JPH0638439A - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH0638439A
JPH0638439A JP19191792A JP19191792A JPH0638439A JP H0638439 A JPH0638439 A JP H0638439A JP 19191792 A JP19191792 A JP 19191792A JP 19191792 A JP19191792 A JP 19191792A JP H0638439 A JPH0638439 A JP H0638439A
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JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
coil
substrate
magnet rotor
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP19191792A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Ito
哲也 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動用コイルの製造が容易にでき、また、部
品点数を削減できると共に構造を簡素化できて、小形化
に十分に対応できるモータを提供する。 【構成】 基板1上にコイルパターンにより複数個の駆
動用コイル8を形成し、駆動用コイル8を覆うように表
面が滑らかな被覆層7を設ける。被覆層7上には永久磁
石形ロータ13を配置し、この永久磁石形ロータ13の
被覆層7側の面にも表面が滑らかな平滑層14を設け
る。駆動用コイル8への通電を制御すると、永久磁石形
ロータ13は被覆層7上において回転する。コイルパタ
ーンにより形成される駆動用コイル8は小形化に容易に
対応でき、また、永久磁石形ロータ13のシャフト及び
軸受を必要としないので、その分部品点数を削減できる
と共に構造を簡素化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小形化に対応したモータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアキシャルギャップ形のブラシレ
スモータにおいては、銅線を巻回して製作した複数個の
駆動用コイルをプリント配線基板上に接着等により取り
付けると共に、そのコイルの端末をプリント配線基板の
配線パターンに半田付けすることによりステータを構成
し、その駆動用コイルと対向するようにして永久磁石形
ロータをステータに回転可能に配置した構成のものが考
えられている。この場合、永久磁石形ロータは、これを
回転可能とするために中心部にシャフトを有していて、
そのシャフトをステータに設けられたボールベアリング
等の軸受により回転可能に支持する構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のモ
ータを小形化する場合、銅線を巻回したコイルを駆動用
コイルとするには製造が難しくなるという問題点があ
る。また、永久磁石形ロータを回転可能とするためにシ
ャフト及びこれを支持する軸受を必要としているめ、そ
の分部品点数が多いと共に構造が複雑となり、それらが
小形化を図る上で障害となっていた。
【0004】そこで、本発明の目的は、駆動用コイルの
製造が容易にでき、また、部品点数を削減できると共に
構造を簡素化できて、小形化に十分に対応できるモータ
を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のモータ
は、上記の目的を達成するために、基板と、この基板上
にコイルパターンにより形成された複数個の駆動用コイ
ルと、複数極に着磁され前記駆動用コイルと対向する状
態で基板上に回転可能に配置される永久磁石形ロータ
と、前記基板上に前記駆動用コイルを覆った状態で前記
永久磁石形ロータを受けるために設けられた表面が滑ら
かな被覆層とを具備する構成としたところに特徴を有す
る。
【0006】請求項2に記載のモータは、永久磁石形ロ
ータにおいて、被覆層と対向する面に表面が滑らかな平
滑層を設けたことを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載のモータは、駆動用コイル
は渦巻状をなして中央部に内側電極を有し、基板は駆動
用コイルの外周側に位置して外部電極を有し、それら内
側電極と外部電極との間を導電性の細線により接続し、
駆動用コイルを覆う被覆層によりその細線ごと覆ったこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1に記載のモータは、複数個の駆動用コ
イルの通電を制御することにより回転磁界が生じて永久
磁石形ロータが被覆層上において回転する。このとき、
永久磁石形ロータは、表面が滑らかな被覆層により受け
られているから、回転時の摩擦によるロスが少なく円滑
に回転される。
【0009】このものによれば、駆動用コイルを基板上
にコイルパターンにより形成するようにしたから、その
駆動用コイルは小形化に容易に対応できる。また、永久
磁石形ロータを回転可能に支持するためのシャフト及び
軸受を必要としないので、その分部品点数を削減できる
と共に構造を簡素化できるようになる。
【0010】請求項2に記載のモータによれば、永久磁
石形ロータに平滑層を設けることにより、永久磁石形ロ
ータの回転時における摩擦によるロスが一層少なくな
り、永久磁石形ロータは一層円滑に回転するようにな
る。
【0011】請求項3に記載のモータによれば、駆動用
コイルの中央部に存する内側電極と駆動用コイルの外周
側に存する外部電極とを細線により接続することで、駆
動用コイルへの通電が外部電極側から可能となる。ま
た、その細線ごと被覆層で覆っているから、細線が永久
磁石形ロータの回転に支障となることはない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。まず、モータ部分の断面構造をモデル的に
示した図1において、基板1はこの場合ガラス基板から
成るもので、この基板1上の所定部位に複数層の薄膜を
積層状態に形成した薄膜形成層2が設けられており、こ
れら基板1と薄膜形成層2とによりステータ3が構成さ
れている。
【0013】薄膜形成層2は、最下層つまり基板1の表
面側から順に、磁性体層4、絶縁層5、コイル層6、被
覆層7から成っている。
【0014】このうちコイル層6は、いわゆるフォトリ
ソグラフィの工程、すなわち、まず基板1上(絶縁層5
上)にアルミニウム(Al)の薄膜を形成し、レジスト
を被せ、フォトマスクにより感光することにより不要な
部分を取り除き、この後、エッチングによりパターンニ
ングすることによって、図2及び図3に示すように、渦
巻状をなす3個の駆動用コイル8を有するように形成し
たものである。従って、各駆動用コイル8は、コイルパ
ターンによって形成されている。3個の駆動用コイル8
は円形状となるように配置されている。
【0015】各駆動用コイル8は、中央部にコイルパタ
ーンの一端部と接続された内側電極9を有すると共に、
外周部にコイルパターンの他端部と接続された外側電極
10を有している。また、基板1において、各駆動用コ
イル8の外周側に位置して駆動用コイル8とは独立して
外部電極11が設けられており、内側電極9と外部電極
11とを、導電性を有する細線、この場合アルミニウム
(Al)の細線12により、いわゆるワイヤボンディン
グ法を用いて接続している。従って、この場合、各駆動
用コイル8への通電は、それぞれの外周側に存する外側
電極10と外部電極11を介して行うことができる。
【0016】そして、上記被覆層7は、絶縁性を有し
た、例えばエポキシ樹脂から成るもので、各駆動用コイ
ル8を細線12ごと覆うように設けられており、その表
面は滑らかとなるように研磨している。
【0017】而して、基板1における被覆層7上には、
面内で2極に着磁された円板状をなす永久磁石形ロータ
13が各駆動用コイル8と対向し、かつステータ3と中
心を一致するようにして配置されている。この永久磁石
形ロータ13は平面形状がコイル層6と対応した円形状
をなしている。
【0018】この永久磁石形ロータ13において、被覆
層7と対向する図1中下面には、表面が滑らかな平滑層
14を設けている。平滑層14は、この場合、表面の摩
擦係数が小さいフッ素樹脂を塗布して形成している。
【0019】上記構成において、各駆動用コイル8をそ
れぞれの外側電極10及び外部電極11を介して通電制
御することにより回転磁界が生じ、これに基づき永久磁
石形ロータ13が被覆層7上において回転される。この
とき、永久磁石形ロータ13を受ける被覆層7と、その
被覆層7と接触する永久磁石形ロータ13の平滑層14
のそれぞれの表面が滑らかで摩擦係数が小さいので、永
久磁石形ロータ13は円滑に回転する。また、薄膜形成
層2における磁性体層4は、駆動用コイル8による磁束
及び永久磁石形ロータ13による磁束が漏れることを防
止する作用がある。
【0020】ここで、本構成によるモータは、例えば、
永久磁石形ロータ13に羽根を設け、その永久磁石形ロ
ータ13が回転することによって生ずる送風作用によ
り、基板1上の周囲に設けられた回路の電子部品などを
冷却する場合等に用いることができる。
【0021】上記した実施例によれば、モータの駆動用
コイル8を、基板1にフォトリソグラフィによるコイル
パターンによって形成するようにしたので、非常に細か
いパターンが可能となると共にコイルの巻き数を確保す
ることが可能となり、モータを小形化する場合に十分に
対応することができる。しかも、ワイヤボンディングの
みで駆動用コイル8への通電が可能となるから、従来の
ように駆動用コイルをプリント配線基板に接着したり、
半田付けしたりするという工程がなく、ステータ3を製
造するについて、自動化がし易くなる。
【0022】また、永久磁石形ロータ13をステータ3
の被覆層7上において回転する構成としているので、永
久磁石形ロータ13を回転可能に支持するためのシャフ
ト及び軸受を必要とせず、その分部品点数を削減できる
と共に構造を簡素化でき、モータの小形化が一層容易と
なる。このとき、永久磁石形ロータ13を受ける被覆層
7と、その被覆層7と接触する永久磁石形ロータ13の
平滑層14のそれぞれの表面が滑らかで摩擦係数が小さ
いので、永久磁石形ロータ13は円滑に回転する。
【0023】さらに、駆動用コイル8の中央部に存する
内側電極9と駆動用コイル8の外周側に存する外部電極
11との間を細線12により(ワイヤボンディングによ
り)接続するようにしながらも、被覆層7によりその細
線12ごと覆っているから、細線12が永久磁石形ロー
タ13の回転に支障となることはない。
【0024】なお、上記した実施例では、永久磁石形ロ
ータ13の極数が2極、駆動用コイル8が3個の場合を
例示したが、その永久磁石形ロータ13の極数は2n極
(但し、nは1以上の整数)であれば良く、また、駆動
用コイル8も3個に限られない。
【0025】また、基板1は絶縁性を有するものであれ
ばガラス基板に限られず、シリコン基板でも良く、駆動
用コイル8のコイルパターンの材料は、アルミニウムに
限らず導電材料なら可能である。コイルパターンの製作
は、エッチングに限らず、例えば電気メッキ等によりコ
イル部を堆積させたり、或いは導電層をレーザでカッテ
ィングする方法でも可能である。
【0026】さらに、ワイヤボンディング用の細線12
もアルミニウム以外の導電材料を用いても良い。また、
駆動用コイル8を覆う被覆層7は、絶縁性を有するもの
であれば、エポキシ樹脂以外のものでも良く、さらに、
永久磁石形ロータ13に塗布した平滑層14もフッ素樹
脂以外のものでも良い等、本発明は要旨を逸脱しない範
囲内で適宜変形することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載のモータによれば、駆動
用コイルを基板上にコイルパターンにより形成するよう
にしたから、その駆動用コイルは小形化に容易に対応で
き、また、永久磁石形ロータを回転可能に支持するため
のシャフト及び軸受を必要としないので、その分部品点
数を削減できると共に構造を簡素化でき、よって小形化
に十分に対応できるようになる。
【0028】請求項2に記載のモータによれば、永久磁
石形ロータに平滑層を設けることにより、永久磁石形ロ
ータの回転時における摩擦によるロスが一層少なくな
り、永久磁石形ロータは一層円滑に回転するようにな
る。
【0029】請求項3に記載のモータによれば、駆動用
コイルの中央部に存する内側電極と駆動用コイルの外周
側に存する外部電極とを細線により接続することで、駆
動用コイルへの通電が外部電極側から可能となる。ま
た、その細線ごと被覆層で覆っているから、細線が永久
磁石形ロータの回転に支障となることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をモデル的に示す縦断面図
【図2】駆動用コイルの平面図
【図3】駆動用コイルの斜視図
【符号の説明】
1は基板、3はステータ、6はコイル層、7は被覆層、
8は駆動用コイル、9は内側電極、10は外側電極、1
1は外部電極、12は細線、13は永久磁石形ロータ、
14は平滑層である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板上にコイルパターンに
    より形成された複数個の駆動用コイルと、複数極に着磁
    され前記駆動用コイルと対向する状態で基板上に回転可
    能に配置される永久磁石形ロータと、前記基板上に前記
    駆動用コイルを覆った状態で前記永久磁石形ロータを受
    けるために設けられた表面が滑らかな被覆層とを具備し
    て成るモータ。
  2. 【請求項2】 永久磁石形ロータは、被覆層と対向する
    面に表面が滑らかな平滑層が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のモータ。
  3. 【請求項3】 駆動用コイルは渦巻状をなして中央部に
    内側電極を有し、基板は駆動用コイルの外周側に位置し
    て外部電極を有し、それら内側電極と外部電極との間は
    導電性の細線により接続され、駆動用コイルを覆う被覆
    層は、前記細線ごと覆っていることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のモータ。
JP19191792A 1992-07-20 1992-07-20 モータ Pending JPH0638439A (ja)

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JP19191792A JPH0638439A (ja) 1992-07-20 1992-07-20 モータ

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JP (1) JPH0638439A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970068101A (ko) * 1996-03-28 1997-10-13 김광호 하드디스크 드라이브의 보이스코일모터(vcm)
JPWO2019021577A1 (ja) * 2017-07-26 2020-02-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 平面モータ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970068101A (ko) * 1996-03-28 1997-10-13 김광호 하드디스크 드라이브의 보이스코일모터(vcm)
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