JP4028293B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄表示装置に所定の図柄態様が表示された場合に、遊技者に所定の利益を供与することとなる作動を実行するようにしたパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球の通過を検知する図柄始動領域と、図柄始動領域への遊技球通過を契機として始動記憶数を記憶保持し、かつ始動記憶を順次記憶消化する始動記憶制御手段と、該始動記憶の消化により選出図柄を変動開始し、停止して図柄確定する一連の図柄生成行程を図柄表示装置で実行する図柄制御手段とを備え、図柄表示装置に確定表示された選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に所定の利得を供与することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機は、種々提案されている。このようなパチンコ遊技機としては、いわゆる第1種パチンコ遊技機及び第3種パチンコ遊技機が良く知られている。
【0003】
ここで、第1種パチンコ遊技機は、選出図柄を変動表示する図柄表示領域を具備する図柄表示装置と、開閉片により開閉制御される大入賞口を具備する可変入賞装置と、遊技盤面に設けられた特別図柄始動領域への遊技球通過に起因して表示図柄を変動開始し、停止して図柄確定する図柄制御手段とを備え、図柄表示装置に所定の当り図柄態様が確定表示された場合に、可変入賞装置の大入賞口の開放と、大入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による大入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを、大入賞口内に設けられた特定領域を遊技球が流入することを継続条件として、所定制限回数まで繰り返してなる特別遊技作動を実行するものである。
【0004】
また、第3種パチンコ遊技機は、選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知する図柄始動領域と、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ遊技球通過可能な状態と不可能な状態とに変換する普通電動役物と、開閉制御される大入賞口と、遊技球通過に伴って該大入賞口を開放する特定領域への流入制御を行う役物とを備え、図柄始動領域への遊技球通過に起因して、図柄表示装置の図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、普通電動役物を開放制御し、その特別作動領域への遊技球通過に伴って特別遊技作動が実行されるものである。なお、この特別遊技作動は、役物が駆動して特定領域への遊技球流入が可能となり、かつ該遊技球通過ごとに、大入賞口の開放と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものである。
【0005】
このようなパチンコ遊技機にあっては、選出図柄変動中における図柄始動領域への遊技球通過を所定始動記憶数を限度として記憶保持し、この始動記憶数を表示する始動記憶数表示装置を備えている。この始動記憶が一個消化される毎に、始動記憶数表示装置で表示された始動記憶数が一個減ると共に、新たな図柄生成行程が一回実行されることとなる。ここで、始動記憶数の上限数を超える遊技球通過は、全て無効としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のパチンコ遊技機にあって、始動記憶数が上限数となると、意図的に遊技球の発射を休止させて始動記憶数の消化を待つ行為が、遊技者の間で一般的に行われている。このような遊技球の発射停止行為は、遊技者にとっては無駄球の消費を抑制するという利点があるが、遊技場にとっては稼働率が低下するという不利益となるという問題が生じていた。特に、特別遊技作動中は、始動記憶が消化されないため、始動記憶数は上限を越えるため、特別遊技作動の終了後には発射停止行為が行われる。このような問題に対し、選出図柄の変動時間を短縮したり、変動時間の長いリーチ変動の出現率を減らしたりする構成が提案されている。しかし、これら構成によって、遊技者の期待感を刺激するリーチ変動時間があまりに短縮等されると、遊技内容は単調で退屈なものとなってしまい、リーチ変動による演出効果が著しく滅殺されることとなるという新たな問題を生じることとなっていた。而して、上限以上の始動記憶数を無効とする遊技者にとっての不利益と、稼働率の低下という遊技場にとっての不利益との両者を改善することが必要とされていた。
【0007】
一方、始動記憶数の上限が比較的多い構成、又は上限が設定されていない構成にあって、多量の始動記憶数が記憶保持されれば、それらを消化するために多大な時間が必要となり、結局、遊技者が遊技球の発射停止行為を行うことになり得た。特に、上記の特別遊技作動後には膨大な始動記憶数が記憶保持される状況となり得るから、遊技球の発射停止行為を抑制することは難しい問題であった。
【0008】
本発明は、上述の問題を解決するため、始動記憶数が過剰に記憶保持されることを防ぎ得るパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述のパチンコ遊技機にあって、始動記憶制御手段が、図柄始動領域を遊技球が通過する毎に、始動記憶判定手段に従って図柄生成行程の始動記憶を有効とするか否かを決定する始動記憶有効判定行程を備えていることを特徴とする。
【0010】
かかる構成にあっては、図柄生成行程の始動記憶を、始動記憶判定手段によって有効とするか否かを判定するようにしたものであり、この始動記憶有効判定行程が実行される場合には、始動記憶数の増加を抑制することができるから、始動記憶の消化が促進されることとなりえ、該始動記憶数が過剰に記憶保持されることを適切に防止できる。これにより、遊技者の遊技球発射停止行為を抑制することができ、パチンコ遊技機の稼働率低下によって遊技場が不利益を被ることを適切に防ぎ得る。また、この始動記憶数に上限が設けられている構成のパチンコ遊技機にあっては、かかる始動記憶有効判定行程により、始動記憶数が上限数まで蓄積され難くなるから、上限を越えて無効となる始動記憶を減少させることができ、遊技者が不利益を被ることを防ぎ得る。このように始動記憶が過剰に保留されることなく消化されていくから、選出図柄の図柄生成行程を様々な演出表示態様によって行うことも可能であり、遊技の興趣性を充分に発揮できるという優れた利点も生じる。また、始動記憶有効判定行程により、図柄生成行程の始動記憶を有効とするか否かを決定するという、新たな趣向性が加味されることとなるから、一層変化に富んだ面白い遊技を提供できる。
【0011】
ここで、始動記憶判定手段は、始動記憶を有効とするか否かを決定するものであるから、予め定められた所定の判定基準に基づいて判定し得る構成とすることができる。この始動記憶判定手段が、判定乱数テーブルを備え、図柄始動領域を遊技球が通過する毎に、該判定乱数テーブルから判定値を抽出して、該判定値に基づき始動記憶を有効とするか否かを決定するものとした構成としている。かかる構成にあっては、図柄始動領域への遊技球通過により、判定乱数テーブルから無作為に判定値を抽出するものであるから、始動記憶を有効とするか否かの判定を、所定の判定基準に沿って公正かつ適当に行い得る。
【0012】
本発明では、このような始動記憶有効判定行程が、特定の遊技状態となった場合に実行されるようにした構成としている。かかる構成により、始動記憶有効判定行程が実行される場合と、実行されない場合とが、特定の遊技状態となるか否かによって明確に区別されることとなるから、遊技の興趣性を一層向上させることができる。
【0013】
本発明では、上記した特定の遊技状態が、予め定められた記憶数を越える始動記憶数を記憶保持した状態であるとした構成としている。かかる構成にあっては、予め定められた記憶数を越える始動記憶数を記憶保持している場合に、上述の始動記憶有効判定行程を実行するようにしたものであるから、始動記憶数が予め定められた記憶数を大きく上回って蓄積されることを防ぎ得る。また、予め定められた記憶数までは、図柄始動領域を遊技球が通過する毎に、始動記憶数を記憶保持するようにしているから、遊技球が図柄始動領域を通過しても図柄生成行程が実行されない状況が生じることがない。而して、始動記憶数が適当に記憶保持されることとなり、始動記憶の増加と消化とをバランス良く保つことができる。
【0014】
また、特定の遊技状態が、特別遊技作動の作動状態であるとした構成も提案される。一般的に上述した第1種パチンコ遊技機又は第3種パチンコ遊技機にあって、特別遊技作動中では始動記憶が消化されず、遊技球が図柄始動領域を通過する度に始動記憶数が記憶保持され、該特別遊技作動が終了した時点で多くの始動記憶数が存在することとなる。かかる構成にあっては、このような特別遊技作動の実行中で、上述の始動記憶有効判定行程を実行するようにしたものである。これにより、始動記憶数が多量に蓄積されることを防止できるから、特別遊技作動後に比較的長時間、遊技球発射停止行為が行われることを防ぎ得る。また、始動記憶数の上限を設定している構成にあっては、特別遊技作動中における上限数を越えて無効となる始動記憶を減少させることができるから、遊技者が不利益を被ることを防止できる。
【0015】
一方、上述した始動記憶有効判定行程により始動記憶を有効とされた図柄生成行程が、選出図柄が当り図柄態様となる確率を向上させた高当り発生確率により実行されるようにした構成が提案される。かかる構成にあっては、始動記憶有効判定行程によって始動記憶が有効となると、当りの発生し易い図柄生成行程が実行されるようにしたものである。これにより、始動記憶有効判定行程により始動記憶が有効となることを望む遊技者の感情を誘発できるから、遊技球が図柄始動領域を通過した時点から当り発生への期待感を強く高揚させえ、図柄生成行程の始動記憶を行う遊技の趣向性を充分に発揮することが可能である。また、高当り発生確率となる図柄生成行程を有効とし得る始動記憶有効判定行程に対して遊技者の挑戦意欲を掻き立てることができるから、遊技球発射停止行為を防止することともなり得る。
【0016】
図柄始動領域への遊技球通過から図柄生成行程による当り図柄態様の表出までの一連の当り確率が、始動記憶有効判定行程を行う場合と、行わない場合とで同確率レベルとなるように設定されている構成が提案される。かかる構成にあっては、始動記憶有効判定行程の実行有無に関わらず、図柄生成行程による当りを公正に生じ得るものであるから、始動記憶有効判定行程を備えた遊技の健全性を適正に保ちつつ、始動記憶の消化を促進させることができる。ここで、始動記憶有効判定行程にあっては、始動記憶判定手段の始動記憶を有効とする有効確率の割合に応じて、始動記憶した場合の図柄生成行程による選出図柄が当り図柄態様を表示する当り図柄発生確率を高確率とすることにより、該始動記憶有効判定行程を行わない場合における図柄生成行程の当り図柄発生確率と同確率レベルとすることができる。
【0017】
また、図柄始動領域への遊技球通過を契機として記憶保持した始動記憶数を表示する始動記憶数報知装置を備えている構成にあって、該始動記憶数報知装置が、始動記憶有効判定行程により有効とされた始動記憶と、始動記憶有効判定行程を実行しない場合の始動記憶とを夫々に異なる表示態様により表現するようにした構成が提案される。かかる構成にあっては、始動記憶有効判定行程によって有効となった図柄生成行程の始動記憶を遊技者に明確に知得させ得るようにしたものである。これにより、上述のように始動記憶有効判定行程により有効となった図柄生成行程を高当り確率とした構成にあっては、該高当り確率である図柄生成行程の実行時期を遊技者は前もって知ることができるから、当該図柄生成行程の到来を望む感情が誘発され、図柄生成行程の実行前から当り発生に対する期待感が刺激される興趣溢れる遊技を楽しむことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
いわゆる第1種パチンコ遊技機に本発明を適用した実施形態例を説明する。
図1はパチンコ遊技機の遊技盤1の正面図であり、図2は遊技盤1の中央に設けられたセンターケース4の正面図である。このセンターケース4内には液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックスまたは7セグメント指示器等からなる図柄表示装置6が設けられている。この図柄表示装置6の図柄表示領域Fには三つの特別図柄(選出図柄)A,B,Cが表示される。この特別図柄A,B,Cは、「0」〜「9」の10個の数字からなる。
【0019】
センターケース4の図柄表示装置6の直下位置には、液晶表示器、CRT表示器等からなる特別図柄記憶数表示装置8が設けられる。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、後述する主制御基板60(図3参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された始動記憶数を表示する。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、本発明の要部にかかり、詳しくは後述する。
【0020】
また、図柄表示装置6の直上位置には、三個の発光ダイオードLEDを内部に備え、普通図柄を表示する普通図柄表示装置10が配設されている。この三個の発光ダイオードLEDは順次点滅して、種々の組合せの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当り態様の場合には、後述の普通電動役物15を開放する。この普通図柄表示装置10としては、液晶表示器や一乃至複数個の7セグメント指示器等により構成し、その表示内容により、当り又はハズレを決定するものであっても良い。
【0021】
さらに、この普通図柄表示装置10の直上位置には、四個の発光ダイオードLEDからなる普通図柄始動記憶数表示装置12が設けられ、後述の普通図柄始動スイッチS2(図3参照)からの遊技球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0022】
一方、センターケース4の左右両側には、普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が設けられ、遊技球の通過によりこの普通図柄作動ゲート13,13に内蔵された普通図柄始動スイッチS2から遊技球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置10が図柄変動する。
【0023】
また、センターケース4の直下位置には、内部を特別図柄始動領域14として、開閉翼片により始動領域(入賞口兼用)の開口度を変化させるようにした普通電動役物15が配設されている。この普通電動役物15は、開閉翼片により、特別図柄始動領域14(入賞口兼用)の開放度を変化させるようにした構成である。そして普通図柄表示装置10の表示結果が、上述のように所定の当り態様の場合には、開閉翼片が約0.5秒拡開して、特別図柄始動領域14の開放度を拡開させ、遊技球が入り易い状態となる。普通電動役物15内には、光電スイッチ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチS1(図3参照)が備えられ、この特別図柄始動スイッチS1による遊技球通過検知を契機として、図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cの図柄が変動開始し、所定の図柄態様で停止表示する図柄生成行程が実行されることとなる。
【0024】
普通電動役物15のさらに下方には、内部に特定領域と一般領域とを有する大入賞口23が配設され、開閉片24を大入賞口開放ソレノイド(図3参照)により開閉制御することにより大入賞口23を開放状態又は閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置22が配設されている。そして、図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cが所定の組合せで表示され、当りとなると、開閉片24が開いて、その開放状態で開閉片24の上面が案内作用を生じ、大入賞口23へ遊技球を案内するとともに、特定領域に遊技球が入ると、次の開閉ラウンドへ移行可能となり、連続開放作動を生じて、遊技者に所定の利得が供される。この可変入賞装置22は、後述する特別遊技作動を実行するものであって、その内部には、図3で示すように、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3と、当り中の入賞個数を計数するカウントスイッチS4とが設けられている。ここで特定領域スイッチS3にも、特定領域に入った遊技球を計数するカウントスイッチとしての機能が備えられている。
【0025】
図3は、本発明にかかるパチンコ遊技機の遊技作動を制御する制御回路を示すものである。
主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。この記憶装置ROMには、制御プログラム、乱数テーブル等の固定データが記憶されている。乱数テーブルには当り特別乱数K、当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc 、リーチ乱数N、リーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Q、普通当り乱数U、普通図柄乱数V等が格納されており、所定の要件が充足されると主制御用中央制御装置CPUにて各乱数の抽出が行われる。また、この記憶装置ROMの乱数テーブルには、本実施形態例にあっては、始動記憶判定乱数Wも格納されており、特定の遊技状態である場合に有効とされる。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1 、普通図柄始動スイッチS2 のON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
【0026】
この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーTMも接続されている。
【0027】
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出制御基板65の各入力ポートに向け、一方向に発信されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには盤面中継基板61を介して上述した特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2 、特定領域スイッチS3、及びカウントスイッチS4が接続され、主制御基板60が2ms毎に各スイッチS1〜S4の遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物15のソレノイドや、大入賞口23のソレノイド等が接続され、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。
【0028】
ここで主制御用中央制御装置CPU及び後述する各制御基板に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。なお、この演算ユニットの連成数によって、中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板に夫々送信し、各制御基板の中央制御装置CPUが該制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
【0029】
上記の図柄表示制御基板62には、図柄表示装置6の図柄表示領域F上で表出される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この記憶装置ROMには、動作プログラム、図柄表示領域Fの可変パターン及びその表示パターン、当り遊技パターン、リーチ態様パターン等の図柄変動態様を行う固定データも記憶されている。この図柄表示制御基板62は、主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄表示態様を演出する図柄データを、出力ポートを介して表示用ドライバに送信する。そして、この表示用ドライバは図柄データに従って、図柄表示装置6の図柄表示領域Fに所定の図柄を表出させる。また、本字実施形態例にあって、図柄表示制御基板62は、特別図柄始動記憶表示装置8に表出される特別図柄の始動記憶数を表示する表示態様を制御実行するようになっており、主制御基板60からの制御指令信号に従って、所定の表示図柄を表出させる。
【0030】
上記の音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに発信して、この音データを受けてスピーカに出力させる。
【0031】
上記の光源制御基板64には、パチンコ遊技機に備えられたパイロットランプ等の電飾装置、本発明にかかる通過記憶数表示装置8の発光ダイオードLED等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置等の点灯、点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや、パイロットランプ等を電飾するための電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を演算処理し、所定の光データを出力ポートを介して、パイロットランプや発光ダイオードLED等を発光作動するドライバを配した光源作動基板に送信し、所定のパイロットランプ等を点灯、点滅させる。
【0032】
上記の払出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動して、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この払出制御基板65は、主制御基板60から受信した制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、このデータにより貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。この払出制御基板65は、遊技球の貸球を記憶したプリペイドカードの読み込み書き込みを行うプリペイドカードユニットと、このプリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球等のデータをやり取りする。
【0033】
尚、上述した各中央制御装置CPUからなるそれぞれの制御回路は、図柄変動態様の表示、変動等を実行する図柄制御手段と、特別図柄始動領域14への遊技球通過を始動記憶数として記憶保持し、かつ該始動記憶を順次記憶消化する始動記憶制御手段とを構成している。
【0034】
次に、本発明の制御態様をパチンコ遊技機の作動に従って説明する。
遊技球が発射装置より遊技盤1に発射され、遊技球が特別図柄始動領域14を通過し、特別図柄始動スイッチS1がON作動すると、この信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が認識する。この信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている当り特別乱数K、当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc 、リーチ乱数N、リーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Q、始動記憶判定乱数W等を抽出し、各抽出値を一旦、記憶装置RAMに格納する。
【0035】
さらには、特別図柄始動スイッチS1のオン信号に基づき、主制御用中央制御装置CPUで演算処理して、賞球指令信号を払出制御基板65に発信すると共に、賞球作動に連動する賞球音の発生指令信号を音源制御基板63に、賞球ランプ等の発生指令信号を光源制御基板64に夫々発信する。
【0036】
主制御基板60から賞球指令信号を受信した払出制御基板65は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて払出制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、その結果に従って賞球ユニットのソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。
【0037】
これと同期して、賞球音の発生指令信号を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて音源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、その結果に従ってスピーカより所定の賞球音を上記賞球の払出時に合わせて出力する。
【0038】
同時に光源制御基板64でも、受信した賞球ランプ等の発生指令信号に従って光源制御用中央制御装置CPUが記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて演算処理を行い、その結果に従って所定のパイロットランプ等を点灯、点滅させる。
【0039】
なお、遊技球が特別図柄始動領域14に連続的に通過した場合には、図柄変動中の特別図柄始動スイッチS1による遊技球検出が主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、その記憶に基づいて上述した特別図柄記憶数表示装置8により特別図柄始動記憶数が表示される。この特別図柄記憶数表示装置8では、始動記憶の消化する都度、記憶数が減少する。なお、本実施形態例にあっては、特定の遊技状態になると、始動記憶判定乱数Wが有効とされ、該Wの抽出値によっては、遊技球が特別図柄始動領域14を通過しても始動記憶が無効とされる場合もある。そして、一個の始動記憶に対して、一回の図柄生成行程が実行される。かかる始動記憶判定乱数Wを有効とする始動記憶有効判定行程は、本発明の要部にかかり、詳しくは後述する。
【0040】
また、特別図柄始動スイッチS1のON作動もしくは、特別図柄の始動記憶が消化されることにより、特別図柄記憶数表示装置8に表示される特別図柄始動記憶数が減少し、特別図柄A,B,Cが変動開始される。さらに詳しく述べると、遊技球が、図柄停止中に特別図柄始動領域14へ通過した場合は、かかる特別図柄始動スイッチS1のON作動により、特別図柄A,B,Cを変動開始する。また、遊技球が、図柄変動中に特別図柄始動領域14へ通過した場合は、現在進行中の図柄生成行程終了後、始動記憶が消化されることにより特別図柄A,B,Cを変動開始する。
【0041】
このように、特別図柄始動スイッチS1のON作動もしくは、主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されている始動記憶の消化により特別図柄A,B,Cが変動開始すると、主制御用中央制御装置CPUは、抽出された当り特別乱数Kを判定し、当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc のいずれかを有効とする。そして、Kが当りを選出していた場合には、リーチ態様乱数Qを有効とする。又は、Kが当りを選出していなかった場合にはリーチ乱数Nの選定内容に従ってリーチとするかどうかを判定し、リーチとする場合にはリーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Qを有効とする。そして、特別図柄表示装置6で実行される特別図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
【0042】
前記の図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の表示プログラムを用いて、図柄表示装置6で演出する特別図柄A,B,Cの各図柄表示態様を決定する。そして、この図柄表示態様に従って特別図柄A,B,Cを順次停止し、特別図柄A,B,Cを確定表示する。
【0043】
また、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、音響作動と発光作動を前記図柄表示態様に連動させるため、音響制御指令信号を音源制御基板63に発信すると共に、電飾制御指令信号を光源制御基板64に発信する。音響制御指令を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて音源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた音データをサウンドジェネレータを介してスピーカより出力する。また前記光源制御基板64では、電飾制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて光源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた光データを、光源作動基板を介して、所定の発光ダイオードLEDもしくはパイロットランプ等を点灯、点滅させる。
【0044】
ここで、主制御用中央制御装置CPUが、当り特別乱数Kを当りと判定した場合には、当該当り特別乱数Kに対応する当り図柄乱数L、リーチ態様乱数Qを有効とし、主制御基板60は図柄表示制御基板62に所定の制御指令信号を伝達する。そして、図柄表示制御基板62は、上述の制御指令信号に従って、特別図柄A,B,Cを所定の当り図柄態様で確定表示する。同時に光源制御制御基板64及び音源制御基板63が所定の照光と効果音を発生させる。
【0045】
さらに、主制御基板60は、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイドを駆動して、大入賞口23を開放する。そして、大入賞口23に遊技球が流入し、この大入賞口23内の特定領域スイッチS3やカウントスイッチS4がON作動されると、その信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が確認し、必要に応じて、図柄表示制御基板62や払出制御基板65に制御指令を発信して、一連の特別遊技作動が実行される。
【0046】
すなわち、サウンドジェネレータがファンファーレを発すると共に、大入賞口ソレノイドが駆動し、開閉片24が前方に傾動して大入賞口23が開放され、開閉ラウンドが実行される。この開閉ラウンドは、所定制限時間(30秒)が経過するか、この所定制限時間内で、カウントスイッチS4により10個の遊技球の入賞検知がなされるまで継続される。また上述したように、大入賞口23の特定領域に遊技球が流入し、特定領域スイッチS3がON作動した時は、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され、一旦開閉片24が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了する。そして、その動作終了後に再び大入賞口23が開放して、次の開閉ラウンドへ移行する。このように開閉ラウンドが最大16回繰り返されて、大入賞口23の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供される。
【0047】
一方、当り特別乱数Kがハズレであると判定した場合には、上述のハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc、リーチ乱数N、リーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Qを有効とし、各乱数からなる制御指令を主制御基板60から図柄表示制御基板62に発信し、該図柄表示制御基板62は該制御指令に従って、特別図柄A,B,Cをハズレ表示する。また、リーチ乱数Nによりリーチとする場合にあっては、リーチ図柄乱数Pに従って特別図柄A=Bを一旦表示し、リーチ態様乱数Qに従って所定のリーチ演出態様を表出するリーチ作動を実行した後、特別図柄Cを停止してハズレ図柄態様とする。
【0048】
次に、図柄表示装置6の図柄制御について、詳細に説明する。
上述の主制御基板60の記憶装置ROMには、0〜599の600コマからなる当り特別乱数Kが格納されている。ここで、特別図柄A,B,Cの当り図柄内容により、次回に当り図柄となる確率が向上する高確率状態、又は当り図柄となる確率が変化しない通常確率状態のいずれかが発生する。通常確率状態では、当り特別乱数KがK=7、397の場合に当りとなる。すなわち当り確率は1/300である。また、高確率状態ではK=7,97,157,187,247,277,337,397,457,547の場合に当りとなる。すなわち当り確率は10/600=1/60である。そしてそれ以外はハズレとなる。また、記憶装置ROMには、上述したように当り図柄乱数Lが格納されている。ここで当り図柄乱数Lは、「0」〜「9」の当り図柄を備えており、当りの場合に当り図柄態様を決定するものである。そして、この当り図柄乱数Lにより「1」、「3」、「5」、「7」、「9」の確変図柄を抽出していた場合に、当該当り終了後、次の当りが発生するまで、当り図柄となる確率が向上する前記高確率状態、いわゆる確変遊技状態となるようにしている。
【0049】
また、当り特別乱数Kが当りの場合、もしくは当り特別乱数Kがハズレであり、かつリーチ乱数Nによりリーチ作動が実行される場合には、リーチ態様乱数Qに従って非リーチ状態のときと異なるリーチ変動態様が実行される。このリーチ変動態様としては、例えば、ロングリーチ、低速スクロール、逆走行、低速走行からの加速的停止、図柄の反転等の種々の変動態様がある。
【0050】
一方、上記した特別遊技作動が実行されている場合には、特別図柄の始動記憶は消化されないことから、該特別遊技作動中は多数の始動記憶数が保留される状態となる。そのため、この始動記憶が迅速に消化されることが望ましい。そこで、上述の特別遊技作動が終了した直後には、通常の図柄変動時間よりも、短い図柄変動時間を選択して、特別図柄の変動時間を短縮した時短遊技状態(時短)としている。すなわち特別図柄を停止表示するための図柄生成行程に要する平均変動時間(図柄変動の開始から停止するまでに要する時間)が通常10秒であるものが5秒に短縮される。また、このような時短遊技状態は、本実施形態例にあって、上述の確変遊技状態において実行されるようにして、確変遊技状態における有利性を一層向上させている。
【0051】
次に普通図柄作動につき説明する。
遊技球が普通図柄始動ゲート13を通過すると、この遊技球は普通図柄始動スイッチS2で検出される。この普通図柄始動スイッチS2で遊技球検出されると、普通図柄表示装置10の普通図柄が変動する。この普通図柄は、左赤色,中緑色,右赤色の三個の発光ダイオードLEDで構成される。この普通図柄表示装置10が変動中、又は普通電動役物15が開放中のときに、普通図柄始動スイッチS2で遊技球検出されると、主制御基板60の記憶装置RAMにその遊技球検出が記憶され、記憶数の消化に伴って普通図柄始動記憶数表示装置12の発光ダイオードLEDが点灯し、普通図柄が変動開始になる都度消灯されて、記憶個数が表示される。なお、普通図柄始動記憶数表示装置12の最大記憶数は四個であり、それ以上は無効とされる。
【0052】
この普通図柄表示装置10の変動停止後、又は普通電動役物15の開放動作終了後に、普通図柄始動記憶数表示装置12に表示された始動記憶に基づいて普通図柄表示装置10は再び変動開始する。普通図柄表示装置10が変動開始後、約30秒以上経過すると変動が停止し、左右いずれかの発光ダイオードLEDが一個でも点灯した状態であれば当りとなり、普通電動役物15が約0.2秒間開放される。
【0053】
ここで、普通図柄表示装置10が変動を停止したときに表示する図柄態様は、主制御基板60の記憶装置ROMに格納されている、0〜54までの55コマからなる普通当り乱数Uにより決定される。遊技球通過により、普通図柄始動スイッチS2がON作動すると、主制御基板60は記憶装置ROMから普通当り乱数U、及び当り普通図柄乱数Vの乱数値を選出し、その内容を一旦記憶装置RAMに記憶し、普通図柄表示装置10が変動開始すると同時に、記憶した内容を調べ、その普通当り乱数Uの選出値に対応する当りハズレを決定する。そして当りの場合は、当り普通図柄乱数Vにより停止態様を決定し、左赤色,右赤色のいずれか少なくとも一つが点灯した状態となる。ハズレの場合は、中緑色の発光ダイオードLEDのみが点灯した状態となる。
【0054】
また、上述した確変遊技状態においては、普通図柄表示装置10の変動時間は、常態の約30秒から約6秒に短縮され、かつ普通図柄の当りが出やすい高確率状態となる。さらにこれとともに、普通電動役物15の開放時間が約0.2秒間から約2秒間に延長され、遊技球が特別図柄始動領域14を通過し易い状態としている。
【0055】
次に本発明の要部につき説明する。
本実施形態例にあっては、特別図柄始動領域14の遊技球通過によって記憶保持された特別図柄の始動記憶数が4個を越えた場合、及び、特別図柄A,B,Cが当り図柄態様を確定表示して特別遊技作動が実行された場合に、始動記憶有効判定行程を実行するようにしている。以下、その詳細を説明する。
【0056】
主制御基板60は、特別図柄始動スイッチS1のON作動に従って記憶保持された特別図柄の始動記憶数が4個以上となると、判定フラグJを立てる。そして、始動記憶が消化され、特別図柄始動記憶数が3個以下となると、この判定フラグJを伏せる。また、始動記憶の消化により特別図柄A,B,Cの変動開始と共に判定した当り特別乱数Kが当りであった場合に、当該特別図柄A,B,Cが所定の当り図柄態様を確定表示すると、判定フラグJを立てる。そして、大入賞口23を開閉作動する特別遊技作動が終了すると、この判定フラグJを伏せる。
【0057】
このような判定フラグJが立っている状態にあって、遊技球が特別図柄始動領域14を通過すると、主制御基板60は当り特別乱数K、当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc 、リーチ乱数N、リーチ図柄乱数P、リーチ態様乱数Q、普通当り乱数U、普通図柄乱数V、及び始動記憶判定乱数Wを各乱数テーブルから抽出する。そして、判定フラグJを確認すると、この始動記憶判定乱数Wを有効とし、該Wの抽出値により図柄生成行程の始動記憶を有効とするか否かを判定する。ここで、Wが始動記憶の有効を抽出していた場合には、各乱数値を記憶装置RAMに記憶保持すると共に、この始動記憶判定乱数Wにより始動記憶が有効となったことを示す高確率係数Hを有効とし、各乱数値と共に記憶し、新たな始動記憶を保留する。一方、始動記憶判定乱数Wが始動記憶の有効を抽出していなかった場合には、始動記憶は無効とされ、各乱数値も記憶されず破棄される。また、判定フラグJが立っていない状態において、遊技球が特別図柄始動領域14を通過すると、前記各乱数値を抽出した後、判定フラグJが無いことにより始動記憶有効判定行程を実行せず、各乱数値を記憶保持して新たな始動記憶を保留する。尚、この時には高確率係数Hは記憶されない。
【0058】
ここで、始動記憶判定乱数Wは、0〜24の25コマからなり、1,7,11,17,21を抽出した場合に当りとなる。すなわち、始動記憶が有効となる確率は1/5である。そして、この始動記憶判定乱数Wにより始動記憶が有効となった場合には、上記した各乱数値と共に高確率係数Hを記憶保持する。そして、この始動記憶が消化され、当り特別乱数Kを判定する場合に、高確率係数Hを確認すると、当該Kの当り判定は、上述した当り確率が向上する高確率状態と同じ判定基準により行われる。すなわち、この場合のKの当り確率は1/60となる。このように、始動記憶有効判定行程を実行した場合の当り発生確率は、1/300(=1/5×1/60)であり、該始動記憶有効判定行程を実行しない場合の当り発生確率と同じとしている。尚、上述した確変遊技状態にあっては、Kの当り確率を1/12として、始動記憶有効判定行程を実行した場合の当り発生確率を1/60(1/5×1/12)とする。
【0059】
一方、図柄表示装置6の直下位置には、上述したように、液晶表示器又はCRT表示器等からなる特別図柄始動記憶数表示装置8が配設されている。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、主制御基板60が記憶保持する特別図柄の始動記憶数を、始動記憶有効判定行程を行わず保留された始動記憶を表現する記憶単位図柄Gと、上述した始動記憶有効判定行程により有効となった始動記憶を表現する高確率単位図柄Xとの表出数によって表示するようにしたものである。ここで、記憶単位図柄Gと高確率単位図柄Xとを夫々に異なる表示態様によって表示する。この特別図柄始動記憶表示装置8に表示された高確率単位図柄Xによって、高当り確率である図柄生成行程の始動記憶の存在と消化時期とを遊技者に知らせることができるから、当該図柄生成行程の実行を望む感情を刺激することができる。ここで、本実施形態例では、記憶単位図柄Gを黄色(y)の星図柄で表示し、高確率単位図柄Xを赤色(r)の太陽図柄で表示するようにしている。尚、この特別図柄始動記憶数表示装置8は、始動記憶数を左側から順に右側に向かって、記憶単位図柄G及び高確率単位図柄Xを一列に表示する。そして、始動記憶の消化に伴って、最左側に表示された記憶単位図柄G又は高確率単位図柄Xが消え、表示中の各単位図柄がその表示順に左方向に並行移動する。
【0060】
次に、上述の始動記憶有効判定行程の制御態様を、遊技作動に従って説明する。
図4のように、発射装置(図示省略)から遊技盤1に打ち出された遊技球が、特別図柄始動領域14を通過して特別図柄始動スイッチS1がON作動すると、主制御基板60は上述のように当り特別乱数K、当り図柄乱数L等の各乱数値を抽すると共に判定フラグJの有無を調べる。ここで、既に保留されている始動記憶数が3個の場合(図6(イ)参照)にあっては、判定フラグJは無いから、抽出した各乱数値を記憶保持して4個目の始動記憶を保留すると共に、判定フラグJを立てる。これと同期して、主制御基板60は、上述したように、払出制御基板65を介して所定の賞球を払い出すと共に、図柄表示制御基板62に特別図柄始動記憶表示装置8に始動記憶数を表示させる制御指令信号を発信する。この制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62は、特別図柄始動記憶数表示装置8に4個目の記憶単位図柄Gとして、黄色(y)の星図柄を表出する(図6(ロ)参照)。
【0061】
さらに、始動記憶が消化される前に、遊技球が特別図柄始動領域14を通過してS1がON作動すると、主制御基板60は上述した当り特別乱数Kや当り図柄乱数L等の各乱数値を抽出すると共に判定フラグJを確認し、抽出した始動記憶判定乱数Wを有効とする。そして、この始動記憶判定乱数Wを判定して、始動記憶を有効とするか否かを決定する。ここで、Wが始動記憶を有効とする値であった場合には、K、L等の各乱数値と共に、高確率係数Hを記憶保持する。これと同期して、払出制御基板65を介して所定の賞球を払い出すと共に、図柄表示制御基板62を介して特別図柄始動記憶数表示装置8に当り確率が高確率であることを表す高確率記憶図柄X(赤色(r)の太陽図柄)を1個表示する(図6(ハ)参照)。
【0062】
さらにまた、遊技球が特別図柄始動領域14を通過してS1がON作動すると、上記と同様に各乱数値を抽出すると共に判定フラグJを確認して、始動記憶判定乱数Wを有効とする。ここで、Wが始動記憶を無効とする値であった場合には、抽出したK、L等の各乱数値を破棄して始動記憶を行わない。このため、特別図柄始動記憶数表示装置8には新たな始動記憶数を表す図柄は表出しない。尚、このように始動記憶を無効とする場合にあっても、主制御基板60は、S1の検知に従って払出制御基板65を介して賞球の払い出しを実行する。
【0063】
このように図柄生成行程の始動記憶が保留されている状況にあって、始動記憶が消化されると、特別図柄始動記憶表示装置8に表示された最左位置の記憶単位図柄Wが消えると共に、図5のように図柄生成行程が実行される。ここで始動記憶の消化によって、記憶保持されている始動記憶数が3個以下となった場合には判定フラグJを伏せる。そして、順次図柄生成行程が実行された後、特別図柄始動記憶表示装置8の最左位置に上記の高確率記憶図柄Xが表示されている場合に、始動記憶が消化されると、該高確率記憶図柄Xが消えると共に、特別図柄A,B,Cが変動開始する。このように高確率記憶図柄Xが消えたことにより、遊技者は当り確率が高確率(1/60)である図柄生成行程が開始されたことを知り得る。そして、主制御基板60は高確率係数Hを確認すると、当り特別乱数Kを上述した高当り確率である判定基準に従って判定する。ここで、Kが当りを抽出していた場合には、当り図柄乱数Lとリーチ態様乱数Qを有効とし、特別図柄A,BをLに従ってリーチとして、Qに従って所定のリーチ作動を実行した後、特別図柄Cを停止して所定の当り図柄態様を確定表示する。この特別図柄A,B,Cの確定停止と同期して、判定フラグJを立てる。
【0064】
そして、上述した大入賞口23を開閉作動させる特別遊技作動が実行される。この特別遊技作動中にあって、特別図柄始動領域14を遊技球が通過すると、判定フラグJにより始動記憶判定乱数Wを有効として、この始動記憶を有効とするか否かを決定する始動記憶有効行程が実行される。すなわち、この特別遊技作動中に記憶保持された全ての始動記憶数は、当り特別乱数Kを高当り確率により判定する図柄生成行程を実行するものであり、特別図柄始動記憶表示装置8に高確率単位図柄Xで表示される。その後、大入賞口23の開閉ラウンドが最大ラウンドを終了した場合、又は、大入賞口23に入賞した遊技球が特定領域を通過せず、次ラウンドへの移行条件が成立しなかった場合には、当該特別遊技作動が終了し、判定フラグJを伏せる。そして、遊技が再開されると、主制御基板60に保留された始動記憶の消化に従って、特別図柄A,B,Cが変動開始し、所定の図柄表示態様で確定停止する図柄生成行程が順次実行される。
【0065】
このように、始動記憶数が4個以上となった場合、或いは、特別遊技作動が実行されている場合には、特別図柄始動スイッチS1のON作動に従って、始動記憶有効乱数Wの抽出値を判定して図柄生成行程の始動記憶を有効とするか否かを決定する始動記憶有効判定行程を行う。これにより、記憶保持される始動記憶を1/5(始動記憶を有効とする確率)に低減することができるから、過剰に始動記憶数が保留される状況を適切に防ぎ得る。ここで、本実施形態例では、始動記憶有効判定行程が実行された場合とされない場合とで、図柄生成行程により当りが発生する確率を同じとしていることから、該始動記憶有効判定行程によって始動記憶が無効となることにより遊技者が不利益を生じることもない。而して、かかる始動記憶有効判定行程は、遊技の健全性を保ちつつ、始動記憶の消化を促進する行程である。
【0066】
上述した実施形態例にあっては、始動記憶数が4個以上又は特別遊技作動中の場合に始動記憶有効判定行程を実行するようにした構成であるが、その他の構成として、確変遊技状態となった場合に始動記憶有効判定行程を実行する構成、前回の当りから特別図柄A,B,Cの変動回数が所定数を越えた場合に実行する構成等を設定するようにしても良い。このように始動記憶有効判定行程が実行される特定の遊技状態を様々に設定することにより、一層変化に富んだ遊技を提供できる。
【0067】
また、上述の実施形態例にあっては、始動記憶判定乱数Wにより始動記憶を有効とするか否かの判定を行う構成であるが、その他、所定の判定基準を設定した様々な始動記憶判定手段を用いることが可能である。例えば、タイマーTMにより進行する時間経過に従って、特別図柄始動スイッチS1のON作動時の時間により判定を行うようにしても良い。
【0068】
また、上述の実施形態例にあっては、特別図柄の始動記憶数を図柄表示装置6の直下位置に設けた特別図柄始動記憶数表示装置8に表出する記憶単位図柄G及び高確率単位図柄Xにより表示する構成としたものであるが、その他の構成として、図柄表示装置6の図柄表示領域Fに記憶単位図柄G及び高確率単位図柄Xを表示する構成としても良い。かかる構成とすることにより、特別図柄始動記憶数表示装置8を別途設ける必要がないという利点がある。
【0069】
さらに、上述の実施形態例は、始動記憶有効判定行程を特別図柄の始動記憶に適用した構成であるが、上述した普通図柄の始動記憶に適用する構成とすることも可能である。これにより、普通図柄の始動記憶数も消化が促進されることとなるから、パチンコ遊技機の興趣性を一層向上させ得る。
【0070】
【発明の効果】
本発明は上述したように、始動記憶制御手段が、図柄始動領域を遊技球が通過する毎に、始動記憶判定手段に従って図柄生成行程の始動記憶を有効とするか否かを決定する始動記憶有効判定行程を備えているものとしたから、この始動記憶有効判定行程により、始動記憶数の増加を抑制することができるため、該始動記憶数が過剰に記憶保持されることを適切に防止できる。これにより、遊技者の遊技球発射停止行為を抑制することができ、パチンコ遊技機の稼働率低下によって遊技場が不利益を被ることを防ぎ得る。また、この始動記憶数に上限を設けた構成にあっては、始動記憶数が蓄積され難くなり、上限を越えて無効となる始動記憶を減少させることができ、遊技者が不利益を被ることを防ぎ得る。また、始動記憶有効判定行程という新たな趣向性が加味されることとなるから、一層変化に富んだ面白い遊技を提供できる。
【0071】
ここで、始動記憶判定手段が、判定乱数テーブルを備え、図柄始動領域を遊技球が通過する毎に、該判定乱数テーブルから判定値を抽出して、該判定値に基づき始動記憶を有効とするか否かを決定するものとしたから、始動記憶を有効とするか否かの判定を公正かつ適当に行い得る。
【0072】
上述の始動記憶有効判定行程が、特定の遊技状態となった場合に実行されるようにした構成にあっては、始動記憶有効判定行程が実行される場合と、実行されない場合とが明確に区別されることとなり、遊技の興趣性を一層向上させることができる。
【0073】
ここで、特定の遊技状態が、予め定められた記憶数を越える始動記憶数を記憶保持した状態であるとした構成であるから、予め定められた記憶数を大きく上回る始動記憶数が蓄積されることを防ぎ得る。また、予め定められた記憶数までは、始動記憶有効判定行程は実行されないため、遊技球が図柄始動領域を通過しても図柄生成行程が実行されない状況が生じることがない。而して、始動記憶の増加と消化とをバランス良く保つことが可能である。
【0074】
また、特定の遊技状態が、特別遊技作動の作動状態であるとした構成にあっては、始動記憶が消化されない特別遊技作動中に、始動記憶数が多量に蓄積されることを防止でき、特別遊技作動後に比較的長時間、遊技球発射停止行為が行われることを防ぎ得る。また、始動記憶数の上限を設定している構成では、特別遊技作動中に上限数を越えて無効となる始動記憶を減少させることができる。
【0075】
一方、上述した始動記憶有効判定行程により始動記憶を有効とされた図柄生成行程が、選出図柄が当り図柄態様となる確率を向上させた高当り発生確率により実行されるようにした構成にあっては、始動記憶有効判定行程により有効となった図柄生成行程の実行を望む遊技者の感情を誘発でき、遊技球が図柄始動領域を通過した時点から当り発生への期待感を強く高揚させえ、始動記憶有効判定行程による趣向性を充分に発揮させ得る。また、この始動記憶有効判定行程に対する遊技者の挑戦意欲を掻き立てることができ、遊技球発射停止行為を防止することともなり得る。
【0076】
図柄始動領域への遊技球通過から図柄生成行程による当り図柄態様の表出までの一連の当り確率が、始動記憶有効判定行程を行う場合と、行わない場合とで同確率レベルとなるように設定されている構成にあっては、始動記憶有効判定行程の健全性を適正に保ちつつ、始動記憶の消化を促進させることができる。
【0077】
また、図柄始動領域への遊技球通過を契機として記憶保持した始動記憶数を表示する始動記憶数報知装置を備えている構成にあって、該始動記憶数報知装置が、始動記憶有効判定行程により有効とされた始動記憶と、始動記憶有効判定行程を実行しない場合の始動記憶とを夫々に異なる表示態様により表現するようにした構成にあっては、始動記憶有効判定行程によって有効となった図柄生成行程の始動記憶と、該始動記憶有効判定行程を行わない場合の始動記憶とを遊技者が明確に区別して知得できる。これにより、上述の始動記憶有効判定行程により有効となった図柄生成行程を高当り確率とした構成にあっては、当該図柄生成行程の到来を望む感情を一層刺激でき、興趣溢れる遊技を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤1の正面図である。
【図2】センターケース4の正面図である。
【図3】遊技を制御する制御回路を示すブロック回路図である。
【図4】始動記憶有効判定行程の制御を示すフロー図である。
【図5】図柄生成行程の制御の制御を示すフロー図である。
【図6】特別図柄記憶数表示装置8の始動記憶数の表示態様を表す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
6 図柄表示装置
8 特別図柄記憶数表示装置
14 特別図柄始動領域
A,B,C 特別図柄(選出図柄)
F 図柄表示領域

Claims (2)

  1. 選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球の通過を検知する図柄始動領域と、図柄始動領域への遊技球通過を契機として始動記憶数を記憶保持し、かつ始動記憶を順次記憶消化する始動記憶制御手段と、図柄始動領域への遊技球通過を契機として記憶保持した始動記憶数を表示する始動記憶数報知装置を備え、該始動記憶の消化により選出図柄を変動開始し、停止して図柄確定する一連の図柄生成行程を図柄表示装置で実行する図柄制御手段とを備え、図柄表示装置に確定表示された選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に所定の利得を供与することとなる特別遊技作動を実行するパチンコ遊技機において、
    判定乱数テーブルを具備し、予め定められた始動記憶数を越えると、図柄始動領域を遊技球が通過する毎に、該判定乱数テーブルから判定値を抽出して、該判定値に基づき始動記憶を有効とするか否かを決定する始動記憶有効判定行程を実行する始動記憶判定手段を備え、
    始動記憶判定手段により始動記憶が有効となった場合には、予め定められた始動記憶数を越えている場合にも、図柄表示装置に確定表示される選出図柄の組合せを抽出して記憶保持し、図柄制御手段により、抽出された選出図柄を変動開始し、停止して図柄確定する一連の図柄生成行程を図柄表示装置で実行するようにし、図柄表示装置に確定表示された選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に所定の利得を供与するようにし、
    前記始動記憶数報知装置が、始動記憶有効判定行程により有効とされた始動記憶と、始動記憶有効判定行程を実行しない場合の始動記憶とを夫々に異なる表示態様により表現するようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 図柄始動領域への遊技球通過から図柄生成行程による当り図柄態様の表出までの一連の当り確率が、始動記憶有効判定行程を行う場合と、行わない場合とで同確率レベルとなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
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