JP4040882B2 - グリーンタイヤ装着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ加硫機内にグリーンタイヤを装着させるグリーンタイヤ装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
グリーンタイヤを加硫する加硫機に於いて、グリーンタイヤを加硫機の所定位置(上・下金型ビードリング部)に装着する従来の方法としては、例えば、ローダ等によりグリーンタイヤを金型位置まで搬送し、下金型の下ビードリング部にグリーンタイヤの下ビード部を載置するのみで、装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図11に示すように、従来の方法によると、加硫工程のシェーピング時において、グリーンタイヤの上ビード部41が、上金型の上ビードリング42の着座部43に対してずれるおそれがあり、また、上ビード部41の位置ずれにより、下ビード部もつられて下ビードリングから多少位置ずれするおそれがある。
従って、グリーンタイヤの上ビード部41が、上ビードリング42の着座部43に対してずれることで、成型するタイヤにツイストやロングトウ等の欠陥が生じてしまう。また、ブラダー44のみによりシェーピングを行うと、この欠陥は生じやすくなり、タイヤの性能の均一性を欠くこととなる。
さらにローダにより移送される際、既にグリーンタイヤが変形している(真円となっていない)場合、ビード部をビードリングに正確に着座させることができないというおそれがある。
【0004】
そこで本発明は、グリーンタイヤのビード部を加硫機のビードリングの着座部に一致させて装着できるグリーンタイヤ装着装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るグリーンタイヤ装着装置は、タイヤ加硫機に設けられるグリーンタイヤ装着装置に於て、ビードリングを該ビードリングの軸心方向に進退させる第一駆動手段と、該軸心を中心軸とする軸状ラム部材と、該軸状ラム部材を該軸心に沿って進退させる第二駆動手段と、径方向に拡縮作動自在の押さえ部材と、該押さえ部材を上記軸心に沿って該ビードリングに接近させる第三駆動手段と、を備え、上記押さえ部材は、リング状円盤部材を径方向の分割面にて分割された複数の弧状部材によって形成されると共に各弧状部材の表面・裏面はビード部当接用平面部を有し、さらに、上記軸状ラム部材の外周面には凹周溝が形成されると共に、上記押さえ部材を径方向に拡縮作動させるリンク手段を設け、該リンク手段は、上記第三駆動手段にて上記軸心方向に往復移動する固定部材と、該固定部材に折曲部が揺動自在に枢着されたL字型リンク部材と、該固定部材に一端部が揺動自在に枢着された直線リンク部材とを、備え、上記L字型リンク部材の一端部は上記凹周溝内に挿入かつ該凹周溝から離脱可能として上記軸状ラム部材の外周面に接触し、さらに、上記L字型リンク部材の他端部と、上記直線リンク部材の他端部は、上記弧状部材に揺動可能に枢着され、上記L字型リンク部材の、上記軸状ラム部材の上記進退に従う、揺動動作により、上記直線リンク部材が共働きして揺動し、上記固定部材及び弧状部材への上記L字型リンク部材・直線リンク部材の4個の枢着点が常に平行四辺形を描き、上記弧状部材は上記軸心に直交する姿勢を保持して上記固定部材と常に平行な姿勢のままで揺動して径方向に拡縮作動するように構成し、拡径状態の上記弧状部材の上記平面部にて、グリーンタイヤのビード部の内面部を、上記ビードリングの着座部側へ押圧するように構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。
【0007】
本発明のグリーンタイヤ装着方法は、グリーンタイヤを加硫するタイヤ加硫機に備えられる装置によるものであり、タイヤ加硫機としては、相対的に接近・離間する上型(第一金型)及び下型(第二金型)と、バグウェル式でローリングインブラダーの中心機構と、を有するもの等に適用される。
【0008】
図1は本発明の実施の一形態を示すグリーンタイヤ装着装置の側部断面図である。
このグリーンタイヤ装着装置は、タイヤ加硫機Sに設けられるものであり、グリーンタイヤTを加硫する金型の一部を構成する上下一対のビードリング1,1(1a,1b)のうちの(一方側の)上ビードリング1aとの共働きにより作動するものである。なお、ビードリング1は、上下とも、グリーンタイヤTのビード部2の外面部2a乃至内周面部2cを着座させる断面凹型の周溝───着座部8───を形成しており、着座部8はビードリング1の軸心Cに対して真円に形成されている。また、軸心Cに直角な方向であってビードリング1の内方側(グリーンタイヤTの内腔部3側)の形状は平面───平面部9───を形成している。
【0009】
グリーンタイヤ装着装置は、軸心Cを中心軸とする軸状ラム部材7と、径方向に拡縮作動自在の分割式押さえ部材4と、上ビードリング1aをビードリング1の軸心C方向に進退させる第一駆動手段11と、軸状ラム部材7を軸心Cに沿って進退させる第二駆動手段12と、押さえ部材4を軸心Cに沿ってビードリング1の平面部9側に接近させる第三駆動手段13と、を備えている。
【0010】
上ビードリング1aは、装着装置が有するビードリング用連結部材14を介して、軸心Cを中心軸とするビードリング用第一円筒部材15に接続され、この第一円筒部材15を軸心Cに沿って進退移動させることで、上ビードリング1aを進退移動させる。また、連結部材14の内方側面は、上ビードリング1aの平面部9と面一(若しくは平面部9より僅かに控えた面)となる平面を形成している。
【0011】
軸状ラム部材7は、加硫金型が有する上型17に対して軸心Cに沿って進退移動するもので、筒状進退部18と、筒状進退部18の先端部側に連結部材19を介してブラダー閉口部当接(位置決め)用の膨出型部材16と、を有している。そして、筒状進退部18の先端部側(連結部材19)外周面には、筒状進退部18の外周面より外径が小さくなる凹周溝20を形成している。この凹周溝20は図1のように型部材16の基端面(上端面)と共に形成すればよい。また、この筒状進退部18は、第一円筒部材15に内挿された状態である。
【0012】
押さえ部材4は、図9に示すように、径方向に分割面4aを形成するリング状円盤部材であり、本発明においては、4つに分割されて弧状部材21…を備えている。また、この分割は4つに限ることはない。そして、図9(a)は径方向縮小状態であり、図9(b)は径方向拡大状態を示しており、この径方向拡縮作動は図1のリンク手段Lにより行われる。
また、この押さえ部材4(弧状部材21…)の表面・裏面は、ビード部2当接用の押さえ平面部4b,4bを夫々形成している。
【0013】
押さえ部材4を拡縮させるリンク手段Lは、図10に示すように、固定部材22と略L字型リンク部材23と直線リンク部材24とを有している。L字型リンク部材23の中心部(折曲部)23aと直線リンク部材24の一端部は、夫々、固定部材22に揺動可能に枢着されており、25,26はこれらの枢着点を示し、枢着点25,26は軸心Cに直角な線上に配置している。そして、L字型リンク部材23の一端部23bは、軸状ラム部材7の凹周溝20内に挿入かつ溝20から離脱可能であり、離脱状態を二点鎖線で示している。なお、溝20からの離脱は軸状ラム部材7が矢印A方向(軸心C方向)へ移動することで自動的に行われる。そして、L字型リンク部材23の他端部と、直線リンク部材24の他端部は、押さえ部材4(弧状部材21)に揺動可能に枢着されており、27,28はこれら枢着点を示し、枢着点27,28は、軸心Cに直角な線上に配置している。
【0014】
従って、L字型リンク部材23の、軸状ラム部材7の動作に従う、揺動動作により、直線リンク部材24が共働きして揺動する(枢着点25,26,27,28が常に平行四辺形を保つ揺動する)ため、押さえ部材4(弧状部材21)は、固定部材22(軸心Cに直角な方向)に常に平行な姿勢のまま揺動してふらつかずに径方向に拡大し、さらに、押さえ部材4に外力が作用してもその姿勢を保持することができる。そして、軸状ラム部材7が図10の実線で示したもとの状態に戻ると、L字型リンク部材23の一端部23bが凹周溝20に自動的に落ち込むよう構成し、これにより、押さえ部材4(弧状部材21)は、そのまま平行な姿勢で揺動して径方向に縮小する。このリンク手段Lにより、押さえ部材4は、図9に示すように、分割面4a同士が離間・接触するよう径方向拡縮作動自在となる。
【0015】
また図1に示すように、リンク手段Lの固定部材22は、第二円筒部材29に連結しており、第二円筒部材29を軸心Cに沿って進退作動させることで、押さえ部材4を進退作動させる。この第二円筒部材29は、第一円筒部材15に外嵌した状態である。即ち、軸心Cを中心軸とし、内から筒状進退部18、第一円筒部材15、第二円筒部材29と三重構造になっている。
【0016】
第一駆動手段11は上ビードリング1aを軸心C方向へ進退させる伸縮駆動手段であり、上ビードリング1aを一端部側に連結した第一円筒部材の他端部側に外鍔部を設け、第一駆動手段11はその外鍔部に接続されている。
第二駆動手段12は、軸状ラム部材7の筒状進退部18を軸心C方向へ進退させる伸縮駆動手段であり、上型17に対して進退する。
第三駆動手段13は、押さえ部材4を軸心C方向へ進退させる伸縮駆動手段であり、押さえ部材4を一端部側に連結した第二円筒部材29の他端部側に外鍔部を設け、第三駆動手段13はその外鍔部に接続されている。さらに、第三駆動手段13は、押さえ部材4を上下ビードリング1a,1b側へ移動させる主駆動手段と、押さえ部材4の拡縮作動を容易にするため、(後に説明する図2の拡縮作動位置Pを設定する)小ストローク(50mm程度)の補助駆動手段を設けてもよい。
第一,第二,第三駆動手段11,12, 13を、例えば流体シリンダー等による伸縮駆動手段とし、また、第二駆動手段12において、筒状進退部18を流体シリンダーの構成部材の一部としてもよい。
【0017】
次に、この装置による、タイヤ加硫機Sのビードリング1にグリーンタイヤTのビード部2の外面部2a乃至内周面部2cを装着させるグリーンタイヤ装着方法について、図1から図8までの側部断面図により説明する。
図1は、グリーンタイヤ(カバー)Tを加硫機Sの所定位置に移送し、グリーンタイヤTの(下部側は図示省略)上下一対のビード部2,2を上下一対のビードリング1a(1b)に夫々近接状態に配設した状態である。この近接状態は、グリーンタイヤTの本体部とビードリング1a,1bとは、所定位置に配設されているが、ビード部2がビードリング1の着座部8の所定着座位置に配設されていない状態である。この初期状態では押さえ部材4は、図9(a)に示す径方向に縮小状態である。
【0018】
次に図2に示すように、第二駆動手段12と第三駆動手段13により、軸状ラム部材7と押さえ部材4とを、グリーンタイヤTの内腔部3へ軸心Cに沿って移動させ、さらに、軸状ラム部材7のみを───押さえ部材4は拡縮作動位置Pに停止させて───さらに移動させる。これによりグリーンタイヤTの内腔部3において、この軸状ラム部材7の進行動作により上述のリンク手段Lが、押さえ部材4を図9(a)から(b)に示すように径方向拡大させる。即ち、別途拡径作動用の駆動手段を設けることなく、押さえ部材4を作動させることができる。
【0019】
そして、図3に示すように、押さえ部材4が拡径状態のまま、上下一対のビードリング1,1のうちの一方(本発明においては下ビードリング1b)に向かって、ビードリング1,1の軸心Cに沿った一方向(下方向:矢印B方向)に移動し、一方側(下方側)のビード部2の内面部2bを押圧し、ビード部2の外面部2a乃至内周面部2cを下ビードリング1bに押し込んで着座させる。
【0020】
この際、押さえ部材4は、一旦、上ビードリング1aから離れた位置(拡縮作動位置P)へ移動して径方向拡径するため、ビード部2が上ビードリング1aから(特に下方側へ)大きく位置ずれしていても、押さえ部材4の外周(外形)部は、拡径動作する際、ビード部2に接触することなく確実に所定形状に拡大する。さらに、この拡径した押さえ部材4の外形状(輪郭)は、ビードリング1の着座部8の外形状(輪郭)以上の大きさとなるため、確実にビード部2の内面部2bを押さえることができ、押さえ部材4の押さえ平面部4bが(平面でもって)ビード部2の内面部2bの全体(大半部)と密接するため、ビード部2への圧接力は(点接触による集中荷重とならず)分布荷重とされ、ビード部2は不良な変形をすることがない。
【0021】
そしてその後、図4に示すように、押さえ部材4が拡径状態のまま一対のビードリング1,1のうちの他方(本発明においては上ビードリング1a)に向かって軸心Cに沿った他方向(上方向:矢印D方向)へ移動し、他方側(上方)のビード部2の内面部2bを押圧し、ビード部2の外面部2a乃至内周面部2cを上ビードリング1aに押し込んで着座させる。そして、上述と同様に、確実にビード部2の内面部2bを押さえ、押さえ部材4の上記の押さえ平面部4bと反対面側の押さえ平面部4bが(平面でもって)ビード部2の内面部2bの全体(大半部)と密接するため、ビード部2への圧接力は(点接触による集中荷重とならず)分布荷重とされ、ビード部2は不良な変形をすることがない。
【0022】
これにより、グリーンタイヤTの一対のビード部2,2の外面部2a,2a乃至内周面部2c,2cを夫々、タイヤ加硫機Sの上下一対のビードリング1,1の着座部8,8に、一致するように装着させることができる。即ち、位置ずれ(芯ずれ)したグリーンタイヤTのビード部2を、ビードリング1に押し込んで真円とし、センタリングを行うことができる。
押さえ部材4によりビード部2を押し込んで装着した状態は、図3と図4に示すように、押さえ部材4の押さえ平面部4bとビードリング1の着座部8とによりビード部2を挟んだ状態となる。
また、本発明においては、ビード部2の装着を、下ビードリング1b側を先に行い、後に上ビードリング1a側を行ったが、反対としても良い。
【0023】
そして、図5に示すように、押さえ部材4を拡縮作動位置Pに移動させ、軸状ラム部材7を(ブラダーの加圧膨張に伴い)後退(矢印E)させ、押さえ部材4を径方向に縮小させる。
グリーンタイヤTのビード部2がビードリング1に押し込まれた後、図6に示すように、押さえ部材4と軸状ラム部材7とを初期状態まで後退させ(上限位置に戻して)シェーピングを行うと同時に、加硫機Sのタイヤ加硫用金型の上型17と下型30とを全閉させる。
【0024】
図6に示すように、ビード部2をビードリング1に着座させた後、加硫機Sにより加硫作業を行う前に、タイヤ加硫機Sのブラダー5に加硫媒体6を充填し、ブラダー5をグリーンタイヤTの内周面に圧着させる。
なお、図示省略するが、シェーピング時において、ブラダー5とグリーンタイヤTの内周面との間のエアーを抜くために、ビードリング1にエアー抜き孔を配設している。
【0025】
そして、加硫工程終了後、図7に示すように軸状ラム部材7を進行(矢印F)させてリンク手段Lにより押さえ部材4を拡径させ、押さえ部材4の押さえ平面部4bと上ビードリング1aの着座部8とにより、ビード部2を挟んだ状態とする。その後、金型の上型17と下型30とを開き、さらに、図8に示すように、上ビードリング1aと軸状ラム部材7と押さえ部材4とを(第一,第二,第三駆動手段11,12,13を)同調させて、矢印G方向に移動させ、上型17と引き離し、タイヤT′を上型17から引き剥がす。そして、押さえ部材4と上ビードリング1aとによりタイヤT′を上付き状態とし、図示省略するが、軸状ラム部材7のみを後退(上昇させ)させて押さえ部材4を径方向縮小させ、加硫後のタイヤT′をシュートに自由落下させる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は上述の構成により次のような効果を奏する。
グリーンタイヤTのビード部2の内面部2bを確実にビードリング1側へ、平面(平面部4b)でもって押圧させつつ、ビード部2を、ビードリング1の着座部8に一致するように、確実に装着することができる。しかも、押さえ部材4(弧状部材 21 )は、軸心Cと直交面状の姿勢を安定して保持し、押さえ部材4に外力が作用してもその姿勢を常に保持することができるので、一層、ビード部2を確実に装着することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装着装置の実施の一形態を示す側部断面図である。
【図2】 押さえ部材が径方向に拡大した状態の断面図である。
【図3】 押さえ部材が一方側のビード部を押圧した状態の断面図である。
【図4】 押さえ部材が他方側のビード部を押圧した状態の断面図である。
【図5】 押さえ部材が径方向に縮小する前の状態の断面図である。
【図6】 加硫状態の断面図である。
【図7】 加硫後の断面図である。
【図8】 加硫後の断面図である。
【図9】 押さえ部材の平面図である。
【図10】 リンク手段を説明する説明図である。
【図11】 従来のビード部の装着状態を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ビードリング
2 ビード部
2a 外面部
2b 内面部
2c 内周面部
3 内腔部
4 押さえ部材
4a 分割面
4b 押さえ平面部
5 ブラダー
6 加硫媒体
7 軸状ラム部材
8 着座部
11 第一駆動手段
12 第二駆動手段
13 第三駆動手段
20 凹周溝
21 弧状部材
22 固定部材
23 L字型リンク部材
23 a 折曲部(中心部)
23 b 一端部
24 直線リンク部材
25, 26, 27, 28 枢着点
C 軸心
L リンク手段
S タイヤ加硫機
T グリーンタイヤ
Claims (1)
- タイヤ加硫機(S)に設けられるグリーンタイヤ装着装置に於て、ビードリング(1)を該ビードリング(1)の軸心(C)方向に進退させる第一駆動手段(11)と、該軸心Cを中心軸とする軸状ラム部材(7)と、該軸状ラム部材(7)を該軸心(C)に沿って進退させる第二駆動手段(12)と、径方向に拡縮作動自在の押さえ部材(4)と、該押さえ部材(4)を上記軸心(C)に沿って該ビードリング(1)に接近させる第三駆動手段(13)と、を備え、上記押さえ部材(4)は、リング状円盤部材を径方向の分割面(4a)にて分割された複数の弧状部材( 21 )によって形成されると共に各弧状部材( 21 )の表面・裏面はビード部当接用平面部 ( 4b )( 4b ) を有し、さらに、上記軸状ラム部材(7)の外周面には凹周溝( 20 )が形成されると共に、上記押さえ部材(4)を径方向に拡縮作動させるリンク手段(L)を設け、該リンク手段(L)は、上記第三駆動手段( 13 )にて上記軸心(C)方向に往復移動する固定部材( 22 )と、該固定部材( 22 )に折曲部( 23 a)が揺動自在に枢着されたL字型リンク部材( 23 )と、該固定部材( 22 )に一端部が揺動自在に枢着された直線リンク部材( 24 )とを、備え、上記L字型リンク部材( 23 )の一端部( 23 b)は上記凹周溝( 20 )内に挿入かつ該凹周溝( 20 )から離脱可能として上記軸状ラム部材(7)の外周面に接触し、さらに、上記L字型リンク部材( 23 )の他端部と、上記直線リンク部材( 24 )の他端部は、上記弧状部材( 21 )に揺動可能に枢着され、上記L字型リンク部材( 23 )の、上記軸状ラム部材(7)の上記進退に従う、揺動動作により、上記直線リンク部材( 24 )が共働きして揺動し、上記固定部材( 22 )及び弧状部材( 21 )への上記L字型リンク部材( 23 )・直線リンク部材( 24 )の4個の枢着点 (25)(26)(27)(28) が常に平行四辺形を描き、上記弧状部材( 21 )は上記軸心(C)に直交する姿勢を保持して上記固定部材( 22 )と常に平行な姿勢のままで揺動して径方向に拡縮作動するように構成し、拡径状態の上記弧状部材( 21 )の上記平面部(4b)にて、グリーンタイヤ(T)のビード部(2)の内面部(2b)を、上記ビードリング(1)の着座部(8)側へ押圧するように構成したことを特徴とするグリーンタイヤ装着装置。
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