JP4010533B2 - ゲーム機、電子機器、および省電力モード管理プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器およびそこで実行される省電力モード管理プログラムに関し、より特定的には、省電力モードを備えたゲーム機およびそのゲーム機で実行される省電力モード管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話端末や携帯情報端末等の携帯電子機器では、その内蔵された電池で稼動するため、長時間の稼動を実現するためには消費電力を抑えることが重要である。この消費電力を抑える方法の一つとして、携帯電子機器には省電力モードが設けられている。例えば、上記省電力モードでは、携帯電子機器に一定時間入力がなければ表示装置への電力供給を停止したり、CPUへのクロック周波数を落としたりすることで、携帯電子機器本体の消費電力を少なくしている。一方、上記省電力モードを解除するためには、携帯電子機器が省電力モード中に入力があったとき等に直ちに通常モードに復帰し、省電力モード移行前の状態に戻すことで、ユーザの利便性を向上させている。
【0003】
また、据置型のパーソナルコンピュータ等でも上記省電力モードが設けられている。この省電力モードでも、上記携帯電子機器と同様に一定時間入力がなければ表示装置への電力供給を停止したり、スクリーンセーバを表示する等を行い、省電力モード中に入力があったとき等に直ちに通常モードに復帰し、省電力モード移行前の状態に戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した省電力モードを携帯ゲーム機に転用することは困難であった。まず、携帯ゲーム機は、ユーザにゲームを行わせることが主な目的であるため、典型的には、当該携帯ゲーム機に設けられている操作ボタンが、ユーザが操作しやすいようにそのハウジングから突出するように設けられている。また、携帯ゲーム機は、ユーザによって鞄やポケットに入れて持ち運びされることが多い。つまり、上述したような省電力モード中に入力があったとき等に直ちに通常モードとしてのゲーム処理モードに復帰する技術を携帯ゲーム機に転用すると、ユーザによって鞄やポケットに入れて持ち運びされる時等は、携帯ゲーム機に周辺の物体が接触することが多いため、突出した操作ボタンが押されることによって簡単にゲーム処理モードに復帰してしまう。さらに、ゲームの種類によっては、持ち運び中にゲーム処理モードに復帰することによって、ユーザが知らない間に省電力モード移行前の状態からゲームが進行したり、最終的にはゲームオーバになることも考えられる。
【0005】
一方、上述した携帯ゲーム機を省電力モードで持ち運び中に簡単にゲーム処理モードに復帰することを防止するために、複数の操作ボタンの操作を組合わせることによって、省電力モードを解除することも考えられる。このような場合、ユーザが省電力モードを解除する複数の操作ボタンの操作手順を記憶する必要があり、上記操作手順を忘れるとゲーム処理モードに復帰が出来なくなる。また、複数の操作ボタンを同時に押すことによって省電力モードを解除する場合、ユーザが単一の操作ボタンを押しても携帯ゲーム機が反応しないため、ユーザが電源をOFFしてしまうことも考えられる。
【0006】
それ故に、本発明の目的は、省電力モードからの解除の操作が容易であり、ゲーム処理モードに偶発的に復帰しにくいゲーム機およびそのゲーム機で実行される省電力モード管理プログラムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特徴を有している。
第1の発明は、内部の消費電力を抑える省電力モード(実施形態との対応関係で示せば、例えばスリープモード)を備えるゲーム機(携帯ゲーム機1)において、当該省電力モードへ移行および当該省電力モードから復帰させるために当該ゲーム機のコンピュータ(CPU15等)に実行させる省電力モード管理プログラムであって、第1の復帰判定ステップ(ステップS31を実行するCPU15;以下、単にステップ番号のみを示す)、省電力モード解除ステップ(S32)、復帰条件表示ステップ(S36)、第2の復帰判定ステップ(S37およびS38)、およびゲーム処理モード復帰ステップ(S40)をコンピュータに実行させる。第1の復帰判定ステップは、省電力モード中に、ゲーム機に設けられた操作スイッチ(操作スイッチ14)から発生する第1の操作信号(操作スイッチ14の操作信号)が予め設定された第1段目の復帰条件と一致するか判定する。省電力モード解除ステップは、第1の復帰判定ステップで第1の操作信号が第1段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、省電力モードを解除する。復帰条件表示ステップは、省電力モード解除ステップで省電力モードが解除された後、第2段目の復帰条件を表示装置に表示する。第2の復帰判定ステップは、操作スイッチから発生する第2の操作信号(操作スイッチ14の操作信号)が第2段目の復帰条件と一致するか判定する。ゲーム処理モード復帰ステップは、第2の復帰判定ステップで第2の操作信号が第2段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、省電力モードに移行する直前にゲーム機で処理されていたゲーム処理モードに復帰させる。第1の発明によれば、消費電力を抑える省電力モードからゲーム処理モードへの復帰には、2段階の復帰条件のクリアが必要であるため、容易にゲーム処理モードに復帰することがない。つまり、省電力モード中において、携帯ゲーム機や据置型のゲーム機のコントローラに突出して設けられている操作スイッチに周辺の物体が接触しても、操作スイッチが押されることによって簡単にゲーム処理モードに復帰することがないため、不用意なゲームの進行を防止できる。
【0008】
第2の発明は、第1の発明に従属する発明であって、復帰条件表示ステップでは、省電力モード解除ステップによって省電力モードが解除されたとき、第2の操作信号を発生させるための第2の操作手順を表示装置に表示(復帰ウインドウRWの表示)する。第2の発明によれば、省電力モードが解除された後、直ちに復帰のための操作手順が表示されるので、ユーザに煩雑な操作手順を覚えさせることなく、ゲーム処理モードへ容易に復帰させることができる。
【0009】
第3の発明は、第2の発明に従属する発明であって、第2段目の復帰条件は、復帰条件表示ステップで表示装置に表示された選択肢から、ユーザが省電力モードからの復帰を選択することである(復帰ウィンドウRW1参照)。第3の発明によれば、ゲーム処理モードに復帰させるための手順を選択肢によって表示(復帰ウィンドウRW1参照)するので、ゲーム処理モードへより容易に復帰させることができる。
【0010】
第4の発明は、第2の発明に従属する発明であって、第2段目の復帰条件は、復帰条件表示ステップで表示装置に表示された複数の操作スイッチの組合せに対応する操作信号である。第4の発明によれば、復帰させるための手順を操作スイッチの組合せによって表示(復帰ウィンドウRW2参照)するので、ゲーム処理モードへの偶発的な復帰をより困難にすることができる。
【0011】
第5の発明は、第1ないし4の発明のいずれかに従属する発明であって、省電力モード再移行ステップ(S42、S43)をさらにコンピュータに実行させる。省電力モード再移行ステップは、省電力モードが解除されてから所定の時間が経過するまでの間、第2の操作信号の発生を待ち、所定の時間以内に第2の操作信号が発生しないとき(S41)、省電力モードに再び移行(S42、S43)させる。第5の発明によれば、第1段目の復帰条件をクリアした後、ゲーム機が放置された場合、再度省電力モードに移行するため、消費電力を抑えることができる。
【0012】
第6の発明は、第1の発明に従属する発明であって、第1段目の復帰条件は、第1の操作信号が発生している時間が所定の時間以下である(S31)。第4の発明によれば、所定時間を例えば比較的短時間(0.5又は1秒以下)とすれば、操作スイッチが長時間押された状態(例えば鞄の中等で操作スイッチが勝手に押し続けられてしまうこと等)と区別でき、ユーザからの入力が省電力モードを解除する指示か否かの判定をほぼ区別することが可能になるので、省電力モードから容易に復帰することを防止できる。
【0013】
第7の発明は、第1の発明に従属する発明であって、第1段目の復帰条件は、複数の操作スイッチの中から予め設定された組合せの操作スイッチからの操作信号である(S31)。第7の発明によれば、複数の操作スイッチの組合せの操作によって第1段目の復帰条件がクリアされるため、ユーザからの入力が省電力モードを解除する指示か否かの判定をさらに明確にすることができるので、省電力モードから容易に復帰することをより防止できる。
【0014】
第8の発明は、第1の発明に従属する発明であって、第1の操作手順表示ステップ(復帰手順を示すウインドウPWの表示)をさらにコンピュータに実行させる。第1の操作手順表示ステップは、省電力モードへの移行するとき、第1の操作信号を発生させるための第1の操作手順を表示装置に表示する。第8の発明によれば、省電力モードからの第1段目の復帰手順をユーザに予め伝達することによって、ユーザの省電力モードからの復帰操作が容易になる。
【0015】
第9の発明は、第1の発明に従属する発明であって、ゲームデータ退避ステップ(S12〜S14)と、省電力モード移行ステップ(S15〜S23)とをさらにコンピュータに実行させる。ゲームデータ退避ステップは、ゲーム処理モード中における操作スイッチから発生する第3の操作信号が予め設定された第1段目の移行条件と一致すること(S12)または操作信号が一定時間発生していないこと(S13)に応じて、ゲーム処理モードにおける例えばCPUレジスタや内部RAM等に記憶されているゲームデータ(実行途中のプログラムの命令等を含む)を、その後のプログラムの実行で利用されないメモリ空間へ退避させる(S14)。その後、省電力モード移行ステップは、第1の復帰判定ステップからプログラムの実行が開始される状態になるように、そのプログラムに対応する命令等を例えばCPUレジスタや内部メモリに設定し、ゲーム機の省電力モードを有効にする(すなわち省電力モードへ移行させる)。第9の発明によれば、強制的又は非強制的に省電力モードへ移行させることができ、また、省電力モードからの復帰直後に第1の復帰ステップから実行されるので、復帰直後にゲーム処理モードにおけるゲームがユーザが意図しない状態で進行するのを防止することができる。
【0016】
第10の発明は、第9の発明に従属する発明であって、移行ウィンドウ表示ステップ(S17)をさらにコンピュータに実行させる。移行ウィンドウ表示ステップは、ユーザの意思を確認するための移行ウィンドウ(SW)を表示装置に表示する。第10の発明によれば、移行ウィンドウによって省電力モードに移行するか否かの意思をユーザに確認しているので、不用意に省電力モードに移行してしまうことを防止できる。
【0017】
第11の発明は、内部消費電力を抑える省電力モードを備えるゲーム機であって、操作スイッチ、第1の復帰判定手段(S31)、省電力モード解除手段(S32)、復帰条件表示手段(S36)、第2の復帰判定手段(S37およびS38)、およびゲーム処理モード復帰手段(S40)を備える。操作スイッチは、ゲーム機のハウジング表面に設けられ、ユーザの操作によって操作信号を発生させる。第1の復帰判定手段は、省電力モード中に、操作スイッチから発生する第1の操作信号が予め設定された第1段目の復帰条件と一致するか判定する。省電力モード解除手段は、第1の復帰判定手段で第1の操作信号が第1段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、省電力モードを解除する。復帰条件表示手段は、省電力モード解除手段で省電力モードが解除された後、第2段目の復帰条件を表示装置に表示する。第2の復帰判定手段は、操作スイッチから発生する第2の操作信号が第2段目の復帰条件と一致するか判定する。ゲーム処理モード復帰手段は、第2の復帰判定手段で第2の操作信号が第2段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、省電力モードに移行する直前にゲーム機で処理されていたゲーム処理モードに復帰させる。
【0018】
第12の発明は、第11の発明に従属する発明であって、復帰条件表示手段は、省電力モード解除手段によって省電力モードが解除されたとき、第2の操作信号を発生させるための第2の操作手順を表示装置に表示する。
【0019】
第13の発明は、第12の発明に従属する発明であって、第2段目の復帰条件は、復帰条件表示手段で表示装置に表示された選択肢から、ユーザが省電力モードからの復帰を選択することである。
【0020】
第14の発明は、第12の発明に従属する発明であって、第2段目の復帰条件は、復帰条件表示手段で表示装置に表示された複数の操作スイッチの組合せに対応する操作信号である。
【0021】
第15の発明は、第1ないし4の発明のいずれかに従属する発明であって、省電力モード再移行手段(S42、S43)をさらに備える。省電力モード再移行手段は、省電力モードが解除されてから所定の時間が経過するまでの間、第2の操作信号の発生を待ち、所定の時間以内に第2の操作信号が発生しないとき、省電力モードに再び移行させる。
【0022】
第16の発明は、第11の発明に従属する発明であって、第1段目の復帰条件は、第1の操作信号が発生している時間が所定の時間以下である。
【0023】
第17の発明は、第11の発明に従属する発明であって、第1段目の復帰条件は、複数の操作スイッチの中から予め設定された組合せの操作スイッチからの操作信号である。
【0024】
第18の発明は、第11の発明に従属する発明であって、第1の操作手順表示手段(復帰手順を示すウインドウPWの表示)をさらに備える。第1の操作手順表示手段は、省電力モードへの移行するとき、第1の操作信号を発生させるための第1の操作手順を表示装置に表示する。
【0025】
第19の発明は、第11の発明に従属する発明であって、ゲームデータ退避手段(S12〜S14)と、省電力モード移行手段(S15〜S23)とをさらに備える。ゲームデータ退避手段は、ゲーム処理モード中における操作スイッチから発生する操作信号が予め設定された第1段目の移行条件と一致することまたは操作信号が一定時間発生していないことに応じて、ゲーム処理モードにおける例えばCPUレジスタや内部RAM等に記憶されているゲームデータ(実行途中のプログラムの命令等を含む)を、その後のプログラムの実行で利用されないメモリ空間へ退避させる。その後、省電力モード移行手段は、第1の復帰判定手段からプログラムの実行が開始される状態になるように、そのプログラムに対応する命令等を例えばCPUレジスタや内部メモリに設定し、ゲーム機の省電力モードを有効にする(すなわち省電力モードへ移行させる)。
【0026】
第20の発明は、第19の発明に従属する発明であって、移行ウィンドウ表示手段(S17)をさらに備える。移行ウィンドウ表示手段は、ユーザの意思を確認するための移行ウィンドウを表示装置に表示する。
第21の発明は、内部の消費電力を抑える省電力モードを備えるコンピュータにおいて、当該省電力モードへ移行および当該省電力モードから復帰させるために当該コンピュータに実行させる省電力モード管理プログラムである。省電力モード管理プログラムは、第1の復帰判定ステップ、省電力モード解除ステップ、復帰条件表示ステップ、第2の復帰判定ステップ、および処理モード復帰ステップを、コンピュータに実行させる。第1の復帰判定ステップは、省電力モード中に、コンピュータに入力する操作スイッチから発生する第1の操作信号が予め設定された第1段目の復帰条件と一致するか判定する。省電力モード解除ステップは、第1の復帰判定ステップで第1の操作信号が第1段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、省電力モードを解除する。復帰条件表示ステップは、省電力モード解除ステップで省電力モードが解除された後、第2段目の復帰条件を表示装置に表示する。第2の復帰判定ステップは、操作スイッチから発生する第2の操作信号が第2段目の復帰条件と一致するか判定する。処理モード復帰ステップは、第2の復帰判定ステップで第2の操作信号が第2段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、省電力モードに移行する直前にコンピュータで処理されていた処理モードに復帰させる。
第22の発明は、内部消費電力を抑える省電力モードを備える電子機器である。電子機器は、操作スイッチ、第1の復帰判定手段、省電力モード解除手段、復帰条件表示手段、第2の復帰判定手段、および処理モード復帰手段を備える。操作スイッチは、そのハウジング表面に設けられ、ユーザの操作によって操作信号を発生させる。第1の復帰判定手段は、省電力モード中に、操作スイッチから発生する第1の操作信号が予め設定された第1段目の復帰条件と一致するか判定する。省電力モード解除手段は、第1の復帰判定手段で第1の操作信号が第1段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、省電力モードを解除する。復帰条件表示手段は、省電力モード解除手段で省電力モードが解除された後、第2段目の復帰条件を表示装置に表示する。第2の復帰判定手段は、操作スイッチから発生する第2の操作信号が第2段目の復帰条件と一致するか判定する。処理モード復帰手段は、第2の復帰判定手段で第2の操作信号が第2段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、省電力モードに移行する直前に電子機器で処理されていた処理モードに復帰させる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯ゲーム機の外観図である。なお、本発明は携帯ゲーム機に限定されるものではなく、据置型のゲーム機にも適用することができる。図1において、当該携帯ゲーム機1は、ゲームプログラム等の情報記憶媒体としてのカートリッジ2を使用し、図示のX方向にカートリッジ2を携帯ゲーム機1に装着することによって、カートリッジ2に含まれるプログラムROM21およびバックアップRAM22が携帯ゲーム機1と電気的に接続される。携帯ゲーム機1は、ハウジング11を含み、その一方主面(図示の表面)の中央領域に液晶表示器(LCD)12が形成されるとともに、LCD12を挟んだ外側の空き領域やハウジング11の側面にスピーカ13および操作スイッチ14a〜gがそれぞれ設けられている。これらの操作スイッチ14a〜gは、携帯ゲーム機1で処理されるゲームプログラムの内容によって、操作指示を与える内容が異なるが、典型的には、操作スイッチ14a〜cが移動方向指示を与え、操作スイッチ14dおよび14eが「START」および「SELECT」等の動作指示を与え、操作スイッチ14fおよび14gが「A」および「B」等の動作指示を与える。
【0028】
図2は、携帯ゲーム機1およびカートリッジ2の機能ブロック図である。図2において、携帯ゲーム機1は、LCD12、スピーカ13、操作スイッチ14中央処理ユニット(CPU)15、電源ユニット16、ワーキングRAM17、およびインターフェース(I/F)18を含んでいる。CPU15は、システムクロック発生回路151、スリープ回路152、内部RAM153、ビデオRAM(VRAM)154、周辺回路155、ブートROM156、CPUコア157、およびLCDコントローラ158を含んでいる。また、カートリッジ2は、上述したようにプログラムROM21およびバックアップRAM22を含んでいる。
【0029】
プログラムROM21には、携帯ゲーム機1でプレイされるゲームの内容が記述されたゲーム制御プログラムとその画像および音声データが格納されており、このゲーム制御プログラムに基づいてCPU15は、ゲーム処理モードで動作する。さらに、プログラムROM21には、携帯ゲーム機1の消費電力を抑制して動作する省電力モード(以下、スリープモードとする)に対応したゲーム制御プログラムの場合、そのスリープモードの動作を記述したスリープモード管理プログラムが格納されており、そのスリープモード管理プログラムには、スリープモードへの移行動作を記述した移行管理プログラムとスリープモードからゲーム処理モードへの復帰動作を記述した復帰管理プログラムが含まれている。なお、上記スリープモードについては、詳細を後述する。
【0030】
CPUコア157は、ブートROM156に記憶されている立ち上げプログラムを処理するとともに、プログラムROM21に格納されている上記ゲーム制御プログラムに基づいてゲーム処理モードで動作し、上記スリープモード管理プログラムに基づいてスリープモード処理をするものであって、I/F18を介してプログラムROM21にアクセスする。また、CPUコア157は、上述したプログラムの処理結果に基づくゲーム画像およびスリープモード動作を示す画像を、LCDコントローラ158を介してLCD12に表示させるとともに、スピーカ13から音声や効果音を出力させる。CPUコア157が、上記立ち上げプログラムによって処理した後、プログラムROM21に格納されている移行管理プログラムおよび復帰管理プログラムがワーキングRAM17に格納され、スリープモードへの移行動作を示す移行ウインドウ画面およびスリープモードからの復帰動作を示す復帰ウインドウ画面がVRAM154に格納される。また、CPUコア157が、上記ゲーム処理モードで動作するとき、その処理データやレジスタデータが内部RAM153に格納され、LCD12に表示させるゲーム画面がVRAM154に格納される。
【0031】
スリープ回路152は、スリープモード状態でも処理を継続し、スリープモード中に操作スイッチ14から入力される内容が、その内部に格納されている復帰条件と一致する場合、スリープモードを解除する信号をCPUコア157に送る。なお、上記復帰条件は、予め初期条件として携帯ゲーム機1の出荷時点で書き込まれていてもかまわないし、ユーザによって任意に設定されてもかまわない。
【0032】
周辺回路156は、音声処理、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)、タイマまたは入出力制御等の処理を行う。電源ユニット16は、CPU15を介して上述した各機能ブロックに対して電力の供給を行う。
【0033】
次に、携帯ゲーム機1がスリープモードに移行する動作について説明する。図3は、携帯ゲーム機1がスリープモードに移行する動作を示すフローチャートである。
【0034】
図2および図3において、CPU15が上記ゲーム制御プログラムに基づいてゲーム処理を実行することによってゲーム処理モードで動作しているとき(ステップS11)、操作スイッチ14eの「SELECT」スイッチがONされる(ステップS12)あるいは2分間他の操作スイッチ14からの入力がない状態が継続した(ステップS13)場合、ワーキングRAM17に格納されているスリープモード移行管理プログラムが実行されて、次のステップS14に進む。一方、CPU15が上記ゲーム処理モードで動作しているとき、上記「SELECT」スイッチがONされず、かつ2分間に何らかの操作スイッチ14の入力があった場合、ステップS11に戻り上記ゲーム処理を継続する。このステップS12の条件が、本発明の第1段目の移行条件に相当し、そのときの操作スイッチ14からの入力が、本発明の第3の操作信号に相当する。
【0035】
次に、CPU15は、ゲーム処理モードのゲーム処理実行途中におけるCPUコア157の内部レジスタのデータ、内部RAM153の特定のアドレスに存在するデータ及びVRAM154に記憶されているゲーム画面のデータ等を、内部RAM153やワークキングRAM17、VRAM154の他のメモリ領域に退避(又は格納)させる(ステップS14)。これによって、スリープモードから復帰後、スリープモード移行直前のゲームの進行状態に戻すことが可能になる。なお、VRAM154においては、表示するためのメモリ空間を単に切り替えるようにすることによって、ゲーム画面を退避させるようにしてもよい。そして、処理は次のステップに進む。
【0036】
次に、CPU15は、上記移行管理プログラムに基づいてCPUコア157が実行することによって、ユーザにスリープモード移行の可否を問う移行ウインドウを生成し、VRAM154に格納する(ステップS15)。そして、処理は次のステップに進む。
【0037】
次に、CPU15は、10秒間のタイマセットを行い起動させ(ステップS16)、上記移行ウインドウをLCDコントローラ158を介してLCD12に表示させる(ステップS17)。図4は、LCD12に表示される移行ウインドウの一例である。図4において、上記ゲーム処理実行中にLCD12に表示されていたゲーム画面GWは、上記ステップS17が実行されることによって、移行ウインドウSWに表示が変わる。図4で示した移行ウインドウSWの例では、ユーザにスリープモード移行の可否を「はい」あるいは「いいえ」で選択させることによってスリープモード移行の可否を問う表示となっている。また、当該移行ウインドウSWでは、スリープモード移行可(すなわち「はい」)をデフォルト項目として表示される。なお、上記ステップS16で設定されるタイマセットの時間(10秒間)は、上記移行ウインドウSWをLCD12に継続して表示することによって、ユーザにスリープモード移行の可否を問う時間を示している。
【0038】
図2および図3を参照して、CPU15は、ユーザが上記ステップS17で表示した移行ウインドウSWの選択肢を選択せず(ステップS18)、上記ステップS16のタイマーセット後に、操作スイッチ14によって10秒間入力がない(ステップS19)場合、および上記移行ウインドウの選択肢から「はい」を選択した(ステップS24)場合、スリープモードに移行する動作を行うため、次のステップS20に処理を進める。一方、CPU15は、ユーザが上記移行ウインドウの選択肢から「いいえ」を選択した(ステップS24)場合、スリープモードには移行せず、次のステップS25に処理を進める。
【0039】
上述したように、CPU15は、操作スイッチ14によって10秒間入力がない場合、および上記移行ウインドウの選択肢から「はい」が選択された場合、LCD12に表示されている移行ウインドウを消去するため、LCD12にブランク画面を表示する(ステップS20)。これは、LCDコントローラ158の動作を停止させて、LCD12の表示を消去することもできるが、LCDコントローラ158の停止を先に行った場合、LCD12にノイズ等が発生するため、ここでは上述したようにブランク画面を表示する方が好ましい。そして、処理は次のステップS21に進む。
【0040】
なお、上記ステップS20の実行の前に、後述するスリープモードからの復帰手順をユーザに表示するために、スリープモードからの復帰のためのスイッチ操作を示すウインドウをLCD12に表示してもかまわない。例えば、図4に示すように、スリープモードからの復帰が何らかの操作スイッチ14からの入力によって行われる場合、「スリープモードから戻りたいときは、何かボタンを押してください。」と表示された復帰手順を示すウインドウPW1を表示し、スリープモードからの復帰が所定の組合せあるいは順番で操作スイッチ14からの入力によって行われる場合、その操作スイッチ14の手順に応じて、「スリープモードから戻りたいときは、A、B、Lボタンを同時に押してください。」と表示された復帰手順を示すウインドウPW2を表示する。この表示動作が、本発明の第1の操作手順表示ステップに相当する。これらの復帰手順を示すウインドウPW1あるいはPW2を、所定の時間(例えば、10秒間)あるいは何らかの操作スイッチ14からの入力があるまでLCD12に表示した後、CPU15が上記ステップS20の処理を行うことによって、ユーザにスリープモードからの復帰手順を確実に伝達することができる。
【0041】
次に、CPU15は、スリープ回路152にスリープモードからの復帰条件(以下、第1段目の復帰条件とする)をセット(例えばスリープ回路152によって参照されるレジスタにデータを格納する)する(ステップS21)。この第1段目の復帰条件とは、スリープモード動作中に携帯ゲーム機1の操作スイッチ14からスリープ回路152へ所定の入力が行われたときに、携帯ゲーム機1をスリープモードから第1段階の復帰ステップとして復帰させる条件である。つまり、CPU15は、この第1段目の復帰条件と一致した動作が行われた場合、すぐにゲーム処理モードに復帰はせず、次の後述する第2段目の復帰条件の動作に対応する入力待機を行う。例えば、上記第1段目の復帰条件には、何らかの操作スイッチ14からの入力を条件に設定したり、所定の組合せあるいは順番で操作スイッチ14からの入力を条件に設定する。なお、上記第1段目の復帰条件は、何らかの操作スイッチ14からの入力を条件に設定する場合、その操作スイッチ14が継続して押されている時間をさらに判定条件に加えてもかまわない。例えば、操作スイッチ14が押されてから放たれるまで(つまり、操作スイッチ14がONからOFFにされるまで)の時間が所定の時間(例えば、0.5秒又は1秒)以内であることを、上記第1段目の復帰条件に加えることができる。このような条件を加えることにより、操作スイッチ14が長時間押された状態と区別できるため、さらにユーザからの入力がスリープモードを解除する指示か否かの判定を明確に区別することができる。また、上記第1段目の復帰条件は、携帯ゲーム機1の初期設定として予め設定されていてもいいし、ユーザによって任意に変更されてもかまわない。
【0042】
次に、CPU15は、ワーキングRAM17に格納されているスリープモードの復帰管理プログラムを実行開始状態に設定する(ステップS22)。これは、CPU15がスリープモードに完全に移行された場合、ウエイト信号により待機状態になるため、上述した第1段目の復帰条件に一致する入力がスリープ回路152にされたときに、上記復帰管理プログラムを即時に実行開始するためである。
【0043】
次に、CPUコア157がウエイト信号により待機状態となり、システムクロック発生回路151がクロック供給を停止する(ステップS23)ことによって、携帯ゲーム機1は、完全にスリープモードに移行し、スリープモードに移行する動作を示すフローチャートを終了する。これは、CPUコア157がシステムコール「SWI<3>」命令(stop())を実行することによって、携帯ゲーム機1は、スリープモードに移行される。このスリープモード状態での各機能ブロックの状態は、CPUコア157はウエイト信号によって待機状態、システムクロック発生回路151は停止状態、LCD12、スピーカ13、I/F18、周辺回路155、およびLCDコントローラ158はクロック未供給により停止状態となっており、各種RAMの内容は電源ユニット16からの電力供給がされているため保持されている。つまり、スリープモード状態での各機能ブロックの状態は、スリープ回路152が操作スイッチ14からの入力が上記第1段目の復帰条件に一致するか否かを判断するために継続して稼動しているのみで、他の機能ブロックは待機あるいは停止状態になり、大幅に消費電力を抑えることができる。
【0044】
一方、上記ステップS24で、ユーザがLCD12に表示された移行ウインドウから「いいえ」を選択した場合、CPU15は、LCD12に表示されている移行ウインドウを消去し(ステップS25)、上記ステップS14でRAM153およびVRAM154に退避されたゲームデータおよびゲーム画面を読み出すことによって、ゲームデータおよびゲーム画面を復帰させ(ステップS26)、上記ステップS11に戻って通常のゲーム処理モードの動作に戻る。
【0045】
次に、携帯ゲーム機1がスリープモードから復帰する動作について説明する。図5は、携帯ゲーム機1がスリープモードから復帰する動作を示すフローチャートである。
【0046】
図2および図5において、上述したように、スリープモード状態での携帯ゲーム機1の各機能ブロックの状態は、スリープ回路152のみが操作スイッチ14からの入力を監視するために稼動している。スリープモード状態でのスリープ回路152は、内部にセットされている上記第1段目の復帰条件と操作スイッチ14からの入力とが一致するか否かを判断する(ステップS31)。例えば、上記第1段目の復帰条件を、何らかの操作スイッチ14からの入力を条件に設定している場合、スリープ回路152は、いずれかの操作スイッチ14がONされたとき、上記第1段目の復帰条件と一致すると判断する。さらに、上記復帰条件に操作スイッチ14が継続して押されている時間を0.5秒以内として判定条件に加えている場合、スリープ回路152は、いずれかの操作スイッチ14がONされた後、0.5秒以内にOFFされたとき、上記第1段目の復帰条件と一致すると判断する。つまり、操作スイッチ14が長時間ON状態が継続(つまり、操作スイッチ14が押された状態が継続)した場合、上記第1段目の復帰条件と一致しないと判断する。また、上記第1段目の復帰条件を、所定の組合せあるいは順番で操作スイッチ14からの入力を条件に設定している場合(例えば、Aボタン(操作スイッチ14f)、Bボタン(操作ボタン14g)、およびLボタン(操作スイッチ14b)を同時に押す)、スリープ回路152は、設定された操作スイッチ14が所定の組合せあるいは順番でONされたとき、上記第1段目の復帰条件と一致すると判断する。そして、スリープ回路152は、操作スイッチ14からの入力が上記第1段目の復帰条件と一致しないと判断した場合、上記ステップS31を繰り返すことによりスリープモードを継続する。一方、スリープ回路152は、操作スイッチ14からの入力が上記第1段目の復帰条件と一致すると判断した場合、次のステップS32に処理を進める。このステップS31が、本発明の第1段目の復帰条件に対する第1の復帰判定ステップに相当し、そのときの操作スイッチ14からの入力が、本発明の第1の操作信号に相当する。
【0047】
次に、スリープ回路152は、スリープモードを解除するフラグを、CPUコア157に送信することによって、CPUコア157の待機状態およびシステムクロック発生回路151のクロック供給停止状態を解除する(ステップS32)。これによって、携帯ゲーム機1の各機能ブロックの状態は、CPUコア157の待機状態、システムクロック発生回路151の停止状態、LCD12、スピーカ13、I/F18、周辺回路155、およびLCDコントローラ158のクロック未供給による停止状態が全て解除される。そして、処理は次のステップに進む。
【0048】
次に、CPU15は、上記ステップS22で実行開始状態に設定されていたスリープモードの復帰管理プログラムを実行開始し、ユーザに表示することによってスリープモードからの復帰の可否を確認するための復帰ウインドウを生成して、VRAM154に格納する(ステップS33)。そして、処理は次のステップに進む。
【0049】
次に、CPU15は、10秒間のタイマセットを行い起動させ(ステップS34)、LCD12をONし(ステップS35)上記復帰ウインドウをLCDコントローラ158を介してLCD12に表示させる(ステップS36)。
【0050】
図6は、LCD12に表示される復帰ウインドウの一例である。図6において、上記スリープモード中に上記ステップS31で第1段目の復帰条件と一致した入力があった場合、上記ステップS36が実行されることによって、LCD12に復帰ウインドウRWが表示される。この復帰ウインドウRWは、後述する第2段目の復帰条件の内容によって異なる表示を行う。例えば、上記第2段目の復帰条件がユーザにスリープモードからの復帰の可否を選択させることによって問うものである場合、LCD12に移行ウインドウRW1が表示される。この移行ウインドウRW1は、ユーザにスリープモードからの復帰の可否を、「スリープモードから本当に戻りますか?」と表示し、「はい」あるいは「いいえ」から選択させることによってスリープモードからの復帰の可否を問う表示となっている。また、当該復帰ウインドウRW1では、スリープモードからの復帰不可(すなわち「いいえ」)をデフォルト項目として表示される。一方、上記第2段目の復帰条件が、スリープモードからの復帰可を偶然に操作されることのない所定の組合せあるいは順番で、ユーザに操作スイッチ14からの入力させることによって復帰可と判定するものである場合、LCD12に移行ウインドウRW2が表示される。この移行ウインドウRW2は、スリープモードから復帰可であることを、ユーザに所定の組合せあるいは順番で操作スイッチ14からの入力させるために、「復帰したいときは、A、B、Lボタンを同時に押して下さい」と表示することによって、ユーザにスリープモードからの復帰の可否を問う表示となっている。なお、上記ステップS34で設定されるタイマセットの時間(10秒間)は、上記復帰ウインドウRWをLCD12に継続して表示することによって、ユーザにスリープモード復帰の可否を問う時間を示している。
【0051】
次に、CPU15は、ユーザによる操作スイッチ14からの入力によって、スリープモードからの復帰可否が選択されたか否かを判断する(ステップS37)。これは、操作スイッチ14からの入力が、第2段目の復帰条件に関連する入力か、無関連の入力あるいは未入力かで判断される。この第2段目の復帰条件とは、上記第1段目の復帰条件に加えて、再度ユーザにスリープモードからゲーム処理モードへ復帰させる意思を確認するための復帰条件である。つまり、スリープモード中の携帯ゲーム機1に上記第1段目の復帰条件と一致した操作スイッチ14からの入力によって、携帯ゲーム機1をスリープモードから第1段階の復帰ステップとして復帰させ、さらに携帯ゲーム機1に当該第2段目の復帰条件と一致した操作スイッチ14からの入力によって、携帯ゲーム機1をスリープモードからゲーム処理モード(すなわち、スリープモード移行直前のゲーム処理の実行状態)に復帰させる。
【0052】
例えば、第2段目の復帰条件として、ユーザにスリープモードからの復帰の可否をLCD12に表示された選択肢から操作スイッチ14の入力によって選択させ、復帰可が選択されることを復帰条件に設定する。この場合、CPU15は、操作スイッチ14によって上記選択肢からの選択を示す入力がされた場合、上記ステップS37でスリープモードからの復帰可否の判断が選択されたと判断し、次のステップS38に処理を進める。一方、CPU15は、操作スイッチ14によって上記選択肢とは無関係の入力がされた場合、および操作スイッチ14から未入力の場合、上記ステップS37でスリープモードからの復帰可否の判断が選択されていないと判断し、次のステップS41に処理を進める。
【0053】
また、第2段目の復帰条件として、ユーザにスリープモードからの復帰の可否を偶然に操作されることのない所定の組合せあるいは順番で、ユーザに操作スイッチ14からの入力されたことを復帰条件に設定する。この場合、CPU15は、操作スイッチ14によって上記所定の組合せあるいは順番で入力がされた場合、上記ステップS37でスリープモードからの復帰可否の判断が選択されたと判断し、次のステップS38に処理を進める。一方、CPU15は、操作スイッチ14によって上記所定の組合せあるいは順番と異なった入力がされた場合、および操作スイッチ14から未入力の場合、上記ステップS37でスリープモードからの復帰可否の判断が選択されていないと判断し、次のステップS41に処理を進める。なお、上記第2段目の復帰条件は、携帯ゲーム機1の初期設定として予め設定されていてもいいし、ユーザによって任意に変更されてもかまわない。
【0054】
次に、CPU15は、上記ステップS37で、操作スイッチ14からの入力によってスリープモードからの復帰可否の判断が選択されたと判断した場合、その入力がスリープモードからの復帰可の指示か否かを判断する(ステップS38)。例えば、上記第2段目の復帰条件として、ユーザにスリープモードからの復帰の可否をLCD12に表示された選択肢から操作スイッチ14の入力によって選択させ、復帰可が選択されることを復帰条件に設定されているとき、ユーザによって選択肢から復帰可が選択された(すなわち、図6の復帰ウインドウRW1の例では、「はい」が選択された)場合、CPU15は、処理を次のステップS39に進める。一方、ユーザによって選択肢から復帰不可が選択された(すなわち、図6の復帰ウインドウRW1の例では、「いいえ」が選択された)場合、CPU15は、処理を次のステップS42に進める。また、上記第2段目の復帰条件として、ユーザにスリープモードからの復帰の可否を所定の組合せあるいは順番で、ユーザに操作スイッチ14からの入力されたことを復帰条件に設定されている場合、CPU15は、操作スイッチ14によって上記所定の組合せあるいは順番で入力がされている判断を上記ステップS37で行っているため、そのまま処理を次のステップS39に進める。このステップS37およびS38が、本発明の第2段目の復帰条件に対する第2の復帰判定ステップに相当し、そのときの操作スイッチ14からの入力が、本発明の第2の操作信号に相当する。
【0055】
次に、CPU15は、LCD12に表示されている復帰ウインドウを消去し(ステップS39)、上記ステップS14でRAM153およびVRAM154に退避されたゲームデータおよびゲーム画面を読み出すことによって、スリープモード移行直前のゲームデータおよびゲーム画面を復帰させ(ステップS40)、上記ステップS11に戻って通常のゲーム処理モードの動作に戻る。
【0056】
一方、上記ステップS37で、操作スイッチ14からの入力によってスリープモードからの復帰可否の判断が選択されていない判断した場合、CPU15は、操作スイッチ14によって10秒間継続して入力がないか否かを判断する(ステップS41)。そして、CPU15は、操作スイッチ14による未入力時間が10秒に満たない場合、上記ステップS37に戻り、ユーザからの復帰可否の選択を待つ。一方、CPU15は、操作スイッチ14による未入力時間が10秒以上継続した場合、次のステップS42に処理を進める。
【0057】
次に、CPU15は、LCD12に表示されている復帰ウインドウを消去するため、LCD12にブランク画面を表示する(ステップS42)。これは、LCDコントローラ158の動作を停止させて、LCD12の表示を消去することもできるが、LCDコントローラ158の停止を先に行った場合、LCD12にノイズ等が発生するため、ここでは上述したようにブランク画面を表示する方が好ましい。そして、処理は次のステップS43に進む。
【0058】
次に、CPUコア157がウエイト信号により待機状態となり、システムクロック発生回路151がクロック供給を停止する(ステップS43)ことによって、携帯ゲーム機1は、再度スリープモードに移行し、上記ステップS31に戻り、上記第1段目の復帰条件の入力を待つ。つまり、携帯ゲーム機1は、第2段目の復帰条件を満足しない場合、ゲーム処理を実行するゲーム処理モードには復帰せず、再度スリープモードに移行される。
【0059】
このように、携帯ゲーム機1は、省電力モード(スリープモード)で動作させることによって消費電力を抑えることが可能であり、そのゲーム処理モードへの復帰には、2段階の復帰条件のクリアが必要であるため、ユーザからの指示がない場合、容易にゲーム処理モードに復帰することがない。つまり、省電力モード中の携帯ゲーム機1を鞄やポケットに入れて持ち運びすることによって、携帯ゲーム機1に周辺の物体が接触しても、突出した操作ボタンが押されることによって簡単にゲーム処理モードに復帰することがないため、不用意なゲームの進行を防止できる。さらに、ゲーム処理モードへの復帰については、その復帰手順がユーザに表示されるので、ユーザの記憶に頼ることなく、容易に省電力モードからの復帰が可能となり、ユーザが間違って電源をOFFしてしまうような事故を防止することができる。
【0060】
なお、上述の説明では、携帯ゲーム機1はカートリッジ2と接続されてゲーム処理を行い、持ち運びされる例を示したが、図7に示すように、据置型ゲーム機3と携帯ゲーム機1と接続し、据置型ゲーム機3から携帯ゲーム機1へゲームプログラム等をダウンロードさせ、その携帯ゲーム機1を単独で持ち運ぶ場合には特に本発明は有効に働く。具体的には、まず、携帯ゲーム機1と据置型ゲーム機3とを、所定の接続コード4で接続する。そして、据置型ゲーム機3の例えばDVD−ROM等の記憶媒体に格納されている携帯ゲーム機1用のゲーム制御プログラム、画像データ、音声データ、およびスリープモード管理プログラム等を接続コード4を介して携帯ゲーム機1に予めダウンロードしておく。これらのプログラムおよびデータは、携帯ゲーム機1に内蔵されている例えばワーキングRAM17に記憶される。その後、携帯ゲーム機1から接続コード4を取り外すことによって、ユーザは、据置型ゲーム機3に格納されているゲームプログラムを携帯ゲーム機1でプレイすることが可能である。つまり、携帯ゲーム機1は、カートリッジ2が接続されていない状態で動作することになるが、上述したように携帯ゲーム機1に動作に必要なプログラムおよびデータが格納されているため、カートリッジ2を接続して動作する状態と同様に動作することができる。また、携帯ゲーム機1には、スリープモード管理プログラムが内部に予め格納されているため、上述したスリープモードへの移行およびスリープモードからの復帰動作についても同様に動作することが可能であることは、言うまでもない。なお、この状態の携帯ゲーム機1では、その本体の電源が切れるとRAMに格納されているプログラム等が全て消えてしまうので、本発明の省電力モード管理プログラムが働くことにより、より長時間にわたって遊ぶことが可能になる。
【0061】
このように、携帯ゲーム機1は、予め据置型ゲーム機3に格納されているゲームプログラムをダウンロードし、カートリッジ2が接続されていない状態で動作する場合も、省電力モード(スリープモード)で動作させることによって消費電力を抑えることが可能である。また、カートリッジ2が接続されていない状態で動作する場合、バックアップRAM22を備えていない状態であるため、ゲーム途中のデータを保管し、電源をOFFすることが困難であることを考えると、上述した省電力モードでゲーム途中のデータを一時的に退避することによって、さらに省電力モードを有効に利用することが可能であり、携帯ゲーム機1の利用効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯ゲーム機の外観図である。
【図2】図1の携帯ゲーム機1およびカートリッジ2の機能ブロック図である。
【図3】図1の携帯ゲーム機1がスリープモードに移行する動作を示すフローチャートである。
【図4】図1のLCD12に表示されるスリープモードからの復帰のためのスイッチ操作を示すウインドウ例を示す図である。
【図5】図1の携帯ゲーム機1がスリープモードから復帰する動作を示すフローチャートである。
【図6】図1のLCD12に表示されるスリープモードからの復帰ウインドウ例を示す図である。
【図7】図1の携帯ゲーム機1が、据置型ゲーム機3に格納されているゲームプログラムをダウンロードする状態を示す外観図である。
【符号の説明】
1…携帯ゲーム機
11…ハウジング
12…LCD
13…スピーカ
14…操作スイッチ
15…CPU
151…システムクロック発生回路
152…スリープ回路
153…内部RAM
154…VRAM
155…周辺回路
156…ブートROM
157…CPUコア
158…LCDコントローラ
16…電源ユニット
17…ワーキングRAM
18…I/F
2…カートリッジ
21…プログラムROM
22…バックアップRAM
3…据置型ゲーム機
4…接続コード
GW…ゲームウインドウ
PW…復帰手順を示すウインドウ
RW…復帰ウインドウ
SW…移行ウインドウ
Claims (22)
- 内部の消費電力を抑える省電力モードを備えるゲーム機において、当該省電力モードへ移行および当該省電力モードから復帰させるために当該ゲーム機のコンピュータに実行させる省電力モード管理プログラムであって、
前記省電力モード中に、前記ゲーム機に設けられた操作スイッチから発生する第1の操作信号が予め設定された第1段目の復帰条件と一致するか判定する第1の復帰判定ステップと、
前記第1の復帰判定ステップで前記第1の操作信号が前記第1段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、前記省電力モードを解除する省電力モード解除ステップと、
前記省電力モード解除ステップで前記省電力モードが解除された後、第2段目の復帰条件を表示装置に表示する復帰条件表示ステップと、
前記操作スイッチから発生する第2の操作信号が前記第2段目の復帰条件と一致するか判定する第2の復帰判定ステップと、
前記第2の復帰判定ステップで前記第2の操作信号が前記第2段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、前記省電力モードに移行する直前に前記ゲーム機で処理されていたゲーム処理モードに復帰させるゲーム処理モード復帰ステップとを、前記コンピュータに実行させる、省電力モード管理プログラム。 - 前記復帰条件表示ステップでは、前記省電力モード解除ステップによって前記省電力モードが解除されたとき、前記第2の操作信号を発生させるための第2の操作手順を前記表示装置に表示させる、請求項1に記載の省電力モード管理プログラム。
- 前記第2段目の復帰条件は、前記復帰条件表示ステップで前記表示装置に表示された選択肢から、ユーザが前記省電力モードからの復帰を選択することである、請求項2に記載の省電力モード管理プログラム。
- 前記第2段目の復帰条件は、前記復帰条件表示ステップで前記表示装置に表示された複数の前記操作スイッチの組合せに対応する操作信号である、請求項2に記載の省電力モード管理プログラム。
- 前記省電力モード解除ステップによって前記省電力モードが解除されてから、所定の時間以内に前記第2の操作信号が発生しないとき、前記省電力モードに再び移行させる省電力モード再移行ステップを、さらに前記コンピュータに実行させる、請求項1ないし4のいずれかに記載の省電力モード管理プログラム。
- 前記第1段目の復帰条件は、前記第1の操作信号が発生している時間が所定の時間以下であることを特徴とする、請求項1に記載の省電力モード管理プログラム。
- 前記第1段目の復帰条件は、複数の前記操作スイッチの中から予め設定された組合せの前記操作スイッチからの操作信号であることを特徴とする、請求項1に記載の省電力モード管理プログラム。
- 前記省電力モードへの移行するとき、前記第1の操作信号を発生させるための第1の操作手順を前記表示装置に表示する第1の操作手順表示ステップを、さらに前記コンピュータに実行させる、請求項1に記載の省電力モード管理プログラム。
- ゲーム処理モード中に、前記操作スイッチから発生する第3の操作信号が予め設定された第1段目の移行条件と一致すること又は操作信号が一定時間発生していないことに応じて、前記ゲーム処理モードにおけるゲームデータを退避させるゲームデータ退避ステップと、
前記ゲームデータを退避させた後、前記第1の復帰判定ステップから実行開始状態に設定し、その後省電力モードへ移行させる省電力モード移行ステップとを、さらに前記コンピュータに実行させる、請求項1に記載の省電力モード管理プログラム。 - 前記第1の復帰判定ステップを実行開始状態に設定する前に、前記省電力モードへの移行をユーザに確認させるための移行ウィンドウを前記表示装置に表示する移行ウィンドウ表示ステップを、さらに前記コンピュータに実行させる、請求項9に記載の省電力モード管理プログラム。
- 内部消費電力を抑える省電力モードを備えるゲーム機であって、
そのハウジング表面に設けられ、ユーザの操作によって操作信号を発生させる操作スイッチと、
前記省電力モード中に、前記操作スイッチから発生する第1の操作信号が予め設定された第1段目の復帰条件と一致するか判定する第1の復帰判定手段と、
前記第1の復帰判定手段で前記第1の操作信号が前記第1段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、前記省電力モードを解除する省電力モード解除手段と、
前記省電力モード解除手段で前記省電力モードが解除された後、第2段目の復帰条件を表示装置に表示する復帰条件表示手段と、
前記操作スイッチから発生する第2の操作信号が前記第2段目の復帰条件と一致するか判定する第2の復帰判定手段と、
前記第2の復帰判定手段で前記第2の操作信号が前記第2段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、前記省電力モードに移行する直前に前記ゲーム機で処理されていたゲーム処理モードに復帰させるゲーム処理モード復帰手段とを備える、ゲーム機。 - 前記復帰条件表示手段は、前記省電力モード解除手段によって前記省電力モードが解除されたとき、前記第2の操作信号を発生させるための第2の操作手順を前記表示装置に表示する、請求項11に記載のゲーム機。
- 前記第2段目の復帰条件は、前記復帰条件表示手段で前記表示装置に表示された選択肢から、ユーザが前記省電力モードからの復帰を選択することである、請求項12に記載のゲーム機。
- 前記第2段目の復帰条件は、前記復帰条件表示手段で前記表示装置に表示された複数の前記操作スイッチの組合せに対応する操作信号である、請求項12に記載のゲーム機。
- 前記省電力モード解除手段によって前記省電力モードが解除されてから、所定の時間以内に前記第2の操作信号が発生しないとき、前記省電力モードに再び移行させる省電力モード再移行手段をさらに備える、請求項11ないし14のいずれかに記載のゲーム機。
- 前記第1段目の復帰条件は、前記第1の操作信号が発生している時間が所定の時間以下であることを特徴とする、請求項11に記載のゲーム機。
- 前記第1段目の復帰条件は、複数の前記操作スイッチの中から予め設定された組合せの前記操作スイッチからの操作信号であることを特徴とする、請求項11に記載のゲーム機。
- 前記省電力モードへの移行するとき、前記第1の操作信号を発生させるための第1の操作手順を前記表示装置に表示する第1の操作手順表示手段をさらに備える、請求項11に記載のゲーム機。
- ゲーム処理モード中に、前記操作スイッチから発生する第3の操作信号が予め設定された第1段目の移行条件と一致すること又は操作信号が一定時間発生していないことに応じて、前記ゲーム処理モードにおけるゲームデータを退避させるゲームデータ退避手段と、
前記ゲームデータを退避させた後、前記第1の復帰判定手段から実行開始状態に設定し、その後省電力モードへ移行させる省電力モード移行手段とをさらに備える、請求項11に記載のゲーム機。 - 前記第1の復帰判定手段を実行開始状態に設定する前に、前記省電力モードへの移行をユーザに確認させるための移行ウィンドウを前記表示装置に表示する移行ウィンドウ表示手段をさらに備える、請求項19に記載のゲーム機。
- 内部の消費電力を抑える省電力モードを備えるコンピュータにおいて、当該省電力モードへ移行および当該省電力モードから復帰させるために当該コンピュータに実行させる省電力モード管理プログラムであって、
前記省電力モード中に、前記コンピュータに入力する操作スイッチから発生する第1の操作信号が予め設定された第1段目の復帰条件と一致するか判定する第1の復帰判定ステ ップと、
前記第1の復帰判定ステップで前記第1の操作信号が前記第1段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、前記省電力モードを解除する省電力モード解除ステップと、
前記省電力モード解除ステップで前記省電力モードが解除された後、第2段目の復帰条件を表示装置に表示する復帰条件表示ステップと、
前記操作スイッチから発生する第2の操作信号が前記第2段目の復帰条件と一致するか判定する第2の復帰判定ステップと、
前記第2の復帰判定ステップで前記第2の操作信号が前記第2段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、前記省電力モードに移行する直前に前記コンピュータで処理されていた処理モードに復帰させる処理モード復帰ステップとを、前記コンピュータに実行させる、省電力モード管理プログラム。 - 内部消費電力を抑える省電力モードを備える電子機器であって、
そのハウジング表面に設けられ、ユーザの操作によって操作信号を発生させる操作スイッチと、
前記省電力モード中に、前記操作スイッチから発生する第1の操作信号が予め設定された第1段目の復帰条件と一致するか判定する第1の復帰判定手段と、
前記第1の復帰判定手段で前記第1の操作信号が前記第1段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、前記省電力モードを解除する省電力モード解除手段と、
前記省電力モード解除手段で前記省電力モードが解除された後、第2段目の復帰条件を表示装置に表示する復帰条件表示手段と、
前記操作スイッチから発生する第2の操作信号が前記第2段目の復帰条件と一致するか判定する第2の復帰判定手段と、
前記第2の復帰判定手段で前記第2の操作信号が前記第2段目の復帰条件と一致すると判定されたとき、前記省電力モードに移行する直前に前記電子機器で処理されていた処理モードに復帰させる処理モード復帰手段とを備える、電子機器。
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