JP4012352B2 - 部品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定形状の電子部品を整列状態で搬送し先頭の電子部品を所定の取出位置に供給する部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の部品供給装置に係り、出願人は図1及び図2に示すものを先に提案している(特開平8−48419号公報)。
【0003】
図中の符号101はベース部材、102は部品ガイド部材、103はストッパブラケット、104はブラケット用の支持ピン、105はブラケット用の係止部材、106はストッパ、107は永久磁石、108はストッパ用のバネ性部材、109はベルトガイド部材、110はプーリー、111はプーリー用の支持ピン、112はベルト、113はストッパ駆動レバー、CCは所定形状の電子部品である。
【0004】
電子部品CCは、四角柱形状や円柱形状を有するチップ抵抗器やチップコンデンサやチップインダクタ等のチップ部品、或いは同形状を有するLCフィルターやネットワーク等の複合部品、或いは同形状を有する前記以外の電子部品から成る。
【0005】
部品ガイド部材102は、横断面矩形状のガイド溝102aを下面に有し、ガイド溝102aの前端に部品取出口102bを有している。ガイド溝102aはその下面開口をベルト112の表面によって塞がれ、これによって、電子部品CCを整列状態で搬送するための横断面四角形の搬送通路が構成されている。この部品ガイド部材102はその下面がベルトガイド部材109の上面に接するようにベース部材101、またはベース部材101及びベルトガイド部材109に固着されている。
【0006】
ストッパブラケット103は、横断面矩形状の凹部103aを下面中央に有し、貫通孔103bを凹部103aの上面に有し、係止部材105が係合可能な斜面103cを前端一側に有している。このストッパブラケット103は、斜面103cとは反対側の端部を支持ピン104を介して部品ガイド部材102に回転自在に取り付けられている。つまり、このストッパブラケット103は、支持ピン104を中心として縦方向に回転することができる。
【0007】
係止部材105は適宜屈曲整形された板バネから成り、下端部をベース部材101に固着されている。この係止部材105は、上端屈曲部をストッパブラケット103の斜面103cに係合することによって、ストッパブラケット103を水平状態で保持する。
【0008】
ストッパ106は所定厚の矩形板から成り、一端部をストッパブラケット103の凹部103aに挿入配置され、且つ、同端部上面に設けられたピン部106aをストッパブラケット103の貫通孔103bに回転自在に挿入されている。ピン部106aの貫通孔103bから上方に突出した部分には、抜け止め用のC形またはE形のリング106bが嵌着されている。つまり、このストッパ106はピン部106aを中心として横方向に回転することができる。
【0009】
永久磁石107は希土類永久磁石等から成り、N極とS極の一方の極が部品取出口102bに向くようにストッパ106に埋設されている。この永久磁石107の厚みはストッパ106の厚みと一致していて、N極とS極の一方の極はストッパ106の側面と面一状態にある。
【0010】
バネ性部材108は圧縮コイルバネから成り、ストッパブラケット103の凹部103aの内面とストッパ106の側面との間に介装されている。このバネ性部材108はストッパ106を図1において反時計回り方向に付勢している。
【0011】
ベルトガイド部材109は、横断面矩形状のガイド溝109aを上面に有しており、ガイド溝109a内にはベルト112が移動可能に配置されている。このベルトガイド部材109はその下面が部品ガイド部材102の下面に接するようにベース部材101に固着されている。
【0012】
プーリー110はその中心部を支持ピン111を介してベース部材101に回転自在に取り付けられている。このプーリー110はベルト112を所定方向に移動させるためのもので、図示省略の間欠駆動機構、例えばラチェット機構のホイールに連結されている。
【0013】
ベルト112はタイミングベルトまたは平ベルトから成り、前記のプーリー110と図示省略の後側プーリーに巻き付けられ、上側水平部分をベルトガイド部材109のガイド溝109aに収容され、その表面を部品ガイド部材102の下面に移動可能な状態で接している。
【0014】
ストッパ駆動レバー113はストッパ106を所定方向に移動させるためのもので、図示省略の間欠駆動機構、例えば前記のラチェット機構のホイールに連結されたカムによる前後運動を可能としている。
【0015】
図示を省略したが、前記のガイド溝102aの後端は部品通路を介して部品貯蔵室に接続されている。部品貯蔵室内には多数の電子部品CCがバルク状に貯蔵されていて、貯蔵部品CCは、部品通路の入口周囲に配された可動部材の上下運動や振動を利用して部品通路の入口に1個ずつ長さ向きで取り込まれる。部品通路に取り込まれた電子部品CCは部品通路内を自重移動してガイド溝102aの後端に横向き姿勢で送り込まれる。
【0016】
ガイド溝102a内に送り込まれた電子部品CCは、図1に破線で示す方向に間欠移動するベルト112によって前方に搬送され、やがて、先頭の電子部品CCがストッパ106に当接して停止し、後続の電子部品CCが先頭の電子部品CCの後ろに隙間なく連なる。ストッパ106に当接した先頭の電子部品CCは永久磁石107に吸着保持される。
【0017】
ベルト112が所定距離移動して停止すると、図3に実線矢印で示すように、ストッパ駆動レバー113が前方に所定距離移動し、このレバー移動によってストッパ106の端部側面が押されてストッパ106が図3において時計周り方向に所定角度回転する。そして、このストッパ回転によって永久磁石107に吸着保持されている先頭の電子部品CCがストッパ106と一緒に前方に移動し、先頭の電子部品CCが後続の電子部品CCから引き離される。
【0018】
このようにして分離された先頭の電子部品CCは図示省略の吸着ノズルによって外部に取り出される。先頭の電子部品CCが取り出されると、ストッパ駆動レバー113及びストッパ106が元の位置に復帰し、これとほぼ同時にベルト112が再び移動開始して次の先頭の電子部品CCがストッパ106に当接して停止し、後続の電子部品CCが先頭の電子部品CCの後ろに隙間なく連なる。以後は前記と同様の動作が繰り返される。
【0019】
供給対象となる電子部品CCを別の種類のものに交換するときには、前記部品貯蔵室の蓋を開けてから装置を逆さにするか、或いは装置を逆さにしてから蓋を開けて貯蔵室内の残留部品CCを外部に排出して回収する。これと共に、図4に示すように、ストッパブラケット103の前端部を指先等で持ち上げて斜面103cと係止部材105との係合を解き、ストッパブラケット103を支持ピン104を中心として上方に回転させてストッパ106を定常位置から退かせてから、ガイド溝102aの前端が下を向くように装置を傾けてガイド溝102a内(搬送通路内)の残留部品CCを外部に排出して回収する。部品回収が終了した後は、ストッパブラケット103を逆方向に回転させて係止部材105に係合させ、部品貯蔵室内に新たな電子部品CCを補充する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
前述の部品供給装置では、ストッパブラケット103を支持ピン104を中心として縦方向に回転できるような構成を採用しているため、前記の部品排出作業後にストッパブラケット103を元の位置に戻し忘れると、つまり、ストッパブラケット103を図4に示す倒立状態のまま放置したり、ストッパブラケット103を係止部材105の手前位置まで回転させたところで放置してしまうと、この後に吸着ノズルによる部品取り出しが実施されたときに、吸着ノズルがストッパブラケット103やストッパ106に接触して双方に損傷を生じる恐れがある。
【0021】
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、供給部品の交換に際して搬送通路内の残留部品の排出を良好に行うことができ、しかも、部品排出作業後に生じ得る不具合を解消できる部品供給装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、所定形状の電子部品を整列状態で搬送するための搬送通路と、搬送部品のうちの先頭の電子部品を所定の取出位置で停止させるために搬送通路の前側に配置されたストッパとを備えた部品供給装置において、定常位置にあるストッパを同位置に位置決めするための位置決め手段と、ストッパを定常位置から位置決め手段による位置規制が解除された上方位置までの間で移動可能とするための移動手段と、ストッパが定常位置に止まるように付勢するための付勢手段とを備える、ことを主たる特徴としている。
【0023】
この部品供給装置にあっては、定常位置にあるストッパは付勢力を受けつつ同位置に位置決めされ止まっている。付勢力に抗してストッパを上方に持ち上げると、ストッパは定常位置から上方に移動して位置規制を解かれる。この状態で搬送通路の前端が下を向くように装置を傾ければ搬送通路内の残留部品を外部に排出することができる。ストッパの持ち上げを止めれば、ストッパを付勢力を利用して定常位置に戻すことができる。
【0024】
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図5〜図9は本発明の一実施形態を示すもので、図中の符号1はベース部材、2は部品ガイド部材、3はストッパブラケット、4はストッパ、5は永久磁石、6はストッパ用のバネ性部材、7はベルトガイド部材、8はブラケット支持部材、9はブラケット用のバネ性部材、10はプーリー、11はプーリー用の支持ピン、12はベルト、13はストッパ駆動レバー、CCは所定形状の電子部品である。
【0026】
電子部品CCは、四角柱形状や円柱形状を有するチップ抵抗器やチップコンデンサやチップインダクタ等のチップ部品、或いは同形状を有するLCフィルターやネットワーク等の複合部品、或いは同形状を有する前記以外の電子部品から成る。
【0027】
部品ガイド部材2は、横断面矩形状のガイド溝2aを下面に有し、ガイド溝2aの前端に部品取出口2bを有している。ガイド溝2aはその下面開口をベルト12の表面によって塞がれ、これによって、電子部品CCを整列状態で搬送するための横断面四角形の搬送通路が構成されている。この部品ガイド部材2はその下面がベルトガイド部材7の上面に接するようにベース部材1またはベース部材1及びベルトガイド部材7に固着されている。
【0028】
ストッパブラケット3は、ガイドロッド3aを前端部中央に有し、その後側に位置決め孔3bを有している。また、ストッパブラケット3は、横断面矩形状の凹部3cを後端部下面に有し、貫通孔3dを凹部3cの上面に有している。このストッパブラケット3は、ガイドロッド3aを後述するガイド孔8aに上下移動自在に且つ回転自在に挿入されている。ガイドロッド3aはその下端にカラー3a1を有しており、ガイドロッド3aがストッパブラケット3と別部品にて構成する場合にはカラー3a1はガイドロッド3aと一体に形成され、ガイドロッド3aがストッパブラケット3と一体に構成する場合にはカラー3a1はガイドロッド3aと別部品にて形成される。また、ストッパブラケット3のガイドロッド3a側の2つの角部には、後述する位置決め突起8bとの干渉を避けるための切り欠き3eが形成されている。
【0029】
ストッパ4は所定厚の矩形板から成り、ストッパブラケット3の凹部3cに挿入配置され、且つ、一端部上面に設けられたピン部4aをストッパブラケット3の貫通孔3dに回転自在に挿入されている。ピン部4aの貫通孔3dから上方に突出した部分には、抜け止め用のC形またはE形のリング4bが嵌着されている。つまり、このストッパ4はピン部4aを中心として横方向に回転することができる。
【0030】
永久磁石5は希土類永久磁石等から成り、N極とS極の一方の極が部品取出口2bに向くようにストッパ4に埋設されている。この永久磁石5の厚みはストッパ4の厚みと一致していて、N極とS極の一方の極はストッパ4の側面と面一状態にある。
【0031】
バネ性部材6は圧縮コイルバネから成り、ストッパブラケット3の凹部3cの内面とストッパ4の側面との間に介装されている。このバネ性部材6はストッパ4を図5において反時計回り方向に付勢している。
【0032】
ベルトガイド部材7は、横断面矩形状のガイド溝7aを上面に有しており、ガイド溝7a内にはベルト12が移動可能に配置されている。このベルトガイド部材7はその下面が部品ガイド部材2の下面に接するようにベース部材1に固着されている。
【0033】
ブラケット支持部材8は、上下に貫通形成されたガイド孔8aを有し、その後側に前記位置決め孔3bに嵌入可能な位置決め突起8bを有している。このブラケット支持部材8は、プーリー10の前側に位置するようにベース部材1に固着されている。
【0034】
バネ性部材9は圧縮コイルバネから成り、ガイドロッド3aのカラー3a1とブラケット支持部材8との間に介装されている。このバネ性部材9はストッパブラケット3を下方に付勢している。
【0035】
プーリー10はその中心部を支持ピン11を介してベース部材1に回転自在に取り付けられている。このプーリー10はベルト12を所定方向に移動させるためのもので、図示省略の間欠駆動機構、例えばラチェット機構のホイールに連結されている。
【0036】
ベルト12はタイミングベルトまたは平ベルトから成り、前記のプーリー10と図示省略の後側プーリーに巻き付けられ、上側水平部分をベルトガイド部材79のガイド溝7aに収容され、その表面を部品ガイド部材部材2の下面に移動可能な状態で接している。
【0037】
ストッパ駆動レバー13はストッパ4を所定方向に移動させるためのもので、図示省略の間欠駆動機構、例えば前記のラチェット機構のホイールに連結されたカムによる前後運動を可能としている。ちなみに、図示構造では、ストッパ駆動レバー13がストッパ4の端部側面を押圧した状態を待機状態としている。
【0038】
前記のストッパブラケット3は、位置決め孔3bをブラケット支持部材8の位置決め突起8bに嵌合していて、ガイドロッド3aのカラー3a1とブラケット支持部材8との間に介装されたバネ性部材9により下方に付勢されてその下面をブラケット支持部材8の上面に圧接している。つまり、ストッパブラケット3に設けられているストッパ4は定常位置に止まっている。
【0039】
図示を省略したが、前記のガイド溝2aの後端は部品通路を介して部品貯蔵室に接続されている。部品貯蔵室内には多数の電子部品CCがバルク状に貯蔵されていて、貯蔵部品CCは、部品通路の入口周囲に配された可動部材の上下運動や振動を利用して部品通路の入口に1個ずつ長さ向きで取り込まれる。部品通路に取り込まれた電子部品CCは部品通路内を自重移動してガイド溝2aの後端に横向き姿勢で送り込まれる。
【0040】
ガイド溝2a内に送り込まれた電子部品CCは、図5に破線で示す方向に間欠移動するベルト12によって前方に搬送され、やがて、先頭の電子部品CCがストッパ4に当接して停止し、後続の電子部品CCが先頭の電子部品CCの後ろに隙間なく連なる。ストッパ4に当接した先頭の電子部品CCは永久磁石5に吸着保持される。
【0041】
ベルト12が所定距離移動して停止すると、図7に実線矢印で示すように、ストッパ駆動レバー13が後方に所定距離移動し、このレバー移動によってストッパ4の端部側面への押圧が解かれ、ストッパ4がバネ性部材6の付勢力によって図7において反時計周り方向に所定角度回転する。そして、このストッパ回転によって永久磁石5に吸着保持されている先頭の電子部品CCがストッパ4と一緒に前方に移動し、先頭の電子部品CCが後続の電子部品CCから引き離される。
【0042】
このようにして分離された先頭の電子部品CCは図示省略の吸着ノズルによって外部に取り出される。先頭の電子部品CCが取り出されると、ストッパ駆動レバー13及びストッパ4が元の位置に復帰し、これとほぼ同時にベルト12が再び移動開始して次の先頭の電子部品CCがストッパ4に当接して停止し、後続の電子部品CCが先頭の電子部品CCの後ろに隙間なく連なる。以後は前記と同様の動作が繰り返される。
【0043】
供給対象となる電子部品CCを別の種類のものに交換するときには、前記部品貯蔵室の蓋を開けてから装置を逆さにするか、或いは装置を逆さにしてから蓋を開けて貯蔵室内の残留部品CCを外部に排出して回収する。
【0044】
これと共に、図8に示すように、指先等によりガイドロッド3aの下端を押し上げて、バネ性部材9の付勢力に抗してストッパブラケット3及びこれに取り付けられているストッパ4を定常位置から上方に平行移動させ、位置決め孔3bをブラケット支持部材8の位置決め突起8bから抜き出して位置規制を解除する。そして、図9に示すように、上昇させたストッパブラケット3を時計回り方向、または反時計周り方向に回転させ、同状態のままガイド溝102aの前端が下を向くように装置を傾けてガイド溝102a内(搬送通路内)の残留部品CCを外部に排出して回収する。
【0045】
勿論、ストッパブラケット3を横方向に回転させた後にガイドロッド3aの押し上げを止めてから前記の部品排出を行うようにしてもよい。ガイドロッド3aの押し上げを止めるとストッパブラケット3はバネ性部材9の付勢力によって下降するが、ストッパブラケット3には切り欠き3eが形成されているので、ストッパブラケット3の回転角度が90度程度であっても、切り欠き3eによってストッパブラケット3が位置決め突起8bにぶつかることを回避できる。
【0046】
部品回収が終了した後は、ガイドロッド3aを押し上げた状態でストッパブラケット103を回転前の位置に戻してから、ガイドロッド3aの押し上げを止めてストッパブラケット103を下降させ、位置決め孔3bをブラケット支持部材8の位置決め突起8bに嵌合させてストッパブラケット3及びストッパ4を定常位置に戻す。そして、部品貯蔵室内に新たな電子部品CCを補充する。
【0047】
このように前述の部品供給装置によれば、指先等によりガイドロッド3aの下端を押し上げて、バネ性部材9の付勢力に抗してストッパブラケット3及びこれに取り付けられてるストッパ4を定常位置から上方に平行移動させてから、上昇させたストッパブラケット3を横方向に回転させ、同状態のままガイド溝102aの前端が下を向くように装置を傾けることにより、ガイド溝102a内(搬送通路内)の残留部品CCを外部に排出することができ、これにより供給部品の交換に際する搬送通路内の残留部品の排出を良好に行うことができる。
【0048】
また、ストッパブラケット103を回転前の位置に戻してからガイドロッド3aの押し上げを止めれば、バネ性部材9の付勢力を利用してストッパブラケット103を下降させてその位置決め孔3bをブラケット支持部材8の位置決め突起8bに嵌合させてストッパブラケット3及びストッパ4を定常位置に戻すことができるので、前記の部品排出作業後におけるストッパブラケット3及びストッパ4の復帰を簡単に行うことができる。
【0049】
さらに、ガイドロッド3aを押し上げてからストッパブラケット3を横方向に回転させた状態で前記の部品排出作業を行うので、換言すれば、横方向に回転されたストッパブラケット3が目につきやすいことから、前記の部品排出作業後にストッパブラケット3及びストッパ4を元の位置に戻し忘れる頻度を格段減少することができる。
【0050】
万が一、部品排出作業後にストッパブラケット3及びストッパ4を元の位置に戻し忘れた場合でも、バネ性部材9の付勢力によってストッパブラケット3を上昇位置から自動的に下降させることができるので、この後に吸着ノズルによる部品取り出しが実施されたとしても、吸着ノズルがストッパブラケット3やストッパ4に接触して双方に損傷を生じることはない。
【0051】
尚、前述の部品供給装置では、ストッパブラケット3の位置決め孔3bとブラケット支持部材8の位置決め突起8bによってストッパ4を定常位置に位置決めするための位置決め手段を構成したものを例示したが、位置決め孔3bと位置決め突起8bのそれぞれの数を2以上として、2以上の位置決め孔3b及び位置決め突起8bの相互嵌合によって位置決めを行うようにしてもよい。また、位置決め突起8bは図示のような半球状頭部を有する突起に限らず、先鋭または円錐台形状の頭部を有する突起であってもよく、一方、位置決め孔3bは非貫通の穴であってもよい。さらに、位置決め突起をストッパブラケット3側に設けて位置決め孔をブラケット支持部材8側に設けるようにしてもよい。
【0052】
また、前述の部品供給装置では、ガイドロッド3aのカラー3a1とブラケット支持部材8との間に介装されたバネ性部材9によってストッパ4が定常位置に止まるようにストッパブラケット3(ストッパ4)を付勢するものものを例示したが、これの代わりに図10に示すような構造を採用してもよい。図10に示した構造は、ブラケット支持部材8の上面にロッド8cが突設され、このロッド8cが移動自在に挿入された孔3fがストッパブラケット3に形成されており、ストッパブラケット3は、ロッド8cの上端カラー8c1とストッパブラケット3との間に介装されたバネ性部材9によって下方に付勢され、ロッド8cに沿った上下移動を可能としている。ちなみに、前記のバネ性部材9は同様の機能を発揮し得るコイルバネ以外のもの、例えばゴム製の蛇腹筒やエアダンパー等で代替することも可能である。
【0053】
さらに、前述部品供給装置では、ストッパ駆動レバー13の後方移動によってストッパ4の端部側面への押圧を解くことにより、ストッパ4を図7において反時計周り方向に所定角度回転させて先頭の電子部品CCの分離を行うものを例示したが、図11及び図12に示すように、ストッパ駆動レバー13の前方移動によってストッパ4の端部側面を押すことにより、ストッパ4を図12において時計周り方向に所定角度回転させて先頭の電子部品CCの分離を行う従来装置と同様の構造を採用してもよい。
【0054】
さらにまた、前述の部品供給装置では、ガイド溝2aとその下面開口を塞ぐベルト12によって電子部品を整列状態で搬送するための搬送通路を構成したものを例示したが、ベルトを有しない搬送通路、例えば通路後方からエアを吹き込むか或いは通路前方からエアを吸い込むことにより電子部品の搬送を行う搬送通路を前記の搬送通路として用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、万が一、部品排出作業後にストッパを元の位置に戻し忘れた場合でも、ストッパを付勢力によって上昇位置から自動的に下降させることができるので、この後に吸着ノズルによる部品取り出しが実施されたとしても、吸着ノズルがストッパ等に接触して双方に損傷を生じることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の部品供給装置を示す上面図
【図2】図1に示した部品供給装置の一部破断の側面図
【図3】図1に示した部品供給装置における部品分離動作の説明図
【図4】図1に示した部品供給装置における部品排出作業の説明図
【図5】本発明に係る部品供給装置を示す上面図
【図6】図5に示した部品供給装置の一部破断の側面図
【図7】図5に示した部品供給装置における部品分離動作の説明図
【図8】図5に示した部品供給装置における部品排出作業の説明図
【図9】図5に示した部品供給装置における部品排出作業の説明図
【図10】図5に示した部品供給装置の変形形態を示す部分側面図
【図11】図5に示した部品供給装置の他の変形形態を示す上面図
【図12】図5に示した部品供給装置における部品分離動作の説明図
【符号の説明】
2a…ガイド溝、3…ストッパブラケット、3a…ガイドロッド、4…ストッパ、5…永久磁石、6…ストッパ用のバネ性部材、8…ブラケット支持部材、9…ブラケット用のバネ性部材、12…ベルト、CC…電子部品、8c…ガイドロッド。

Claims (4)

  1. 所定形状の電子部品を整列状態で搬送するための搬送通路と、搬送部品のうちの先頭の電子部品を所定の取出位置で停止させるために搬送通路の前側に配置されたストッパとを備えた部品供給装置において、
    定常位置にあるストッパを同位置に位置決めするための位置決め手段と、
    ストッパを定常位置から位置決め手段による位置規制が解除された上方位置までの間で移動可能とするための移動手段と、
    ストッパが定常位置に止まるように付勢するための付勢手段とを備え、
    移動手段は、ストッパを支持するストッパブラケットの上下移動を案内するガイドロッドを備え、
    ストッパは、位置決め手段による位置規制が解かれた状態においてガイドロッドを中心とした横方向の回転を可能としている、
    ことを特徴とする部品供給装置。
  2. 付勢手段は、ストッパブラケットをブラケット支持部材に向けて下方に付勢するバネ性部材から成る、
    ことを特徴とする請求項に記載の部品供給装置。
  3. 位置決め手段は、ストッパブラケットとブラケット支持部材の一方に設けられた凹部と他方に設けられた凸部とから構成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の部品供給装置。
  4. ストッパは先頭の電子部品を吸着保持するための永久磁石を備え、このストッパは部品停止位置と同位置から前側に離れた部品分離位置との間での往復変位ができるようにストッパブラケットに取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の部品供給装置。
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