JP4015568B2 - アウトサイドハンドル装置及びそのコネクタ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アウトサイドハンドル装置及びそのコネクタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両用ドアにおいて、電動ドアロック装置(いわゆるE-Latch システムなど)やワイヤレスリモコンドアロック装置(いわゆるスマートエントリーシステムなど)といったドア開閉操作の利便性を向上させる各種システムが採用されている。こうしたシステムが備えるアウトサイドハンドル装置は構成上、車両用ドアの外部に取り付けられるハンドル部に各種電気部品が配置・収納されている。このため、ハンドル部の各種電気部品と車両側との電気的な接続を実現するために様々な方策が講じられている。
【0003】
例えば特許文献1のアウトサイドハンドル装置では、ハンドル部の各種電気部品と車両側との電気的接続をハーネス(電気信号線)及びコネクタを使用して実現している。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−30844号公報
【特許文献2】
欧州特許出願公開第1108835号明細書(第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このアウトサイドハンドル装置において、ハンドル部を車両用ドアに組み付けた後に車両側のハーネス(電気信号線)と接続する場合には、車両用ドアの搭載空間内でこれらの電気信号線を結線するような工程が発生し、結果として組み付け工数の増大が生じることになっている。また、ハーネスの存在から、隣接するドアガラスとの干渉などを考慮する必要があり、ドア配置の設計工数の増大を余儀なくされている。
【0006】
こうした車両用ドアへの組付け性等を向上させるため、特許文献2のアウトサイドハンドル装置ではハンドル部にコネクタ構造が一体化されている。これにより、ハンドル部の挿入(連結)に併せてハンドル側の電気信号線と車両側の電気信号線との結線が実現されている。
【0007】
しかしながら、このハンドル部の挿入(連結)に併せてハンドル側の電気信号線と車両側の電気信号線とを結線する場合には、ハンドル部が固定式であることが必要であり、その汎用性が制約されることが示唆されている。
【0008】
本発明の目的は、汎用性を制約することなく組付け性を向上させることができるアウトサイドハンドル装置及びそのコネクタ構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、電気部品が収容されて車両用ドアの外側に配置されるハンドル部と、前記車両用ドアに固定されて前記ハンドル部を支持するハンドルフレームと、前記ハンドル部に設けられて該ハンドル部に収容された電気部品と電気的に接続されたハンドル側接続部と、前記ハンドルフレームに設けられて前記ハンドル側接続部と結合されることで該ハンドル側接続部と電気的に接続されるフレーム側接続部とを備える。そして、前記ハンドル部は、前記ハンドル側接続部の軸線と前記フレーム側接続部の軸線とが一致するように前記ハンドルフレーム内を移動され、同ハンドル部の移規制する位置に配置された前記フレーム側接続部に結合さるものであり、前記ハンドル側接続部は、前記フレーム側接続部によって移動が規制された際にその軸線が前記フレーム側接続部の軸線の位置に応じて変位可能となるよう前記ハンドル部に揺動可能に設けられている。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアウトサイドハンドル装置において、前記ハンドルフレームは、前記フレーム側接続部を係止する係止手段を備えるとともに、前記ハンドル側接続部は、前記係止手段による係止状態を解除する解除手段を備え、前記解除手段は、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とが結合された後に、前記ハンドルフレームと前記フレーム側接続部との係止状態を解除し、前記ハンドル部は、前記ハンドル側接続部に結合された前記フレーム側接続部と一体で前記ハンドルフレーム内をさらに移動され、同ハンドルフレームに対する正規位置へ組付けられることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載のアウトサイドハンドル装置において、前記ハンドル部を前記ハンドルフレームに対する正規位置に配置するときに要する同ハンドル部のストロークは、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とを結合させるときに要する同ハンドル部のストロークよりも大きく設定されていることを要旨とする。
【0015】
請求項4に記載の発明は、電気部品が収容されて車両用ドアの外側に配置されるハンドル部に揺動可能に設けられ、該ハンドル部に収容された電気部品と電気的に接続されたハンドル側接続部と、前記車両用ドアに固定されて前記ハンドル部を支持するハンドルフレームに設けられ、前記ハンドル側接続部と結合して該ハンドル側接続部と電気的に接続されるフレーム側接続部とを備えたことを特徴とするアウトサイドハンドル装置のコネクタ構造において、前記ハンドルフレームは、前記フレーム側接続部を係止する係止手段を備えるとともに、前記ハンドル側接続部は、前記係止手段による係止状態を解除する解除手段を備え、前記解除手段は、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とが結合された後に、前記ハンドルフレームと前記フレーム側接続部との係止状態を解除し、前記ハンドル部は、前記ハンドル側接続部に結合された前記フレーム側接続部と一体で前記ハンドルフレーム内をさらに移動され、同ハンドルフレームに対する正規位置へ組付けられることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載のアウトサイドハンドル装置のコネクタ構造において、前記ハンドル部を前記ハンドルフレームに対する正規位置に配置するときに要する同ハンドル部のストロークは、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とを結合させるときに要する同ハンドル部のストロークよりも大きく設定されていることを要旨とする。
【0018】
(作用)
請求項に記載の発明によれば、前記フレーム側接続部と電気的に接続されるハンドル側接続部は、前記ハンドル部に揺動可能に設けられている。従って、例えばハンドル部をハンドルフレームに組付け・支持する際に、上記揺動の範囲でハンドル側接続部を変位させつつ前記フレーム側接続部と結合させることでこれと電気的に接続させることが可能となる。従って、ハンドル部のハンドルフレームへの組付け性が向上される。また、例えば可動式のハンドル部であっても上記揺動の範囲でハンドル側接続部及びフレーム側接続部の電気的な接続を維持することが可能となり、その汎用性が向上される。
【0021】
請求項2に記載の発明によれば、前記ハンドルフレームは、前記フレーム側接続部を係止する係止手段を備えるとともに、前記ハンドル側接続部は、前記係止手段による係止状態を解除する解除手段を備える。ここで、前記解除手段は、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とが結合された後に、前記ハンドルフレームと前記フレーム側接続部との係止状態を解除する。そして、前記ハンドル部は、前記ハンドル側接続部に結合された前記フレーム側接続部と一体で前記ハンドルフレーム内をさらに移動され、同ハンドルフレームに対する正規位置へ組付けられる。従って、前記ハンドル側接続部及び前記フレーム側接続部の結合による電気的な接続の完了を前提にハンドル部の正規位置への組付けが行われるため、同接続不良が生じたままでの組付けが未然に防止される。また、例えば可動式のハンドル部においては、ハンドル側接続部及びフレーム側接続部が結合した状態でハンドル部の動きに沿って動くことが可能となり、その汎用性が向上される。
請求項3に記載の発明によれば、前記ハンドル部を前記ハンドルフレームに対する正規位置に配置するときに要する同ハンドル部のストロークは、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とを結合させるときに要する同ハンドル部のストロークよりも大きく設定されている。従って、ハンドル側接続部とフレーム側接続部とが完全に結合した後に、ハンドル部の正規位置への組み付けが可能になる。
【0022】
請求項に記載の発明によれば、前記フレーム側接続部と電気的に接続されるハンドル側接続部は、前記ハンドル部に揺動可能に設けられている。従って、例えばハンドル部をハンドルフレームに組付け・支持する際に、上記揺動の範囲でハンドル側接続部を変位させつつ前記フレーム側接続部と結合させることでこれと電気的に接続させることが可能となる。従って、ハンドル部のハンドルフレームへの組付け性が向上される。また、例えば可動式のハンドル部であっても上記揺動の範囲でハンドル側接続部及びフレーム側接続部の電気的な接続を維持することが可能となり、その汎用性が向上される。
【0023】
また、前記ハンドル側接続部は、前記ハンドル部に揺動可能に設けられているため、製造ばらつきや組付けばらつきを吸収してフレーム側接続部に結合され、電気的接続が行われる。
【0024】
さらに、前記ハンドル側接続部は、該ハンドル側接続部及び前記フレーム側接続部が結合した後に、解除手段により、前記係止手段による前記ハンドルフレームと前記フレーム側接続部との係止状態を解除し、前記ハンドル部は、前記ハンドル側接続部に結合された前記フレーム側接続部と一体で前記ハンドルフレーム内をさらに移動され、同ハンドルフレームに対する正規位置へ組付けられる。従って、前記ハンドル側接続部及び前記フレーム側接続部の結合による電気的な接続の完了を前提にハンドル部の正規位置への組付けが行われるため、同接続不良が生じたままでの組付けが未然に防止される。また、例えば可動式のハンドル部においては、ハンドル側接続部及びフレーム側接続部が結合した状態でハンドル部の動きに沿って動くことが可能となり、その汎用性が向上される。
請求項5に記載の発明によれば、前記ハンドル部を前記ハンドルフレームに対する正規位置に配置するときに要する同ハンドル部のストロークは、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とを結合させるときに要する同ハンドル部のストロークよりも大きく設定されている。従って、ハンドル側接続部とフレーム側接続部とが完全に結合した後に、ハンドル部の正規位置への組み付けが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1参考例
以下、第参考例を図1〜図7に従って説明する。
【0026】
図7は、車両用ドアの斜視図である。同図に示すように、車両用ドア1にはアウトサイドハンドル11が取り付けられている。すなわち、アウトサイドハンドル11は、ドア開閉操作を行うためのハンドル部12を外側に突出させて車両用ドア1の外形を形成するドアアウタパネル10(ドア外板)の車両後部側に取着されている。ハンドル部12は、機械的なドア開閉操作を行う際に握られる部材である。
【0027】
図4は、図7のA−A線断面図である。図4に示されるように、アウトサイドハンドル11は前記ハンドル部12及びハンドルフレーム13を備えている。これらハンドル部12及びハンドルフレーム13は、それぞれ前記ドアアウタパネル10に対して車室外側及び内側に配置されている。そして、ハンドルフレーム13はドアアウタパネル10に締結されており、ハンドル部12はハンドルフレーム13との間でドアアウタパネル10を挟んで同ハンドルフレーム13に対し所定の範囲で回動可能に連結されている。
【0028】
詳述すると、ドアアウタパネル10は、ハンドル部12との間隔を拡張するように車室内側に湾曲する曲成部10aを有しており、その一側及び他側(図4の左側及び右側)には、同ハンドル部12のアーム部を挿入するためのハンドル投入口10b,10cが形成されている。また、樹脂材からなるハンドルフレーム13は内枠構造を有する略四角筒状に形成されており、上記ドアアウタパネル10の曲成部10aに略沿って曲成されている。そして、上記ドアアウタパネル10のハンドル投入口10b,10cにそれぞれ対応して開口するフレーム側ハンドル投入口13a,13bが形成されている。ハンドルフレーム13は、上記フレーム側ハンドル投入口13a,13bにそれぞれ対応して第1内部空間S1及び第2内部空間S2を形成している。
【0029】
一方、ハンドル部12は、ハンドルベース14と、同ハンドルベース14に覆設されるハンドルカバー15とを備えている。これらハンドルベース14及びハンドルカバー15はハンドル部12の外形を形成するもので、それぞれ樹脂材で成形されている。そして、ハンドルカバー15の一側(図4の左側であって車両前方側)及び他側(図4の右側であって車両後方側)には、それぞれヒンジアーム部15a及びストロークアーム部15bが一体形成されている。
【0030】
上記ヒンジアーム部15aはハンドル投入口10b及びフレーム側ハンドル投入口13aに挿入されており、その先端部に形成された突部15cがフレーム側ハンドル投入口13aの形成されたハンドルフレーム13の蓋壁部13cに当接するように設定されている。ハンドル部12(ハンドルカバー15)は、ヒンジアーム部15aの突部15cと蓋壁部13cとの当接部を支点としてハンドルフレーム13に対し回動可能に連結されている。
【0031】
また、ストロークアーム部15bはハンドル投入口10c及びフレーム側ハンドル投入口13bに挿入されており、所定の範囲で揺動可能なようにその先端部に形成された屈曲部15dが周知のベルクランク16と係合されている。
【0032】
以上により、ハンドル部12(ハンドルカバー15)は、ヒンジアーム部15a側(突部15c)を回動中心にストロークアーム部15bの屈曲部15dとベルクランク16との係合によって許容される範囲でハンドルフレーム13に対し回動可能に連結されている。
【0033】
なお、ハンドルベース14及びハンドルカバー15により略閉塞されるハンドル部12の内部空間S3には、送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22及びドア施錠用スイッチ23が収容されている。これら送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22及びドア施錠用スイッチ23は、ドア開閉操作の利便性を向上させるシステムを構成する電気関連部品である。
【0034】
送信アンテナ21は、ドア開閉操作を行う利用者が携行する携帯機に対し認証要求する信号を送信するためのものである。ドア解錠用センサ22は、ハンドル部12に人体が触れる(若しくは近接する)ことに伴う容量の変化を検出するためのものである。また、ドア施錠用スイッチ23は、ドア施錠(ロック)操作を行うためのマニュアルスイッチである。すなわち、ドア施錠用スイッチ23は、ハンドルカバー15に装着されたスイッチボタン23aと、同スイッチボタン23aに対応してハンドルベース14に配置された検知部23bとを有している。そして、スイッチボタン23aを押す動作に応じた検知部23bの信号がドア施錠(ロック)操作に供されるようになっている。これら送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22及びドア施錠用スイッチ23の各電気信号線は、上記内部空間S3の外側であるヒンジアーム部15a側において単一のFFC(Flexible Flat Cable :可撓性平形ケーブル)24に集約的に接続されている。このFFC24は、ヒンジアーム部15aに沿って導出され、ハンドル部12側の電気信号線を形成している。FFC24は、車両側(ハンドルフレーム13側)の電気信号線と電気的に接続されるようになっている。
【0035】
次に、ハンドル部12側に配置されたFFC24と車両側(ハンドルフレーム13側)との電気的な接続態様等を説明する。図1に示されるように、ヒンジアーム部15aのストロークアーム部15bと対向する側は湾出するようにアーチ状に曲成されており、その基端側及び先端側にはそれぞれガイド爪15e及び支持爪15fが形成されている。FFC24は、上記ガイド爪15e及び支持爪15f間において内部の複数(例えば、4本)の導線24aが剥き出しにされたハンドル側結線部24bを形成している。FFC24は、ガイド爪15eによりその両側が支持された状態でヒンジアーム部15aに沿って外部に導出され、更にその剥き出しにされた導線24aの各先端が支持爪15fに挿入・支持されている。
【0036】
なお、図2に図1のB−B線に沿った断面図を示すように、ヒンジアーム部15aには、ハンドル側結線部24bを形成するFFC24の各隣接する剥き出しの導線24a間において複数(例えば、3本)の係合片15gが一体形成されている。これら係合片15gは、ヒンジアーム部15aから略垂直に伸びる仕切壁部15hと、同仕切壁部15hの先端において幅方向に突出する係止部15iとを有する断面略T字状に形成されている。
【0037】
一方、ハンドルフレーム13の第1内部空間S1における底部側(図1の下側)には、対向する側壁部13d,13e(図2参照。)を橋絡する板状の保持壁部13fが形成されている。この保持壁部13fには保持片13gが形成されており、ねじりコイルバネ25の一端が保持されている。従って、ねじりコイルバネ25の一端は、ハンドルフレーム13に対し固定されている。また、図3に図1の矢印C方向に見た平面図を示すように、ハンドルフレーム13の保持壁部13f近傍には、上記側壁部13d,13eをそれぞれ幅方向に貫通する軸受部13hが形成されている。
【0038】
上記ハンドルフレーム13には、樹脂材からなる接続用ベース26が支持されている。図3に示されるように、この接続用ベース26は、対向する側壁部26a,26bの基端側及び先端側がそれぞれ連結壁部26c,26dにて連結された枠状に形成されている。そして、各側壁部26a,26bの基端側には上記軸受部13hに対応して外側に突出する軸部26eが一体形成されている。接続用ベース26は、軸受部13hに軸部26eが挿入されることでハンドルフレーム13に対し回動可能に連結されている。
【0039】
また、この接続用ベース26には、前記ねじりコイルバネ25の他端が保持されている。すなわち、接続用ベース26は、連結壁部26c及び側壁部26a,26bにそれぞれ連続して同側壁部26a,26bの互いの対向側に突出する係合壁部26f,26gと、これら係合壁部26f,26g間において連結壁部26cから櫛歯状に伸びる突出壁部26h,26iとを有している。そして、連結壁部26cには、突出壁部26h,26iの略中央部において保持片26j(図1参照。)が形成されている。接続用ベース26は、この保持片26jにねじりコイルバネ25の他端が保持されることで同ねじりコイルバネ25により軸部26e(軸受部13h)を回動中心として保持壁部13fから離隔される側(ヒンジアーム部15a側であって、図1において反時計回りに回動させる方向)に付勢されるようになっている。また、接続用ベース26は、付勢される方向に過度に回転しないように、例えばハンドルフレーム13に形成された図示しないストッパによって、所定位置に規制されている。なお、図2に示されるように上記係合壁部26f及び突出壁部26h間、突出壁部26h,26i間、突出壁部26i及び係合壁部26g間にはそれぞれ前記係合片15gの仕切壁部15hが挿通され、係止部15iによって抜け止めされている。これにより、ヒンジアーム部15a及び接続用ベース26は幅方向(図2の左右方向)の移動が略規制され、且つ、係合壁部26f,26g及び突出壁部26h,26iに沿って揺動可能に連結されている。そして、ヒンジアーム部15aは、接続用ベース26に対し幅方向に移動する(ずれる)ことなくその回動が許容されている。
【0040】
ここで、上記接続用ベース26には、前記FFC24と電気的に接続されるフレーム側FFC27が設けられている。図1に示されるように、このフレーム側FFC27は、ヒンジアーム部15a側(FFC24側)において上記接続用ベース26に沿って基端側(軸部26e側)に伸びている。フレーム側FFC27の先端側は前記保持壁部13fに沿ってハンドルフレーム13の開口側に配置されている。フレーム側FFC27は、車両側(ハンドルフレーム13側)の電気信号線を形成しており、更に車両側の電気信号線と電気的に接続されるようになっている。
【0041】
詳述すると、図3に示されるように、側壁部26a,26bにはその基端部及び中間部に亘ってそれぞれガイド爪26kが形成されている。また、係合壁部26f,26g及び突出壁部26h,26iの先端部には、それぞれ支持爪26lが形成されている。フレーム側FFC27は、上記ガイド爪26k及び支持爪26l間において内部の複数(例えば、4本)の導線27aが剥き出しにされたフレーム側結線部27bを形成している。フレーム側FFC27は、その剥き出しにされた導線27aの各先端が支持爪26lに挿入・支持され、更にガイド爪26kによりその両側が支持された状態で接続用ベース26及び保持壁部13fに沿ってハンドルフレーム13の開口側へと導出されている。
【0042】
なお、上記接続用ベース26に配置されたフレーム側FFC27のフレーム側結線部27bは、前記ねじりコイルバネ25の付勢力にて前記FFC24のハンドル側結線部24bに圧接されるようになっている。従って、ハンドル側結線部24b(ハンドル側の剥き出しの各導線24a)と、フレーム側結線部27b(フレーム側の剥き出しの各導線27a)とは、ねじりコイルバネ25の付勢力により圧接し確実に電気的接続される。図5に示されるように、外力の加わらない通常状態(図1の状態)からハンドル部12を前記許容範囲内で最大限に回動させた場合(フルストローク状態)でも、ねじりコイルバネ25の付勢力によりヒンジアーム部15aの移動に追従して接続用ベース26が移動(回動)する。従って、この場合も上記ハンドル側結線部24bとフレーム側結線部27bとは、ねじりコイルバネ25の付勢力により圧接し確実に電気的接続される。特に、ヒンジアーム部15aに沿って配置されたハンドル側結線部24bはアーチ状に曲成されているため、接続用ベース26と干渉してフレーム側結線部27bとの間に接触不良(接続不良)が生じたりすることが回避されている。なおこのとき、ヒンジアーム部15a及び接続用ベース26は、上記係合壁部26f及び突出壁部26h間、突出壁部26h,26i間、突出壁部26i及び係合壁部26g間に挿通された前記係合片15g(仕切壁部15h)により幅方向の移動(ずれ)が略規制される。従って、これらハンドル側結線部24bとフレーム側結線部27bとが幅方向にずれて接触不良(接続不良)が生じることも回避されている。一方、図2に示すように、係合壁部26f,26g及び突出壁部26h,26iと係止部15iとの間には、所定の隙dを備えている。この隙dによって、ヒンジアーム部15aの移動に追従する接続用ベース26の移動がスムーズに行われる。フルストローク状態から外力を解放して通常状態(図1の状態)に戻す場合も、上記に準じて確実に電気的接続されるのはいうまでもない。
【0043】
図6は、上記ハンドル部12をハンドルフレーム13に組み付ける態様を示す断面図である。同図に示されるように、このハンドル部12の組み付けにあたっては、ハンドルカバー15の突部15cを含むヒンジアーム部15a全体をハンドル投入口10b及びフレーム側ハンドル投入口13aからハンドルフレーム13内(第1内部空間S1)に挿入する。そして、ヒンジアーム部15aによりねじりコイルバネ25の付勢力に抗して軸部26e(軸受部13h)を回動中心に接続用ベース26を保持壁部13fに近づける側(図1において時計回りに回動させる方向)に押し下げる。このとき、前記係止部15iと干渉しない状態で係合片15gの先端が係合壁部26f,26g及び突出壁部26h,26iの各先端に配置されるようになっている。この状態でヒンジアーム部15aを蓋壁部13c側へと更に挿入すると、ヒンジアーム部15aは接続用ベース26上を摺動する。これに伴い、ヒンジアーム部15aは、仕切壁部15hが係合壁部26f,26g及び突出壁部26h,26iに案内される態様で移動する。すなわち、ハンドル部12の組み付けに際しても、ヒンジアーム部15a及び接続用ベース26は、上記係合壁部26f及び突出壁部26h間、突出壁部26h,26i間、突出壁部26i及び係合壁部26g間に挿通された前記係合片15g(仕切壁部15h)により幅方向の移動(ずれ)が略規制される。そして、ヒンジアーム部15aは、上記ハンドル側結線部24bとフレーム側結線部27bとが電気的に接続される位置へと移動する。なお、この組付け時においても、前記隙dがヒンジアーム部15aと接続用ベース26の相対位置のずれを許容し、ヒンジアーム部15aを接続用ベース26に組み付け易くしている。
【0044】
以上詳述したように、第1参考例によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)第1参考例では、ヒンジアーム部15aに設けられたハンドル側結線部24bと電気的に接続されるフレーム側結線部27b(接続用ベース26)は、ハンドルフレーム13に揺動可能に設けられている。従って、ハンドル部12をハンドルフレーム13に組付け・支持する際に、上記揺動の範囲でフレーム側結線部27b(接続用ベース26)を変位させつつハンドル側結線部24bに圧接させることでこれと電気的に接続させることが可能となる。従って、ハンドル部12のハンドルフレーム13への組付け性を向上できる。また、可動式のハンドル部12であっても上記揺動の範囲でハンドル側結線部24b及びフレーム側結線部27bの電気的な接続を維持することが可能となり、その汎用性を向上できる。
【0045】
また、フレーム側結線部27bは、ハンドル側結線部24bに圧接されることで極めて簡易にハンドル側結線部24bと電気的に接続できる。
さらに、上記圧接により通常状態、フルストローク状態に関わらず接点圧が確保され、ハンドル側結線部24b及びフレーム側結線部27bを確実に電気的接続できる。すなわち、ハンドル部12の回動操作に追従して接続用ベース26が回動するため、ハンドル側結線部24b及びフレーム側結線部27bの接触状態を維持することができ、電気的な性能を確保できる。
【0046】
(2)第1参考例では、ハンドル側結線部24bの信号線(導線24a)と、フレーム側結線部27bの信号線(導線27a)との各隣接する結線部間が係合片15gにより区画されることで、例えば車両用ドア1内に浸水しても隣接する結線部間の漏電を抑制でき、電気的な性能を確保できる。
【0047】
(3)第1参考例では、ハンドル部12を車両用ドア1に組み付ける際に車両側と電気的に接続されるハンドル側結線部24bをヒンジアーム部15aに略一体で設けたことにより、ドアアウタパネル10に挿通組付けする際の作業性を向上させることができる。例えば、上記ハンドル側結線部などのコネクタがヒンジアーム部15aに一体でない場合には、同コネクタを別途挿通する作業が必要となる。
【0048】
(4)第1参考例では、ハンドル部12の回動中心側であるヒンジアーム部15aにハンドル側結線部24bを設けて車両側との電気的な接続を行うことで、例えばストロークアーム部15b側に設けた場合のような著しい位置移動を抑制できる。そして、ハンドル部12の回動時を見越したハーネス余長の設定や、ハーネス自体の回動変位を見越した隣接部品との干渉回避の検討など、ドア設計時の検討項目を低減することができ、設計工数を削減することができる。
【0049】
(第2参考例
以下、第参考例を図8〜図12に従って説明する。なお、第2参考例は、第1参考例の接続用ベース26に準じた接続用ベースをハンドルカバーのヒンジアーム部側に設けるように変更した構成であり、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
【0050】
図8に示されるように、アウトサイドハンドル31はハンドル部32及びハンドルフレーム33を備えている。これらハンドル部32及びハンドルフレーム33は、それぞれ前記ドアアウタパネル10に対して車室外側及び内側に配置されている。そして、第1参考例と同様にハンドルフレーム33はドアアウタパネル10に締結されており、ハンドル部32はハンドルフレーム33との間でドアアウタパネル10を挟んで同ハンドルフレーム33に対し所定の範囲で回動可能に連結されている。
【0051】
すなわち、樹脂材からなるハンドルフレーム33は内枠構造を有する略四角筒状に形成されており、前記ハンドル投入口10bに対応して開口するフレーム側ハンドル投入口33aが形成されている。ハンドルフレーム33は、上記フレーム側ハンドル投入口33aに対応して第1内部空間S11を形成している。一方、前記ハンドルベース14とともにハンドル部32を構成する樹脂材からなるハンドルカバー35の一側(図8の左側であって車両前方側)には、ヒンジアーム部35aが一体形成されている。
【0052】
上記ヒンジアーム部35aはハンドル投入口10b及びフレーム側ハンドル投入口33aに挿入されている。ハンドル部32(ハンドルカバー35)は、その先端部に形成された突部35cとフレーム側ハンドル投入口33aの形成されたハンドルフレーム33の蓋壁部33cとの当接部を支点としてハンドルフレーム33に対し回動可能に連結されている。
【0053】
第2参考例においても、前記送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22及びドア施錠用スイッチ23(図4参照)の各電気信号線は、ヒンジアーム部35a側において単一のFFC36に集約的に接続されている。このFFC36は、ヒンジアーム部35aに沿って導出され、ハンドル部32側の電気信号線を形成している。FFC36は、車両側(ハンドルフレーム33側)の電気信号線と電気的に接続されるようになっている。
【0054】
次に、ハンドル部32側に配置されたFFC36と車両側(ハンドルフレーム33側)との電気的な接続態様等を説明する。
図9に図8のD−D線に沿った断面図を示すように、ヒンジアーム部35aは、ハンドルフレーム33の底部側(図8の下側)に伸びる側壁部35d,35eと、これら側壁部35d,35e間を連結する蓋壁部35fとを備えている。そして、上記側壁部35d,35eには、上記蓋壁部35fに沿って互いの対向側に突出するガイド爪35gが形成されている。FFC36は、ガイド爪35gによりその両側が支持された状態でヒンジアーム部35a(蓋壁部35f)に沿って外部に導出されている。
【0055】
また、ヒンジアーム部35aには、対向する上記側壁部35d,35eをその略中央部において橋絡する板状の保持壁部35hが形成されている。この保持壁部35hには保持片35iが形成されており、ねじりコイルバネ37の一端が保持されている。従って、ねじりコイルバネ37の一端は、ヒンジアーム部35a(ハンドル部32)に対し固定されている。また、図10に図8の矢印E方向に見た平面図を示すように、ヒンジアーム部35aの保持壁部35h近傍には、上記側壁部35d,35eをそれぞれ幅方向に貫通する軸受部35jが形成されている。
【0056】
上記ヒンジアーム部35aには、樹脂材からなる接続用ベース38が支持されている。図10に示されるように、この接続用ベース38は、対向する側壁部38a,38bが板状の連結壁部38cにて連結された形状に形成されている。そして、各側壁部38a,38bの基端側には上記軸受部35jに対応して外側に突出する軸部38dが一体形成されている。接続用ベース38は、軸受部35jに軸部38dが挿入されることでヒンジアーム部35aに対し回動可能に連結されている。
【0057】
また、この接続用ベース38には、前記ねじりコイルバネ37の他端が保持されている。すなわち、接続用ベース38は、ヒンジアーム部35a側において連結壁部38cの略中央部に保持片38e(図8及び図9参照。)が形成されている。接続用ベース38は、保持片38eにねじりコイルバネ37の他端が保持されることで軸部38d(軸受部35j)を回動中心として保持壁部35hから離隔される側(ヒンジアーム部35aと反対の側であって、図8において時計回りに回動させる方向)に付勢されるようになっている。また、接続用ベース38には、付勢される方向に過度に回転しないように、その近傍にストッパを設け、所定位置にて規制するようにしてもよい。
【0058】
上記接続用ベース38の側壁部38a,38b及び連結壁部38cの底面は、湾出するようにアーチ状に曲成されている(図8参照。)。そして、側壁部38a,38bの基端側及び連結壁部38cの先端側にはそれぞれガイド爪38f及び支持爪38gが形成されている。ヒンジアーム部35aから導出されたFFC36は、上記ガイド爪38f及び支持爪38g間において内部の複数(例えば、4本)の導線36aが剥き出しにされた結線部36bを形成している。FFC36は、ガイド爪38fによりその両側が支持された状態で接続用ベース38に沿って導出され、更にその剥き出しにされた導線36aの各先端が支持爪38gに挿入・支持されている。
【0059】
なお、図9に示すように、接続用ベース38の連結壁部38cには、結線部36bを形成するFFC36の各隣接する剥き出しの導線36a間において複数(例えば、3本)の係合片38hが一体形成されている。これら係合片38hは、接続用ベース38から略垂直に伸びる仕切壁部38iと、同仕切壁部38iの先端において幅方向に突出する係止部38jとを有する断面略T字状に形成されている。
【0060】
前記ハンドルフレーム33の第1内部空間S11における底部側(図8の下側)には、対向する側壁部33d,33e(図9参照。)を橋絡する板状の連結壁部33fが形成されている。図8に示されるように、この連結壁部33fの先端には、フレーム側ハンドル投入口33a側に傾斜して伸びる係合壁部33gが連続形成されている。そして、図9に示されるように、この係合壁部33gには、前記係合片38h(仕切壁部38i)に対応して先端側から切り欠かれた複数(例えば、3本)の係合溝33hが形成されている。これら係合溝33hにはそれぞれ前記係合片38hの仕切壁部38iが挿通され、係止部38jによって抜け止めされている。これにより、接続用ベース38及び係合壁部33g(ハンドルフレーム33)は幅方向(図9の左右方向)の移動が略規制され、且つ、係合溝33hに沿って揺動可能に連結されている。そして、接続用ベース38(及びヒンジアーム部35a)は、係合溝33hに対し幅方向に移動する(ずれる)ことなくその回動が許容されている。
【0061】
ここで、上記係合壁部33gには、前記FFC36と電気的に接続されるフレーム側FFC39が設けられている。図8に示されるように、このフレーム側FFC39は、接続用ベース38側(FFC36側)において上記係合壁部33gに沿って基端側に伸びている。フレーム側FFC39の先端側は前記連結壁部33fに沿ってハンドルフレーム33の開口側に配置されている。フレーム側FFC39は、車両側(ハンドルフレーム33側)の電気信号線を形成しており、更に車両側の電気信号線と電気的に接続されるようになっている。
【0062】
詳述すると、図8に示されるように、係合壁部33gにはその基端部及び中間部に亘ってそれぞれガイド爪33iが形成されている。また、係合壁部33gの先端部には、複数(例えば、4つ)の支持爪33jが形成されている。フレーム側FFC39は、上記ガイド爪33i及び支持爪33j間において内部の複数(例えば、4本)の導線39aが剥き出しにされたフレーム側結線部39bを形成している。フレーム側FFC39は、その剥き出しにされた導線39aの各先端が支持爪33jに挿入・支持され、更にガイド爪33iによりその両側が支持された状態で係合壁部33g及び連結壁部33fに沿ってハンドルフレーム33の開口側へと導出されている。
【0063】
なお、上記連結壁部33fに配置されたフレーム側FFC39のフレーム側結線部39bは、前記ねじりコイルバネ37の付勢力にて前記FFC36の結線部36bに圧接されるようになっている。従って、結線部36b(ハンドル側の剥き出しの各導線36a)と、フレーム側結線部39b(フレーム側の剥き出しの各導線39a)とは、ねじりコイルバネ37の付勢力により圧接し確実に電気的接続される。図11に示されるように、外力の加わらない通常状態(図8の状態)からハンドル部32を前記許容範囲内で最大限に回動させた場合(フルストローク状態)でも、ねじりコイルバネ37の付勢力により係合壁部33gに追従して接続用ベース38が移動(回動)する。従って、この場合も上記結線部36bとフレーム側結線部39bとは、ねじりコイルバネ37の付勢力により圧接し確実に電気的接続される。特に、接続用ベース38の連結壁部38cに沿って配置された結線部36bはアーチ状に曲成されているため、係合壁部33gと干渉してフレーム側結線部39bとの間に接触不良(接続不良)が生じたりすることが回避されている。なおこのとき、接続用ベース38及び係合壁部33gは、上記係合溝33hに挿通された前記係合片38h(仕切壁部38i)により幅方向の移動(ずれ)が略規制される。従って、これら結線部36bとフレーム側結線部39bとが幅方向にずれて接触不良(接続不良)が生じることも回避されている。一方、図2に示すように、係合壁部33gと係止部38jとの間には、所定の隙dを備えている。その隙dによって、係合壁部33gに追従する接続用ベース38の移動がスムーズに行われる。フルストローク状態から外力を解放して通常状態(図8の状態)に戻す場合も、上記に準じて確実に電気的接続されるのはいうまでもない。
【0064】
図12は、上記ハンドル部32をハンドルフレーム33に組み付ける態様を示す断面図である。同図に示されるように、このハンドル部32の組み付けにあたっては、ヒンジアーム部35aに予め接続用ベース38を設けた状態でその全体をハンドル投入口10b及びフレーム側ハンドル投入口33aからハンドルフレーム33内(第1内部空間S11)に挿入する。そして、係合壁部33gによりねじりコイルバネ37の付勢力に抗して軸部38d(軸受部35j)を回動中心に接続用ベース38をヒンジアーム部35aに近づける側(図8において反時計回りに回動させる方向)に押し上げる。このとき、前記係止部38jと干渉しない状態で係合片38hの先端が係合溝33hの各先端に配置されるようになっている。この状態でヒンジアーム部35aを蓋壁部33c側へと更に挿入すると、ヒンジアーム部35aに設けられた接続用ベース38は、係合壁部33g上を摺動する。これに伴い、接続用ベース38は、仕切壁部38iが係合溝33hに案内される態様で移動する。すなわち、ハンドル部32の組み付けに際しても、接続用ベース38及び係合壁部33gは、上記係合溝33hに挿通された前記係合片38h(仕切壁部38i)により幅方向の移動(ずれ)が略規制される。そして、接続用ベース38は、上記結線部36bとフレーム側結線部39bとが電気的に接続される位置へと移動する。なお、この組付け時においても、前記隙dが係合壁部33gと接続用ベース38の相対位置のずれを許容し、係合壁部33gを接続用ベース38に組み付け易くしている。
【0065】
以上詳述したように、第2参考例によれば、前記第1参考例における(3)(4)と同様の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)第2参考例では、ハンドルフレーム33(係合壁部33g)に設けられたフレーム側結線部39bと電気的に接続される結線部36b(接続用ベース38)は、ハンドル部32に揺動可能に設けられている。従って、ハンドル部32をハンドルフレーム33に組付け・支持する際に、上記揺動の範囲で結線部36b(接続用ベース38)を変位させつつフレーム側結線部39bに圧接させることでこれと電気的に接続させることが可能となる。従って、ハンドル部32のハンドルフレーム33への組付け性を向上できる。また、可動式のハンドル部32であっても上記揺動の範囲で結線部36b及びフレーム側結線部39bの電気的な接続を維持することが可能となり、その汎用性を向上できる。
【0066】
また、フレーム側結線部39bは、結線部36bが圧接されることで極めて簡易に結線部36bと電気的に接続できる。
さらに、上記圧接により通常状態、フルストローク状態に関わらず接点圧が確保され、結線部36b及びフレーム側結線部39bを確実に電気的接続できる。すなわち、ハンドル部32の回動操作に追従して接続用ベース38が回動するため、結線部36b及びフレーム側結線部39bの接触状態を維持することができ、電気的な性能を確保できる。
【0067】
(2)第2参考例では、結線部36bの信号線(導線36a)と、フレーム側結線部39bの信号線(導線39a)との各隣接する結線部間が係合片38hにより区画されることで、例えば車両用ドア1内に浸水しても隣接する結線部間の漏電を抑制でき、電気的な性能を確保できる。
【0068】
(第実施形態)
以下、本発明を具体化した第実施形態を図13〜図19に従って説明する。
なお、第実施形態は、第1及び第2参考例の接続用ベース(26,38)等を介した圧接による電気的接続を、コネクタ結合による電気的接続に変更した構成であり、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
【0069】
図13に示されるように、アウトサイドハンドル41はハンドル部42及びハンドルフレーム43を備えている。これらハンドル部42及びハンドルフレーム43は、それぞれ前記ドアアウタパネル10に対して車室外側及び内側に配置されている。そして、第1及び第2参考例と同様にハンドルフレーム43はドアアウタパネル10に締結されており、ハンドル部42はハンドルフレーム43との間でドアアウタパネル10を挟んで同ハンドルフレーム43に対し所定の範囲で回動可能に連結されている。
【0070】
すなわち、樹脂材からなるハンドルフレーム43は内枠構造を有する略四角筒状に形成されており、前記ハンドル投入口10bに対応して開口するフレーム側ハンドル投入口43aが形成されている。ハンドルフレーム43は、上記フレーム側ハンドル投入口43aに対応して第1内部空間S21を形成している。一方、前記ハンドルベース14とともにハンドル部42を構成する樹脂材からなるハンドルカバー45の一側(図13の左側であって車両前方側)には、ヒンジアーム部45aが一体形成されている。
【0071】
上記ヒンジアーム部45aはハンドル投入口10b及びフレーム側ハンドル投入口43aに挿入されている。詳述すると、図14に図13のF−F線に沿った断面図を示すように、ハンドルフレーム43は、第1内部空間S21を形成する側壁部43d,43eを備えている。そして、各側壁部43d,43eには、ヒンジアーム部45a(ハンドル部42)の組み付け軌跡に沿って凹設されたガイド溝43bが形成されている。図13に併せ示されるように、このガイド溝43bは、上記組み付け軌跡に沿ってフレーム側ハンドル投入口43aからハンドルフレーム43の底部側(図13の下側)へと斜めに伸び、その先端において側壁部43d,43eの長手方向(車両前方)に屈曲している。一方、ヒンジアーム部45aは、ハンドルフレーム43の底部側(図13の下側)に伸びる側壁部45d,45eと、これら側壁部45d,45e間を連結する蓋壁部45fとを備えている(図14参照。)。そして、各側壁部45d,45eには、その略中央部において互いに相反する方向(図14において左右方向)に突出する突起45bが形成されている。後述するように、ハンドル部42は、上記ガイド溝43bに突起45bが係合することで同ガイド溝43b即ち組み付け軌跡に沿って挿入される。そして、ハンドル部42(ハンドルカバー45)は、その先端部に形成された突部45cとフレーム側ハンドル投入口43aの形成されたハンドルフレーム43の蓋壁部43cとの当接部を支点としてハンドルフレーム43に対し所定の範囲で回動可能に連結されている。
【0072】
本実施形態においても、前記送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22及びドア施錠用スイッチ23(図4参照)の各電気信号線は、ヒンジアーム部45a側において単一のFFC46に集約的に接続されている。このFFC46は、ヒンジアーム部45aに沿って導出され、ハンドル部42側の電気信号線を形成している。FFC46は、車両側(ハンドルフレーム43側)の電気信号線と電気的に接続されるようになっている。
【0073】
次に、ハンドル部42側に配置されたFFC46と車両側(ハンドルフレーム43側)との電気的な接続態様等を説明する。
上記ヒンジアーム部45aには、図13において紙面と直交する互いの対向側に突出するガイド爪45gが形成されている。FFC46は、ガイド爪45gによりその両側が支持された状態でヒンジアーム部45aに沿って外部に導出されている。
【0074】
図14に示すように、ヒンジアーム部45aの突起45b近傍には、上記側壁部45d,45eをそれぞれ幅方向に貫通する軸受部45hが形成されている。そして、上記ヒンジアーム部45aには、樹脂材にて成形された略ブロック体の接続用コネクタ47が支持されている。すなわち、この接続用コネクタ47の基端側には、上記軸受部45hに対応して外側の両側に突出する軸部47aが一体形成されている。接続用コネクタ47は、軸受部45hに軸部47aが挿入されることでヒンジアーム部45aに対し回動可能に連結されている。なお、この接続用コネクタ47には、前記FFC46内の各導線が分岐した状態で埋設されている。
【0075】
図13に示されるように、上記接続用コネクタ47には、その外壁面と同等の内壁面を有して有底四角筒状に形成されたコネクタホルダ48が装着されている。このコネクタホルダ48には、上記接続用コネクタ47に埋設された各導線と電気的に接続される端子が設けられている。コネクタホルダ48に設けられた各端子は、接続用コネクタ47が嵌合・装着されることで確実にその埋設された各導線と電気的に接続されるようになっている。また、このコネクタホルダ48の各端子は、ケーブル49を介して更に車両側の電気信号線と電気的に接続されるようになっている。
【0076】
なお、コネクタホルダ48は、前記ハンドルフレーム43のヒンジアーム部45aと対向する壁面に形成された有底筒状の嵌合凹部43fに遊嵌されている。従って、接続用コネクタ47に装着されたコネクタホルダ48は、ハンドルフレーム43に対し揺動可能に、且つ、接続用コネクタ47と一体でヒンジアーム部45aに対し回動可能に設けられている。また、上記ケーブル49は、嵌合凹部43fの略中央部を貫通する挿通孔43gに挿通されてコネクタホルダ48の各端子と接続されている。
【0077】
ここで、図15に示されるように、外力の加わらない通常状態(図13の状態)からハンドル部42を前記許容範囲内で最大限に回動させる(フルストローク状態)。このとき、接続用コネクタ47及びコネクタホルダ48はハンドルフレーム43に対し揺動可能であるとともに、ヒンジアーム部45aに対し回動可能(揺動可能)である。従って、ハンドル部42の回動によってハンドルフレーム43等と干渉しこれら接続用コネクタ47及びコネクタホルダ48間の電気的な接続に支障が生じることはない。そして、これら接続用コネクタ47及びコネクタホルダ48を介したハンドル側のFFC46と車両側のケーブル49とは確実にその電気的接続が保持される。フルストローク状態から外力を解放して通常状態(図13の状態)に戻す場合も、上記に準じて確実に電気的接続が保持されるのはいうまでもない。
【0078】
図16〜図19は、上記ハンドル部42をハンドルフレーム43に組み付ける態様を示す模式図である。図16に示されるように、このハンドル部42の組み付けにあたっては、コネクタホルダ48を前記嵌合凹部43fに遊嵌する態様で所定位置に仮組みする。一方、接続用コネクタ47は、その先端をヒンジアーム部45aの先端から突出させた所定位置に仮固定する。この仮固定の保持力は、軸受部45hと軸部47aとの間の摩擦力による(図14参照)。そして、この状態で、前記フレーム側ハンドル投入口43aにおいてヒンジアーム部45aの突起45bをガイド溝43bに位置決めする。
【0079】
次に、図17に示されるように、突起45bとの係合によりハンドル部42を上記ガイド溝43bに沿ってその屈曲する先端側に移動させる。この移動により、ヒンジアーム部45aの全体はハンドル投入口10b及びフレーム側ハンドル投入口43a(図13参照。)からハンドルフレーム43内(第1内部空間S21)に挿入される。このとき、ストロークアーム部(15b)の全体もハンドル投入口10c及びフレーム側ハンドル投入口(13b)からハンドルフレーム43内に挿入される(図4参照。)。この状態から更にハンドル部42を移動させることで、図18に示されるように、上記突起45bは側壁部43d,43eの長手方向(車両前方)に屈曲するガイド溝43bの基端側に配置される。このとき、前記接続用コネクタ47及びコネクタホルダ48はその軸線が一致するように対向配置されるようになっている。そして、図19に示されるようにこの状態から突起45bとの係合によりハンドル部42を上記ガイド溝43bに沿ってその先端側に移動させる。この移動により、ヒンジアーム部45aは蓋壁部43c側へと更に挿入される。またこのとき、軸線の一致する接続用コネクタ47及びコネクタホルダ48は、前記嵌合凹部43fにより軸方向の移動が規制されることで結合(嵌合)する。これにより、接続用コネクタ47及びコネクタホルダ48は確実に電気的接続される。すなわち、突起45bとの係合によるガイド溝43bに沿った案内は、ヒンジアーム部45a及びストロークアーム部(15b)をフレーム側ハンドル投入口から挿入し、更に転向させてヒンジアーム部45aの組み付け方向を接続用コネクタ47及びコネクタホルダ48が結合する軸線方向に一致させるものである。
【0080】
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ハンドルフレーム43にハンドル部42を支持する際、ガイド溝43bが突起45bと係合することでヒンジアーム部45aの組付け軌跡が規制される。このため、ハンドル部42は、ヒンジアーム部45aが組付け軌跡に沿ってハンドルフレーム43に組み付けられることで円滑にハンドルフレーム43の正規位置に支持できる。また、ハンドル部42は、ヒンジアーム部45aが組付け軌跡に沿ってハンドルフレーム43に組み付けられることで、上記正規位置からのずれも抑制できる。従って、このずれに伴うガタ・ねじれ等の発生を低減でき、操作フィーリングを向上できる。
【0081】
(2)本実施形態では、ガイド溝43b及び突起45bからなる極めて簡易な構成でヒンジアーム部45aの組付け軌跡を規制できる。
(3)本実施形態では、ヒンジアーム部45aが組付け軌跡に沿ってハンドルフレーム43に組み付けられることで、接続用コネクタ47及びコネクタホルダ48を円滑に嵌合してこれらの電気的接続を行うことができる。また、接続用コネクタ47は、ヒンジアーム部45aに揺動可能に設けられている。すなわち、接続用コネクタ47は、ヒンジアーム部45aの側壁部45d,45eを利用して軸支されている。このため、製造ばらつきや組付けばらつきを吸収してコネクタホルダ48に嵌合し、電気的接続を行うことができる。特に、ヒンジアーム部45aの組付け軌跡が大きく2方向で組み合わされる本実施形態でも、当該組付け軌跡を損なうことはなく、ヒンジアーム部45aの組付けが可能である。そして、接続用コネクタ47及びコネクタホルダ48は、嵌合により確実に電気的接続することができる。
【0082】
(4)本実施形態では、接続用コネクタ47は、ヒンジアーム部45aの内壁面(側壁部45d,45e及び蓋壁部45fによるコの字断面)により包囲され、少なくともその回動中心である軸部47aがヒンジアーム部45aの外側形状から突出しない態様でヒンジアーム部45aに設けられている。このため、例えばヒンジアーム部45aの組付け時に他部品(ドアアウタパネル10など)と干渉して電気的な性能が損なわれることを回避できる。
【0083】
(5)本実施形態では、ハンドルフレーム43に設けられたコネクタホルダ48と電気的に接続される接続用コネクタ47は、ヒンジアーム部45aに揺動可能に設けられている。従って、ハンドル部42をハンドルフレーム43に組付け・支持する際に、上記揺動の範囲で接続用コネクタ47を変位させつつコネクタホルダ48と嵌合させることでこれと電気的に接続させることが可能となる。従って、ハンドル部42のハンドルフレーム43への組付け性を向上できる。また、可動式のハンドル部42であっても上記揺動の範囲で接続用コネクタ47及びコネクタホルダ48の電気的な接続を維持することが可能となり、その汎用性を向上できる。
【0084】
(第実施形態)
以下、本発明を具体化した第実施形態を図20〜図22に従って説明する。
なお、第実施形態は、第実施形態のコネクタ結合に係る構造を変更した構成であり、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
【0085】
図20は、本実施形態のアウトサイドハンドルを示す分解図である。なお、同図では車室内側から見た状態を示しており、その上下方向が車両の高さ方向に一致している。同図に示されるように、本実施形態のアウトサイドハンドル51も、ハンドル部52及びハンドルフレーム53を備えている。そして、ハンドル部52のヒンジアーム部52aには接続用コネクタ54が上下左右に揺動可能に支持されており、ハンドルフレーム53にはコネクタホルダ55が支持されている。接続用コネクタ54は、ハンドル側の電気信号線と電気的に接続されており、コネクタホルダ55は車両側の電気信号線と電気的に接続されている。
【0086】
詳述すると、ヒンジアーム部52aには、車両外側を除く各側面から複数(例えば、本実施形態では3つ)の支持壁部52bが延出形成されている。これら支持壁部52bには、略四角形に開口する係止孔52cが形成されている。一方、上記接続用コネクタ54には、その後端部(電気信号線の取出し部)周辺において上記各支持壁部52bに対応して突設された複数(例えば、本実施形態では3つ)の係止爪54aが形成されている。これら係止爪54aは、上記係止孔52cの内壁面との係止が外れない範囲で係止孔52cよりも小さく形成されている。接続用コネクタ54は、これら係止爪54aが係止孔52cの内壁面(支持壁部52b)に係止されることでヒンジアーム部52aに対し揺動可能に支持され略一体化されている。特に、支持壁部がない車両外側は開放されているため、接続用コネクタ54の揺動範囲は所要の範囲に確保されている。そして、ハンドル部52の組み付け時もしくは取外し時には、これらヒンジアーム部52a及び接続用コネクタ54は一体で外れない構造になっている。
【0087】
なお、接続用コネクタ54には、その前端部において車両外側及び内側を除く側面(図20において上下の側面)に突設された突起54bが形成されている。後述するように、この突起54bは、上記ハンドルフレーム53及びコネクタホルダ55の係止状態を制御するためのものである。また、接続用コネクタ54には、その前端部において車両外側の側面(図22において上側の側面)に突設された係止爪54cが形成されている。後述するように、この係止爪54cは、上記接続用コネクタ54及びコネクタホルダ55を結合するためのものである。
【0088】
ハンドルフレーム53は、前記実施形態と同様のハンドル部52との係合部に加え、車両幅方向の車室内側(図20において右側)が開放されたコネクタホルダ55を装着するための構造を有している。詳述すると、上記ハンドルフレーム53には、前記接続用コネクタ54の突起54bに対応する車両外側及び内側を除く側面(図20において上下の側面)の各後端部において互いの対向側に突出する係止爪53aが形成されている。上記側面の係止爪53aに連続する前端側は長手方向に切り欠かれており、撓みにより押し開くことが可能になっている。一方、コネクタホルダ55には、上記係止爪53aに対応する車両外側及び内側を除く側面(図20において上下の側面)に係合孔55aが形成されている。
上記コネクタホルダ55は、その後端部において係合孔55aの内壁面が上記係止爪53aにより係止されることでハンドルフレーム53に保持(係止)され略一体化されている。なお、コネクタホルダ55に接続用コネクタ54が装着されると、前記突起54bにより上記係止爪53aが押し開かれ、上記ハンドルフレーム53及びコネクタホルダ55の係止状態が解除されるようになっている。
【0089】
また、ハンドルフレーム53には、前記係止爪54cに対応する車両外側の側面の後端部において車両内側に突設された突起53bが形成されている。一方、コネクタホルダ55には、上記突起53b(係止爪54c)に対応する車両外側の側面(図22において上側の側面)の後端部において車両外側に突設された嵌合ロック55bが形成されている。コネクタホルダ55は、嵌合ロック55bに係止爪54cが係止されることで接続用コネクタ54と結合する。そして、コネクタホルダ55は、ハンドルフレーム53との係止状態が解除されている状態において、上記嵌合ロック55bがこれに相対する突起53bに当接するまでの範囲でハンドルフレーム53内を摺動可能となっている。
【0090】
図22(a)はハンドル部52をハンドルフレーム53に組み付ける際にヒンジアーム部52aに一体で設けられた接続用コネクタ54をコネクタホルダ55に装着する態様を示す工程図であり、図22(b)はコネクタホルダ55を収容するハンドルフレーム53の要部を併せて示す工程図である。同図22の第1段に示されるように、まず上記接続用コネクタ54をコネクタホルダ55へと挿入(装着)する。このとき、コネクタホルダ55は係止爪53aによりハンドルフレーム53と係止状態にあるため、コネクタホルダ55はハンドルフレーム53に対し固定された状態で接続用コネクタ54が挿入される。既述のように、接続用コネクタ54はヒンジアーム部52aに対し揺動可能に連結されているため、接続用コネクタ54はコネクタホルダ55と過大な干渉をすることなく円滑に挿入される。これにより、同図の第2段〜第3段に示されるように、上記接続用コネクタ54はコネクタホルダ55へと徐々に挿入され、係止爪54cが嵌合ロック55bに係止されてコネクタホルダ55と完全に結合される。このとき、これら接続用コネクタ54及びコネクタホルダ55を介してハンドル側の電気信号線と車両側の電気信号線とが電気的に接続される。この状態から更に接続用コネクタ54が挿入されると、前記突起54bにより係止爪53aが押し開かれ、ハンドルフレーム53及びコネクタホルダ55の係止状態が解除される。そして、ハンドルフレーム53の突起53bに嵌合ロック55bが当接するまでの範囲で接続用コネクタ54はコネクタホルダ55と一体でハンドルフレーム53内を摺動する。そして、ヒンジアーム部52aは、ハンドルフレーム53の所要位置(正規位置)に組み付けられる。換言すると、ハンドルフレーム53の組み付け位置は、上記突起53bの配置によって設定されている。
【0091】
ここで、上記所要位置(正規位置)に配置されたヒンジアーム部52aは、前記実施形態と同様の回動中心を有してハンドルフレーム53に対し所定の範囲で回動可能に連結されている。図21(a)は外力の加わらない通常状態(図22(a)の最下段の状態)からハンドル部52を上記許容範囲内で回動させた場合(ストローク状態)を示し、図21(b)はコネクタホルダ55を収容するハンドルフレーム53の要部を併せて示すものである。このハンドル部52の回動に伴い、ヒンジアーム部52aに設けられた接続用コネクタ54はコネクタホルダ55と一体で揺動する。この際、図21(b)に示されるようにハンドルフレーム53の車両内側(図21において下側)が開放されて壁がないため、これら接続用コネクタ54及びコネクタホルダ55はこの回動によってハンドルフレーム53と干渉することはない。
【0092】
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、接続用コネクタ54は、接続用コネクタ54及びコネクタホルダ55が完全嵌合した後に、係止爪53aによるコネクタホルダ55の係止状態を解除してハンドル部52の正規位置への組付けを許容する突起54bを備える。従って、接続用コネクタ54及びコネクタホルダ55の完全嵌合による電気的な接続の完了を前提にハンドル部52の正規位置への組付けが許容されるため、同接続不良が生じたままでの組付けを未然に防止できる。すなわち、接続用コネクタ54とコネクタホルダ55とを完全に結合させるときのハンドル部52(ヒンジアーム部52a)のストローク(結合ストローク)よりもヒンジアーム部52aが正規位置に配置されるときの同ストローク(組付ストローク)を大きく設定した。従って、接続用コネクタ54とコネクタホルダ55とが完全に結合した後に、ハンドル部52(ヒンジアーム部52a)の正規位置への組み付けが可能になる。このとき、ハンドルフレーム53の突起53bとコネクタホルダ55の嵌合ロック55bとの兼ね合いにより、上記完全結合するまでコネクタホルダ55は係止爪53aにより保持されたままで移動できない。そして、接続用コネクタ54とコネクタホルダ55とが完全に結合した後に、突起54bにより係止爪53aの係止状態が解除されてハンドルフレーム53に保持されていたコネクタホルダ55は可動になる。すなわち、ハンドル部52を正規位置に組み付けるためには、接続用コネクタ54とコネクタホルダ55とが完全に結合していることが前提になるため、何らかの理由で上記完全結合が実現されなかった場合には、ハンドル部52を正規位置に組み付けることが不能になり、速やかに結合不良を発見できる。換言すれば、ハンドル部52をハンドルフレーム53に組み付け完了すれば、接続用コネクタ54及びコネクタホルダ55が完全結合し、電気的な接続も完了させることができる。また、結合ストロークと組付ストロークとの差を調整することで組付及び製品の車両長手方向の公差を吸収することができる。
【0093】
(2)本実施形態では、接続用コネクタ54はヒンジアーム部52aに対し上下左右に揺動可能に支持されているため、組み付け及び製品の車両高さ方向及び幅方向の公差を吸収することができる。
【0094】
(3)本実施形態では、ハンドルフレーム53の車両幅方向の車室内側が開放されているため、ハンドル部52の回動操作に伴う接続用コネクタ54及びコネクタホルダ55の揺動がハンドルフレーム53によって干渉されることはない。特に、接続用コネクタ54及びコネクタホルダ55の接点部が揺動するわけではないため、その電気的接続の信頼性を保証することができる。
【0095】
なお、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい
【0097】
・ハンドル側及び車両側の信号線をFFCにより形成したが、例えばFPC(Flexible Printed Circuit:可撓性プリント配線)基板やCIC(Conductive Ink Circuitry:導電性インク配線)を採用してもよい。
【0098】
・前記第実施形態においては、ヒンジアーム部45aに突起45bを設け、ハンドルフレーム43にガイド溝43bを設けたが、これらの関係は逆であってもよい。
【0099】
・前記各実施形態において、ハンドル部に収容される電気部品はそのドア開閉機能に応じて適宜変更してもよい。すなわち、採用されるシステム(E-Latch システム、スマートエントリーシステムなど)に応じて適宜変更してもよい。
【0100】
・前記各実施形態においては、可動式のハンドル部を備えたアウトサイドハンドルを採用したが、固定式のハンドル部を備えたアウトサイドハンドルを採用してもよい。
【0101】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1乃至に記載の発明によれば、汎用性を制約することなく組付け性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例を示す断面図。
【図2】図1のB−B線に沿った断面図。
【図3】図1のC方向から見た平面図。
【図4】同第1参考例の全体を示す断面図。
【図5】同第1参考例の動作を示す断面図。
【図6】同第1参考例の組付け態様を示す断面図。
【図7】車両用ドアを示す斜視図。
【図8】参考例を示す断面図。
【図9】図8のD−D線に沿った断面図。
【図10】図8のE方向から見た平面図。
【図11】同第2参考例の動作を示す断面図。
【図12】同第2参考例の組付け態様を示す断面図。
【図13】本発明の第実施形態を示す断面図。
【図14】図13のF−F線に沿った断面図。
【図15】同実施形態の動作を示す断面図。
【図16】同実施形態の組付け態様を示す模式図。
【図17】同実施形態の組付け態様を示す模式図。
【図18】同実施形態の組付け態様を示す模式図。
【図19】同実施形態の組付け態様を示す模式図。
【図20】本発明の第実施形態を示す分解斜視図。
【図21】同実施形態の動作を示し、(b)は(a)にハンドルフレームを併せて描画した図。
【図22】同実施形態の組付け態様を示し、(b)は(a)にハンドルフレームを併せて描画した図。
【符号の説明】
1 車両用ドア
11,31,41,51 アウトサイドハンドル
12,32,42,52 ハンドル部
13,33,43,53 ハンドルフレーム
15a,35a,45a,52a アーム部としてのヒンジアーム部
21 電気部品としての送信アンテナ
22 電気部品としてのドア解錠用センサ
23 電気部品としてのドア施錠用スイッチ
24b ハンドル側接続部を構成するハンドル側結線部
25,37 付勢手段としてのねじりコイルバネ
26 フレーム側接続部を構成する接続用ベース
36b ハンドル側接続部を構成する結線部
27b,39b フレーム側接続部を構成するフレーム側結線部
38 ハンドル側接続部を構成する接続用ベース
47,54 ハンドル側接続部を構成する接続用コネクタ
48,55 フレーム側接続部を構成するコネクタホルダ
53a 係止手段としての係止爪
54b 解除手段としての突起

Claims (5)

  1. 電気部品が収容されて車両用ドアの外側に配置されるハンドル部と、前記車両用ドアに固定されて前記ハンドル部を支持するハンドルフレームと、前記ハンドル部に設けられて該ハンドル部に収容された電気部品と電気的に接続されたハンドル側接続部と、前記ハンドルフレームに設けられて前記ハンドル側接続部と結合されることで該ハンドル側接続部と電気的に接続されるフレーム側接続部とを備えたアウトサイドハンドル装置であって、
    前記ハンドル部は、前記ハンドル側接続部の軸線と前記フレーム側接続部の軸線とが一致するように前記ハンドルフレーム内を移動され、同ハンドル部の移規制する位置に配置された前記フレーム側接続部に結合さるものであり、
    前記ハンドル側接続部は、前記フレーム側接続部によって移動が規制された際にその軸線が前記フレーム側接続部の軸線の位置に応じて変位可能となるよう前記ハンドル部に揺動可能に設けられていることを特徴とするアウトサイドハンドル装置。
  2. 請求項1記載のアウトサイドハンドル装置において、
    前記ハンドルフレームは、前記フレーム側接続部を係止する係止手段を備えるとともに、前記ハンドル側接続部は、前記係止手段による係止状態を解除する解除手段を備え、
    前記解除手段は、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とが結合された後に、前記ハンドルフレームと前記フレーム側接続部との係止状態を解除し、
    前記ハンドル部は、前記ハンドル側接続部に結合された前記フレーム側接続部と一体で前記ハンドルフレーム内をさらに移動され、同ハンドルフレームに対する正規位置へ組付けられることを特徴とするアウトサイドハンドル装置。
  3. 請求項2記載のアウトサイドハンドル装置において、
    前記ハンドル部を前記ハンドルフレームに対する正規位置に配置するときに要する同ハンドル部のストロークは、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とを結合させるときに要する同ハンドル部のストロークよりも大きく設定されていることを特徴とするアウトサイドハンドル装置。
  4. 電気部品が収容されて車両用ドアの外側に配置されるハンドル部に揺動可能に設けられ、該ハンドル部に収容された電気部品と電気的に接続されたハンドル側接続部と、前記車両用ドアに固定されて前記ハンドル部を支持するハンドルフレームに設けられ、前記ハンドル側接続部と結合して該ハンドル側接続部と電気的に接続されるフレーム側接続部とを備えたことを特徴とするアウトサイドハンドル装置のコネクタ構造において、
    前記ハンドルフレームは、前記フレーム側接続部を係止する係止手段を備えるとともに、前記ハンドル側接続部は、前記係止手段による係止状態を解除する解除手段を備え、
    前記解除手段は、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とが結合された後に、前記ハンドルフレームと前記フレーム側接続部との係止状態を解除し、
    前記ハンドル部は、前記ハンドル側接続部に結合された前記フレーム側接続部と一体で前記ハンドルフレーム内をさらに移動され、同ハンドルフレームに対する正規位置へ組付けられることを特徴とするアウトサイドハンドル装置のコネクタ構造。
  5. 請求項4記載のアウトサイドハンドル装置のコネクタ構造において、
    前記ハンドル部を前記ハンドルフレームに対する正規位置に配置するときに要する同ハンドル部のストロークは、前記ハンドル側接続部と前記フレーム側接続部とを結合させるときに要する同ハンドル部のストロークよりも大きく設定されていることを特徴とするアウトサイドハンドル装置のコネクタ構造。
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