JPH0588776U - 位置決め装置 - Google Patents
位置決め装置Info
- Publication number
- JPH0588776U JPH0588776U JP2873292U JP2873292U JPH0588776U JP H0588776 U JPH0588776 U JP H0588776U JP 2873292 U JP2873292 U JP 2873292U JP 2873292 U JP2873292 U JP 2873292U JP H0588776 U JPH0588776 U JP H0588776U
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- positioning
- positioning pin
- work
- central axis
- predetermined position
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 設置するための専有スペースを少なくして高
精度の位置決めを可能にする位置決め装置を提供する。 【構成】 位置決めピン2をフローティング支持手段に
よりフローティング状態にして待機する位置決め装置1
に対し,搬送されてきたワーク10の開口部10aに位
置決めピン2が嵌め込まれたとき,位置決めピン2の中
心軸線上に該中心軸と直角の方向に設けられた基台4の
凹部4aに,位置決めピン2の中心軸方向の位置決め中
心に一致してシリンダ7によって進退駆動される球体5
が当接して押圧すると,凹部4aの中心点に嵌まり込む
球体5の求心移動動作は,基台4に凹部4aが設けられ
た位置決めピン2を所定位置に移動させる動作となる。
従って,フローティング状態でワーク10の開口部10
aに嵌まりこんで所定位置から偏心していた位置決めピ
ン2を所定位置に移動させ,ワーク10を所定位置に位
置決めすることができる。
精度の位置決めを可能にする位置決め装置を提供する。 【構成】 位置決めピン2をフローティング支持手段に
よりフローティング状態にして待機する位置決め装置1
に対し,搬送されてきたワーク10の開口部10aに位
置決めピン2が嵌め込まれたとき,位置決めピン2の中
心軸線上に該中心軸と直角の方向に設けられた基台4の
凹部4aに,位置決めピン2の中心軸方向の位置決め中
心に一致してシリンダ7によって進退駆動される球体5
が当接して押圧すると,凹部4aの中心点に嵌まり込む
球体5の求心移動動作は,基台4に凹部4aが設けられ
た位置決めピン2を所定位置に移動させる動作となる。
従って,フローティング状態でワーク10の開口部10
aに嵌まりこんで所定位置から偏心していた位置決めピ
ン2を所定位置に移動させ,ワーク10を所定位置に位
置決めすることができる。
Description
【0001】
本考案は,スポット溶接するためのワークを所定作業位置に位置決めするため の位置決め装置に関する。
【0002】
抵抗溶接するワークを所定の作業位置に位置決めするために,図3(a)(b )に断面構成図として示すような位置決め装置30が用いられている。 図3(a)に示すように,位置決め装置30の中央部に直立する位置決めピン 31をボールによりフローティング支持した状態にして,搬送されてきたワーク 32に設けられた開口穴に位置決めピン31を挿入し,次いで,位置決め装置3 0の位置決め用シリンダ33,34を動作させると,シリンダ33,34のピス トンロッドの先端に設けられた衝合部材35,36がそれぞれ位置決めピン31 の下部支柱側に進出して,図3(b)に示すようにフローティング状態にある位 置決めピン31を移動させ,位置決め点を決定する位置決めブロック37に前記 衝合部材35,36のそれぞれに設けられた係止片35a,36aが当接して各 シリンダ33,34の動作が停止されたとき,位置決めピン31は所定の位置に 位置決めされる。この位置決めピン31の移動により,位置決めピン31が開口 穴に嵌入されていたワーク32も移動して所定作業位置に位置決めされるので, ワーク32を固定してスポット溶接等の所定作業を正確な位置で実施することが できる。
【0003】
上記に示した従来例位置決め装置30は,位置決めピン31を所定位置に位置 決めするための駆動源である2基のシリンダ33,34が位置決め中心に対して 水平方向から互いに進出する構造であるので,位置決め装置30を設置する場合 の平面スペースが大きく,他の作業装置の配置,あるいは作業スペースに支障を きたす問題点があった。 本考案は,上記従来の問題点に鑑みて創案されたもので,設置するための専有 スペースを少なくして高精度の位置決めを可能にする位置決め装置を提供するこ とを目的とする。
【0004】
上記目的を達成するために本考案が採用する手段は,フローティング状態で支 持された位置決めピンをワークの開口部に挿入し,該位置決めピンを所定位置へ 移行させて固定することにより,前記ワークを所定作業位置に位置決めする位置 決め装置において,前記位置決めピンをフローティング支持するフローティング 支持手段と,前記位置決めピンの中心軸線上に設けられ前記中心軸と直角の方向 に無指向性の凹部体または凸部体と,前記位置決めピンの中心軸方向に進退可能 で,その軸心が位置決め中心に一致して設けられ,前記中心軸の直角方向に無指 向性の凸部体または凹部体とを具備してなることを特徴とする位置決め装置とし て構成される。
【0005】
本考案によれば,位置決めピンをフローティング支持手段によりフローティン グ状態にして待機し,搬送されてきたワークの開口部に位置決めピンが嵌め込ま れたとき,位置決めピンの中心軸線上に該中心軸と直角の方向に設けられた無指 向性の凹部体または凸部体に,位置決めピンの中心軸方向の位置決め中心に一致 して進退可能に設けられた中心軸の直角方向に無指向性の凸部体または凹部体を 押圧させると,凹部体の中心点に嵌まり込む凸部体の求心移動動作は,凹部体ま たは凸部体が設けられた位置決めピンを所定位置に移動させる動作となる。従っ て,フローティング状態でワークの開口部に嵌まりこんで所定位置から偏心して いた位置決めピンを所定位置に移動させ,同時にワークを所定位置に位置決めす ることができる。
【0006】
以下,添付図面を参照して本考案を具体化した実施例につき説明し,本考案の 理解に供する。尚,以下の実施例は本考案を具体化した一例であって,本考案の 技術的範囲を限定するものではない。 ここに,図1は本考案の実施例に係る位置決め装置の構成を示す断面構成図, 図2はフローティング構造を代えた別実施例による位置決め装置の断面構成図で ある。 図1において,位置決め装置1は設置台上に位置決めピン2を直立させる方向 にして設置されており,位置決めピン2が直角方向に固定される基台4は,ハウ ジング3内に配された基台4が複数のスプリング6によって支持されている。こ の基台4は図示するように下面をスプリング6によって弾性支持されると共に, 上面はハウジング3との間にボールベアリング8を介して支持されている。また ,基台4の下面には位置決め中心軸9位置に円錐形の凹部体4aが設けられてお り,この凹部体4aに対向して位置決め中心軸9方向に進退移動される球体5( 凸部体)が配置され,該球体5は自由回転可能なるようにボールベアリングを介 してシリンダ7のピストンロッド11の先端に装着されている。前記ハウジング 3の下部に配置された前記シリンダ7はピストンロッド11を位置決め中心軸9 線上に進退駆動する。 上記のように構成された位置決め装置1は,スポット溶接等を行う所定作業位 置に配置されて搬送されてくるワーク10を所定位置に位置決めする。ワーク1 0が搬送されてくるのを待機する状態では,シリンダ7はピストンロッド11を 後退させて球体5と基部4の凹部体4aとの当接位置から離間して待機する。こ のとき,位置決めピン2はスプリング6とボールベアリング8とによるフローテ ィング支持状態にあるので,位置決め中心軸9を中心にして所定範囲を自由に移 動できる状態にあり,搬送されてくるワーク10の投入がラフ精度であってもワ ーク10の位置決め用の開口部10aに位置決めピン2を嵌め込むことができる 。 ワーク10の開口部10aに位置決めピン2が嵌め込まれたとき,シリンダ7 が動作してピストンロッド11を進出駆動させ,ピストンロッド11先端に装着 された球体5を位置決め中心軸9方向に進出させ,基台4を押圧する。球体5が 基台4の円錐形の凹部体4aを押圧したとき,凹部体4aの中心が位置決め中心 軸9からずれた状態にあると,凹部体4aに押し付けられる球体5の圧力によっ て基台4は,その凹部体4aと球体5との最も安定した求心方向に移動するので ,基台4の中心点,即ち,位置決めピン2の中心が位置決め中心軸9上に移動す る。位置決めピン2が位置決め中心軸9に移動することによって,ワーク10も 移動して所定位置に位置決めされるので,この位置を固定して所定作業を実施す ると,正確な作業点にスポット溶接等がなされる。 図2は位置決めピン2のフローティング支持の構造を代えた位置決め装置12 の構成を示し,位置決めピン2の基台4をボールジョイント13,14とタイロ ッド15からなる支持アームにより支持することにより,位置決めピン2をフロ ーティング支持している。フローティング支持された位置決めピン2を所定位置 に位置決めするための手段は,図1に示した位置決め装置1と同様であり,同一 の要素には同一の符号を付して,その説明は省略する。 尚,上記図1に示した位置決め装置1及び図2に示した位置決め装置12にお いて,位置決めピン2の基台4に設けた円錐形の凹部体4aと球体5との組み合 わせは,これに限定されるものでなく,他の形状の凹部体と凸部体との組み合わ せにても可能であり,また,凹部体と凸部体の配置を逆にしても同様の求心作用 がなされることは言うまでもない。
【0007】
以上の説明の通り本考案によれば,位置決めピンをフローティング支持手段に よりフローティング状態にして待機し,搬送されてきたワークの開口部に位置決 めピンが嵌め込まれたとき,位置決めピンの中心軸線上に該中心軸と直角の方向 に設けられた無指向性の凹部体または凸部体に,位置決めピンの中心軸方向の位 置決め中心に一致して進退可能に設けられた中心軸の直角方向に無指向性の凸部 体または凹部体を押圧させると,凹部体の中心点に嵌まり込む凸部体の求心動作 は,凹部体または凸部体が設けられた位置決めピンを所定位置に移動させる動作 となる。従って,フローティング状態でワークの開口部に嵌まりこんで所定位置 から偏心していた位置決めピンを所定位置に移動させ,同時にワークを所定位置 に位置決めすることができる。本考案の位置決め装置によれば,その設置スペー スは小さく,作業位置に他の作業設備を配置し作業レイアウトをする上での制約 が少ない高精度の位置決め装置を提供することができる。
【図1】 本発明の一実施例に係る位置決め装置の構成
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】 位置決め装置の別実施例の構成を示す断面
図。
図。
【図3】 従来例位置決め装置の構成を示す側断面図
(a)と所要部平断面図(b)。
(a)と所要部平断面図(b)。
1,12──位置決め装置 2──位置決めピン 4a──凹部体 5──球体(凸部体) 6──スプリング(フローティング支持手段) 8──ボールベアリング(フローティング支持手段) 9──位置決め中心軸 10──ワーク 13,14──ボールジョイント(フローティング支持
手段) 15──タイロッド(フローティング支持手段)
手段) 15──タイロッド(フローティング支持手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 フローティング状態で支持された位置決
めピンをワークの開口部に挿入し,該位置決めピンを所
定位置へ移行させて固定することにより,前記ワークを
所定作業位置に位置決めする位置決め装置において, 前記位置決めピンをフローティング支持するフローティ
ング支持手段と, 前記位置決めピンの中心軸線上に設けられた前記中心軸
と直角の方向に無指向性の凹部体または凸部体と,前記
位置決めピンの中心軸方向に進退可能で,その軸心が位
置決め中心に一致して設けられ,前記中心軸の直角方向
に無指向性の凸部体または凹部体とを具備してなること
を特徴とする位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2873292U JPH0588776U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2873292U JPH0588776U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 位置決め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588776U true JPH0588776U (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=12256612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2873292U Pending JPH0588776U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0588776U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102196010B1 (ko) * | 2020-09-25 | 2020-12-29 | 강현구 | 도가니 이동이 가능한 융해로 |
CN116834046A (zh) * | 2023-08-30 | 2023-10-03 | 上海广川科技有限公司 | 一种自调节定位销及末端执行器、foup搬运机器人 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP2873292U patent/JPH0588776U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102196010B1 (ko) * | 2020-09-25 | 2020-12-29 | 강현구 | 도가니 이동이 가능한 융해로 |
CN116834046A (zh) * | 2023-08-30 | 2023-10-03 | 上海广川科技有限公司 | 一种自调节定位销及末端执行器、foup搬运机器人 |
CN116834046B (zh) * | 2023-08-30 | 2024-03-08 | 上海广川科技有限公司 | 一种自调节定位销及末端执行器、foup搬运机器人 |
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