JP4017062B2 - 鍵管理装置 - Google Patents

鍵管理装置

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍵管理装置に関し、さらに詳しくは、共同利用する設備の鍵を無人で自動管理する鍵管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、省力化のために駐車場における無人の自動駐車システムが一般化し、利用者自らが操作を行い、自動的に料金の計算と車の入退場を管理している。しかしこのシステムでは、駐車場の使用が主目的であり、車両そのものの管理は所有者自らが行う。従って、その車両の鍵の管理も所有者が行なっているのが現状である。今後は、使用目的に合わせて車両を選択し、不特定多数の人と共用する車の共用システム方式が模索されている。このとき問題となるのが、その鍵の管理をどのようにするかである。鍵の管理人を設けて行なうのでは、本来の目的に合致しないので、あくまでも無人で鍵管理を行なうことが望まれている。
そこで、従来技術として特開2001−182388公報には、所定の場所に設置された鍵箱内に予め定められた複数本の鍵を保管して管理するための鍵管理方法において、前記複数本の鍵のそれぞれに固有の識別コードが電気的情報として与えられている識別用部材を容易に離脱できないように取り付けておき、前記鍵箱内に収納されている鍵に取り付けられている識別用部材の識別コードを非接触で全て読み取り、読み取られた識別コードに基づいて前記複数本の鍵の前記鍵箱内への収納状態を判別するようにした鍵管理方法が提案されている。
また、特開2001−182387公報には、各駐車ステーションに設置される鍵管理装置に対して、鍵を返却する鍵返却部および貸し出す複数の鍵貸出部を設けるとともに、前記鍵返却部に返却された余剰の鍵を収納する余剰鍵収納部を設け、余剰判定手段によって鍵が余剰であるか否かを判定し、余剰と判定したときには、鍵搬送手段によりその鍵を前記余剰鍵収納部に搬送して収納し、余剰でないと判定したときには、鍵搬送手段によりその鍵を鍵の無い鍵貸出部に搬送する技術が開示されている。
また、特開2001−164801公報には、各駐車ステーションに設置される鍵管理装置に対して、鍵を個別に収納可能な規定数の鍵収納部を設けるとともに、余剰の鍵を返却可能な予備返却部を設け、判定手段が前記鍵収納部に対する鍵の返却状況を判定し、その返却状況に応じて鍵の返却方法を案内手段を介して利用者に案内するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開2001−182388公報は、鍵を管理する管理者がいて、その管理者が全ての鍵を管理する方式であり、本発明の無人化して利用者自らが管理する方式とは異なる発明であり、管理者の人件費が必要となる。
また、特開2001−182387公報と特開2001−164801公報は、無人化による鍵管理について開示されているが、予約制でないため使用者が所望する車両を借りられるとは限らない。また、鍵の情報は鍵に付属するタグの情報により確認し、返却は鍵返却箱に入れる方式のため、タグと鍵とが一致しているとは限らず鍵の正確な返却を確認することができない問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、無人化により鍵を確実に管理できる鍵管理装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、共同利用する設備の鍵を無人で自動管理し、鍵の貸し出し及び返却を行う鍵管理装置において、該鍵管理装置を利用する会員番号が設定された磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードの内容を読み取るカード読み取り手段と、前記鍵管理装置を覆い設備を保護する第1の扉と、該第1の扉を施錠する第1の鍵と、前記会員番号の認証後に必要情報の入力と情報の表示を行なう表示入力手段と、少なくとも1つ以上の前記鍵を保持・保管する鍵保管手段と、指定の鍵の位置を表示する鍵表示手段と、前記鍵保管手段の全面を覆い前記鍵を保護する第2の扉と、該第2の扉を施錠する第2の鍵と、を備え、前記鍵の貸し出しの際には、前記カード読み取り手段が前記ICカードを読み取り、前記会員番号が所定の認証と合致した場合に前記第1の鍵のロックを開錠し、かつ前記表示入力手段に、前記鍵管理装置を管理する管理センターから会員が予め受け取った予約番号が入力されることにより、前記第2の鍵のロックが開錠されると共に、前記鍵表示手段の表示により指定された鍵を前記鍵保管手段から取り出し可能に構成した、ことを特徴とする。
無人の設備で最も重要なことは、設備を外からの破壊あるいはいたずらから守ることである。それには2つの方法があり、1つは構造的に守る方法と、もう1つは情報のセキュリティにより守る方法である。前者の構造的に守る方法は、設備の構造体を堅牢にしておけばそれなりに効果はあるが端末装置として考えた場合、デザイン的にも、コスト的にも限界がある。また、後者の情報のセキュリティにより方法は、使用者を特定の会員に限定し、その会員にカードを渡してそのカードに会員特有のIDコードと暗証番号を与える方法がある。そして、これらの方法を併用することにより実用的な無人端末装置としての機能を持つことができる。また、第1の鍵は設備を保護する第1の扉を施錠する役目を持つ。そしてこの第1の鍵は会員のみに渡された会員カードをカード読み取り手段に挿入してその会員番号を確認しなければ開錠しない構造とする。第2の鍵は鍵そのものを保護する第2の扉を施錠する役目を持つ。そしてこの第2の鍵の開錠は、会員であり、しかも、予めセンターと鍵の予約をした会員のみがその権利を与えられる。つまり、第1の扉を開けると表示入力手段が操作可能となり、それにより予約番号を入力することにより開錠される。
かかる発明によれば、カード読み取り手段、表示入力手段、第1の扉、第1の鍵、第2の扉、第2の鍵、鍵保管手段、鍵表示手段を備えているので、構造的に設備を保護すると共に、無人操作を確実に行なうことができる。また、第1の鍵は、前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを前記カード読み取り手段により読み取り、その結果前記会員番号が所定の認証と合致した場合に限り開錠されるので、不特定な者による不当な操作を防止することができる。また、第2の鍵は、前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを前記カード読み取り手段に挿入した状態で前記表示入力手段により所定の必要情報を入力し、全ての認証が合致した場合に限り開錠されるので、2重の安全機構が働き、確実に装置を保護することができる。
【0005】
請求項2は、共同利用する設備の鍵を無人で自動管理し、鍵の貸し出し及び返却を行う鍵管理装置において、該鍵管理装置を利用する会員番号が設定された磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードの内容を読み取るカード読み取り手段と、前記鍵管理装置を覆い設備を保護する扉と、該扉を施錠する扉鍵と、前記会員番号の認証後に必要情報の入力と情報の表示を行なう表示入力手段と、少なくとも1つ以上の前記鍵を保持・保管する鍵保管手段と、指定の鍵の位置を表示する鍵表示手段と、を備え、前記鍵の貸し出しの際には、前記カード読み取り手段が前記ICカードを読み取り、前記会員番号が所定の認証と合致した場合に前記扉鍵のロックを開錠し、かつ前記表示入力手段に、前記鍵管理装置を管理する管理センターから会員が予め受け取った予約番号が入力されることにより、前記鍵表示手段の表示により指定された鍵を前記鍵保管手段から取り出し可能に構成した、ことを特徴とする。
請求項1では、扉が2重構造にしてあるが、1つの扉でも本発明の主旨を損なうものではない。ただし、扉を1つにすることにより、カードを挿入しただけで鍵に手を触れることが可能となり、セキュリティの面で請求項1に比べて弱くなる。また、第1の鍵は設備を保護する第1の扉を施錠する役目を持つ。そしてこの第1の鍵は会員のみに渡された会員カードをカード読み取り手段に挿入してその会員番号を確認しなければ開錠しない構造とする。
かかる発明によれば、カード読み取り手段、表示入力手段、扉、扉鍵、鍵保管手段、鍵表示手段を備えているので、構造的に設備を保護すると共に、コスト的に安価な装置を提供することができる。また、第1の鍵は、前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを前記カード読み取り手段により読み取り、その結果前記会員番号が所定の認証と合致した場合に限り開錠されるので、不特定な者による不当な操作を防止することができる。
【0006】
請求項は、前記鍵の貸し出しの際には、前記鍵表示手段は、複数の鍵から何れか1つの鍵の位置を表示し、該鍵が抜かれるまで連続して表示することを特徴とする。
鍵保管手段内には、複数の鍵が保持・保管されている。その中から所望の鍵を選択するには、鍵表示手段が例えば各鍵にランプを対応させ、前記第2の扉が開錠された場合、所望の鍵のランプを点灯させてその鍵が抜かれたことを確認してランプを消灯するようにする。かかる技術手段によれば、前記鍵表示手段は前記入力手段により所定の必要情報を入力し、全ての認証が合致した場合に限り、複数の鍵から何れか1つの指定した鍵の位置を表示し、該鍵が抜かれるまで連続して表示するので、所望の鍵の位置が即座に判明して、しかも確実に抜かれたことを確認することができる。
【0007】
請求項は、前記鍵を返却する場合、前記鍵表示手段により表示された位置に前記鍵を挿入し、該鍵が回転した場合に限り、利用終了の手続きを行ない前記表示を消灯することも本発明の有効な手段である。
鍵を返却する場合、どの位置に鍵を戻せばよいかを明示する必要がある。そしてその位置に鍵を戻して鍵が回転した場合に限り、表示を消灯させて利用終了の手続きを完了する。かかる技術手段によれば、鍵を返却する場合、前記鍵表示手段により表示された位置に前記鍵を挿入し、該鍵が回転した場合に限り、利用終了の手続きを行ない前記表示を消灯するので、返却された鍵が貸し出した鍵であるかの確認が確実に行なうことができる。
請求項は、前記鍵を返却する場合、前記第2の鍵が開錠してから所定の時間経過後、前記鍵表示手段により表示された位置の鍵が回転しない場合、前記表示入力手段に警告メッセージを表示して利用終了の手続きをとらないことも本発明の有効な手段である。
返却された鍵が貸し出された鍵と異なる場合、鍵穴に入らないか、あるいは入ったとしても回転しない。従って、第2の鍵が開錠されたてから所定の時間までに鍵が回転されなければ、貸し出した鍵と一致しないと判断できるので、利用者にその旨を知らせる必要がある。その手段として表示入力手段の表示部に警告メッセージを表示する。かかる技術手段によれば、鍵を返却する場合、前記第2の鍵が開錠してから所定の時間経過後、前記鍵表示手段により表示された位置の鍵が回転しない場合、前記表示入力手段に警告メッセージを表示して利用終了の手続きをとらないので、無用な時間装置を占有することがなくなる。
【0008】
請求項は、前記カード読み取り手段に前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを挿入し、前記表示入力手段で操作することにより、前記鍵の予約内容の確認若しくは予約の状況を表示可能としたことを特徴とする。
鍵を予約した会員がその予約番号を忘れた場合、鍵を貸し出すことができなくなる。その場合、センターに対して会員のみに予約内容の確認ができるようにするのが好ましい。また、予約をする場合、事前に予約の状況がわかればさらに好ましい。かかる技術手段によれば、前記鍵の予約内容の確認若しくは予約の状況を、前記カード読み取り手段に前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを挿入し、前記表示入力手段により指示することにより表示可能としたので、利用者の利便性をさらに高めることができる。
請求項は、前記表示入力手段は、表示内容が変更可能な表示部と2次元位置情報を検出する接点を備えたタッチパネル若しくは表示内容が変更可能な表示部と接点構造を有するボタンスイッチであることも本発明の有効な手段である。
入力手段には、固定的なキーボードによる方法と、表示部と入力部が一体構成のタッチパネルによる方法やマウスと表示部による方法等がある。それぞれ一長一短があり、コスト的にはキーボード方式が優れているが、拡張性に乏しい。またマウスによる方法は、別の表示部が必要でありコスト高となる。その中間として表示部と入力部が一体となったタッチパネル方式は、両者の長所を兼ね備えており、表示内容あるいは入力情報の変更が比較的容易に可能である。かかる技術手段によれば、表示入力手段は、表示内容が変更可能な表示部と2次元位置情報を検出する接点を備えたタッチパネル若しくは表示内容が変更可能な表示部と接点構造を有するボタンスイッチであるので、操作性と拡張性に優れた装置あるいはコスト的に安価な装置の構成が可能となる。
請求項は、前記鍵保管手段の前記鍵を保持する手段は、雌鍵と雄鍵のシリンダー構造であることも本発明の有効な手段である。
鍵を同じ保管場所に複数保管する場合、各鍵ごとに個別に保持できる構造が必要である。その方法として各鍵の雌鍵を保持手段とする方法である。かかる技術手段によれば、鍵を保持する手段は、雌鍵と雄鍵のシリンダー構造であるので、雌鍵と完全に合致する雄鍵を選択することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の第1の実施形態の鍵管理装置の外観図である。図1(a)は側面図であり、図1(b)は正面図である。この鍵管理装置200の構成は、鍵を保護する堅牢な不透明な構造体から構成される第2の扉1と、その扉に固定されて扉を施錠する第2の鍵11と、鍵の近傍に設置され各鍵と対応して設けられたランプ2と、各鍵の雄型と合致した時に雄鍵4、5が回転するシリンダー型の雌鍵3と、ICカードを除く他の部分をカバーする第1の扉10と、この扉に固定され扉を施錠する第1の鍵6と、同じく第1の扉10に固定され扉を開閉する取っ手8と、表示機能と入力機能を兼ね備えたタッチパネル7と、図示しないICカードの情報を読み取るカードリーダ9とから構成される。ここで、雌鍵3の全てには図示しないが雄鍵が回転した時に接点が開閉する鍵センサが設けられている。また、第1の扉と第2の扉はスプリング等で力を加えない時に自動的に元の位置に戻るように構成され、扉の開閉を検知する図示しない扉センサがそれぞれ設けられ、第1の鍵と第2の鍵は図示しない電子ロック機構を備えている。
【0010】
図2は、本発明の第1の実施形態の鍵管理装置の制御部の一例を示すブロック図である。同じ構成要素には同じ番号が付されている。この構成は制御プログラムを格納するROM42と、一時的にデータの記憶と読み出しを行なうRAM43と、情報の表示とデータの入力を行なうタッチパネル7と、外部のホストコンピュータとデータの授受をおこなうインターフェース44と、会員データを記録したICカードのデータを読み取るICカードリーダ9と、第1の鍵ロック47と第2の鍵ロック48の電子ロックを駆動するドライバ45と、第1の扉センサ49と第2の扉センサ50の開閉状態を検知するセンサアンプ67と、保管する鍵1から鍵nの回転状態を検出するセンサアンプ66と、各鍵に対応して設けられた鍵表示ランプを駆動するランプドライバ67から構成されている。尚、ICカードリーダ9は、ICカードが接触型や非接触型のどちらのタイプでも読み取りが可能であり、ICカードに限らず磁気カードを読み込めるカードリーダでも構わない。
【0011】
次に本発明の鍵管理装置の動作を説明する前に、図8を参照して全体のシステムに対して本発明の鍵管理装置がどの位置にあるかを説明しておく。本実施形態では駐車場における車両共用システムとして応用される場合について説明する。このシステムの構成は、駐車場内に設置された本発明の鍵管理端末(鍵管理装置)200と、そこからの情報の授受を行なう通信制御装置兼サーバ20と、インターネット26と、各鍵管理端末の管理を行なう管理センター27と、パソコンからの会員28と、携帯電話からの会員29と、一般電話からの会員30から構成されている。ここで、通信制御装置兼サーバ20を駐車場内に設置してもいいし、あるいは他の場所に設置しても良い。
このシステムの概略的な動作は、車両を使用したい会員(パソコンからの会員28と、携帯電話からの会員29と、一般電話からの会員30どれでも可)が管理センター27に、使用したい車両の番号を問い合わせる。管理センター27は車両の予約状況をみて会員に連絡する。ここで車両が決定すれば会員番号と予約番号、予約日時をセンターに登録する。その後、会員は予約した日時にその車両が駐車している駐車場に行き、後述する手順で鍵管理端末200から予約した鍵を取り出し所望の車両を使用する。課金は鍵を鍵管理端末200から取り出した時点から車両を使用して鍵を返却するまでである。また、その他に予約の確認や予約の状況を別途問い合わせることができる。
このように、無人の設備で最も重要なことは、設備を外からの破壊あるいはいたずらから守ることである。それには2つの方法があり、1つは構造的に守る方法と、もう1つは情報のセキュリティにより守る方法である。前者の構造的に守る方法は設備の構造体を堅牢にしておけばそれなりに効果はあるが、端末装置として考えた場合、デザイン的にも、コスト的にも限界がある。また、後者の情報のセキュリティにより方法は、使用者を特定の会員に限定し、その会員にカードを渡してそのカードに会員特有のIDコードと暗証番号を与える方法がある。そして、これらの方法を併用することにより実用的な無人端末装置としての機能を持つことができる。さらに、第2の扉内には、複数の鍵が保持・保管されている。その中から所望の鍵を選択するには、鍵表示ランプ2を対応させ、前記第2の扉1が開錠された場合、所望の鍵のランプを点灯させてその鍵が抜かれたことを確認してランプを消灯するようにする。これにより所望の鍵の位置が即座に判明して、しかも確実に抜かれたことを確認することができる。
【0012】
次に、図2と図3〜図7のタッチパネルの図及び図9〜図13のフローチャートを併せて参照して本実施形態の動作について説明する。まず、鍵の貸し出しから説明する。図9は、本発明の第1の実施形態の鍵管理装置の全体の動作フローチャートである。まず、図8で説明したようにパソコン、携帯電話、一般電話から会員が管理センターに鍵の予約を行なう(S1)。そして管理センター27から予約番号を受け取る(S2)。ここまでは、本発明の鍵管理装置を使わずに行なわれる。次に、当該会員が予約した鍵を取りに行くために、予約車両が駐車している駐車場に行き、そこに設置してある鍵管理装置200に自分の会員カードを図1のICカードリーダ9に挿入する(S3)。図2のCPU40はICカードの内容を読み取りインターフェース44を通じて管理センター27に情報を送る。管理センター27で会員であることを認証されると(S4)、インターフェース44を通じてCPU40に対して図1の第1の扉10の鍵を開錠する信号が送られ、それと同時に管理センターからインターフェース44を通じてタッチパネル7に図3の(a)の表示画面65が送られる。ドライバ45により第1の鍵ロック47を動作させ鍵を開けると(S5)、第1の扉センサ49から扉が開いた信号がセンスアンプ67を通じてCPU40に入力される(S6)。
タッチパネル7上に表示された図3の(a)の表示画面65を見ながら、鍵の貸し出しの場合(A)に進み(YESのルート)、図10のフローチャートに進む。表示画面65で鍵の貸し出し51を選択すると(S20)、表示画面が図3(b)の55に変わり、予約内容56と「電子ロックを解除して、キーボックスより( )番の鍵を取り出してください。」の文が表示され、57の枠内に予約した鍵の番号が表示される。ここで、予約内容56の詳細な内容を図4に示す。これは会員番号70、予約番号71、車両番号72、予約開始日時73、予約終了日時74が表示される。しかし、この時点ではまだ鍵を抜いていないので予約開始日時73は確定していない。また、当然予約終了日時74も確定していない。会員はこれらの内容を確認して良ければ、電子ロック解除58をタッチする(S21)。次に、表示画面が更に変わり図3(c)の59になり、「電子ロックを解除します。よろしいですか?」の確認文が表示される。これは、電子ロックを解除すると、その時点から課金が開始されるためである。ここで内容に間違いが無ければ、「はい」60をタッチし、間違いであれば「いいえ」61をタッチする。ここでは「はい」60をタッチすると(S22)、インターフェース44からCPU40に対して第2の鍵を開錠する信号が送られ、ドライバ45を通じて第2の鍵ロック48を開錠する(S23)。それにより第2の扉1が開くことができ、その信号は第2の鍵センサ50からCPU40に入力される。また、第2の扉を開けると予約した鍵のランプ2が点灯しており(S24)、更にタッチパネルの画面が62に変わり、「ご利用ありがとうございます。キーボックスより( )番の鍵を取り出してからICカードを抜いてください」の表示があり、その点灯した場所の鍵を回転して引き抜く(S25)。それにより雌鍵に設けられた接点が開き、対応する鍵センサの信号がセンスアンプ66を通じてCPU40に入力される。CPU40からインターフェース44を通じて管理センター27にその情報が伝わり、この時点から課金が開始される。管理センター27から確認の信号として鍵ランプ消灯信号が送信され、鍵ランプが消灯する(S26)。次にフローチャートは図9(E)に戻り、ICカードが抜かれたかを監視し(S11)、抜かれた場合(YESのルート)第2の扉センサ50により第2の扉が閉められたかを監視する(S12)。閉められたのを確認すると、第2の鍵ロック48を施錠する(S13)。次に、第1の扉センサ49により第1の扉が閉められたかを監視する(S14)。閉められたのを確認すると、第1の鍵ロック47を施錠する(S15)。これにより初期状態に復帰する。
【0013】
以上のように、第1の鍵6は設備を保護する第1の扉10を施錠する役目を持つ。そしてこの第1の鍵6は会員のみに渡されたICカードをカードリーダ9に挿入してその会員番号を確認しなければ開錠しない構造とする。また、第2の鍵11は鍵そのものを保護する第2の扉1を施錠する役目を持つ。そしてこの第2の鍵11の開錠は、会員であり、しかも、予めセンターと鍵の予約をした会員のみがその権利を与えられる。つまり、第1の扉10を開けるとタッチパネル7が操作可能となり、それにより予約番号を入力することにより開錠される。これにより2重の安全機構が働き、確実に装置を保護することができる。
また、予約者が所望の鍵を抜き取った後、次の正常な操作を可能にするために、初期の状態に復帰する必要がある。そのためには、鍵の貸し出しとは逆に第2の扉1と第1の扉10を正確に閉めることが前提である。そして、ICカードを抜くと全てが施錠される。これにより装置が初期の状態に復帰することができる。
【0014】
次に、鍵の返却の動作について説明する。図9のステップS6までは同じ動作なので説明を省略する。図9のステップS7でNOの場合、ステップS8に進み鍵の返却で(B)に進む。図11は返却の動作を説明するフローチャートである。また、図5はその時のタッチパネル7の表示画面を表す図である。併せて参照しながら説明する。図5(a)の表示画面65で鍵の返却53を選択すると(S30)、表示画面が図5(b)の80に変わり、予約内容81と「電子ロックを解除して、キーボックスへ( )番の鍵を取り出してください。」の文が表示され、82の枠内に予約した鍵の番号が表示される。ここで、予約内容81の詳細な内容は前記で説明したので省略するが、予約開始日時73が確定しており、予約終了日時74はまだ確定していない状態である。会員はこれらの内容を確認して良ければ、電子ロック解除83をタッチする(S31)。すると、インターフェース44からCPU40に対して第2の鍵を開錠する信号が送られ、ドライバ45を通じて第2の鍵ロック48を開錠する(S32)。それにより第2の扉1が開くことができ、その信号は第2の鍵センサ50からCPU40に入力される。また、第2の扉を開けると返却する鍵のランプ2が点灯しており(S33)、更にタッチパネルの画面が84に変わり、「ご利用ありがとうございます。キーボックスへ( )番の鍵を返却してから、ICカードを抜いてください」の表示があり、その点灯した場所に鍵を挿入して回転する(S34)。それにより雌鍵に設けられた接点が閉じ、対応する鍵センサの信号がセンスアンプ66を通じてCPU40に入力される。CPU40からインターフェース44を通じて管理センター27にその情報が伝わり、この時点から課金が停止し、予約終了日時74が確定する。管理センター27から確認の信号として返却鍵ランプ消灯信号が送信され、鍵ランプが消灯する(S37)。ここで、ステップS34で鍵が返却されないとタイマーが働き、所定の時間内に鍵が返却されずタイムオーバになった場合、タッチパネル7に管理センター27から警告メッセージが表示され、会員に鍵の返却を警告する。この場合は課金は継続して行なわれる。次にフローチャートは図9(E)に戻り、前記と同様な動作を行なう。
【0015】
以上のように、鍵を返却する場合、どの位置に鍵を戻せばよいかを明示する必要がある。そしてその位置に鍵を戻して鍵が回転した場合に限り、表示を消灯させて利用終了の手続きを完了する。これにより返却された鍵が貸し出した鍵であるかの確認が確実に行なうことができる。また、返却された鍵が貸し出された鍵と異なる場合、鍵穴に入らないか、あるいは入ったとしても回転しない。従って、第2の鍵11が開錠されたてから所定の時間までに鍵が回転されなければ、貸し出した鍵と一致しないと判断できるので、利用者にその旨を知らせる必要がある。その手段としてタッチパネル7の表示部に警告メッセージを表示する。これにより無用な時間装置を占有することがなくなる。
【0016】
次に、予約の確認動作について説明する。これは予約した会員が予約番号を忘れた場合等に、予約を端末から確認する動作である。図9のステップS7までは同じ動作なので説明を省略する。図9のステップS8でNOの場合、ステップS9に進み予約の確認で(C)に進む。図12は予約の確認の動作を説明するフローチャートである。また、図6はその時のタッチパネル7の表示画面を表す図である。併せて参照しながら説明する。図6(a)の表示画面65で予約の確認52を選択すると(S40)、表示画面が図6(b)の90に変わり、会員番号91、予約内容92、予約件数93が表示される(S41)。ここで、予約内容92には図4の会員番号70以外の内容が表示される。その後図9(E)に戻り、前記と同様な動作を行なう。
【0017】
次に、予約の状況を確認する動作について説明する。これは会員が予約する前に所望する車両が使えるかを事前に確認したい場合に、その状況を端末から確認する動作である。図9のステップS8までは同じ動作なので説明を省略する。図9のステップS9でNOの場合、ステップS10に進み予約の状況で(D)に進む。図13は予約の状況を確認する動作を説明するフローチャートである。また、図7はその時のタッチパネル7の表示画面を表す図である。併せて参照しながら説明する。図7(a)の表示画面65で予約の状況54を選択すると(S42)、表示画面が図7(b)の94に変わり、カレンダー95、予約状況内容96、先月を表示97、来月を表示99、予約状況の表示98が表示され、表示したい日付をクリックすると、その内容が予約状況内容96に表示され(S43)、更に予約状況の表示98をクリックすると(S44)、表示画面が図7(c)の100に変わり予約の状況が表示される(S45)。その画面には各車両(車両1〜車両3)の予約状況が時系列に表示され、どの車両が現在何時まで予約されているかが確認できる。その後図9(E)に戻り、前記と同様な動作を行なう。
以上のように、鍵を予約した会員がその予約番号を忘れた場合、鍵を貸し出すことができなくなる。その場合、センターに対して会員のみに予約内容の確認ができるようにするのが好ましい。また、予約をする場合、事前に予約の状況がわかればさらに好ましい。これにより利用者の利便性をさらに高めることができる。
また、入力手段には、固定的なキーボードによる方法と、表示部と入力部が一体構成のタッチパネルによる方法やマウスと表示部による方法等がある。それぞれ一長一短があり、コスト的にはキーボード方式が優れているが、拡張性に乏しい。またマウスによる方法は、別の表示部が必要でありコスト高となる。その中間として表示部と入力部が一体となったタッチパネル方式は、両者の長所を兼ね備えており、表示内容あるいは入力情報の変更が比較的容易に可能である。これにより操作性と拡張性に優れた装置の構成が可能となる。
また、鍵を同じ保管場所に複数保管する場合、各鍵ごとに個別に保持できる構造が必要である。その方法として各鍵の雌鍵を保持手段とする方法である。これにより雌鍵と完全に合致する雄鍵を選択することができる。
以上説明した鍵管理装置は一例として車両の鍵管理について言及したが、本発明はこれに限定されること無く、例えば、別荘の無人鍵管理あるいはレンタカーの鍵管理に応用することができる。また、本発明では特定の会員に限定した場合を説明したが、これに限定されずに不特定多数の利用者でも構わない。しかし、この場合はセキュリティの面で合鍵による不正を防止するために、車両のロックシステムと鍵管理装置が連動していることが必要である。
【0018】
図14は、本発明の第2の実施形態の鍵管理装置の外観図である。図14(a)は側面図であり、図14(b)は正面図である。同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。図14が図1と異なる点は、第2の扉1と、その扉に固定されて扉を施錠する第2の鍵11が削除された点である。これにより、構造的に設備を保護すると共に、コスト的に安価な装置を提供することができる。
図15は、本発明の第2の実施形態の鍵管理装置の制御部の一例を示すブロック図である。同じ構成要素には同じ番号が付されているので、重複する説明は省略する。図15が図2と異なる点は、第2の鍵ロック48の電子ロックを駆動するドライバ45の1回路と、第2の扉センサ50の開閉状態を検知するセンサアンプ67の1回路が削除されている点である。これにより、回路構成が簡略化される。
図16は、本発明の第2の実施形態の鍵管理装置の全体の動作フローチャートである。同じ動作には同じステップ番号が付されているので、重複する説明は省略する。図16が図9と異なる点は、ステップS12〜S14が削除された点である。
図17は、本発明の第2の実施形態の鍵貸し出しの動作フローチャートである。同じ動作には同じステップ番号が付されているので、重複する説明は省略する。図17が図10と異なる点は、ステップS21〜S23が削除された点である。
図18は、本発明の第2の実施形態の鍵返却の動作フローチャートである。同じ動作には同じステップ番号が付されているので、重複する説明は省略する。図18が図11と異なる点は、ステップS31〜S33が削除された点である。
【0019】
【発明の効果】
以上記載のごとく本発明によれば、請求項1は、カード読み取り手段、表示入力手段、第1の扉、第2の扉、鍵保管手段、鍵表示手段を備えているので、構造的に設備を保護すると共に、無人操作を確実に行なうことができる。また、第1の鍵は、前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを前記カード読み取り手段により読み取り、その結果前記会員番号が所定の認証と合致した場合に限り開錠されるので、不特定な者による不当な操作を防止することができる。また、第2の鍵は、前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを前記カード読み取り手段に挿入した状態で前記表示入力手段により所定の必要情報を入力し、全ての認証が合致した場合に限り開錠されるので、2重の安全機構が働き、確実に装置を保護することができる。
また請求項2は、カード読み取り手段、表示入力手段、扉、扉鍵、鍵保管手段、鍵表示手段を備えているので、構造的に設備を保護すると共に、コスト的に安価な装置を提供することができる。また、第1の鍵は、前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを前記カード読み取り手段により読み取り、その結果前記会員番号が所定の認証と合致した場合に限り開錠されるので、不特定な者による不当な操作を防止することができる。
また請求項は、前記鍵表示手段は前記入力手段により所定の必要情報を入力し、全ての認証が合致した場合に限り、複数の鍵から何れか1つの指定した鍵の位置を表示し、該鍵が抜かれるまで連続して表示するので、所望の鍵の位置が即座に判明して、しかも確実に抜かれたことを確認することができる。
また請求項は、前記鍵が抜かれた後、前記第2の扉及び前記第1の扉若しくは前記扉を順次閉め、前記カード読み取り手段から前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを抜いた場合に、前記第1の鍵及び前記第2の鍵が施錠されるので、装置が初期の状態に復帰することができる。
【0020】
また請求項は、鍵を返却する場合、前記鍵表示手段により表示された位置に前記鍵を挿入し、該鍵が回転した場合に限り、利用終了の手続きを行ない前記表示を消灯するので、返却された鍵が貸し出した鍵であるかの確認が確実に行なうことができる。
また請求項は、鍵を返却する場合、前記第2の鍵が開錠してから所定の時間経過後、前記鍵表示手段により表示された位置の鍵が回転しない場合、前記表示入力手段に警告メッセージを表示して利用終了の手続きをとらないので、無用な時間装置を占有することがなくなる。
また請求項は、前記鍵の予約内容の確認若しくは予約の状況を、前記カード読み取り手段に前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを挿入し、前記表示入力手段により指示することにより表示可能としたので、利用者の利便性をさらに高めることができる。
また請求項は、表示入力手段は、表示内容が変更可能な表示部と2次元位置情報を検出する接点を備えたタッチパネル若しくは表示内容が変更可能な表示部と接点構造を有するボタンスイッチであるので、操作性と拡張性に優れた装置あるいはコスト的に安価な装置の構成が可能となる。
また請求項は、鍵を保持する手段は、雌鍵と雄鍵のシリンダー構造であるので、雌鍵と完全に合致する雄鍵を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の鍵管理装置の外観図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の鍵管理装置の制御部の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の鍵の貸し出しにおけるタッチパネルの表示画面の図である。
【図4】本発明のタッチパネルの予約内容の詳細を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の鍵の返却におけるタッチパネルの表示画面の図である。
【図6】本発明の予約の確認におけるタッチパネルの表示画面の図である。
【図7】本発明の鍵の予約の状況におけるタッチパネルの表示画面の図である。
【図8】本発明の鍵管理システムの全体構成図である。
【図9】本発明の第1の実施形態の鍵管理装置の全体の動作フローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施形態の鍵管理装置の鍵の貸し出しの動作フローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施形態の鍵管理装置の鍵の返却の動作フローチャートである。
【図12】本発明の鍵管理装置の予約の確認の動作フローチャートである。
【図13】本発明の鍵管理装置の予約の状況の動作フローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施形態の鍵管理装置の外観図である。
【図15】本発明の第2の実施形態の鍵管理装置の制御部の一例を示すブロック図である。
【図16】本発明の第2の実施形態の鍵管理装置の全体の動作フローチャートである。
【図17】本発明の第2の実施形態の鍵貸し出しの動作フローチャートである。
【図18】本発明の第2の実施形態の鍵返却の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 第2の扉、2 ランプ、3 シリンダー型の雌鍵、4、5 雄鍵、6 第1の鍵、7 タッチパネル、8 取っ手、9 カードリーダ、10 第1の扉、11 第2の鍵

Claims (8)

  1. 共同利用する設備の鍵を無人で自動管理し、鍵の貸し出し及び返却を行う鍵管理装置において、
    該鍵管理装置を利用する会員番号が設定された磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードの内容を読み取るカード読み取り手段と、前記鍵管理装置を覆い設備を保護する第1の扉と、該第1の扉を施錠する第1の鍵と、前記会員番号の認証後に必要情報の入力と情報の表示を行なう表示入力手段と、少なくとも1つ以上の前記鍵を保持・保管する鍵保管手段と、指定の鍵の位置を表示する鍵表示手段と、前記鍵保管手段の全面を覆い前記鍵を保護する第2の扉と、該第2の扉を施錠する第2の鍵と、を備え、
    前記鍵の貸し出しの際には、前記カード読み取り手段が前記ICカードを読み取り、前記会員番号が所定の認証と合致した場合に前記第1の鍵のロックを開錠し、
    かつ前記表示入力手段に、前記鍵管理装置を管理する管理センターから会員が予め受け取った予約番号が入力されることにより、前記第2の鍵のロックが開錠されると共に、前記鍵表示手段の表示により指定された鍵を前記鍵保管手段から取り出し可能に構成した、
    ことを特徴とする鍵管理装置。
  2. 共同利用する設備の鍵を無人で自動管理し、鍵の貸し出し及び返却を行う鍵管理装置において、
    該鍵管理装置を利用する会員番号が設定された磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードの内容を読み取るカード読み取り手段と、前記鍵管理装置を覆い設備を保護する扉と、該扉を施錠する扉鍵と、前記会員番号の認証後に必要情報の入力と情報の表示を行なう表示入力手段と、少なくとも1つ以上の前記鍵を保持・保管する鍵保管手段と、指定の鍵の位置を表示する鍵表示手段と、を備え、
    前記鍵の貸し出しの際には、前記カード読み取り手段が前記ICカードを読み取り、前記会員番号が所定の認証と合致した場合に前記扉鍵のロックを開錠し、
    かつ前記表示入力手段に、前記鍵管理装置を管理する管理センターから会員が予め受け取った予約番号が入力されることにより、前記鍵表示手段の表示により指定された鍵を前記鍵保管手段から取り出し可能に構成した、
    ことを特徴とする鍵管理装置。
  3. 前記鍵の貸し出しの際には、前記鍵表示手段は、複数の鍵から何れか1つの鍵の位置を表示し、該鍵が抜かれるまで連続して表示することを特徴とする請求項1または2記載の鍵管理装置。
  4. 前記鍵を返却する場合、前記鍵表示手段により表示された位置に前記鍵を挿入し、該鍵が回転した場合に限り利用終了の手続きを行ない、前記表示を消灯することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の鍵管理装置。
  5. 前記鍵を返却する場合、所定の時間経過後、前記鍵表示手段により表示された位置の鍵が回転しない場合、前記表示入力手段に警告メッセージを表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の鍵管理装置。
  6. 前記カード読み取り手段に前記磁気カード若しくは接触型あるいは非接触型のICカードを挿入し、前記表示入力手段で操作することにより、前記鍵の予約内容の確認若しくは予約の状況を表示可能としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鍵管理装置。
  7. 前記表示入力手段は、表示内容が変更可能な表示部と2次元位置情報を検出する接点を備えたタッチパネル若しくは表示内容が変更可能な表示部と接点構造を有するボタンスイッチであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の鍵管理装置。
  8. 前記鍵保管手段の前記鍵を保持する手段は、雌鍵と雄鍵のシリンダー構造であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の鍵管理装置。
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