JP4011179B2 - レシート履歴共用情報処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、すべての処理装置で共用する共用情報を処理するシステムに係り、特に、パチンコホールにおける景品交換処理に必要な共用情報を処理する景品交換システムに関する。さらに詳しくは、システムに異常が発生しても共用情報を用いた処理を確実に継続することができ、もって業務の効率化を図るのに好適なレシート履歴共用情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、最近のパチンコホールでは、景品等の管理を行う景品交換処理装置(POS)をホール内の各所に設置し、これを用いて、パチンコ玉と景品との交換業務を行っている。
【0003】
具体的には、ホール内の各所に発券機を設置しておき、遊技客が景品の交換対象となるパチンコ玉数をいずれかの発券機に投入すると、その発券機では、パチンコ玉が回収されるとともにパチンコ玉数が計数され、その計数結果がレシートに記録されて遊技客に発券される。
【0004】
このように発券されたレシートをオペレータ(店員)が遊技客から受け取り、景品交換処理装置に読み込ませると、景品交換処理装置では、まず、そのレシートが正規のものであるか否かを検査する処理が行われる。つまり、そのレシートが、偽造されたものであるか、既に景品と交換されたものであるか、自己の店舗で発券されたものであるか等を検査する処理が行われる。例えば、検査対象となるレシートが、既に景品と交換されたものであるか否かを検査する場合は、各景品交換処理装置で交換済となったすべてのレシートの履歴の中に、検査対象となるレシートが含まれているか否かを検査する。
【0005】
また、各景品交換処理装置では、遊技客に景品を確実に提供できるように、景品の在庫があることを確認した上で景品を交換する処理が行われる。そのためには、あらかじめ納入した景品の個数と、各景品交換処理装置において遊技客に提供した景品の個数と、に関する情報が必要となる。
【0006】
したがって、各景品交換処理装置では、このような景品交換処理を行うにあたっては、例えば、各景品交換処理装置で交換済となったすべてのレシートの履歴や、各景品交換処理装置において遊技客に提供した景品の個数に関する情報等のように、すべての景品交換処理装置で共用する共用情報が必要となる。
【0007】
従来、景品交換処理に必要な情報(以下、交換情報という。)を処理する景品交換システムとしては、例えば、特開平8-299580号公報に開示されたものがある。これは、交換情報を管理するホスト装置と、そのホスト装置に景品交換処理の実行を依頼する複数の景品交換処理装置と、を備えている。
【0008】
具体的には、ホスト装置は、各景品交換処理装置からの依頼により実行した景品交換処理の処理結果に応じて、交換情報を更新するようになっている。各景品交換処理装置は、ホスト装置が正常であるときは、周期的にホスト装置から最新の交換情報を取得して保持し、ホスト装置に異常が発生したときは、自己が保持する交換情報に基づいて、ホスト装置に代わって自己に必要な景品交換処理を実行し、その処理結果に応じて自己が保持する交換情報を更新するようになっている。なお、ホスト装置が復旧したときは、各景品交換処理装置は、自己が保持する交換情報をホスト装置に送信し、ホスト装置は、受信した各交換情報の整合性をとるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の景品交換システムにあっては、ホスト装置に異常が発生したときには、上記のような共用情報を用いた景品交換処理を行うことができなかった。すなわち、ホスト装置に異常が発生したときには、各景品交換処理装置が独立に動作するようになっているため、いずれかの景品交換処理装置で更新された結果を、他の景品交換処理装置が保持する共用情報に反映することができない。したがって、共用情報を用いた景品交換処理を行う場合に、ホスト装置に異常が発生してしまうと、共用情報を各景品交換処理装置で共用することができなくなり、業務に支障をきたしてしまう。
【0010】
また、各景品交換処理装置は、ホスト装置に異常が発生したときには、ホスト装置から周期的に取得した最新の交換情報に基づいて、景品交換処理を行うようになっているが、例えば、その周期が経過する前にホスト装置で交換情報が更新され、かつ、その周期が経過する前にホスト装置に異常が発生したときには、その周期が経過する前に更新された交換情報が最新のものであるにもかかわらず、各景品交換処理装置は、その一つ前の周期が経過する前に更新された交換情報を最新のものとして取り扱ってしまう。したがって、このような場合が生じたときは、誤った交換情報に基づいて景品交換処理を実行することになり、景品等の管理を正確に行うことができなくなって、業務に支障をきたしてしまう。
【0011】
そこで、本発明は、このような従来の問題を解決することを課題としており、システムに異常が発生しても共用情報を用いた処理を確実に継続することができ、もって業務の効率化を図るのに好適なレシート履歴共用情報処理システムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、発明1の共用情報処理システムは、第1の処理装置、第2の処理装置、および第3の処理装置を含む少なくとも3つの処理装置を備え、すべての前記処理装置で共用する共用情報を処理するシステムであって、前記第1の処理装置は、更新手段および保持手段を少なくとも有し、前記第2の処理装置は、前記更新手段、前記保持手段、および要求手段を少なくとも有し、前記第3の処理装置は、前記保持手段および前記要求手段を少なくとも有し、前記第1の処理装置が正常であるときは、前記第1の処理装置が前記共用情報を代表して更新するサーバ装置となり、前記要求手段は、前記共用情報を更新するのに必要な更新情報を前記サーバ装置に出力し、前記更新手段は、前記更新情報を入力したときは、その更新情報に基づいて前記共用情報を更新し、これを前記すべての処理装置に出力し、前記保持手段は、前記共用情報を入力したときは、その共用情報を保持するようになっており、前記第1の処理装置に異常が発生したときは、前記第2の処理装置が前記サーバ装置となり、前記更新手段は、前記各処理装置が保持する前記共用情報のうち最新のものに基づいて、更新を開始するようになっている。
【0013】
このような構成であれば、共用情報は、次のように処理される。
まず、第1の処理装置が正常であるときは、第1の処理装置がサーバ装置とされる。このとき、第1の処理装置の更新手段が起動状態とされ、第2の処理装置の更新手段が停止状態とされる。
【0014】
そのため、第2の処理装置では、例えば、共用情報の更新要求とともに更新情報が入力されると、要求手段により、その更新情報が第1の処理装置に出力される。また同様に、第3の処理装置では、例えば、共用情報の更新要求とともに更新情報が入力されると、要求手段により、その更新情報が第1の処理装置に出力される。
【0015】
第1の処理装置では、第2の処理装置または第3の処理装置から更新情報が入力されると、更新手段により、入力された更新情報に基づいて共用情報が更新され、更新された共用情報が、第1の処理装置を含むすべての処理装置に出力される。各処理装置では、第1の処理装置から共用情報が入力されると、保持手段により、入力された共用情報が保持される。
【0016】
一方、第1の処理装置に異常が発生したときは、第1の処理装置に代わって第2の処理装置がサーバ装置とされる。このとき、第1の処理装置が停止状態となるので、必然に第1の処理装置の更新手段も停止状態とされ、これに代わって第2の処理装置の更新手段が起動状態とされる。
【0017】
そのため、第2の処理装置では、更新手段により、各処理装置が保持する共用情報のうち最新のものに基づいて、更新が開始される。すなわち、第2の処理装置では、自己がサーバ装置とされると、更新手段により、更新が開始される前に、各処理装置が保持する共用情報のうち最新のものが取得される。そして、第2の処理装置または第3の処理装置から更新情報が入力されると、更新手段により、入力された更新情報に基づいて、取得された共用情報が更新されることにより更新が開始され、その更新された共用情報が、第2の処理装置を含むすべての処理装置に出力される。各処理装置では、第2の処理装置から共用情報が入力されると、保持手段により、入力された共用情報が保持される。
【0018】
すなわち、各処理装置により、第1の処理装置に異常が発生する前に更新された最新の共用情報が保持されるので、第1の処理装置に異常が発生しても共用情報の整合性等に影響を与えることなく、新たなサーバ装置となる第2の処理装置により、共用情報の処理が継続される。
【0019】
なお、発明1の共用情報処理システムは、第1の処理装置、第2の処理装置、および第3の処理装置を含む少なくも3つの処理装置を備えていればよいが、さらに多数の処理装置を備えていてもよい。この場合、各処理装置は、更新手段、保持手段、および要求手段を有するもの、または、保持手段および要求手段を有するものであればよい。
【0020】
また、第1の処理装置は、更新手段および保持手段を少なくとも有していればよいが、さらに要求手段を有していてもよい。同様に、第3の処理装置は、保持手段および要求手段を少なくとも有していればよいが、さらに更新手段を有していてもよい。
【0021】
ところで、発明1の共用情報処理システムは、いずれの処理装置も保持手段を有する構成となっているが、これに限らず、必要な処理装置のみが保持手段を有するようになっていてもよい。具体的には、次のような構成である。
【0022】
つまり、第1の処理装置、第2の処理装置、および第3の処理装置を含む少なくとも3つの処理装置を備え、すべての前記処理装置で共用する共用情報を処理するシステムであって、前記第1の処理装置は、更新手段少なくともを有し、前記第2の処理装置は、前記更新手段および要求手段を少なくとも有し、前記第3の処理装置は、前記要求手段を少なくとも有し、前記第2の処理装置および前記第3の処理装置の少なくとも一方は、保持手段を有し、前記第1の処理装置が正常であるときは、前記第1の処理装置が前記共用情報を代表して更新するサーバ装置となり、前記要求手段は、前記共用情報を更新するのに必要な更新情報を前記サーバ装置に出力し、前記更新手段は、前記更新情報を入力したときは、その更新情報に基づいて前記共用情報を更新し、これを前記保持手段を有する前記処理装置に出力し、前記保持手段は、前記共用情報を入力したときは、その共用情報を保持するようになっており、前記第1の処理装置に異常が発生したときは、前記第2の処理装置が前記サーバ装置となり、前記更新手段は、前記保持手段を有する前記処理装置が保持する前記共用情報のうち最新のものに基づいて、更新を開始するようになっている。
【0023】
発明1において、「共用情報」とは、各構成部分がすべての処理装置で共用される情報をいうのみならず、各処理装置が他の処理装置といずれかの構成部分を共用する場合におけるその情報をもいい、例えば、処理装置a,b,cがあり、情報A,B,Cがあるときに、情報Aは、処理装置aと処理装置bとで共用され、情報Bは、処理装置bと処理装置cとで共用され、情報Cは、処理装置aと処理装置cとで共用されるような場合であっても、この情報A,B,Cは、ここでいう共用情報に含まれる。
【0024】
また、発明2の共用情報処理システムは、第1の処理装置および第2の処理装置を含む少なくとも2つの処理装置を備え、すべての前記処理装置で共用する共用情報を処理するシステムであって、前記第1の処理装置は、更新手段および保持手段を少なくとも有し、前記第2の処理装置は、前記更新手段、前記保持手段、および要求手段を少なくとも有し、前記第1の処理装置が正常であるときは、前記第1の処理装置が前記共用情報を代表して更新するサーバ装置となり、前記要求手段は、前記共用情報を更新するのに必要な更新情報を前記サーバ装置に出力し、前記更新手段は、前記更新情報を入力したときは、その更新情報に基づいて前記共用情報を更新し、これを前記すべての処理装置に出力し、前記保持手段は、前記共用情報を入力したときは、その共用情報を保持するようになっており、前記第1の処理装置に異常が発生したときは、前記第2の処理装置が前記サーバ装置となり、前記更新手段は、前記第2の処理装置が保持する前記共用情報に基づいて、更新を開始するようになっている。
【0025】
このような構成であれば、共用情報は、次のように処理される。
まず、第1の処理装置が正常であるときは、第1の処理装置がサーバ装置とされる。このとき、第1の処理装置の更新手段が起動状態とされ、第2の処理装置の更新手段が停止状態とされる。
【0026】
そのため、第2の処理装置では、例えば、共用情報の更新要求とともに更新情報が入力されると、要求手段により、その更新情報が第1の処理装置に出力される。
【0027】
第1の処理装置では、第2の処理装置から更新情報が入力されると、更新手段により、入力された更新情報に基づいて共用情報が更新され、更新された共用情報が、第1の処理装置を含むすべての処理装置に出力される。各処理装置では、第1の処理装置から共用情報が入力されると、保持手段により、入力された共用情報が保持される。
【0028】
一方、第1の処理装置に異常が発生したときは、第1の処理装置に代わって第2の処理装置がサーバ装置とされる。このとき、第1の処理装置が停止状態となるので、必然に第1の処理装置の更新手段も停止状態とされ、これに代わって第2の処理装置の更新手段が起動状態とされる。
【0029】
そのため、第2の処理装置では、更新手段により、第2の処理装置が保持する共用情報に基づいて、更新が開始される。すなわち、第2の処理装置では、自己の要求手段から更新情報が入力されると、更新手段により、入力された更新情報に基づいて、自己が保持する共用情報が更新されることにより更新が開始され、その更新された共用情報が、保持手段により保持される。
【0030】
すなわち、各処理装置により、第1の処理装置に異常が発生する前に更新された最新の共用情報が保持されるので、第1の処理装置に異常が発生しても共用情報の整合性等に影響を与えることなく、新たなサーバ装置となる第2の処理装置により、共用情報の処理が継続される。
【0031】
なお、発明2の共用情報処理システムは、第1の処理装置および第2の処理装置を含む少なくも2つの処理装置を備えていればよいが、さらに多数の処理装置を備えていてもよい。この場合、各処理装置は、更新手段、保持手段、および要求手段を有するもの、または、保持手段および要求手段を有するものであればよい。
【0032】
また、第1の処理装置は、更新手段および保持手段を少なくとも有していればよいが、さらに要求手段を有していてもよい。
発明2において、「共用情報」とは、発明1におけるものと同義である。
【0033】
さらに、発明3の共用情報処理システムは、発明1またはの共用情報処理システムにおいて、前記第1の処理装置が復旧したときは、前記第2の処理装置に代わって前記第1の処理装置が前記サーバ装置となり、前記更新手段は、前記第2の処理装置が保持する前記共用情報に基づいて、更新を開始するようになっている。
【0034】
このような構成であれば、共用情報は、次のように処理される。
まず、第1の処理装置が復旧したときは、第2の処理装置に代わって第1の処理装置がサーバ装置とされる。このとき、第2の処理装置の更新手段が停止状態とされ、第1の処理装置の更新手段が起動状態とされる。
【0035】
そのため、第1の処理装置では、更新手段により、第2の処理装置が保持する共用情報に基づいて、更新が開始される。すなわち、第1の処理装置では、自己がサーバ装置とされると、更新手段により、更新が開始される前に、第2の処理装置が保持する共用情報が取得される。そして、要求手段を有する処理装置から更新情報が入力されると、更新手段により、入力された更新情報に基づいて、取得された共用情報が更新されることにより更新が開始される。
【0036】
すなわち、第1の処理装置が復旧する前までは、共用情報は、第2の処理装置により更新されるので、第2の処理装置が保持する共用情報が最新ものとなる。したがって、第2の処理装置が保持する共用情報に基づけば、第1の処理装置を復旧させても共用情報の整合性等に影響を与えることなく、新たなサーバ装置となる第1の処理装置により、共用情報の処理が継続される。
【0037】
さらに、発明4の共用情報処理システムは、発明1、2、またはの共用情報処理システムにおいて、前記第2の処理装置は、自己が前記サーバ装置でなくなった時点を特定するための特定情報を生成して保持し、前記第1の処理装置は、前記特定情報に基づいて、自己が保持する前記共用情報を前記第2の処理装置が保持する前記共用情報に置き換えるようになっている。
【0038】
このような構成であれば、最新の共用情報は、次のように特定される。
まず、第2の処理装置では、特定情報が生成され保持される。一方、第1の処理装置では、その特定情報に基づいて、自己が保持する共用情報が、第2の処理装置が保持する共用情報に置き換えられ、すなわち、第2の処理装置が保持する共用情報が最新のものであると特定される。
【0039】
例えば、第1の処理装置が復旧したときは、オペレータが、異常が発生した時点を特定するための初期情報を第1の処理装置に記憶させておく。そして、第2の処理装置に代わって第1の処理装置がサーバ装置となったときは、第1の処理装置は、第2の処理装置から特定情報を取得し、特定情報と初期情報とを比較して、特定情報により特定される時点が初期情報により特定される時点よりも新しいときは、第2の処理装置が保持する共用情報が最新のものであると特定し、自己が保持する共用情報を、第2の処理装置が保持する共用情報に置き換えるようにする。
【0040】
なお、第1の処理装置は、自己が保持する共用情報を、第2の処理装置が保持する共用情報に置き換えたときは、取得した特定情報を保持するようにし、2回以降は、第2の処理装置から取得した特定情報と自己が保持する特定情報とを比較して、取得した特定情報により特定される時点が自己が保持する特定情報により特定される時点よりも新しいときは、第2の処理装置が保持する共用情報が最新のものであると特定し、自己が保持する共用情報を、第2の処理装置が保持する共用情報に置き換えるようにしてもよい。
【0041】
さらに、発明5の共用情報処理システムは、発明1、2、3、またはの共用情報処理システムにおいて、前記共用情報には、必要なデータを記録したデータファイルと、そのデータファイルが最後に更新された日時を記録したタイムテーブルと、が含まれ、前記更新手段は、前記各処理装置から前記タイムテーブルを取得し、取得した前記タイムテーブルに記録された日時が、対応する前記保持手段が保持する前記タイムテーブルに記録された日時と一致しないときは、当該タイムテーブルを取得した前記処理装置に、対応する前記保持手段が保持する前記データファイルを出力するようになっている。
【0042】
このような構成であれば、各処理装置が保持する共用情報は、次のように最新のものに置き換えられる。
まず、サーバ装置では、更新手段により、各処理装置が保持するそれぞれのタイムテーブルが取得され、これらのタイムテーブルと自己が保持するタイムテーブルとが比較される。このとき、取得したタイムテーブルに記録された日時(日付および時刻)が、自己が保持するタイムテーブルに記録された日時と一致しないときは、これに該当するタイムテーブルが取得された処理装置に、自己が保持するデータファイルが出力される。各処理装置は、サーバ装置からデータファイルが入力されると、保持手段により、そのデータファイルが保持される。
【0043】
すなわち、共用情報は、常にサーバ装置により更新されるので、サーバ装置が保持する共用情報が最新ものとなる。したがって、タイムテーブルの内容がサーバ装置のものと異なる場合は、そのタイムテーブルに係る共用情報が最新のものではないので、そのタイムテーブルを保持する処理装置に、サーバ装置が保持するデータファイルを出力するようにすれば、各処理装置が保持する共用情報は、最新のものに置き換えられる。
【0044】
発明5の共用情報処理システムは、第1の処理装置に異常が発生する前に、サーバ装置でない他の処理装置に異常が発生した場合に有益である。例えば、第2の処理装置が更新情報を出力した後であって、第1の処理装置がその更新情報に基づいて更新した共用情報をすべての処理装置に出力する前に、第2の処理装置に異常が発生した場合は、第2の処理装置がその最新の更新情報を保持できないため、その後第2の処理装置が復旧しても、第2の処理装置には、最新の共用情報が保持されていないことになる。そこで、第2の処理装置が復旧したときは、上記のようにサーバ装置が第2の処理装置に最新のものを提供するようにすれば、第2の処理装置では、異常が発生した場合であっても、復旧した後に正確な共用情報に基づいた処理が継続される。
【0045】
なお、発明5において、データファイルが複数ある場合は、取得したタイムテーブルに記録された日時が、サーバ装置が保持するタイムテーブルに記録された日時と一致しないデータファイルのみを、タイムテーブルを取得した処理装置に出力するようにするのが好ましい。この場合、タイムテーブルには、各データファイルが最後に更新された日時がそれぞれ記録されている。
【0046】
ところで、第1の処理装置に代わって第2の処理装置がサーバ装置になった場合において、第2の処理装置が保持する共用情報は、必ずしも最新のものであるとは限らない。そのため、第2の処理装置では、自己を含む各処理装置が保持する共用情報の中から最新のものを取得する必要がある。そこで、上記のようなタイムテーブルを用いれば、第2の処理装置では、最新の共用情報を比較的容易に特定することができる。具体的には、次のような構成である。
【0047】
つまり、発明1、2、3、4、またはの共用情報処理システムにおいて、前記共用情報には、必要なデータを記録したデータファイルと、そのデータファイルが最後に更新された日時を記録したタイムテーブルと、が含まれ、前記サーバ装置は、前記各処理装置が保持する前記タイムテーブルに基づいて、最新の前記共用情報を特定するようになっている。
【0048】
このような構成であれば、サーバ装置では、各処理装置が保持するタイムテーブルに基づいて、最新の共用情報が特定される。
例えば、第1の処理装置に代わって第2の処理装置がサーバ装置となったときは、第2の処理装置は、各処理装置が保持するそれぞれのタイムテーブルを取得し、それらタイムテーブルに記録された日時のうち最新の日時が記録されたものに基づいて、そのタイムテーブルを取得した処理装置からデータファイルを取得し、これらを最新の共用情報とするようにする。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るレシート履歴共用情報処理システムの実施の形態を示す図である。
【0050】
この実施の形態は、本発明に係るレシート履歴共用情報処理システムを、パチンコホールにおいて、共用情報を用いた景品交換処理を行う場合に適用したものである。
図中、景品交換処理を行う景品交換処理装置100と、景品交換処理装置110と、景品交換処理装置120と、レシートを発券する複数の発券機150とは、データを伝送するための信号線である通信ケーブル199で相互にかつデータ送受信可能に接続されている。
【0051】
景品交換処理装置100は、常時、サーバ装置として設定されており、共用情報を代表して更新するようになっている。景品交換処理装置110は、景品交換処理装置100が正常である場合は、景品交換処理装置100に共用情報の更新を要求するようになっているが、景品交換処理装置100に異常が発生した場合は、景品交換処理装置100に代わってサーバ装置として設定され、共用情報を代表して更新するようになっている。景品交換処理装置120は、常時、サーバ装置に共用情報の更新を要求するようになっている。
【0052】
発券機150は、景品の交換対象となる遊技媒体(遊技玉、遊技メダル等)が投入されたときは、それら遊技媒体を回収するとともに、遊技媒体数を計数し、計数結果をレシートに記録して発券するようになっており、さらに、発券したレシートの履歴を保持し、外部からの問い合わせに対してレシートの発券確認を行うようになっている。
【0053】
次に、景品交換処理装置100〜120の構成を説明する。なお、各景品交換処理装置100〜120は、いずれも同一機能を有して構成されているので、以下、景品交換処理装置100の構成についてのみ説明し、その他のものについては説明を省略する。図2は、景品交換処理装置100の構成を示すブロック図である。
【0054】
景品交換処理装置100は、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU210と、所定領域にあらかじめCPU210の制御プログラム等を格納しているROM220と、ROM220等から読み出したデータやCPU210の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM230と、RAM230の特定領域に格納されているデータを画像信号に変換して出力するCRTC240と、通信ケーブル199や外部装置とのデータの入出力を媒介するI/F250と、を有しており、これらは、データを転送するための信号線であるバス255で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0055】
さらに、外部装置として、ファイル等を格納する記憶装置260と、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能な入力装置270と、処理結果等を紙面に印刷する印刷装置280と、を有しており、これらは、I/F250に接続されている。
【0056】
CPU210には、所定時間ごとに図示しないリセット回路からリセット信号を出力させるタイマ214が設けられている。
RAM230は、特定領域として、表示装置290に表示するための表示用データを格納するVRAM235を有しており、VRAM235は、CPU210と表示装置290とで独立にアクセスが可能となっている。
【0057】
CRTC240には、出力した画像信号を画面に表示する表示装置290が接続されており、CRTC240は、VRAM235に格納されている表示用データを先頭アドレスから所定周期で順次読み出し、読み出した表示用データを画像信号に変換して表示装置290に出力するようになっている。
【0058】
記憶装置260には、図3に示すように、各景品交換処理装置100〜120で共用する共用情報300が格納されている。つまり、共用情報300は、各景品交換処理装置100〜120において、すべての景品交換処理装置100〜120での処理結果、すなわちシステム全体での処理結果を把握するために必要な情報である。
【0059】
共用情報300は、必要なデータを記録したデータファイル310と、データファイル310が最後に更新された日時(日付および時刻)を記録したタイムテーブル320と、から構成されている。ここで、データファイル310は、各景品交換処理装置100〜120で読み込まれたレシートのすべての履歴を記録したレシート履歴データファイル312と、景品の交換対象となる遊技媒体に関する集計情報を記録した交換媒体集計データファイル314と、交換した景品に関する集計情報を記録した交換景品集計データファイル316と、から構成されている。一方、タイムテーブル320には、レシート履歴データファイル312、交換媒体集計データファイル314、および交換景品集計データファイル316のファイル名と、それらが最後に更新された日時と、がそれぞれ対応付けられて登録されている。
【0060】
さらに、レシート履歴データファイル312には、図4(a)に示すように、各景品交換処理装置100〜120で読み込まれた各レシートごとに、レシートを発券した発券機150を特定するための情報である発券チケッタコードと、発券したレシートを特定するための情報であるレシートNoと、が記録されている。
【0061】
また、交換媒体集計データファイル314には、図4(b)に示すように、景品と交換した合計の遊技玉数を示す情報である玉交換数と、景品と交換した合計の遊技メダル数を示す情報であるメダル交換数と、貯玉交換数と、貯メダル交換数と、合計の貯玉数を示す情報である全貯玉数と、端数となった遊技玉の合計の貯玉数を示す情報である端貯玉数と、合計の貯メダル数を示す情報である全貯メダル数と、端数となった遊技メダルの合計の貯メダル数を示す情報である端貯メダル数と、端数となった合計の遊技玉数を示す情報である端玉数と、端数となった合計の遊技メダル数を示す情報である端メダル数と、P出庫原価と、S出庫原価と、貯玉出庫原価と、貯メダル出庫原価と、出庫返品出庫原価と、発券機150で回収された合計の遊技玉数を示す情報である受入玉数と、発券機150で回収された合計の遊技メダル数を示す情報である受入メダル数と、が記録されている。
【0062】
また、交換景品集計データファイル316には、図4(c)に示すように、各景品交換処理装置100〜120で交換された各景品ごとに、景品を特定するための情報である景品コードと、P交換個数と、S交換個数と、貯玉交換個数と、貯メダル交換個数と、レジ返品個数と、店内使用個数と、が記録されている。
【0063】
なお、後段で詳述するが、共用情報300は、図5に示すような更新情報に基づいて更新される。
一方、CPU210は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROM220の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、共用情報300を用いた景品交換処理等を実行するようになっている。
【0064】
具体的に、各景品交換処理装置100〜120のCPU210は、図6〜図12のフローチャートに示す各景品交換処理のいずれかを、すなわち、図6の起動確認要求処理、図7の起動確認応答処理、図8の第1の共用情報更新要求処理、図9の共用情報更新処理、図10の第2の共用情報更新要求処理、図11の第1の共用情報最新更新処理、または図12の第2の共用情報最新更新処理を、実行するようになっている。以下、各景品交換処理装置100〜120と各景品交換処理との関係について説明をする。なお、各景品交換処理装置100〜120には、あらかじめ自己のアドレスと装置番号とを設定しておく。
【0065】
景品交換処理装置100のCPU210は、起動するときには、起動確認要求処理を実行し、次いで、第1の共用情報最新更新処理を実行する一方、共用情報更新処理を実行し、図示しないスキャナ等によりレシートが読み込まれたときには、第2の共用情報更新要求処理を実行するようになっている。
【0066】
景品交換処理装置110のCPU210は、景品交換処理装置110がサーバ装置として設定されてない場合は、起動するときには、起動確認応答処理を実行し、次いで、第2の共用情報最新更新処理を実行する一方、図示しないスキャナ等によりレシートが読み込まれたときは、第1の共用情報更新要求処理を実行するようになっている。一方、景品交換処理装置110がサーバ装置として設定されている場合は、起動するときには、起動確認要求処理を実行し、次いで、第1の共用情報最新更新処理を実行する一方、共用情報更新処理を実行し、図示しないスキャナ等によりレシートが読み込まれたときには、第2の共用情報更新要求処理を実行するようになっている。
【0067】
なお、景品交換処理装置110のCPU210は、景品交換処理装置110がサーバ装置としての設定を解除されたときは、その日時(日付および時刻)を特定するための特定情報を生成するようになっている。すなわち、詳細については後段で述べるが、サーバ装置として設定される景品交換処理装置は、異常が発生してその後復旧したときは、こうした特定情報に基づいて、最新の共用情報300を特定するようになっている。
【0068】
景品交換処理装置120のCPU210は、起動するときには、起動確認応答処理を実行し、次いで、第2の共用情報最新更新処理を実行する一方、図示しないスキャナ等によりレシートが読み込まれたときは、第1の共用情報更新要求処理を実行するようになっている。
【0069】
次に、起動確認要求処理について、景品交換処理装置100で実行される場合を例にとって説明をする。図6は、起動確認要求処理を示すフローチャートである。まず、景品交換処理装置100が起動したときは、ステップS100に移行するようになっている。
【0070】
ステップS100では、起動している旨を確認する要求である起動確認要求を各景品交換処理装置110,120に送信し、ステップS102に移行して、起動している旨の通知である起動確認応答を各景品交換処理装置110,120から受信したか否かを判定するようになっている。
【0071】
判定の結果、起動確認応答を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS104に移行して、起動確認応答を受信した景品交換処理装置のアドレスと装置番号とを記憶装置260に記録し、一連の処理を終了するようになっている。
【0072】
一方、ステップS102の判定の結果、起動確認応答をいずれの景品交換処理装置110,120からも受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS106に移行して、ステップS100を最初に実行した時点から所定時間を経過したか否かを判定するようになっている。
【0073】
判定の結果、所定時間を経過していると判定されたとき(Yes) は、ステップS108に移行して、いずれの景品交換処理装置からも起動確認応答を受信できない旨のエラーメッセージを印刷装置280,表示装置290に出力し、一連の処理を終了するようになっている。
【0074】
一方、ステップS106の判定の結果、所定時間を経過していないと判定されたとき(No) は、ステップS100に移行するようになっている。
すなわち、この起動確認要求処理は、起動している景品交換処理装置の存在を確認するための処理であり、起動しているものについては、そのアドレスと装置番号とを記録するようになっている。したがって、後の処理(共用情報更新処理等)においては、記録されたアドレス等に基づいて、起動している景品交換処理装置のみを対象にデータの送受信が行われる。
【0075】
次に、起動確認応答処理について、景品交換処理装置120で実行される場合を例にとって説明をする。図7は、起動確認応答処理を示すフローチャートである。まず、景品交換処理装置120が起動したときは、ステップS200に移行するようになっている。
【0076】
ステップS200では、起動確認要求をサーバ装置(以下、景品交換処理装置100または景品交換処理装置110のことをさす。)から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、起動確認要求を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS202に移行して、サーバ装置のアドレスと装置番号とを記憶装置260に記録し、ステップS204に移行して、起動確認応答をサーバ装置に送信し、一連の処理を終了するようになっている。
【0077】
一方、ステップS200の判定の結果、起動確認要求を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS206に移行して、ステップS200を最初に実行した時点から所定時間を経過したか否かを判定するようになっている。判定の結果、所定時間を経過していると判定されたとき(Yes) は、ステップS208に移行して、サーバ装置から起動確認要求を受信できない旨のエラーメッセージを印刷装置280,表示装置290に出力し、一連の処理を終了するようになっている。
【0078】
一方、ステップS206の判定の結果、所定時間を経過していないと判定されたとき(No) は、ステップS200に移行するようになっている。
すなわち、この起動確認応答処理は、いずれの景品交換処理装置がサーバ装置であるかを認識するための処理であり、起動確認要求が送信された景品交換処理装置については、そのアドレスと装置番号とを記録するようになっている。したがって、後の処理(第1の共用情報更新要求処理等)においては、記録されたアドレス等に基づいて、認識した景品交換処理装置をサーバ装置としてデータの送受信が行われる。
【0079】
次に、第1の共用情報更新要求処理について、景品交換処理装置120で実行される場合を例にとって説明をする。図8は、第1の共用情報更新要求処理を示すフローチャートである。まず、図示しないスキャナ等によりレシートが読み込まれたときは、ステップS300に移行するようになっている。
【0080】
ステップS300では、レシートの内容(遊技媒体数等)をスキャナ等から読み込むようになっている。ここで、レシートの内容は、発券機150で計数された遊技媒体数と、レシートの正当性を検査するためのレシート情報と、から構成されており、レシート情報は、図5(a)に示すように、そのレシートが発券された発券機150を特定するための情報である発券チケッタコードと、そのレシートを特定するための情報であるレシートNoと、から構成されている。
【0081】
次いで、ステップS302に移行して、読み込んだレシート情報と、自己が保持するレシート履歴データファイル312に記録されているレシート情報とを比較し、ステップS304に移行して、読み込んだレシート情報が、自己が保持するレシート履歴データファイル312に含まれているか否か、すなわち読み込んだレシートが処理済のものであるか否かを判定するようになっている。
【0082】
判定の結果、処理済のレシートでないと判定されたとき(No) は、ステップS306に移行して、読み込んだレシート情報の発券チケッタコードにより特定される発券機150に、読み込んだレシートの確認を要求し、ステップS308に移行して、読み込んだレシートがその発券機150から正規に発券されたものであるか否かを判定するようになっている。判定の結果、正規に発券されたものであると判定されたとき(Yes) は、ステップS310に移行して、読み込んだレシート情報をサーバ装置に送信し、ステップS312に移行するようになっている。
【0083】
ステップS312では、更新された新たなレシート履歴データファイル312をサーバ装置から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、レシート履歴データファイル312を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS314に移行して、自己が保持するレシート履歴データファイル312を、新たなレシート履歴データファイル312に置き換え、ステップS316に移行して、受信した旨の通知である受信確認応答をサーバ装置に送信し、ステップS318に移行するようになっている。
【0084】
ステップS318では、読み込んだレシートの遊技媒体数に応じて交換する景品を入力装置270により選択するようになっている。ここでは、自己が保持する交換媒体集計データファイル314および交換景品集計データファイル316に基づいて、景品の在庫があるか否か等を確認しながら交換する景品の選択が行われる。
【0085】
次いで、ステップS320に移行して、読み込んだレシートの内容と交換した景品とに基づいて生成した交換媒体情報および交換景品情報をサーバ装置に送信するようになっている。
【0086】
ここで、交換媒体情報は、図5(b)に示すように、読み込んだレシートの遊技玉数を示す情報であるレシート玉受入数と、景品と交換した遊技玉数を示す情報であるレシート交換数と、端数となった遊技玉数を示す情報であるレシート端玉数と、貯玉玉全貯数と、端数となった遊技玉数のうち貯玉された遊技玉数を示す情報である貯玉玉端貯数と、貯玉玉交換数と、から構成されており、交換景品情報は、図5(c)に示すように、景品コードと、仕入原価と、景品個数と、玉交換数と、メダル交換数と、貯玉交換数と、貯メダル交換数と、出庫返品と、店内使用と、から構成されている。
【0087】
次いで、ステップS322に移行して、更新された新たな交換媒体集計データファイル314および交換景品集計データファイル316をサーバ装置から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、新たな交換媒体集計データファイル314および交換景品集計データファイル316を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS324に移行して、自己が保持する交換媒体集計データファイル314および交換景品集計データファイル316を、新たな交換媒体集計データファイル314および交換景品集計データファイル316に置き換え、ステップS326に移行して、受信確認応答をサーバ装置に送信し、一連の処理を終了するようになっている。
【0088】
一方、ステップS322の判定の結果、新たな交換媒体集計データファイル314および交換景品集計データファイル316を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS328に移行して、サーバ装置と通信できない旨のエラーメッセージを印刷装置280,表示装置290に出力し、一連の処理を終了するようになっている。
【0089】
また一方、ステップS312の判定の結果、新たなレシート履歴データファイル312を受信しないと判定されたとき(No) は、サーバ装置と通信できない旨のエラーメッセージおよび読み込んだレシートの内容を印刷装置280,表示装置290に出力し、一連の処理を終了するようになっている。
【0090】
また一方、ステップS308の判定の結果、読み込んだレシートが正規に発券されたものでないと判定されたとき(No) 、または、ステップS304の判定の結果、読み込んだレシートが処理済のものであると判定されたとき(Yes) は、ステップS332に移行して、エラーメッセージを印刷装置280,表示装置290に出力し、一連の処理を終了するようになっている。
【0091】
次に、共用情報更新処理について、景品交換処理装置100で実行される場合を例にとって説明をする。図9は、共用情報更新処理を示すフローチャートである。
【0092】
ステップS400では、各景品交換処理装置110,120からレシート情報を受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、レシート情報を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS400で待機状態となるが、レシート情報を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS402に移行して、受信したレシート情報に基づいて、自己が保持するレシート履歴データファイル312を更新し、ステップS404に移行するようになっている。
【0093】
ステップS404では、更新した新たなレシート履歴データファイル312を各景品交換処理装置110,120に送信し、ステップS406に移行して、すべての景品交換処理装置110,120から受信確認応答を受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、すべての景品交換処理装置110,120から受信確認応答を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS408に移行して、各景品交換処理装置110,120から交換媒体情報および交換景品情報を受信したか否かを判定するようになっている。
【0094】
判定の結果、交換媒体情報および交換景品情報を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS410に移行して、受信した交換媒体情報および交換景品情報に基づいて、自己が保持する交換媒体集計データファイル314および交換景品集計データファイル316を更新し、ステップS412に移行して、更新した新たな交換媒体集計データファイル314および交換景品集計データファイル316を各景品交換処理装置110,120に送信し、ステップS414に移行するようになっている。
【0095】
ステップS414では、すべての景品交換処理装置110,120から受信確認応答を受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、すべての景品交換処理装置110,120から受信確認応答を受信したと判定されたとき(Yes) は、一連の処理を終了するようになっている。
【0096】
一方、ステップS414の判定の結果、および、ステップS406の判定の結果、いずれかの景品交換処理装置110,120から受信確認応答を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS416に移行して、いずれかの景品交換処理装置110,120と通信できない旨のエラーメッセージを印刷装置280,表示装置290に出力し、一連の処理を終了するようになっている。
【0097】
次に、第2の共用情報更新要求処理について、景品交換処理装置100で実行される場合を例にとって説明をする。図10は、第2の共用情報更新要求処理を示すフローチャートである。なお、第2の共用情報更新要求処理は、第1の共用情報更新要求処理に共用情報更新処理を含めた処理であるので、重複部分については、上記ステップ番号を参照して説明を省略する。まず、図示しないスキャナ等によりレシートが読み込まれたときは、ステップS500に移行するようになっている。
【0098】
ステップS500〜S508は、ステップS300〜S308と同一の処理となっており、ステップS510〜S514は、ステップS402〜S406と同一の処理となっており、ステップS516は、ステップS318と同一の処理となっている。
【0099】
ステップS518〜S524は、ステップS410〜S416と同一の処理となっており、ステップS528は、ステップS332と同一の処理となっており、ステップS514の判定の結果、いずれかの景品交換処理装置110,120から受信確認応答を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS526に移行して、いずれかの景品交換処理装置110,120と通信できない旨のエラーメッセージおよび読み込んだレシートの内容を印刷装置280,表示装置290に出力し、一連の処理を終了するようになっている。
【0100】
次に、第1の共用情報最新更新処理について、景品交換処理装置100で実行される場合を例にとって説明をする。図11は、第1の共用情報最新更新処理を示すフローチャートである。まず、起動確認要求処理が実行された後は、ステップS600に移行するようになっている。
【0101】
ステップS600では、各景品交換処理装置110,120に特定情報の送信を要求し、ステップS602に移行して、各景品交換処理装置110,120から特定情報を受信したか否かを判定するようになっている。
【0102】
判定の結果、いずれかの景品交換処理装置110,120から特定情報を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS602で待機状態となるが、すべての景品交換処理装置110,120から特定情報を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS604に移行して、受信した特定情報と自己が保持する特定情報とを比較するようになっている。
【0103】
なお、景品交換処理装置100には、例えば、あらかじめ最も古い日時が設定された特定情報を保持させておき、景品交換処理装置100は、最初は、その特定情報と受信した特定情報とを比較するようになっている。また同様に、景品交換処理装置110,120にも、あらかじめ最も古い日時が設定された特定情報を保持させておき、景品交換処理装置110,120は、最初は、特定情報の送信要求に応じて、その特定情報を送信するようになっている。
【0104】
次いで、ステップS606に移行して、受信した特定情報により特定される日時が、自己が保持する特定情報により特定される日時よりも新しいか否かを判定するようになっている。判定の結果、受信した特定情報により特定される日時の方が新しいと判定されたとき(Yes) は、ステップS607に移行して、自己が保持する特定情報を、受信した新しい日時の特定情報に置き換え、ステップS608に移行して、新しい日時の特定情報を受信した景品交換処理装置に共用情報300の送信を要求し、ステップS610に移行するようになっている。
【0105】
ステップS610では、共用情報300の送信を要求した景品交換処理装置から共用情報300を受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、共用情報300を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS610で待機状態となるが、共用情報300を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS612に移行して、自己が保持する共用情報300を、受信した共用情報300に置き換え、ステップS614に移行して、更新処理を終了した旨の通知である更新処理終了を各景品交換処理装置110,120に送信し、ステップS616に移行するようになっている。
【0106】
ステップS616では、各景品交換処理装置110,120にタイムテーブル320の送信を要求し、ステップS618に移行して、各景品交換処理装置110,120からタイムテーブル320を受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、いずれかの景品交換処理装置110,120からタイムテーブル320を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS618で待機状態となるが、すべての景品交換処理装置110,120からタイムテーブル320を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS620に移行するようになっている。
【0107】
ステップS620では、受信した各タイムテーブル320と、自己が保持するタイムテーブル320とを比較し、ステップS622に移行して、受信した各タイムテーブル320に記録された日時と、自己が保持するタイムテーブル320に記録された日時とが一致するか否かを判定するようになっている。
【0108】
判定の結果、自己が保持するタイムテーブル320に記録された日時とが一致しないと判定されたとき(No) は、ステップS624に移行して、タイムテーブル320に記録された日時が異なるデータファイル310を、そのタイムテーブル320を受信した景品交換処理装置に送信し、ステップS626に移行して、更新処理終了を各景品交換処理装置110,120に送信し、一連の処理を終了するようになっている。
【0109】
一方、ステップS622の判定の結果、自己が保持するタイムテーブル320に記録された日時とが一致すると判定されたとき(Yes) は、ステップS626に移行するようになっている。
【0110】
また一方、ステップS606の判定の結果、受信した特定情報により特定される日時の方が古いと判定されたとき(No) は、ステップS614に移行するようになっている。
【0111】
次に、第2の共用情報最新更新処理について、景品交換処理装置120で実行される場合を例にとって説明をする。図12は、第2の共用情報最新更新処理を示すフローチャートである。まず、起動確認応答処理が実行された後は、ステップS700に移行するようになっている。
【0112】
ステップS700では、特定情報の送信要求をサーバ装置から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、特定情報の送信要求を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS700で待機状態となるが、特定情報の送信要求を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS702に移行して、自己が保持する特定情報をサーバ装置に送信し、ステップS704に移行するようになっている。
【0113】
ステップS704では、共用情報300の送信要求をサーバ装置から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、共用情報300の送信要求を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS706に移行して、共用情報300をサーバ装置に送信し、ステップS708に移行するようになっている。
【0114】
ステップS708では、更新処理終了をサーバ装置から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、更新処理終了を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS708で待機状態となるが、更新処理終了を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS710に移行するようになっている。
【0115】
ステップS710では、タイムテーブル320の送信要求をサーバ装置から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、タイムテーブル320の送信要求を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS710で待機状態となるが、タイムテーブル320の送信要求を受信したと判定されたときは(Yes) は、ステップS712に移行して、自己が保持するタイムテーブル320をサーバ装置に送信し、ステップS714に移行するようになっている。
【0116】
ステップS714では、データファイル310をサーバ装置から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、データファイル310を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS716に移行して、自己が保持するデータファイル310を、受信したデータファイル310に置き換え、ステップS718に移行するようになっている。
【0117】
ステップS718では、更新処理終了をサーバ装置から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、更新処理終了を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS718で待機状態となるが、更新処理終了を受信したと判定されたとき(Yes) は、一連の処理を終了するようになっている。
【0118】
一方、ステップS714の判定の結果、データファイル310を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS720に移行して、更新処理終了をサーバ装置から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、更新処理終了を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS714に移行するが、更新処理終了を受信したと判定されたとき(Yes) は、一連の処理を終了するようになっている。
【0119】
また一方、ステップS704の判定の結果、共用情報300の送信要求を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS722に移行して、更新処理終了をサーバ装置から受信したか否かを判定するようになっている。判定の結果、更新処理終了を受信しないと判定されたとき(No) は、ステップS704に移行するが、更新処理終了を受信したと判定されたとき(Yes) は、ステップS710に移行するようになっている。
【0120】
次に、上記実施の形態の動作を図面を参照しながら説明する。図13〜図16は、景品交換処理に伴って送受信される更新情報および共用情報の構成を示す図である。
【0121】
始めに、景品交換処理装置100が正常である場合について説明する。まず、各景品交換処理装置100〜120を一斉に起動させると、景品交換処理装置100では、各景品交換処理装置110,120がそれぞれ起動していることが確認され、各景品交換処理装置110,120がデータの送受信対象として認識される一方、各景品交換処理装置110,120では、景品交換処理装置100がサーバ装置であると認識される。
【0122】
起動の後、例えば、オペレータ(店員)が、機器番号“3”の発券機150で発券された遊技玉数“700”個のレシート(レシートNo“0001”)を遊技客から受け取り、景品交換処理装置110において、そのレシートを読み込ませたものとすると、景品交換処理装置110では、そのレシートの発券の有無が機器番号“3”の発券機150に確認される。このとき、そのレシートは、機器番号“3”の発券機150で発券されたものであるので、正規に発券されたものである旨が機器番号“3”の発券機150から通知され、図13(a)に示すようなレシート情報が景品交換処理装置100に送信される。
【0123】
景品交換処理装置100では、受信したレシート情報に基づいて自己が保持する共用情報300が更新され、図14(a)に示すようなレシート履歴データファイル312がタイムテーブル320とともに各景品交換処理装置110,120に送信される。
【0124】
各景品交換処理装置110,120では、自己が保持するレシート履歴データファイル312およびタイムテーブル320が、更新された新たなものに置き換えられる。
【0125】
次いで、景品交換処理装置110では、読み込んだレシートの遊技玉数“700”個に応じて交換する景品の選択が行われるが、この場合に、例えば、景品コード“10”、仕入原価“199”円、および交換玉数“58”個のたばこを“10”個と、遊技玉数“580”個とを交換し、景品コート“50”、仕入原価“100”円、および交換玉数“30”個のチョコレートを“3”個と、遊技玉数“90”個とを交換したものとすると、図13(b)に示すような交換媒体情報と、図13(c)に示すような交換景品情報と、が景品交換処理装置100に送信される。なお、端数となった遊技玉数“30”は、貯玉したものとする。
【0126】
景品交換処理装置100では、受信した交換媒体情報および交換景品情報に基づいて自己が保持する共用情報300が更新され、図14(b)に示すような交換媒体集計データファイル314と、図14(c)に示すような交換景品集計データファイル316と、がタイムテーブル320とともに各景品交換処理装置110,120に送信される。
【0127】
各景品交換処理装置110,120では、自己が保持する交換媒体集計データファイル314、交換景品集計データファイル316、およびタイムテーブル320が、更新された新たなものに置き換えられる。
【0128】
このような景品交換処理が行われた後、次に例えば、オペレータが、機器番号“3”の発券機150で発券された遊技玉数“900”個のレシート(レシートNo“0002”)を遊技客から受け取り、景品交換処理装置120において、そのレシートを読み込ませたものとすると、景品交換処理装置120では、自己が保持するレシート履歴データファイル312(図14(a))にそのレシートが含まれているか否かが確認される。このとき、そのレシートは、機器番号“3”の発券機150で新たに発券されたものであるので、自己が保持するレシート履歴データファイル312にそのレシートが含まれていないと判定され、図15(a)に示すようなレシート情報が景品交換処理装置100に送信される。
【0129】
景品交換処理装置100では、受信したレシート情報に基づいて自己が保持する共用情報300が更新され、図16(a)に示すようなレシート履歴データファイル312がタイムテーブル320とともに各景品交換処理装置110,120に送信される。
【0130】
各景品交換処理装置110,120では、自己が保持するレシート履歴データファイル312およびタイムテーブル320が、更新された新たなものに置き換えられる。
【0131】
次いで、景品交換処理装置120では、読み込んだレシートの遊技玉数“900”個に応じて交換する景品の選択が行われるが、この場合に、例えば、景品コード“10”、仕入原価“199”円、および交換玉数“58”個のたばこを“10”個と、遊技玉数“580”個とを交換し、景品コート“50”、仕入原価“100”円、および交換玉数“30”個のチョコレートを“3”個と、遊技玉数“90”個とを交換し、景品コード“100”、仕入原価“300”円、および交換玉数“100”個のシャンプーを“2”個と、遊技玉数“200”とを交換したものとすると、図15(b)に示すような交換媒体情報と、図15(c)に示すような交換景品情報と、が景品交換処理装置100に送信される。
【0132】
景品交換処理装置100では、受信した交換媒体情報および交換景品情報に基づいて自己が保持する共用情報300が更新され、図16(b)に示すような交換媒体集計データファイル314と、図16(c)に示すような交換景品集計データファイル316と、がタイムテーブル320とともに各景品交換処理装置110,120に送信される。
【0133】
各景品交換処理装置110,120では、自己が保持する交換媒体集計データファイル314、交換景品集計データファイル316、およびタイムテーブル320が、更新された新たなものに置き換えられる。
【0134】
なお、景品交換処理装置100において、レシートが読み込まれ、景品の交換が行われた場合は、景品交換処理装置100では、そのレシート情報等に基づいて自己が保持する共用情報300(図16)が更新され、更新された新たな共用情報300が各景品交換処理装置110,120に送信される。
【0135】
次に、景品交換処理装置100に異常が発生した場合について説明する。まず、この場合は、すべての景品交換処理装置100〜120を停止させ、景品交換処理装置110をサーバ装置として設定する。そしてこの状態で、各景品交換処理装置110,120を一斉に起動させると、景品交換処理装置110では、景品交換処理装置120が起動していることが確認され、景品交換処理装置120がデータの送受信対象として認識される一方、景品交換処理装置120では、景品交換処理装置110がサーバ装置であると認識される。
【0136】
起動の後、景品交換処理装置110では、自己が保持する共用情報300に基づいて共用情報300の更新が開始される。すなわち、例えば、景品交換処理装置120において、レシートが読み込まれ、景品の交換が行われたものとすると、景品交換処理装置120では、そのレシート情報等が景品交換処理装置110に送信される。景品交換処理装置110では、受信したレシート情報等に基づいて自己が保持する共用情報300(図16)が更新され、更新した新たな共用情報300が景品交換処理装置120に送信される。景品交換処理装置120では、自己が保持する共用情報300(図16)が、更新された新たなものに置き換えられる。
【0137】
なお、景品交換処理装置110において、レシートが読み込まれ、景品の交換が行われた場合は、景品交換処理装置110では、そのレシート情報等に基づいて自己が保持する共用情報300が更新され、更新された新たな共用情報300が景品交換処理装置120に送信される。
【0138】
次に、景品交換処理装置100が復旧した場合について説明する。まず、この場合は、すべての景品交換処理装置110,120を停止させ、景品交換処理装置110のサーバ装置としての設定を解除する。このとき、景品交換処理装置110では、自己がサーバ装置としての設定を解除された日時を特定するための特定情報が生成される。一方、景品交換処理装置100をサーバ装置として設定する。
【0139】
そしてこの状態で、各景品交換処理装置100〜120を一斉に起動させると、景品交換処理装置100では、各景品交換処理装置110,120から特定情報が取得され、自己が保持するものと比較される。このとき、取得した特定情報により特定される日時が、自己が保持する特定情報により特定される日時よりも新しいので、景品交換処理装置110から共用情報300が取得され、自己が保持する共用情報300が取得したものに置き換えられる。
【0140】
その後、景品交換処理装置100では、置き換えた新たな共用情報300に基づいて共用情報300の更新が開始される。
なお、このような特定情報の比較処理は、景品交換処理装置100が正常である場合にも、景品交換処理装置100で起動時に常に実行されるが、景品交換処理装置100が保持する共用情報300が、景品交換処理装置110が保持するものに置き換えられるのは、上記のような場合である。また、このような特定情報の比較処理は、景品交換処理装置110がサーバ装置として設定されている場合にも、景品交換処理装置110で起動時に常に実行されるが、景品交換処理装置120は特定情報を新たに生成しないので、景品交換処理装置110が保持する共用情報が、景品交換処理装置120が保持する共用情報300に置き換えられることはない。
【0141】
次に、景品交換処理装置120に異常が発生し、これが復旧した場合について説明する。なお、景品交換処理装置120が復旧する前において、景品交換処理装置100では、共用情報300が少なくとも1回は更新されたものとする。
【0142】
まず、この場合は、すべての景品交換処理装置100,110を停止させ、各景品交換処理装置100〜120を一斉に起動させる。すると、景品交換処理装置100では、各景品交換処理装置110,120からタイムテーブル320が取得され、自己が保持するものと比較される。このとき、景品交換処理装置120のタイムテーブル320に記録された日時が、自己が保持するタイムテーブル320に記録された日時と一致しないので、一致しない日時に係るデータファイル310がタイムテーブル320とともに景品交換処理装置120に送信される。景品交換処理装置120では、自己が保持するデータファイル310およびタイムテーブル320が、受信した新たなものに置き換えられる。
【0143】
なお、このようなタイムテーブル320の比較処理は、景品交換処理装置120が正常である場合にも、景品交換処理装置100で起動時に常に実行されが、景品交換処理装置100が保持するデータファイル310が景品交換処理装置120に送信されるのは、上記のような場合である。
【0144】
また、景品交換処理装置110に異常が発生し、これが復旧した場合も、景品交換処理装置100では、景品交換処理装置110に対して上記同様の処理が行われる。
【0145】
このようにして、景品交換処理装置100が正常であるときは、景品交換処理装置100がサーバ装置となり、景品交換処理装置100では、各景品交換処理装置110,120からの更新情報に基づいて共用情報300を更新し、これを各景品交換処理装置110,120に保持させるようにし、景品交換処理装置100に異常が発生したときは、景品交換処理装置110がサーバ装置となり、景品交換処理装置110では、自己が保持する共用情報300に基づいて、共用情報300の更新を開始するようにしたから、サーバ装置である景品交換処理装置100に異常が発生しても共用情報300を用いた景品交換処理を、共用情報300の整合性等に影響を与えることなく継続することができる。
【0146】
また、景品交換処理装置100が復旧したときは、景品交換処理装置110に代わって景品交換処理装置100がサーバ装置となり、景品交換処理装置100では、景品交換処理装置110が保持する共用情報300に基づいて、共用情報300の更新を開始するようにしたから、景品交換処理装置100を復旧させても共用情報300を用いた景品交換処理を、共用情報300の整合性等に影響を与えることなく継続することができる。
【0147】
さらに、景品交換処理装置110では、自己がサーバ装置としての設定を解除された日時を特定するための特定情報を生成して保持し、景品交換処理装置100では、景品交換処理装置110が保持する特定情報に基づいて、自己が保持する共用情報300を景品交換処理装置110が保持するものに置き換えるようにしたから、景品交換処理装置110に代わって景品交換処理装置110がサーバ装置となったときに、景品交換処理装置100では、最新の共用情報300に基づいて、共用情報300の更新を開始することができる。
【0148】
さらに、景品交換処理装置100では、各景品交換処理装置110,120からタイムテーブル320を取得し、取得したタイムテーブル320に記録された日時が、自己が保持するタイムテーブル320に記録された日時と一致しないときは、一致しない日時に係るデータファイル310を景品交換処理装置110,120に送信するようにしたから、景品交換処理装置110,120に異常が発生し、その後これを復旧させても、景品交換処理装置100,120では、最新の共用情報300に基づいて、共用情報300を用いた景品交換処理を開始することができる。
【0149】
なお、上記実施の形態においては、景品交換処理装置100〜120により共用情報を用いた景品交換処理を行うように構成したが、これに限らず、特に景品交換処理装置120は設けず、景品交換処理装置100,110により共用情報を用いた景品交換処理を行うように構成してもよい。この場合、景品交換処理装置100に異常が発生したときは、景品交換処理装置110では、自己からの更新情報に基づいて、自己が保持する共用情報が更新される。
【0150】
また、上記実施の形態において、図6〜図12のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM220にあらかじめ格納されているプログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記録された記録媒体から、そのプログラムをRAM230に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0151】
ここで、記録媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であれば、あらゆる記録媒体を含むものである。
【0152】
上記実施の形態において、景品交換処理装置100は、発明1、2、3、またはの第1の処理装置に対応し、景品交換処理装置110は、発明1、2、3、またはの第2の処理装置に対応し、景品交換処理装置120は、発明1の第3の処理装置に対応している。
【0153】
【発明の効果】
以上説明したように、発明1の共用情報処理システムによれば、第1の処理装置に異常が発生しても共用情報を用いた処理を、共用情報の整合性等に影響を与えることなく継続することができ、もって業務の効率化を向上することができるという効果が得られる。
【0154】
また、発明3の共用情報処理システムによれば、第1の処理装置を復旧させても共用情報を用いた処理を、共用情報の整合性等に影響を与えることなく継続することができるという効果も得られる。
【0155】
さらに、発明4の共用情報処理システムによれば、第2の処理装置に代わって第1の処理装置がサーバ装置となったときに、第1の処理装置では、最新の共用情報に基づいて、共用情報の更新を開始することができるという効果も得られる。
【0156】
さらに、発明5の共用情報処理システムによれば、サーバ装置でない他の処理装置に異常が発生し、その後これを復旧させても、そのサーバ装置でない他の処理装置では、最新の共用情報に基づいて、共用情報を用いた処理を開始することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の構成を示す図である。
【図2】景品交換処理装置100の構成を示すブロック図である。
【図3】共用情報の構成を示す図である。
【図4】データファイル310の構成を示す図である。
【図5】更新情報の構成を示す図である。
【図6】起動確認要求処理を示すフローチャートである。
【図7】起動確認応答処理を示すフローチャートである。
【図8】第1の共用情報更新要求処理を示すフローチャートである。
【図9】共用情報更新処理を示すフローチャートである。
【図10】第2の共用情報更新要求処理を示すフローチャートである。
【図11】第1の共用情報最新更新処理を示すフローチャートである。
【図12】第2の共用情報最新更新処理を示すフローチャートである。
【図13】景品交換処理に伴って送受信される更新情報の構成を示す図である。
【図14】景品交換処理に伴って送受信される共用情報の構成を示す図である。
【図15】景品交換処理に伴って送受信される更新情報の構成を示す図である。
【図16】景品交換処理に伴って送受信される共用情報の構成を示す図である。
【符号の説明】
100〜120 景品交換処理装置
150 発券機
199 通信ケーブル
210 CPU
214 タイマ
220 ROM
230 RAM
235 VRAM
240 CRTC
250 I/F
260 記憶装置
270 入力装置
280 印刷装置
290 表示装置
300 共用情報
310 データファイル
312 レシート履歴データファイル
314 交換媒体集計データファイル
316 交換景品集計データファイル
320 タイムテーブル

Claims (4)

  1. 第1乃至第3の景品交換処理装置と、レシートを発券する複数の発券機とを備え、すべての前記景品交換処理装置で共用するレシート履歴共用情報を処理するシステムであって
    記発券機は、景品の交換対象となる投入された遊技媒体を計数し、その計数結果である遊技媒体数と、当該発券機及びレシートを特定する情報を含むレシート情報とを当該レシートに記録して発券し、発券したレシートの履歴を保持し、外部からの問い合わせに対してレシートの発券確認を行い、
    前記第1の景品交換処理装置が正常であるときは、前記第1の景品交換処理装置がサーバとなり、前記第1の景品交換処理装置に異常が発生したときは、前記第2の景品交換処理装置がサーバとなり、
    前記第1の景品交換処理装置は、レシートから読み込んだレシート情報が、自己が保持するレシート履歴共用情報に含まれているか否かを照合する照合手段と、
    自己が読み込んだレシート情報に基づいて、当該レシートを発券した発券機に前記発券確認を要求して当該レシートが前記発券機から正規に発券されたものであるか否かを判定する判定手段と、
    自己がレシート情報を読み込んだ場合、前記レシート情報が自己の判定手段で正規に発券されたものであると判定したとき、前記レシート情報に基づいて、自己が保持するレシート履歴共用情報を更新し、前記更新したレシート履歴共用情報を自己以外のすべての景品交換処理装置に送信し、
    前記第2又は第3の景品交換処理装置から更新情報を受信した場合、前記更新情報に基づいて、自己が保持するレシート履歴共用情報を更新し、前記更新したレシート履歴共用情報を自己以外のすべての景品交換処理装置に送信する更新手段とを有し、
    前記第2の景品交換処理装置は、レシートから読み込んだレシート情報が、自己が保持するレシート履歴共用情報に含まれているか否かを照合する照合手段と、
    自己が読み込んだレシート情報に基づいて、当該レシートを発券した発券機に前記発券確認を要求して当該レシートが前記発券機から正規に発券されたものであるか否かを判定する判定手段と、
    自己がサーバとなっていないときに動作し、自己が読み込んだレシート情報を含む前記更新情報の前記第1の景品交換処理装置への送信を、自己の判定手段で正規に発券されたものであると判定したときに限り行う要求手段と、
    自己がサーバとなっていないときに動作し、前記第1の景品交換処理装置から前記レシート履歴共用情報を受信したときは、自己が保持するレシート履歴共用情報を当該レシート履歴共用情報に置き換える置換手段と、
    自己がサーバとなっていないときに動作し、異常の発生により、自己の要求手段による前記更新情報の送信に伴って前記第1の景品交換処理装置から受信すべき前記レシート履歴共用情報を受信しないときは、エラーメッセージ及び自己が読み込んだレシート情報を出力する出力手段と、
    自己がサーバとなっているときに動作し、新たにサーバになったときに第3の景品交換処理装置が保持するレシート履歴共用情報のうち最新のものを取得し、
    自己がレシート情報を読み込んだ場合、前記レシート情報が自己の判定手段で正規に発券されたものであると判定したとき、前記レシート情報に基づいて、自己が保持するレシート履歴共用情報を更新し、前記更新したレシート履歴共用情報を自己以外のすべての景品交換処理装置に送信し、
    前記第3の景品交換処理装置から前記更新情報を受信した場合、前記更新情報に基づいて、自己が保持するレシート履歴共用情報を更新し、前記更新したレシート履歴共用情報を自己以外のすべての景品交換処理装置に送信する更新手段とを有し、
    前記第3の景品交換処理装置は、レシートから読み込んだレシート情報が、自己が保持するレシート履歴共用情報に含まれているか否かを照合する照合手段と、
    自己が読み込んだレシート情報に基づいて、当該レシートを発券した発券機に前記発券 確認を要求して当該レシートが前記発券機から正規に発券されたものであるか否かを判定する判定手段と、
    自己がレシート情報を読み込んだ場合、前記レシート情報が自己の判定手段で正規に発券されたものであると判定したとき、前記レシート情報を含む前記更新情報を、前記第1及び第2の景品交換処理装置のうち現在サーバとなっているものに送信する要求手段と、
    前記現在サーバとなっている景品交換処理装置から前記レシート履歴共用情報を受信した場合、自己が保持するレシート履歴共用情報を当該レシート履歴共用情報に置き換える置換手段と、
    異常の発生により、自己の要求手段による前記更新情報の送信に伴って前記現在サーバとなっている景品交換処理装置から受信すべき前記レシート履歴共用情報を受信しないときは、エラーメッセージ及び自己が読み込んだレシート情報を出力する出力手段とを有することを特徴とするレシート履歴共用情報処理システム。
  2. 前記第1の景品交換処理装置が復旧したときは、前記第1の景品交換処理装置がサーバとなるとともに前記第2の景品交換処理装置がサーバでなくなり、
    前記第1の景品交換処理装置の更新手段は、新たにサーバになったとき前記第2の景品交換処理装置が保持するレシート履歴共用情報を取得することを特徴とする請求項1記載のレシート履歴共用情報処理システム。
  3. 前記第2の景品交換処理装置は、自己がサーバでなくなった時点を特定するための特定情報を生成して保持し、
    前記第1の景品交換処理装置の置換手段は、前記特定情報に基づいて、自己が保持するレシート履歴共用情報を前記第2の景品交換処理装置が保持するレシート履歴共用情報に置き換えることを請求項1又は2記載のレシート履歴共用情報処理システム。
  4. 前記レシート履歴共用情報には、必要なデータを記録したデータファイルと、そのデータファイルが最後に更新された日時を記録したタイムテーブルと、が含まれ、
    前記第1及び第2の景品交換処理装置の更新手段は、自己以外の前記各景品交換処理装置から前記タイムテーブルを取得し、取得した前記タイムテーブルに記録された日時が、対応する自己が保持する前記タイムテーブルに記録された日時と一致しないときは、当該タイムテーブルを取得した前記景品交換処理装置に、対応する自己が保持する前記データファイルを出力することを特徴とする請求項1、2又は3記載のレシート履歴共用情報処理システム。
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