JP4035079B2 - トンネル拡幅工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の通行が確保された活線状態で既設トンネルの拡幅工事を施工するトンネル拡幅工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の拡幅工事は、通行車両の大型化や交通量の増大に対応して行われているが、拡幅工事による交通規制や周辺環境への影響をできるだけ少なくすると共に、通行車両並びに拡幅作業者の安全確保を図る必要があり、これらを達成するためには特に工期の短縮を図ることが最も重要である。
【0003】
拡幅工法としては各種の提案がなされているが、その一つとして既設トンネル内に移動式のプロテクターを設置し、このプロテクターによって内部に1車線程度の車両通行空間を確保すると共に、プロテクターの外側で既設トンネルの解体と撤去並びに、拡幅作業による新設トンネルの施工を順次行う拡幅工法がある。(特許文献1〜10)
【0004】
特許文献1(特開平8−135883)、特許文献2(特開平10−252376)、特許文献3(特開2000−265777)、特許文献4(特開2000−328871)、特許文献5(特開2000−345788)、特許文献6(特開2001−3677)、特許文献7(特開2001−82099)、特許文献8(特開2001−123798)、特許文献9(特開2002−4756)、特許文献10(特開2002−235495)。
【0005】
これらの提案によると、上記した課題の多くは達成することができるが、まだ改善する余地は残されており、例えば既設トンネルの覆工コンクリート解体作業と拡幅掘削作業とを同時施工する場合には、拡幅掘削作業中に固い覆工コンクリートの破砕作業を必要とするので、作業能率が著しく低下する。
【0006】
また、拡幅掘削した新設トンネルの内壁面に対し、一次覆工用コンクリートの吹付け作業を行う場合に、拡幅切羽の後方側にコンクリート吹付機を配置して行うと、支保工の建込み作業やロックボルトの打設作業の工事用設備と交錯するので、その入れ替え作業で作業能率の向上及び安全作業の確保が阻害される。
【0007】
また、一次覆工用コンクリートの吹付け作業を行う場合に、吹付け材を圧縮空気と共にノズルから高圧噴射するエア圧送式で行うと、粉塵の発生やリバウンドによって坑内環境や周辺環境を悪化する恐れがあると共に、粉塵による作業環境を改善するためには大掛かりな換気設備が必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明では、これら従来技術の課題を解決し得るトンネル拡幅工法を提供するものであり、特に拡幅掘削作業の作業能率を向上すること、一次覆工用コンクリートの吹付け作業を容易にすること、吹付け作業における粉塵の発生やリバウンドを低減すると共に、粉塵による作業環境の悪化を簡単な設備で容易に改善すること、などを主たる目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、既設トンネル内に移動式のプロテクターを設置して内部に車両通行空間を確保すると共に、プロテクターの外側で既設トンネルの解体・撤去並びに拡幅作業を行って新設トンネルを施工するトンネル拡幅工法を実施対象とするものである。
【0010】
本発明のトンネル拡幅工法は、拡幅切羽の前方側である既設トンネル側に水平移動並びに旋回移動可能な移動吹付け機を設置し、この移動吹付け機の吹付け機本体を拡幅した新設トンネル側に突設させ、拡幅した新設トンネルの内壁面に対して一次覆工コンクリートを吹付けする。
【0011】
このトンネル拡幅工法によると、既設トンネル側から新設トンネル側に吹付け機本体を突出させて吹付け作業が行われるので、新設トンネル側に吹付け機を設けて吹付け作業を行う従来技術のように、一定長さの拡幅掘削作業が終了した時点で、拡幅掘削設備を撤去して吹付け設備と交換する作業が不要であり、拡幅掘削設備を僅かに後退させただけで吹付け作業を行う事ができ、作業能率の向上並びに安全作業の確保を図ることができる。
【0012】
前記トンネル拡幅工法では、拡幅切羽の前方側である既設トンネル側に水平移動並びに旋回移動可能な移動切削機を設置し、この移動切削機で既設トンネルの覆工コンクリートを所定の厚さ分だけ先行切削すると共に、拡幅切羽の後方側に設けた別の掘削手段で残りの覆工コンクリートを含む拡幅部の掘削を行う実施形態を採ることができる。
【0013】
このトンネル拡幅工法によると、既設トンネル側に設置した移動切削機で覆工コンクリートを所定の厚さ分だけ先行切削することによって、拡幅切羽における拡幅掘削作業を容易且つ高能率で行うことが可能であり、工期の短縮を図って交通規制や周辺環境に対する影響を軽減できる。
【0014】
前記トンネル拡幅工法では、プロテクター外側の作業領域の前後に隔壁部材を設けて内外を区分し、前記移動吹付け機の吹付け機本体には回転投射式の吹付け機を用いると共に、既設トンネル側には配管を介して連結したスクラバタンクと吸引ファンによる空気浄化装置を設けた実施形態を採ることができる。
【0015】
このトンネル拡幅工法によると、回転投射式の吹付け機を用いることによって粉塵の発生やリバウンドを軽減すると共に、発生した粉塵は狭い既設トンネル側の作業領域にも容易に設置できる小型で且つ安価なスクラバタンクと吸引ファンによる空気浄化装置によって除去し、坑内の作業環境や周辺環境を容易に改善することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のトンネル拡幅工法について、本発明を適用した実施形態である図1〜7に基づいて詳細に説明するが、図1は拡幅工法を実施する工程図、図2は拡幅作業中におけるトンネルの縦断面図、図3は図2のIII−III線に沿った要部縦断面図、図4は図2のIV−IV線に沿った要部縦断面図、図5は移動式拡幅装置の要部拡大図、図6は移動吹付け機の要部拡大図、図7は図6のVII−VII線に沿った要部縦断面図、を示す。
【0017】
既設トンネル1に対し、覆工コンクリート2の内側には一定の間隔で架台3Aを設けて内外を遮蔽すると共に、架台3Aの下端側に車輪付きの走行部3Bを装着した移動式のプロテクター3を設置し、少なくとも1車線の車両4が通行可能な活線通路5を確保し、またプロテクター3には必要に応じて活線通路5内に、ガードレール付きの歩道6を設ける。
【0018】
プロテクター3は、拡幅する既設トンネル1の全長に渡るような長尺に形成すると、組立や設置及び解体や撤去などに要する作業時間が長くなり、これによって交通規制する期間が長くなるので、全長が約60m程度の短尺にして作業時間の短縮を図ると共に、予め外部で仮組みをした後にトンネル内に搬入して容易且つ短時間で組み付けできるように、分割ユニット化しておくと良い。
【0019】
プロテクター3の外周には、既設トンネル1の上部半断面の覆工コンクリート2を先行切削する移動切削機7と、先行切削した覆工コンクリート2のずりを下部半断面の坑底部側へ排出する移動ずり排出機8と、拡幅した新設トンネル11の内壁面12の上部半断面側に一次覆工を行う移動吹付け機9を配備すると共に、これらの機械をプロテクター3の外周に沿って移動させる移動手段10を設け、これらによって移動式拡幅装置13が構成されている。
【0020】
移動手段10は、移動切削機7と移動ずり排出機8を既設トンネル1の長手方向に沿って水平移動させると共に、移動切削機7を既設トンネル1の上部半断面に沿って旋回移動させる第1の移動手段10Aと、移動吹付け機9を既設トンネル1の上部半断面に沿って旋回移動させる第2の移動手段10Bとで構成され、プロテクター3の上部半断面側の外周に装着されている。
【0021】
移動手段10は、既設トンネル1の長手方向に沿って直線状に形成し、内周方向に沿って所定間隔毎に並設した第1及び第2の移動手段10A,10Bが共用する水平移動用の案内部材14と、既設トンネル1の内周方向に沿って半円形に形成した旋回移動用の案内部材15(15A,15B)と直交状に配置し、案内部材14には水平移動体16,17が摺動可能に装着されている。
【0022】
また、水平移動体16には案内部材15Aと移動ずり排出機8を、水平移動体17には案内部材15Bをそれぞれ連結すると共に、水平移動体16,17とプロテクター3との間に、油圧シリンダその他公知の直線往復移動機構による水平駆動手段18,19を装着し、水平駆動手段18の操作で水平移動体16を水平移動すると、案内部材15Aと移動ずり排出機8が案内部材14に沿って連動して水平移動され,水平駆動手段19の操作で水平移動体17を水平移動すると案内部材15Bが案内部材14に沿って水平移動される。
【0023】
移動手段10(10A,10B)は、案内部材15(15A,15B)に旋回駆動機構が装着されているが、この旋回駆動機構は例えば外周面にラックを形成した滑り輪と、ラックに噛合するピニオン歯車を形成した旋回移動体20(20A,20B)を案内部材15内へ摺動可能に装着すると共に、旋回移動体20の軸心には減速機付きのモータ21(21A,21B)を装着し、モータ21の回転駆動で旋回移動体が案内部材15に沿って旋回移動するようにしている。
【0024】
移動切削機7は、基部側を旋回移動体20Aに連結した支持板22の先端側に、一端側を枢着して他端側にジャッキ23を介在させて起伏可能に切削機本体24が装着され、この切削機本体24には例えば自由断面掘削機などを用い、移動手段10Aによって既設トンネル1の先端側へ案内部材14に沿って水平移動させると共に、案内部材15Aに沿って旋回移動させながら、覆工コンクリート2を内周面側から所定の厚さで先行切削し、後続の拡幅掘削を容易にする。
【0025】
移動ずり排出機8は、プロテクター3の外周に沿って半円状に形成した排出板25と、排出板25の両側の下端部に装着したホッパー26とで構成され、排出板25を水平移動体16に連結して移動切削機7と連動しながら、既設トンネル1の先端側へ案内部材14に沿って水平移動され、切削機本体24で切削した覆工コンクリート2のずりを、排出板25とホッパー26を介して下半部断面の坑底部側へ排出し、ベルトコンベア27で外部へ移送する。
【0026】
移動吹付け機9は、基部側を旋回移動体20Bに連結した支持軸28の先端に対し、半径方向へ伸縮作動が可能なアームを介して吹付け機本体29が装着されており、移動手段10Bによって案内部材14に沿って水平移動させると共に、案内部材15Bに沿って旋回移動させながら拡幅掘削した新設トンネル11側の内壁面12に対し、吹付け機本体29から覆工コンクリートを吹付け、一次覆工コンクリート36を施す。
【0027】
移動吹付け機9は、新設トンネル11側で掘削作業が行われている時には既設トンネル1側で待機し、一定長さの拡幅掘削作業が終了した時に既設トンネル1の後端側へ水平移動して、吹付け機本体29を新設トンネル11側に突出させた状態で、支保工の建て込みを行った内壁面12に対して吹付け作業が行われるが、吹付け機本体29には移送管30を介してライニング材と急結材が供給され、内蔵した撹拌混合部で混練りした覆工コンクリートの吹付けを行う。
【0028】
この移動吹付け機9では、拡幅掘削時に既設トンネル1側で待機すると共に、既設トンネル1側から新設トンネル11側に吹付け機本体29を突出させて吹付け作業が行われるので、新設トンネル11側に吹付け機を設けて吹付け作業を行う従来技術のように、一定長さの拡幅掘削作業が終了した時点で、拡幅掘削設備を撤去して吹付け設備と交換する作業が不要であり、拡幅掘削設備を僅かに後退させただけで吹付け作業を行う事ができ、作業能率の向上並びに安全作業の確保を図ることができる。
【0029】
吹付け機本体29は、ライニング材を高圧エアで吹付けるエア圧送式を含む公知の各種吹付け機の使用が可能であるが、坑内で多量の粉塵を発生させて作業環境を悪化させたり、坑外へ流出させて周辺環境を悪化させる恐れがあると共に、発生した粉塵を処理するために大掛かりな粉塵処理設備を設けると不経済であるだけではなく、狭い坑内で他の作業を阻害して作業能率を低下させる。
【0030】
そのために、吹付け機本体29には粉塵の発生量及びリバウンドを少なくするように、高圧エアを用いないでライニング材を回転するインペラの遠心力で投射する回転投射式の吹付け機を使用することが望ましく、この回転投射式の吹付け機としては各種の提案がなされている。
【0031】
特に、本件出願人は例えば特開平11−294094号や特開2000−186497号などによって既に幾つかの提案を行っており、これらの回転投射式の吹付け機の場合には、撹拌混合手段の工夫によって粉塵の発生量及びリバウンドを著しく軽減することが可能であるから、図示の実施形態では吹付け機本体29として使用している。
【0032】
移動式拡幅装置13は、外部で分割ユニット化したプロテクター3を外部で仮組みした後に、トンネル内に搬入して組み付けを行うことによって、トンネル内における作業時間を短縮すると共に、プロテクター3や移動式拡幅装置13を仮組みしている間に、既設トンネル1内では覆工コンクリート2の背面側に崩壊する恐れのある岩盤の緩みなどが有るか点検し、必要に応じて薬液注入やロックボルトによる事前補強工を上記作業と並行して行い、作業時間の短縮を図る。
【0033】
既設トンネル1内には、移動式拡幅装置13を駆動するための油圧を供給する油圧ユニット31や、粉塵を含む汚染空気を吸引して浄化させる空気浄化装置32などを設け、プロテクター3の外周と既設トンネル1及び新設トンネル11の内周の間には、作業領域の内外を遮蔽する隔壁部材33を既設トンネル1側及び新設トンネル11側(新設トンネル11側の図示は省略)に設け、外部へ粉塵や騒音が拡散しないようにしている。
【0034】
空気浄化装置32は、粉塵を含む汚染空気を吸引して集塵用水と接触させ、粉塵を集塵用水中に捕集して空気と分離させるスクラバタンク32Aと、内蔵した吸引ファンでスクラバタンク32A内の空気を配管を介して吸引すると共に、吸引した空気を浄化して作業領域の外部又は内部に排気する送風機32Bで構成され、このスクラバタンク32Aとしては、小型で狭い作業空間に設置できることから、例えば本件出願人が先に特願平2001−377347号で提案した「集塵装置のスクラバタンク」が好適である。
【0035】
以上のように、既設トンネル1の上部側半断面では移動式拡幅装置13の移動手段10Aを操作しながら、移動切削機7によって既設トンネル1の覆工コンクリート2の一部を一定の長さで順次先行切削して油圧ブレーカ34による覆工コンクリート2の全部を含む後続の拡幅掘削を容易且つ能率的に行い、先行切削した覆工コンクリート2のずりを移動ずり排出機8で坑底部に排出して移送すると共に、移動式拡幅装置13の移動手段10Bを操作しながら、移動吹付け機9によって拡幅掘削した新設トンネル11の内壁面12に対し、一次覆工コンクリート36が順次施工される。
【0036】
一方、新設トンネル11側には作業工程に応じて各種の作業用機械を入れ替えながら拡幅作業が行われるが、新設トンネル11側の作業区域は上部半断面と下部半断面とに区分し、例えば図2で示す掘削工程の場合にはプロテクター3上に配備した油圧ブレーカ34で上部半断面の掘削作業を行い、ずりを下部半断面側へ落下させると共に、坑底部に配備したブレーカ付きシャフローダ35で下部半断面の掘削作業とずり出し作業が行なわれる。
【0037】
このように、拡幅掘削して一次覆工コンクリート36を施した新設トンネル11の内壁面12に対してロックボルトを打ち込むと共に、当該内壁面12に防水シートを張設するシート張り作業を順次繰り返しながらトンネル全長の拡幅を行った後に、プロテクター3及び移動式拡幅装置13を坑外へ移送して解体撤去を行い、二次覆工及び舗装工を順次施して拡幅工事を完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトンネル拡幅工法を適用した実施形態による拡幅工法の工程図。
【図2】図1の拡幅作業中におけるトンネルの縦断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿った要部縦断面図。
【図4】図2のIV−IV線に沿った要部縦断面図。
【図5】本発明のトンネル拡幅工法を実施する移動式拡幅装置の要部拡大図。
【図6】図5の移動式拡幅装置における移動吹付け機の要部拡大図。
【図7】図6のVII−VII線に沿った要部縦断面図。
【符号の説明】
1 既設トンネル
2 覆工コンクリート
3 (移動式の)プロテクター
4 車両
5 活線通路
6 歩道
7 移動切削機
8 移動ずり排出機
9 移動吹付け機
10 移動手段
11 新設トンネル
12 内壁面
13 移動式拡幅装置
14 (水平移動用の)案内部材
15 (旋回移動用の)案内部材
16,17 水平移動体
18,19 水平駆動手段
20 旋回移動体
21 モータ
22 支持板
23 ジャッキ
24 切削機本体
25 排出板
26 ホッパー
27 ベルトコンベア
28 支持軸
29 吹付け機本体
30 給送管
31 油圧ユニット
32 空気浄化装置
32A スクラバタンク
32B 送風機
33 隔壁部材
34 油圧ブレーカ
35 シャフローダ

Claims (3)

  1. 既設トンネル内に移動式のプロテクターを設置して内部に車両通行空間を確保すると共に、プロテクターの外側で既設トンネルの解体・撤去並びに拡幅作業を行って新設トンネルを施工するトンネル拡幅工法において、
    拡幅切羽の前方側である既設トンネル側に水平移動並びに旋回移動可能な移動吹付け機を設置し、この移動吹付け機の吹付け機本体を拡幅した新設トンネル側に突設させ、拡幅した新設トンネルの内壁面に対して一次覆工コンクリートを吹付けすることを特徴としたトンネル拡幅工法。
  2. 拡幅切羽の前方側である既設トンネル側に水平移動並びに旋回移動可能な移動切削機を設置し、この移動切削機で既設トンネルの覆工コンクリートを所定の厚さ分だけ先行切削すると共に、拡幅切羽の後方側に設けた別の掘削手段で残りの覆工コンクリートを含む拡幅部の掘削を行う請求項1に記載したトンネル拡幅工法。
  3. プロテクター外側の作業領域の前後に隔壁部材を設けて内外を区分し、前記移動吹付け機の吹付け機本体には回転投射式の吹付け機を用いると共に、既設トンネル側には配管を介して連結したスクラバタンクと吸引ファンによる空気浄化装置を設けた請求項1又は2に記載したトンネル拡幅工法。
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