JP2006058704A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
画像表示と背景を同時に視認できる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】
液晶表示パネル20の視認側に、直線偏光板11、1/4λ波長板12及びフロントライトユニット30が配置されている。液晶表示パネル20の背面側には、入射光の一部を反射し一部を透過する反射・透過層40が形成されている。フロントライトユニット30からの光及び視認側からの外光は、反射・透過層によって反射され、液晶表示パネルによる画像表示に使用される。背面側からの外光の一部は反射・透過層40を透過し、さらに、液晶表示パネルなどを透過して視認側に出射する。これによって、液晶表示装置1の背面側の背景が視認される。
【選択図】 図1

Description

本発明は液晶表示装置に関し、特に、表示画像と背面側の透過背景が視認される液晶表示装置に関する。
パーソナルコンピュータ、その他各種モニタ用の画像表示装置として、あるいは、携帯電話の表示画面やカーナビゲーションシステムの表示画面など、液晶表示装置の普及は目覚しいものがある。液晶表示装置としては様々なタイプのものが知られており、透過型液晶表示装置、反射型液晶表示装置、あるいは半透過半反射型液晶表示装置などが知られている。
透過型液晶表示装置は背面側からの透過光を使用して画像表示を行う。液晶表示パネルと、その背面に配置されたバックライトユニットとを有する。液晶表示パネルは、その透過光を制御することにより画像表示を行う。液晶表示パネルは、2枚のガラス基板の間に液晶を封入し、液晶に印加する電界を制御することによって、透過光量を制御することができる。液晶表示パネルはTN(Twisted Nematic)やSTN(Super Twisted Nematic)などのモードが知られている。バックライトユニットは、典型的には、光源とその光源の光を効果的に液晶表示パネルに出射するために、複数の光学部材を有している。
反射型液晶表示装置は、視認側から入射した光を反射層により反射し、この反射光を使用して画像表示を行う。反射型液晶表示装置として、液晶表示パネルの基板外面に反射層を形成し、液晶層を挟むように2枚の直線偏光板を使用する2枚直線偏光板タイプが知られている。また、1枚直線偏光板タイプの反射型液晶表示装置も知られている。1枚直線偏光板タイプの反射型液晶表示装置は、液晶層の視認側にのみ直線偏光板を備え、液晶表示パネルの内部に反射層が形成されている。これによって、2枚直線偏光板タイプよりも、明るさや視差の点で優れた表示特性を実現することができる。液晶表示パネルはTN(Twisted Nematic)やSTN(Super Twisted Nematic)などのモードを使用することができる。
透過型液晶表示装置と反射型液晶表示装置の特性を併せ持つ表示装置として、半透過半反射型の液晶表示装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。半透過半反射型の液晶表示装置は、液晶層の背面側に形成された半透過半反射層を備えている。明るい場所では、半透過半反射層が反射した外光を利用することによって、見やすい表示と消費電力低減を実現することができる。一方、暗い場所では、半透過半反射層を透過して液晶層に入射するバックライトユニットからの光を使用することによって、品質の優れた画像を表示することができる。
特開2003−344847号公報
上記のように液晶表示装置としては様々なタイプのものが知られているが、液晶表示装置の特性を利用して、画像表示を行うと共に背景を視認することができる液晶表示装置が要求されるケースがある。このような液晶表示装置においては、表示画像と背景が同時に視認されうるため、これら双方がバランスを保って観察者に明確に視認されることが必要とされる。背景を視認するためには、従来の反射型液晶表示装置を使用することができない。
一方、従来の透過型もしくは半反射半透過型の液晶表示装置はバックライトユニットを備えており背景を視認することはできない。あるいは、液晶層を挟むように2枚の直線偏光板を備えているため、光は2枚の直線偏光板を透過し、透過率の高い直線偏光板を使用したとしても光の透過率が大きく低下する。このため、表示画像及び背景を明確に視認するために十分な透過光量を得ることができない。
本発明は上記のような事情を背景としてなされたものであって、本発明の一つの目的は、表示画像と背面側の透過背景を視認することができる液晶表示装置を提供することである。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるだろう。
本発明の第1の態様に係る液晶表示装置は、第1の透明基板と、前記第1の透明基板に対向して配置された第2の透明基板と、前記第1の透明基板及び前記第2の透明基板の間に封入された液晶層と、前記液晶層の視認側に配置された直線偏光子と、前記液晶層の反視認側に配置され、前記視認側からの光の一部を反射し、前記反視認側からの光の一部を透過する反射・透過層と、を備え、前記反視認側の背景は前記反視認側から前記反射・透過層を透過して前記液晶層に入射する自然光により視認され、かつ表示画像は前記反射・透過層の反射光により視認される。これによって、表示画像と背景とを明確に視認することができる。ここで、自然光は、色々な方向の振動面をもった波が均一に混合した光のことである。
前記反射・透過層は、前記視認側からの光を反射する反射部と前記反視認側からの光が透過する透過部を備えていることが好ましい。これによって反視認側からの透過光を効率的に使用することができる。前記反射・透過層の反射部は散乱反射することが好ましい。これによって、反射光による表示画像品質を向上することができる。
前記反射部は、互いに離間して形成された複数の反射素子を備え、前記透過部は前記反射素子間に形成されている開口を備えていることが好ましい。これによって、反視認側からの透過光をさらに有効に利用することができる。また、前記反射・透過層における透過面積の比率は50〜70%であることが好ましい。これによって、表示画像と背景がバランスよく明確に視認される。前記反射部は粗面化された金属層で形成されていることが好ましい。これによって反射光の光量を上げ、表示品質を向上することができる。
前記反射部は互いに離間して形成された複数の円形反射素子を備えていることが好ましい。これによって、表示画像の視認性を向上することができる。あるいは、前記反射部は互いに離間して形成された複数の反射素子を備え、前記複数の反射素子のそれぞれは一つの画素領域内に包含されていることが好ましい。
また、前記第1及び第2の透明基板よりも視認側に配置されたフロントライトユニットを備えることが好ましい。これによって、暗い場所においても画像表示を行うことができる。
本発明によれば、表示画像と背面側の背景を視認することができる液晶表示装置を提供することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。尚、各図面において、同一要素には同一の符号を付しており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明を省略する。
図1は、本実施形態における液晶表示装置1の構成の概略を示す模式図である。液晶表示装置1は反射光を使用して画像表示を行うと共に、背面からの光の一部を透過する。このため、観察者は、表示画像と共に液晶表示装置1の背面側の背景を視認することができる。背景は表示画像の有無に関わらず視認することができ、車載用の表示装置などの様々な用途に使用することが可能である。
図1(a)に示すように、液晶表示装置1は、画像表示を行う液晶表示パネル20と、液晶表示パネル20の視認側に配置されたフロントライトユニット30を備えている。液晶表示パネル20は、様々なタイプのものを使用することができる。例えば、スイッチ素子を有するアクティブタイブの液晶表示装置、パッシブタイプの液晶表示装置のいずれを使用することもできる。また、TN(Twisted Nematic)モード、STN(Super Twisted Nematic)モードのいずれのモードの液晶表示パネルを使用することが可能である。
フロントライトユニット30は、LEDや冷陰極管などの光源31と光源31からの光を導き拡散する導光板32を備えている。この他、必要な光学シートを備えることができる。尚、暗いところでの表示を可能とするためにフロントライトユニット30を備えることが好ましいが、外光が利用できる場合においては、フロントライトユニット30を必ずしも必要とされない。
液晶表示パネル20とフロントライトユニット30の間には、直線偏光板11と光学補償板12が配置されている。直線偏光板11は、入射した光の内、直線偏光板11の透過軸方向に平行な直線偏光成分のみを透過し他の光成分を吸収する。光学補償板12としてはλ/4波長板を使用することが好ましく、以下では光学補償板12をλ/4波長板として説明する。
液晶表示パネル20の背面側(反視認側)には反射・透過層40が形成されている。反射・透過層40は入射した光の一部を反射し、一部を透過する。図1(b)は、背面側から見た液晶表示装置1の平面図であり、反射・透過層40のパターンの一例を模式的に示している。反射・透過層40は互いに離間して配置された複数の反射素子41と、反射素子41間に形成されている開口42から構成されている。反射素子41は、パターンニングもしくは印刷などによって形成することができる。反射素子41は、好ましくは、視認側からの入射光を散乱反射する。例えば、白色インクによって反射素子41を形成すること、あるいは、さらに好ましくは、反射表面が粗面化された反射金属層(銀やアルミニウムなど)によって反射素子41を形成することによって、入射光を散乱反射する反射・透過層40を形成することができる。
フロントライトユニット30からの光あるいは外光は、直線偏光板11とλ/4波長板12を介して液晶表示パネル20に入射し、さらに、液晶表示パネル20を透過した光の一部が反射素子41によって反射される。反射光は、液晶表示パネル20、直線偏光板11及びλ/4波長板12を介して視認側に出射し、観察者に表示画像が視認される。
液晶表示装置1の背面側には直線偏光板が配置されていない。直線偏光板を使用しないため、背面からの光を有効に利用することができる。背景を明確に視認することができるように、自然光である背面からの外光は、特定の偏光成分のみを透過する光学フィルムを介することなく反射・透過層40に入射するように構成されることが好ましい。自然光としては、色々な方向の振動面をもった波が均一に混合した光であることが重要であり、太陽光などの天然の光でもよいし、LEDや冷陰極管などから発光される人工光であってもよい。反視認側からの入射光の一部は開口部42を透過し、さらに、液晶表示パネル20、λ/4波長板12及び直線偏光板11を透過して視認側に出射する。これによって、観察者は液晶表示装置1の背面側の背景を視認することができる。
図2は、液晶表示パネル20のより詳細な構成を説明する模式図であり、液晶表示パネル20、反射素子41(反射・透過層40)、直線偏光板11及びλ/4波長板12が示されている。図2は液晶表示パネル20の一例として、TNモードのTFT液晶表示パネルの一部の構成を例示している。図2に示すように、液晶表示パネル20は、TFT213のアレイ回路が形成されるアレイ基板201と、アレイ基板201に対向して配置され、対向基板202とを有している。アレイ基板201と対向基板202とは、複数の画素から形成される表示領域の外側である外周領域に形成されるシール部材203によって接着固定されている。
アレイ基板201と対向基板202との間は、ビーズスペーサや柱状スペーサによって、所定間隔になるように維持されている。2つの基板201、202の間には、液晶層220が封入されている。液晶層220は、シール部材203によって基板201、202を固着した後、シール部材に形成された注入口から真空注入によって基板201、202の間に注入される。シール部材の注入口は、液晶注入後に封止材によって封止される。
対向基板202は、背面側(反視認側)にガラスもしくは樹脂によって形成される背面側透明基板204を有している。背面側透明基板204の外側表面には反射素子41(反射・透過層40)が形成されている。画素が形成される画素領域の周囲には、樹脂もしくはクロムなどで形成されるブラックマトリックス層207が形成されている。ブラックマトリックス層207は、コントラストの向上やTFT213のアモルファスシリコンへの光の照射を防止する。
ブラックマトリックス層207の上には、透明保護層208が形成されている。さらに、透明保護層208の上に、液晶に電界を印加する共通電極として機能する透明電極層である、ITO(Indium Tin Oxide)電極層209が形成されている。ITO電極層209は、基板内側において連続する単一層として形成されている。ITO電極層209上には、液晶の配列と傾きを制御する配向膜210が形成されている。配向膜210は、典型的には、ポリイミド層をラビング処理することによって形成される。
アレイ基板201は、ガラスもしくは樹脂材料によって形成される前面側(視認側)透明基板211を有している。前面側透明基板211の外側表面上には、1/4λ波長板12及び直線偏光板11が配置されている。前面側透明基板211の内側表面には、アレイ回路が形成されている。アレイ回路は、スイッチ素子としてのTFT213及び液晶に電界を印加する画素電極214を有している。TFT213は、アモルファスシリコンもしくはポリシリコンを使用して形成することができる。
画素電極214は、共通電極と同様に、ITOで形成される。TFT213及び画素電極214は画素毎に形成され、ドライバICらの制御信号及び表示信号に従って、選択された画素電極214が、ITO電極層209との間において液晶に表示電界を印加する。アレイ回路上には、液晶の配列と傾きを制御する配向膜215が形成されている。
尚、図1及び図2においては反射・透過層40は背面側透明基板204(液晶表示パネル20)の外側に形成されているが、反射・透過層40を背面側透明基板204の内面側に形成することも可能である。あるいは、画素電極214を全反射金属層で形成し、画素電極214に開口部を形成することによって、反射・透過層40として機能させることも可能である。又、直線偏光板11やλ/4波長板12を、前面側透明基板211の内側に形成することも可能である。
図3を参照して、液晶表示装置1による表示動作について詳細を説明する。図3(a)は液晶表示パネル20の電界がOFFの状態にある液晶表示装置1を示している。図3(b)は液晶表示パネル20の電界がONの状態にある液晶表示装置1を示している。図3(a)に示すように、液晶表示パネル20の電界がOFFの状態にある場合、反射・透過層40によって反射された光は直線偏光板11を透過し、視認側に出射する(白表示)。背面側(反視認側)からの光も同様に直線偏光板11を透過して視認側に出射し、背景が視認される。
一方、液晶表示パネル20の電界がONの状態にある場合、図3(b)に示すように、反射・透過層40によって反射された光は直線偏光板11を透過することができずに直線偏光板11に吸収される(黒表示)。背面側(反視認側)からの光は直線偏光板11を透過して視認側に出射し、背景が視認される。このように、液晶層220への電界を変化させることによって反射光の透過光量を制御し、所望の画像表示を行うことができる。
続いて、図3(a)及び図3(b)を参照して、反射光及び透過光の光伝播について詳細に説明する。まず、図3(a)を参照して、液晶表示パネル20の電界がOFFのである白表示の状態について説明する。外光もしくはフロントライトユニット30からの自然光が、視認側から直線偏光板11に入射する。入射光の内、直線偏光板11の透過軸方向に平行な直線偏光成分のみが、直線偏光板11を透過する。図3(a)の例においては、紙面と平行な方向の直線偏光のみが、直線偏光板11を透過し、直線偏光板11は他の成分の光を透過せずに吸収する。
直線偏光板11を透過した直線偏光は、λ/4波長板12によって円偏光に変換され、液晶表示パネル20に入射する。詳細には、円偏光は前面側透明基板211を透過し、液晶層220に入射する。液晶層220及び背面側透明基板204を透過した光の一部は、反射・透過層40の反射素子41に反射される。反射光は、再び背面側透明基板204及び液晶層220を透過し、λ/4波長板12に入射する。ここで、液晶層220の位相差(リタデーション)は、λ/4波長板12と同じとなるように設定されている。このため、液晶層220を往復する間に光は位相がλ/2ずれることになり、入射光と同一方向に回転する円偏光となる。
λ/4波長板12に入射した円偏光は直線偏光に変換される。偏光方向(偏光の振動方向)は、入射光と同様に紙面に平行な方向である。言い換えれば、λ/4波長板12の往復によって位相がλ/2ずれ、液晶層220の往復によってさらに位相がλ/2ずれる。合計の位相ずれがλとなるため、結果として位相ずれがないことになる。このため、λ/4波長板12によって直線偏光となった反射光は直線偏光板11を透過し、視認側に出射する(白表示)。
一方、背面側から入射する自然光の一部は反射・透過層40の開口42を透過し、液晶表示パネル20及びλ/4波長板12を介して直線偏光板11に入射する。入射光の内、直線偏光板11の透過軸方向に平行な直線偏光成分のみが直線偏光板11を透過し、観察者に背景が視認される。
次に、図3(b)を参照して、液晶表示パネル20の電界がONのである黒表示の状態について説明する。外光もしくはフロントライトユニット30からの光が、視認側から直線偏光板11に入射する。入射光の内、直線偏光板11の透過軸方向に平行な直線偏光成分のみが、直線偏光板11を透過する。図3(b)の例においては、紙面と平行な方向の直線偏光のみが、直線偏光板11を透過し、直線偏光板11は他の成分の光を透過せずに吸収する。
直線偏光板11を透過した直線偏光は、λ/4波長板12によって円偏光に変換され、液晶表示パネル20に入射する。円偏光は前面側透明基板211を透過し、液晶層220に入射する。液晶層220及び背面側透明基板204を透過した光の一部は、反射・透過層40の反射素子41に反射される。反射光は、再び背面側透明基板204及び液晶層220を透過し、λ/4波長板12に入射する。液晶層220には電界が印加されているため、液晶層220によって位相ずれは生じない。このため、液晶表示パネル20を透過した反射光は、入射光と逆方向に回転する円偏光となる。
λ/4波長板12に入射した円偏光は直線偏光に変換される。偏光方向(偏光の振動方向)は、入射光と90°異なり、紙面に垂直な方向である。λ/4波長板12の往復によって位相がλ/2ずれる。これは直線変更の偏光方向が90°回転することを意味する。このため、λ/4波長板12によって直線偏光となった反射光は直線偏光板11を透過することができず、直線偏光板11に吸収される(黒表示)。
一方、背面側からの透過光は白表示の状態と同様である。つまり、自然光の一部は反射・透過層40の開口42を透過し、液晶表示パネル20及びλ/4波長板12を介して直線偏光板11に入射する。入射光の内、直線偏光板11の透過軸方向に平行な直線偏光成分のみが直線偏光板11を透過し、観察者に背景が視認される。尚、本発明は上記例に限定されるものではなく、液晶層のリタデーション、光学フィルムの特性やその使用、不使用は、設計によって適切なものとすることができる。例えば、液晶表示装置をニュートラルブラックとすることも可能である。
図4は、反射・透過層40のパターンと表示画像の関係を示す模式図である。図4(a)は、反射素子41によって反射された光を使用して、「A」の文字を表示する例を示している。「A」の文字は黒表示によって示されている。開口42からは、液晶表示装置1の背面側の背景が視認される。図4においては、反射・透過層40は互いに離間して形成された複数の反射素子41を備えている。各反射素子41は円形となるように形成され、複数の反射素子41はマトリックス状に配置されている。複数の反射素子41からの反射光を選択的に透過、遮蔽することによって所望の画像表示を行うことができる。
画像表示と背景をバランスよく明確に視認することができるように、反射・透過層40における反射部と透過部の比率を適切な値に設定することが重要である。発明者らが検討したところによれば、反射・透過層40の全面積に対する透過面積(透過部の面積)の比率は、50〜70%であることが好ましい。
また、上記のように、円形は各反射素子41の形状として好ましい態様の一つである。各反射素子41を円形とすることによって、表示画像の視認性を高めることができる。尚、反射素子41は円形に限らず、特定の形状の反射素子41を形成することができる。例えば、所定のキャラクタや図形の反射素子41を形成することによって、容易な制御で所定の画像を表示することができる。
ここで、図4(b)に示すように、各反射素子41は、液晶表示パネル20の一つの画素61に包含されるように形成されることが好ましい。つまり、各反射素子41は一つの画素61と重なり、2以上の画素にまたがることがない。一つの画素領域に反射部と透過部が形成されることになる。これによって、容易な表示制御によって画像表示を行うことができる。尚、一つの画素61には、複数の反射素子41が包含されることができる。ここで、画素は一つの表示単位であって、通常の矩形画素の他、所望の形状で形成することができる。
上記のように、本実施形態によれば、液晶表示パネルを使用した画像表示を行うことができると同時に、液晶表示装置の背面側の背景を同時に視認することが可能となる。
本実施形態に係る液晶表示装置の構成を模式的に示す構成図である。 本実施形態に係る液晶表示パネルの構成を模式的に示す断面図である。 本実施形態に係る液晶表示装置の表示動作を説明する図である。 本実施形態に係る液晶表示装置の反射・透過層及び表示画像の一例を示す図である。
符号の説明
1 液晶表示装置、11 直線偏光板、12 1/4λ波長板、
20 液晶表示パネル、30 フロントライトユニット、31 光源、
32 導光板、40 反射・透過層、41 反射素子、42 開口、
201 アレイ基板、202 対向基板、203 シール部材、
204 背面側透明基板、207 ブラックマトリックス層、
208 透明保護層、209 電極層、210 配向膜、
211 前面側透明基板、213 TFT、214 画素電極、
215 配向膜、220 液晶層

Claims (9)

  1. 第1の透明基板と、
    前記第1の透明基板に対向して配置された第2の透明基板と、
    前記第1の透明基板及び前記第2の透明基板の間に配置された液晶層と、
    前記液晶層の視認側に配置された直線偏光子と、
    前記液晶層の反視認側に配置され、前記視認側からの光の一部を反射し、前記反視認側からの光の一部を透過する反射・透過層と、を備え、
    前記反視認側の背景は前記反視認側から前記反射・透過層を透過して前記液晶層に入射する自然光により視認され、かつ表示画像は前記反射・透過層の反射光により視認される、
    液晶表示装置。
  2. 前記反射・透過層は、前記視認側からの光を反射する反射部と前記反視認側からの光が透過する透過部を備えている、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記反射・透過層の反射部は散乱反射する、請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記反射部は、互いに離間して形成された複数の反射素子を備え、前記透過部は前記反射素子間に形成されている開口を備えている、請求項1、2又は3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記反射・透過層における透過面積の比率は50〜70%である、請求項1、〜4のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  6. 前記反射部は粗面化された金属層で形成されている、請求項3に記載の液晶表示装置。
  7. 前記反射部は互いに離間して形成された複数の円形反射素子を備えている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記反射部は互いに離間して形成された複数の反射素子を備え、前記複数の反射素子のそれぞれは一つの画素領域内に包含されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  9. さらに、前記第1及び第2の透明基板よりも視認側に配置されたフロントライトユニットを備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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