JP2604204B2 - 自動販売機システム - Google Patents

自動販売機システム

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JP2604204B2
JP2604204B2 JP63202182A JP20218288A JP2604204B2 JP 2604204 B2 JP2604204 B2 JP 2604204B2 JP 63202182 A JP63202182 A JP 63202182A JP 20218288 A JP20218288 A JP 20218288A JP 2604204 B2 JP2604204 B2 JP 2604204B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、現金及びクレジットカードによる後払いの
何れによっても販売が行なえる自動販売機を複数備えた
自動販売機システムに関する。
(ロ)従来の技術 現金及びクレジットカードの両方にて販売が可能な自
動販売機としては、特開昭61−246893号公報に示されて
いる技術がある。これは、カード処理装置から出力する
販売可能信号と、硬貨処理装置から出力する販売可能信
号とは、同一信号線で自動販売機本体装置のリレー制御
部に伝送するよう接続構成したものである。これにより
カード処理装置と硬貨処理装置との間で、信号の送受は
無くなり、硬貨処理装置にはカード処理装置のための信
号変換器や、カードに関する判定機能は必要なく、従来
から使われてきた硬貨処理装置をそのまま使用し、カー
ド処理装置を追加するだけで、クレジットカードが使え
る自動販売機が実現できるようにしたものである。そし
て更に、特定グループ内での各部門別カードによる自動
販売機の利用状況の集計が、カード処理装置の記憶部の
データを読み出すだけで簡単に行なえるようにしたもの
である。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら通常の自動販売機にクレジットカードに
よる販売機能を付加してカード販売を集中管理するよう
にしたときは、現金販売による売上データも集中管理し
なければシステムとしては不完全であり、上記の従来技
術は現金販売の集中管理という点で対応できていない。
したがって本発明は、現金及びクレジットカードの両
方の売上データを自動販売機の外部の装置にて管理でき
る自動販売機システムを提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明による自動販売機シ
ステムは、自動販売機のそれぞれにはカードリーダー及
び自動販売機端末装置を設けるとともに、これら自動販
売機とは別に自動販売管理装置を設け、前記自動販売端
末装置のそれぞれは、前記カードリーダーにて読取った
カード情報が適正であると当該自動販売機のクレジット
カードによる販売を制御する手段と、自動販売機の現金
販売時において発生する売上データを導入する手段と、
現金及びクレジットカードによる販売の売上データを前
記自動販売管理装置に送信する手段とを備え、前記自動
販売管理装置は、前記自動販売端末装置より送信される
売上データを記録する手段を備えた構成である。
(ホ)作用 自動販売機にカードが投入されると、カードリーダー
にてカード情報が読取られる。自動販売端末装置はこの
カード情報が適正であると、当該自動販売機のクレジッ
トカードによる販売を制御する。そして自動販売端末装
置は現金またはクレジットカードにて販売がなされる
と、この売上データを自動販売管理装置に送信し、自動
販売管理装置は送信されてくる売上データを記録する。
(ヘ)実施例 第1図は本発明による自動販売機システムの構成を示
し、クレジットカードによる後払いの販売が可能な自動
販売機(21)…(21)はそれぞれ自動販売端末装置
(1)を備えている。そしてこれら自動販売端末装置
(1)は1本の同軸ケーブル(15)にバスライン方式で
接続されており、ネットワークコントローラである自動
販売管理装置(2)にて集中管理される。自動販売管理
装置(2)は、売上データを記録するためのフロッピー
ディスクユニット(8)と、パラメータ設定やデータの
確認用のキーボード(9)及びディスプレイユニット
(10)を備えている。また自動販売機(21)の前面に
は、商品種類毎に設けた選択スイッチ(16)〜(16)
と、クレジットカードの投入口(17)と、カート販売の
適否をそれぞれ示すOKランプ(18)及びNGランプ(19)
と、硬貨投入口(22)とが配列されている。
第2図は自動販売機(21)と自動販売管理装置(2)
の回路構成を示している。自動販売機(21)は販売制御
部(12)と自動販売端末装置(1)とに大別される。自
動販売端末装置(1)は端末CPU(4)と通信インター
フェース(6)とを備え、端末CPU(4)には、OKラン
プ(18)及びNGランプ(19)を含む表示器(14)と、カ
ードリーダー(3)と、釣銭払出装置(23)と、貨幣検
知装置(24)とを接続している。また販売制御部(12)
には、選択スイッチ(16)〜(16)を含む商品選択装置
(13)を接続している。この販売制御部(12)は、商品
の価格以上の現金の投入により商品の販売が可能とな
り、顧客が商品選択装置(13)によって購入商品を指定
するとこの商品を払出し、釣銭が必要な場合に釣銭払出
装置(23)を駆動して釣銭を払出す通常の自動販売動作
を制御するもので、本来、貨幣検知装置(24)及び釣銭
払出装置(23)は販売制御部(12)に接続されるもので
あるが、クレジットカードによる販売機能を付加した本
発明の自動販売機にあっては、これらは自動販売端末装
置(1)を通して販売制御部(12)に接続されている。
したがって自動販売機に正貨が投入されたことで貨幣検
知装置(24)に発生する投入貨幣信号が端末CPU(4)
へ導入された後、販売制御部(12)へ送られる。これに
より自動販売端末装置(1)及び販売制御部(12)の両
方で投入金額が算出されることになる。そしてこの投入
金額に基づき販売動作となると、販売制御部(12)は釣
銭を算出し、釣銭の払出しが必要な場合に釣銭額を示す
釣銭信号を釣銭払出装置(23)に出力することになる
が、本例ではこの釣銭信号は端末CPU(4)を経由して
釣銭払出装置(23)に導入される。端末CPU(4)は釣
銭信号を転送する一方で、この信号に基づき釣銭額を算
出し投入金額から釣銭額を減算することで売上金額を演
算する。更に顧客が選択スイッチ(16)〜(16)を操作
することで商品選択装置(13)に発生する商品信号は販
売制御部(12)とともに端末CPU(4)へも導入されて
おり、端末CPU(4)はこの信号にて売上商品種を把握
できる。
また後払いが可能な有効なカードがカードリーダー
(3)に投入されると、端末CPU(4)は商品の価格以
上の所定金額を表わすダミーの投入貨幣信号を販売制御
部(12)に出力する。これにより販売制御部(12)は通
常の現金投入の場合と同様な制御を行なって、釣銭が必
要な場合には釣銭信号を端末CPU(4)に出力する。し
たがって端末CPU(4)では、ダミーの投入金額から販
売制御部(12)によって示される釣銭額を減算すること
で、カード販売時の売上金額も把握できる。但し、端末
CPU(4)は、カード販売時に販売制御部(12)から釣
銭信号が導入されても、これを釣銭払出装置(23)に転
送することがない。
本例ではカードリーダー(3)が読取ったカード情報
の適正は自動販売管理装置(2)にて判定するもので、
端末CPU(4)はカードリーダー(3)が読取ったカー
ド情報を通信インターフェース(6)にて自動販売管理
装置(2)に送信する手段を含み、自動販売管理装置
(2)によってカードの使用許可が示されると、前述し
たダミーの投入貨幣信号を販売制御部(12)に出力する
ようになっている。更に端末CPU(4)は、現金及びク
レジットカードの販売で生じた売上データを、通信イン
ターフェース(6)にて自動販売管理装置(2)に送信
する手段を含む。
自動販売管理装置(2)はCPU(5)と、RAM(11)
と、通信インターフェース(7)とを備え、CPU(5)
に、フロッピーディスクユニット(8)と、キーボード
(9)と、ディスプレイユニット(10)を接続してい
る。そしてCPU(5)は、自動販売端子装置(1)から
送信されるカード情報の真偽も判別して、カードの使用
許可または使用禁止のコマンドを通信インターフェース
(7)にて端末CPU(4)に送信する手段と、フロッピ
ーディスクユニット(8)の駆動を制御して自動販売端
末装置(1)から送信されてくる売上データをフロッピ
ーディスクに記録する手段とを含む。
端末CPU(4)の動作を示す第3図のフローチャート
にて、自動販売端子装置(1)の動作を説明する。先ず
端末CPU(4)は、ステップS0で貨幣入力の有無を判別
し、貨幣入力がないとつぎのステップS1にてカードリー
ダー(3)へのカードの投入を判別し、投入されている
と更につぎのステップS2で、カードリーダー(3)がカ
ード情報の読取りを終了したかを判別する。カードリー
ダー(3)がカードからカード情報を読取って端末CPU
(4)に出力すると、端末CPU(4)はつぎのステップS
3でカード情報のフォーマット適正であるかを判定する
ことでカードリーダー(3)による読取りが正常である
かを判別する。そして読取りが正常であればつぎのステ
ップS4に進み、カード(20)の有効性をチェックするた
めに読取ったカード情報をCPU(5)に送信する。しか
るにカード情報のフォーマットが非適正であると、読取
りエラーとしてステップS10に進み、端末CPU(4)はNG
ランプ(19)を駆動させる。
自動販売管理装置(2)のCPU(5)が送られてきた
カード情報に基づきカードの有効性を判別してカードの
使用許可または使用禁止のコマンドを送信すると、端末
CPU(4)はステップS5にてコマンドを受信し、有効カ
ードであるとつぎのステップS6に進むが、無効カードで
あるとステップS1に復帰する。このステップS6において
はOKランプ(18)を駆動して、投入カードによる販売が
可能であることを表示し、つぎのステップS7で販売制御
部(12)にダミーの投入貨幣信号を出力する。したがっ
て販売制御部(12)は販売動作が可能な状態となり、顧
客によって商品選択装置(13)に商品の選択操作がなさ
れると、この商品の販売を制御する。そしてステップS8
において端末CPU(4)は商品選択装置(13)に発生す
る商品信号や販売制御部(12)が出力する釣銭信号から
売上金額及び売上商品種を検出する。このとき売上金額
は前述したように、ダミーの投入金額から釣銭信号にて
示される釣銭額を減算することで検出する。また端末CP
U(4)は釣銭信号が販売制御部(12)より導入されて
も、これを釣銭払出装置(23)に転送することはなく釣
銭が払出されることはない。つぎのステップS9において
は、端末CPU(4)は検出した売上金額及び売上商品種
の売上データに、カードに記録されている個人識別情報
(ID情報)を付加して、CPU(5)に送信する。
しかして自動販売機(21)に正貨が投入されて貨幣検
知装置(24)が投入貨幣信号を生じていると、端末CPU
(4)はステップS0にて貨幣入力の有りを判別してステ
ップS11に進む。このステップS11では販売制御部(12)
に投入貨幣信号を転送するとともに、端末CPU(4)で
でも投入金額を演算する。つぎのステップS12では、追
加の投入貨幣の有無を判別して追加が有ればステップS1
1に戻るが、追加が無ければステップS13に進む。このス
テップS13では、商品選択装置(13)に発生する商品信
号や販売制御部(12)からの釣銭信号に応じて売上金額
及び売上商品種を検出する。このとき釣銭信号が入力さ
れない場合は、投入金額がそのまま売上金額となる。そ
して釣銭信号が入力されたときは、端末CPU(4)はこ
の信号を釣銭払出装置(23)へ転送し、該釣銭払出装置
(23)が動作して釣銭払出動作となる。つぎのステップ
S14においては、端末CPU(4)は検出した売上データを
CPU(5)に送信する。
CPU(5)の動作を示す第4図のフローチャートに
て、自動販売管理装置(2)の動作を説明する。CPU
(5)はステップS100で自動販売機(1)からの送信を
受けると、つぎのステップS101に進む。このステップS1
01では受信したデータがカード情報か否かを判別する。
受信したデータがカード情報であるときはステップS106
に進み、このステップでCPU(5)は適正カードかどう
かを判別するとともに、無効登録カードマスター検索を
行ないカードの有効性を判定する。
CPU(5)による適正カードの判別はカード情報の企
業コードや有効期限を適正データと照合して行なうが、
このような適正データは予めキーボード(9)の操作に
よりRAM(11)にストアされている。また適正カードで
あってもそれが紛失されたものであれば無効としなけれ
ばならないが、この場合も予めキーボード(9)にて無
効カードのID情報やカード番号をRAM(11)にストアし
ておくことで、CPU(5)は無効登録カードマスター検
索を行なうことができる。そしてCPU(5)は、有効カ
ードと判定するとステップS107に進んで使用許可のコマ
ンドを端末CPU(4)に返信し、また無効カードと判定
するとステップS108に進んで使用禁止とコマンドを端末
CPU(4)に返信する。
自動販売機(1)から受信したデータが売上データで
あることをステップS102にて判別すると、CPU(4)は
ステップS103に進む。このステップS103では送信されて
きた売上データをRAM(11)にストアし、つぎのステッ
プS104において売上データのRAM(11)への記憶件数が
8件かを判別する。そして売上件数が8件に達していれ
ば、つぎのステップS105に進みフロッピーディスクユニ
ット(8)を駆動して、この8件分の売上データをフロ
ッピーディスクに記憶する。
以上の自動販売機システムは、各自動販売機において
カード或いは現金の投入による販売動作で生じる売上デ
ータを自動販売端末装置(1)にて検出し、これを自動
販売管理装置(2)に送信することで、カード使用によ
る後払い情報だけでなくシステムに属する全ての自動販
売機のカード及び現金による全ての売上情報を自動販売
管理装置にて管理できる。
そして自動販売機(21)において販売制御部(12)と
釣銭払出装置(23)及び貨幣検知装置(24)との接続を
切り離して、その間に自動販売端末装置(1)を介在さ
せているために、通常の自動販売機にカード機能を付加
でき、そしてカード販売と現金販売とを効率的に処理で
きる。
(ト)発明の効果 本発明によると、各自動販売機に自動販売端末装置を
取付けてこれを自動販売管理装置にて集中管理すること
で、複数の自動販売機をカード販売機能を有する自動販
売システムに拡張することができる。しかもカード及び
現金の区別なく売上データが自動販売管理装置にて管理
されるために、運用面で優れた自動販売機システムが提
供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動販売機システムの構成図、第
2図は自動販売機と自動販売管理装置の回路構成をブロ
ックにて示す図、第3図は端末CPUの動作を示すフロー
チャート、第4図はCPUの動作を示すフローチャートで
ある。 (1)……自動販売端末装置、(2)……自動販売管理
装置、(3)……カードリーダー、(4)……端末CP
U、(5)……CPU。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現金の投入により商品の販売が可能な自動
    販売機を複数備えた自動販売機システムにおいて、該自
    動販売機のそれぞれにはカードリーダー及び自動販売端
    末装置を設けるとともに、これら自動販売機とは別に自
    動販売管理装置を設け、前記自動販売端末装置のそれぞ
    れは、前記カードリーダーにて読取ったカード情報を適
    正であると当該自動販売機のクレジットカードによる販
    売を制御する手段と、自動販売機の現金販売時において
    発生する売上データを導入する手段と、現金及びクレジ
    ットカードによる販売の売上データを前記自動販売管理
    装置に送信する手段とを備え、前記自動販売管理装置
    は、前記自動販売端末装置より送信される売上データを
    記録する手段を備えたことを特徴とする自動販売機シス
    テム。
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