JP4031953B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ディスク装置に対して、は大容量化、小型化に対する要求があり、現状製品レベルでは平面外形1.0インチの磁気ディスク装置が製品化されている。
【0003】
従来の磁気ディスク装置の構造には、インハブ・モータとアンダーハブ・モータがある。このインハブ・モータは、ディスクを積層するスピンドルの中心ハブの内部に、ロータ、ステータなどの磁気回路を構成しているモータのことであり、現在最も広く利用されている。また、アンダーハブ・モータは、ディスクをスタックするハブ部よりベース寄りにロータ/ステータの磁気回路を構成するもののことである。
【0004】
インハブ・モータを用いたディスクドライブ構造の一例に、特開平6-68592号公報に記載された構造がある。
【0005】
上記公報の図2に記載されているように、この構造は、軸固定型のインハブ・モータを採用しているので、ベースに固定されたシャフトに軸受−ベアリング−軸受を介してハブが配置され、ハブの内側にロータを構成する磁石が配置され、ベースにステータが配置されている。
【0006】
また、アンダーハブ・モータを用いた磁気ディスクドライブ構造としては、特開平7-182771号公報がある。
【0007】
この公報の図2に記載されているように、軸固定型のアンダーハブ・モータを採用しているので、ベースに固定された固定シャフトに軸受−ベアリング−軸受を介してハブが配置され、ハブの下側にロータを構成する磁石が配置され、ベースにステータが配置されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近年、薄型の磁気ディスク装置に需要が出てきている。基本的に個々の構成部品を薄くすれば全体も薄くできるが、部品の中には単純には薄くできないものもある。その一つは筐体である。
【0009】
軸回転型と軸固定型を問わず、シャフトはハブの回転する中心軸となるため、シャフト近辺のベースはシャフトに掛かる大きな力に耐えるために、一定の厚みが必要なる。また、ハブの回転による力に負けない質量も必要になる。
【0010】
従って、ベースに設ける凹部の特性としては、シャフトから遠くに設けることが好ましく、また、シャフトに近いほど、凹部の面積も小さくすることが好ましい。
【0011】
しかし、上記従来の技術ではシャフトを覆うようにステータが形成されているので、ステータの位置をベース側に下げることにより薄型化を図ろうとすると、シャフトを中心に円状又は環状に凹部をベースに形成せざるをえない。従って、従来技術は筐体の耐久性を考慮しつつ、筐体を薄くすることに関しては何ら考慮されていなかった。
【0012】
また、従来の技術では、ステータをベースに搭載することしか記載されておらず、ステータと他の部材との配置、特にベースに対向する筐体部材との関係については何ら考慮されておらず、さらに筐体自体の強度の変化については何ら考慮されていない。
【0013】
つまり、本発明の目的は、筐体の耐久性を向上させつつ、磁気ディスク装置を薄くすることにある。
【0014】
また、他に小型にできないものに、スピンドルモータと蓄電器がある。
【0015】
磁気ディスクでは、スピンドルモータの回転を停止する前に磁気ディスク表面上にある磁気ヘッドを磁気ディスク表面上から退避させる必要がある。通常動作でこれを行うときは外部電源を用いるが、突発的な電源切断があった場合に、外部電源を用いることはできない。
【0016】
このような動作を行わせるには、磁気ヘッド移動用のモータ(VCM)に接続された内部電源が必要であり、一般的には蓄電器がその役目を担う。この蓄電器には必要な逐電容量から大容量の大型の蓄電器を選択せざるを得ない。
【0017】
基板に小型の蓄電器を分散させて搭載する配線抵抗による性能低下や実装面積が増加するなどの問題があり、具体的な解決さを考慮されていない。
【0018】
すなわち、本発明の目的は、筐体の耐久性の低下を抑えると共に蓄電器搭載面積も減らし、磁気ディスク装置を薄くするとともに、小型化することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の態様の一つとしては、筐体の少なくとも一つの面を構成するベースと、ベースに固定されたシャフトと、シャフトを回転軸にして回転するロータと、ロータを回転させるステータと、磁気ディスクを備え、ステータをベースに対向する面に配置しているものがある。本態様では、ベースにステータを配置せずに、ベースに対向する面に配置しているので、シャフトから遠い領域を削ればよく、シャフト近辺のベースに必要な厚みを確保できている。つまり、本態様の構造を採用することにより筐体の耐久性の低下を抑えつつ、磁気ディスク装置を薄くすることができる。
【0020】
また、本発明の異なる態様によれば、軟磁性金属板と、軟磁性金属板の両面に配置されている配線と、軟磁性金属板の両面に配置されている配線を導通させるスルーホールとを備え、配線及びスルーホールをらせん状に構成してコイルを形成する。このように構成することにより、基板加工のプロセスをそのまま利用することができるようになるので、ステータを薄くすることができる。また、電子回路基板の製造プロセス(プリント基板製造技術)を採用していることより、電子基板もステータコアと同一材料で形成可能になる。また、同一材料で形成するならば、一括形成が可能になるので、筐体の耐久性の低下を抑えつつ、磁気ディスク装置を薄くすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る磁気ディスク装置の構造について図を用いて説明する。
【0022】
磁気ディスク装置は、主に、磁気ヘッド位置決め機構、磁気ディスク、アルミ製の筐体(カバー及びベース)、コネクタ、ステータ、ロータ部およびステータ部で構成されている。外形寸法はコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリtype1と同一サイズ(43mm×36mm×3.3mm)である。
【0023】
この磁気ディスク装置の筐体上面のカバーをはずした場合の上面図を図1に示す。なお、実際の磁気ディスク装置としては、上面のカバーに接着剤でステータを含む基板を接着し、ネジで固定する。
【0024】
図1の100は軟磁性金属板をコア材とするメタルコア配線基板100で、そのメタルコア配線基板100には主に2つの穴が形成されている。これらの穴は磁気ヘッド位置決め機構110、磁気ディスク回転中心シャフト120に対応している。磁気ヘッド位置決め機構110には、磁気ヘッドを搭載したアーム111等の磁気ヘッド位置決め機構が配置され、穴120にはロータ磁石(永久磁石)121や配線基板の下方に磁気ディスク122が配置されている。メタルコア配線基板100の穴以外の領域にはステータコイル101と配線が形成されている、なお、102は筐体103に固定するねじ孔である。
【0025】
この図1のA1−A2断部分を表す図2を用いて本発明の磁気ディスク装置構造の一部を説明する。磁気ヘッド位置決め機構110はベアリング113を介して、固定シャフト112に回転可動に取り付けられている。磁気ヘッド位置決め機構110には、磁気ヘッド117の位置決め用ボイスコイルモータ(VCM)のコイルアセンブリ114と磁気ヘッド117を搭載したヘッド・アームアセンブリ111が取り付けられている。コイルアッセンブリ114は磁石115とヨーク116の間に設置される。磁気ヘッド位置決め機構のVCMは110から116の部材により構成されている。筐体103と対向する側の磁気ディスク装置内部機構保護カバー104により行われている。
【0026】
次に図1のB1−B2断面を表す図3を用いて本発明の磁気ディスク装置構造の一部を説明する。磁気ディスクの回転中心となる磁気ディスク回転中心シャフト120にはロータ磁石121及び磁気ディスク122が取り付けられ、可動回転軸123を介して筐体103に固定されたベアリング軸受け124に取り付けられている。なお、ハブとは磁気ディスクに回転を伝える部材120,121,123及び124の総称である。
【0027】
メタルコア配線基板100の端部には外部との電気信号を送受するために複数の信号ピンが形成されたコネクタ105が配置されている。コネクタの筐体内側には封止樹脂が塗布され、塗布後加熱硬化されてコネクタに形成されている貫通孔を塞いでいる。これは外部から進入する塵が磁気ディスク表面に付着しないようにすることが目的である、また、メタルコア配線基板には磁気シールド薄板106が搭載される。
【0028】
環状永久磁石に対してロータの回転中心になるシャフトの遠心方向であって、磁気ディスクに重畳するカバーの内側にはステータが接着される。
【0029】
図2及び図3に示すように、軟磁性金属板を積層してコアとしたメタルコア配線基板100が筐体上部のカバーに接着されるので実質上、筐体の上面ほぼ部材となっている。そのため、筐体上面の強度を向上させることができるとともに、磁気ディスク装置全体も耐衝撃性が向上し、装置全体を薄くすることができている。
【0030】
また、メタルコア配線基板を他の部材に比べて衝撃に強いステータのコアに用いているので、磁気ディスク装置全体も衝撃に対する耐久性を向上させながら、薄い小型磁気ディスク装置に実現できている。
【0031】
カバーの端部には外部との電気信号を送受するために複数の信号ピンが形成されたコネクタが配置され、そのコネクタの筐体内側には外部から進入する塵が磁気ディスク表面に付着しないように熱硬化性の封止樹脂が塗布され、塗布後加熱硬化されることにより形成された端子ピンと物理的電気的結合をとるための貫通孔が塞がれている。
【0032】
次に、図1の領域Cの拡大図である図4を用いてステータとロータ磁石との関係を説明する。
【0033】
ロータの概ね外縁に設けられた円周方向に16極に分割して磁化されている環状のロータ磁石(永久磁石)121の外側には、ラジアルギャップを介しステータ磁極(鉄心片)先端部107が配置されている。ステータ磁極108は環状永久磁石の極数の1.5倍である24極であり、ステータ磁極先端部107とロータ磁石121との間の磁力によりロータは回転する。
【0034】
ステータは、珪素鉄の軟磁性金属板の積層体をコアとし、ステータ磁極108の周囲には、絶縁膜を介して配線及びスルーホールが巻き線状に結線されたコイルが配置されている。このステータコイルへの電流を制御することでロータ磁石に対する磁界を制御し、ロータ部を回転させるトルクを発生する。図4は、配線基板の製造方法で形成したコイルを示す。有機絶縁材料131により珪素鉄コアからなるステータ磁極108から絶縁し、その上に銅製の金属薄板をエッチングすることにより多数の短冊状に配線形成する。この配線層132がステータコイルの一部になる。
【0035】
図4のD1−D2の断面図である図5を用いてステータ磁極用コイルについて説明する。本態様では、ステータコアが4層、配線層がステータコア層の上下各2層の4層である。ステータ磁極の周囲は有機絶縁材料131に覆われている。この有機絶縁材料部分を表裏貫通する1個1個のスルーホールをあけてその後内側にメッキによる導通処理を行い、表裏導通配線133を形成する。これを二重の螺旋になるように表裏4本の配線層132、134で接続した上で、図4のステータ磁極の中心軸E1−E2方向に接続していくことで、ステータコイルとなる。配線層を表裏1組としたときは一重の螺旋となる。
【0036】
図4のE1−E2断面図である図6により、ステータ磁極の構造を詳細に説明する。ステータ磁極はコイル形成部とコイルが形成されていないステータ磁極先端部107を有する。ステータ磁極のコア部であるステータ磁極先端部107は3層の接着絶縁層109と4層の軟磁性金属板であるステータ磁極108とが交互に積層される計7層のコアから構成される。コイル形成部は二重巻きしたコイルを構成するため、ステータ磁極の軟磁性金属板コア層の表裏に配線層132、134と接着絶縁材料131で表裏4層ずつ形成されたコイル層とで構成されている。ステータ磁極先端部107のロータ永久磁石121側の端面は珪素コア材を保護するための有機絶縁層109で表面が覆われている。
【0037】
ステータの厚さは磁気ヘッドがエアギャップを介して配置された磁気ディスクとロータを含む回転体を一定の回転数で回転させるのにスピンドルモータが必要とする電流値によりその最小値が決まる。
【0038】
このスピンドルモータではステータの極数を24、ステータの硅素鉄は0.1mm厚さを4枚、コイル部分の金属配線層厚さ40mm、絶縁層35mmとしてステータ厚さが0.7mm、ステータコイル線幅を150mm、線間隔を100mm、スルーホール部は外径100mm、内径60mmとしてステータの1極あたりの巻数を40ターンとした。一方、ロータ磁石を磁極数16、外径13.2mm、厚さ0.7mmとしてモータのトルク定数を測定したところ電流1Aあたり約0.0018Nm(ニュートンメートル)であった。ステータコイルの直流抵抗は約6Wであった。このスピンドルモータの定常回転トルクは約0.00011Nmであった。従って、このスピンドルモータは定常電流60mA程度で動作する。
【0039】
モータのトルク定数(Kt)は一般に下記の式で表される。
【0040】
Kt=AxWbxNxNs……(1)
ここでAは定数、Wbはロータ・ステータ間の磁束密度、Nはステータ1磁極あたりのコイル巻数、Nsはモータ1相あたりの磁極数である。
【0041】
本態様を基にステータ部分の厚さとロータ磁石の軸方向厚さを同一とし、ステータコイルの配線ルールを一定とした上で、ステータの厚さを変化させてモータ特性を計算すると図8のような数値が得られる。
【0042】
ステータ厚さ0.35mmの例については、実際には配線基板として考慮したとき、配線層が片面1層では不充分であり、片面2層について考察する必要がある。このときの方法として、コイル及び絶縁層の厚さを半分にして全体の厚さを0.35mmに保つ場合と、コアのみ0.2mmとして配線層は4層のものをそのまま用い、厚さを0.5mmとする場合について考察する。
【0043】
この場合はそれぞれのステータコイルの直流抵抗のみ異なり、前者では12W、後者は6Wとなる。また、ステータ磁極の飽和磁束密度(1.5T)から、飽和電流はおよそ0.62Aとなる。定常回転時の電流はステータ磁極が飽和しない範囲内で60mAと0.7mm厚の例と同等となるが、最大トルクは約60%となる。これでもスピンドルモータとしては使用可能であり、本態様によれば0.35mmより厚いメタルコア配線基板によるステータの薄型モータが構成できることが判る。
【0044】
一方、ステータの厚さが大きい側の限界については、ステータ磁極を形成するコイルの表裏貫通スルーホールによる導通配線の形成技術による。本態様の技術の検討では1.1mm厚のステータ積層コアに対して0.11mm(アスペクト比10)の貫通スルーホールを開け、内壁に導通めっきを形成したところ、めっき厚さのばらつきが生じていた。これはコイルの直流抵抗のばらつきに影響を与えるものであり、特性や製造歩留りに影響がある。更に、アスペクトが大きな貫通スルーホールの内面に安定してめっきが可能になれば1.1mm厚さを超えるステータコアの使用も可能となる。従って、本態様の製造技術によれば、ステータコア1.1mmと配線層0.3mmの1.4mm厚さのステータが、メタルコア配線基板を用いた薄型モータの厚さ上限であることが判る。
【0045】
本態様では、厚さが0.85mmの磁気ヘッド・アーム・アッサンブリを2組、厚さ0.4mmの磁気ディスクを1枚、厚さ0.7mmのメタルコア基板を用いて、外形寸法が幅42.8mm奥行き36.4mm厚さ3.3mmである磁気ディスク装置を構成した。磁気ヘッド・アーム・アッサンブリを1本にし、モータの特性からメタルコア基板の厚さを選択することにより、厚さ2.5mmから4.0mmの磁気ディスク装置を実現することが可能である。
【0046】
とくに、磁気ヘッド・アーム・アッサンブリを1本、磁気ディスクの直径を0.7インチ程度とすることにより、外形寸法が幅21.5mm奥行き50.0mm厚さ2.8mmである磁気ディスク装置とすることが可能である。
【0047】
次に低インピーダンスかつ低直流抵抗の電源層について図7を用いて説明する。図7はメタルコア配線基板のうち電子回路形成部分の断面図を示している。軟磁性金属板からなるステータ磁極108のうち2枚について、ステータ部及び電子基板部のスルーホール用貫通孔142形成後、表面に銅めっき141を形成する。メタルコア配線基板として形成した後の2枚の銅めっき軟磁性金属板間隔が5−30mmになるように、絶縁材料の厚さを考慮して絶縁接着層109を間に挟み積層板を形成する。軟磁性金属板として硅素鋼板を用いるとその体積電気抵抗は約10mWcm、銅は約1.7mWcmであり、表面に約5mm厚の銅めっき膜を形成し、これを全面グラウンド層と電源層に使うことにより、表皮効果が影響する高周波領域でインピーダンス化可能である。
【0048】
半導体素子等の接続は電源系のパッドあるいは半導体素子電源端子143に近い位置スルーホール144を形成し電源層あるいはグラウンド層に接続することにより低インピーダンスかつ低直流抵抗接続が可能となる。このような電源層を用いた場合、スルーホールの密度により異なるが、配線基板上のどの20mm間隔も直流抵抗は数mW程度、インピーダンスが数百pH以下であり、低インダクタンスの小容量蓄電器145と電解コンデンサ等の大容量蓄電器146を基板上の適切なスペースに搭載して並列に電源層とグラウンド層に接続することにより、直流から数百MHzまで広い帯域にわたって低インピーダンスの電源系が形成可能である。
【0049】
従って、低インピーダンス電源系の形成によりパスコンや電源平滑用蓄電器の配置の自由度が増し、基板面積を縮小することが可能となり、磁気ディスク装置全体の小形化が達成される。
【0050】
なお、電子回路形成部分にはメタルコア配線基板の表裏を貫通して接続する貫通接続部147が形成され配線の高密度化が図られる。配線基板100上には電子部品148が搭載され、はんだ149やこの図には記載がない金ワイヤによる接続方法を用いて電気的に接続されている。
【0051】
スルーホール部分147は軟磁性金属板コア層全てに孔を形成し、絶縁材料をこの孔の中に充填した後表裏を貫通する孔を形成し、この孔の内壁に配線材料をめっきで形成して導通させる。この形成方法はステータ磁極のコイル形成と電子回路形成部で同一の方法である。このように、電子基板部とステータ部と同じ層構造を採用しているので、同一基板として作ることができる。また、同一基板に作る場合に層の厚さを全面均一にすると、ひとつの製造工程で同時に電子基板部とステータ部を製造することができる。
【0052】
本態様では、軟磁性コア薄板材料に飽和磁束密度が約1.5Tの硅素鉄を用いたが、この値が更に大きなアモルファス材料を用いることにより更に薄型化することが可能となる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、磁気ディスク装置の機械的強度を低下させることなく、薄型化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスク装置の上面図。
【図2】図1のA1−A2断面図
【図3】図1のB1−B2断面図
【図4】図1の領域C拡大図
【図5】図4のD1−D2断面図
【図6】図4のE1−E2断面図
【図7】メタルコア配線基板の電子回路形成部分の断面図
【図8】ステータ厚さとモータ性能の表
【符号の説明】
100…メタルコア配線基板
101…ステータコイル
102…ねじ固定穴
103…筐体(ベース)
104…筐体(カバー)
105…インターフェース用コネクタ
106…磁気シールド薄板
107…ステータ磁極先端部
108…ステータ磁極
109…絶縁接着層
110…磁気ヘッド位置決め機構
111…ヘッド・アームアセンブリ
112…固定シャフト
113…ベアリング
114…コイルアッセンブリ
115…磁石
116…ヨーク
117…磁気ヘッド
120…磁気ディスク回転中心シャフト
121…ロータ磁石
122…磁気ディスク
123…可動回転軸
124…ベアリング軸受け
131…有機絶縁材料
132…配線層
133…表裏導通配線
134…配線層
141…銅めっき
142…スルーホール用貫通孔
143…半導体素子電源端子
144…スルーホール
145…小容量蓄電器
146…大容量蓄電器
147…表裏貫通接続部
148…電子部品
149…はんだ

Claims (5)

  1. 筐体の少なくとも一つの面を構成するベースと該面に対向し且つ該ベースの上部を覆うカバーとの間に、
    前記ベスの前記面に固定された軸受けと
    可動回軸を介して前記軸受けに取り付けられた磁気ディスク回転中心シャフト、及び該磁気ディスク回転中心シャフトに取り付けられたロータ磁石並びに磁気ディスクを含めて構成され且つ該軸受けに対して回転するロータと、
    前記ロータ磁石をその円周方向で囲むように配置され且つ先端が該ロータ磁石に対向した磁極を有し、該磁極の先端部と該ロータ磁石との間の磁力で前記ロータを回転させるステータ磁石とが設けられ、
    前記ステータ磁石は、メタルコア配線基板を用い、そのコアから成る前記磁極と、該メタルコア配線基板の該磁極の周囲に巻き線状に形成されたステータコイルとを含めて形成され、
    前記メタルコア配線基板は前記ベースの前記面に対向する前記カバーの面に接着され、
    前記磁気ディスクは、前記ベースの前記面と、前記メタルコア配線基板から成る前記ステータ磁石との間に配置されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 前記メタルコア配線基板は、珪素鉄の軟磁性金属板の積層体からなる前記コアと、該コアを覆う有機絶縁材料の膜とを含み、
    前記ステータコイルは、前記メタルコア配線基板の表面及び裏面に夫々形成された配線層と、該メタルコア配線基板の該表面と該裏面との間を貫通して形成され且つ該表面に形成された該配線層と該裏面に形成された該配線層とを接続する表裏導通配線とで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記ロータ磁石は、前記磁気ディスク回転中心シャフトの外縁に設けられた環状の永久磁石であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記磁気ディスクと前記メタルコア配線基板との間に磁気シールドが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記メタルコア配線基板には、電子部品と接続される電子回路が前記ステータコイルとともに形成され、該電子部品は該メタルコア配線基板の該電子回路が形成された部分に搭載されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の磁気ディスク装置。
JP2002164562A 2001-06-11 2002-06-05 磁気ディスク装置 Expired - Fee Related JP4031953B2 (ja)

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