JP2004232301A - アウトサイドハンドル装置 - Google Patents

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Kiichi Kobayashi
紀一 小林
Koichi Hirota
功一 廣田
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】汎用性を制約することなく組付け性を向上させることができるアウトサイドハンドル装置を提供する。
【解決手段】ハンドル部12には送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22等が収容されており、車両用ドアの外側に配置される。ハンドルフレーム13は車両用ドアに固定され、ハンドル部12を支持する。ハンドル部12には、送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22等と電気的に接続されたハンドル側結線部24bが設けられる。ハンドルフレーム13には、ハンドル側結線部24bに当接してハンドル側結線部24bと電気的に接続されるフレーム側結線部27b(接続用ベース26)が揺動可能に設けられる。ハンドルフレーム13には、フレーム側結線部27b(接続用ベース26)をハンドル側結線部24bに圧接させるねじりコイルバネ25が設けられる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アウトサイドハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両用ドアにおいて、電動ドアロック装置(いわゆるE−Latch システムなど)やワイヤレスリモコンドアロック装置(いわゆるスマートエントリーシステムなど)といったドア開閉操作の利便性を向上させる各種システムが採用されている。こうしたシステムが備えるアウトサイドハンドル装置は構成上、車両用ドアの外部に取り付けられるハンドル部に各種電気部品が配置・収納されている。このため、ハンドル部の各種電気部品と車両側との電気的な接続を実現するために様々な方策が講じられている。
【0003】
例えば特許文献1のアウトサイドハンドル装置では、ハンドル部の各種電気部品と車両側との電気的接続をハーネス(電気信号線)及びコネクタを使用して実現している。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−30844号公報
【特許文献2】
欧州特許出願公開第1108835号明細書(第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このアウトサイドハンドル装置において、ハンドル部を車両用ドアに組み付けた後に車両側のハーネス(電気信号線)と接続する場合には、車両用ドアの搭載空間内でこれらの電気信号線を結線するような工程が発生し、結果として組み付け工数の増大が生じることになっている。また、ハーネスの存在から、隣接するドアガラスとの干渉などを考慮する必要があり、ドア配置の設計工数の増大を余儀なくされている。
【0006】
こうした車両用ドアへの組付け性等を向上させるため、特許文献2のアウトサイドハンドル装置ではハンドル部にコネクタ構造が一体化されている。これにより、ハンドル部の挿入(連結)に併せてハンドル側の電気信号線と車両側の電気信号線との結線が実現されている。
【0007】
しかしながら、このハンドル部の挿入(連結)に併せてハンドル側の電気信号線と車両側の電気信号線とを結線する場合には、ハンドル部が固定式であることが必要であり、その汎用性が制約されることが示唆されている。さらには、製造ばらつきや組付けばらつきによる上記結線位置のずれに対してその電気的な性能の保証に懸念が生じる。
【0008】
本発明の目的は、汎用性を制約することなく組付け性を向上させることができるアウトサイドハンドル装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、電気部品が収容されて車両用ドアの外側に配置されるハンドル部と、前記車両用ドアに固定され、前記ハンドル部を支持するハンドルフレームと、前記ハンドル部に設けられ、該ハンドル部に収容された電気部品と電気的に接続されたハンドル側接続部と、前記ハンドルフレームに揺動可能に設けられ、前記ハンドル側接続部に当接して該ハンドル側接続部と電気的に接続されるフレーム側接続部と、前記ハンドルフレームに設けられ、前記フレーム側接続部を前記ハンドル側接続部に圧接させる付勢手段とを備えたことを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、電気部品が収容されて車両用ドアの外側に配置されるハンドル部と、前記車両用ドアに固定され、前記ハンドル部を支持するハンドルフレームと、前記ハンドル部に揺動可能に設けられ、該ハンドル部に収容された電気部品と電気的に接続されたハンドル側接続部と、前記ハンドルフレームに設けられ、前記ハンドル側接続部が当接して該ハンドル側接続部と電気的に接続されるフレーム側接続部と、前記ハンドル部に設けられ、前記ハンドル側接続部を前記フレーム側接続部に圧接させる付勢手段とを備えたことを要旨とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のアウトサイドハンドル装置において、前記ハンドル側接続部の信号線と、前記フレーム側接続部の信号線との各隣接する結線部間を区画する区画手段を備えたことを要旨とする。
【0012】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、前記ハンドル側接続部と電気的に接続されるフレーム側接続部は、前記ハンドルフレームに揺動可能に設けられている。従って、例えばハンドル部をハンドルフレームに組付け・支持する際に、上記揺動の範囲でフレーム側接続部を変位させつつ前記ハンドル側接続部に当接させることで極めて簡易にこれと電気的に接続させることが可能となる。従って、ハンドル部のハンドルフレームへの組付け性が向上される。また、例えば可動式のハンドル部であっても上記揺動の範囲でハンドル側接続部及びフレーム側接続部の電気的な接続を維持することが可能となり、その汎用性が向上される。さらに、前記ハンドル側接続部及び前記フレーム側接続部は、上記圧接により接点圧が確保され確実に電気的接続される。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、前記フレーム側接続部と電気的に接続されるハンドル側接続部は、前記ハンドル部に揺動可能に設けられている。従って、例えばハンドル部をハンドルフレームに組付け・支持する際に、上記揺動の範囲でハンドル側接続部を変位させつつ前記フレーム側接続部に当接させることで極めて簡易にこれと電気的に接続させることが可能となる。従って、ハンドル部のハンドルフレームへの組付け性が向上される。また、例えば可動式のハンドル部であっても上記揺動の範囲でハンドル側接続部及びフレーム側接続部の電気的な接続を維持することが可能となり、その汎用性が向上される。さらに、前記ハンドル側接続部及び前記フレーム側接続部は、上記圧接により接点圧が確保され確実に電気的接続される。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、前記ハンドル側接続部の信号線と、前記フレーム側接続部の信号線との各隣接する結線部間が区画されることで、例えば車両用ドア内に浸水しても隣接する結線部間の漏電が抑制される。また、各信号線の位置がずれることによる結線部の混同が抑制され、電気的な性能が確保される。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
【0016】
図7は、車両用ドアの斜視図である。同図に示すように、車両用ドア1にはアウトサイドハンドル11が取り付けられている。すなわち、アウトサイドハンドル11は、ドア開閉操作を行うためのハンドル部12を外側に突出させて車両用ドア1の外形を形成するドアアウタパネル10(ドア外板)の車両後部側に取着されている。ハンドル部12は、機械的なドア開閉操作を行う際に握られる部材である。
【0017】
図4は、図7のA−A線断面図である。図4に示されるように、アウトサイドハンドル11は前記ハンドル部12及びハンドルフレーム13を備えている。これらハンドル部12及びハンドルフレーム13は、それぞれ前記ドアアウタパネル10に対して車室外側及び内側に配置されている。そして、ハンドルフレーム13はドアアウタパネル10に締結されており、ハンドル部12はハンドルフレーム13との間でドアアウタパネル10を挟んで同ハンドルフレーム13に対し所定の範囲で回動可能に連結されている。
【0018】
詳述すると、ドアアウタパネル10は、ハンドル部12との間隔を拡張するように車室内側に湾曲する曲成部10aを有しており、その一側及び他側(図4の左側及び右側)には、同ハンドル部12のアーム部を挿入するためのハンドル投入口10b,10cが形成されている。また、樹脂材からなるハンドルフレーム13は内枠構造を有する略四角筒状に形成されており、上記ドアアウタパネル10の曲成部10aに略沿って曲成されている。そして、上記ドアアウタパネル10のハンドル投入口10b,10cにそれぞれ対応して開口するフレーム側ハンドル投入口13a,13bが形成されている。ハンドルフレーム13は、上記フレーム側ハンドル投入口13a,13bにそれぞれ対応して第1内部空間S1及び第2内部空間S2を形成している。
【0019】
一方、ハンドル部12は、ハンドルベース14と、同ハンドルベース14に覆設されるハンドルカバー15とを備えている。これらハンドルベース14及びハンドルカバー15はハンドル部12の外形を形成するもので、それぞれ樹脂材で成形されている。そして、ハンドルカバー15の一側(図4の左側であって車両前方側)及び他側(図4の右側であって車両後方側)には、それぞれヒンジアーム部15a及びストロークアーム部15bが一体形成されている。
【0020】
上記ヒンジアーム部15aはハンドル投入口10b及びフレーム側ハンドル投入口13aに挿入されており、その先端部に形成された突部15cがフレーム側ハンドル投入口13aの形成されたハンドルフレーム13の蓋壁部13cに当接するように設定されている。ハンドル部12(ハンドルカバー15)は、ヒンジアーム部15aの突部15cと蓋壁部13cとの当接部を支点としてハンドルフレーム13に対し回動可能に連結されている。
【0021】
また、ストロークアーム部15bはハンドル投入口10c及びフレーム側ハンドル投入口13bに挿入されており、所定の範囲で揺動可能なようにその先端部に形成された屈曲部15dが周知のベルクランク16と係合されている。
【0022】
以上により、ハンドル部12(ハンドルカバー15)は、ヒンジアーム部15a側(突部15c)を回動中心にストロークアーム部15bの屈曲部15dとベルクランク16との係合によって許容される範囲でハンドルフレーム13に対し回動可能に連結されている。
【0023】
なお、ハンドルベース14及びハンドルカバー15により略閉塞されるハンドル部12の内部空間S3には、送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22及びドア施錠用スイッチ23が収容されている。これら送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22及びドア施錠用スイッチ23は、ドア開閉操作の利便性を向上させるシステムを構成する電気関連部品である。
【0024】
送信アンテナ21は、ドア開閉操作を行う利用者が携行する携帯機に対し認証要求する信号を送信するためのものである。ドア解錠用センサ22は、ハンドル部12に人体が触れる(若しくは近接する)ことに伴う容量の変化を検出するためのものである。また、ドア施錠用スイッチ23は、ドア施錠(ロック)操作を行うためのマニュアルスイッチである。すなわち、ドア施錠用スイッチ23は、ハンドルカバー15に装着されたスイッチボタン23aと、同スイッチボタン23aに対応してハンドルベース14に配置された検知部23bとを有している。そして、スイッチボタン23aを押す動作に応じた検知部23bの信号がドア施錠(ロック)操作に供されるようになっている。これら送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22及びドア施錠用スイッチ23の各電気信号線は、上記内部空間S3の外側であるヒンジアーム部15a側において単一のFFC(Flexible Flat Cable :可撓性平形ケーブル)24に集約的に接続されている。このFFC24は、ヒンジアーム部15aに沿って導出され、ハンドル部12側の電気信号線を形成している。FFC24は、車両側(ハンドルフレーム13側)の電気信号線と電気的に接続されるようになっている。
【0025】
次に、ハンドル部12側に配置されたFFC24と車両側(ハンドルフレーム13側)との電気的な接続態様等を説明する。図1に示されるように、ヒンジアーム部15aのストロークアーム部15bと対向する側は湾出するようにアーチ状に曲成されており、その基端側及び先端側にはそれぞれガイド爪15e及び支持爪15fが形成されている。FFC24は、上記ガイド爪15e及び支持爪15f間において内部の複数(例えば、本実施形態では4本)の導線24aが剥き出しにされたハンドル側結線部24bを形成している。FFC24は、ガイド爪15eによりその両側が支持された状態でヒンジアーム部15aに沿って外部に導出され、更にその剥き出しにされた導線24aの各先端が支持爪15fに挿入・支持されている。
【0026】
なお、図2に図1のB−B線に沿った断面図を示すように、ヒンジアーム部15aには、ハンドル側結線部24bを形成するFFC24の各隣接する剥き出しの導線24a間において複数(例えば、本実施形態では3本)の係合片15gが一体形成されている。これら係合片15gは、ヒンジアーム部15aから略垂直に伸びる仕切壁部15hと、同仕切壁部15hの先端において幅方向に突出する係止部15iとを有する断面略T字状に形成されている。
【0027】
一方、ハンドルフレーム13の第1内部空間S1における底部側(図1の下側)には、対向する側壁部13d,13e(図2参照。)を橋絡する板状の保持壁部13fが形成されている。この保持壁部13fには保持片13gが形成されており、ねじりコイルバネ25の一端が保持されている。従って、ねじりコイルバネ25の一端は、ハンドルフレーム13に対し固定されている。また、図3に図1の矢印C方向に見た平面図を示すように、ハンドルフレーム13の保持壁部13f近傍には、上記側壁部13d,13eをそれぞれ幅方向に貫通する軸受部13hが形成されている。
【0028】
上記ハンドルフレーム13には、樹脂材からなる接続用ベース26が支持されている。図3に示されるように、この接続用ベース26は、対向する側壁部26a,26bの基端側及び先端側がそれぞれ連結壁部26c,26dにて連結された枠状に形成されている。そして、各側壁部26a,26bの基端側には上記軸受部13hに対応して外側に突出する軸部26eが一体形成されている。接続用ベース26は、軸受部13hに軸部26eが挿入されることでハンドルフレーム13に対し回動可能に連結されている。
【0029】
また、この接続用ベース26には、前記ねじりコイルバネ25の他端が保持されている。すなわち、接続用ベース26は、連結壁部26c及び側壁部26a,26bにそれぞれ連続して同側壁部26a,26bの互いの対向側に突出する係合壁部26f,26gと、これら係合壁部26f,26g間において連結壁部26cから櫛歯状に伸びる突出壁部26h,26iとを有している。そして、連結壁部26cには、突出壁部26h,26iの略中央部において保持片26j(図1参照。)が形成されている。接続用ベース26は、この保持片26jにねじりコイルバネ25の他端が保持されることで同ねじりコイルバネ25により軸部26e(軸受部13h)を回動中心として保持壁部13fから離隔される側(ヒンジアーム部15a側であって、図1において反時計回りに回動させる方向)に付勢されるようになっている。なお、図2に示されるように上記係合壁部26f及び突出壁部26h間、突出壁部26h,26i間、突出壁部26i及び係合壁部26g間にはそれぞれ前記係合片15gの仕切壁部15hが挿通され、係止部15iによって抜け止めされている。これにより、ヒンジアーム部15a及び接続用ベース26は幅方向(図2の左右方向)の移動が略規制され、且つ、係合壁部26f,26g及び突出壁部26h,26iに沿って揺動可能に連結されている。そして、ヒンジアーム部15aは、接続用ベース26に対し幅方向に移動する(ずれる)ことなくその回動が許容されている。
【0030】
ここで、上記接続用ベース26には、前記FFC24と電気的に接続されるフレーム側FFC27が設けられている。図1に示されるように、このフレーム側FFC27は、ヒンジアーム部15a側(FFC24側)において上記接続用ベース26に沿って基端側(軸部26e側)に伸びている。フレーム側FFC27の先端側は前記保持壁部13fに沿ってハンドルフレーム13の開口側に配置されている。フレーム側FFC27は、車両側(ハンドルフレーム13側)の電気信号線を形成しており、更に車両側の電気信号線と電気的に接続されるようになっている。
【0031】
詳述すると、図3に示されるように、側壁部26a,26bにはその基端部及び中間部に亘ってそれぞれガイド爪26kが形成されている。また、係合壁部26f,26g及び突出壁部26h,26iの先端部には、それぞれ支持爪26lが形成されている。フレーム側FFC27は、上記ガイド爪26k及び支持爪26l間において内部の複数(例えば、本実施形態では4本)の導線27aが剥き出しにされたフレーム側結線部27bを形成している。フレーム側FFC27は、その剥き出しにされた導線27aの各先端が支持爪26lに挿入・支持され、更にガイド爪26kによりその両側が支持された状態で接続用ベース26及び保持壁部13fに沿ってハンドルフレーム13の開口側へと導出されている。
【0032】
なお、上記接続用ベース26に配置されたフレーム側FFC27のフレーム側結線部27bは、前記ねじりコイルバネ25の付勢力にて前記FFC24のハンドル側結線部24bに圧接されるようになっている。従って、ハンドル側結線部24b(ハンドル側の剥き出しの各導線24a)と、フレーム側結線部27b(フレーム側の剥き出しの各導線27a)とは、ねじりコイルバネ25の付勢力により圧接し確実に電気的接続される。図5に示されるように、外力の加わらない通常状態(図1の状態)からハンドル部12を前記許容範囲内で最大限に回動させた場合(フルストローク状態)でも、ねじりコイルバネ25の付勢力によりヒンジアーム部15aの移動に追従して接続用ベース26が移動(回動)する。従って、この場合も上記ハンドル側結線部24bとフレーム側結線部27bとは、ねじりコイルバネ25の付勢力により圧接し確実に電気的接続される。特に、ヒンジアーム部15aに沿って配置されたハンドル側結線部24bはアーチ状に曲成されているため、接続用ベース26と干渉してフレーム側結線部27bとの間に接触不良(接続不良)が生じたりすることが回避されている。なおこのとき、ヒンジアーム部15a及び接続用ベース26は、上記係合壁部26f及び突出壁部26h間、突出壁部26h,26i間、突出壁部26i及び係合壁部26g間に挿通された前記係合片15g(仕切壁部15h)により幅方向の移動(ずれ)が略規制される。従って、これらハンドル側結線部24bとフレーム側結線部27bとが幅方向にずれて接触不良(接続不良)が生じることも回避されている。フルストローク状態から外力を解放して通常状態(図1の状態)に戻す場合も、上記に準じて確実に電気的接続されるのはいうまでもない。
【0033】
図6は、上記ハンドル部12をハンドルフレーム13に組み付ける態様を示す断面図である。同図に示されるように、このハンドル部12の組み付けにあたっては、ハンドルカバー15の突部15cを含むヒンジアーム部15a全体をハンドル投入口10b及びフレーム側ハンドル投入口13aからハンドルフレーム13内(第1内部空間S1)に挿入する。そして、ヒンジアーム部15aによりねじりコイルバネ25の付勢力に抗して軸部26e(軸受部13h)を回動中心に接続用ベース26を保持壁部13fに近づける側(図1において時計回りに回動させる方向)に押し下げる。このとき、前記係止部15iと干渉しない状態で係合片15gの先端が係合壁部26f,26g及び突出壁部26h,26iの各先端に配置されるようになっている。この状態でヒンジアーム部15aを蓋壁部13c側へと更に挿入すると、ヒンジアーム部15aは接続用ベース26上を摺動する。これに伴い、ヒンジアーム部15aは、仕切壁部15hが係合壁部26f,26g及び突出壁部26h,26iに案内される態様で移動する。すなわち、ハンドル部12の組み付けに際しても、ヒンジアーム部15a及び接続用ベース26は、上記係合壁部26f及び突出壁部26h間、突出壁部26h,26i間、突出壁部26i及び係合壁部26g間に挿通された前記係合片15g(仕切壁部15h)により幅方向の移動(ずれ)が略規制される。そして、ヒンジアーム部15aは、上記ハンドル側結線部24bとフレーム側結線部27bとが電気的に接続される位置へと移動する。
【0034】
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ヒンジアーム部15aに設けられたハンドル側結線部24bと電気的に接続されるフレーム側結線部27b(接続用ベース26)は、ハンドルフレーム13に揺動可能に設けられている。従って、ハンドル部12をハンドルフレーム13に組付け・支持する際に、上記揺動の範囲でフレーム側結線部27b(接続用ベース26)を変位させつつハンドル側結線部24bに圧接させることでこれと電気的に接続させることが可能となる。従って、ハンドル部12のハンドルフレーム13への組付け性を向上できる。また、可動式のハンドル部12であっても上記揺動の範囲でハンドル側結線部24b及びフレーム側結線部27bの電気的な接続を維持することが可能となり、その汎用性を向上できる。
【0035】
また、フレーム側結線部27bは、ハンドル側結線部24bに圧接されることで極めて簡易にハンドル側結線部24bと電気的に接続できる。
さらに、上記圧接により通常状態、フルストローク状態に関わらず接点圧が確保され、ハンドル側結線部24b及びフレーム側結線部27bを確実に電気的接続できる。すなわち、ハンドル部12の回動操作に追従して接続用ベース26が回動するため、ハンドル側結線部24b及びフレーム側結線部27bの接触状態を維持することができ、電気的な性能を確保できる。
【0036】
(2)本実施形態では、ハンドル側結線部24bの信号線(導線24a)と、フレーム側結線部27bの信号線(導線27a)との各隣接する結線部間が係合片15gにより区画されることで、例えば車両用ドア1内に浸水しても隣接する結線部間の漏電を抑制できる。また、各信号線の位置がずれることによる結線部の混同が抑制され、電気的な性能を確保できる。
【0037】
(3)本実施形態では、ハンドル部12を車両用ドア1に組み付ける際に車両側と電気的に接続されるハンドル側結線部24bをヒンジアーム部15aに略一体で設けたことにより、ドアアウタパネル10に挿通組付けする際の作業性を向上させることができる。例えば、上記ハンドル側結線部などのコネクタがヒンジアーム部15aに一体でない場合には、同コネクタを別途挿通する作業が必要となる。
【0038】
(4)本実施形態では、ハンドル部12の回動中心側であるヒンジアーム部15aにハンドル側結線部24bを設けて車両側との電気的な接続を行うことで、例えばストロークアーム部15b側に設けた場合のような著しい位置移動を抑制できる。そして、ハンドル部12の回動時を見越したハーネス余長の設定や、ハーネス自体の回動変位を見越した隣接部品との干渉回避の検討など、ドア設計時の検討項目を低減することができ、設計工数を削減することができる。
【0039】
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図8〜図12に従って説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態の接続用ベース26に準じた接続用ベースをハンドルカバーのヒンジアーム部側に設けるように変更した構成であり、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
【0040】
図8に示されるように、アウトサイドハンドル31はハンドル部32及びハンドルフレーム33を備えている。これらハンドル部32及びハンドルフレーム33は、それぞれ前記ドアアウタパネル10に対して車室外側及び内側に配置されている。そして、第1実施形態と同様にハンドルフレーム33はドアアウタパネル10に締結されており、ハンドル部32はハンドルフレーム33との間でドアアウタパネル10を挟んで同ハンドルフレーム33に対し所定の範囲で回動可能に連結されている。
【0041】
すなわち、樹脂材からなるハンドルフレーム33は内枠構造を有する略四角筒状に形成されており、前記ハンドル投入口10bに対応して開口するフレーム側ハンドル投入口33aが形成されている。ハンドルフレーム33は、上記フレーム側ハンドル投入口33aに対応して第1内部空間S11を形成している。一方、前記ハンドルベース14とともにハンドル部32を構成する樹脂材からなるハンドルカバー35の一側(図8の左側であって車両前方側)には、ヒンジアーム部35aが一体形成されている。
【0042】
上記ヒンジアーム部35aはハンドル投入口10b及びフレーム側ハンドル投入口33aに挿入されている。ハンドル部32(ハンドルカバー35)は、その先端部に形成された突部35cとフレーム側ハンドル投入口33aの形成されたハンドルフレーム33の蓋壁部33cとの当接部を支点としてハンドルフレーム33に対し回動可能に連結されている。
【0043】
本実施形態においても、前記送信アンテナ21、ドア解錠用センサ22及びドア施錠用スイッチ23(図4参照)の各電気信号線は、ヒンジアーム部35a側において単一のFFC36に集約的に接続されている。このFFC36は、ヒンジアーム部35aに沿って導出され、ハンドル部32側の電気信号線を形成している。FFC36は、車両側(ハンドルフレーム33側)の電気信号線と電気的に接続されるようになっている。
【0044】
次に、ハンドル部32側に配置されたFFC36と車両側(ハンドルフレーム33側)との電気的な接続態様等を説明する。
図9に図8のD−D線に沿った断面図を示すように、ヒンジアーム部35aは、ハンドルフレーム33の底部側(図8の下側)に伸びる側壁部35d,35eと、これら側壁部35d,35e間を連結する蓋壁部35fとを備えている。そして、上記側壁部35d,35eには、上記蓋壁部35fに沿って互いの対向側に突出するガイド爪35gが形成されている。FFC36は、ガイド爪35gによりその両側が支持された状態でヒンジアーム部35a(蓋壁部35f)に沿って外部に導出されている。
【0045】
また、ヒンジアーム部35aには、対向する上記側壁部35d,35eをその略中央部において橋絡する板状の保持壁部35hが形成されている。この保持壁部35hには保持片35iが形成されており、ねじりコイルバネ37の一端が保持されている。従って、ねじりコイルバネ37の一端は、ヒンジアーム部35a(ハンドル部32)に対し固定されている。また、図10に図8の矢印E方向に見た平面図を示すように、ヒンジアーム部35aの保持壁部35h近傍には、上記側壁部35d,35eをそれぞれ幅方向に貫通する軸受部35jが形成されている。
【0046】
上記ヒンジアーム部35aには、樹脂材からなる接続用ベース38が支持されている。図10に示されるように、この接続用ベース38は、対向する側壁部38a,38bが板状の連結壁部38cにて連結された形状に形成されている。そして、各側壁部38a,38bの基端側には上記軸受部35jに対応して外側に突出する軸部38dが一体形成されている。接続用ベース38は、軸受部35jに軸部38dが挿入されることでヒンジアーム部35aに対し回動可能に連結されている。
【0047】
また、この接続用ベース38には、前記ねじりコイルバネ37の他端が保持されている。すなわち、接続用ベース38は、ヒンジアーム部35a側において連結壁部38cの略中央部に保持片38e(図8及び図9参照。)が形成されている。接続用ベース38は、保持片38eにねじりコイルバネ37の他端が保持されることで軸部38d(軸受部35j)を回動中心として保持壁部35hから離隔される側(ヒンジアーム部35aと反対の側であって、図8において時計回りに回動させる方向)に付勢されるようになっている。
【0048】
上記接続用ベース38の側壁部38a,38b及び連結壁部38cの底面は、湾出するようにアーチ状に曲成されている(図8参照。)。そして、側壁部38a,38bの基端側及び連結壁部38cの先端側にはそれぞれガイド爪38f及び支持爪38gが形成されている。ヒンジアーム部35aから導出されたFFC36は、上記ガイド爪38f及び支持爪38g間において内部の複数(例えば、本実施形態では4本)の導線36aが剥き出しにされた結線部36bを形成している。FFC36は、ガイド爪38fによりその両側が支持された状態で接続用ベース38に沿って導出され、更にその剥き出しにされた導線36aの各先端が支持爪38gに挿入・支持されている。
【0049】
なお、図9に示すように、接続用ベース38の連結壁部38cには、結線部36bを形成するFFC36の各隣接する剥き出しの導線36a間において複数(例えば、本実施形態では3本)の係合片38hが一体形成されている。これら係合片38hは、接続用ベース38から略垂直に伸びる仕切壁部38iと、同仕切壁部38iの先端において幅方向に突出する係止部38jとを有する断面略T字状に形成されている。
【0050】
前記ハンドルフレーム33の第1内部空間S11における底部側(図8の下側)には、対向する側壁部33d,33e(図9参照。)を橋絡する板状の連結壁部33fが形成されている。図8に示されるように、この連結壁部33fの先端には、フレーム側ハンドル投入口33a側に傾斜して伸びる係合壁部33gが連続形成されている。そして、図9に示されるように、この係合壁部33gには、前記係合片38h(仕切壁部38i)に対応して先端側から切り欠かれた複数(例えば、本実施形態では3本)の係合溝33hが形成されている。これら係合溝33hにはそれぞれ前記係合片38hの仕切壁部38iが挿通され、係止部38jによって抜け止めされている。これにより、接続用ベース38及び係合壁部33g(ハンドルフレーム33)は幅方向(図9の左右方向)の移動が略規制され、且つ、係合溝33hに沿って揺動可能に連結されている。そして、接続用ベース38(及びヒンジアーム部35a)は、係合溝33hに対し幅方向に移動する(ずれる)ことなくその回動が許容されている。
【0051】
ここで、上記係合壁部33gには、前記FFC36と電気的に接続されるフレーム側FFC39が設けられている。図8に示されるように、このフレーム側FFC39は、接続用ベース38側(FFC36側)において上記係合壁部33gに沿って基端側に伸びている。フレーム側FFC39の先端側は前記連結壁部33fに沿ってハンドルフレーム33の開口側に配置されている。フレーム側FFC39は、車両側(ハンドルフレーム33側)の電気信号線を形成しており、更に車両側の電気信号線と電気的に接続されるようになっている。
【0052】
詳述すると、図8に示されるように、係合壁部33gにはその基端部及び中間部に亘ってそれぞれガイド爪33iが形成されている。また、係合壁部33gの先端部には、複数(例えば、本実施形態では4つ)の支持爪33jが形成されている。フレーム側FFC39は、上記ガイド爪33i及び支持爪33j間において内部の複数(例えば、本実施形態では4本)の導線39aが剥き出しにされたフレーム側結線部39bを形成している。フレーム側FFC39は、その剥き出しにされた導線39aの各先端が支持爪33jに挿入・支持され、更にガイド爪33iによりその両側が支持された状態で係合壁部33g及び連結壁部33fに沿ってハンドルフレーム33の開口側へと導出されている。
【0053】
なお、上記連結壁部33fに配置されたフレーム側FFC39のフレーム側結線部39bは、前記ねじりコイルバネ37の付勢力にて前記FFC36の結線部36bに圧接されるようになっている。従って、結線部36b(ハンドル側の剥き出しの各導線36a)と、フレーム側結線部39b(フレーム側の剥き出しの各導線39a)とは、ねじりコイルバネ37の付勢力により圧接し確実に電気的接続される。図11に示されるように、外力の加わらない通常状態(図8の状態)からハンドル部32を前記許容範囲内で最大限に回動させた場合(フルストローク状態)でも、ねじりコイルバネ37の付勢力により係合壁部33gに追従して接続用ベース38が移動(回動)する。従って、この場合も上記結線部36bとフレーム側結線部39bとは、ねじりコイルバネ37の付勢力により圧接し確実に電気的接続される。特に、接続用ベース38の連結壁部38cに沿って配置された結線部36bはアーチ状に曲成されているため、係合壁部33gと干渉してフレーム側結線部39bとの間に接触不良(接続不良)が生じたりすることが回避されている。なおこのとき、接続用ベース38及び係合壁部33gは、上記係合溝33hに挿通された前記係合片38h(仕切壁部38i)により幅方向の移動(ずれ)が略規制される。従って、これら結線部36bとフレーム側結線部39bとが幅方向にずれて接触不良(接続不良)が生じることも回避されている。フルストローク状態から外力を解放して通常状態(図8の状態)に戻す場合も、上記に準じて確実に電気的接続されるのはいうまでもない。
【0054】
図12は、上記ハンドル部32をハンドルフレーム33に組み付ける態様を示す断面図である。同図に示されるように、このハンドル部32の組み付けにあたっては、ヒンジアーム部35aに予め接続用ベース38を設けた状態でその全体をハンドル投入口10b及びフレーム側ハンドル投入口33aからハンドルフレーム33内(第1内部空間S11)に挿入する。そして、係合壁部33gによりねじりコイルバネ37の付勢力に抗して軸部38d(軸受部35j)を回動中心に接続用ベース38をヒンジアーム部35aに近づける側(図8において反時計回りに回動させる方向)に押し上げる。このとき、前記係止部38jと干渉しない状態で係合片38hの先端が係合溝33hの各先端に配置されるようになっている。この状態でヒンジアーム部35aを蓋壁部33c側へと更に挿入すると、ヒンジアーム部35aに設けられた接続用ベース38は、係合壁部33g上を摺動する。これに伴い、接続用ベース38は、仕切壁部38iが係合溝33hに案内される態様で移動する。すなわち、ハンドル部32の組み付けに際しても、接続用ベース38及び係合壁部33gは、上記係合溝33hに挿通された前記係合片38h(仕切壁部38i)により幅方向の移動(ずれ)が略規制される。そして、接続用ベース38は、上記結線部36bとフレーム側結線部39bとが電気的に接続される位置へと移動する。
【0055】
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1実施形態における(3)(4)と同様の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ハンドルフレーム33(係合壁部33g)に設けられたフレーム側結線部39bと電気的に接続される結線部36b(接続用ベース38)は、ハンドル部32に揺動可能に設けられている。従って、ハンドル部32をハンドルフレーム33に組付け・支持する際に、上記揺動の範囲で結線部36b(接続用ベース38)を変位させつつフレーム側結線部39bに圧接させることでこれと電気的に接続させることが可能となる。従って、ハンドル部32のハンドルフレーム33への組付け性を向上できる。また、可動式のハンドル部32であっても上記揺動の範囲で結線部36b及びフレーム側結線部39bの電気的な接続を維持することが可能となり、その汎用性を向上できる。
【0056】
また、フレーム側結線部39bは、結線部36bが圧接されることで極めて簡易に結線部36bと電気的に接続できる。
さらに、上記圧接により通常状態、フルストローク状態に関わらず接点圧が確保され、結線部36b及びフレーム側結線部39bを確実に電気的接続できる。すなわち、ハンドル部32の回動操作に追従して接続用ベース38が回動するため、結線部36b及びフレーム側結線部39bの接触状態を維持することができ、電気的な性能を確保できる。
【0057】
(2)本実施形態では、結線部36bの信号線(導線36a)と、フレーム側結線部39bの信号線(導線39a)との各隣接する結線部間が係合片38hにより区画されることで、例えば車両用ドア1内に浸水しても隣接する結線部間の漏電を抑制できる。また、各信号線の位置がずれることによる結線部の混同が抑制され、電気的な性能を確保できる。
【0058】
なお、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
・前記第1実施形態においては、区画手段を構成する係合片15gをヒンジアーム部15aに設けたが、接続用ベース26に設けてもよい。
【0059】
・前記第2実施形態においては、区画手段を構成する係合片38hを接続用ベース38に設けたが、ハンドルフレーム33(係合壁部33g)に設けてもよい。
【0060】
・前記第1及び第2実施形態においては、付勢手段としてねじりコイルバネ25,37を採用したが、例えば板バネやゴムなどを採用してもよい。
・前記第1及び第2実施形態においては、ハンドル側及び車両側の信号線をFFCにより形成したが、例えばFPC(Flexible Printed Circuit:可撓性プリント配線)基板やCIC(Conductive Ink Circuitry:導電性インク配線)を採用してもよい。
【0061】
・前記各実施形態において、ハンドル部に収容される電気部品はそのドア開閉機能に応じて適宜変更してもよい。すなわち、採用されるシステム(E−Latch システム、スマートエントリーシステムなど)に応じて適宜変更してもよい。
【0062】
・前記各実施形態においては、可動式のハンドル部を備えたアウトサイドハンドルを採用したが、固定式のハンドル部を備えたアウトサイドハンドルを採用してもよい。
【0063】
次に、以上の実施形態から把握することができる技術的思想を、その効果とともに以下に記載する。
(イ)請求項1〜3のいずれかに記載のアウトサイドハンドル装置において、前記ハンドル部は、前記ハンドルフレームに固定されて支持されることを特徴とするアウトサイドハンドル装置。
【0064】
(ロ)請求項1〜3のいずれかに記載のアウトサイドハンドル装置において、前記ハンドル部は、前記ハンドルフレームに対し可動で支持されることを特徴とするアウトサイドハンドル装置。
【0065】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1乃至3に記載の発明によれば、汎用性を制約することなく組付け性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図。
【図2】図1のB−B線に沿った断面図。
【図3】図1のC方向から見た平面図。
【図4】同実施形態の全体を示す断面図。
【図5】同実施形態の動作を示す断面図。
【図6】同実施形態の組付け態様を示す断面図。
【図7】車両用ドアを示す斜視図。
【図8】本発明の第2実施形態を示す断面図。
【図9】図8のD−D線に沿った断面図。
【図10】図8のE方向から見た平面図。
【図11】同実施形態の動作を示す断面図。
【図12】同実施形態の組付け態様を示す断面図。
【符号の説明】
1 車両用ドア
11,31 アウトサイドハンドル
12,32 ハンドル部
13,33 ハンドルフレーム
15a,35a アーム部としてのヒンジアーム部
15g,38h 区画手段を構成する係合片
21 電気部品としての送信アンテナ
22 電気部品としてのドア解錠用センサ
23 電気部品としてのドア施錠用スイッチ
24a,36a,27a,39a 信号線を構成する導線
24b ハンドル側接続部を構成するハンドル側結線部
25,37 付勢手段としてのねじりコイルバネ
26 フレーム側接続部を構成する接続用ベース
27b,39b フレーム側接続部を構成するフレーム側結線部
36b ハンドル側接続部を構成する結線部
38 ハンドル側接続部を構成する接続用ベース

Claims (3)

  1. 電気部品が収容されて車両用ドアの外側に配置されるハンドル部と、
    前記車両用ドアに固定され、前記ハンドル部を支持するハンドルフレームと、
    前記ハンドル部に設けられ、該ハンドル部に収容された電気部品と電気的に接続されたハンドル側接続部と、
    前記ハンドルフレームに揺動可能に設けられ、前記ハンドル側接続部に当接して該ハンドル側接続部と電気的に接続されるフレーム側接続部と、
    前記ハンドルフレームに設けられ、前記フレーム側接続部を前記ハンドル側接続部に圧接させる付勢手段とを備えたことを特徴とするアウトサイドハンドル装置。
  2. 電気部品が収容されて車両用ドアの外側に配置されるハンドル部と、
    前記車両用ドアに固定され、前記ハンドル部を支持するハンドルフレームと、
    前記ハンドル部に揺動可能に設けられ、該ハンドル部に収容された電気部品と電気的に接続されたハンドル側接続部と、
    前記ハンドルフレームに設けられ、前記ハンドル側接続部が当接して該ハンドル側接続部と電気的に接続されるフレーム側接続部と、
    前記ハンドル部に設けられ、前記ハンドル側接続部を前記フレーム側接続部に圧接させる付勢手段とを備えたことを特徴とするアウトサイドハンドル装置。
  3. 請求項1又は2に記載のアウトサイドハンドル装置において、
    前記ハンドル側接続部の信号線と、前記フレーム側接続部の信号線との各隣接する結線部間を区画する区画手段を備えたことを特徴とするアウトサイドハンドル装置。
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