JP4041487B2 - シートベルト装置の故障診断方法、及び、故障診断機能を備えたシートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置の故障診断方法、及び、故障診断機能を備えたシートベルト装置 Download PDF

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Description

本発明は、電動モータによりシートベルトに巻き取り力を付与するリトラクタを備えたシートベルト装置の故障診断方法、及び、同方法を実施するための故障診断機能を備えたシートベルト装置に関するものである。
従来、リトラクタに電動モータを設け、電動モータでリールを回転駆動することで、シートベルトの巻き取り及び引き出しを行うようにしたシートベルト装置が知られている。この種の電動モータを備えたリトラクタでシートベルトの巻き取り及び引き出しを行う場合、電動モータに故障が発生していると、初期の性能を発揮できなくなるので、その故障診断に関する技術が、特許文献1において開示されている。
この技術は、電動モータに所定の電圧波形を印加し、それによりモータに流れる電流波形に応じて故障診断を行うものである。
特開平11−170966号公報
ところで、特許文献1に記載の技術では、モータに印加する電圧を極力小さくしたり、電圧を印加する時間を極力短くしたりすることで、故障診断時のシートベルトから乗員が受ける違和感をできるだけ小さくするようにしているが、シートベルト使用時に上記の故障診断動作が実施されると、少なからぬ違和感を乗員が感じてしまう可能性があることは否めない。また、実際にモータの駆動が必要な時に(巻き取り動作あるいは引き出し動作が必要な時に)、この故障診断動作がタイミング悪く実施されてしまうと、モータによる所期の動作に悪影響を与える可能性もある。つまり、シートベルト装用者に違和感を与えるばかりでなく、シートベルト装置の作動自体に好ましくない影響を及ぼすおそれがあった。
本発明は、上記事情を考慮し、乗員に対し違和感を与えたり、本来の作動に悪影響を与えたりせずに、故障診断を行うことのできるシートベルト装置の故障診断方法、及び、その方法を実施するために使用する故障診断機能を備えたシートベルト装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明のシートベルト装置の故障診断方法は、電動モータによりリールを回転駆動してシートベルトに巻き取り力を付与するリトラクタを備えたシートベルト装置において、車両のイグニッションスイッチがOFFの状態で、且つ、前記シートベルトの取付座席側に最も近い乗降ドアが閉から開に操作されたタイミングで、前記電動モータに駆動電流を供給して、それに応じた電動モータの動作に関わる情報を採取し、その情報に基づいて、電動モータを含む駆動系の故障診断を行うことを特徴とする。
請求項2の発明のシートベルト装置の故障診断方法は、請求項1において、前記タイミングで、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間経過後の前記電動モータまたはリールの回転量が適正範囲内にある場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする。
請求項3の発明のシートベルト装置の故障診断方法は、請求項1において、前記タイミングで、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間経過後の前記電動モータまたはリールの回転量が適正範囲内にある場合は、更に、前記電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に前記電動モータまたはリールが回転停止した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする。
請求項4の発明のシートベルト装置の故障診断方法は、請求項1において、前記タイミングで、前記電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に、電動モータに流れる電流が所定値以上の大きさに達した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする。
請求項5の発明のシートベルト装置の故障診断方法は、請求項1において、前記タイミングで、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間後に、電動モータに流れる電流が適正範囲内にある場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする。
請求項6の発明のシートベルト装置の故障診断方法は、請求項1において、前記タイミングで、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間以後に、電動モータに流れる電流が適正範囲内にある場合は、更に、電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間以内に、電動モータに流れる電流が所定値以上の大きさに達した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする。
請求項7の発明の故障診断機能を備えたシートベルト装置は、リールを回転駆動してシートベルトに巻き取り力を付与する電動モータを備えたリトラクタと、前記電動モータの動作に関わる情報を検出するモータ情報検出手段と、車両のイグニッションスイッチのON/OFFを検出するイグニッション検出手段と、前記シートベルトの取付座席側に最も近い乗降ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段と、前記イグニッション検出手段の信号により、イグニッションスイッチがOFFの状態にあることを検出する第1条件検出手段と、前記ドア開閉検出手段の信号により、前記乗降ドアが閉から開に操作されたことを検出する第2条件検出手段と、前記第1条件検出手段及び第2条件検出手段から共に検出信号が出力されたとき、故障診断動作をスタートさせる故障診断タイミング判定手段と、該故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータに駆動電流を供給し、それに応じた前記モータ情報検出手段の出力に基づいて前記電動モータを含む駆動系の故障診断を行う故障診断手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8の発明の故障診断機能を備えたシートベルト装置は、請求項7において、前記モータ情報検出手段は、前記電動モータまたはリールの回転を検出する機能を有しており、前記故障診断手段は、前記故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間経過後に前記モータ情報検出手段が検出した電動モータまたはリールの回転量が適正範囲内にある場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする。
請求項9の発明の故障診断機能を備えたシートベルト装置は、請求項7において、前記モータ情報検出手段は、前記電動モータまたはリールの回転を検出する機能を有しており、前記故障診断手段は、前記故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間経過後に前記モータ情報検出手段が検出した電動モータまたはリールの回転量が適正範囲内にある場合は、更に、前記電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に前記モータ情報検出手段が、電動モータまたはリールの回転停止を検出した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする。
請求項10の発明の故障診断機能を備えたシートベルト装置は、請求項7において、前記モータ情報検出手段は、前記電動モータに流れる電流の大きさを検出する機能を有しており、前記故障診断手段は、前記故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に、前記モータ情報検出手段の検出する電動モータの電流の大きさが所定値以上に達した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする。
請求項11の発明の故障診断機能を備えたシートベルト装置は、請求項7において、前記モータ情報検出手段は、前記電動モータに流れる電流の大きさを検出する機能を有しており、前記故障診断手段は、前記故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間後に、前記モータ情報検出手段の検出する電動モータの電流の大きさが適正範囲にある場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする。
請求項12の発明の故障診断機能を備えたシートベルト装置は、請求項7において、前記モータ情報検出手段は、前記電動モータに流れる電流の大きさを検出する機能を有しており、前記故障診断手段は、前記故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間後に、前記モータ情報検出手段の検出する電動モータの電流の大きさが適正範囲にある場合は、更に、前記電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に、前記モータ情報検出手段の検出する電動モータの電流の大きさが所定値以上に達した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする。
本発明によれば、イグニッションスイッチがOFFの状態で、且つ、シートベルトの取付座席側に最も近い乗降ドアが閉から開に操作されたタイミングで、つまり、乗員がシートベルトを装用している最中にではなく、乗員が車両から降りる、あるいは、乗員が車両に乗り込むタイミング(このタイミングでは、乗員は必ずシートベルトを外している)で故障診断が実施されるので、シートベルト装用中の乗員に対して違和感を与えるおそれが全くない。また、シートベルト装用時に故障診断動作を実施するわけではないので、電動モータによる駆動が必要な時にタイミング悪く故障診断動作が行われて、本来の作動自体に悪影響を及ぼす心配も全くない。なお、このように乗員が降車するタイミングで自動的に故障診断が行われた結果は、例えば、次の乗車時に表示したりすることで簡単に知ることができる。
前記のタイミングで行う故障診断の具体的な手段(方法・装置)として、(1)請求項2、8の発明、(2)請求項3、9の発明、(3)請求項4、10の発明、(4)請求項5、11の発明、(5)請求項6、12の発明を採用することができる。
(1)請求項2、8の発明では、リトラクタにシートベルト引き出し動作を強制的に実行させ、その際のモータ(またはリール)の時間当たりの回転量が適正かどうか(つまり正しく回転しているかどうか)を見ることで、正常か異常かを判断することにしている。
(2)請求項3、9の発明では、リトラクタにシートベルト引き出し動作を強制的に実行させ、その際のモータ(またはリール)の時間当たりの回転量が適正かどうかをまず見て、適正な場合は更に引き続いて、リトラクタにシートベルトの巻き取り動作を実行させる。最後までシートベルトを巻き取るとモータはロック(回転停止)するはずであるから、適当な時間経過後にロックが確認されたら、正常と判断する。それ以外の場合は、モータが適正に動作していない可能性があるので、異常と判断することにしている。
(3)請求項4、10の発明では、リトラクタにシートベルト巻き取り動作を強制的に実行させる。最後までシートベルトを巻き取るとモータはロック(回転停止)して、負荷の増大によりモータに流れる電流値が上昇するはずであるから、巻き取り開始してから適当な時間内に電流値の上昇によりロックが確認されたら、正常と判断する。それ以外の場合は、モータが適正に動作していない可能性があるので、異常と判断することにしている。
(4)請求項5、11の発明では、リトラクタにシートベルト引き出し動作を強制的に実行させ、その際のモータに流れる電流が適正であれば、正しくモータが回転していると見なして、正常と判断する。それ以外の場合は、モータが適正に動作していない可能性があるので、異常と判断することにしている。
(5)請求項6、12の発明では、リトラクタにシートベルト引き出し動作を強制的に実行させ、その際のモータに流れる電流が適正であれば、更に、リトラクタにシートベルト巻き取り動作を強制的に実行させる。最後までシートベルトを巻き取るとモータはロック(回転停止)して、負荷の増大によりモータに流れる電流値が上昇するはずであるから、巻き取り開始してから適当な時間内に電流値の上昇によりロックが確認されたら、正常と判断する。それ以外の場合は、モータが適正に動作していない可能性があるので、異常と判断することにしている。
このような故障診断動作を実行することにより、電動モータを含む駆動系の適正な故障診断を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は実施形態の故障診断機能付きシートベルト装置の要部の概略構成を示す図、図2は同シートベルト装置の全体の概要構成を示す図、図3はシートベルトの引き回し経路を概略的に示す図である。
このシートベルト装置は、図2に示すように、乗員Mを座席101に拘束するための3点式のシートベルト(ウェビング)1と、シートベルト1を巻き取ったり引き出したりするリトラクタ10と、シートベルト装置の全般をコントロールする制御装置50と、を備えている。また、図1に示すように、故障診断システムを構成する要素として、車両のイグニッションスイッチのON/OFFを検出するイグニッション検出手段25、シートベルト1の取付座席側に最も近い乗降ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段26、故障の有無を表示するための表示手段56等を備えている。これらの手段としては、車両に通常に備わるイグニッションスイッチ、ドアスイッチ、表示装置などを利用することができる。
シートベルト1は、図2、図3に示すように、座席101の一方側の下部に設けられたフロアアンカー2を起点として、タングプレート3、ショルダアンカー4を経由し、リトラクタ10に巻き付けられている。そして、タングプレート3を、座席101の側部に位置するバックル5に係合させることで、乗員Mを3点で拘束することができるようになっている。
リトラクタ10は、図1に示すように、リトラクタフレーム11上に、シートベルト1を巻回したリール12を回転自在に装備し、リール12を回転させることで、シートベルト1を巻き取ったり引き出したりするものであり、リール12に回転力を付与するための電動モータ20及び巻き取りバネ機構30と、緊急時に作動してリール12のシートベルト引き出し方向への回転のみをロックする緊急ロック機構32と、車両衝突時にシートベルト1に緊急の張力を付与して乗員を拘束するプリテンショナ34と、リール12の回転を検出するポテンショメータ21と、を備えている。電動モータ20は、リール12の軸に直結で設けてもよいが、ベルト16とプーリ14、15を介してリール12の軸に接続している。
この場合のリトラクタ10は、上記の電動モータ20を備えていることにより、必要に応じて電動モータ20を駆動してリール12を回転させることにより、シートベルト1の巻き取り及び引き出しを自動で行うことができる。従って、シートベルト1を外した際の巻き取りについては、巻き取りバネ機構30の力だけを利用して行うことができるが、この電動モータ20の力を更に利用することによって、より迅速に巻き取りを行うことができる。また、シートベルト1の装用時の引き出しについては、巻き取りバネ30の引っ張り力を電動モータ20の力で打ち消すことによって、容易な引き出しを実現することができる。
また、プリテンショナ34の瞬間的な巻き取り量を減らすために、予め車両の衝突予知を行い、衝突前に電動モータ20を作動させてシートベルト1の弛み分を巻き取っておくことにより、その後の衝突の際のプリテンショナ34による拘束性を高めることもできる。
また、制御装置50には、電動モータ20を含む駆動系の故障診断のための構成として、電動モータ20の動作に関わる情報を検出するモータ情報検出手段55と、イグニッション検出手段25の信号により、イグニッションスイッチがOFFの状態であることを検出する第1条件検出手段(IG「ON→OFF」検出手段)51と、ドア開閉検出手段26の信号により、乗降ドアが閉から開に操作されたことを検出する第2条件検出手段(ドア「閉→開」検出手段)52と、これら第1条件検出手段51及び第2条件検出手段52から共に検出信号が出力されたとき、故障診断動作をスタートさせる故障診断タイミング判定手段53と、故障診断タイミング判定手段53の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、電動モータ20に駆動電流を供給し、それに応じたモータ情報検出手段55の出力に基づいて電動モータ20を含む駆動系の故障診断を行う故障診断手段54と、が設けられている。
モータ情報検出手段55は、ポテンショメータ21の出力からリール12やモータ20の回転量を算出する機能、あるいは、電動モータ20に流れる電流の大きさを検出する機能を有する。制御装置50内の各手段は、ハードウェアで構成してあってもよいし、ソフトウェアで構成してあってもよい。
次に制御装置50で実行される処理について説明する。なお、本発明の各実施形態の故障診断方法は、各処理が行われる過程で実施される。
図4は制御装置50において実行されるメインルーチンのフローチャートである。
このメインルーチンは、イグニッションスイッチがONのとき、また、イグニッションスイッチがOFFされた後しばらくの間、また、イグニッションスイッチがOFFされてから、しばらく経過した以降、ドアスイッチが閉→開になった時、適当な間隔で実行されるもので、スタートすると最初のステップS1で各種信号を読み取る。次に、ステップS2で故障FLAGがセット(=1)されているかどうかをチェックする。前回の故障診断時に、故障FLAGがセットされている場合は、このステップS2の判断がYESとなるので、ステップS3にて表示手段に故障表示をさせる。それにより、乗員は、シートベルト装置の駆動系(特に電動モータ20)に異常があることを知ることができる。その場合は、必要な対処を施した後で、故障FLAGをリセットすればよい。
通常時は、故障FLAGがセットされていないので、ステップS2からステップS4〜ステップS6に進み、ここでイグニッションスイッチのON/OFF状態をチェックする。また、ステップS7〜ステップS9でドア開閉スイッチの状態をチェックする。イグニッションスイッチがONである限り、IG・FLAGは「0」であるが、イグニッションスイッチがOFFだと、IG・FLAGが「1」になる。同様に、ドアが閉である限り、ドア・FLAGは「0」であるが、ドアが「閉」から「開」になると、ドア・FLAGが「1」になる。つまり、ステップS4〜ステップS6の処理が、前述の第1条件検出手段(IG「OFF」検出手段)51に相当し、ステップS7〜ステップS9の処理が、前述の第2条件検出手段(ドア「閉→開」検出手段)52に相当する。
ステップS10、11では、これらIG・FLAGとドア・FLAGを監視しており、両方が共に「1」になると、ステップS12に進み、ここで故障診断のサブルーチンを実行する。従って、ステップS10、11が前述の故障診断タイミング判定手段53に相当する。
このように、イグニッションスイッチがOFFの状態で、且つ、シートベルトの取付座席側に最も近い乗降ドアが閉から開に操作されたタイミングで、つまり、乗員がシートベルトを装用している最中にではなく、乗員が車両から降りる、あるいは乗り込むタイミング(このタイミングでは、乗員は必ずシートベルトを外している)で故障診断を実施することになるので、シートベルト1を装用中の乗員Mに対して違和感を与えるおそれが全くない。また、シートベルト1の装用時に故障診断動作を実施するわけではないので、電動モータ20による駆動が必要な時に、タイミング悪く故障診断動作が行われて、本来の作動自体に悪影響を及ぼす心配も全くない。
次に、イグニッションスイッチがOFFの状態で、且つ、シートベルト1の取付座席側に最も近い乗降ドアが閉から開に操作されたタイミングで実行される、各実施形態の故障診断ルーチンについて説明する。
図5は第1例の故障診断ルーチンを示すフローチャートである。
この故障診断ルーチンがスタートすると、最初のステップS101で故障FLAGをリセットし、次のステップS102で電動モータ20に所定の駆動電流(確実に回るレベルの電流)を供給し、ステップS103でそれに応じた電動モータ20の動作に関わる情報を読み取る。そして、ステップS104で、その情報に基づいて電動モータ20を含む駆動系が正常か異常かを判定し、異常の場合はステップS105で故障FLAGをセットして、メインルーチンに戻る。
図6は第2例の故障診断ルーチンを示すフローチャートである。この例においては、モータ情報検出手段55の信号として、リール12(または電動モータ20)の回転量Rを使用する。
この故障診断ルーチンがスタートすると、最初のステップS201で故障FLAGをリセット(「0」)し、次のステップS202で電動モータ20にシートベルト引き出し方向にリール12が回転するよう所定の駆動電流(確実に回るレベルの電流)を供給する。そして、ステップS203にて所定時間t1経過するのを待ち、その後にステップS204でリール21の回転量Rを検出し、ステップS205でリール21の回転量Rが適正範囲内にあるかどうかを判断する。つまり、予め決めてある所定値A1以上で所定値A2以下(即ち、A1≦R≦A2)であるかを判断し、適正範囲内にある場合は、故障診断の結果を正常と判断して処理を終え、それ以外の場合は、異常と判断して、ステップS206で故障FLAGをセットして処理を終える。
このように、本例では、リトラクタ10の電動モータ20にシートベルト引き出し動作を強制的に実行させ、その際のモータ20(またはリール21)の時間当たりの回転量が適正かどうか(つまり正しく回転しているかどうか)を見ることで、正常か異常かを判断する。従って、リール21の回転を見ることで、電動モータ20を含む駆動系の適正な故障診断を容易に行うことができる。
なお、時間t1としては、任意の時間を設定できるが、あまり短すぎると、故障判断できるだけの回転量を稼げないし、あまり長すぎると、判断するのに時間がかかり過ぎてしまう。従って、例えば、通常動作時にリールが数回だけ回転する程度の時間に設定すればよい。また、A1、A2の値としては、時間t1が経過する間に正常に回転したかどうかを確認できる値に設定すればよい。
図7は第3例の故障診断ルーチンを示すフローチャートである。この例においては、モータ情報検出手段55の信号として、リール12(または電動モータ20)の回転量Rを使用する。
この故障診断ルーチンがスタートすると、最初のステップS301で故障FLAGをリセット(「0」)し、次のステップS302で電動モータ20にシートベルト引き出し方向にリール12が回転するよう駆動電流(確実に回るレベルの電流)を供給する。そして、ステップS303にて所定時間t1経過するのを待ち、その後にステップS304でリール21の回転量を検出し、ステップS305でリール21の回転量が適正範囲内にあるかどうかを判断する。つまり、予め決めてある所定値A1以上で所定値A2以下(即ち、A1≦R≦A2)であるかを判断する。ここまでは、第2例と同じである。
適正範囲内にある場合は、更に次のステップS306で、電動モータ20にシートベルト巻き取り方向にリール12が回転するよう所定の駆動電流(確実に回るレベルの電流)を供給する。そして、ステップS307〜309で、予め決めてある所定時間t2内にリール21が回転停止したか否かを判断し、回転停止した場合は、故障診断の結果を正常と判断して処理を終え、それ以外の場合は異常と判断して、ステップS310で故障FLAGをセットして処理を終える。
このように、本例では、リトラクタ10の電動モータ20に、シートベルト引き出し動作を強制的に実行させ、その際のモータ20(またはリール21)の時間当たりの回転量が適正かどうかをまず見て、適正な場合は更に引き続いて、リトラクタ10の電動モータ20にシートベルトの巻き取り動作を実行させる。最後までシートベルト1を巻き取ると、モータ20はロック(回転停止)するはずであるから、適当なt2時間経過後にロック(ロール回転停止)が確認されたら、正常と判断する。それ以外の場合は、モータ20が適正に動作していない可能性があるので、異常と判断する。従って、リール21の回転を見ることで、電動モータ20を含む駆動系の適正な故障診断を容易且つ確実に行うことができる。
なお、時間t2としては、いったん前段で引き出したシートベルト1を再び巻き取った際に、確実に最後まで巻き取れるだけの時間を設定しておけばよい。
図8は第4例の故障診断ルーチンを示すフローチャートである。この例においては、モータ情報検出手段55の信号として、電動モータ20に流れる電流の大きさIを使用する。
この故障診断ルーチンがスタートすると、最初のステップS401で故障FLAGをリセット(「0」)し、次のステップS402で電動モータ20にシートベルト巻き取り方向にリール12が回転するよう所定の駆動電流(確実に回るレベルの電流)を供給する。そして、ステップS403〜406で、予め決めてある所定時間t3内に、モータ情報検出手段55の検出する電動モータ20の電流の大きさIが所定値B以上に達した場合は、故障診断の結果を正常と判断して処理を終え、それ以外の場合は異常と判断して、ステップS407で故障FLAGをセットして処理を終える。
このように、本例では、リトラクタ10の電動モータ20にシートベルト巻き取り動作を強制的に実行させる。最後までシートベルト1を巻き取るとモータ20はロック(回転停止)して、負荷の増大によりモータ20に流れる電流値が上昇するはずであるから、巻き取り開始してから適当な時間t3内に電流値の上昇によりロックが確認されたら、正常と判断する。それ以外の場合は、モータ20が適正に動作していない可能性があるので、異常と判断する。従って、電動モータ20に流れる電流の大きさを見ることで、電動モータ20を含む駆動系の適正な故障診断を容易且つ確実に行うことができる。
なお、時間t3としては、ある程度たるんだ状態のシートベルト1を巻き取った際に、確実に最後まで巻き取れるだけの時間を設定しておけばよい。
図9は第5例の故障診断ルーチンを示すフローチャートである。この例においては、モータ情報検出手段55の信号として、電動モータ20に流れる電流の大きさIを使用する。
この故障診断ルーチンがスタートすると、最初のステップS501で故障FLAGをリセット(「0」)し、次のステップS502で電動モータ20にシートベルト引き出し方向にリール12が回転するよう所定の駆動電流(確実に回るレベルの電流)を供給する。そして、ステップS503〜506で、予め決めてある所定時間t4経過後に、モータ情報検出手段55の検出する電動モータ20の電流の大きさIが適正範囲内にあるかどうかを判断する。つまり、予め決めてある所定値C以上で所定値D以下(即ち、C≦I≦D)であるかを判断し、適正範囲内にある場合は、故障診断の結果を正常と判断して処理を終え、それ以外の場合は異常と判断して、ステップS507で故障FLAGをセットして処理を終える。
このように、本例では、リトラクタ10の電動モータ20にシートベルト引き出し動作を強制的に実行させ、その際のモータ20に流れる電流が適正であれば、正しくモータ20が回転していると見なして、正常と判断する。それ以外の場合は、モータ20が適正に動作していない可能性があるので、異常と判断する。従って、電動モータ20に流れる電流の大きさを見ることで、電動モータ20を含む駆動系の適正な故障診断を容易且つ確実に行うことができる。
なお、時間t4としては、任意の時間を設定できるが、あまり短すぎると、起動負荷の影響が出るし、あまり長すぎると、シートベルトの引き出し過ぎの負荷変動の影響も出る。従って、例えば、通常動作時にリールが数回だけ回転する程度の時間に設定すればよい。また、C、Dの値は、正常動作時の電流値を超えないかどうかを確認できる値に設定すればよい。
図10は第6例の故障診断ルーチンを示すフローチャートである。この例においては、モータ情報検出手段55の信号として、電動モータ20に流れる電流の大きさIを使用する。
この故障診断ルーチンがスタートすると、最初のステップS601で故障FLAGをリセット(「0」)し、次のステップS602で電動モータ20にシートベルト引き出し方向にリール12が回転するよう所定の駆動電流(確実に回るレベルの電流)を供給する。そして、ステップS603〜606で、予め決めてある所定時間t4経過後に、モータ情報検出手段55の検出する電動モータ20の電流の大きさIが適正範囲内にあるかどうかを判断する。つまり、予め決めてある所定値C以上で所定値D以下(即ち、C≦I≦D)であるかを判断する。
適正範囲内にある場合は、更に次のステップS607で、電動モータ20にシートベルト巻き取り方向にリール12が回転するよう所定の駆動電流(確実に回るレベルの電流)を供給する。そして、ステップS608〜611で、予め決めてある所定時間t3内に、モータ情報検出手段55の検出する電動モータ20の電流の大きさIが所定値B以上に達した場合は、故障診断の結果を正常と判断して処理を終え、それ以外の場合は異常と判断して、ステップS612で故障FLAGをセットして処理を終える。
このように、本例では、リトラクタ10の電動モータ20にシートベルト引き出し動作を強制的に実行させ、その際のモータ20に流れる電流が適正であれば、更に、リトラクタ10の電動モータ20にシートベルト巻き取り動作を強制的に実行させる。最後までシートベルト1を巻き取るとモータ20はロック(回転停止)して、負荷の増大によりモータ20に流れる電流値が上昇するはずであるから、巻き取り開始してから適当な時間3内に電流値の上昇によりロックが確認されたら、正常と判断する。それ以外の場合は、モータが適正に動作していない可能性があるので、異常と判断する。従って、電動モータ20に流れる電流の大きさを見ることで、電動モータ20を含む駆動系の適正な故障診断を容易且つ確実に行うことができる。
本発明の実施形態の概略構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるシートベルトの説明図である。 同シートベルトの引き回し経路を示す概略説明図である。 本発明の実施形態で行う処理のうちメーンルーチンの流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の故障診断の内容を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の故障診断の内容を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態の故障診断の内容を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態の故障診断の内容を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態の故障診断の内容を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態の故障診断の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 シートベルト
10 リトラクタ
12 リール
20 電動モータ
21 ポテンショメータ
25 イグニッションスイッチ検出手段
26 ドア開閉検出手段
50 制御装置
51 第1条件検出手段(IG「OFF」検出手段)
52 第2条件検出手段(ドア「閉→開」検出手段)
53 故障診断タイミング判定手段
54 故障診断手段
55 モータ情報検出手段
56 表示手段

Claims (12)

  1. 電動モータによりリールを回転駆動してシートベルトに巻き取り力を付与するリトラクタを備えたシートベルト装置において、
    車両のイグニッションスイッチがOFFの状態で、且つ、前記シートベルトの取付座席側に最も近い乗降ドアが閉から開に操作されたタイミングで、前記電動モータに駆動電流を供給して、それに応じた電動モータの動作に関わる情報を採取し、その情報に基づいて、電動モータを含む駆動系の故障診断を行うことを特徴とするシートベルト装置の故障診断方法。
  2. 前記タイミングで、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間経過後の前記電動モータまたはリールの回転量が適正範囲内にある場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置の故障診断方法。
  3. 前記タイミングで、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間経過後の前記電動モータまたはリールの回転量が適正範囲内にある場合は、更に、前記電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に前記電動モータまたはリールが回転停止した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置の故障診断方法。
  4. 前記タイミングで、前記電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に、電動モータに流れる電流が所定値以上の大きさに達した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置の故障診断方法。
  5. 前記タイミングで、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間後に、電動モータに流れる電流が適正範囲内にある場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置の故障診断方法。
  6. 前記タイミングで、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間後に、電動モータに流れる電流が適正範囲内にある場合は、更に、電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に、電動モータに流れる電流が所定値以上の大きさに達した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置の故障診断方法。
  7. リールを回転駆動してシートベルトに巻き取り力を付与する電動モータを備えたリトラクタと、
    前記電動モータの動作に関わる情報を検出するモータ情報検出手段と、
    車両のイグニッションスイッチのON/OFFを検出するイグニッション検出手段と、
    前記シートベルトの取付座席側に最も近い乗降ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段と、
    前記イグニッション検出手段の信号により、イグニッションスイッチがOFFの状態にあることを検出する第1条件検出手段と、
    前記ドア開閉検出手段の信号により、前記乗降ドアが閉から開に操作されたことを検出する第2条件検出手段と、
    前記第1条件検出手段及び第2条件検出手段から共に検出信号が出力されたとき、故障診断動作をスタートさせる故障診断タイミング判定手段と、
    該故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータに駆動電流を供給し、それに応じた前記モータ情報検出手段の出力に基づいて前記電動モータを含む駆動系の故障診断を行う故障診断手段と、
    を備えることを特徴とする故障診断機能を備えたシートベルト装置。
  8. 前記モータ情報検出手段は、前記電動モータまたはリールの回転を検出する機能を有しており、
    前記故障診断手段は、前記故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間経過後に前記モータ情報検出手段が検出した電動モータまたはリールの回転量が適正範囲内にある場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする請求項7に記載の故障診断機能を備えたシートベルト装置。
  9. 前記モータ情報検出手段は、前記電動モータまたはリールの回転を検出する機能を有しており、
    前記故障診断手段は、前記故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間経過後に前記モータ情報検出手段が検出した電動モータまたはリールの回転量が適正範囲内にある場合は、更に、前記電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に前記モータ情報検出手段が、電動モータまたはリールの回転停止を検出した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする請求項7に記載の故障診断機能を備えたシートベルト装置。
  10. 前記モータ情報検出手段は、前記電動モータに流れる電流の大きさを検出する機能を有しており、
    前記故障診断手段は、前記故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に、前記モータ情報検出手段の検出する電動モータの電流の大きさが所定値以上に達した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする請求項7に記載の故障診断機能を備えたシートベルト装置。
  11. 前記モータ情報検出手段は、前記電動モータに流れる電流の大きさを検出する機能を有しており、
    前記故障診断手段は、前記故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間後に、前記モータ情報検出手段の検出する電動モータの電流の大きさが適正範囲にある場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする請求項7に記載の故障診断機能を備えたシートベルト装置。
  12. 前記モータ情報検出手段は、前記電動モータに流れる電流の大きさを検出する機能を有しており、
    前記故障診断手段は、前記故障診断タイミング判定手段の判定に基づいて故障診断動作がスタートされた際に、前記電動モータにシートベルト引き出し方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間後に、前記モータ情報検出手段の検出する電動モータの電流の大きさが適正範囲にある場合は、更に、前記電動モータにシートベルト巻き取り方向にリールが回転するよう駆動電流を供給し、所定時間内に、前記モータ情報検出手段の検出する電動モータの電流の大きさが所定値以上に達した場合は、故障診断の結果を正常と判断し、それ以外の場合は異常と判断することを特徴とする請求項7に記載の故障診断機能を備えたシートベルト装置。
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