JP4011332B2 - 面合わせ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、面合わせ装置、特に光部品組立工程においての面合わせに適した面合わせ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーザーダイオードと光ファイバー、或いはフォトダイオードと光ファイバーの構成による光部品モジュールの組立において、構成部品のそれぞれの光軸を一致させて出力の損失を最小限に抑えるように、信頼性のある面合わせ及び固定を行うことが重要となる。そのために高精度な面合わせを行い、構成部品を保持した状態においてYAGレーザーを使用して、構成部品を溶着固定する。
【0003】
従来の面合わせ装置として、例えば、特開平9−113766号公報に示された面合わせ装置がある。図1は、この面合わせ装置の概略を示し、1は例えば光ファイバー1aの端末部(以下、第1光学部材)、2は例えばレーザーダイオード(以下、第2光学部材)である。第1光学部材1はZ軸方向に微動するステージ(不図示)に取り付けられている。3は第2光学部材2を固定する鉄製で半球状のホルダである。4は正三角形の頂点に位置する3つの支持台であり、ホルダ3が載置される。5は支持台ベースであり、この支持台ベース5に3つの支持台4が固定されている。6は磁力手段としての板状の永久磁石であり、支持台ベース5の上面に埋め込まれている。
【0004】
次に動作を説明する。面合わせを行おうとする第1光学部材1の先端の水平面に対して垂直な軸をZ軸とする。Z軸方向に微動するステージに取り付けられた第1光学部材1を垂直に降下させて面合わせを実施する。このとき、始めに接触した点に押しつけ荷重が加わり、ホルダ3を水平にする方向のモーメント(回転力)が発生する。この回転力がホルダ3と支持台4の間の点接触における小さな滑り摩擦抵抗に抗してホルダ3を回転させ、第1光学部材1の先端の水平面に第2光学部材2の面が矯正されるようにして第1光学部材1と第2光学部材2の面合わせが実現する。この状態が永久磁石6の磁力によって保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の面合わせ装置は、以下の問題を有する。
(1) 面合わせを実施するときに発生するホルダ3の回転力は、ホルダ3と支持台4の点接触における滑り摩擦抵抗に抗さなければならないが、この摩擦抵抗力は小さければ小さいほど良い。
(2) ホルダ3と支持台4の接触面は、滑り摩擦抵抗を小さくするために、高精度な表面粗さの精密加工を施す必要がある。
(3) 第1光学部材1と第2光学部材2の押しつけ荷重は、第1光学部材1を取り付けているZ軸方向に微動するステージの移動距離によって決まる構造だが、各光学部材とそれを支持している装置部材が機械的に結合固定されているために、移動距離の制御がむずかしい。移動距離が少なければ各光学部材の当接面に隙間が生じてしまい十分な押しつけ荷重が得られず面合わせが不可能になる。移動距離が多ければ各光学部材に大きな歪み荷重が加わることになり、最悪の場合、各光学部材を破壊してしまう。
(4) 面合わせ実施後、YAGレーザーを使用して第1光学部材1と第2光学部材2を溶着固定するが、溶着の際に発生する光学部材の熱収縮による部材同士の位置ずれを防ぐために、ホルダ3を強固に保持固定する必要がある。しかしそのために永久磁石6の磁力を強力にすると、ホルダ3と支持台4の滑り摩擦抵抗が大きくなってしまう不具合が生じてしまう。
【0006】
したがって、本発明の目的は、面合わせを実施する際の第2光学部材2を支持する装置部材が可能な限り小さい摩擦抵抗で回転する装置を実現することにある。本発明の他の目的は、小さい押しつけ荷重によって面合わせが実現することが可能であり、また、各光学部材に機械的な歪みをあたえるような荷重を最小限に抑えることにある。更に、本発明の他の目的は、各光学部材を溶着固定する際、各光学部材同士の位置ずれを防ぐことにより、信頼性のある光部品モジュールを供給できる装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を実現するために、以下の5項目の手段を備える構成にしている。
(1)第1光学部材を支持しながら第1軸の方向に移動する移動手段。
(2)第2光学部材を支持して前記第1軸上の任意点を中心として球回転する、少なくとも固定手段との当接面が球面状の治具手段。
(3)前記第1光学部材が前記第1軸の方向に移動して前記第2光学部材に当接するとき、前記治具手段の球面状の部位を3点で支持し前記治具手段を球回転させながら支持する支持手段。
(4)前記第1光学部材が前記第1軸の方向に移動して前記第2光学部材に当接するとき、前記支持手段が前記第1軸の方向に可動する直動ガイド部材と、かつ前記第1光学部材と前記第2光学部材が当接する圧力を発生させる弾性部材を備えたガイド手段。
(5)前記第1光学部材が前記第1軸の方向に移動して前記第2光学部材に当接するときに前記治具手段が球回転することにより前記第1光学部材と前記第2光学部材の当接面が整合した状態で、前記治具手段を保持する固定手段。
更に、(3)の支持手段は、ボールブッシュを前記第1軸と交わる平面上にかつ前記第1軸を中心に持つ正三角形に配置することとしている。
更に、(4)のガイド手段は、前記第1光学部材が前記第1軸の方向に移動して前記第2光学部材と当接し、さらに前記第1光学部材が移動した場合、前記治具手段を支持した前記支持手段が前記第1軸の方向に、前記弾性部材の圧力方向に逆らいながら前記直動ガイド部材をガイドとして移動することとしている。
【0008】
この構成によれば、小さな押しつけ荷重においても、ボールブッシュによる極めて小さな転がり摩擦抵抗により面合わせを行うことができ、また、各光学部材に歪みをあたえることはなく、また、各光学部材同士の位置ずれを防ぐことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図2は本発明の面合わせ装置の実施の一形態を示す斜視図である。1,2は第1及び第2光学部材、1aは第1光学部材1に接続された光ファイバーである。第1光学部材1はZ軸方向に微動するステージ(不図示)に取り付けられている。13は第2光学部材2(例えば、レーザーダイオード)を固定する半球状の治具手段である。14はボールブッシュを正三角形に配置した支持手段であり、治具手段13が載置される。14aはボールブッシュである。15は直動ガイド部材(例えば、ボールブッシュ)と弾性部材(例えば、圧縮バネ)を備えたガイド手段であり、支持手段14を支持している。16は固定手段(例えばエアチャック)であり、治具手段13を保持・固定する。
【0010】
図3は支持手段14に使用するボールブッシュ14aの構造を示した図である。21はシャフト、22は可動部、23はリテーナ、24はボールである。ボール24はリテーナ23に保持されている。可動部22はボール24との転がり点接触により、極めて小さな荷重にて軸方向の直線運動と回転運動が可能である。
【0011】
図4は本装置の構造を示す平面図である。3本のボールブッシュ14aは、第1、第2光学部材の取り付け中心軸を中心にもつ正三角形の各辺に配置する。ボールブッシュ14aの可動部22は、治具手段13を載置する以前の状態では、常に各辺の中央部にあることが望ましい。14bは弾性部材(例えば、板バネ)を示し、この弾性部材14bの作用によって、ボールブッシュの可動部は各辺の中央部に保持される。また、固定手段16は固定時の固定中心を、ボールブッシュを配置した正三角形の中心と一致させる。
【0012】
次に図2の構成の動作について説明する。図5は本発明の動作を示す説明図で、(A)は面合わせ前の状態を示し、(B)は面合わせ後の状態を示す。図5の(A)において、第2光学部材2は治具手段13に固定されており、治具手段13は支持手段14に載置されている。この時、治具手段13は支持手段14の水平面に対して傾いている。ここで、Z軸方向に動作するステージに取り付けられた第1光学部材1を垂直に降下させて面合わせを実施する。
【0013】
このとき、始めに接触した点に押しつけ荷重が加わり、治具手段13を水平にする方向のモーメント(回転力)が発生する。この回転力が治具手段13を支持しているボールブッシュ14aの転がり点接触における極めて小さな転がり摩擦抵抗に抗して治具手段13を回転させ、第1光学部材1の先端の平面に第2光学部材2の面が矯正されるようにして第1光学部材1と第2光学部材2の面合わせが実現する。同時に支持手段14がZ軸方向に移動して、各光学部材にあたえる歪み荷重を抑える。このようにして、図5(B)に示した面合わせの状態が得られ、この状態が固定手段16によって保持・固定される。この状態でYAGレーザー(不図示)を使用し、第1光学部材1と第2光学部材2を溶着固定する。
【0014】
以上の実施の形態においては、治具手段13は半球状としたが、支持手段14のボールブッシュに接する可能性のある部分、及び、固定手段16に接する可能性のある部分が、部分的に球形面を有している形状でもよい。
【0015】
【発明の効果】
本発明により、以下の効果が得られる。
(1) ボールブッシュによる極めて小さな転がり摩擦抵抗により、小さな押しつけ荷重にて面合わせが可能となり、治具手段を機械的に固定するため、溶着固定の際の各光学部材同士の位置ずれを防ぐことができる。
(2) ボールブッシュという汎用部品を使用することと、滑り摩擦でないために高精度な表面粗さの精密加工を施す必要がなく、装置製作が容易になる。
(3) 治具手段を載置した支持手段がZ軸方向に移動することにより、各光学部材に歪みをあたえる荷重を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の面合わせ装置を示す説明図。
【図2】本発明による面合わせ装置の実施の一形態を示す斜視図。
【図3】ボールブッシュの構造を示す説明図。
【図4】本発明による面合わせ装置の実施の一形態を示す平面図。
【図5】本発明の動作を示し、(A)は面合わせ前の状態を示し、(B)は面合わせ後の状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 第1光学部材
1a 光ファイバー
2 第2光学部材
3 ホルダ
4 支持台
5 支持台ベース
6 永久磁石
13 治具手段
14 支持手段
14a ボールブッシュ
14b 弾性部材
15 ガイド手段
16 固定手段
21 シャフト
22 可動部
23 リテーナ
24 ボール

Claims (3)

  1. 第1光学部材を支持しながら第1軸の方向に移動する移動手段。
    第2光学部材を支持して前記第1軸上の任意点を中心として球回転する、少なくとも固定手段との当接面が球面状の治具手段。
    前記第1光学部材が前記第1軸の方向に移動して前記第2光学部材に当接するとき、前記治具手段の球面状の部位を3点で支持し前記治具手段を球回転させながら支持する支持手段。
    前記第1光学部材が前記第1軸の方向に移動して前記第2光学部材に当接するとき、前記支持手段が前記第1軸の方向に可動する直動ガイド部材と、かつ前記第1光学部材と前記第2光学部材が当接する圧力を発生させる弾性部材を備えたガイド手段。
    前記第1光学部材が前記第1軸の方向に移動して前記第2光学部材に当接するときに前記治具手段が球回転することにより前記第1光学部材と前記第2光学部材の当接面が整合した状態で、前記治具手段を保持する固定手段。
    以上の移動手段と治具手段と支持手段とガイド手段と固定手段を具備することを特徴とする面合わせ装置。
  2. 前記支持手段に、ボールブッシュを前記第1軸と交わる平面上にかつ前記第1軸を中心に持つ正三角形に配置することを特徴とする、請求項1記載の面合わせ装置。
  3. 前記第1光学部材が前記第1軸の方向に移動して前記第2光学部材と当接し、さらに前記第1光学部材が移動した場合、前記 治具手段を支持した前記支持手段が前記第1軸の方向に、前記弾性部材の圧力方向に逆らいながら前記直動ガイド部材をガイドとして移動することを特徴とする、請求項1または2記載の面合わせ装置。
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