JP4361940B2 - 端子カバーおよびコネクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタ装置の端子形成部に形成された端子穴を覆って保護する端子カバー、および、当該端子カバーと端子穴とを備えたコネクタ装置に関する。
現在、多くの電子機器には、他の電子機器との信号送受を行う信号線を接続するために信号線の端子(オス側端子)が挿し込まれるコネクタ装置が組み込まれている。かかるコネクタ装置には信号線の端子が挿し込まれる端子穴(メス側端子)が形成されている。この端子穴に挿し込まれたオス側端子は、当該端子穴を介してコネクタ装置の内部に設けられた信号処理基板と電気的に接続され、各種信号の入出力が可能となる。下記特許文献1などには、かかる端子穴が形成された電子機器が開示されている。
ところで、この端子穴は、オス側端子が挿し込まれている場合には問題ないが、オス側端子が挿し込まれていないときには、端子穴が外部に完全に露出することになる。この場合、外部に露出した端子穴の内部に粉塵等が侵入してしまい、電気的接続の不良や、コネクタ装置そのものの故障などを招く恐れがある。
そこで、従来から、この端子穴を覆って保護する端子カバーが提案されている。図8は、端子カバー22を備えたコネクタ装置10の一例を示す図である。このコネクタ装置10は、映像機器に使用されるコネクタ装置である。このコネクタ装置10は、端子穴(図8では図示せず)が形成された三つの端子筒12や、端子穴を介して入出力される信号を処理する信号処理基板14などを備えている。このうち、信号処理基板14は、上カバー16や下カバー20、前面パネル18などから構成される筐体の内部に収容される。また、三つの端子筒12は、前面パネル18に形成された端子用開口18aから外部に突出する。
端子カバー22は、この前面パネル18から突出する三つの端子筒12を覆うべく、前面パネル18に取り付けられている。端子カバー22は、適度な弾性を備えた材料、例えば、エラストマなどからなる部材である。この端子カバーは、三つの端子穴全てを覆う平板状のベース部24と、当該ベース部24から突出形成された三つの略環状リブ28が形成されている。ベース部24は、三つの端子筒12の隣接方向に長尺な略楕円形であり、その長軸方向の一端には、前面パネル18に固着される取付部26が延設されている。この取付部26が前面パネル18に固着された場合、ベース部24は、当該取付部26の固着部分を中心として、前面パネル18に対して開閉自在(略回動自在)となる。
略環状リブ28は、端子穴が形成される端子形成部として機能する端子筒12の外径とほぼ同じ内径を有している。そして、端子カバー22のベース部24が三つの端子穴を覆う状態、すなわち、端子カバー22を閉じた状態の場合、三つの略環状リブ28は、弾性力により対応する端子筒12の外周に密着し端子筒を保持する。そして、略環状リブ28が端子筒12を弾性力により保持することにより、端子穴保護状態(端子カバー22を閉じた状態)を保持できるようになっている。端子穴を使用したい際、すなわち、当該端子穴にオス側端子を挿し込みたい場合、ユーザは、ベース部24を略回動させ、端子カバー22を開いた状態にする。
特開平8−238992号公報
以上の説明から明らかなように、従来の端子カバー22は、端子穴を覆うベース部24に、端子穴が形成された端子形成部(端子筒12)の外周面に密着する略環状リブ28を突出形成している。この場合、この略環状リブ28と端子筒12とが弾性力により密着するため端子穴保護状態を確実に維持できる。しかし、その一方で、従来の端子カバー22は、略回動動作により開閉する仕組みであるため、当該端子カバー22を閉じる際に、略環状リブ28の一部と端子筒12との干渉が生じ、閉じにくくなるという問題がある。また、逆に、端子カバー22を開こうとした際には、略環状リブ28の先端が端子筒12に支えられ、外れにくいという問題がある。
さらに、略環状リブ28と端子筒12との間の摩擦力が大きくなり、当該端子カバー22を開く際に要する開き荷重が大きくなりがちという問題もある。特に、図8では、端子カバー22を横開き(端子カバー22の回動軸と端子穴の隣接方向とが略直交した状態)であるが、端子カバー22を下側または上側に開く仕様(端子カバー22の回動軸と端子穴の隣接方向とが略平行の状態)とした場合には、開き荷重が非常に大きくなり、問題となる。
すなわち、横開きの場合、端子カバー22を開くために当該端子カバー22を回動させると、まず、三つの略環状リブのうち回動軸である取付部26付近から最も遠い略環状リブ28aが端子筒12から離脱する。続いて、取付部26から二番目に遠い略環状リブ28bが端子筒12から離脱し、最後に、取付部26に最も近い略環状リブ28cが端子筒12から離脱する。つまり、横開きの場合、端子カバー22を開く際に略環状リブ28は一つずつ順番に端子筒12から離脱する。その結果、開き荷重は、一つの略環状リブ28を一つの端子筒12から離脱させるために要する力に限定される。
一方、端子カバー22を下側または上側に開く仕様とした場合、端子カバー22を開くために当該端子カバー22を回動させると、三つの略環状リブ28は、全て同時に、対応する端子筒12から離脱することになる。この場合、開き荷重は、横開きの場合に比べて三倍になる。
つまり、従来の構成では、端子カバーの開閉時に、リブと端子形成部との干渉等が生じやすく、また、端子カバーを開く際に要する開き荷重が大きくなりがちであった。その結果、全体として、開閉動作がしづらく、操作フィーリングが悪いという問題があった。
そこで、本実施形態では、端子カバーの開閉操作における操作フィーリングをより向上でき得る端子カバーおよび当該端子カバーを備えたコネクタ装置を提供することを目的とする。
本発明のコネクタ装置は、コネクタ装置の端子形成部に形成された端子穴を覆って保護する端子カバーであって、前記コネクタ装置の本体部に対して回動自在に取り付けられ、前記端子穴を覆うベース面を備えたベース部材と、弾性材料からなり、前記ベース面に突出形成されたリブであって、前記ベース面が前記端子穴を覆った際に当該端子穴の内周面または当該端子穴が形成された端子形成部の外側面に弾性力により密着するリブと、を備え、前記リブは、前記ベース部材の回動動作の回動軸に近づくほど低くなる形状であることを特徴とする。
端子穴が互いに隣接して複数形成されている場合、前記ベース面には、前記端子穴の数分だけ前記リブが形成されていることが望ましい。また、前記ベース部材の回動軸は、前記複数の端子穴の隣接方向に平行であることも望ましい。
他の好適な態様では、前記ベース部材は、弾性材料からなるとともに、その一端がコネクタ装置の本体部に取り付けられており、当該取り付けられた一端を回動軸として回動自在である。
他の本発明であるコネクタ装置は、端子が挿入される端子穴が形成されたコネクタ装置であって、端子穴が形成される端子形成部と、弾性材料からなり、前記端子形成部に対して回動自在に取り付けられ、当該端子形成部に形成された端子穴を覆って保護する端子カバーと、を備え、前記端子カバーは、前記コネクタ装置の本体部に対して回動自在に取り付けられ、前記端子穴を覆うベース面を備えたベース部材と、前記ベース面に突出形成されるとともに、前記ベース面が前記端子穴を覆った際に当該端子穴の内周面または当該端子穴が形成された端子形成部の外側面に弾性力により密着するリブであって、前記ベース部材の回動動作の回動軸に近づくほど低くなる形状のリブと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、端子穴または端子形成部に密着するリブが、回動軸に近づくほど低くなる形状となっているため、リブと端子穴等との干渉が生じにくく、また、両者の間に生じる摩擦力も低減できる。その結果、端子カバーの開閉操作時における操作フィーリングをより向上できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態であるコネクタ装置10の部分正面図であり、図2は、図1におけるA−A断面図である。また、図3は、コネクタ装置10の分解斜視図である。
このコネクタ装置10は、映像機器に組み込まれて使用されるコネクタ装置10である。当該コネクタ装置10は、端子穴13が一つずつ形成された三つの端子筒12や、端子穴13を介して入出力される信号を処理する信号処理基板14、端子穴13を覆って保護する端子カバー22等を備えている。
各端子筒12は、略円筒形の部材で、その先端面には端子穴13が形成されている。したがって、各端子筒12は、端子穴13が形成される端子形成部として機能する。三つの端子筒12は、互いに所定の間隔を開けて横方向に隣接して配置されている。また、端子筒12は、いずれも、前面パネル18に形成された端子用開口18aから外部に突出するべく配置されている。
各端子筒12に形成された端子穴13の内部には、当該端子穴13に挿し込まれたオス側端子と電気的に接続するための電極(図示せず)が形成されている。この電極は、さらに、筐体内部に設けられた信号処理基板14に接続されている。信号処理基板14は、この電極を通じて入出力される電気信号に対して、所定の処理を施す信号処理基板14である。信号処理基板14は、筐体の内部に完全に収容されており、外部から隠されている。なお、図中では、信号処理基板14の具体的形状は図示せず、その設置位置のみを符号で指し示している。
筐体は、信号処理基板14の上側に配される上カバー16、信号処理基板14の下側に配される下カバー20、および、信号処理基板14の前面に配される前面パネル18などから構成される。これらカバー16,20および前面パネル18は、いずれも、適度な剛性を備えた樹脂からなる。このうち、前面パネル18には、三つの端子筒12を外部に突出させるための三つの端子用開口18aが形成されている。各端子用開口18aは、対応する端子筒12の外径とほぼ同じ径の円形の貫通孔である。端子筒12は、この端子用開口18aに内側から挿入され、外部に突出させられる。また、この端子用開口18aの周辺は、他の部分に比べて凹んだ凹部18bとなっている。この凹部18bの下端付近には、後述する端子カバー22の取付部26が挿し込まれる矩形孔が形成されている。この矩形孔に挿し込まれた取付部26は、前面パネル18の一部を奥側に折り曲げた前面側返し部18cと、下カバー20の一部を前方に折り曲げた下側返し部20aとに挟まれ、上下方向の移動が規制される。
ここで、端子筒12が外部に露出しているため、当然、当該端子筒12の先端面に形成された端子穴13も外部に露出することになる。この端子穴13を使用している場合、すなわち、端子穴13にオス側端子が挿し込まれている場合は当該端子筒が外部に露出していても問題ない。しかし、端子穴13を使用していない場合、すなわち、端子穴13にオス側端子が挿し込まれていない場合には、当該端子穴13への粉塵等が侵入する恐れがある。かかる端子穴13に侵入した粉塵等は、電気的接続の不良や、コネクタ装置10そのもの故障の原因となっていた。
そこで、本実施形態では、端子穴13を使用していない際には、当該端子穴13を覆って保護する端子カバー22も設けている。図4は、この端子カバー22の側面図である。この端子カバー22は、適度な弾性を備えた材料、例えば、エラストマ等なからなる部材で、略平板状のベース部24、ベース部24下端から延びる取付部26、および、ベース部24から突出形成された三つの略環状リブ28を備えている。ベース部24は、三つの端子穴13全てを覆える程度の大きさ、より厳密には、前面パネル18に形成された凹部18bとほぼ同じ大きさの略平板状部材である。このベース部24の上端および側端からは、前面パネル18側に向かって延びる側壁24aが形成されている。当該ベース部24で端子穴13を覆う閉鎖状態の際、この側壁24aは、前面パネル18の凹部18bの側面に弾性力により密着し、この弾性力により閉鎖状態を維持する。また、当該ベース部24と凹部18bとの間の間隙を確実に防止し、当該凹部内への粉塵等の侵入を防止する。また、ベース部24の上端には外側に向かって延びる把持部24bが形成されている。当該端子カバー22の開閉動作を行う際、ユーザは、この把持部24bを把持する。
また、ベース部24の下端からは、前面パネル18側に向かって延びる取付部26が延びている。取付部26の先端には、周辺より肉厚に形成された係止部26aが形成される。この取付部26は、前面パネル18に形成された矩形孔に挿し込まれ、前面側返し部18cおよび下側返し部20aに挟まれる。前面側返し部18cおよび下側返し部20aに挟まれることにより、取付部26は、上下方向への移動が規制される。また、取付部26の先端に形成された係止部26aが下側返し部18cに係止されるため、当該取付部26の抜け落ちが防止される。つまり、端子カバー22は、当該取付部26を介してコネクタ装置10の筐体に取り付けられる。ここで、ベース部24の下端から延びる取付部26が筐体に取り付けられることにより、ベース部24の下端は、その位置が殆ど変化しない固定端となる。ただし、端子カバー22は、適度な弾性を供えているため、ベース部24は、当該固定端(すなわちベース部24の下端)を回動軸として筐体に対して略回動することができる。この回動動作により、ベース部24は、開閉される。
また、ベース部24のうち前面パネル18に対向する面(以下「ベース面」という)には、三つの環状リブ28が突出形成されている。この三つの環状リブ28は、前面パネル18から突出している三つの端子筒12に対応した位置に形成されており、その内径は、対応する端子筒12の外径とほぼ等しい。そして、ベース部24を閉じた際、この環状リブ28は、対応する端子筒12の外側面に弾性力により密着し、当該端子筒12を保持する。
ここで、本実施形態では、この環状リブ28を、下側に近づくほど、換言すれば、ベース部24が行う略回動動作の回動軸に近づくほど、低くなる形状としている。これは、端子カバー22を開く際の開き荷重を小さくし、また、開閉時に当該環状リブ28と端子筒12とが干渉して突っかかるのを防止するためである。これについて、図5、図6を用いて説明する。
図5は、この端子カバー22を開く際の様子を、図6は、端子カバー22を閉じる際の様子をそれぞれ示した断面図である。図5に図示するように、端子カバー22を開く際、ユーザは、ベース部24の上端に形成された把持部24bを掴み、これを手前側に引っ張る。この引っ張り力をうけて、端子カバー22全体は、僅かに前方に移動するが、すぐに、取付部26の先端に形成された係止部26aが、前面側返し部18cに当接するため、前方への移動が規制される。代わりに、弾性を備えたベース部24全体が、固定端であるベース部24下端を回動軸として開方向(図5における矢印A方向)に略回動する。そして、この略回動動作により、ベース部24は、端子筒12から離れ、当該端子筒12が外部に露出する。
この略回動動作に伴って、ベース部24に突出形成された環状リブ28も端子筒12から離脱することになるが、このとき、環状リブ28と端子筒12との間には、摩擦力が生じる。この摩擦力は、両者の接触面積が大きいほど大きくなる。また、本実施形態では、ベース部24の略回動動作の回動軸は、三つの端子筒12の隣接方向と略平行であり、三つの環状リブ28は、ほぼ同時に、対応する端子筒12から離脱することになる。したがって、端子カバー22を開く際に生じる摩擦力は、一つの端子筒12と環状リブ28との間に生じる摩擦力の三倍となり、開き荷重が大きくなりがちであった。
しかし、本実施形態では、既述したとおり、環状リブ28を回動軸に近づくほど低くしている。換言すれば、図8に図示した従来の端子カバー22の環状リブ28に比べて、環状リブ28と端子筒12との接触側面の面積は小さくなっており、端子カバー22を開く際に生じる摩擦力が小さい。その結果、三つ同時に離脱する本実施形態でも、比較的小さい開き荷重で端子カバー22を開くことができる。
また、ベース部24の略回動動作に伴って環状リブ28が端子筒12から離脱することになるが、一つの環状リブ28の中でも、その位置に応じて離脱のタイミングが微妙に異なってくる。すなわち、環状リブ28のうち上側の部分は、回動軸(ベース部24下端)から遠いため、移動量が大きく、比較的早いタイミングで端子筒12から離脱する。換言すれば、環状リブ28のうち上側の部分は、ベース部24の回動角度が小さく、環状リブ28が端子筒12に対してほぼ平行な状態のうちに、端子筒12から離脱する。
一方、環状リブ28のうち下側部分は、回動軸から近いため、移動量は小さくなりがちで、端子筒12から離脱するタイミングは最も遅くなる。換言すれば、環状リブ28のうち下側の部分は、ベース部24の回動角度が大きく、環状リブ28が端子筒12に対して比較的大きな角度を成した状態のときに端子筒12から離脱する。この場合、環状リブ28と端子筒12との間に大きな摩擦力が生じ、開き荷重が大きくなる。
しかしながら、本実施形態では、既述したとおり、環状リブ28を回動軸(ベース部24下端)に近づくほど低くしており、環状リブ28のうち下側部分は、低くなっている。そのため、端子筒12に対して角度を成して接触する面積は小さくなり、摩擦力も小さくなる。その結果、本実施形態によれば、開き荷重を比較的小さくすることができる。また、環状リブ28のうち下側部分は、低くなっているため、比較的早いタイミングで端子筒12から離脱する。その結果、ユーザは、大きな力をかけることなく、スムーズに端子カバー22を開けることができる。
端子カバー22を閉じる際は、図5に図示するように、当該端子カバー22を開けるときとは逆方向(図5におけるB方向)に端子カバー22を略回動させる。この場合、環状リブ28のうち下側部分、換言すれば、回動軸に最も近い部分は、上側部分に比して、比較的、早いタイミングで端子筒12に接触する。換言すれば、環状リブ28のうち下側部分は、端子カバー22の回動角度が大きく、端子筒12に対して比較的大きな角度を成している状態で端子筒12に接触する。その結果、当該下側部分と端子筒12とが干渉し、端子カバー22の閉鎖動作が阻害される恐れがある。
しかしながら、本実施形態では、既述したとおり、回動軸に近づくほど低くなっているため、下側部分が端子筒12に接触するタイミングは遅くなる。そのため、下側部分と端子筒12との干渉が殆ど生じず、スムーズに端子カバー22を閉じることができる。つまり、環状リブ28を回動軸に近づくほど低くしている本実施形態によれば、端子カバー22を極めてスムーズに開閉させることができ、操作フィーリングを向上させることができる。
なお、上述の端子カバー22の構成は一例であり、ベース面から突出形成されたリブが回動軸に近づくほど低くなっているのであれば、保護したい端子穴13の構成に応じて、端子カバー22の構成を適宜変更してもよい。例えば、上述の実施形態では、リブを略環状としているが、端子穴や端子形成部の形状に応じて、その形状は適宜変更してもよい。また、上述の実施形態では、ベース面から突出形成されたリブを、端子形成部である端子筒12の側面に密着させる構成としているが、端子穴13の内側面に密着させるように構成してもよい。図7は、かかる構成の端子カバー56の一例を示す図であり、図7(a)は端子カバー56の正面図、図7(b)は図7(a)におけるB−B断面図である。この端子カバー56は、ノートパソコンなどの携帯型情報端末50に形成されたUSB用端子穴52を覆って保護するものである。端子穴52は略矩形の穴であり、その内部にはオス側端子と電気的に接続される端子ピン54が立脚形成されている。端子カバー56は、端子穴52を覆うベース部58と、当該ベース部58から突出形成された略矩形リブ60とを備える。ベース部58の長手方向側端部は、ネジ62等の固着手段により携帯型情報端末50に固着されている。そして、この固着位置近傍を回動軸として、ベース部58は、携帯型情報端末50に対して略回動可能となっている。略矩形リブ60は、端子穴52の内側面に弾性力により密着するべく、端子穴52の外周形状とほぼ同じ略矩形となっている。そして、この略矩形リブ60は、ベース部58の回動軸(図7の図示例では右端)に近づくほど、低くなっている。かかる構成とすることで、端子カバー56を開ける際における略矩形リブ60と端子穴52の内側面との摩擦力を低下できる。また、端子カバー56を閉じる際に、略矩形リブ60と端子穴52との干渉を低減できる。その結果、上述の実施形態と同様に、端子カバー56の開閉時における操作フィーリングを向上させることができる。
本発明の実施形態であるコネクタ装置の部分正面図である。 図1におけるA−A断面図である。 コネクタ装置の分解斜視図である。 端子カバーの側面図である。 端子カバーを開く際の様子を示す図である。 端子カバーを閉じる際の様子を示す図である。 他の端子カバーの構成を示す図である。 従来のコネクタ装置の分解斜視図である。
符号の説明
10 コネクタ装置、12 端子筒、13,52 端子穴、14 信号処理基板、16 上カバー、18 前面パネル、20 下カバー、22,56 端子カバー、24,58 ベース部、26 取付部、28 環状リブ、50 携帯型情報端末、54 端子ピン、60 略矩形リブ。

Claims (5)

  1. コネクタ装置の端子形成部に形成された端子穴を覆って保護する端子カバーであって、
    前記コネクタ装置の本体部に対して回動自在に取り付けられ、前記端子穴を覆うベース面を備えたベース部材と、
    弾性材料からなり、前記ベース面に突出形成されたリブであって、前記ベース面が前記端子穴を覆った際に当該端子穴の内周面または当該端子穴が形成された端子形成部の外側面に弾性力により密着するリブと、
    を備え、
    前記リブは、前記ベース部材の回動動作の回動軸に近づくほど低くなる形状であることを特徴とする端子カバー。
  2. 請求項1に記載の端子カバーであって、
    端子穴が互いに隣接して複数形成されている場合、
    前記ベース面には、前記端子穴の数分だけ前記リブが形成されていることを特徴とする端子カバー。
  3. 請求項2に記載の端子カバーであって、
    前記ベース部材の回動軸は、前記複数の端子穴の隣接方向に平行であることを特徴とする端子カバー。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の端子カバーであって、
    前記ベース部材は、弾性材料からなるとともに、その一端がコネクタ装置の本体部に取り付けられており、当該取り付けられた一端を回動軸として回動自在であることを特徴とする端子カバー。
  5. 端子が挿入される端子穴が形成されたコネクタ装置であって、
    端子穴が形成される端子形成部と、
    弾性材料からなり、前記端子形成部に対して回動自在に取り付けられ、当該端子形成部に形成された端子穴を覆って保護する端子カバーと、
    を備え、前記端子カバーは、
    前記コネクタ装置の本体部に対して回動自在に取り付けられ、前記端子穴を覆うベース面を備えたベース部材と、
    前記ベース面に突出形成されるとともに、前記ベース面が前記端子穴を覆った際に当該端子穴の内周面または当該端子穴が形成された端子形成部の外側面に弾性力により密着するリブであって、前記ベース部材の回動動作の回動軸に近づくほど低くなる形状のリブと、
    を備えることを特徴とするコネクタ装置。
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