第1の反射偏光素子21に対向する面から出射した照明光のうち、前記第1の反射偏光素子21により反射された前記直線偏光Sは、前記導光板25を透過し、さらに前記第2の反射偏光素子22を透過して第2の液晶表示素子10B側に出射する。
【0067】
このように、前記反射手段20は、面光源24からの照明光のうち、前記導光板25の第1の反射偏光素子21に対向する面から出射して前記第1の反射偏光素子21を透過した直線偏光Pと、前記導光板25の第2の反射偏光素子22に対向する面から出射し、前記第2の反射偏光素子22により反射されて前記第1の反射偏光素子21を透過した直線偏光Pとを、前記第1の液晶表示素子10A側に出射するとともに、前記導光板25の第2の反射偏光素子22に対向する面から出射して前記第2の反射偏光素子22を透過した直線偏光Sと、前記導光板25の第1の反射偏光素子21に対向する面から出射し、前記第1の反射偏光素子21により反射されて前記第2の反射偏光素子22を透過した直線偏光Sとを、前記第2の液晶表示素子10B側に出射する。
【0068】
すなわち、この反射手段20は、前記面光源24からの照明光の約50%を、直線偏光Pとして第1の液晶表示素子10A側に出射し、他の約50%を、直線偏光Sとして第2の液晶表示素子10B側に出射する。
【0069】
したがって、この反射手段20から第1の液晶表示素子10A側に出射する直線偏光Pと、前記第2の液晶表示素子10B側に出射する直線偏光Sは、略同じ強度の光である。
【0070】
なお、上述したように、前記導光板25は、この導光板25内を導かれてきた光を、図示しない溝状凹部が形成された面とは反対側の面から主に出射するが、前記導光板25の第1の反射偏光素子21に対向する面から出射した光の約50%と、第2の反射偏光素子22に対向する面から出射した光の約50%が直線偏光Pとなって第1の液晶表示素子10A側に出射し、他の約50%ずつの光が直線偏光Sとなって第2の液晶表示素子10B側に出射するため、前記導光板25が、前記溝状凹部の形成面を前記第1と第2の反射偏光素子21,22のいずれに対向させて配置されていても、実質的に同じ強度の直線偏光Pと直線偏光Sを、第1の液晶表示素子10A側と第2の液晶表示素子10B側とに出射することができる。
【0071】
そして、前記反射手段20から第1の液晶表示素子10A側に出射した直線偏光Pは、この第1の液晶表示素子10Aの後側の吸収偏光板17を透過して液晶セル11にその後側から入射し、前記液晶セル11の電極間に印加される電界により変化する液晶分子の配向状態に応じた液晶層15の複屈折作用を受けて前記液晶セル11の前側に出射する。
【0072】
すなわち、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)は、図2(b)の左側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Pが、液晶層15の複屈折作用により実質的に90°旋光し、前側の吸収偏光板16の透過軸16aに平行な直線偏光Sとなって液晶セル11の前側に出射し、前記前側の吸収偏光板16を透過して前記第1の液晶表示素子10Aの前側に出射する。
【0073】
一方、前記第1の液晶表示素子10Aの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板12,13面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図2(b)の右側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Pが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま前記液晶セル11を透過して前側の吸収偏光板16に入射し、この吸収偏光板16により吸収される。
【0074】
したがって、前記一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とする透過表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0075】
なお、前記一方の面、つまり第1の液晶表示素子10Aの前面を表示面とする表示のときは、第2の液晶表示素子10Bの液晶セル11は無電界(V=0)の非駆動状態にあるため、前記一方の面を表示面とする透過表示のときに前記反射手段20から第2の液晶表示素子10B側に出射した直線偏光Sは、この第2の液晶表示素子10Bの後側の吸収偏光板17を透過して液晶セル11にその後側から入射し、液晶層15の複屈折作用により実質的に90°旋光され、前側の吸収偏光板16を透過して前記第2の液晶表示素子10Bの前側(表示装置の他方の面側)に出射するが、前記一方の面を表示面とする表示、つまり図4に示した電子機器の蓋内面の表示部Aの表示は、図4(b)のように蓋3を開いた状態でその内面方向から観察されるため、前記第2の液晶表示素子10Bの前側から出射する光は見えない。
【0076】
次に、他方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を説明すると、図3(a)は他方の面を表示面とする反射表示のときの入射光の透過経路を示し、図3(b)は他方の面を表示面とする透過表示のときの入射光の透過経路を示している。
【0077】
他方の面を表示面とする反射表示のときは、図3(a)のように、第2の液晶表示素子10Bにその前側から入射した外光(非偏光)の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記第2の液晶表示素子10Bの前側の吸収偏光板16の吸収軸に平行な振動面をもった直線偏光成分が、この吸収偏光板16により吸収され、前記吸収偏光板16の透過軸16aに平行な振動面をもった直線偏光成分が、この吸収偏光板16を透過し、前記吸収偏光板16の透過軸16aに平行な直線偏光Pとなって第2の液晶表示素子10Bの液晶セル11にその前側から入射する。
【0078】
前記液晶セル11にその前側から入射した直線偏光Pは、前記液晶セル11の電極間に印加される電界により変化する液晶分子の配向状態に応じた液晶層15の複屈折作用を受けてこの液晶セル11の後側に出射し、後側の吸収偏光板17により遮断されるか、あるいは前記後側の吸収偏光板17を透過して前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射する。
【0079】
すなわち、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)の液晶分子の配向状態は、実質的に90°のツイスト角のツイスト配向であり、このときは、図3(a)の左側に示したように、前側の吸収偏光板16を透過して液晶セル11に入射した直線偏光Pが、液晶層15の複屈折作用により実質的に90°旋光し、後側の吸収偏光板17の透過軸17aに平行な直線偏光Sとなって液晶セル11の後側に出射するため、この無電界時は、前記液晶セル11の後側に出射した前記直線偏光Sが前記後側の吸収偏光板17を透過して前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射する。
【0080】
前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射した前記直線偏光Sは、前記反射手段20に入射する。
【0081】
そして、前記反射手段20の第2の液晶表示素子10B側の第2の反射偏光素子22の透過軸22aは、前記第2の液晶表示素子10Bの後側の吸収偏光板17の透過軸17aと実質的に平行であるため、前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射して前記反射手段20に入射した前記直線偏光Sは、そのほとんどが前記第2の反射偏光素子22を透過する。
【0082】
前記第2の反射偏光素子22を透過した前記直線偏光Sは、面光源24の導光板25を透過して前記反射手段20の第1の反射偏光素子21に入射し、この第1の反射偏光素子21により反射される。
【0083】
すなわち、前記第2の反射偏光素子22と第1の反射偏光素子21の透過軸22a,21aは実質的に互いに直交しているため、前記第2の反射偏光素子22を透過して第1の反射偏光素子21に入射する前記直線偏光Sは、前記第1の反射偏光素子21の反射軸21bに平行な振動面をもった直線偏光成分の光であり、したがって、その光のほとんどが、前記第1の反射偏光素子21により反射される。
【0084】
そして、前記第1の反射偏光素子21により反射された前記直線偏光Sは、前記面光源24の導光板25を再び透過し、さらに前記第2の反射偏光素子22を透過して前記反射手段20の第2の液晶表示素子10Bに対向する面から出射し、前記第2の液晶表示素子10Bにその後側から入射する。
【0085】
前記第2の液晶表示素子10Bに入射した直線偏光Sは、この第2の液晶表示素子10Bの後側の吸収偏光板17を透過し、液晶セル11の液晶層15により実質的に90°旋光されて前側の吸収偏光板16の透過軸16aに平行な直線偏光Pとなり、前記前側の吸収偏光板16を透過して前記第2の液晶表示素子10Bの前側に出射する。
【0086】
一方、前記第2の液晶表示素子10Bの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板12,13面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図3(a)の右側に示したように、第2の液晶表示素子10Bの前側から入射し、その前側の吸収偏光板16を透過して液晶セル11に入射した直線偏光Pが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま前記液晶セル11を透過して後側の吸収偏光板17に入射し、この後側の吸収偏光板17により吸収される。
【0087】
したがって、前記他方の面(第2の液晶表示素子10Bの前面)を表示面とする反射表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0088】
また、前記他方の面を表示面とする透過表示のときは、上述した一方の面を表示面とする透過表示のときと同様に、前記反射手段20の面光源24の発光素子26が点灯され、前記反射手段20から第1の液晶表示素子10A側に直線偏光Pが出射し、第2の液晶表示素子10B側に直線偏光Sが出射する。
【0089】
そして、前記反射手段20から第2の液晶表示素子10B側に出射した直線偏光Sは、この第2の液晶表示素子10Bの後側の吸収偏光板17を透過して液晶セル11にその後側から入射し、前記液晶セル11の電極間に印加される電界により変化する液晶分子の配向状態に応じた液晶層15の複屈折作用を受けてこの液晶セル11の前側に出射する。
【0090】
すなわち、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)は、図3(b)の左側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Sが、液晶層15の複屈折作用により実質的に90°旋光して前側の吸収偏光板16の透過軸16aに平行な直線偏光Pとなり、その直線偏光Pが、前記前側の吸収偏光板16を透過して前記第2の液晶表示素子10Bの前側に出射する。
【0091】
一方、前記第2の液晶表示素子10Bの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板12,13面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図3(b)の右側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Sが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま前記液晶セル11を透過して前側の吸収偏光板16に入射し、この吸収偏光板16により吸収される。
【0092】
したがって、前記他方の面(第2の液晶表示素子10Bの前面)を表示面とする透過表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0093】
なお、前記他方の面、つまり第2の液晶表示素子10Bの前面を表示面とする表示のときは、第1の液晶表示素子10Aの液晶セル11は無電界(V=0)の非駆動状態にあるため、前記他方の面を表示面とする透過表示のときに前記反射手段20から第1の液晶表示素子10A側に出射した直線偏光Pは、この第1の液晶表示素子10Aの後側の吸収偏光板17を透過して液晶セル11にその後側から入射し、液晶層15の複屈折作用により実質的に90°旋光され、前側の吸収偏光板16を透過して前記第1の液晶表示素子10Aの前側(表示装置の一方の面側)に出射するが、前記他方の面を表示面とする表示、つまり図4に示した電子機器の蓋外面の表示部Bの表示は、図4(a)のように蓋3を閉じた状態で観察されるため、前記第2の液晶表示素子10Bの前側から出射する光は見えない。
【0094】
このように、この表示装置は、その一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とする反射表示のときは、前記第1の液晶表示素子10Aの前側から入射してこの第1の液晶表示素子10Aを透過した光を、前記反射手段20の第1の液晶表示素子10A側の反射偏光素子21を透過させて第2の液晶表示素子10B側の反射偏光素子22により反射し、他方の面(第2の液晶表示素子10Bの前面)を表示面とする反射表示のときは、前記第2の液晶表示素子10Bの前側から入射してこの第2の液晶表示素子10Bを透過した光を、前記反射手段20の第2の液晶表示素子10B側の反射偏光素子22を透過させて第1の液晶表示素子10A側の反射偏光素子21により反射するようにしたものである。
【0095】
この表示装置によれば、前記反射手段20の一対の反射偏光素子21,22がそれぞれ、入射光の互いに異なる2つの直線偏光成分のうち、一方の直線偏光成分をほとんど吸収すること無く高い反射率で反射し、他方の直線偏光成分をほとんど吸収すること無く高い透過率で透過させるため、一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、充分な明るさの反射表示を行なうことができる。
【0096】
しかも、この実施例では、前記反射手段20の一対の反射偏光素子21,22を、それぞれの透過軸21a,22aを実質的に互いに直交させて、つまり一方の反射偏光素子21の透過軸21aと他方の反射偏光素子22の反射軸22bとを実質的に互いに平行にして配置しているため、前記一方の面を表示面とする反射表示のときに、前記第1の液晶表示素子10Aを透過して前記反射手段20にその一方の面から入射した直線偏光Pのほとんどをこの反射手段20により反射するとともに、前記他方の面を表示面とする反射表示のときに、前記第2の液晶表示素子10Bを透過して前記反射手段20にその他方の面から入射した直線偏光Sのほとんどをこの反射手段20により反射することができ、したがって、一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、その表示をより明るくすることができる。
【0097】
なお、前記反射手段20は、一対の反射偏光素子21,22のうち、一方の反射偏光素子を透過して入射し、他方の反射偏光素子により反射されて前記一方の反射偏光素子に再入射した光のほとんどを、この一方の反射偏光素子を透過させて出射するが、前記一方の反射偏光素子に再入射した光のうち、一部の光は、この一方の反射偏光素子により反射され、一対の反射偏光素子21,22の間で多重反射されて前記一方の反射偏光素子を透過して出射する。
【0098】
すなわち、前記反射手段20は、その一方と他方のいずれの面から入射した光の大部分を、その入射側とは反対側の反射偏光素子22または21による1回の反射で前記入射側に出射するとともに、一部の光を一対の反射偏光素子21,22の間で多重反射させ、その多重反射光を、前記1回の反射で出射する光の周囲から前記入射側に出射する。
【0099】
そのため、この表示装置によれば、その一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、前記反射手段20の入射側とは反対側の反射偏光素子21または22による1回の反射で前記反射手段20の入射側に出射した反射光と、前記反射手段20の一対の反射偏光素子21,22の間で多重反射され、前記1回の反射で出射する光の周囲から前記反射手段20の入射側に出射した反射光とを前記表示面から出射させることができ、したがって、明表示部からの光の出射面積を大きくし、前記明表示部を全体的に明るくするとともに、前記液晶表示素子10A,10Bによる暗表示の影を無くし、二重像の無い良好な品質の反射表示を行なうことができる。
【0100】
また、この実施例の表示装置は、前記反射手段20を、前記一対の反射偏光素子21,22の間に、一方と他方の面から入射した光をそれぞれ透過させ、端面からの入射光を前記一方と他方の少なくとも一方の面から出射する導光板25と、この導光板25の前記端面に対向させて設けられた発光素子26とからなる面光源24をさらに配置した構成としているため、前記一方の面と他方の面の両方でそれぞれ、外光を利用する反射表示と、前記面光源24からの照明光を利用する透過表示とを行なうことができる。
【0101】
そして、前記反射手段20は、上述したように、第1の液晶表示素子10A側と、第2の液晶表示素子10B側とに、略同じ強度の直線偏光Pと直線偏光Sをそれぞれ出射するため、前記一方の面を表示面とする透過表示のときも、前記他方の面を表示面とする透過表示のときも、同じ明るさの表示を得ることができる。
【0102】
しかも、この実施例では、前記反射手段20の一対の反射偏光素子21,22のうち、前記第1の液晶表示素子10A側の反射偏光素子21を、その透過軸21aを前記第1の液晶表示素子10Aの後側の吸収偏光板17の透過軸17aと実質的に平行にして配置し、前記第2の液晶表示素子10B側の反射偏光素子22を、その透過軸22aを前記第2の液晶表示素子10Bの後側の吸収偏光板17の透過軸17aと実質的に平行にして配置しているため、前記液晶表示素子10A,10Bの後側に出射した光のほとんどを前記反射偏光素子21,22に入射させるとともに、前記反射偏光素子21,22からの出射した光のほとんどを前記液晶表示素子10A,10Bに入射させることができ、したがって、前記反射表示のときも透過表示のときも、一方と他方の両方の表示を充分に明るくすることができる。
【0103】
なお、上記実施例では、前記反射手段20の一対の反射偏光素子21,22を、それぞれの透過軸21a,22aを実質的に互いに直交させて配置しているが、前記一対の反射偏光素子21,22をそれぞれの透過軸21a,22aを斜めに交差させて配置し、これらの反射偏光素子21,22の間で多重反射されて反射手段20から出射する光を多くしてもよく、その場合でも、前記一対の反射偏光素子21,22の透過軸21a,22aの交差角を直交に近い角度とし、前記反射手段20の入射側とは反対側の反射偏光素子による1回の反射で出射する光を充分に確保することにより、一方の面を表示面とする反射表示及び透過表示のときも、他方の面を表示面とする反射表示及び透過表示のときも、充分な明るさの表示を得ることができる。
【0104】
図5〜図7はこの発明の第2の実施例を示しており、図5は表示装置の分解斜視図、図6及び図7は、前記表示装置の一方の面を表示面とするときと、他方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図である。
【0105】
この実施例の表示装置は、図5に示したように、それぞれの後面を互いに対向させて逆向きに配置された第1と第2の液晶表示素子10A,10Bの間に、一対の反射偏光素子21,22の間に位相差板23と面光源24を備えた反射手段20aを配置したものである。
【0106】
なお、この実施例において、前記第1の液晶表示素子10Aと第2の液晶表示素子10Bは、基本的に上述した第1の実施例のものと同じ構成のTN型液晶表示素子であり、また、前記反射手段20aの面光源24も第1の実施例のものと同じ構成であるから、その説明は図に同符号を付して省略する。
【0107】
この実施例において、前記反射手段20aの第1と第2の反射偏光素子21,22の間に配置された位相差板23は、例えば透過光の常光と異常光との間に1/2波長の位相差を与えるλ/2位相差板であり、この実施例では、前記λ/2位相差板23を、前記第2の反射偏光素子22と面光源24の導光板25との間に配置している。
【0108】
また、この実施例では、図5に示したように、前記第1と第2の液晶表示素子10A,10Bのそれぞれの前側基板12の近傍における液晶分子配向方向12aと、それぞれの後側基板13の近傍における液晶分子配向方向13aとを、それぞれ実質的に平行または直交(図では平行)にするとともに、前記第1と第2の液晶表示素子10A,10Bの前側の吸収偏光板16を、それぞれの透過軸16aを実質的に平行にして配置し、前記第1と第2の液晶表示素子10A,10Bの対向面側である後側の吸収偏光板17を、それぞれの透過軸17aを実質的に平行にして配置している。
【0109】
さらに、この実施例では、前記反射手段20aの第1と第2の反射偏光素子21,22を、それぞれの透過軸21a,21aを実質的に平行にするとともに、第1の液晶表示素子10A側の第1の反射偏光素子の透過軸21aを前記第1の液晶表示素子10Aの後側の吸収偏光板17の透過軸17aと実質的に平行にし、第2の液晶表示素子10B側の第2の反射偏光素子の透過軸22aを前記第2の液晶表示素子10Bの後側の吸収偏光板17の透過軸17aと実質的に平行にして配置し、前記λ/2位相差板23を、その遅相軸23aを前記第1と第2の反射偏光素子21,22の両方の透過軸21a,22aに対して実質的に45°の角度で斜めにずらして配置している。
【0110】
この表示装置の反射表示の一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とするときの入射光の透過経路を説明すると、図6(a)は一方の面を表示面とする反射表示のときの入射光の透過経路を示し、図6(b)は一方の面を表示面とする透過表示のときの入射光の透過経路を示している。
【0111】
前記一方の面を表示面とする反射表示のときは、図6(a)のように、第1の液晶表示素子10Aにその前側から入射した外光(非偏光)が、この第1の液晶表示素子10Aの前側の吸収偏光板16により、その透過軸16aに平行な直線偏光Sとされて液晶セル11に入射する。
【0112】
そして、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)は、図6(a)の左側に示したように、前記液晶セル11に入射した前記直線偏光Sが、液晶層15により実質的に90°旋光されて後側の吸収偏光板17の透過軸17aに平行な直線偏光Pとなり、前記後側の吸収偏光板17を透過して前記第1の液晶表示素子10Aの後側に出射して、前記反射手段20aに入射する。
【0113】
前記反射手段20aに入射した直線偏光Pは、前記反射手段20aの第1の反射偏光素子21と面光源24の導光板25とを透過して前記λ/2位相差板23により1/2波長の位相差を与えられ、前記直線偏光Pの振動面が実質的に90°回転した直線偏光Sとなって第2の反射偏光素子22に入射して、この第2の反射偏光素子22により反射される。
【0114】
前記第2の反射偏光素子22により反射された直線偏光Sは、前記λ/2位相差板23により再び直線偏光Pとされ、面光源24の導光板25と第1の反射偏光素子21とを透過して前記反射手段20aから出射し、前記第1の液晶表示素子10Aを再び透過してその前側に出射する。
【0115】
一方、前記第1の液晶表示素子10Aの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板3,4面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図6(a)の右側に示したように、第1の液晶表示素子10Aの前側から入射し、その前側の吸収偏光板16を透過して液晶セル11に入射した直線偏光Sが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま前記液晶セル11を透過して後側の吸収偏光板17に入射し、その光のほとんどが前記後側の吸収偏光板17により吸収される。
【0116】
したがって、前記一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とする反射表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0117】
また、前記一方の面を表示面とする透過表示のときは、前記反射手段20aの面光源24の発光素子26が点灯され、前記発光素子26からの出射光が、図6(b)のように、導光板25の一方と他方の面から出射する。
【0118】
そして、前記導光板25の第1の反射偏光素子21に対向する面から出射した照明光は、前記第1の反射偏光素子21に入射し、その光(非偏光)のうち、前記第1の反射偏光素子21の反射軸21bに平行な直線偏光Sが、この第1の反射偏光素子21により反射され、前記第1の反射偏光素子21の透過軸21aに平行な直線偏光Pが、この第1の反射偏光素子21を透過して第1の液晶表示素子10A側に出射する。
【0119】
一方、前記導光板25の第1の反射偏光素子21に対向する面から出射した光のうち、前記第1の反射偏光素子21により反射された直線偏光Sは、前記導光板25を透過して前記λ/2位相差板23により前記直線偏光Sの振動面が実質的に90°回転した直線偏光Pとされ、第2の反射偏光素子22を透過して第2の液晶表示素子10B側に出射する。
【0120】
また、前記導光板25の第2の反射偏光素子22に対向する面から出射した照明光は、前記λ/2位相差板23を非偏光状態のまま透過して前記第2の反射偏光素子22に入射し、その光(非偏光)のうち、前記第2の反射偏光素子22の反射軸22bに平行な直線偏光Sが、この第2の反射偏光素子22により反射され、前記第2の反射偏光素子22の透過軸22aに平行な直線偏光Pが、この第2の反射偏光素子22を透過して第2の液晶表示素子10B側に出射する。
【0121】
一方、前記導光板25の第2の反射偏光素子22に対向する面から出射した光のうち、前記第2の反射偏光素子22により反射された直線偏光Sは、前記λ/2位相差板23により前記直線偏光Sの振動面が実質的に90°回転した直線偏光Pとされ、前記導光板25を透過し、さらに第1の反射偏光素子21を透過して第1の液晶表示素子10A側に出射する。
【0122】
すなわち、この実施例では、前記反射手段22aを、第1と第2の反射偏光素子21,22の透過軸21a,22aを実質的に平行にし、その間に、面光源24と前記λ/2位相差板23とを配置した構成としているため、この反射手段20aから第1の液晶表示素子10A側に出射する光と、前記第2の液晶表示素子10B側に出射する光は、いずれも直線偏光Pである。
【0123】
また、この反射手段20aは、面光源24からの照明光のうち、前記導光板25の第1の反射偏光素子21に対向する面から出射して前記第1の反射偏光素子21を透過した直線偏光Pと、前記導光板25の第2の反射偏光素子22に対向する面から出射して前記第2の反射偏光素子22により反射され、λ/2位相差板23により偏光状態を変えられた直線偏光Pとを、前記第1の液晶表示素子10A側に出射するとともに、前記導光板25の第2の反射偏光素子22に対向する面から出射して前記第2の反射偏光素子22を透過した直線偏光Pと、前記導光板25の第1の反射偏光素子21に対向する面から出射して前記第1の反射偏光素子21により反射され、前記λ/2位相差板23により偏光状態を変えられた直線偏光Pとを、前記第2の液晶表示素子10B側に出射するため、この反射手段20aから第1の液晶表示素子10A側に出射する直線偏光Pと、前記第2の液晶表示素子10B側に出射する直線偏光Pは、略同じ強度の光である。
【0124】
そして、前記反射手段20から第1の液晶表示素子10A側に出射した直線偏光Pは、この第1の液晶表示素子10Aの後側の吸収偏光板17を透過して液晶セル11にその後側から入射し、前記液晶セル11の電極間に印加される電界により変化する液晶分子の配向状態に応じた液晶層15の複屈折作用を受けてこの液晶セル11の前側に出射する。
【0125】
すなわち、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)は、図6(b)の左側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Pが、液晶層15の複屈折作用により実質的に90°旋光して直線偏光Sとなり、その直線偏光Sが前側の吸収偏光板16を透過して前記第1の液晶表示素子10Aの前側に出射する。
【0126】
一方、前記第1の液晶表示素子10Aの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板12,13面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図6(b)の右側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Pが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま前側の吸収偏光板16に入射し、その光のほとんどが前記前側の吸収偏光板16により吸収される。
【0127】
したがって、前記一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とする透過表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0128】
次に、他方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を説明すると、図7(a)は他方の面を表示面とする反射表示のときの入射光の透過経路を示し、図7(b)は他方の面を表示面とする透過表示のときの入射光の透過経路を示している。
【0129】
前記他方の面を表示面とする反射表示のときは、図7(a)のように、第2の液晶表示素子10Bにその前側から入射した外光(非偏光)が、この第2の液晶表示素子10Bの前側の吸収偏光板16により、その透過軸16aに平行な直線偏光Sとされて液晶セル11に入射する。
【0130】
そして、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)は、図7(a)の左側に示したように、前記前側の吸収偏光板16を透過して液晶セル11に入射した直線偏光Sが、実質的に90°旋光して直線偏光Pとなり、その直線偏光Pが、後側の吸収偏光板17を透過して前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射する。
【0131】
前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射した前記直線偏光Pは、前記反射手段20aに入射し、その第2の反射偏光素子22を透過して前記λ/2位相差板23により前記直線偏光Pの振動面が実質的に90°回転した直線偏光Sとされ、面光源24の導光板25を透過して第1の反射偏光素子21により反射される。
【0132】
前記第1の反射偏光素子21により反射された前記直線偏光Sは、前記導光板25を再び透過して前記λ/2位相差板23により再び直線偏光Pとされ、前記第2の反射偏光素子22を透過して前記反射手段20aの第2の液晶表示素子10Bに対向する面から出射し、前記第2の液晶表示素子10Bにその後側から入射する。
【0133】
前記第2の液晶表示素子10Bに入射した直線偏光Sは、この第2の液晶表示素子10Bの後側の吸収偏光板17を透過し、液晶セル11の液晶層15により実質的に90°旋光されて直線偏光Sとなり、前側の吸収偏光板16を透過して前記第2の液晶表示素子10Bの前側に出射する。
【0134】
一方、前記第2の液晶表示素子10Bの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板12,13面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図7(a)の右側に示したように、第2の液晶表示素子10Bの前側から入射し、その前側の吸収偏光板16を透過して液晶セル11に入射した直線偏光Sが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま後側の吸収偏光板17に入射し、この吸収偏光板17により吸収される。
【0135】
したがって、前記他方の面(第2の液晶表示素子10Bの前面)を表示面とする反射表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0136】
また、前記他方の面を表示面とする透過表示のときは、上述した一方の面を表示面とする透過表示のときと同様に、前記反射手段20aの面光源24の発光素子26が点灯され、前記反射手段20aから第1の液晶表示素子10A側と、第2の液晶表示素子10B側とに、それぞれ直線偏光Pが出射する。
【0137】
そして、前記反射手段20aから第2の液晶表示素子10B側に出射した直線偏光Pは、この第2の液晶表示素子10Bの後側の吸収偏光板17を透過して液晶セル11にその後側から入射し、前記液晶セル11の電極間に印加される電界により変化する液晶分子の配向状態に応じた液晶層15の複屈折作用を受けてこの液晶セル11の前側に出射する。
【0138】
すなわち、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)は、図7(b)の左側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Pが、液晶層15により実質的に90°旋光し、前側の吸収偏光板16の透過軸16aに平行な直線偏光Sとなって液晶セル11の前側に出射し、前側の吸収偏光板16を透過して前記第2の液晶表示素子10Bの前側に出射する。
【0139】
一方、前記第2の液晶表示素子10Bの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板12,13面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図7(b)の右側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Pが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま前記液晶セル11を透過して前側の吸収偏光板16に入射し、この吸収偏光板16により吸収される。
【0140】
したがって、前記他方の面(第2の液晶表示素子10Bの前面)を表示面とする透過表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0141】
このように、この実施例の表示装置は、第1と第2の液晶表示素子10A,10Bの間に、一対の反射偏光素子21,22の間に透過光の偏光状態を変化させる位相差板23を備えた反射手段20aを配置することにより、一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とする反射表示のときは、前記第1の液晶表示素子10Aの前側から入射してこの第1の液晶表示素子10Aを透過した光を、前記反射手段20aの第1の液晶表示素子10A側の反射偏光素子21を透過させて第2の液晶表示素子10B側の反射偏光素子22により反射し、他方の面(第2の液晶表示素子10Bの前面)を表示面とする反射表示のときは、前記第2の液晶表示素子10Bの前側から入射してこの第2の液晶表示素子10Bを透過した光を、前記反射手段20aの第2の液晶表示素子10B側の反射偏光素子22を透過させて第1の液晶表示素子10A側の反射偏光素子21により反射するようにしたものである。
【0142】
この表示装置によれば、前記反射手段20aの一対の反射偏光素子21,22がそれぞれ、入射光の互いに異なる2つの直線偏光成分のうち、一方の直線偏光成分をほとんど吸収すること無く高い反射率で反射し、他方の直線偏光成分をほとんど吸収すること無く高い透過率で透過させるとともに、前記一対の反射偏光素子21,22の間に配置されたλ/2位相差板23も、入射光をほとんど吸収すること無く高い透過率で透過させるため、一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、充分な明るさの反射表示を行なうことができる。
【0143】
しかも、上記実施例では、前記反射手段20aの一対の反射偏光素子21,22を、それぞれの透過軸21a,22aを実質的に平行にして配置し、その間に透過光の常光と異常光との間に1/2波長の位相差を与えるλ/2位相差板23を配置しているため、前記一方の面を表示面とする反射表示のときに、前記第1の液晶表示素子10Aを透過して前記反射手段20aにその一方の面から入射した直線偏光Pのほとんどをこの反射手段20aにより反射するとともに、前記他方の面を表示面とする反射表示のときに、前記第2の液晶表示素子10Bを透過して前記反射手段20aにその他方の面から入射した直線偏光Sのほとんどをこの反射手段20aにより反射することができ、したがって、一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、その表示をより明るくすることができる。
【0144】
なお、この実施例の表示装置においても、前記反射手段20aは、入射光の大部分をその入射側とは反対側の反射偏光素子22または21による1回の反射で前記入射側に出射するとともに、一部の光を一対の反射偏光素子21,22の間で多重反射させ、その多重反射光を、前記1回の反射で出射する光の周囲から前記入射側に出射するため、明表示部からの光の出射面積を大きくし、前記明表示部を全体的に明るくするとともに、前記液晶表示素子10A,10Bによる暗表示の影を無くし、二重像の無い良好な品質の反射表示を行なうことができる。
【0145】
また、この表示装置においても、前記反射手段20aを、一対の反射偏光素子21,22の間に面光源24を配置した構成としているため、前記一方の面と他方の面の両方でそれぞれ、外光を利用する反射表示と、前記面光源24からの照明光を利用する透過表示とを行なうことができる。
【0146】
なお、この実施例では、前記反射手段20aの一対の反射偏光素子21,22を、それぞれの透過軸21a,22aを実質的に平行にして配置し、これらの反射偏光素子21,22の間にλ/2位相差板23を配置しているが、前記一対の反射偏光素子21,22をそれぞれの透過軸21a,22aを任意の角度で斜めに交差させて配置し、これらの反射偏光素子21,22の間に、一方の反射偏光素子を透過して入射した光の偏光状態を他方の反射偏光素子により反射される偏光状態に変化させる位相差をもった位相差板を配置してもよい。
【0147】
また、前記一対の反射偏光素子21,22の透過軸21a,22aの交差角と前記位相差板の位相差は、前記一対の反射偏光素子21,22の間で多重反射されて反射手段20aから出射する光を多くするように設定してもよく、その場合でも、前記反射手段20aの入射側とは反対側の反射偏光素子による1回の反射で出射する光を充分に確保できるようにすることにより、前記一方の面を表示面とする反射表示及び透過表示のときも、前記他方の面を表示面とする反射表示及び透過表示のときも、前記表示素子10A,10Bによる入射光の遮断による暗表示と、透過光の反射による充分な明るさの明表示とを得ることができる。
【0148】
さらに、前記位相差板は、透過光に指向性をもたせるためのレンズシートを積層したものでもよく、このようなレンズシート積層位相差板を用いることにより、表示装置の前側に出射する光の正面輝度を高くし、より明るい表示を得ることができる。
【0149】
また、上記実施例では、前記反射手段20aを、第2の液晶表示素子10B側の第2の反射偏光素子22と面光源24との間に位相差板23を配置した構成としているが、前記位相差板23は、第1の液晶表示素子10A側の第1の反射偏光素子21と前記面光源24との間に配置してもよい。
【0150】
さらに、上記実施例では、前記反射手段20aを、一対の反射偏光素子21,22の間に、位相差板23と面光源24とを配置した構成としているが、前記面光源24の導光板を位相差板としてもよい。
【0151】
図8はこの発明の第3の実施例を示す表示装置の分解斜視図であり、この実施例は、それぞれの後面を互いに対向させて逆向きに配置された第1の液晶表示素子10Aと第2の液晶表示素子10Bとの間に、一対の反射偏光素子21,22の間に、位相差板からなる導光板27とその端面に端面に対向させて設けられた発光素子26とからなる面光源24aを配置してなる反射手段20bを配置したものである。
【0152】
なお、この実施例では、前記導光板27を、透過光の常光と異常光との間に1/2波長の位相差を与えるλ/2位相差板とし、反射手段20bの一対の反射偏光素子21,22を、それぞれの透過軸21a,22aを実質的に互いに平行にして配置し、前記λ/2位相差板からなる導光板27を、その遅相軸27aを前記反射偏光素子21,22のそれぞれの透過軸21a,22aに対して実質的に45°の角度で斜めにずらして配置している。
【0153】
この実施例の表示装置によれば、前記面光源24aの導光板27を利用して、前記一対の反射偏光素子21,22の間を透過する光の偏光状態を変化させることができるため、上記第2の実施例のように、一対の反射偏光素子21,22の間に位相差板23と面光源24とを配置する場合に比べて、反射手段20bの構成を簡単にし、薄型化することができる。
【0154】
また、上記第1〜第3の実施例では、反射手段20,20a,20bの一対の偏光分離素子を、反射偏光板からなる反射偏光素子21,22としているが、前記偏光分離素子は、入射光の互いに異なる2つの偏光成分のうち、一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過させるものであれば、前記反射偏光板に限らない。
【0155】
図9は他の偏光分離素子の分解側面図であり、この偏光分離素子28は、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過させる反射偏光素子である。以下、この偏光分離素子28を反射偏光素子と言う。
【0156】
この反射偏光素子28は、入射光の右回りと左回りの2つの円偏光成分のうち、一方の円偏光成分を反射し、他方の円偏光成分を透過させる円偏光分離層(例えばコレステリック液晶フィルム)29を挟んで、入射する直線偏光を円偏光にして前記円偏光分離層29に入射させ、前記円偏光分離層29から出射した円偏光を直線偏光にして出射する一対の位相差板30,31を積層したものである。
【0157】
なお、前記一対の位相差板30,31はそれぞれ、透過光の常光と異常光との間に1/4波長の位相差を与えるλ/4位相差板であり、これらの位相差板30,31は、それぞれの遅相軸を実質的に互いに直交させて配置されている。
【0158】
この反射偏光素子28は、前記一対のλ/4位相差板30,31の遅相軸に対して実質的に45°ずれた互いに直交する2つの方向のうち、一方の方向、例えば図において上側の相差板(以下、上側位相差板と言う)30の遅相軸に対し、上側(上側位相差板30の外面側)から見て右回りに45°ずれた方向に透過軸をもち、それと直交する他方の方向(下側相差板31の遅相軸に対し、上側から見て左回りに45°ずれた方向)に反射軸をもっており、入射光の入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記反射軸に平行な振動面をもった一方の直線偏光成分を反射し、前記透過軸に平行な振動面をもった他方の直線偏光成分を透過させる。
【0159】
すなわち、この反射偏光素子28は、その一方の面側、例えば図において上側から入射した光のうち、前記反射軸に平行な直線偏光Sを、前記上側位相差板30により、光の進行方向(図において下方向)に向かって右回りの円偏光R1として前記円偏光分離層29に入射させ、前記透過軸に平行な直線偏光Pを、前記上側位相差板30により、光の進行方向に向かって左回りの円偏光R2として前記円偏光分離層29に入射させるとともに、他方の面側、つまり図において下側から入射した光のうち、前記反射軸に平行な直線偏光Sを、前記下側位相差板31により、光の進行方向(図において上方向)に向かって右回りの円偏光R1として前記円偏光分離層29に入射させ、前記透過軸に平行な直線偏光Pを、前記下側位相差板31により、光の進行方向に向かって左回りの円偏光R2として前記円偏光分離層29に入射させる。
【0160】
なお、図9では便宜上、前記円偏光R1,R2の回転方向(矢印の向き)を、図において上側から見た方向に統一して示しているが、これらの円偏光R1,R2のうち、図において上側から下側に向かう円偏光R1,R2の進行方向に向かう方向から見た回転方向は図と同じ方向、図において下側から上側に向かう光の円偏光R1,R2の進行方向に向かう方向から見た回転方向は図とは逆の方向である。
【0161】
一方、円偏光分離層29は、その一方と他方のいずれの面側から入射した光に対しても、その進行方向に向かって右回りの円偏光成分を反射し、左回りの円偏光成分を透過させる偏光分離特性を有している。
【0162】
そのため、図において上側から入射した光のうち、前記上側位相差板30により進行方向に向かって右回りの円偏光R1とされて前記円偏光分離層29に入射した光が、この円偏光分離層29により反射され、その反射光R1が前記上側位相差板30により前記反射軸に平行な直線偏光Sとされて上側に出射し、前記上側位相差板30により進行方向に向かって左回りの円偏光R2とされて前記円偏光分離層29に入射した光が、この円偏光分離層29を透過して下側位相差板31に入射し、この下側位相差板31により前記透過軸に平行な直線偏光Pとされて下側に出射する。
【0163】
また、図において下側から入射した光のうち、前記下側位相差板31により進行方向に向かって右回りの円偏光R1とされて前記円偏光分離層29に入射した光が、この円偏光分離層29により反射され、その反射光R1が前記下側位相差板31により前記反射軸に平行な直線偏光Sとされて下側に出射し、前記下側位相差板31により進行方向に向かって左回りの円偏光R2とされて前記円偏光分離層29に入射した光が、この円偏光分離層29を透過して上側位相差板30に入射し、この上側位相差板30により前記透過軸に平行な直線偏光Pとされて上側に出射する。
【0164】
このように、前記反射偏光素子28は、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記反射軸に平行な振動面をもった一方の偏光成分を反射し、前記透過軸に平行な振動面をもった他方の偏光成分を透過させるものであり、したがって、上述した各実施例における反射手段20,20a,20bの一対の反射偏光素子(反射偏光板)21,22に代えてこの反射偏光素子28を用いても、各実施例と同様な効果を得ることができる。
【0165】
図10〜図12はこの発明の第4の実施例を示しており、図10は表示装置の分解斜視図、図11及び図12は、前記表示装置の一方の面を表示面とするときと、他方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図である。
【0166】
この実施例の表示装置は、図10に示したように、それぞれの後面を互いに対向させて逆向きに配置された第1と第2の液晶表示素子10A,10Bの間に、入射光の右回りと左回りの2つの円偏光成分のうち、一方の円偏光成分を反射し、他方の円偏光成分を透過させる円偏光分離層34と、前記円偏光分離層34の一方の面側に配置され、前記円偏光分離層34に対向する面とは反対面から入射した直線偏光を円偏光にして前記円偏光分離層34に入射させ、前記円偏光分離層34から出射した円偏光を直線偏光にして前記反対面から出射する位相差板35とからなる一対の偏光分離素子32,33を有し、これらの偏光分離素子32,33の間に面光源24を備えた構成の反射手段20cを配置したものである。
【0167】
なお、この実施例において、前記第1の液晶表示素子10Aと第2の液晶表示素子10Bは、基本的に上述した第1の実施例のものと同じ構成のTN型液晶表示素子であり、また、前記反射手段20cの面光源24も第1の実施例のものと同じ構成であるから、その説明は図に同符号を付して省略する。
【0168】
この実施例において、前記反射手段20cの一対の偏光分離素子32,33の円偏光分離層34は、例えばコレステリック液晶フィルムであり、前記円偏光分離層34の一方の面側に配置された位相差板35は、透過光の常光と異常光との間に1/4波長の位相差を与えるλ/4位相差板である。
【0169】
前記一対の偏光分離素子32,33はそれぞれ、入射光の互いに異なる偏光成分のうち、一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過させるものであり、λ/4位相差板35が設けられた一方の面側から入射した直線偏光を前記λ/4位相差板35により左右いずれか一方回りの円偏光として円偏光分離層34に入射させ、他方の面側、つまり円偏光分離層34の外面側から入射した光をそのまま前記円偏光分離層34に入射させるとともに、前記円偏光分離層34により反射された円偏光と、前記円偏光分離層34を透過した円偏光とのうち、前記円偏光分離層34の外面側に出射した円偏光をそのまま出射し、前記円偏光分離層34のλ/4位相差板35が設けられた面側に出射した円偏光を、前記λ/4位相差板35により直線偏光として出射する。
【0170】
前記一対の偏光分離素子32,33のうち、第1の液晶表示素子10A側の偏光分離素子(以下、第1の偏光分離素子と言う)32の円偏光分離層34は、その一方と他方のいずれの面側から入射した光に対しても、その進行方向に向かって右回りの円偏光成分を反射し、左回りの円偏光成分を透過させる偏光分離特性を有しており、この第1の偏光分離素子32のλ/4位相差板35は、前記第1の液晶表示素子10Aの後側に出射した直線偏光を、前記円偏光分離層34を透過する左回りの円偏光R2に変化させて前記円偏光分離層34に入射させるように、このλ/4位相差板35の遅相軸35aの向きを設定して配置されている。
【0171】
また、第2の液晶表示素子10B側の偏光分離素子(以下、第2の偏光分離素子と言う)33の円偏光分離層34は、前記第1の偏光分離素子33の円偏光分離層34とは逆の偏光分離特性、つまり、一方と他方のいずれの面側から入射した光に対しても、その進行方向に向かって左回りの円偏光成分を反射し、右回りの円偏光成分を透過させる特性を有しており、この第2の偏光分離素子33のλ/4位相差板35は、前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射した直線偏光を、前記円偏光分離層34を透過する右回りの円偏光R1に変化させて前記円偏光分離層34に入射させるように、このλ/4位相差板35の遅相軸35aの向きを設定して配置されている。
【0172】
なお、図11及び図12では便宜上、前記円偏光R1,R2の回転方向(矢印の向き)を、図において上側から見た方向に統一して示しているが、これらの円偏光R1,R2のうち、図において上側から下側に向かう円偏光R1,R2の進行方向に向かう方向から見た回転方向は図と同じ方向、図において下側から上側に向かう光の円偏光R1,R2の進行方向に向かう方向から見た回転方向は図とは逆の方向である。
【0173】
前記一対の偏光分離素子32,33は、図10のように、それぞれの円偏光分離層34を互いに対向させるとともに、それぞれのλ/4位相差板35の遅相軸35aを実質的に互いに直交させて配置されている。
【0174】
そして、前記反射手段20cは、前記第1の液晶表示素子10Aの後側に出射した直線偏光を、前記第1の偏光分離素子32のλ/4位相差板35により前記左回りの円偏光R2としてこの第1の偏光分離素子32の円偏光分離層34に入射させ、前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射した直線偏光を、前記第2の偏光分離素子33のλ/4位相差板35により前記左回りの円偏光R2としてこの第2の偏光分離素子33の円偏光分離層34に入射させるように、前記第1の偏光分離素子32のλ/4位相差板35の遅相軸35aを前記第1の液晶表示素子1の後側の吸収偏光板17の透過軸17aに対して前側から見て左回りに実質的に45°の方向に向け、前記第2の偏光分離素子33のλ/4位相差板35の遅相軸35aを前記第2の液晶表示素子1の後側の吸収偏光板17の透過軸17aに対して前側から見て左回りに実質的に45°の方向に向けて配置されている。
【0175】
この表示装置の反射表示の一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とするときの入射光の透過経路を説明すると、図11(a)は一方の面を表示面とする反射表示のときの入射光の透過経路を示し、図11(b)は一方の面を表示面とする透過表示のときの入射光の透過経路を示している。
【0176】
前記一方の面を表示面とする反射表示のときは、図11(a)のように、第1の液晶表示素子10Aにその前側から入射した外光(非偏光)が、この第1の液晶表示素子10Aの前側の吸収偏光板16により、その透過軸16aに平行な直線偏光Sとされて液晶セル11に入射する。
【0177】
そして、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)は、図11(a)の左側に示したように、前記液晶セル11に入射した前記直線偏光Sが、液晶層15により実質的に90°旋光されて後側の吸収偏光板17の透過軸17aに平行な直線偏光Pとなり、前記後側の吸収偏光板17を透過して前記第1の液晶表示素子10Aの後側に出射して、前記反射手段20cに入射する。
【0178】
前記反射手段20cに入射した直線偏光Pは、この反射手段20cの第1の偏光分離素子32のλ/4位相差板35により、進行方向に向かって左回りの円偏光R2とされて円偏光分離層34に入射し、この円偏光分離層34を透過して前記第1の偏光分離素子32の後側に出射する。
【0179】
前記第1の偏光分離素子32の後側に出射した左回りの円偏光R2は、面光源24の導光板25を透過して第2の偏光分離素子33の偏光分離素子33の円偏光分離層34により反射され、その反射光R2が、前記面光源24の導光板25を再び透過して前記第1の偏光分離素子32にその後側から再入射する。
【0180】
前記第1の偏光分離素子32にその後側から再入射した前記円偏光R2は、この第1の偏光分離素子32の円偏光分離層34を透過し、さらにλ/4位相差板35により直線偏光Pとされて第1の液晶表示素子10A側に出射し、前記第1の液晶表示素子10Aを再び透過してその前側に出射する。
【0181】
一方、前記第1の液晶表示素子10Aの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板3,4面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図11(a)の右側に示したように、第1の液晶表示素子10Aの前側から入射し、その前側の吸収偏光板16を透過して液晶セル11に入射した直線偏光Sが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま前記液晶セル11を透過して後側の吸収偏光板17に入射し、その光のほとんどが前記後側の吸収偏光板17により吸収される。
【0182】
したがって、前記一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とする反射表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0183】
また、前記一方の面を表示面とする透過表示のときは、前記反射手段20cの面光源24の発光素子26が点灯され、前記発光素子26からの出射光が、図11(b)のように、導光板25の一方と他方の面から出射する。
【0184】
そして、前記導光板25の第1の偏光分離素子32に対向する面から出射した照明光は、前記第1の偏光分離素子32の円偏光分離層34に入射し、その光(非偏光)のうち、進行方向に向かって右回りの円偏光成分が前記円偏光分離層34により反射され、左回りの円偏光成分が、前記円偏光分離層34を透過する。この円偏光分離層34を透過した左回りの円偏光R2は、λ/4位相差板35により直線偏光Pとされて第1の液晶表示素子10A側に出射する。
【0185】
一方、前記導光板25の第1の偏光分離素子32に対向する面から出射した光のうち、前記第1の偏光分離素子32の円偏光分離層34により反射された右回りの円偏光R1は、前記導光板25を透過し、さらに第2の偏光分離素子33の円偏光分離層34を透過するとともにλ/4位相差板35により直線偏光Sとされて第2の液晶表示素子10B側に出射する。
【0186】
また、前記導光板25の第2の偏光分離素子33に対向する面から出射した照明光は、前記第2の偏光分離素子33の円偏光分離層34に入射し、その光(非偏光)のうち、進行方向に向かって左回りの円偏光成分が前記円偏光分離層34により反射され、右回りの円偏光成分が、前記円偏光分離層34を透過する。この円偏光分離層34を透過した右回りの円偏光R1は、λ/4位相差板35により直線偏光Sとされて第2の液晶表示素子10B側に出射する。
【0187】
一方、前記導光板25の第2の偏光分離素子33に対向する面から出射した光のうち、前記第2の偏光分離素子33の円偏光分離層34により反射された左回りの円偏光R2は、前記導光板25を透過し、さらに第1の偏光分離素子32の円偏光分離層34を透過するとともにλ/4位相差板35により直線偏光Pとされて第1の液晶表示素子10A側に出射する。
【0188】
すなわち、前記反射手段20cは、前記面光源24からの照明光を互いに直交する略同じ強度の2つの直線偏光P,Sに分離し、一方の直線偏光Pを第1の液晶表示素子10A側に出射し、他方の直線偏光Sを第2の液晶表示素子10B側に出射する。
【0189】
そして、前記反射手段20cから第1の液晶表示素子10A側に出射した直線偏光Pは、この第1の液晶表示素子10Aの後側の吸収偏光板17を透過して液晶セル11にその後側から入射し、前記液晶セル11の電極間に印加される電界により変化する液晶分子の配向状態に応じた液晶層15の複屈折作用を受けてこの液晶セル11の前側に出射する。
【0190】
すなわち、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)は、図11(b)の左側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Pが、液晶層15の複屈折作用により実質的に90°旋光して直線偏光Sとなり、その直線偏光Sが前側の吸収偏光板16を透過して前記第1の液晶表示素子10Aの前側に出射する。
【0191】
一方、前記第1の液晶表示素子10Aの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板12,13面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図11(b)の右側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Pが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま前側の吸収偏光板16に入射し、その光のほとんどが前記前側の吸収偏光板16により吸収される。
【0192】
したがって、前記一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とする透過表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0193】
次に、他方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を説明すると、図12(a)は他方の面を表示面とする反射表示のときの入射光の透過経路を示し、図12(b)は他方の面を表示面とする透過表示のときの入射光の透過経路を示している。
【0194】
前記他方の面を表示面とする反射表示のときは、図12(a)のように、第2の液晶表示素子10Bにその前側から入射した外光(非偏光)が、この第2の液晶表示素子10Bの前側の吸収偏光板16により、その透過軸16aに平行な直線偏光Pとされて液晶セル11に入射する。
【0195】
そして、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)は、図12(a)の左側に示したように、前記前側の吸収偏光板16を透過して液晶セル11に入射した直線偏光Pが、実質的に90°旋光して直線偏光Sとなり、その直線偏光Sが、後側の吸収偏光板17を透過して前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射する。
【0196】
前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射した前記直線偏光Sは、前記反射手段20cに入射し、この反射手段20cの第2の偏光分離素子33のλ/4位相差板35により、進行方向に向かって右回りの円偏光R1とされて円偏光分離層34に入射し、この円偏光分離層34を透過して前記第2の偏光分離素子33の後側に出射する。
【0197】
前記第2の偏光分離素子33の後側に出射した右回りの円偏光R1は、面光源24の導光板25を透過して第1の偏光分離素子32の円偏光分離層34により反射され、その反射光R1が、前記面光源24の導光板25を再び透過して前記第2の偏光分離素子33にその後側から再入射する。
【0198】
前記第2の偏光分離素子33にその後側から再入射した前記円偏光R1は、この第2の偏光分離素子33の円偏光分離層34を透過し、さらにλ/4位相差板35により、前記第2の液晶表示素子10Bの後側に出射して反射手段20cに入射した光と同じ直線偏光Pに戻されて第1の液晶表示素子10A側に出射し、前記第1の液晶表示素子10Aを再び透過してその前側に出射する。
【0199】
一方、前記第2の液晶表示素子10Bの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板12,13面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図12(a)の右側に示したように、第2の液晶表示素子10Bの前側から入射し、その前側の吸収偏光板16を透過して液晶セル11に入射した直線偏光Sが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま後側の吸収偏光板17に入射し、この吸収偏光板17により吸収される。
【0200】
したがって、前記他方の面(第2の液晶表示素子10Bの前面)を表示面とする反射表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0201】
また、前記他方の面を表示面とする透過表示のときは、上述した一方の面を表示面とする透過表示のときと同様に、前記反射手段20cの面光源24の発光素子26が点灯され、前記反射手段20cから第1の液晶表示素子10A側に直線偏光Pが出射し、第2の液晶表示素子10B側に直線偏光Sが出射する。
【0202】
そして、前記反射手段20cから第2の液晶表示素子10B側に出射した直線偏光Sは、この第2の液晶表示素子10Bの後側の吸収偏光板17を透過して液晶セル11にその後側から入射し、前記液晶セル11の電極間に印加される電界により変化する液晶分子の配向状態に応じた液晶層15の複屈折作用を受けてこの液晶セル11の前側に出射する。
【0203】
すなわち、前記液晶セル11の電極間に電界を印加しない無電界時(V=0)は、図12(b)の左側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Sが、液晶層15により実質的に90°旋光し、前側の吸収偏光板16の透過軸16aに平行な直線偏光Pとなって液晶セル11の前側に出射し、前側の吸収偏光板16を透過して前記第2の液晶表示素子10Bの前側に出射する。
【0204】
一方、前記第2の液晶表示素子10Bの液晶セル11の電極間に液晶分子を基板12,13面に対して実質的に垂直に立上がり配向させる電界を印加した電界印加時(V>Vth)は、図12(b)の右側に示したように、前記液晶セル11にその後側から入射した直線偏光Sが、液晶層15の複屈折作用を受けずにその偏光状態のまま前記液晶セル11を透過して前側の吸収偏光板16に入射し、この吸収偏光板16により吸収される。
【0205】
したがって、前記他方の面(第2の液晶表示素子10Bの前面)を表示面とする透過表示のときの無電界時の表示は明表示(着色表示)であり、電界印加時(V>Vth)の表示は暗表示(黒表示)である。
【0206】
このように、この実施例の表示装置は、第1と第2の液晶表示素子10A,10Bの間に、入射光の右回りと左回りの2つの円偏光成分のうち、一方の円偏光成分を反射し、他方の円偏光成分を透過させる円偏光分離層34と、前記円偏光分離層34の一方の面側に配置され、前記円偏光分離層34に対向する面とは反対面から入射した直線偏光を円偏光にして前記円偏光分離層34に入射させ、前記円偏光分離層34から出射した円偏光を直線偏光にして前記反対面から出射するλ/3位相差板35とからなる一対の偏光分離素子32,33をそれぞれの円偏光分離層34を互いに向き合わせて配置した反射手段20aを配置することにより、一方の面(第1の液晶表示素子10Aの前面)を表示面とする反射表示のときは、前記第1の液晶表示素子10Aの前側から入射してこの第1の液晶表示素子10Aを透過した光を、前記反射手段20cの第1の液晶表示素子10A側の偏光分離素子32を透過させて第2の液晶表示素子10B側の偏光分離素子33により反射し、他方の面(第2の液晶表示素子10Bの前面)を表示面とする反射表示のときは、前記第2の液晶表示素子10Bの前側から入射してこの第2の液晶表示素子10Bを透過した光を、前記反射手段20aの第2の液晶表示素子10B側の偏光分離素子33を透過させて第1の液晶表示素子10A側の偏光分離素子32により反射するようにしたものである。
【0207】
この表示装置によれば、前記反射手段20aの一対の偏光分離素子32,22がそれぞれ、入射光の互いに異なる2つの偏光成分のうち、一方の偏光成分をほとんど吸収すること無く高い反射率で反射し、他方の偏光成分をほとんど吸収すること無く高い透過率で透過させるため、一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、充分な明るさの反射表示を行なうことができる。
【0208】
しかも、この実施例の表示装置では、前記反射手段20cの一対の偏光分離素子32,22のうち、一方の偏光分離素子32の円偏光分離層34が、右回りの円偏光成分を反射し、左回りの円偏光成分を透過させる偏光分離特性を有し、他方の偏光分離素子33の円偏光分離層34が、左回りの円偏光成分を反射し、右回りの円偏光成分を透過させる偏光分離特性を有しているため、前記一方の面を表示面とする反射表示のときに、前記第1の液晶表示素子10Aを透過して前記反射手段20cにその一方の面から入射した光のほとんどをこの反射手段20cにより反射するとともに、前記他方の面を表示面とする反射表示のときに、前記第2の液晶表示素子10Bを透過して前記反射手段20cにその他方の面から入射した光のほとんどをこの反射手段20cにより反射することができ、したがって、一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、その表示をより明るくすることができる。
【0209】
なお、この実施例の表示装置においても、前記反射手段20cは、入射光の大部分をその入射側とは反対側の偏光分離素子33または32による1回の反射で前記入射側に出射するとともに、一部の光を一対の偏光分離素子32,22の間で多重反射させ、その多重反射光を、前記1回の反射で出射する光の周囲から前記入射側に出射するため、明表示部からの光の出射面積を大きくし、前記明表示部を全体的に明るくするとともに、前記液晶表示素子10A,10Bによる暗表示の影を無くし、二重像の無い良好な品質の反射表示を行なうことができる。
【0210】
また、この表示装置においても、前記反射手段20aを、一対の偏光分離素子32,22の間に面光源24を配置した構成としているため、前記一方の面と他方の面の両方でそれぞれ、外光を利用する反射表示と、前記面光源24からの照明光を利用する透過表示とを行なうことができる。
【0211】
なお、上述した第1〜第4の実施例の表示装置は、一方の面を表示面とする表示と、他方の面を表示面とする表示の両方をノーマリーホワイトモードとしたものであるが、この発明は、前記一方の面を表示面とする表示と、前記他方の面を表示面とする表示の一方または両方を、無電界時の表示が暗表示であるノーマリーブラックモードとした表示装置にも適用できる。
【0212】
また、上記各実施例の表示装置は、第1と第2の表示素子10A,10BをそれぞれTN型の液晶表示素子としたものであるが、前記表示素子10A,10Bは、TN型に限らず、STN型、非ツイストのホモジニアス配向型、ホメオトロピック配向型、横電界型、強誘電または反強誘電型、ECB(複屈折効果)型等の液晶表示素子でもよく、また、前記第1と第2の表示素子10A,10Bの一方と他方を異なる型の液晶表示素子としてもよい。
【0213】
また、前記第1と第2の表示素子10A,10Bは、その一方または両方を、カラーフィルタを備えないモノクロ表示素子としてもよく、その場合は、両方の表示素子10A,10Bをモノクロ表示素子とし、透過表示のときに、前記表示素子10A,10Bに赤、緑、青の単色画像データを順次書込むとともに、反射手段20,20a,20b,20cから赤、緑、青の着色光を順次出射するフィールドシーケンシャル表示を行なうようにしてもよい。
【0214】
さらに、前記第1と第2の表示素子10A,10Bは、入射光の透過と遮断を制御するものであれば、液晶表示素子以外の表示素子でもよい。
【0215】
また、上記各実施例の表示装置は、反射手段20,20a,20b,20cに面光源24,24aを備えさせ、一方の面を表示面とするときも、他方の面を表示面とするときも、外光を利用する反射表示と、前記面光源24,24aからの照明光を利用する透過表示との両方の表示を行なえるようにしたものであるが、前記反射手段20,20a,20b,20cから面光源24,24aを省略し、一方の面を表示面とする表示と、他方の面を表示面とする表示とを反射表示だけにしてもよい。
【0216】
【発明の効果】
この発明の表示装置は、入射した光の透過と遮断を制御する第1と第2の液晶表示素子を、それぞれの後面を互いに対向させて逆向きに配置し、前記第1と第2の液晶表示素子の間に、入射光の互いに異なる2つの偏光成分のうち、一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過させる一対の偏光分離素子と、これらの一対の偏光分離素子の間に配置され、前記一方または他方の偏光成分を他方または一方の偏光成分に変化させる位相差板と、前記一対の偏光分離素子の間に配置され、一方と他方の面から入射した光をそれぞれ透過させ、光源の光を前記一方と他方の少なくとも一方の面から出射する面光源とを有し、その一方の偏光分離素子を透過した光を他方の偏光分離素子により反射させて前記一方の偏光分離素子から前記他方の偏光成分の光として出射させ、前記他方の偏光分離素子を透過した光を前記一方の偏光分離素子により反射させて前記他方の偏光分離素子から前記他方の偏光成分の光として出射させる反射手段を配置したものであるため、前記反射手段からの出射光の偏光状態を一致させることができ、一方と他方のいずれの面を表示面とするときも、充分な明るさの反射表示を行なうことができる。
【0217】
この発明の表示装置において、前記反射手段の一対の反射偏光素子は、それぞれの透過軸を互いに平行させて配置するのが好ましく、このようにすることにより、一方の面(第1の表示素子の前面)を表示面とする反射表示のときに、第1の表示素子を透過し、この第1の表示素子側の反射偏光素子を透過した光を、前記反射手段により反射して前記第1の表示素子の前側に出射するとともに、他方の面(第2の表示素子の前面)を表示面とする反射表示のときに、第2の表示素子を透過し、この第2の表示素子側の反射偏光素子を透過した光を、前記反射手段により反射して前記第2の表示素子の前側に出射して、前記一方の面を表示面とする反射表示のときも、前記他方の面を表示面とする反射表示のときも、透過光の反射による充分な明るさの表示を得ることができる。
【0218】
この発明の表示装置において、前記反射手段の一対の偏光分離素子はそれぞれ、互いに直交する方向に透過軸と反射軸とをもち、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記反射軸に平行な振動面をもった一方の直線偏光成分を反射し、前記透過軸に平行な振動面をもった他方の直線偏光成分を透過させる反射偏光素子が望ましく、その場合、前記反射手段を、前記一対の反射偏光素子をそれぞれの透過軸を互いに平行に配置した構成とすることにより、一方の面を表示面とする反射表示のときも、他方の面を表示面とする反射表示のときも、充分な明るさの表示を得ることができる。
【0219】
また、この発明の表示装置において、前記第1と第2の表示素子を、表示の観察側である前側の基板と、この前側基板に対向する後側基板との間に、印加される電界に応じて透過光の偏光状態を制御する液晶層が設けられた液晶セルを挟んでその前後に、互いに直交する方向に透過軸と吸収軸とをもち、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記吸収軸に平行な一方の偏光成分の光を吸収し、前記透過軸に平行な他方の偏光成分を透過させる一対の吸収偏光板が配置された液晶表示素子とする場合、前記反射手段の一対の反射偏光素子のうち、前記第1の液晶表示素子側の反射偏光素子は、その透過軸を前記第1の液晶表示素子の後側の吸収偏光板の透過軸と実質的に平行にして配置し、前記第2の液晶表示素子側の反射偏光素子は、その透過軸を前記第2の表示素子の後側の吸収偏光板の透過軸と実質的に平行にして配置するのが望ましい。この場合、第1と第2の表示素子は、前側基板の近傍における液晶分子配向方向と、後側基板の近傍における液晶分子配向方向とを実質的に直交させたツイステッドネマチック型の液晶表示素子からなり、これらの液晶表示素子それぞれの後側基板の近傍における液晶分子配向方向を、前記液晶表示素子それぞれの後側に配置される吸収偏光板それぞれの透過軸と実質的に直交させて配置することが好ましい。このようにすることにより、一方の面を表示面とする反射表示のときも、他方の面を表示面とする反射表示のときも、その表示をより明るくすることができる。
【0220】
さらに、この発明の表示装置において、前記反射手段は、入射光の右回りと左回りの2つの円偏光成分のうち、一方の円偏光成分を反射し、他方の円偏光成分を透過させる円偏光分離層と、前記円偏光分離層の一方の面側に配置され、前記円偏光分離層に対向する面とは反対面から入射した直線偏光を円偏光にして前記円偏光分離層に入射させ、前記円偏光分離層から出射した円偏光を直線偏光にして前記反対面から出射する位相差板とからなる一対の偏光分離素子を有し、これらの偏光分離素子を、それぞれの前記円偏光分離層を互いに向き合わせて配置した構成としてもよく、このような構成とすることにより、一方の面を表示面とする反射表示のときも、他方の面を表示面とする反射表示のときも、充分な明るさの表示を得ることができる。
【0221】
【発明の効果】
また、この発明の表示装置において、前記反射手段の面光源は、前記一対の偏光分離素子の間に、一方と他方の面から入射した光をそれぞれ透過させ、端面からの入射光を前記一方と他方の少なくとも一方の面から出射する導光板と、この導光板の前記端面に対向させて設けられた発光素子とを備えていることが望ましく、このようにすることにより、前記一方の面と他方の面の両方でそれぞれ、外光を利用する反射表示と、前記面光源からの照明光を利用する透過表示とを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す表示装置の分解斜視図。
【図2】第1の実施例の表示装置の一方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図。
【図3】第1の実施例の表示装置の他方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図。
【図4】両面に表示部をもった電子機器の一例を示す斜視図。
【図5】この発明の第2の実施例を示す表示装置の分解斜視図。
【図6】第2の実施例の表示装置の一方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図。
【図7】第2の実施例の表示装置の他方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図。
【図8】この発明の第3の実施例を示す表示装置の分解斜視図。
【図9】他の偏光分離素子の分解側面図。
【図10】この発明の第4の実施例を示す表示装置の分解斜視図。
【図11】第4の実施例の表示装置の一方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図。
【図12】第4の実施例の表示装置の他方の面を表示面とするときの入射光の透過経路を示す模式図。
【符号の説明】
10A,10B…液晶表示素子
11…液晶セル
15…液晶層
16,17…吸収偏光板
16a,17a…透過軸
20,20a,20b,20c…反射手段
21,22…反射偏光素子(偏光分離素子)
21a,22a…透過軸
21b,22b…反射軸
23…λ/2位相差板
23a…遅相軸
24…面光源
25…導光板
26…発光素子
27…位相差板からなる導光板
27a…遅相軸
28…反射偏光素子(偏光分離素子)
29…円偏光分離層
30,31…λ/4位相差板
32,33…偏光分離素子
34…円偏光分離層
35…λ/4位相差板
35a…遅相軸
Claims (8)
- 表示の観察側とは反対側の面である後面を互いに対向させて逆向きに配置され、それぞれが、一対の基板と、この一対の基板間に配置された液晶層と、前記一対の基板を挟んで配置された一対の偏光板とを備え、入射した光の透過と遮断を制御する第1と第2の液晶表示素子と、
入射光の互いに異なる2つの偏光成分のうち、一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過させる一対の偏光分離素子と、これらの一対の偏光分離素子の間に配置され、一方または他方の偏光成分を他方または一方の偏光成分に変化させる位相差板と、前記一対の偏光分離素子の間に配置され、一方と他方の面から入射した光をそれぞれ透過させ、光源の光を前記一方と他方の少なくとも一方の面から出射する面光源とを有し、前記第1と第2の表示素子の間に、前記一対の偏光分離素子の一方を前記第1の表示素子の後面に対向させ、他方を前記第2の表示素子の後面に対向させて配置され、前記一方の偏光分離素子を透過した光を他方の偏光分離素子により反射させて前記一方の偏光分離素子から前記他方の偏光成分の光として出射させ、前記他方の偏光分離素子を透過した光を前記一方の偏光分離素子により反射させて前記他方の偏光分離素子から前記他方の偏光成分の光として出射させる反射手段と、
を備えたことを特徴とする表示装置。 - 反射手段の一対の偏光分離素子はそれぞれ、互いに直交する方向に透過軸と反射軸とをもち、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記反射軸に平行な振動面をもった一方の直線偏光成分を反射し、前記透過軸に平行な振動面をもった他方の直線偏光成分を透過させる反射偏光素子であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 一対の反射偏光素子は、それぞれの透過軸を実質的に互いに平行に配置したことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 位相差板は、透過光の常光と異常光との間に1/2波長の位相差を与えるλ/2位相差板であることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 第1と第2の表示素子は、表示の観察側である前側の基板と、この前側基板に対向する後側基板との間に、印加される電界に応じて透過光の偏光状態を制御する液晶層が設けられた液晶セルを挟んでその前後に、互いに直交する方向に透過軸と吸収軸とをもち、入射光の互いに直交する2つの直線偏光成分のうち、前記吸収軸に平行な振動面をもった一方の偏光成分を吸収し、前記透過軸に平行な振動面をもった他方の偏光成分を透過させる一対の吸収偏光板が配置された液晶表示素子であり、
反射手段の一対の反射偏光素子のうち、第1の液晶表示素子側の反射偏光素子が、その透過軸を前記第1の液晶表示素子の後側の吸収偏光板の透過軸と実質的に平行にして配置され、第2の液晶表示素子側の反射偏光素子が、その透過軸を前記第2の液晶表示素子の後側の吸収偏光板の透過軸と実質的に平行にして配置されていることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - 第1と第2の表示素子は、前側基板の近傍における液晶分子配向方向と、後側基板の近傍における液晶分子配向方向とを実質的に直交させたツイステッドネマチック型の液晶表示素子からなり、これらの液晶表示素子それぞれの後側基板の近傍における液晶分子配向方向を、前記液晶表示素子それぞれの後側に配置される吸収偏光板それぞれの透過軸と実質的に直交させて配置したことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 反射手段の一対の偏光分離素子はそれぞれ、入射光の右回りと左回りの2つの円偏光成分のうち、一方の円偏光成分を反射し、他方の円偏光成分を透過させる円偏光分離層と、前記円偏光分離層の一方の面側に配置され、前記円偏光分離層に対向する面とは反対面から入射した直線偏光を円偏光にして前記円偏光分離層に入射させ、前記円偏光分離層から出射した円偏光を直線偏光にして前記反対面から出射する位相差板とからなっており、これらの偏光分離素子が、それぞれの前記円偏光分離層を互いに向き合わせて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 反射手段の面光源は、一対の偏光分離素子の間に配置され、一方と他方の面から入射した光をそれぞれ透過させ、端面からの入射光を前記一方と他方の少なくとも一方の面から出射する導光板と、この導光板の前記端面に対向させて設けられた発光素子とを備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の表示装置。
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