JP3278385B2 - チップ部品供給装置 - Google Patents

チップ部品供給装置

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JP3278385B2
JP3278385B2 JP24145597A JP24145597A JP3278385B2 JP 3278385 B2 JP3278385 B2 JP 3278385B2 JP 24145597 A JP24145597 A JP 24145597A JP 24145597 A JP24145597 A JP 24145597A JP 3278385 B2 JP3278385 B2 JP 3278385B2
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浩二 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ部品を整列
状態で搬送し、その先頭のチップ部品を所定の取出位置
に供給するチップ部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図24(a)〜(c)にはこの種従来の
チップ部品供給装置とその供給動作を示してある。図中
の101は所定方向に間欠前進するベルト、102はベ
ルト101上に配置された部品ガイド、103は部品ガ
イド102の前方に配置された可動式の部品ストッパ、
104は吸着ノズル、Pは角柱形状のチップ部品であ
る。部品ガイド102の下面には、チップ部品Pの幅及
び高さよりも僅かに大きな幅及び深さを有する直線溝1
02aが形成されている。本装置では、直線溝102a
の下面開口をベルト101で塞ぐことによって、チップ
部品Pを整列状態で搬送する搬送通路FCが形成されて
いる。
【0003】チップ部品Pは、図24(a)に示すよう
に、直線溝102aによって案内されつつ、間欠前進す
るベルト101によって長手向きで一列に並んだ状態で
前方に搬送され、先頭のチップ部品Pが部品ストッパ1
03に当接したところで搬送部品が停止する。ベルト1
01の間欠前進量がチップ部品Pの長さよりも大きく設
定されているため、搬送部品が停止した後もベルト10
1のみが滑りを利用して余剰分だけ前進する。
【0004】1回分の間欠前進が終了してベルト101
が停止すると、図24(b)に示すように、部品ストッ
パ103が、チップ部品Pの長さよりも短い距離だけ前
方に移動して先頭のチップ部品Pから離れる。
【0005】部品ストッパ103が先頭のチップ部品P
から離れると、図24(c)に示すように、先頭のチッ
プ部品Pが吸着ノズル104によって取り出される。先
頭のチップ部品Pが取り出された後は、部品ストッパ1
03が元の位置に復帰し、ストッパ復帰後に再びベルト
101が間欠前進する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のチ
ップ部品供給装置には、近年における高速実装に追従で
きるように、部品1個当たりコンマ数秒、例えば0.1
秒またはそれ以下の供給速度が要求されている。
【0007】前述のようなチップ部品供給装置ではベル
ト101の間欠前進と部品ストッパ103の前方移動に
時間を要するため、前記の高速供給を実現するには、部
品停止タイミングと部品ストッパ103の移動開始タイ
ミングを極力近づけるか或いは一致させる必要がでてく
る。
【0008】しかし、このような動作タイミングを設定
すると、図25に示すように、整列状態にあるチップ部
品Pの幾つかがベルト前進時の慣性力によって前方に移
動し、この影響によって、先頭のチップ部品Pが部品ス
トッパ103の上に乗り上げてしまったり、先頭のチッ
プ部品Pが外部に飛び出てしまう不具合を生じてしま
う。
【0009】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、高速供給を的確に実現で
きるチップ部品供給装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、チップ部品を整列状態で搬送する搬送通
路と、整列搬送されるチップ部品を停止させ、且つ部品
停止後に部品停止位置とは異なる位置に変位する部品ス
トッパとを備え、部品ストッパが部品停止位置とは異な
る位置に変位した後に停止状態にある先頭のチップ部品
を取り出すようにしたチップ部品供給装置において、部
品ストッパが部品停止位置とは異なる位置に変位すると
きに、先頭のチップ部品を除く後続部品のうち2番目の
チップ部品を含む複数のチップ部品を同位置に保持する
後続部品保持手段を備えた、ことをその主たる特徴とし
ている。
【0011】このチップ部品供給装置では、部品ストッ
パが部品停止位置とは異なる位置に変位するときに、後
続部品保持手段によって、先頭のチップ部品を除く後続
部品のうち2番目のチップ部品を含む複数のチップ部品
を同位置に保持することができる。依って、部品停止直
後またはこれと同時に部品ストッパを部品停止位置とは
異なる位置に変位させても、搬送時の慣性力によってチ
ップ部品が移動するようなことがなく、先頭のチップ部
品を適正状態で取り出すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]図1乃至図5は本発明の第1実施形態
を示すもので、図中のPはチップ部品、1はベルト、2
は部品ガイド、3は部品ストッパ、4は永久磁石、5は
押圧具、6はコイルバネ、7は吸着ノズルである。
【0013】チップ部品Pは、角柱形状を成すチップ抵
抗器やチップコンデンサやチップインダクタや複合部品
等で、面積の最も広い面の一方をベルト1の表面に接し
ている。
【0014】ベルト1は、合成ゴム製の平ベルトまたは
タイミングベルト等から成り、ラチェット機構等の間欠
駆動機構(図示省略)による間欠前進を可能としてい
る。このベルト1の表面は、部品ガイド2の下面に摺動
可能に接している。ちなみに、ベルト1の1回の間欠前
進量はチップ部品Pの長さ寸法よりも僅かに大きく設定
されている。
【0015】部品ガイド2は、チップ部品Pの幅及び高
さよりも僅かに大きな幅及び深さを有する直線溝2aを
下面に有している。本装置では、直線溝2aの下面開口
をベルト1で塞ぐことによって、チップ部品Pを整列状
態で搬送する搬送通路FCが形成されている。また、部
品ガイド2には、押圧具用の摺動孔2bが、停止状態に
ある2番目のチップ部品Pと4番目のチップ部品Pの真
上位置それぞれに貫通形成されている。
【0016】部品ストッパ3は、チップ部品Pの高さよ
りも僅かに大きな厚み或いは同等の厚みを有する矩形板
から成り、駆動機構(図示省略)による平行移動または
回転移動に基づく前後変位を可能としている。この部品
ストッパ3は部品停止位置と部品取出位置との間で往復
動するものであって、その前後変位量はチップ部品Pの
長さよりも短い。
【0017】永久磁石4は、直方体形状を成す希土類永
久磁石やフェライト永久磁石等から成り、部品ストッパ
3における先頭のチップ部品Pと向き合う位置に、段差
なく埋め込まれている。この永久磁石4はN極面とS極
面の一方が露出しており、先頭のチップ部品Pは該露出
面と当接して吸着される。
【0018】押圧具5は、段付きの円柱部材から成り、
部品ガイド2の各摺動孔2b内に上下動可能に配置され
ている。また、各押圧具5の上端鍔5aと部品ガイド2
の上面との間にはコイルバネ6が介装されており、各押
圧具5はコイルバネ6によって上方に付勢され、直線溝
2aの上面よりも引っ込んでいる。
【0019】ここで、前述のチップ部品供給装置の動作
を説明する。チップ部品Pは、図1(a)(b)に示す
ように、直線溝2aによって案内されつつ、間欠前進す
るベルト1によって長手向きで一列に並んだ状態で前方
に搬送され、先頭のチップ部品Pが部品ストッパ3に当
接したところで搬送部品が停止する。ベルト1の間欠前
進量がチップ部品Pの長さよりも大きく設定されている
ため、搬送部品が停止した後もベルト1のみが滑りを利
用して余剰分だけ前進する。
【0020】部品ストッパ3によって搬送部品が停止し
た直後または停止すると同時に、図2に示すように、図
示省略の駆動機構によって2つの押圧具5それぞれがコ
イルバネ6の付勢力に抗して下方に押し込まれ、各押圧
具5の下端によって2番目と4番目のチップ部品Pが個
別に押圧される。これにより、2番目と4番目の2つの
チップ部品Pが、搬送通路FCの一面を構成するベルト
1の表面に押し付けられて同位置に保持される。
【0021】これと同時に、図3に示すように、部品停
止位置にあった部品ストッパ3が、チップ部品Pの長さ
よりも短い距離だけ前方に移動して部品取出位置に変位
する。部品ストッパ3に当接していた先頭のチップ部品
Pは永久磁石4の磁力によって該部品ストッパ3に吸着
されているため、先頭のチップ部品Pは部品ストッパ3
と一緒に前方変位し、これにより、先頭のチップ部品P
と2番目のチップ部品Pとの間に強制的に隙間が形成さ
れる。
【0022】部品ストッパ3が先頭のチップ部品Pと一
緒に前方変位した後は、図4に示すように、先頭のチッ
プ部品Pが吸着ノズル7によって取り出される。チップ
部品Pを永久磁石4の吸着面と平行な移動させることは
容易であるため、前記の部品取り出しは抵抗なくスムー
ズに行うことができる。
【0023】先頭のチップ部品Pが取り出された後は、
図5に示すように、2つの押圧具5に対する押し込みが
解除されて各押圧具5がコイルバネ6の付勢力によって
元の位置に復帰すると同時に、部品ストッパ3が元の位
置に復帰する。
【0024】この後は、図1(a)(b)に示すように
再びベルト1が間欠前進し、前記同様の手順で先頭のチ
ップ部品Pが順次取り出される。
【0025】このように、第1実施形態のチップ部品供
給装置によれば、部品ストッパ3が部品停止位置から前
方に変位するときに、先頭のチップ部品Pを除く後続部
品のうち、2番目と4番目の2つのチップ部品Pを2つ
の押圧具5を利用して同位置に保持するようにしている
ので、高速供給を実現するために部品停止タイミングと
部品ストッパ3の移動開始タイミングを極力近づけるか
或いは一致させた場合でも、換言すれば、部品停止直後
またはこれと同時に部品ストッパ3を前方変位させて
も、整列状態にあるチップ部品Pがベルト前進時の慣性
力によって前方に移動することを抑止して、チップ部品
Pの姿勢が乱れることを確実に防止することができ、高
速実装に追従できるようなチップ部品Pの高速供給が的
確に実現できる。
【0026】また、部品ストッパ3が部品停止位置から
前方に変位するときには、部品ストッパ3に当接してい
た先頭のチップ部品Pを永久磁石4の磁力によって該部
品ストッパ3に吸着したまま、先頭のチップ部品Pを部
品ストッパ3と一緒に前方変位させて、先頭のチップ部
品Pと2番目のチップ部品Pとの間に強制的に隙間を形
成しているので、チップ部品相互が湿気や製造段階で用
いられた処理液等の影響でくっついていたり、チップ部
品相互に表面凹凸による引っかかりがあるような場合で
もこれらを簡単に解消することができ、先頭のチップ部
品Pを取り出すときに後続のチップ部品Pが引きつられ
て飛び出してしまうことをも確実に防止して、先頭のチ
ップ部品Pの取り出しを良好且つ安定に行うことができ
る。
【0027】尚、前記第1実施形態では、2番目と4番
目のチップ部品Pを、搬送通路FCの一面を構成するベ
ルト1の表面に押圧具5を利用して押し付けるようにし
たが、搬送通路FCの他の面(直線溝2aの上面または
側面)に同チップ部品を押し付けてその保持を行うよう
にしてもよい。
【0028】また、後続部品のうち2番目と4番目のチ
ップ部品を同位置に保持するようにしたが、2番目のチ
ップ部品Pを含めば4番目以外のチップ部品を保持する
ようにしてもよく、押圧具を増設して3個以上のチップ
部品を個別に保持するようにしてもよい。
【0029】[第2実施形態]図6乃至図10は本発明
の第2実施形態を示すもので、図中のPはチップ部品、
11はベルト、12は部品ガイド、13は部品ストッ
パ、14は永久磁石、15は押圧具、16はコイルバ
ネ、17は吸着ノズルである。
【0030】尚、チップ部品P,ベルト11,部品スト
ッパ13,永久磁石14及び吸着ノズル17の構成は第
1実施形態と同じであるためここでの説明を省略する。
【0031】部品ガイド12は、チップ部品Pの幅及び
高さよりも僅かに大きな幅及び深さを有する直線溝12
aを下面に有している。本装置では、直線溝12aの下
面開口をベルト11で塞ぐことによって、チップ部品P
を整列状態で搬送する搬送通路FCが形成されている。
また、部品ガイド12には、押圧具15の円柱部が摺動
自在に挿通される摺動孔12bが、停止状態にある3番
目のチップ部品Pの真上位置に貫通形成されている。さ
らに、直線溝12aの上面前部には、押圧具15の長方
形部を受容するガイド溝12cが直線溝12aに沿って
形成されている。
【0032】押圧具15は、長方形部の中央に円柱部を
組み付けたような形状を有しており、円柱部を摺動孔1
2b内に配置され、且つ長方形部をガイド溝12c内に
上下動可能に配置されている。長方形部はチップ部品P
の幅よりも小さな幅と、チップ部品3個分の長さよりも
僅かに短い長さを有している。また、押圧具15の上端
鍔15aと部品ガイド12の上面との間にはコイルバネ
16が介装されており、押圧具15はコイルバネ16に
よって上方に付勢され、図示例のものでは、長方形部の
下面が直線溝12aの上面と面一の状態となっている。
【0033】ここで、前述のチップ部品供給装置の動作
を説明する。チップ部品Pは、図6(a)(b)に示す
ように、直線溝12aによって案内されつつ、間欠前進
するベルト11によって長手向きで一列に並んだ状態で
前方に搬送され、先頭のチップ部品Pが部品ストッパ1
3に当接したところで搬送部品が停止する。ベルト11
の間欠前進量がチップ部品Pの長さよりも大きく設定さ
れているため、搬送部品が停止した後もベルト11のみ
が滑りを利用して余剰分だけ前進する。
【0034】部品ストッパ13によって搬送部品が停止
した直後または停止すると同時に、図7に示すように、
図示省略の駆動機構によって押圧具15がコイルバネ1
6の付勢力に抗して下方に押し込まれ、該押圧具15の
下面によって2番目と3番目と4番目の3つのチップ部
品Pが同時に押圧される。これにより、2番目と3番目
と4番目の3つのチップ部品Pが、搬送通路FCの一面
を構成するベルト11の表面に押し付けられて同位置に
保持される。
【0035】これと同時に、図8に示すように、部品停
止位置にあった部品ストッパ13が、チップ部品Pの長
さよりも短い距離だけ前方に移動して部品取出位置に変
位する。部品ストッパ13に当接していた先頭のチップ
部品Pは永久磁石14の磁力によって該部品ストッパ1
3に吸着されているため、先頭のチップ部品Pは部品ス
トッパ13と一緒に前方変位し、これにより、先頭のチ
ップ部品Pと2番目のチップ部品Pとの間に強制的に隙
間が形成される。
【0036】部品ストッパ13が先頭のチップ部品Pと
一緒に前方変位した後は、図9に示すように、先頭のチ
ップ部品Pが吸着ノズル17によって取り出される。チ
ップ部品Pを永久磁石14の吸着面と平行な移動させる
ことは容易であるため、前記の部品取り出しは抵抗なく
スムーズに行うことができる。
【0037】先頭のチップ部品Pが取り出された後は、
図10に示すように、押圧具15に対する押し込みが解
除されて該押圧具15がコイルバネ16の付勢力によっ
て元の位置に復帰すると同時に、部品ストッパ13が元
の位置に復帰する。
【0038】この後は、図6(a)(b)に示すように
再びベルト11が間欠前進し、前記同様の手順で先頭の
チップ部品Pが順次取り出される。
【0039】このように、第2実施形態のチップ部品供
給装置によれば、部品ストッパ13が部品停止位置から
前方に変位するときに、先頭のチップ部品Pを除く後続
部品のうち、2番目と3番目と4番目の3つのチップ部
品Pを1つの押圧具15を利用して同位置に保持するよ
うにしているので、高速供給を実現するために部品停止
タイミングと部品ストッパ13の移動開始タイミングを
極力近づけるか或いは一致させた場合でも、換言すれ
ば、部品停止直後またはこれと同時に部品ストッパ13
を前方変位させても、整列状態にあるチップ部品Pがベ
ルト前進時の慣性力によって前方に移動することを抑止
して、チップ部品Pの姿勢が乱れることを確実に防止す
ることができ、高速実装に追従できるようなチップ部品
Pの高速供給が的確に実現できる。
【0040】また、部品ストッパ13が部品停止位置か
ら前方に変位するときには、部品ストッパ13に当接し
ていた先頭のチップ部品Pを永久磁石14の磁力によっ
て該部品ストッパ13に吸着したまま、先頭のチップ部
品Pを部品ストッパ13と一緒に前方変位させて、先頭
のチップ部品Pと2番目のチップ部品Pとの間に強制的
に隙間を形成しているので、チップ部品相互が湿気や製
造段階で用いられた処理液等の影響でくっついていた
り、チップ部品相互に表面凹凸による引っかかりがある
ような場合でもこれらを簡単に解消することができ、先
頭のチップ部品Pを取り出すときに後続のチップ部品P
が引きつられて飛び出してしまうことをも確実に防止し
て、先頭のチップ部品Pの取り出しを良好且つ安定に行
うことができる。
【0041】尚、前記第2実施形態では、2番目と3番
目と4番目のチップ部品Pを、搬送通路FCの一面を構
成するベルト11の表面に押圧具15を利用して押し付
けるようにしたが、搬送通路FCの他の面(直線溝12
aの上面または側面)に同チップ部品を押し付けてその
保持を行うようにしてもよい。
【0042】また、後続部品のうち2番目と3番目と4
番目のチップ部品を同位置に保持するようにしたが、2
番目のチップ部品Pを含めば2個または4個以上のチッ
プ部品を同時に保持するようにしてもよい。
【0043】[第3実施形態]図11乃至図15は本発
明の第3実施形態を示すもので、図中のPはチップ部
品、21はベルト、22は部品ガイド、23は部品スト
ッパ、24は永久磁石、25は吸引管、26はチュー
ブ、27は吸着ノズルである。
【0044】チップ部品P,ベルト21,部品ストッパ
23,永久磁石24及び吸引ノズル27の構成は第1実
施形態と同じであるためここでの説明を省略する。
【0045】部品ガイド22は、チップ部品Pの幅及び
高さよりも僅かに大きな幅及び深さを有する直線溝22
aを下面に有している。本装置では、直線溝22aの下
面開口をベルト21で塞ぐことによって、チップ部品P
を整列状態で搬送する搬送通路FCが形成されている。
また、部品ガイド22には、吸引孔22bが、停止状態
にある2番目のチップ部品Pと4番目のチップ部品Pの
真上位置それぞれに貫通形成されている。
【0046】前記各吸引孔22bには吸引管25がそれ
ぞれ嵌着されており、各吸引管25には、真空ポンプ等
の吸引源(図示省略)に通じるチューブ26がそれぞれ
接続されている。
【0047】ここで、前述のチップ部品供給装置の動作
を説明する。チップ部品Pは、図11(a)(b)に示
すように、直線溝22aによって案内されつつ、間欠前
進するベルト21によって長手向きで一列に並んだ状態
で前方に搬送され、先頭のチップ部品Pが部品ストッパ
23に当接したところで搬送部品が停止する。ベルト2
1の間欠前進量がチップ部品Pの長さよりも大きく設定
されているため、搬送部品が停止した後もベルト21の
みが滑りを利用して余剰分だけ前進する。
【0048】部品ストッパ23によって搬送部品が停止
した直後または停止すると同時に、図12に示すよう
に、図示省略の吸引源の作動によって2つの吸引孔22
bそれぞれにエア吸い込みによる負圧が作用し、この負
圧作用によって、2番目と4番目のチップ部品Pが個別
に吸い上げられる。これにより、2番目と4番目の2つ
のチップ部品Pが、搬送通路FCの一面を構成する直線
溝22aの上面に吸着されて同位置に保持される。
【0049】これと同時に、図13に示すように、部品
停止位置にあった部品ストッパ23が、チップ部品Pの
長さよりも短い距離だけ前方に移動して部品取出位置に
変位する。部品ストッパ23に当接していた先頭のチッ
プ部品Pは永久磁石24の磁力によって該部品ストッパ
23に吸着されているため、先頭のチップ部品Pは部品
ストッパ23と一緒に前方変位し、これにより、先頭の
チップ部品Pと2番目のチップ部品Pとの間に強制的に
隙間が形成される。
【0050】部品ストッパ23が先頭のチップ部品Pと
一緒に前方変位した後は、図14に示すように、先頭の
チップ部品Pが吸着ノズル27によって取り出される。
チップ部品Pを永久磁石24の吸着面と平行な移動させ
ることは容易であるため、前記の部品取り出しは抵抗な
くスムーズに行うことができる。
【0051】先頭のチップ部品Pが取り出された後は、
図15に示すように、2つの吸引孔22bに対する負圧
作用が解除されると同時に、部品ストッパ23が元の位
置に復帰する。
【0052】この後は、図11(a)(b)に示すよう
に再びベルト21が間欠前進し、前記同様の手順で先頭
のチップ部品Pが順次取り出される。
【0053】このように、第3実施形態のチップ部品供
給装置によれば、部品ストッパ23が部品停止位置から
前方に変位するときに、先頭のチップ部品Pを除く後続
部品のうち、2番目と4番目の2つのチップ部品Pを2
つの吸引孔22bを利用して同位置に保持するようにし
ているので、高速供給を実現するために部品停止タイミ
ングと部品ストッパ23の移動開始タイミングを極力近
づけるか或いは一致させた場合でも、換言すれば、部品
停止直後またはこれと同時に部品ストッパ23を前方変
位させても、整列状態にあるチップ部品Pがベルト前進
時の慣性力によって前方に移動することを抑止して、チ
ップ部品Pの姿勢が乱れることを確実に防止することが
でき、高速実装に追従できるようなチップ部品Pの高速
供給が的確に実現できる。
【0054】また、部品ストッパ23が部品停止位置か
ら前方に変位するときには、部品ストッパ23に当接し
ていた先頭のチップ部品Pを永久磁石24の磁力によっ
て該部品ストッパ23に吸着したまま、先頭のチップ部
品Pを部品ストッパ23と一緒に前方変位させて、先頭
のチップ部品Pと2番目のチップ部品Pとの間に強制的
に隙間を形成しているので、チップ部品相互が湿気や製
造段階で用いられた処理液等の影響でくっついていた
り、チップ部品相互に表面凹凸による引っかかりがある
ような場合でもこれらを簡単に解消することができ、先
頭のチップ部品Pを取り出すときに後続のチップ部品P
が引きつられて飛び出してしまうことをも確実に防止し
て、先頭のチップ部品Pの取り出しを良好且つ安定に行
うことができる。
【0055】尚、前記第3実施形態では、2番目と4番
目のチップ部品Pを、搬送通路FCの一面を構成する直
線溝22aの上面に負圧作用を利用して吸着するように
したが、搬送通路FCの他の面(ベルト21の表面また
は直線溝22aの側面)に同チップ部品を吸着してその
保持を行うようにしてもよい。ちなみに、ベルト21の
表面にチップ部品Pを吸着する場合には、ベルトとして
通気性を有するものを使用しその下側に吸引孔を配置す
るとよい。
【0056】また、後続部品のうち2番目と4番目のチ
ップ部品を同位置に保持するようにしたが、2番目のチ
ップ部品Pを含めば4番目以外のチップ部品を保持する
ようにしてもよく、吸引孔を増設して3個以上のチップ
部品を個別に保持するようにしてもよい。
【0057】さらに、チップ部品を負圧作用によって搬
送通路の内面に吸着するものを示したが、吸引孔をエア
吹出孔として用い、該エア吹出孔からチップ部品に向け
てエアを吹き付けたときの正圧作用によって搬送通路の
内面に押し付けるようにしても前記同様の部品保持を行
うことができる。
【0058】[第4実施形態]図16乃至図20は本発
明の第4実施形態を示すもので、図中のPはチップ部
品、31はベルト、32は部品ガイド、33は部品スト
ッパ、34は永久磁石、35は吸引管、36はチュー
ブ、37は吸着ノズルである。
【0059】チップ部品P,ベルト31,部品ストッパ
33,永久磁石34及び吸引ノズル37の構成は第1実
施形態と同じであるためここでの説明を省略する。
【0060】部品ガイド32は、チップ部品Pの幅及び
高さよりも僅かに大きな幅及び深さを有する直線溝32
aを下面に有している。本装置では、直線溝32aの下
面開口をベルト31で塞ぐことによって、チップ部品P
を整列状態で搬送する搬送通路FCが形成されている。
また、部品ガイド32には、吸引孔32bが、停止状態
にある3番目のチップ部品Pの真上位置に貫通形成され
ている。さらに、直線溝32aの上面前部には、チップ
部品Pの幅よりも小さな幅とチップ部品3個分の長さよ
りも僅かに短い長さを有する吸引溝32bが前記吸引孔
32bと連通して形成されている。
【0061】前記吸引孔32bには吸引管35が嵌着さ
れており、該吸引管35には、真空ポンプ等の吸引源
(図示省略)に通じるチューブ36が接続されている。
【0062】ここで、前述のチップ部品供給装置の動作
を説明する。チップ部品Pは、図16(a)(b)に示
すように、直線溝32aによって案内されつつ、間欠前
進するベルト31によって長手向きで一列に並んだ状態
で前方に搬送され、先頭のチップ部品Pが部品ストッパ
33に当接したところで搬送部品が停止する。ベルト3
1の間欠前進量がチップ部品Pの長さよりも大きく設定
されているため、搬送部品が停止した後もベルト31の
みが滑りを利用して余剰分だけ前進する。
【0063】部品ストッパ33によって搬送部品が停止
した直後または停止すると同時に、図17に示すよう
に、図示省略の吸引源の作動によって吸引溝32cにエ
ア吸い込みによる負圧が作用し、この負圧作用によっ
て、2番目と3番目と4番目のチップ部品Pが同時に吸
い上げられる。これにより、2番目と3番目と4番目の
3つのチップ部品Pが、搬送通路FCの一面を構成する
直線溝32aの上面に吸着されて同位置に保持される。
【0064】これと同時に、図18に示すように、部品
停止位置にあった部品ストッパ33が、チップ部品Pの
長さよりも短い距離だけ前方に移動して部品取出位置に
変位する。部品ストッパ33に当接していた先頭のチッ
プ部品Pは永久磁石34の磁力によって該部品ストッパ
33に吸着されているため、先頭のチップ部品Pは部品
ストッパ33と一緒に前方変位し、これにより、先頭の
チップ部品Pと2番目のチップ部品Pとの間に強制的に
隙間が形成される。
【0065】部品ストッパ33が先頭のチップ部品Pと
一緒に前方変位した後は、図19に示すように、先頭の
チップ部品Pが吸着ノズル37によって取り出される。
チップ部品Pを永久磁石34の吸着面と平行な移動させ
ることは容易であるため、前記の部品取り出しは抵抗な
くスムーズに行うことができる。
【0066】先頭のチップ部品Pが取り出された後は、
図20に示すように、吸引溝32cに対する負圧作用が
解除されると同時に、部品ストッパ33が元の位置に復
帰する。
【0067】この後は、図16(a)(b)に示すよう
に再びベルト31が間欠前進し、前記同様の手順で先頭
のチップ部品Pが順次取り出される。
【0068】このように、第4実施形態のチップ部品供
給装置によれば、部品ストッパ33が部品停止位置から
前方に変位するときに、先頭のチップ部品Pを除く後続
部品のうち、2番目と3番目と4番目の3つのチップ部
品Pを吸引溝32cを利用して同位置に保持するように
しているので、高速供給を実現するために部品停止タイ
ミングと部品ストッパ33の移動開始タイミングを極力
近づけるか或いは一致させた場合でも、換言すれば、部
品停止直後またはこれと同時に部品ストッパ33を前方
変位させても、整列状態にあるチップ部品Pがベルト前
進時の慣性力によって前方に移動することを抑止して、
チップ部品Pの姿勢が乱れることを確実に防止すること
ができ、高速実装に追従できるようなチップ部品Pの高
速供給が的確に実現できる。
【0069】また、部品ストッパ33が部品停止位置か
ら前方に変位するときには、部品ストッパ33に当接し
ていた先頭のチップ部品Pを永久磁石34の磁力によっ
て該部品ストッパ33に吸着したまま、先頭のチップ部
品Pを部品ストッパ33と一緒に前方変位させて、先頭
のチップ部品Pと2番目のチップ部品Pとの間に強制的
に隙間を形成しているので、チップ部品相互が湿気や製
造段階で用いられた処理液等の影響でくっついていた
り、チップ部品相互に表面凹凸による引っかかりがある
ような場合でもこれらを簡単に解消することができ、先
頭のチップ部品Pを取り出すときに後続のチップ部品P
が引きつられて飛び出してしまうことをも確実に防止し
て、先頭のチップ部品Pの取り出しを良好且つ安定に行
うことができる。
【0070】尚、前記第4実施形態では、2番目と3番
目と4番目のチップ部品Pを、搬送通路FCの一面を構
成する直線溝32aの上面に負圧作用を利用して吸着す
るようにしたが、搬送通路FCの他の面(ベルト31の
表面または直線溝32aの側面)に同チップ部品を吸着
してその保持を行うようにしてもよい。ちなみに、ベル
ト31の表面にチップ部品Pを吸着する場合には、ベル
トとして通気性を有するものを使用しその下側に吸引孔
を配置するとよい。
【0071】また、後続部品のうち2番目と3番目と4
番目のチップ部品を同位置に保持するようにしたが、2
番目のチップ部品Pを含めば2個または4個以上のチッ
プ部品を同時に保持するようにしてもよい。
【0072】さらに、チップ部品を負圧作用によって搬
送通路の内面に吸着するものを示したが、吸引孔をエア
吹出孔として用い、該エア吹出孔からチップ部品に向け
てエアを吹き付けたときの正圧作用によって搬送通路の
内面に押し付けるようにしても前記同様の部品保持を行
うことができる。
【0073】[第5実施形態]図21乃至図23は本発
明の第5実施形態を示すもので、図中のPはチップ部
品、41はベルト、42は部品ガイド、43は部品スト
ッパ、44は永久磁石、45はバネ片である。
【0074】尚、チップ部品P,ベルト41,部品スト
ッパ43及び永久磁石44の構成は第1実施形態と同じ
であるためここでの説明を省略する。
【0075】部品ガイド42は、チップ部品Pの幅及び
高さよりも僅かに大きな幅及び深さを有する直線溝42
aを下面に有している。本装置では、直線溝42aの下
面開口をベルト41で塞ぐことによって、チップ部品P
を整列状態で搬送する搬送通路FCが形成されている。
また、直線溝42aの上面前部には、バネ片45の一部
を受容する凹溝42bが直線溝12aに沿って形成され
ている。
【0076】バネ片45は、バネ鋼板を屈曲した形状を
有しており、その基部を、ネジ45aによって固定され
ている。固定状態におけるバネ片45とベルト41との
間隔はチップ部品Pの高さよりも僅かに小さい。このバ
ネ片45は、チップ部品Pの幅よりも小さな幅と、チッ
プ部品3個分の長さよりも僅かに短い長さを有してお
り、自由端をストッパ方向に向くように配置されてい
る。
【0077】ここで、前述のチップ部品供給装置の動作
を説明する。チップ部品Pは、図21に示すように、直
線溝42aによって案内されつつ、間欠前進するベルト
41によって長手向きで一列に並んだ状態で前方に搬送
され、先頭のチップ部品Pが部品ストッパ13に当接し
たところで搬送部品が停止する。ベルト41の間欠前進
量がチップ部品Pの長さよりも大きく設定されているた
め、搬送部品が停止した後もベルト41のみが滑りを利
用して余剰分だけ前進する。
【0078】同状態では、バネ片45の下側に入り込ん
だ2番目と3番目と4番目の3つのチップ部品Pが、そ
のバネ弾性によって同時に押圧される。これにより、2
番目と3番目と4番目の3つのチップ部品Pが、搬送通
路FCの一面を構成するベルト41の表面に押し付けら
れて同位置に保持される。
【0079】部品ストッパ43によって搬送部品が停止
した直後または停止すると同時に、図22に示すよう
に、部品停止位置にあった部品ストッパ43が、チップ
部品Pの長さよりも短い距離だけ前方に移動して部品取
出位置に変位する。部品ストッパ43に当接していた先
頭のチップ部品Pは永久磁石44の磁力によって該部品
ストッパ43に吸着されているため、先頭のチップ部品
Pは部品ストッパ43と一緒に前方変位し、これによ
り、先頭のチップ部品Pと2番目のチップ部品Pとの間
に強制的に隙間が形成される。
【0080】部品ストッパ43が先頭のチップ部品Pと
一緒に前方変位した後は、先頭のチップ部品Pが吸着ノ
ズル(図示省略)によって取り出される。チップ部品P
を永久磁石34の吸着面と平行な移動させることは容易
であるため、前記の部品取り出しは抵抗なくスムーズに
行うことができる。
【0081】先頭のチップ部品Pが取り出された後は、
図23に示すように、部品ストッパ13が元の位置に復
帰し、この後は、図21に示すように再びベルト41が
間欠前進し、前記同様の手順で先頭のチップ部品Pが順
次取り出される。
【0082】このように、第5実施形態のチップ部品供
給装置によれば、部品ストッパ43が部品停止位置から
前方に変位するときに、先頭のチップ部品Pを除く後続
部品のうち、2番目と3番目と4番目の3つのチップ部
品Pを1つのバネ片45を利用して同位置に保持するよ
うにしているので、高速供給を実現するために部品停止
タイミングと部品ストッパ43の移動開始タイミングを
極力近づけるか或いは一致させた場合でも、換言すれ
ば、部品停止直後またはこれと同時に部品ストッパ43
を前方変位させても、整列状態にあるチップ部品Pがベ
ルト前進時の慣性力によって前方に移動することを抑止
して、チップ部品Pの姿勢が乱れることを確実に防止す
ることができ、高速実装に追従できるようなチップ部品
Pの高速供給が的確に実現できる。
【0083】また、部品ストッパ43が部品停止位置か
ら前方に変位するときには、部品ストッパ43に当接し
ていた先頭のチップ部品Pを永久磁石44の磁力によっ
て該部品ストッパ43に吸着したまま、先頭のチップ部
品Pを部品ストッパ43と一緒に前方変位させて、先頭
のチップ部品Pと2番目のチップ部品Pとの間に強制的
に隙間を形成しているので、チップ部品相互が湿気や製
造段階で用いられた処理液等の影響でくっついていた
り、チップ部品相互に表面凹凸による引っかかりがある
ような場合でもこれらを簡単に解消することができ、先
頭のチップ部品Pを取り出すときに後続のチップ部品P
が引きつられて飛び出してしまうことをも確実に防止し
て、先頭のチップ部品Pの取り出しを良好且つ安定に行
うことができる。
【0084】尚、前記第5実施形態では、2番目と3番
目と4番目のチップ部品Pを、搬送通路FCの一面を構
成するベルト41の表面にバネ片45を利用して押し付
けるようにしたが、搬送通路FCの他の面(直線溝12
aの側面)に同チップ部品を押し付けてその保持を行う
ようにしてもよい。
【0085】また、後続部品のうち2番目と3番目と4
番目のチップ部品を同位置に保持するようにしたが、2
番目のチップ部品Pを含めば2個または4個以上のチッ
プ部品を同時に保持するようにしてもよい。
【0086】さらに、1つのバネ片45によって複数の
チップ部品を同時に保持したが、複数のバネ片によって
チップ部品を個別に保持するようにしてもよい。この場
合には、2番目のチップ部品Pを含む2個以上のチップ
部品Pを保持できれば、その保持箇所及び個数に制限は
ない。
【0087】以上、前述の各実施形態では、直線溝の下
面開口をベルトによって塞ぐことによりチップ部品用の
搬送通路を構成したものを例示したが、直線溝の下面を
ベルト以外の固定部品で塞ぐようにしても同様の搬送通
路を構成することができる。この場合には、搬送通路の
後側からエアを吹き込むか、或いは搬送通路の前側から
エアを吸い込むことによって、該通路におけるチップ部
品の搬送を行うようにするとよい。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
部品ストッパが部品停止位置と異なる位置に変位すると
きに、先頭のチップ部品を除く後続部品のうち2番目の
チップ部品を含む複数のチップ部品を同位置に保持でき
るので、部品停止直後またはこれと同時に部品ストッパ
を部品停止位置とは異なる位置に変位させても、整列状
態にあるチップ部品が、搬送時の慣性力によって移動す
ることを抑止して、チップ部品の姿勢が乱れることを確
実に防止することができ、高速実装に追従できるような
チップ部品の高速供給が的確に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すチップ部品供給装
置の部分上面図とそのb−b線断面図
【図2】第1実施形態に係るチップ部品供給装置の動作
説明図
【図3】第1実施形態に係るチップ部品供給装置の動作
説明図
【図4】第1実施形態に係るチップ部品供給装置の動作
説明図
【図5】第1実施形態に係るチップ部品供給装置の動作
説明図
【図6】本発明の第2実施形態を示すチップ部品供給装
置の部分上面図とそのb−b線断面図
【図7】第2実施形態に係るチップ部品供給装置の動作
説明図
【図8】第2実施形態に係るチップ部品供給装置の動作
説明図
【図9】第2実施形態に係るチップ部品供給装置の動作
説明図
【図10】第2実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図11】本発明の第3実施形態を示すチップ部品供給
装置の部分上面図とそのb−b線断面図
【図12】第3実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図13】第3実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図14】第3実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図15】第3実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図16】本発明の第4実施形態を示すチップ部品供給
装置の部分上面図とそのb−b線断面図
【図17】第4実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図18】第4実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図19】第4実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図20】第4実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図21】本発明の第5実施形態を示すチップ部品供給
装置の部分上面図とそのb−b線断面図
【図22】第5実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図23】第5実施形態に係るチップ部品供給装置の動
作説明図
【図24】従来のチップ部品供給装置とその供給動作を
示す図
【図25】従来のチップ部品供給装置の不具合を示す図
【符号の説明】
P…チップ部品、1…ベルト、2…部品ガイド、2a…
直線溝、FC…搬送通路、3…部品ストッパ、4…永久
磁石、5…押圧具、11…ベルト、12…部品ガイド、
12a…直線溝、FC…搬送通路、13…部品ストッ
パ、14…永久磁石、15…押圧具、21…ベルト、2
2…部品ガイド、22a…直線溝、FC…搬送通路、2
2b…吸引孔、23…部品ストッパ、24…永久磁石、
31…ベルト、32…部品ガイド、32a…直線溝、F
C…搬送通路、32c…吸引溝、33…部品ストッパ、
34…永久磁石、41…ベルト、42…部品ガイド、4
2a…直線溝、FC…搬送通路、43…部品ストッパ、
44…永久磁石、45…バネ片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品を整列状態で搬送する搬送通
    路と、整列搬送されるチップ部品を停止させ、且つ
    品停止後に部品停止位置とは異なる位置に変位する部品
    ストッパとを備え、部品ストッパが部品停止位置とは異
    なる位置に変位した後に先頭のチップ部品を取り出すよ
    うにしたチップ部品供給装置において、 部品ストッパが部品停止位置とは異なる位置に変位する
    ときに、先頭のチップ部品を除く後続部品のうち2番目
    のチップ部品を含む複数のチップ部品を搬送通路の内面
    に押し付けて同位置に保持する進退可能な押圧具を備え
    、 ことを特徴とするチップ部品供給装置。
  2. 【請求項2】 押圧具は、2番目のチップ部品を含む連
    続した複数のチップ部品を同時に搬送通路の内面に押し
    付け可能な形状を有する、 ことを特徴とする請求項1に記載のチップ部品供給装
    置。
  3. 【請求項3】 チップ部品を整列状態で搬送する搬送通
    路と、整列搬送されるチップ部品を停止させ、且つ、部
    品停止後に部品停止位置とは異なる位置に変位する部品
    ストッパとを備え、部品ストッパが部品停止位置とは異
    なる位置に変位した後に先頭のチップ部品を取り出すよ
    うにしたチップ部品供給装置において、 部品ストッパが部品停止位置とは異なる位置に変位する
    ときに、先頭のチップ部品を除く後続部品のうち2番目
    のチップ部品を含む複数のチップ部品を負圧作用によっ
    て搬送通路の内面に吸着して同位置に保持するエア吸引
    孔を備える、 ことを特徴とするチップ部品供給装置。
  4. 【請求項4】 エア吸引孔は、2番目のチップ部品を含
    む連続した複数のチップ部品を同時に搬送通路の内面に
    吸着可能な吸引溝と連通している、 ことを特徴とする請求項記載のチップ部品供給装置。
  5. 【請求項5】 チップ部品を整列状態で搬送する搬送通
    路と、整列搬送されるチップ部品を停止させ、且つ、部
    品停止後に部品停止位置とは異なる位置に変位する部品
    ストッパとを備え、部品ストッパが部品停止位置とは異
    なる位置に変位した後に先頭のチップ部品を取り出すよ
    うにしたチップ部品供給装置において、 部品ストッパが部品停止位置とは異なる位置に変位する
    ときに、先頭のチップ部品を除く後続部品のうち2番目
    のチップ部品を含む複数のチップ部品を正圧作 用によっ
    て搬送通路の内面に押し付けて同位置に保持するエア吹
    出孔を備える、 ことを特徴とするチップ部品供給装置。
  6. 【請求項6】 エア吹出孔は、2番目のチップ部品を含
    む連続した複数のチップ部品を同時に搬送通路の内面に
    押し付け可能な吹出溝と連通している、 ことを特徴とする請求項記載のチップ部品供給装置。
  7. 【請求項7】 チップ部品を整列状態で搬送する搬送通
    路と、整列搬送されるチップ部品を停止させ、且つ、部
    品停止後に部品停止位置とは異なる位置に変位する部品
    ストッパとを備え、部品ストッパが部品停止位置とは異
    なる位置に変位した後に先頭のチップ部品を取り出すよ
    うにしたチップ部品供給装置において、 部品ストッパが部品停止位置とは異なる位置に変位する
    ときに、先頭のチップ部品を除く後続部品のうち2番目
    のチップ部品を含む連続した複数のチップ部品を自らの
    バネ弾性によって搬送通路の内面に押して付けて同時に
    保持するバネ片を備える、 ことを特徴とするチップ部品供給装置。
  8. 【請求項8】 部品ストッパが部品停止位置とは異なる
    位置に変位するときに、先頭のチップ部品が部品ストッ
    パと一緒に変位できるように該先頭のチップ部品を部品
    ストッパに吸着する部品吸着部を設けた、 ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載のチ
    ップ部品供給装置。
  9. 【請求項9】 部品吸着部が、磁力によって先頭のチッ
    プ部品を部品ストッパに引き付ける永久磁石から成る、 ことを特徴とする請求項8記載のチップ部品供給装置。
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