JP4027475B2 - クリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両の鋼板ボデーに対して樹脂製部品などを取り付けるための着脱可能なクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図10及び図11は従来のクリップを表した外観図である。これらの図面に示されているクリップはその取付部40を所定の樹脂製品に取り付けた後、取付部40の基板41から一体に形成された係止脚42を相手側の部材である車両ボデーの取付孔に挿入する。これによって樹脂製部品がクリップを介してボデーに取り付けられる。なお図10で示すクリップは、係止脚42の内部においてその先端部と前記基板41とを支柱46で連結した構成となっている。これに対して図11で示すクリップは前記支柱46を備えていないタイプである。
【0003】
前記係止脚42をボデーの取付孔に挿入するときには、この係止脚42が取付孔の縁によって幅方向に圧縮されながら取付孔に入いっていき、係止脚42の両側の肩44が取付孔を通過する。また係止脚42の抜き取り時には、両側の肩44が取付孔に引っかかった状態で係止脚42が長さ方向に引っ張られて伸び、取付孔から抜け出る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図10で示すクリップでは、係止脚42をボデーの取付孔に挿入する際に過大な抵抗を受けた場合でも、前記支柱46の剛性によって係止脚42を軽く挿入することが可能である。しかしその反面、ボデーの取付孔から係止脚42を抜き取るときには、支柱46があるために係止脚42が長さ方向へうまく伸びず、クリップの取り外しが困難となる。一方、図11で示すクリップにおいては、係止脚42をボデーの取付孔から容易に抜き取ることができるものの、係止脚42の挿入時に過大な抵抗を受けたときは係止脚42が変形するのみで、この抵抗に打ち勝つことが困難である。
【0005】
請求項1記載の発明の目的は、取付孔に対するクリップの脱着が容易であるにもかかわらず、クリップの係止脚を挿入するときの過大な抵抗力に対して対処可能とし、しかも係止脚の抜き取り荷重を任意に設定可能とすることである。
【0006】
請求項2記載の発明の目的は、取付孔から係止脚を抜き取るときに加わる力に対して充分な強度を持たせることを可能とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、部品を取り付ける相手側部材の取付孔に対して着脱自在な係止脚を備えたクリップであって、前記係止脚は基板と一体で、かつその先端部を折り返し点とするループ状に形成されているとともに、この係止脚はその先端部と基板との間の寸法ならびに幅方向の寸法の変化といった弾性変形が可能であり、係止脚のループ状の内部には基板と係止脚の先端部との間の途中で分離された支柱が設けられ、この分離箇所における支柱の先端間には所定寸法の空隙が設けられ、かつその分離箇所が弾性体を介して結合されている。
【0008】
この構成によれば、相手側部材の取付孔から係止脚を抜き取るときは、支柱の分離箇所を結合している弾性体が引っ張り方向の荷重を受けて伸びることから、基板と一体にループ状になっている係止脚も伸びてその左右の肩が窄まり、係止脚が取付孔からスムースに外れる。一方、相手側部材の取付孔に係止脚を挿入するときは、係止脚のループ状の内部に位置している支柱の分離部分が弾性体を撓ませて互いに接合し、その後は支柱の剛性を利用して係止脚を軽く挿入できる。したがって取付孔に対するクリップの脱着が容易となる。また係止脚の分離箇所を結合している弾性体の弾性を調整することで、係止脚の抜き取り荷重を任意に設定することも可能である。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のクリップであって、前記弾性体がリング形状をしている。
この弾性体の形状により、前記係止脚を取付孔から抜き取るときにクリップに加わる力に対して充分な強度を持たせることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1はクリップを表した外観図であり、図1(A)は正面図、図1(B)は右側面図、図1(C)は底面図である。また図2はクリップの外観斜視図である。これらの図面で示すように、クリップは大きく分けて取付部10と係止脚12とから構成され、その全体が樹脂成形による一体成型品である。そして取付部10は、いずれも円板形状をした基板11とその補助板11aとを所定の間隔を隔てて平行に配置した構造になっている。
【0011】
前記係止脚12は、前記基板11の下面から一体に形成されているとともに、その先端部14を折り返し点とするループ状をなしている。この係止脚12は基板11に対して弾性変形が可能であり、その長さ方向の寸法、つまり先端部14と基板11との間の寸法ならびに幅方向の寸法の変化が可能である。また係止脚12において基板11に近い両側部は、左右の外方向に最も張り出した肩16となっている。
【0012】
前記係止脚12の内部には、基板11と係止脚12の先端部14との間において途中で分離された支柱20が形成されている。つまりこの支柱20は、基板11の側の上部支柱22と係止脚12の側の下部支柱23とに分離されており、相互の先端部には所定寸法の空隙が設けられている。そして上部支柱22と下部支柱23とは弾性体26によって互いに結合されている。
【0013】
図3は図1(A)のD−D線断面図、図4は係止脚12の一部を破断したクリップの外観斜視図である。これらの図面からも明らかなように前記弾性体26は支柱20の両側においてそれぞれ半円弧形状をなし、全体としてほぼ真円のリング形状に設定されている。この弾性体26の弾性変形と係止脚12の弾性変形とによって上部支柱22と下部支柱23とが接近したり離れたりすることが可能である。
【0014】
つづいて前記のように構成されたクリップの使用手順について説明する。
まず図5で示す樹脂製部品30に対してクリップの取付部10を取り付ける。この樹脂製部品30の取付孔31はその外周の一部が開放されており、そこを利用して基板11と補助板11aとが樹脂製部品30の両側面に位置するように組み付ける。この状態で前記係止脚12を樹脂製部品30の相手側部材であるボデー32の取付孔34に挿入する。図5はこの挿入途中を示しており、この図面で示すように係止脚12は取付孔34の内周に接触して幅方向に圧縮され、前記の両肩16が取付孔34を通過して中に入り込む。
【0015】
この結果、図6で示すように係止脚12がボデー32の取付孔34に係止した状態となり、樹脂製部品30がクリップを通じてボデー32に取り付けられる。この状態において樹脂製部品30をボデー32から外す方向の外力がクリップに作用した場合、係止脚12の両肩16がボデー32の取付孔34の縁に係合し、この係合力を超える外力がクリップに作用しない限り、樹脂製部品30はボデー32に取り付けられた状態に保持される。
【0016】
前記樹脂製部品30をボデー32から積極的に取り外す場合には、係止脚12をボデー32の取付孔34から抜き取る方向に樹脂製部品30を引っ張る。そして図7で示すように係止脚12の両肩16がボデー32の取付孔34の縁に係合した後も、前記取付部10がさらに引っ張られることにより、前記弾性体26が縦長のリング状に変形して係止脚12に引っ張り力が作用する。この結果、係止脚12はその幅方向の寸法が縮められることとなり、ボデー32の取付孔34から抜け出る。
【0017】
なお前記弾性体26はリング状であることから、係止脚12の抜き取り時においてクリップに加わる力に対して充分な強度を発揮する。しかもこの弾性体26の弾性は係止脚12の抜き取り荷重を決定する上での大きな要因となっているため、この弾性力(例えば肉厚)を調整するだけで係止脚12の抜き取り荷重を任意に設定することができる。
【0018】
また例えば取付孔34の径が小さすぎる場合、あるいは樹脂製部品30に取り付けられているクリップ及びボデー32の取付孔34が複数個であってクリップと取付孔34とのピッチにずれがある場合においては、取付孔34に係止脚12の挿入際に過大な抵抗を受けることがある。しかしこのような場合には、図8で示すように前記支柱20が弾性体26を撓ませて上部支柱22と下部支柱23との間の空隙を詰めて接合する。したがって、この後は支柱20の剛性を通じて係止脚12がボデー32の取付孔34に対して容易に挿入される。
【0019】
前記支柱20を構成している上部支柱22と下部支柱23との間の空隙は、前記弾性体26の弾性力などとの関連において自由に設定すればよく、例えば図9で示すように上部支柱22の先端を短くして下部支柱23との間の空隙を大きく設定することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップを表した外観図。
【図2】クリップを表した外観斜視図。
【図3】図1(A)のD−D線断面図。
【図4】一部を破断して表したクリップの外観斜視図。
【図5】クリップの挿入途中を表した説明図。
【図6】クリップの挿入完了状態を表した説明図。
【図7】クリップの抜き取り途中を表した説明図。
【図8】クリップの挿入途中で過大な抵抗を受けた状態を表した説明図。
【図9】クリップの異なる形状例を表した説明図。
【図10】従来のクリップの一例を表した外観図。
【図11】従来のクリップの他の一例を表した外観図。
【符号の説明】
11 基板
12 係止脚
14 先端部
20 支柱
26 弾性体
30 樹脂製部品(取付部品)
32 ボデー(相手側の部材)
34 取付孔

Claims (2)

  1. 部品を取り付ける相手側部材の取付孔に対して着脱自在な係止脚を備えたクリップであって、
    前記係止脚は基板と一体で、かつその先端部を折り返し点とするループ状に形成されているとともに、この係止脚はその先端部と基板との間の寸法ならびに幅方向の寸法の変化といった弾性変形が可能であり、係止脚のループ状の内部には基板と係止脚の先端部との間の途中で分離された支柱が設けられ、この分離箇所における支柱の先端間には所定寸法の空隙が設けられ、かつその分離箇所が弾性体を介して結合されていることを特徴とするクリップ。
  2. 請求項1記載のクリップであって、
    前記弾性体がリング形状をしていることを特徴とするクリップ。
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