JP2015101833A - ドアハンドル装置 - Google Patents

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説男 清弘
Setsuo Kiyohiro
説男 清弘
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Abstract

【課題】部品点数が少なく、組み立て性の良好なドアハンドル装置を提供する。
【解決手段】ドアハンドル装置1は、一端に開口部13が形成され、他端が閉塞された筒状の収容部14が形成され、開口部13に連通するスリット15がアーム部12からヒンジ部11までの裏面側に形成されたハンドル本体10と、アンテナ35と外部端子33が一体成形されたアンテナユニット30と、アンテナユニット30の外部端子33に接続可能な接続端子24aと、この接続端子24aに電気的に接続し外部装置と接続するコネクタ部23と、を有し、アンテナユニット30を一体的に組付け可能に形成されたターミナルユニット20と、ターミナルユニット20に設けられ、ターミナルユニット20が開口部13から収容部14に挿入されることにより、スリット15を塞ぐようにスリット15に嵌合するスペーサ部22とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両等に用いられるドアハンドル装置に関するものである。
近年、キー操作をすることなく、ドアラッチの施錠と解錠とを行うことができるいわゆるキーレスエントリーと呼ばれる機能が車両に搭載されている。キーレスエントリーでは、例えば、操作者が無線装置(電子キー)を携帯した状態において、車両に近づいたり離れたり、又は、ドアハンドルのスイッチ等を操作するだけでドアラッチの施錠と解錠とを行うことができる。
このスマートエントリー(登録商標)を採用した車両では、アウターハンドル本体内にスイッチやアンテナ等が配置されている(例えば、特許文献1)。
特許第5172197号公報
しかし、特許文献1に記載のドアハンドル装置では、アンテナ、スイッチ、ハーネス、カプラ、ハンドル本体、キャップ、スペーサ等を構成部品として、それぞれ別々に準備する必要があった。そして、これらの組み立てには、先ず、アンテナをスイッチに組み、次に、ハンドル本体に対してこれを位置決めし、次に、ハーネスをスリットに通し、スペーサを組み付ける。そして、車両の組み立て時に、カプラを所定の位置に組み付ける。このように、従来のドアハンドル装置は、構造及び組み立て作業が複雑であった。
本発明の課題は、部品点数が少なく、組み立て性の良好なドアハンドル装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、一端に開口部(13)が形成され、他端が閉塞された筒状の収容部(14)が形成され、前記開口部に連通するスリット(15)がアーム部(12)からヒンジ部(11)までの裏面側に形成されたハンドル本体(10)と、アンテナ(35)と外部端子(33)が一体成形されたアンテナユニット(30)と、アンテナユニットの前記外部端子に接続可能な接続端子(24a)と、この接続端子に電気的に接続し外部装置と接続するコネクタ部(23)と、を有し、前記アンテナユニットを一体的に組付け可能に形成されたターミナルユニット(20)と、前記ターミナルユニットに設けられ、前記ターミナルユニットが前記開口部から前記収容部に挿入されることにより、前記スリットを塞ぐように前記スリットに嵌合するスペーサ部(22)と、を備えるドアハンドル装置(1,2,3,4)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のドアハンドル装置において、前記開口部(13)を閉塞するように前記開口部に取り付けられる操作スイッチ(32)を前記アンテナユニット(30)に一体に設けたこと、を特徴とするドアハンドル装置(1)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のドアハンドル装置において、前記アンテナユニット(30)を前記収容部(14)に収容後、前記開口部を塞ぐカバー部材(60)を設けたこと、を特徴とするドアハンドル装置(2)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のドアハンドル装置において、前記アンテナユニット(30)に静電容量プレート(37,48)を一体的に設けたこと、を特徴とするドアハンドル装置(3,4)である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ドアハンドル装置は、スリットが形成されたハンドル本体と、アンテナユニットと、アンテナユニットの前記外部端子に接続可能な接続端子と、この接続端子に電気的に接続し外部装置と接続するコネクタ部と、を有したターミナルユニットと、ターミナルユニットに設けられ、スリットを塞ぐようにスリットに嵌合するスペーサ部とを備える。よって、ドアハンドル装置は、部品点数が少なく、組み立て性が良好である。また、ターミナルユニットに強度の高い材料を用いることにより、ハンドル本体の材料選定の自由度が広がり、ハンドル本体の加飾性を優先した材料を選んだり、ハンドル本体の小型化を優先した材料を選んだりすることが可能となる。
(2)ドアハンドル装置は、開口部を閉塞するように開口部に取り付けられる操作スイッチをアンテナユニットに一体に設けられている。よって、ドアハンドル装置は、操作スイッチをさらに備えていても、上述した(1)の効果を奏することができる。
(3)ドアハンドル装置は、アンテナユニットを収容部に収容後、開口部を塞ぐカバー部材を設けられている。よって、ドアハンドル装置は、開口部の外観を良好にすることができる。
(4)ドアハンドル装置は、アンテナユニットに静電容量プレートを一体的に設けられている。よって、ドアハンドル装置は、静電容量プレートをさらに備えていても、上述した(1)の効果を奏することができる。
本発明によるドアハンドル装置1の第1実施形態を表側から示す斜視図である。 本発明によるドアハンドル装置1の第1実施形態を裏側から示す斜視図である。 ドアハンドル装置1を図1中に示した矢印A−Aにおいて切断した断面図である。 ハンドル本体10のみを表側から示した斜視図である。 ハンドル本体10のみを裏側から示した斜視図である。 ハンドル本体10のみを図3と同様な位置で切断して示した断面図である。 ターミナルユニット20のみを表側から示した斜視図である。 ターミナルユニット20のみを裏側から示した斜視図である。 ターミナルユニット20のみを図3と同様な位置で切断して示した断面図である。 図3中のB部を拡大した拡大断面図である。 アンテナユニット30のみを表側から示した斜視図である。 アンテナユニット30のみを裏側から示した斜視図である。 最初の組み立て工程を示す図である。 図13に示した工程の次の組み立て工程を示す図である。 第2実施形態のドアハンドル装置2を第1実施形態の図3と同様な位置において切断した断面図である。 本発明によるドアハンドル装置3の第3実施形態を表側から示す斜視図である。 本発明によるドアハンドル装置4の第4実施形態を図1と同様に切断した断面図である。 本発明によるドアハンドル装置4の第4実施形態を図10と同様に拡大した拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるドアハンドル装置1の第1実施形態を表側から示す斜視図である。
図2は、本発明によるドアハンドル装置1の第1実施形態を裏側から示す斜視図である。
図3は、ドアハンドル装置1を図1中に示した矢印A−Aにおいて切断した断面図である。
なお、図1から図3を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
また、以下の説明中において、図3における上側を表側、又は、表面側と呼び、図3における下側を裏側、又は、裏面側と呼ぶこととする。
本実施形態のドアハンドル装置1は、車両のドアに設けられたベース70に取り付けられ、ドアの開閉時に操作されるハンドルであり、ハンドル本体10と、ターミナルユニット20と、アンテナユニット30と、キャップ40とを備えている。また、本実施形態のドアハンドル装置1は、操作者が無線装置(電子キー)を携帯した状態であれば、キー操作をすることなく、ドアラッチの施錠と解錠とを行うことができるいわゆるキーレスエントリーと呼ばれる機能を有した車両に用いられるものである。
ハンドル本体10は、操作者が把持して操作がし易いように全体が僅かに湾曲した棒状に形成されている。
ハンドル本体10は、一端にヒンジ部11を有している。
ヒンジ部11は、ハンドル本体10の裏面側から、外側方向(図3における左側であり、例えば、車両の前方側)に向かって屈曲した略L時形状に形成されている。
ヒンジ部11の先端部には、略U字形状に形成された軸受け部11aが設けられている。この軸受け部11aは、ベース70の軸支持部71に回転可能に係合している。ハンドル本体10は、この軸支持部71を回転中心として回転移動可能となっている。
図4は、ハンドル本体10のみを表側から示した斜視図である。
図5は、ハンドル本体10のみを裏側から示した斜視図である。
図6は、ハンドル本体10のみを図3と同様な位置で切断して示した断面図である。
ハンドル本体10は、ヒンジ部11が設けられている端部とは反対側(アーム側)の端部に開口部13を有している。なお、本明細書中において、ヒンジ部11が設けられている側(図3中の左側)をヒンジ側と呼び、後述するアーム部12が設けられている側(図3中の右側)をアーム側と呼ぶこととする。
ハンドル本体10には、開口部13から続く筒状の空間である収容部14が内部に形成されている。収容部14は、ターミナルユニット20及びアンテナユニット30を収容する空間である。また、収容部14は、ハンドル本体10の外形形状に略沿った湾曲形状に形成されている。本実施形態のハンドル本体10は、樹脂成形により形成されており、収容部14は、金型が湾曲形状に沿って曲線移動しながら型抜きされることにより、形成される。上述のような型抜き方法は、通常の単純な型割り方法よりも複雑になる。しかし、収容部14を湾曲形状に形成することにより、収容部14に十分な空間を確保しても、ハンドル本体10を不必要に大型化することなくハンドル本体10の強度を確保できる。
なお、本実施形態のハンドル本体10は、その収容部14にターミナルユニット20及びアンテナユニット30を収容する。したがって、ハンドル本体10は、電磁波が通過可能なように形成されていることが必要であることから、樹脂成形品とした。しかし、電磁波が通過可能であって、かつ、強度が確保できるならば、樹脂に限るものではない。
また、ハンドル本体10のアーム側の端部の裏側には、裏側へ突出して延在するアーム部12が形成されている。アーム部12の先端には、当接片12aがヒンジ側に屈曲した形状で突出形成されている。この当接片12aは、不図示のドアラッチ装置を作動させるハンドルレバー72と係合している。操作者がハンドル本体10を把持して表側へ引っ張ることにより、ハンドル本体10が回転移動する。これにより当接片12aがハンドルレバー72を移動させ、ドアラッチ装置を作動させてドアのラッチングが解除(アンラッチング)されて、ドアの開閉が可能となる。
ハンドル本体10のアーム側の端部の表側には、開口部13の一部分として、U字形状に形成されたボタン溝13aが形成されている。
さらに、ハンドル本体10の表面側には、スリット15が形成されている。スリット15は、開口部13に連通しており、アーム部12からヒンジ部11までの裏面側に連続して形成されている。アーム部12に設けられている第1のスリット15aは、アーム部12を2分割するように貫通して形成されている。収容部14に繋がっている位置の第2のスリット15bは、ハンドル本体の裏面から収容部14まで貫通して形成されている。ヒンジ部11に形成されている第3のスリット15cは、アーム側に開口し、ヒンジ側に有底の非貫通の溝として形成されている。スリット15は、その全ての範囲において、後述するスペーサ部22が嵌合可能な幅に形成されている。
収容部14のヒンジ側先端には、ビス孔16が設けられている。また、収容部14の裏面側であってアーム側に寄った位置には、ビス孔17が2つ設けられている。このビス孔17は、部品公差を吸収できるように、ハンドル本体10の長手方向に長い長孔形状となっている。
図7は、ターミナルユニット20のみを表側から示した斜視図である。
図8は、ターミナルユニット20のみを裏側から示した斜視図である。
図9は、ターミナルユニット20のみを図3と同様な位置で切断して示した断面図である。
ターミナルユニット20は、被収容部21と、スペーサ部22と、コネクタ部23と、導体部24と、開口部25と、アンテナ収容部26と、ビス孔27,28とを備えており、アンテナユニット30を一体的に組付け可能である。
被収容部21は、ハンドル本体10の収容部14内に収容される部分であり、収容部14の内部形状と略等しい外径形状に形成されている。
スペーサ部22は、被収容部21の裏側に突出して、スリット15の幅と略同じ厚さに形成されている。スペーサ部22は、ターミナルユニット20が開口部13から収容部14に挿入されることにより、スリット15を塞ぐようにスリット15に嵌合する。スペーサ部22は、その形態から、第1のスペーサ部22aと、第2のスペーサ部22bと、第3のスペーサ部22cとに分けられる。
第1のスペーサ部22aは、アーム側の裏面にアーム部12に対応した形状で突出して形成されており、アーム部12に設けられている第1のスリット15aに嵌合する。
第2のスペーサ部22bは、被収容部21に沿って、その裏側に第2のスリット15bの深さと等しい高さで突出して形成されており、第2のスリット15bと嵌合している。
第3のスペーサ部22cは、ヒンジ側の裏面にヒンジ部11に対応した形状で突出して形成されており、ヒンジ部11に設けられている第3のスリット15cに嵌合する。
コネクタ部23は、第3のスペーサ部22cの先端に設けられており、不図示の車体側コネクタと接続されて、アンテナユニットの電気的接続を行う。コネクタ部23は、第3のスペーサ部22cと一体で形成されている。コネクタ部23の内部には、後述のコネクタ端子24bが露出している。
コネクタ部23は、ターミナルユニット20をハンドル本体10の収容部14に挿入するときに、アーム部12の第1のスリット15aを通過できない。よって、コネクタ部23は、ターミナルユニット20を収容部14に挿入するときの通過軌跡が、アーム部12と干渉しないように、当接片12aよりも裏側に寄った位置に配置されている。
導体部24は、ターミナルユニット20内に一体に設けられており、アンテナユニット30とコネクタ部23との間で電気的導通を行う。導体部24は、例えば、板状の銅等を加工して形成されており、ターミナルユニット20に対してインサート成形により、ターミナルユニット20と一体化される。本実施形態では、導体部24は、4つ並べて配置されているが、この数は、適宜変更可能である。導体部24は、接続端子24aと、コネクタ端子24bとを有している。
接続端子24aは、アンテナ収容部26のヒンジ側において内部で所定位置に露出しており、後述する外部端子33が接続される。
図10は、図3中のB部を拡大した拡大断面図である。
接続端子24aは、例えば、図10に示すように2つの銅板をプレス成形したものを溶接して接合して形成されている。このように、接続端子24aは、外部端子33を挿入するだけで接続できる形状となっている。
コネクタ端子24bは、コネクタ部23内の所定位置に露出しており、不図示の車体側コネクタの端子と接触して電気的導通を行う。
開口部25は、アンテナユニット30を挿入するために、アーム側の端部に開口されている。ターミナルユニット20のアーム側の端部の表側には、開口部25の一部分として、U字形状に形成されたボタン溝25aが形成されている。このボタン溝25aは、ハンドル本体10の表面に設けられているボタン溝13aと同一形状に形成されている。
アンテナ収容部26は、ターミナルユニット20の内部に形成され、開口部25から続く筒状の空間である。アンテナ収容部26には、アンテナユニット30が収容される。また、アンテナ収容部26のヒンジ側の端部には、上述した接続端子24aがアーム側に向いて内部に露出している。
ビス孔27は、アンテナ収容部26のヒンジ側先端に設けられている。ビス孔27は、ハンドル本体10のビス孔16と対応するビス孔である。
ビス孔28は、アンテナ収容部26の裏面側であってアーム側に寄った位置に2つ設けられている。ビス孔28は、ハンドル本体に設けられたビス孔17と対応するビス孔である。
図11は、アンテナユニット30のみを表側から示した斜視図である。
図12は、アンテナユニット30のみを裏側から示した斜視図である。
アンテナユニット30は、被収容部31と、操作スイッチ32と、外部端子33と、基板34と、アンテナ35と、ビス孔36とを備えている。
被収容部31は、ターミナルユニット20のアンテナ収容部26内に収容される部分であり、アンテナ収容部26の内部形状と略等しい外径形状に形成されている。
操作スイッチ32は、アンテナユニット30と一体に成形されており、開口部25を覆う形状になっている。操作スイッチ32の操作面32aは、ボタン溝25a及びボタン溝13aを通してハンドル本体10の表面よりも突出している。操作スイッチ32は、操作面32aを押すことにより、内部に設けられた押しボタンスイッチを操作可能となっている。
外部端子33は、基板34に接続されており、被収容部31のヒンジ側に突出したピンにより構成されている。本実施形態では、外部端子33は、4本設けられているが、この数は、適宜変更してもよい。なお、外部端子33は、基板34及びアンテナ35と共にアンテナユニット30と一体成形されている。
基板34は、アンテナ35及び操作スイッチ32が接続されており、アンテナの駆動に必要な回路が形成されている。
アンテナ35は、操作者が携帯している無線装置との通信に用いられるものであり、基板34に接続されている。
ビス孔36は、被収容部31の裏面側であってアーム側に寄った位置に2つ設けられている。ビス孔36は、ビス孔28及びビス孔17と対応するビス孔である。
キャップ40は、当接片12aに被せられており、ターミナルユニット20及びアンテナユニット30のアーム部分を固定する。キャップ40は、組み付け作業が容易に行えるように、撓む性質を持ち、かつ、摺動性のよい材料により形成されることが望ましい。例えば、キャップ40には、ポリアミド系樹脂であるナイロン12等を用いることができる。キャップ40が摺動性の良好な材料により形成されることにより、ハンドルレバー72とキャップ40との摺動性がよくなり、操作感の向上を図ることが可能である。
次に、本実施形態のドアハンドル装置1の組み立て工程について説明する。
図13は、最初の組み立て工程を示す図である。
図14は、図13に示した工程の次の組み立て工程を示す図である。
先ず、アンテナユニット30をターミナルユニット20の開口部25から挿入して、ターミナルユニット20内にアンテナユニット30を収容する(図13参照)。このとき、外部端子33が接続端子24aに接続される。
次に、アンテナユニット30を収容した状態のターミナルユニット20を、ハンドル本体10の開口部13から挿入する。ターミナルユニット20を挿入する過程において、第3のスペーサ部22cは、第1のスリット15aを通過する。このとき、コネクタ部23は、当接片12aと干渉することなく、当接片12aよりも裏面側を通過可能である。そして、ターミナルユニット20の挿入を続けることにより、ターミナルユニット20は、ハンドル本体10内に収容される。この状態で、スリット15は、スペーサ部22と嵌合し、全体として強度も確保される。
その後、キャップ40を当接片12aに嵌め込み、ビス孔16,17からビス50をねじ込むことにより、ドアハンドル装置1が完成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来必要であったハーネスと、ハーネスを束ねるチューブとを省略し、導体部24とした。また、この導体部24とコネクタ部23とを、ターミナルユニット20と一体に形成した。これにより、ドアハンドル装置1は、僅か3工程で組み立てが完了する。しかも、上述したように、各工程は、非常に簡単な作業により行うことが可能であり、特殊な技能や経験も必要としない。このように、本実施形態のドアハンドル装置1は、部品点数が少なく、組み立て性が良好である。
また、ターミナルユニット20に強度の高い材料を用いることにより、ハンドル本体の材料選定の自由度が広がり、ハンドル本体10の加飾性を優先した材料を選んだり、ハンドル本体10の小型化を優先した材料を選んだりすることが可能となる。
(第2実施形態)
図15は、第2実施形態のドアハンドル装置2を第1実施形態の図3と同様な位置において切断した断面図である。
第2実施形態のドアハンドル装置2は、第1実施形態とは形態が異なる操作スイッチ32Bを備え、さらに、カバー部材60を追加した他は、第1実施形態のドアハンドル装置1と同様な形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
操作スイッチ32Bは、第1実施形態の操作スイッチ32と略同様なスイッチである。ただし、操作スイッチ32Bは、ターミナルユニット20を収容部14の所定位置に収容した状態において、開口部13を塞ぎきれておらず、アーム側の端面が第1実施形態の場合よりもヒンジ側に寄った位置となっている点が第1実施形態のものと異なっている。
カバー部材60は、アンテナユニット30を収容部14に収容後、開口部13を塞ぐように設けられている。なお、カバー部材60の固定は、ビスを用いてもよいし、接着等により行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、開口部13を塞ぐカバー部材60を設けたので、開口部の外観を良好にすることができる。また、カバー部材60を設けたので、操作スイッチ32Bの設計自由度を高めることができる。
(第3実施形態)
図16は、本発明によるドアハンドル装置3の第3実施形態を表側から示す斜視図である。
第3実施形態のドアハンドル装置3は、第1実施形態の操作スイッチ32の代わりに静電容量プレート37を備える他は、第1実施形態のドアハンドル装置1と同様な形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
静電容量プレート37は、いわゆるタッチセンサとして機能し、第1実施形態の操作スイッチ32と同様に、無線装置(電子キー)を携帯した利用者によってタッチされることにより、ドアラッチ装置の施錠及び解錠を行うためのセンサである。静電容量プレート37は、アンテナユニット30Cのアーム側端部近傍の表面に、アンテナユニット30Cと一体に設けられている。
また、静電容量プレート37は、基板34に電気的に接続されている。
第3実施形態によれば、静電容量プレート37をアンテナユニット30Cと一体化したので、静電容量プレート37が必要なドアハンドル装置3においても、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第4実施形態)
図17は、本発明によるドアハンドル装置4の第4実施形態を図1と同様に切断した断面図である。
図18は、本発明によるドアハンドル装置4の第4実施形態を図10と同様に拡大した拡大断面図である。
第4実施形態のドアハンドル装置4は、静電容量プレート48と配線49とをさらに備える他は、第1実施形態のドアハンドル装置1と同様な形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
静電容量プレート48は、いわゆる近接センサとして機能し、無線装置(電子キー)を携帯した利用者によってタッチ(又は、指が近接)されることにより、ドアラッチ装置の解錠を行うためのセンサである。静電容量プレート48は、アンテナユニット30の裏面側にアンテナユニット30と一体に設けられている。静電容量プレート48は、例えば、内部配線49を介して、基板22に電気的に接続されている。
本実施形態では、操作スイッチ32によりドアラッチ装置の施錠を行い、静電容量プレート48によりドアラッチ装置の解錠を行う。これに限らず、例えば、上述した第3実施形態のように表面側にも静電容量プレートを設け、表面側の静電容量プレートによりドアラッチ装置の施錠を行い、裏面側の静電容量プレート48によりドアラッチ装置の解錠を行うようにしてもよい。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
各実施形態において、ドアハンドル装置1,2,3は、操作者がハンドル本体10を把持して表側に引っ張ることによりドアを開く形態を挙げて説明した。これに限らず、例えば、表裏方向に延在する回転軸をヒンジ側に有し、これを中心にハンドル本体が回転移動する形態のドアハンドル装置に本発明を適用してもよい。
なお、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1,2,3,4 ドアハンドル装置
10 ハンドル本体
11 ヒンジ部
11a 軸受け部
12 アーム部
12a 当接片
13 開口部
13a ボタン溝
14 収容部
15 スリット
15a 第1のスリット
15b 第2のスリット
15c 第3のスリット
16,17 ビス孔
20 ターミナルユニット
21 被収容部
22 スペーサ部
22a 第1のスペーサ部
22b 第2のスペーサ部
22c 第3のスペーサ部
23 コネクタ部
24 導体部
24a 接続端子
24b コネクタ端子
25 開口部
25a ボタン溝
26 アンテナ収容部
27,28 ビス孔
30 アンテナユニット
30C アンテナユニット
31 被収容部
32 操作スイッチ
32B 操作スイッチ
32a 操作面
33 外部端子
34 基板
35 アンテナ
36 ビス孔
37 静電容量プレート
40 キャップ
48 静電容量プレート
49 配線
50 ビス
60 カバー部材
70 ベース
71 軸支持部
72 ハンドルレバー

Claims (4)

  1. 一端に開口部が形成され、他端が閉塞された筒状の収容部が形成され、前記開口部に連通するスリットがアーム部からヒンジ部までの裏面側に形成されたハンドル本体と、
    アンテナと外部端子が一体成形されたアンテナユニットと、
    アンテナユニットの前記外部端子に接続可能な接続端子と、この接続端子に電気的に接続し外部装置と接続するコネクタ部と、を有し、前記アンテナユニットを一体的に組付け可能に形成されたターミナルユニットと、
    前記ターミナルユニットに設けられ、前記ターミナルユニットが前記開口部から前記収容部に挿入されることにより、前記スリットを塞ぐように前記スリットに嵌合するスペーサ部と、
    を備えるドアハンドル装置。
  2. 請求項1に記載のドアハンドル装置において、
    前記開口部を閉塞するように前記開口部に取り付けられる操作スイッチを前記アンテナユニットに一体に設けたこと、
    を特徴とするドアハンドル装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のドアハンドル装置において、
    前記アンテナユニットを前記収容部に収容後、前記開口部を塞ぐカバー部材を設けたこと、
    を特徴とするドアハンドル装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のドアハンドル装置において、
    前記アンテナユニットに静電容量プレートを一体的に設けたこと、
    を特徴とするドアハンドル装置。
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