JP4031517B1 - 樹脂成形品の射出成形方法、透明光学素子、射出成形装置および射出成形装置用金型 - Google Patents

樹脂成形品の射出成形方法、透明光学素子、射出成形装置および射出成形装置用金型 Download PDF

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Abstract

【課題】射出成形において金型から樹脂成形品を円滑にかつ簡単に離型することができる樹脂成形品の射出成形方法、透明光学素子、射出成形装置および射出成形装置用金型を提供する。
【解決手段】射出成形装置の金型12から樹脂成形品を離型する離型工程を備えた樹脂成形品の射出成形方法であって、可動側金型12に、樹脂成形品を形成するための形成面を有する入れ子37を設け、型開き動作中または型開き後に、この入れ子37を超音波振動子71で振動させて入れ子37から樹脂成形品を離型する。
【選択図】図9

Description

本発明は、射出成形において金型から樹脂成形品を離型する工程を供えた樹脂成形品の射出成形方法、透明光学素子、射出成形装置および射出成形装置用金型に関する。
本出願人は、特願2006−73625号で、透明光学素子などの熱硬化性樹脂からなる樹脂成形品を液状樹脂射出成形法(LIM法)により成形する際に、製品部に気泡が残らないように、金型にオーバーフローキャッチャ部を設けることを提案している。この特許出願に係る発明を用いて得られた樹脂成形品は、製品部の外周部にゲート部のほかに、前記オーバーフローキャッチャ部で形成されるオーバーフロー部を備えている。
しかし、成形に用いるシリコーンなどの熱硬化性樹脂は、粘度が低く流動性が高いためにバリが発生し易く、突出ピンによる突き出しでは、樹脂成形品を金型から離型し難い。また、小さい光学レンズなどの製品部を複数個取りで成形する場合には、さらに離型し難いうえに、離型時に樹脂成形品のゲート部などが破断し、一部が金型に残ってしまう場合もある。また、樹脂成形品の製品部にオーバーフロー部を備えている場合には、さらに離型し難くなる。さらに、突出ピンによる突き出しのために、樹脂成形品に突出ピンが当接するための部分を設ける必要がある。さらには、ゲート部などが破断するのを防止するために、突出ピンによる突き出しの速度を遅くする必要があり、離型作業に要する作業時間が長くなり、作業効率が悪いという問題がある。このため、金型から樹脂成形品を円滑にかつ簡単に離型することができる技術が望まれている。
一方、例えば、特許文献1には、金型駒に振動を与えながらこの金型駒を突き出して、キャビティ内で固化した成形品を離型する射出成形用金型および射出成形方法が開示されている。
しかし、特許文献1に記載の技術では、金型駒に対する振動は補助的なものであり、離型のために突き出しロッドを介して金型駒を移動させて突き出しを行うので、離型時に樹脂成形品のゲート部などが破断する虞がある。また、成形品に突出ピンが当接する部分を設ける必要があるので、金型の構造が複雑化し、さらに小さいレンズなどの光学素子を成形する場合には、突出ピンによる突き出し応力が大きくなると破断し易くなるので、小さい製品部(光学素子)に対して突出ピンの当接部を比較的大きくする必要があり、樹脂成形部全体が大きくなるという問題がある。加えて、製品部を形成するキャビティ部のみを金型駒で形成し、この金型駒を振動させながら突き出すので、製品部がランナー部等の他の部分と分離する虞がある。また、金型駒が突出ピンとして機能し、可動駒が可動型(可動型板)に対して移動するので、可動駒と可動型(可動型板)との間の隙間に入り込んだ樹脂が可動駒の移動を阻害するのを防ぐために、成形中にこの樹脂を排除する作業が必要にある。
特開平10−175233公報
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、射出成形において金型から樹脂成形品を円滑にかつ簡単に離型することができる樹脂成形品の射出成形方法、透明光学素子、射出成形装置および射出成形装置用金型を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の樹脂成形品の射出成形方法は、射出成形装置の金型から樹脂成形品を離型する離型工程を備えた樹脂成形品の射出成形方法であって、前記金型に、前記樹脂成形品全体を形成するための形成面を有するとともに、鍔部が設けられこの鍔部が挟まれることにより位置固定されている入れ子を設け、型開き動作中または型開き後に、この入れ子を超音波振動子で振動させて前記入れ子から前記樹脂成形品を離型することを特徴とする。
また、請求項に記載の樹脂成形品の射出成形方法は、請求項に記載の発明において、前記入れ子の前記鍔部の外周側に、隙間が設けられていることを特徴とする。
また、請求項に記載の樹脂成形品の射出成形方法は、請求項1または2に記載の発明において、液状樹脂射出成形であり、前記樹脂成形品は、シリコーンからなることを特徴とする。
また、請求項に記載の樹脂成形品の射出成形方法は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、前記樹脂成形品が製品部の外周部にゲート部とオーバーフロー部とを備えていることを特徴とする。
また、請求項に記載の樹脂成形品の射出成形方法は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、前記樹脂成形品の製品部は、透明光学素子であることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の射出成形方法により形成された樹脂成形品を切断して得られる透明光学素子である。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の射出成形方法に用いられる射出成形装置である。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の射出成形方法に用いられる射出成形装置用金型である。
そして、請求項1に記載された発明においては、突出ピンによる突き出しを行わずに、型開き動作中または型開き後に入れ子を超音波振動子で振動させて入れ子から樹脂成形品を離型するので、樹脂成形品の破損等がなく、金型の入れ子から樹脂成形品を円滑にかつ簡単に離型することができる。また、突出ピンを省略して金型の構造を簡単にすることが可能であるとともに、樹脂成形品に突出ピンが当接する当接部を設ける必要がない。さらには、突出ピンでの突き出しの場合のようにゲート部などの破断を考慮して突き出し速度を遅くする必要がないので、離型作業時間を大幅に短縮することができ、作業効率を向上させることができる。
さらに、入れ子に鍔部が設けられ、この鍔部が挟まれることにより位置固定されているので、金型の構造を簡略化することができるとともに、スペーサを設けることにより正確に位置固定することができる。
請求項に記載された発明においては、入れ子の前記鍔部の外周側に隙間が設けられているので、鍔部が外周側に超音波振動することができる。
請求項に記載された発明においては、液状樹脂射出成形であり、樹脂成形品がシリコーンからなる。シリコーンは粘度が低く流動性が高いためにバリが発生し易く、樹脂成形品が金型から離型し難いので、このシリコーンを用いた射出成形において、本発明は特に有効である。
請求項に記載された発明においては、樹脂成形品が製品部の外周部にゲート部とオーバーフロー部とを備えている。樹脂成形品の製品部にゲート部のほかに、さらにオーバーフロー部を備えている場合には、樹脂成形品を金型から離型するのが難しく、破断する虞があるが、このような場合に本発明は効果的である。
請求項に記載された発明においては、樹脂成形品の製品部が透明光学素子である。光学レンズなどの透明光学素子は製品部が小さいうえ、複数個取りすることが多いので、樹脂成形品を金型から離型するのが難しいが、本発明では円滑に離型でき、金型内への樹脂成形品の一部残りを抑制することができる。
請求項に記載された発明においては、請求項1〜のいずれかに記載の射出成形方法により形成された樹脂成形品を切断してレンズなどの透明光学素子を得ることができる。
請求項に記載された発明においては、請求項1〜のいずれかに記載の射出成形方法に用いる射出成形装置を提供することができる。
請求項に記載された発明においては、請求項1〜のいずれかに記載の射出成形方法に用いる射出成形装置用金型を提供することができる。
本発明によれば、突出ピンによる突き出しを行わずに、型開き動作中または型開き後に入れ子を超音波振動子で振動させて入れ子から樹脂成形品を離型するので、樹脂成形品の破損等がなく、金型から樹脂成形品を円滑にかつ簡単に離型することができる。また、金型の構造を簡単にすることが可能であるとともに、樹脂成形品に突出ピンが当接する当接部を設けなくて済み、さらに離型作業時間を短縮することができる。
さらに、入れ子に鍔部が設けられ、この鍔部が挟まれることにより位置固定されているので、金型の構造を簡略化することができるとともに、スペーサを設けることにより正確に位置固定することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
まず、本実施の形態に係る樹脂成形品を説明する。
図1ないし図4に示すように、この樹脂成形品1は、本出願人が特願2006−73625号で提案した金型を用いて液状樹脂射出成形法(LIM法)により成形して得られるものでもある。すなわち、シリコーンなどの熱硬化性樹脂から液状樹脂射出成形法により製品部(本例では、透明光学素子としてレンズ(例えば、凸レンズ、フレネルレンズなど))2を成形する際に、金型にオーバーフローキャッチャ部を設けて製品部2内に気泡が残るのを防止している。したがって、前記特許出願に係る発明を用いて得られた樹脂成形品1は、製品部2の外周部にゲート部3のほかに、前記オーバーフローキャッチャ部で形成されるオーバーフロー部4を備えている。ゲート部3にはランナー部5が連結されており、このランナー部5は樹脂の流入通路により形成されたスプルー部6に連結されている。この樹脂成形品1は、1回の成形で8個の製品を得る8個取りのもので、ほぼ直線状に連結されたランナー部5、ゲート部3、製品部2およびオーバーフロー部4がこの順にほぼ直線状に連結され、平面視において、これらが概略切頭円錐状のスプルー部6を中心部に、放射状に配置されている。
次に、本実施の形態に係る射出成形装置を説明する。
図5ないし図9は、本実施の形態に係る射出成形装置の金型を示す図であって、図5は金型の概略断面図であり、図6は図5の要部拡大図であり、図7は金型の固定側金型の概略断面図であり、図8は金型の可動側金型の概略断面図であり、図9は図8の要部拡大詳細図である。
図5に示すように、この射出成形装置の金型10は、固定側金型11と可動側金型(金型)12とを備えている。この金型10は、図1の樹脂成形品1を形成するための形成面2つ形成され、1回の成形作業で2つの樹脂成形品1を成形するようになっている。
図5〜図7に示すように、固定側金型11は、固定側取付板21とこの固定側取付板21に複数の受け板22,23を介して取り付けられた固定側型板(キャビティプレート)24とを備えている。固定側型板24と受け板23との間には、断熱板25が介在されている。固定側型板24には、入れ子26が設けられており、この入れ子26の前面には、図1の樹脂成形品1全体を形成するための形成面が形成されている。入れ子26の前記形成面(前面)は、スプルー部6の部分以外は平坦面で形成されている。入れ子26には、8つのピン28が設けられており、各ピン28の前端面には、図1の樹脂成形品1におけるスプルー部6を中心とした円周上の8個の製品部2に応じたキャビティ形成面が形成されている。ピン28は、入れ子26の貫通孔に断熱板25側から挿入され、大径の係止部(図示を省略)が入れ子26の貫通孔の段差部(図示を省略)に係止されることにより、ピン28が貫通孔から前端側へ抜け出るのを阻止されている。ピン28の前端面は入れ子26の前面より少し引っ込んでいる。
また、入れ子26の中央部には、樹脂の流入通路である概略切頭円錐状のスプルー29が形成されており、このスプルー29には、スプルーユニット31等に形成された樹脂の流入通路32が連通しており、固定側取付板21に固定されたブッシュ33内に樹脂注入機のノズル34から射出された樹脂が流入通路32を通してスプルー29内に送られる。前記断熱板25は、樹脂成形品形成部の熱が固定側受け板23側に伝わるのを抑制して、流入通路32内の樹脂の流動性を確保するように機能している。また、同様の目的のために、スプルーユニット31等は水冷用配管等により水冷されている。
また、図5、図6、図8および図9に示すように、可動側金型12は、可動側取付板31とこの可動側取付板31に複数の受け板32,33,34を介して取り付けられた可動側型板(コアプレート)35とを備えている。可動側型板35と受け板34との間には、断熱板36が介在されている。可動側型板35には、概略円柱状の入れ子37が設けられており、この入れ子37の前面には、図1の樹脂成形品1全体を形成するための形成面が形成されている。この形成面は、入れ子37の平坦な前面の一部が掘り込まれて形成され、凹部となっている。
図9に詳細に示すように、入れ子37には、8つのピン38が設けられており、各ピン38の前端面には、図1の樹脂成形品1におけるスプルー部6を中心とした円周上の8個の製品部2に応じたキャビティ形成面が形成されている。ピン38は、前端面側の小径部分38aと後端面側の大径部分38bとを備えており、入れ子37に形成された前面側の小径部39aと後面側の大径部39bとを備えた貫通孔39に嵌入されている。そして、ピン38は、貫通孔39の大径部39bの前端部においてピン38の大径部分38bの前側にスペーサ40を介在させるとともに、貫通孔39の大径部39bの後端部の雌ねじに2つの六角穴付き止めねじ41を螺合させることにより、ピン38の前後方向(軸方向)の位置(したがってピン38の前端のキャビティ形成面の位置)が決められているとともに、ピン38が貫通孔39から後端側へ抜け出るのを阻止されている。
入れ子37は次のように設けられている。すなわち、図9に示すように、可動側型板35の貫通孔51にフランジ付きのブッシュ52が設けられており、入れ子37は、このブッシュ52の内側、受け板34の円柱状の貫通孔53、断熱板36の円柱状の貫通孔54および受け板33の円柱状の貫通孔55に亘って挿入されている。そして、ブッシュ52の内周面および受け板34の貫通孔53の内周面と入れ子37の外周面との間にはそれぞれ、僅かな隙間が設けられており、入れ子37は、ブッシュ52および受け板34の貫通孔53にそれぞれ、Oリング(弾性部材)56,57を介して嵌合されており、これにより入れ子37の半径方向の位置が固定されている。各Oリング56,57はそれぞれ、入れ子37の外周面に形成されたOリング用の溝に装着されている。
また、入れ子37の前後方向(型合わせ面側を前側としている。)の中央部には、側方外方に突出する円板状の鍔部58が形成されている。一方、受け板34の貫通孔53の後端側には、貫通孔53および受け板34の後面に開口する円環状の切欠部59が形成されており、この切欠部59内に入れ子37の鍔部58が挿入されている。そして、この鍔部58の前後にそれぞれ、円環状のスペーサ61,62が配置され、切欠部59の前側の内面と断熱板36の前面とでこれらのスペーサ61,62を挟まれることにより、鍔部58がスペーサ61,62で挟まれている。この場合、鍔部58およびスペーサ61,62の幅寸法の合計が切欠部59の幅寸法(奥行き寸法)よりも若干小さく設定されている。スペーサ61,62は、ベイクライト等の摩擦係数の小さい低摩擦材料からなり、鍔部58は、これらのスペーサ61,62の間で、半径方向にすべり移動可能である。樹脂の射出時に入れ子37が後面側に押されるが、このとき入れ子37の鍔部58の後面がスペーサ62の前面に当接されるので、入れ子37の前後方向(軸方向)の位置(したがって入れ子37の前面の樹脂成形品1を形成するための形成面の位置)は、断熱板39の前面に当接されるスペーサ62の幅寸法によって決められる。また、鍔部58の外径寸法は、切欠部59の半径方向の内面の径より小さく設定されており、鍔部58の外周側には隙間64が設けられている。
この金型10は、真空成形用の金型であり、図9に示すように、可動側金型12のブッシュ52および受け板35に亘って吸引通路65が形成されており、この吸引通路65の一端は型合わせ面(パーティングライン)に開口され、他端は真空引きのための真空装置(図示せず)に接続されている。樹脂成形品形成部の気密を保持するために、入れ子37とブッシュ52との間およびブッシュ52と可動側型板35との間にはそれぞれ、Oリング(気密部材)56,67が介在され、またブッシュ52と受け板34の当接面にはOリング(気密部材)68が吸引通路65を包囲するように設けられている。前述したように、Oリング56は、ブッシュ52と入れ子37との間に隙間を形成する機能を兼ねている。Oリング67、68はそれぞれ、ブッシュ52の外周面および受け板34の当接面に形成されたOリング用の溝に装着されている。また、樹脂成形品形成部の気密を保持するために、可動側型板35と固定用金型11の入れ子26との型合わせ面には、Oリング(気密部材)69がブッシュ52を包囲するように設けられている。Oリング69は、可動側型板35の型合わせ面に形成されたOリング用の溝に装着されている。
また、入れ子37の後面には、超音波振動子71が取り付けられている。すなわち、この超音波振動子71前面中央部にはボルト部72が設けられており、このボルト部72が入れ子37の後面の中央に形成された雌ねじ37bにセラミック等の断熱性材料からなる座金73を介してねじ込まれている。断熱性の座金73を用いることにより、樹脂成形品形成部の熱が超音波振動子71に伝わるのを抑制している。同様の目的で、前記断熱板36が受け板33,34の間に介在されている。また、超音波振動子71の周りには、温度調節のための配管74が設けられており、超音波振動子71の温度上昇を防いでいる。超音波振動子71は、複数の圧電素子75を有するもので、交流電圧を加えると先端部分が高速振動し、これにより入れ子37を高速振動させるものである。この超音波振動子71は、例えば発振周波数が27kHz程度で、振動振幅が10μm程度に設定される。この場合入れ子37はホーンとして機能し、入れ子37は、前後方向においては前面部および後面部で最大の振幅になり、鍔部58で振幅が0(零)になり、半径方向においては鍔部58で振幅が最大になるようになっている。
次に、この射出成形装置を用いた射出成形(射出成形方法)を、樹脂成形品の離型方法を中心に説明する。
まず、シリコーンなどの熱硬化性樹脂を用いて、液状樹脂射出成形法により金型10内に樹脂脂成形品1を成形する。この場合、吸引通路65を通じて樹脂成形品形成部が真空引きされ、真空成形が行われる。
次いで、型開きする。この型開き動作中または型開き後に、超音波振動子で入れ子37を振動させる。これにより、入れ子37に密着している樹脂成形品1と入れ子37との間に空気層が形成され、入れ子37から樹脂成形品1が離型される。
なお、入れ子37は、ブッシュ52および受け板34にそれぞれ、弾性部材であるOリング56,57を介して保持されているので、入れ子37とブッシュ52および受け板34との間にそれぞれ、隙間が形成されているため、入れ子37は樹脂の射出、硬化により樹脂脂成形品1が形成されるときには精密な位置を確保できるとともに、離型時には超音波振動可能である。
また、入れ子37の鍔部58は、半径方向の振幅が最大になる部分であるが、鍔部58外周側に隙間64が設けられているので、鍔部58がスペーサ61,62の間で半径方向にすべり移動して超音波振動することが可能である。
次いで、取出機の取出ヘッドを下降させた後、取出ヘッドを前進させ(可動側金型12に接近させ)、その後取出ヘッドのチャックで樹脂成形品1のスプルー部6を把持する。
次いで、取出ヘッドを後退させ(可動側金型12から離間させ)、その後上昇させて、固定側金型11と可動側金型12との間から外部に位置させる。
次いで、カメラによる画像を画像処理装置で分析し、入れ子37に樹脂成形品1の製品部2やオーバーフロー部4などが残っていないか(成形品の部分残りがあるか)を検査する。
もし、残っていた場合には、型閉めのスタート指令を出されず、成形機のサイクルオーバーエラーが発報される。
残っていない場合には、型閉めを行う。
取出機により金型10から取り出された樹脂成形品1は、取出機により次工程の切断工程を行う加工装置に搬出される。
この切断工程では、加工装置により製品部2とゲート部3との間、および製品部2とオーバーフロー部4との間を切断して、ゲート部3およびオーバーフロー部4から製品部2を分離し、製品部2を得る。
以上のように構成された樹脂成形品の射出成形方法および射出成形装置にあっては、型開き動作中または型開き後に入れ子37を超音波振動子37で振動させるだけで、突出ピンによる突き出しが行わない。したがって、シリコーンなどの粘度が低く流動性が高いためにバリが発生し易い熱硬化性樹脂を用いて液状樹脂射出成形法により樹脂成形品1を成形する場合でも、樹脂成形品1の破損等がなく、樹脂成形品1を可動側金型12の入れ子37から円滑にかつ簡単に離型することができる。さらに、樹脂成形品1のように製品部2にゲート部3のほかに、オーバーフロー部4を備えている場合でも、入れ子37から円滑に離型することができ、オーバーフロー部4やゲート部3が破断するのを抑制することができる。さらには、樹脂成形品1の製品部2が光学レンズなどの透明光学素子であり、製品部2が小さいうえに、8個取りなど複数個取りする場合でも、入れ子37から円滑に離型することができ、入れ子37に樹脂成形品1の一部が残るのを抑制することができる。
さらに、突出ピンによる突き出しを行わないので、可動側金型12の構造を簡単にすることができるとともに、樹脂成形品1に突出ピンが当接する当接部を設ける必要がない。樹脂成形品1に突出ピンを当接する当接部を設けないで済むと、光学レンズなどの透明光学素子などのように製品部2が小さい樹脂成形品1の場合に、前記当接部を確保するためにゲート部3等を大きくする必要がなくなる。さらには、突出ピンでの突き出しの場合のようにゲート部3などの破断を考慮して突き出し速度を遅くする必要がないので、離型作業時間を大幅に短縮することができ、作業効率を向上させることができる。
また、樹脂成形品1全体を形成する形成面を有する入れ子37を超音波振動させるので、例えば製品部の一部を振動させる場合などのように、ゲート部3やランナー部5などの他の部分と製品部2との間など樹脂成形品1の一部で破断し易くなるということがない。さらに、樹脂成形品1全体を形成する形成面を有する入れ子37(ピン38を含む)は、成形時に可動側型板35に対して移動することがないので、特許文献1に記載の可動駒のように、可動駒の移動を確保するために可動駒と可動型(可動型板)との間の隙間に入り込んだ樹脂を排除する作業を成形中に行う必要がない。
また、入れ子37が可動側型板12に設けられたブッシュ52および受け板34にそれぞれ、弾性部材であるOリング56,57を介して保持されているので、入れ子37とブッシュ52および受け板34との間にそれぞれ隙間が形成される。したがって、入れ子37は、樹脂脂成形品1が樹脂の射出、硬化により形成されるときには精密な位置を確保できる一方、離型時には超音波振動可能である。
さらに、弾性部材であるOリング56が真空成形のために樹脂成形品形成部の気密を保持する気密部材を兼ねているので、可動側金型12の構造を簡略化することができる。
また、入れ子37に鍔部58が設けられ、この鍔部58が挟まれることにより位置固定されているので、可動側金型12の構造を簡略化することができるとともに、スペーサ61,62の厚さを適切に設定することにより正確に位置固定することができる。
さらに、入れ子37の鍔部58の外周側に隙間64が設けられているので、鍔部58がスペーサ61,62の間で半径方向にすべり移動して超音波振動することができる。
また、超音波振動子71がセラミック等の断熱性材料からなる座金73を介して入れ子37に取り付けられているので、樹脂成形品形成部の熱が超音波振動子71に伝わるのを抑制でき、超音波振動子71に温度上昇により不具合が生じるのを防止できる。さらに、断熱板36が受け板33,34の間に介在されていることも、超音波振動子71の同様の不具合防止に寄与している。
なお、前述の実施の形態では、可動側金型12にブッシュ52を介して入れ子37を設けたが、ブッシュ52を省略することもできる。
また、前述の実施の形態では、入れ子37を受け板34に弾性部材であるOリング57を介して保持したが、このOリング57を入れ子37とブッシュ52との間、あるいは他の受け板33や断熱板36との間に設けるようにしてもよく、さらには省略するようにしてもよい。
また、前述の実施の形態では、入れ子37の鍔部58を挟むスペーサ61,62を、ベイクライト等の摩擦係数の小さい低摩擦材料で構成し、鍔部58をスペーサ61,62の間で半径方向にすべり移動可能にして半径方向に超音波振動することができるようにしたが、鍔部58とスペーサ61,62との間にOリング等の弾性部材を介在させて、鍔部58とスペーサ61,62との間に隙間を形成するようにして、鍔部58をスペーサ61,62の間で半径方向に超音波振動することができるようにしてもよい。
また、前述の実施の形態では、入れ子37には、キャビティ形成面が形成するピン38を設けたが、ピン38を別個に設けずに、入れ子37にキャビティ形成面を形成するようにしてもよい。
また、前述の実施の形態では、可動側型板37の入れ子37に密着した樹脂成形品1から離型するようにしたが、樹脂成形品を固定側型板の入れ子に密着させるようにして、この入れ子を超音波振動させる離型するようにしてもよい。
また、前述の実施の形態では、超音波振動だけで入れ子37から樹脂成形品1を離型したが、超音波振動に加えて空気を吹き付けるなど他の手段を併用あるいは補助的に用いてもよい。
また、前述の実施の形態では、超音波振動により入れ子37から樹脂成形品1を離型した後、取出機で樹脂成形品1を把持して入れ子37から取り外したが、これに代えて、超音波振動だけで入れ子37から樹脂成形品1を落とす(取り外す)ようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る樹脂成形品を示す図であって、平面図である。 同、一部を切り欠いて示す側面図である。 図1の一部拡大図である。 図2の一部拡大図である。 本発明の実施の形態に係る射出成形装置を示す図であって、金型の断面図である。 図5の要部拡大図である。 金型の固定側金型の概略断面図である。 金型の可動側金型の概略断面図である。 図8の要部拡大詳細図である。
符号の説明
1 樹脂成形品
2 製品部(透明光学素子)
3 ゲート部
4 オーバーフロー部
12 可動側金型(金型)
37 入れ子
56 Oリング(弾性部材、気密部材)
58 鍔部
64 隙間
71 超音波振動子

Claims (8)

  1. 射出成形装置の金型から樹脂成形品を離型する離型工程を備えた樹脂成形品の射出成形方法であって、
    前記金型に、前記樹脂成形品全体を形成するための形成面を有するとともに、鍔部が設けられこの鍔部が挟まれることにより位置固定されている入れ子を設け、型開き動作中または型開き後に、この入れ子を超音波振動子で振動させて前記入れ子から前記樹脂成形品を離型することを特徴とする樹脂成形品の射出成形方法。
  2. 前記入れ子の前記鍔部の外周側に、隙間が設けられていることを特徴とする請求項に記載の樹脂成形品の射出成形方法。
  3. 液状樹脂射出成形であり、前記樹脂成形品は、シリコーンからなることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂成形品の射出成形方法。
  4. 前記樹脂成形品が製品部の外周部にゲート部とオーバーフロー部とを備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の樹脂成形品の射出成形方法。
  5. 前記樹脂成形品の製品部は、透明光学素子であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の樹脂成形品の射出成形方法。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の射出成形方法により形成された樹脂成形品を切断して得られる透明光学素子。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の射出成形方法に用いられる射出成形装置。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の射出成形方法に用いられる射出成形装置用金型。
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