JP4032500B2 - 車両用ドア解錠装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、指紋検出器によって検出された指紋が予め登録されたものに該当するか否かを判定し、上記指紋が予め登録されたものに該当することが確認された場合に、ドアロック機構をアンロック状態とするように制御する車両用ドア解錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平6−72291号公報に示されるように、指紋検出器(指紋識別器)を自動車のエンジンキーまたは自動車のドアキーとして使用し、本人または登録してある人が指紋検出器に指を当てることにより、本人または登録している人と認識したとき、ドアが開きまたはエンジンがスタートするように構成された自動車用キーシステムが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成によれば、自動車のドア部外面等に設置された指紋検出器に操作者の指を押し付けて指紋を照合し、この指紋が予め登録されたものに該当することが確認された場合に、ドアロック機構をアンロック状態とすることにより、ドアキー等を使用することなく、ドアの施錠状態を解除してドアを開放できるという利点がある。しかし、上記指紋検出器に運転者等の指を押し付けて指紋を照合することによるドアロック機構のアンロック操作と、ドアハンドルを把持してドアラッチを開放位置に変位させる操作とを個別に行なわなければならないので、ドアキーを使用した場合に比べて利便性をそれ程向上させることができないという問題があった。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑み、ドアロック機構をアンロック状態とする操作と、ドアラッチを開放位置に変位させる操作とを連続して容易に行なうことができる車両用ドア解錠装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、指紋を検出する指紋検出器と、この指紋検出器によって検出された指紋が予め登録されたものに該当するか否かを判定する指紋判定手段と、この指紋判定手段において上記指紋が予め登録されたものに該当することが確認された場合に、ドアロック機構を制御するドアロック制御手段とを備え、ドアを開放操作する際に把持されるドアハンドルの把持面に上記指紋検出器を配設し、上記指紋検出器によって検出された指紋が右手のものであるか、左手のものであるかを判定してその一方であることが確認された場合に、ドアロック制御手段によってドアロック機構をアンロック状態とし、かつ右手または左手の他方であることが確認された場合に、ドアロック制御手段によってドアロック機構をロック状態とするように構成したものである。
【0006】
上記構成によれば、ドアハンドルを把持してこのドアハンドルをドア開放位置に操作する際に、ドアハンドルの把持面に設けられた指紋検出器によって指紋が検出され、この指紋が予め登録されたものに該当するか否かが判定される。この判定の結果、予め登録された正規の操作者がドアハンドルを把持したことが確認された場合に、さらに上記指紋が右手のものであるか左手のものであるかが判定される。そして、上記判定結果に応じて操作者がドアロック機構をアンロック状態とすることを意図しているのか、ロック状態とすることを意図しているのかが判別され、この判別結果に応じて上記ドアロック機構をアンロック状態とし、あるいはロック状態とする制御が実行されることになる。
【0007】
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の車両用ドア解錠装置において、ドアの開放方向に引き操作されるように支持されたドアハンドルの裏面側に位置する把持面に指紋検出器を配設したものである。
【0008】
上記構成によれば、ドアハンドルを把持してこのドアハンドルを引き操作してドアを開放する際に、ドアハンドルの裏面側に設けられた指紋検出器によって指紋が検出され、この指紋が予め登録されたものに該当するか否かが指紋判定手段によって判定されることになる。
【0009】
請求項3に係る発明は、上記請求項2記載の車両用ドア解錠装置において、ドアの外面に形成された操作用凹部の側面を覆うようにドアハンドルを設置するとともに、上記操作用凹部の下方に操作者の指が挿入される開口部を形成したものである。
【0010】
上記構成によれば、操作用凹部の下方に設けられた開口部からドアハンドルの裏面側に指を挿入してドアハンドルを把持した状態で、このドアハンドルをドア開放方向に引き操作する際に、ドアハンドルの裏面側に設けられた指紋検出器によって指紋が検出され、この指紋が予め登録されたものに該当するか否かが指紋判定手段によって判定されることになる。
【0011】
請求項4に係る発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両用ドア解錠装置において、ドアロック機構がロック状態となった時点から一定時間に亘り、ドアロック機構のアンロック状態とする制御の実行を禁止するように構成したものである。
【0012】
上記構成によれば、ドアロック機構をロック状態とする操作が行なわれた直後に、操作者がロック状態の適否を確認するためにドアハンドルを把持してドアの開放方向に引き操作した場合に、上記ドアロック機構のアンロック操作が禁止されることにより、このドアロック機構が操作者の意図に反してアンロック状態となるのが防止されることになる。
【0013】
請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車両用ドア解錠装置において、操作者がドアハンドルの操作状態にあるか否かを検出する操作状態検出手段と、この操作状態検出手段の検出信号に応じて操作者がドアハンドルの操作状態にあることが確認された時点で、指紋検出器に作動指令信号を出力する作動制御手段とを備えたものである。
【0014】
上記構成によれば、操作状態検出手段の検出信号に応じて操作者がドアハンドルの操作状態あることが確認されるまでは、指紋検出器が停止状態に維持され、上記検出信号に応じて操作者がドアハンドルの操作状態にあり、操作者がドア操作を行う意思があることが確認された時点で、指紋検出器が作動状態となって指紋の検出が開始され、この指紋が予め登録されたものに該当するか否かの判定が行われることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る車両用ドア解錠装置の実施形態を示している。この車両用ドア解錠装置は、ドア1の外面に設けられたドアハンドル2と、このドアハンドル2の裏面側に位置する把持面3に設けられた指紋検出器4と、ドア1内に配設されたドアロック機構5と、このドアロック機構5の駆動部6を制御する制御ユニット7と、上記ドアハンドル2の操作量を検出するロータリエンコーダ等からなる操作量検出手段8とを有している。
【0016】
上記ドアハンドル2は、ドア1の外面に設けられた操作用凹部9の側面を覆うように設置されるとともに、上辺部に設けられたヒンジ部10を支点にして回転自在に支持されている。また、上記操作用凹部9の下方には、操作者の指が挿入される開口部11がドアハンドル2の下辺部に沿って形成されている。上記開口部11から操作用凹部9内に挿入された指によってドアハンドル2が把持された状態で、ドア1の開放方向に引き操作されることにより、上記ヒンジ部10を支点にドアハンドル2が回転し、このドアハンドル2の操作量が所定値となった時点で、後述するドアラッチによるドア1の係止状態が解除されてドア1が閉止位置から開放位置に移行するようになっている。
【0017】
上記指紋検出器4は、数μmの光ファイバを束ねてなるマルチファイバ構造の光透過性プレートまたはレンズ等からなる保護プレート13と、この保護プレート13に当接した指のデータを読み取って指紋を検出するCCD等からなるセンサ14とを有し、このセンサ14により読み取った指紋の検出データを上記制御ユニット7に出力するように構成されている。また、上記指紋検出器4は、ドアハンドル2の裏面側に位置する把持面3において、操作者の指が当接する位置に配設されている。
【0018】
上記ドアロック機構5は、例えば図2および図3に示すように、車体側に設けられたドアラッチ15と、ドア側に設けられたストライカ16と、このストライカ16と上記ドアラッチ15とを係合状態にロックするロック部17とを有し、このロック部17が電動モータまたはソレノイドアクチュエータ等からなる駆動部6によって駆動されるように構成されている。そして、ドア1の閉止状態においては、図2に示すように、ドア1に設けられたストライカ16の移動が上記ロック部17によって規制されることにより、ドアロック機構5がロック状態となってドア1の開放操作が禁止されている。また、ドア1を開放する際には、図3に示すように、上記駆動部6によってロック部17をアンロック位置に回動変位させることにより、ドアロック機構5がアンロック状態となってドア1の開放操作が許容されるようになっている。
【0019】
上記制御ユニット7は、図4に示すように、登録手段18によって予め登録された指紋のデータを記憶する指紋データ記憶手段19と、この指紋データ記憶手段19から読み出された指紋データと、上記指紋検出器4によって検出された指紋データとを照合することにより、検出された指紋が予め登録されたものに該当するか否かを判定する指紋判定手段20と、この指紋判定手段20の判定結果に対応した制御信号を上記ドアロック機構5の駆動部6に出力するドアロック制御手段21と、上記操作量検出手段8の検出信号に応じて指紋検出器4に作動指令信号を出力する作動制御手段22とを有している。
【0020】
この作動制御手段22は、操作者がドアハンドル2の操作状態にあるか否かを検出する機能を有する上記操作量検出手段8の検出信号に応じて操作者がドアハンドル2の操作状態にあることが確認された時点で、停止状態にある指紋検出器4に作動指令信号を出力し、この指紋検出器4による指紋の検出および判別手段20による指紋の照合を開始させるように構成されている。例えば、上記操作量検出手段8の検出信号に応じ、ドアハンドル2の下辺部が、予め1cm程度に設定された第1基準操作量以上に引き操作されたことが確認された時点で、上記作動制御手段22から指紋検出器4に作動指令信号が出力されるようになっている。
【0021】
上記ドアロック制御手段21は、指紋検出器4により検出された指紋が指紋判定手段20において予め登録されたものに該当することが確認され、かつ上記操作量検出手段8によって検出されたドアハンドル2の操作量が、予め1秒程度に設定された第1基準時間以内に、上記第1基準操作量よりも大きな値に設定された第2基準操作量以上になったことが確認された時点、例えばドアハンドル2の下端部が、ドア1の開放操作方向に2cm以上引き操作されたことが確認された時点で、ドアロック機構5をアンロック状態とする制御信号を上記駆動部6に出力するように構成されている。
【0022】
また、ドア1の開放操作時に、ドアハンドル2が上記第2基準操作量よりも大きな値に設定された係合解除操作量に対応する位置に操作された時点、例えばドアハンドル2の下端部が、ドア1の開放操作方向に3cm程度引き操作された時点で、上記ドアハンドル2によって上記ドアロック機構5のドアラッチ15が駆動され、このドアラッチ15とストライカ16との係合が解除されるようになっている。
【0023】
一方、上記ドアロック制御手段21において、指紋検出器4により検出された指紋が指紋判定手段20において予め登録されたものに該当することが確認され、かつ上記第1基準時間を経過しても上記操作量検出手段8によって検出されたドアハンドルの操作量が、上記第2基準操作量未満の状態に維持されていることが確認された場合には、ドアロック機構5をロック状態とする制御信号を上記駆動部6に出力するとともに、ドアロック機構5がロック状態となったことを表示する表示ランプ等からなる表示部23に点灯指令信号を出力するように構成されている。
【0024】
なお、上記ドアロック制御手段21によってドアロック機構5をロック状態とする制御が実行されると、このロック制御の実行時点から一定時間に亘り、ドアロック機構5をアンロック状態とする制御の実行が禁止され、これによってドアロック機構5がロック状態とされた直後に、アンロック状態に移行することがないように構成されている。例えば、上記ドアロック制御手段21からドアロック機構5をロック状態とする制御信号が上記駆動部6に出力された時点から、2秒程度に設定された第2基準時間が経過するまで、上記ドアロック制御手段21からドアロック機構5を再びロック状態とする制御信号が上記駆動部6に出力されないようにしている。
【0025】
上記制御ユニット7において実行されるドアロック機構5の制御動作を、図5および図6に示すフローチャートに基づいて説明する。上記制御動作がスタートすると、まず上記操作量検出手段8の検出信号を入力した後(ステップS1)、この操作量検出手段8によって検出されたドアハンドル2の操作量Rが、1cm程度に設定された第1基準操作量R1以上であるか否かを判定する(ステップS2)。この判定結果がNOである場合には、操作者がドアハンドル2の操作状態にないと判断してリターンする。
【0026】
上記ステップS2でYESと判定されて操作者がドアハンドル2の操作状態にあることが確認された場合には、上記指紋検出器4を作動させてその検出信号を読み込んだ後(ステップS3)、この指紋検出器4の検出データと、予め登録されたデータとを照合することにより、上記指紋検出器4によって検出された指紋のデータが予め登録されたデータと一致する否かを判定する(ステップS4)。この判定結果がNOである場合には、そのままリターンする。
【0027】
上記ステップS4でYESと判定され、指紋検出器4によって検出された指紋が予め登録されたものに該当することが確認された場合には、上記操作量検出手段8の検出信号を再び入力した後(ステップS5)、操作者がドアロック機構5をアンロック状態とすることを意図しているか否かの判断基準となる第1基準時間T1を計時する第1タイマをスタートさせる(ステップS6)。
【0028】
次いで、上記第1タイマによって設定された第1基準時間T1が経過したか否かを判定し(ステップS7)、NOと判定された場合には、上記操作量検出手段8によって検出されたドアハンドル2の操作量Rが、2cm程度に設定された第2基準操作量R2以上であるか否かを判定する(ステップS8)。この判定結果がNOである場合には、上記ステップS7に戻って上記第1基準時間T1の経過判定と、ドアハンドル2の操作判定とを繰り返す。
【0029】
そして、上記ステップS8でYESと判定され、第1基準時間T1が経過する前に、ドアハンドル2の操作量Rが第2基準操作量R2以上になったことが確認された場合には、操作者がドアロック機構5をアンロック状態とすることを意図していると判断し、上記第1タイマをリセットした後(ステップS9)、上記駆動部6にアンロック信号を出力することにより、上記ドアロック機構5をアンロック状態に移行させる(ステップS10)。
【0030】
また、上記ステップS7でYESと判定され、上記第1基準時間T1が経過してもドアハンドル2の操作量が第2基準操作量R2未満の状態に維持されていることが確認された場合には、操作者がドアロック機構5をロック状態とすることを意図していると判断し、上記第1タイマをリセットした後(ステップS11)、上記駆動部6にロック信号を出力することにより、上記ドアロック機構5をロック状態に移行させるとともに(ステップS12)、上記表示部23にドアロック機構5がロック状態となったことを表示させる表示信号を出力する(ステップS13)。
【0031】
次に、上記ドアロック機構5がロック状態となった直後にドアロック機構5をアンロック状態とする制御が実行されるのを禁止するための第2タイマをスタートさせた後(ステップS14)、この第2タイマによって設定された第2基準時間T2が経過したか否かを判定する(ステップS15)。この判定結果が、YESとなって上記第2基準時間T2が経過したことが確認された時点で、上記第2タイマをリセットした後(ステップS16)、リターンする。
【0032】
上記のように指紋を検出する指紋検出器4と、この指紋検出器4によって検出された指紋が予め登録されたものに該当するか否かを判定する指紋判定手段20と、この指紋判定手段20において上記指紋が予め登録されたものに該当することが確認された場合に、ドアロック機構5をアンロック状態とするように制御するドアロック制御手段21とを備え、ドア1を開放操作する際に把持されるドアハンドル2の把持面3に上記指紋検出器4を配設したため、予め登録された正規の操作者が、ドアキー等を使用することなく、上記ドアハンドル2を把持してドア1を開放する操作に応じ、ドア1の施錠状態を自動的に解除してドア1を開放可能な状態に移行させることができる。したがって、操作者は、ドアロック機構5をアンロック状態に移行させるための特別な操作を要することなく、上記ドアロック機構5のアンロック操作と、ドア1の開放操作とを連続して容易に行うことができる。
【0033】
また、上記実施形態に示すように、ドア1の開放方向に引き操作されるように支持されたドアハンドル2の裏面側に位置する把持面3に上記指紋検出器4を配設した場合には、この指紋検出器4を外部に露出させた場合に比べて、指紋検出器4が汚れたり、損傷したりするのを効果的に防止できるとともに、指紋検出器4が他者によっていたずらされること等を効果的に防止することができる。
【0034】
特に、上記実施形態では、ドア1の外面に形成された操作用凹部9の側面を覆うようにドアハンドル2を設置するとともに、上記操作用凹部9の下方に操作者の指が挿入される開口部11を形成したため、ドアハンドル2を把持する操作に支障を生じることなく、上記操作用凹部9内に雨水や異物が侵入するのを上記ドアハンドル2によって効果的に防止することができる。したがって、上記ドアハンドル2の裏面側に位置する把持面3に設けられた指紋検出器4が汚れたり、損傷したりするのをさらに効果的に防止することができる。
【0035】
また、上記実施形態では、ドアロック機構5がロック状態となった時点から一定時間に亘り、ドアロック機構5をアンロック状態とする制御の実行を禁止するように構成したため、ドアロック機構5がロック状態とする操作が行なわれた直後に、操作者がロック状態の適否を確認するためにドアハンドル2を把持してドア1の開放方向に引き操作した場合等に、上記ドアロック機構5が誤ってアンロック状態となるのを効果的に防止することができる。
【0036】
また、上記実施形態に示すように、操作量検出手段8からなる操作状態検出手段の検出信号に応じて、操作者がドアハンドル2の操作状態にあるか否かを検出し、操作者がドアハンドル2の操作状態にあることが確認された時点で、上記作動制御手段22から指紋検出器4に作動指令信号を出力するように構成した場合には、上記操作状態検出手段の検出信号に応じて操作者がドアハンドル2の操作状態にあり、操作者がドア操作を行う意思があることが確認されるまで、上記指紋検出器4および指紋判定手段20等を非作動状態に維持することにより、消費電力を低減することができる。
【0037】
そして、上記操作量検出手段8からなる操作状態検出手段により、操作者がドアハンドル2の操作状態にあることが確認された時点で、上記指紋検出器4を作動状態とし、この指紋検出器4による指紋の検出を開始して、この指紋が予め登録されたものに該当するか否かを判定する制御を実行することにより、上記ドアハンドル2を把持してドア1の開放操作する際に、ドアキー等を使用することなく、ドア1の施錠状態を自動的に解除してドア1を開放可能な状態に移行させることができる。
【0038】
なお、上記操作量検出手段8に代え、ドア1の外面に設けられた操作用凹部9内に操作者の指が挿入されたことを検出するリミットスイッチ、またはドアハンドル2が把持されたことを検出する圧力センサ等により、操作者がドアハンドル2を把持して操作する状態にあるか否か検出するように構成してもよい。
【0039】
また、上記実施形態に示すように、上記指紋検出器4によって検出された指紋が予め登録されたものに該当することが確認され、かつ上記操作量検出手段8によって検出されたドアハンドル2の操作量が予め設定された基準操作量R2以上になったことが確認された時点で、ドアロック制御手段21によってドアロック機構5をアンロック状態とするように構成した場合には、操作者がドアロック機構5をアンロック状態とすることを意図していないにも拘らず、上記ドアハンドル2の把持面3に触れたり、このドアハンドル2をわずかに操作しただけで、ドアロック機構5がアンロック状態となるという誤作動の発生を効果的に防止することができる。
【0040】
すなわち、操作者がドアハンドル2の把持面3に誤って触れた場合等に、上記指紋検出器4によって指紋が検出されるとともに、この指紋が予め登録されたものであると、上記指紋判定手段20において判定された場合においても、操作者がドア1を開放操作することを意図して上記ドアハンドル2をドア1の開放方向に所定位置まで引き操作しない限り、ドアロック機構5をアンロック状態とする制御が実行されることはないため、ドアロック機構5が誤ってアンロック状態となるのを防止することができる。
【0041】
また、上記実施形態では、指紋検出器4によって検出された指紋が予め登録されたものに該当することが確認された時点から、予め設定された基準時間T1以内に上記操作量検出手段8によって検出されたドアハンドル2の操作量Rが、上記第1基準操作量R1よりも大きな値に設定された第2基準操作量R2以上になったか否かを判定し、この第2基準操作量R2以上になったことが確認された場合に、ドアロック制御手段21によってドアロック機構5をアンロック状態とし、上記基準時間T1が経過してもドアハンドル2の操作量Rが第2基準操作量R2未満の状態に維持されていることが確認された場合に、ドアロック制御手段21によってドアロック機構5をロック状態とするように構成したため、ドアキー等を使用することなく、ドア1の解錠操作および施錠操作を簡単かつ適正に行うことができる。
【0042】
すなわち、操作者がドアハンドル2を把持した後、このドアハンドル2を所定時間内にドア1の開放方向の所定位置まで回動操作したか否かを判定することにより、操作者がドアロック機構5をアンロック状態とすることを意図しているのか、ロック状態とすることを意図しているのかを判別することができるため、この判断結果に応じて上記ドア1の解錠操作および施錠操作を適正に実行することができる。
【0043】
また、上記実施形態では、ドアハンドル2の操作量Rが予め設定された基準操作量R2以上になったことが確認された場合に、ドアロック制御手段21によってドアロック機構5をアンロック状態とするように構成された車両用ドア解錠装置において、ドア1の開放操作時に、ドアハンドル2が上記基準操作量R2よりも大きな値に設定された係合解除操作量に対応する位置に操作された時点で、ドア1を閉止位置に係止する上記ドアラッチ15とストライカ16との係合を解除するように構成したため、操作者がドアハンドル2を把持してドア1の開放操作を行う際に、上記ドアロック機構5のアンロック操作と、ドアラッチ15とストライカ16との係合状態を解除してドア1を開放位置に変位させる操作とを連続してスムーズに行うことができる。
【0044】
なお、操作者がドアハンドル2を把持した後、このドアハンドル2を所定時間内にドア1の開放方向の所定位置まで回動操作したか否かを判定することにより、操作者がドアロック機構5をアンロック状態とすることを意図しているのかを判別するようにした上記実施形態に代え、図7に示すように、上記ドアロック機構5の駆動部6から出力される制御信号等に応じて、ドアロック機構5がロック状態にあるか否かを判別するロック状態判別手段24を設け、上記指紋検出器4によって検出された指紋が予め登録されたものに該当することが確認された場合に、上記ロック状態判別手段24の出力信号に応じて操作者がドア1を解錠しようとしているのか、解錠しようとしているのかを判別し、この判別結果に応じて上記ドアロック機構5をアンロック状態とし、あるいはロック状態とする制御を実行するように構成してもよい。
【0045】
すなわち、上記指紋検出器4によって検出された指紋が予め登録されたものに該当することが確認された場合には、図8に示すように、上記ロック状態検出手段24の検出信号に応じてドアロック機構5がロック状態にあるか否かを判定し(ステップS17)、NOと判定された場合には、上記駆動部6にロック信号を出力することにより、上記ドアロック機構5をロック状態に移行させるとともに(ステップS18)、上記表示部23にドアロック機構5がロック状態となったことを表示させる表示信号を出力する(ステップS19)。
【0046】
なお、上記ドアロック機構5をロック状態に移行させる際に、ドア1が開放状態にあるか否かを検出するドア検出手段を設け、このドア検出手段の検出信号に応じてドア1が開放状態にあることが確認された場合には、上記ドアロック機構5のロック操作を禁止し、上記ドア検出手段の検出信号に応じてドア1が閉止状態となったことが確認された時点で、ドアロック機構5をロック状態とするように構成することが望ましい。また、解錠状態にあるドア1の開放操作を行う際に、上記ドアロック機構5が誤ってロック状態となるのを防止するため、上記ステップS17でYESと判定された場合に、予め設定された第1基準時間T1が経過するまでにドアハンドル2の操作量Rが予め設定された基準操作量R2以上になったか否かを判定し、YESと判定された場合には、ドアロック制御手段21によるドアロック機構5のロック操作を禁止するようにしてもよい。
【0047】
次いで、上記ステップS19,20の制御が実行されることにより、ドアロック機構5がロック状態となった直後に、このドアロック機構5をアンロック状態とする制御が実行されるのを禁止するための第2タイマをスタートさせた後(ステップS20)、この第2タイマによって設定された第2基準時間T2が経過したか否かを判定する(ステップS21)。この判定結果が、YESとなって上記第2基準時間T2が経過したことが確認された時点で、上記第2タイマをリセットした後(ステップS22)、リターンする。
【0048】
また、上記ステップS17でYESと判定され、ドアロック機構5がアンロック状態にあることが確認された場合には、操作者がドアロック機構5をアンロック状態とすることを意図しているか否かを確認するための判断基準となる第1基準時間T1を計時する第1タイマをスタートさせる(ステップS23)。
【0049】
上記第1タイマによって設定された第1基準時間T1が経過したか否かを判定し(ステップS24)、NOと判定された場合には、上記操作量検出手段8によって検出されたドアハンドル2の操作量Rが、2cm程度に設定された第2基準操作量R2以上であるか否かを判定する(ステップS25)。この判定結果がNOである場合には、上記ステップS24に戻って上記第1基準時間T1の経過判定と、ドアハンドル2の操作判定とを繰り返す。
【0050】
そして、上記ステップS24でYESと判定され、第1基準時間T1が経過する前に、ドアハンドル2の操作量Rが第2基準操作量R2以上になったことが確認された場合には、操作者がドアロック機構5をアンロック状態とすることを意図していると判断して上記第1タイマをリセットした後(ステップS26)、上記駆動部6にアンロック信号を出力することにより、上記ドアロック機構5をアンロック状態に移行させた後に(ステップS27)、上記ステップS20に移行する。
【0051】
一方、上記ステップS24でYESと判定され、上記第1基準時間T1が経過してもドアハンドル2の操作量が第2基準操作量R2未満の状態に維持されていることが確認された場合には、操作者がドアロック機構5をロック状態とすることも、アンロック状態とすることも意図していないと判断してリターンする。
【0052】
上記のように指紋検出器4によって検出された指紋が予め登録されたものに該当することが確認された場合に、上記ロック状態検出手段24の検出信号に応じて操作者がドア1を解錠しようとしているか否かを判別するように構成した場合には、ロック状態にあるドアロック機構5に対してロック信号が出力されたり、アンロック状態にあるドアロック機構5に対してアンロック信号が出力されたりする等の誤動作の発生を確実に防止できるという利点がある。
【0053】
そして、本発明は、上記登録手段18により操作者の右手の指紋と左手の指紋との両方を予め登録し、上記指紋検出器4により検出された指紋が予め登録されたものに該当するか否かを指紋判定手段20において判定するとともに、この指紋が右手のものであるか、左手のものであるかを判定して、右手または左手の一方であることが確認された場合に、ドアロック制御手段21によってドアロック機構5をアンロック状態とし、かつ右手または左手の他方であることが確認された場合に、ドアロック制御手段21によってドアロック機構5をロック状態とするように構成したものである。
【0054】
上記構成によれば、ドアロック機構5をアンロック状態にするときと、ロック状態にするときとで、使用する手を異ならせることにより、上記指紋判定手段20による判定結果に応じて操作者がドアロック機構をアンロック状態とすることを意図しているのか、ロック状態とすることを意図しているのかを正確に判別することができ、この判別結果に応じて上記ドアロック機構5をアンロック状態とし、あるいはロック状態とする制御を適正に実行することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、指紋を検出する指紋検出器と、この指紋検出器によって検出された指紋が予め登録されたものに該当するか否かを判定する指紋判定手段と、この指紋判定手段において上記指紋が予め登録されたものに該当することが確認された場合に、ドアロック機構を制御するドアロック制御手段とを備え、ドアを開放操作する際に把持されるドアハンドルの把持面に上記指紋検出器を配設し、上記指紋検出器によって検出された指紋が右手のものであるか、左手のものであるかを判定してその一方であることが確認された場合に、ドアロック制御手段によってドアロック機構をアンロック状態とし、かつ右手または左手の他方であることが確認された場合に、ドアロック制御手段によってドアロック機構をロック状態とするように構成したため、予め登録された正規の操作者が、上記ドアハンドルを把持してドアを開放する操作に応じ、ドアキー等を使用することなく、ドアの施錠状態を自動的に解除してドアを開放可能な状態に移行させることができ、ドアロック機構をアンロック状態に移行させるための特別な操作を要することなく、上記ドアロック機構のアンロック操作と、ドアの開放操作とを連続して容易に行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用ドア解錠装置の実施形態を示す説明図である。
【図2】 ドアの施錠状態を示す説明図である。
【図3】 ドアの解錠状態を示す説明図である。
【図4】 制御ユニットの具体的構成を示すブロック図である。
【図5】 上記制御ユニットによる制御動作の第1工程を示すフローチャートである。
【図6】 上記制御ユニットによる制御動作の第2工程を示すフローチャートである。
【図7】 制御ユニットの別の例を示すブロック図である。
【図8】 上記制御動作の第2工程の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ドア
2 ドアハンドル
3 把持面
4 指紋検出器
5 ドアロック機構
6 駆動部
8 操作量検出手段(操作状態検出手段)
9 操作用凹部
11 開口部
15 ドアラッチ
16 ストライカ
20 指紋判別手段
21 ドアロック制御手段
22 作動制御手段
24 ロック状態判別手段
Claims (5)
- 指紋を検出する指紋検出器と、この指紋検出器によって検出された指紋が予め登録されたものに該当するか否かを判定する指紋判定手段と、この指紋判定手段において上記指紋が予め登録されたものに該当することが確認された場合に、ドアロック機構を制御するドアロック制御手段とを備え、ドアを開放操作する際に把持されるドアハンドルの把持面に上記指紋検出器を配設し、上記指紋検出器によって検出された指紋が右手のものであるか、左手のものであるかを判定してその一方であることが確認された場合に、ドアロック制御手段によってドアロック機構をアンロック状態とし、かつ右手または左手の他方であることが確認された場合に、ドアロック制御手段によってドアロック機構をロック状態とするように構成したことを特徴とする車両用ドア解錠装置。
- 請求項1記載の車両用ドア解錠装置において、ドアの開放方向に引き操作されるように支持されたドアハンドルの裏面側に位置する把持面に指紋検出器を配設したことを特徴とする車両用ドア解錠装置。
- 請求項2記載の車両用ドア解錠装置において、ドアの外面に形成された操作用凹部の側面を覆うようにドアハンドルを設置するとともに、上記操作用凹部の下方に操作者の指が挿入される開口部を形成したことを特徴とする車両用ドア解錠装置。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両用ドア解錠装置において、ドアロック機構がロック状態となった時点から一定時間に亘り、ドアロック機構をアンロック状態とする制御の実行を禁止するように構成したことを特徴とする車両用ドア解錠装置。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車両用ドア解錠装置において、操作者がドアハンドルの操作状態にあるか否かを検出する操作状態検出手段と、この操作状態検出手段の検出信号に応じて操作者がドアハンドルの操作状態にあることが確認された時点で、指紋検出器に作動指令信号を出力する作動制御手段とを備えたことを特徴とする車両用ドア解錠装置。
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