JP2004023496A - 携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示部にバックライトのON/OFF機能を付加し、画面の表示モードやユーザの所望によりバックライトの点灯継続時間を可変できるようにする。
【解決手段】予め、動作モード設定手段11へ各種動作モードを設定し、点灯時間設定手段12へキー操作停止後のバックライトの点灯継続時間を動作モードごとに設定する。各種の動作モードと点灯継続時間はそれぞれ対応付けられて設定データとして記憶手段8へ格納される。操作手段7よりこれから実行する所望の動作モードを入力すると、所望の動作モードは読出手段13へ転送される。読出手段13は、記憶手段8より所望の動作モードに対応する設定データを読み出し、所望の動作モードに対応した点灯継続時間を抽出する。点灯時間計時手段14はキー操作が停止された時点よりバックライトの点灯時間のカウントを開始し、抽出された点灯継続時間になるまで表示手段6のバックライトを点灯させる。
【選択図】 図2
【解決手段】予め、動作モード設定手段11へ各種動作モードを設定し、点灯時間設定手段12へキー操作停止後のバックライトの点灯継続時間を動作モードごとに設定する。各種の動作モードと点灯継続時間はそれぞれ対応付けられて設定データとして記憶手段8へ格納される。操作手段7よりこれから実行する所望の動作モードを入力すると、所望の動作モードは読出手段13へ転送される。読出手段13は、記憶手段8より所望の動作モードに対応する設定データを読み出し、所望の動作モードに対応した点灯継続時間を抽出する。点灯時間計時手段14はキー操作が停止された時点よりバックライトの点灯時間のカウントを開始し、抽出された点灯継続時間になるまで表示手段6のバックライトを点灯させる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示部にバックライト機能を備えた携帯電話機などの携帯端末装置に関するものであり、より詳細には、バックライトのON/OFF制御機能を備えて、動作モードに応じてバックライトの点灯時間を可変させることのできる省電力型の携帯電話機などの携帯端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などの携帯端末装置は、一定時間キー操作を行わないで所定画面を静止状態にする時などには省電力モードが使用されている。このようなディスプレイの省電力化に関する技術は、例えば、特開平8−331488号公報などに報告されている。この公報によれば、FLCD(Ferroelectric Liquid CrystalDisplay:強誘電性液晶表示器)からなるディスプレイを備えた携帯端末装置において、通常の画面表示を行う通常動作表示モード(Normal Mode)と、静止画像などを最適状態で表示する静止表示モード(Static Mode)と、バックライトを消灯してFLCDの表示画面を全黒状態にして低消費電力化を行うスリープモード(Sleep Mode)とに切り替える表示制御の技術が開示されている。また、特開平8−86996号公報には、マウスやキーボードが一定時間操作されないと、インバータへ調光制御信号を送信してバックライトの消費電力を50%低減してバックライトの輝度を下げて省電力化を行う技術が開示されている。このようにすることによって、スリープモードの状態においても表示装置の表示内容を確認することができるようにしている。
【0003】
このように、一般の携帯端末装置は、画面の焼け付き防止や消費電力低減のために、キー操作が行われない状態が一定時間経過するとスクリーンセーバを作動させると共にバックライトを消灯したり輝度を下げたりして、画面の焼け付き防止や消費電力の低減化を図っている。また、携帯電話機などにおいても、一定時間、例えば20秒ぐらいキーが押されないと、バックライトが消灯させて電池の消耗を防いだり画面の焼け付き防止を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯端末装置のキー操作を行わなくても画面を一定の時間表示させて画面を確認したい場合もあるが、このような場合にはバックライトが消灯してしまうことがある。例えば、受信メールなどを読んでいる時にはキー操作を行わないので、メール文章が長文であるとメールを読んでいる途中でバックライトが消えたり輝度が低下してしまうおそれがある。そのため、再度キー操作を行ってバックライトを点灯させなければならないので、携帯端末装置の使い勝手が極めてよくない。特に、近年の携帯電話機においては、表示画面が大きくなっているので必然的に表示される文字数も多くなる。そのため、メール文章を読むのに時間がかかる場合には、頻繁にバックライトの消灯/点灯が繰り返されるおそれがある。例えば、暗い部屋などでメールを読んでいると、バックライトが消えたり輝度が下がるたびに所定のキーを押さなければならないので極めて不便である。暗い部屋でメールを読んでいる場合には、特開平8−86996号公報の技術のように50%輝度の状態でも表示画面が読みづらいこともあるので、当然、バックライトの減灯/点灯が繰り返されるおそれがある。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、表示画面のバックライトにON/OFF機能を付加することにより、画面の表示モードやユーザの所望によりバックライトの点灯時間を可変できるようにし、もって、より快適なマンマシーンインタフェースを実現させることのできる携帯電話機などの携帯端末装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の携帯端末装置は、文字や画像を表示させる表示手段にバックライトのON/OFF制御機能を有する携帯端末装置において、実行機能ごとの動作モードを設定する動作モード設定手段と、動作モードの種別ごとに、操作手段による入力操作を停止した後の前記バックライトの点灯継続時間を設定する点灯時間設定手段と、前記動作モードの種別と前記点灯継続時間とを対応付けした設定データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている設定データから、動作モードに対応する前記点灯継続時間を読み出す読出手段と、操作手段による入力操作を停止してからタイムカウントを開始して前記読出手段が読み出した前記点灯継続時間に到達したとき、前記表示手段へバックライトの消灯指示信号を送信する点灯時間計時手段とを備えてなるものである。
【0007】
このような構成によれば、操作する実行機能の動作モードごとに、つまり画面の表示モードごとに、キー操作を停止してからのバックライトの点灯継続時間が変えられるようになっているところである。したがって、ユーザがどのような種類の動作モードで携帯電話機を使用しているかによって、キー操作を停止した後のバックライトの点灯継続時間を長くしたり短くしたりすることができる。また、動作モードを、メール読書きモードやインターネットモードやゲーム実行モードなどの特定動作モードと、通常の通信を行う通常動作モードとに分けて、特定動作モードのときは、そのモードで実行している間中はキー操作が長く停止されていてもバックライトの点灯を続けるようにしてもよい。これによって、例えば、キー操作を行わない状態で長文のメール文章を読んでいる途中でバックライトが消灯してしまうというような不具合を解消することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明における携帯端末装置の実施の形態を、携帯電話機を例に挙げて詳細に説明する。図1は、表示部にバックライ卜機能を有する携帯電話機のブロック図である。図1において、本発明の携帯電話機は、携帯電話機全体の制御を行う制御部1と、音声を集音するマイク2と、音声を拡声するスピーカ3と、音声や文字・画像データを搬送電波にして送信する無線送信部4と、搬送電波を受信して音声や文字・画像データに変換する無線受信部5と、文字・画像データを表示すると共にバックライ卜機能を備える表示部6と、各種の操作を行うキーボタンなどの操作部7と、各種の設定データを格納するメモリ8とによって構成されている。
【0009】
以下の説明では、携帯電話機の通常の送受信機能についての説明は省略し、本発明に関わるバックライトのON/OFF制御機能についてのみ述べることにする。本発明の携帯電話機の特徴は、操作する実行機能の動作モードごとに、つまり画面の表示モードごとに、キー操作を停止してからのバックライトの点灯継続時間が変えられるようになっているところである。したがって、ユーザがどのような種類の動作モードで携帯電話機を使用しているかによって、キー操作を停止した後のバックライトの点灯継続時間を長くしたり短くしたりすることができる。これによって、例えば、キー操作を行わない状態で長文のメール文章を読んでいる途中でバックライトが消灯してしまうというような不具合を解消することができる。
【0010】
ここで、キー操作を停止した後のバックライトの点灯継続時間には、動作モードの種別ごとに点灯継続時間を変える第1点灯継続時間と、特定の動作モード(例えば、メール読書きモードやインターネットモードやゲーム実行モードなど)の場合は、その動作モードが実行されている間中は点灯状態を継続する第2点灯継続時間とがある。以下、これらの二通りの点灯継続時間についてバックライトのON/OFF制御機能を説明する。
【0011】
図2は、本発明の携帯電話機においてバックライトのON/OFF制御機能を実現する構成部分のブロック図である。図2に示すバックライトのON/OFF制御機能の構成部分は、図1に示す制御部1と表示部6と操作部7とメモリ8とによって構成されている。したがって、図2では、これらの各部の名称を上位概念的な表現として手段としているが、図1と同一の符号が付記してある部分は同一機能部を示す。
【0012】
図2において、制御手段(制御部)1は、実行機能ごとの動作モードを設定する動作モード設定手段11と、動作モードの種別ごとに、操作手段7によるキー操作を停止した後のバックライトの点灯継続時間を設定する点灯時間設定手段12と、記憶手段(メモリ)8に記憶されている設定データから、現在実行されている動作モードに対応する点灯継続時間を読み出す読出手段13と、操作手段(操作部)7によるキー操作を停止してからタイムカウントを開始して読出手段13が読み出した点灯継続時間に到達したときに、表示手段(表示部)6へバックライトの消灯指示信号を送信する点灯時間計時手段14とによって構成されている。
【0013】
記憶手段8には、制御手段1のプログラムなど必要なデータが記憶されていると共に、動作モード設定手段11より入力された動作モードの種別と点灯時間設定手段12より入力された点灯継続時間とを対応付けした設定データが記憶されている。設定データとは、操作手段7の操作が行われなくてもバックライ卜を継続して点灯していてほしい状態のとき、例えば、メールの読書きやインターネッ卜モードやゲーム実行中などのときに、バックライトを点灯し続けるための動作モードごとの点灯継続時間のデータである。この設定データには、動作モードごとに点灯時間を変える第1点灯継続時間のデータと、特定の動作モードの場合はその動作モードを実行中は無制限に点灯状態を続ける第2点灯継続時間のデータとがある。
【0014】
先ず、動作モードごとに点灯時間を変える第1点灯継続時間の動作について説明する。図3は、図2に示すバックライトのON/OFF制御機能の構成部が、第1点灯継続時間によってバックライトのON/OFF制御を行う動作の流れを示すフローチャートである。
【0015】
ユーザは、あらかじめ、操作手段7によって動作モードごとの第1点灯継続時間を設定して、これらを設定データとして記憶手段8へ記憶させておく。つまり、操作手段7によって、メール読書きモードとかインターネッ卜モードとかゲーム実行モードとか通常の通信モードなどの各種の動作モードを動作モード設定手段11へ設定しておく。さらに、操作手段7によって、キー操作が停止している間にバックライトが点灯状態を維持している第1点灯継続時間を動作モードごとに点灯時間設定手段12へ設定しておく。
【0016】
このようにして動作モード設定手段11へ設定された各種の動作モードと、点灯時間設定手段12へ設定された動作モードごとの第1点灯継続時間とが、それぞれ対応付けられて設定データとして記憶手段8に格納される。尚、ユーザが操作手段7によって第1点灯継続時間を設定しない場合は、それぞれの動作モードに応じた標準の第1点灯継続時間が自動的に設定されて記憶手段8に格納される。つまり、ユーザが好みに応じて動作モードごとの第1点灯継続時間を可変したいときは、操作手段7によって、点灯時間設定手段12への第1点灯継続時間の設定更新を行うことができる。
【0017】
このようにして、あらかじめ記憶手段8へ設定データを記憶させた後、携帯電話機の電源をONして携帯電話機本体を立ち上げる(ステップ1)。すると、表示手段6のバックライト機能が立ち上がってバックライト(図示せず)が点灯する(ステップS2)。次に、ユーザは操作手段7によってこれから行う動作モードを入力する。例えば、メールの読書きモードであれば“♯1”、インターネットモードであれば“♯2”、ゲーム実行モードであれば“♯3”、通常の通信モードであれば“♯4”というように、キー操作により所望の動作モードを入力する(ステップS3)。
【0018】
このようにして入力された所望の動作モードは、動作モード設定手段11へ設定された後に読出手段13へ転送される。すると、読出手段13は、取得した動作モード(ユーザがこれから実行しようとする動作モード)に対応する設定データを記憶手段8から読み出す(ステップS4)。次に、読出手段13は、読み出した設定データに時間設定がしてあるか否かを判断する。つまり、設定データには、これから実行しようとする動作モードに対応した第1点灯継続時間が設定されているか否かを判断する(ステップS5)。
【0019】
ここで、設定データに、これから実行しようとする動作モードに対応した第1点灯継続時間の時間設定がしてあれば(ステップS5でYESの場合)、読出手段13は、これから実行しようとする動作モードに対応した設定時間(第1点灯継続時間)を抽出する(ステップS6)。さらに、読出手段13は、操作手段7のキー操作が停止されたか否かを判断し(ステップS7)、キー操作が停止されていれば(ステップS7でYESの場合)、その旨を点灯時間計時手段14へ通知する。すると、点灯時間計時手段14はキー操作が停止された時点よりバックライトの点灯時間のタイムカウントを開始する(ステップS8)。
【0020】
そして、点灯時間計時手段14は、読出手段が抽出した設定時間(第1点灯継続時間)を参照して、タイムカウントしている点灯時間が第1点灯継続時間を超えたか否かを判断する(ステップS9)。ここで、現在までタイムカウントした点灯時間が第1点灯継続時間を超えていれば(ステップS9でYESの場合)、その時点で、点灯時間計時手段14より表示手段6へ消灯指示を出し、バックライトを消灯させる(ステップS10)。これによって、メールの読書きモードかインターネットモードかゲーム実行モードかなどの動作モードに応じてバックライトの点灯時間を変えることができる。ここで、第1点灯継続時間は、メールの読書きやインタ−ネットやゲームを行うときにキー操作が行われない時間を過去の経験より推定して、その時間より若干長い時間とすればよい。これによって、メールの読書きやインタ−ネットやゲームを行っているときはキー操作を行わない時間にバックライトが消灯するおそれは殆どなくなる。
【0021】
尚、ステップS5において、記憶手段8から読み出した設定データに点灯継続時間の時間設定がされていない場合は、標準の設定値(点灯継続時間の標準値)にする(ステップS11)。なお、ステップS7において、操作手段7のキー操作が停止されていなかったり(ステップS7でNOの場合)、ステップS9において、点灯時間が設定時間を超えていない場合は(ステップS9でNOの場合)、当然のことながらバックライトを点灯し続ける(ステップS12)。
【0022】
次に、特定動作モードのときにはキー操作が行われなくても動作モードを実行している間は点灯状態を継続する第2点灯継続時間の動作について説明する。図4は、図2に示すバックライトのON/OFF制御機能の構成部が、第2点灯継続時間によってバックライトのON/OFF制御を行う動作の流れを示すフローチャートである。
【0023】
ユーザは、あらかじめ、操作手段7によって特定動作モードについて第2点灯継続時間を設定して、これを設定データとして記憶手段8へ記憶させておく。つまり、操作手段7によって、メール読書きモードやインターネッ卜モードやゲーム実行モードといった特定動作モードを動作モード設定手段11へ設定しておく。もちろん、通常の通信モードについては特定動作モードとしての設定は行わない。このとき、特定動作モードの場合はキー操作が停止されてからその動作モードの継続中は点灯状態を継続させるために(第2点灯継続時間に設定するために)、操作手段7によって点灯時間設定手段12を非動作状態にしておく。このようにして、動作モード設定手段11へ設定された特定動作モードと点灯時間設定手段12へ設定された第2点灯継続時間とが対応付けられ、設定データとして記憶手段8に格納される。
【0024】
以上のようにしてあらかじめ記憶手段8へ設定データを記憶させた後、携帯電話機の電源をONして携帯電話機本体を立ち上げる(ステップ21)。すると、表示手段6のバックライト機能が立ち上がってバックライト(図示せず)が点灯する(ステップS22)。次に、ユーザは操作手段7によってこれから行う所望の動作モードを入力する(ステップS23)。このようにして入力された所望の動作モードは、動作モード設定手段11へ設定された後に読出手段13へ転送される。すると、読出手段13は、取得した所望の動作モードに対応する設定データを記憶手段8から読み出す(ステップS24)。
【0025】
そして、読出手段13は、記憶手段8より読み出した設定データに記録されている内容は特定動作モードであるか否かを判断する(ステップS25)。ここで、設定データに記録されている内容が特定動作モードであれば(ステップS25でYESの場合)、読出手段13は、操作手段7のキー操作が停止されたか否かを判断し(ステップS26)、キー操作が停止されていれば(ステップS26でYESの場合)、読出手段13は、設定データに記録されている特定動作モードが第2点灯継続時間と対応付けられていることを確認し、点灯時間計時手段14のタイムカウントを停止させて第2点灯継続時間モードに切り替える(ステップS27)。
【0026】
これによって、表示手段6は、点灯時間計時手段14によってタイムカウントされることなく、特定動作モードが実行されている間中はバックライトの点灯状態を継続する。そして、読出手段13は、特定動作モードが終了したか否かを判断し(ステップS28)、特定動作モードが終了すれば(ステップS28でYESの場合)、表示手段6のバックライトを消灯させる(ステップS29)。
【0027】
上述のようにして、例えば、メール読書きモードを特定設定モードとして操作手段7により設定すれば、メールを読み書きするときは、その状態が続いている間中は継続してバックライ卜を点灯し続けるので、長文メールであってもゆっくりメールの読書き作業を行うことができる。また、インターネットモードやゲーム実行モードを特定設定モードとして操作手段7により設定しても、それらのモードで作業している間は、キー操作を休止していてもバックライトが消灯するおそれはない。
【0028】
図4に戻って、ステップS25で、記憶手段8より読み出した設定データに記録されている内容が特定動作モードでなければ、通常の通話モードであるので(ステップS25でNOの場合)、通常の点灯継続モードを行って、操作手段7のキー操作を停止してから一定時間が経過すればバックライトは消灯する(ステップS30)。これによって、通常の通話モードでの使用状態においては省電力モードが維持される。
【0029】
尚、ステップS26において、特定動作モード中に操作手段7のキー操作が停止されていなかったり(ステップS26でNOの場合)、ステップS28において、特定動作モードが終了していなければ(ステップS28でNOの場合)、当然のことながらバックライトは点灯し続ける(ステップS31)。
【0030】
以上説明したように、本発明の携帯電話機によれば、第1点灯継続時間モードの場合は、例えば、メール本文確認の設定時間を5分とした場合は、メール本文の表示中はキー繰作などが行われなくても5分間はバックライトを点灯し続けるが、メール一覧表示に戻ったときはキー繰作がない場合は20秒経過したときにバックライトを消灯させる。また、第2点灯継続時間モードにした場合は、メール本文の確認中は必ずバックライトは点灯しているが、メール一覧表示に戻ったときはキー繰作がない場合は20秒経過したらバックライトを消灯させる。
【0031】
尚、メール作業が終了した後もメール本文の表示モードを放置してしまった場合などには消費電力が無駄になるので、電池容量などを考慮して最大点灯時間を設定する必要がある。また、メールの読書きモードから通常の通話モードに戻すのを忘れるなどのうっかりミスの場合も無駄に電池が消耗してしまう。したがって、このようなうっかりミスで無駄に電池が消耗するのを防止するために、第2点灯継続時間モードにするよりは、第1点灯継続時間モードにして、メールの読書きのような特定動作モードであっても、キー操作が行われなくなったら所定の時間でバックライトが消灯するように設定した方が好ましい。
【0032】
以上述べた実施の形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記の実施の形態の第1点灯継続時間モードでは、動作モードごとに個別の点灯継続時間を設定したが、個々に第1点灯継続時間を設定するのではなく、動作モードを特定動作モードと通常動作モードの二種類に分けて、ロング点灯継続時間とショート点灯継続時間の二段階に設定するとか、あるいは動作モードの種類に応じて複数段階に第1点灯継続時間を設定し、その中から動作モードに応じて点灯継続時間を選択するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯端末装置によれば、操作する実行機能の動作モードごとに、キー操作を停止してからのバックライトの点灯継続時間が変えられるように構成されており、ユーザがどのような種類の動作モードで携帯電話機を使用しているかによって、キー操作を停止した後のバックライトの点灯継続時間を長くしたり短くしたりすることができる。また、動作モードを、メール読書モードやインターネットモードやゲーム実行モードなどの特定動作モードと、通常の通信を行う通常動作モードとに分けて、特定動作モードのときは、そのモードで実行している間はキー操作が長く停止されていてもバックライトの点灯を続けるようにしてもよい。これによって、例えば、キー操作を行わない状態で長文のメール文章を読んでいる途中でバックライトが消灯してしまうというような不具合を解消することができる。このようにして、ユーザの所望に応じて任意にバックライトをON/FFできるので、携帯電話機での作業中に自動的にバックライトが消えることなく、携帯電話機をより快適な環境で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示部にバックライ卜機能を有する携帯電話機のブロック図である。
【図2】本発明の携帯電話機においてバックライトのON/OFF制御機能を実現する構成部分のブロック図である。
【図3】図2に示すバックライトのON/OFF制御機能の構成部が、第1点灯継続時間によってバックライトのON/OFF制御を行う動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】図2に示すバックライトのON/OFF制御機能の構成部が、第2点灯継続時間によってバックライトのON/OFF制御を行う動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御手段(制御部)、2 マイク、3 スピーカ、4 無線送信部、5 無線受信部、6 表示手段(表示部)、7 操作手段(操作部)、8 記憶手段(メモリ)、11 動作モード設定手段、12 点灯時間設定手段、13 読出手段、14 点灯時間計時手段。
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示部にバックライト機能を備えた携帯電話機などの携帯端末装置に関するものであり、より詳細には、バックライトのON/OFF制御機能を備えて、動作モードに応じてバックライトの点灯時間を可変させることのできる省電力型の携帯電話機などの携帯端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などの携帯端末装置は、一定時間キー操作を行わないで所定画面を静止状態にする時などには省電力モードが使用されている。このようなディスプレイの省電力化に関する技術は、例えば、特開平8−331488号公報などに報告されている。この公報によれば、FLCD(Ferroelectric Liquid CrystalDisplay:強誘電性液晶表示器)からなるディスプレイを備えた携帯端末装置において、通常の画面表示を行う通常動作表示モード(Normal Mode)と、静止画像などを最適状態で表示する静止表示モード(Static Mode)と、バックライトを消灯してFLCDの表示画面を全黒状態にして低消費電力化を行うスリープモード(Sleep Mode)とに切り替える表示制御の技術が開示されている。また、特開平8−86996号公報には、マウスやキーボードが一定時間操作されないと、インバータへ調光制御信号を送信してバックライトの消費電力を50%低減してバックライトの輝度を下げて省電力化を行う技術が開示されている。このようにすることによって、スリープモードの状態においても表示装置の表示内容を確認することができるようにしている。
【0003】
このように、一般の携帯端末装置は、画面の焼け付き防止や消費電力低減のために、キー操作が行われない状態が一定時間経過するとスクリーンセーバを作動させると共にバックライトを消灯したり輝度を下げたりして、画面の焼け付き防止や消費電力の低減化を図っている。また、携帯電話機などにおいても、一定時間、例えば20秒ぐらいキーが押されないと、バックライトが消灯させて電池の消耗を防いだり画面の焼け付き防止を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯端末装置のキー操作を行わなくても画面を一定の時間表示させて画面を確認したい場合もあるが、このような場合にはバックライトが消灯してしまうことがある。例えば、受信メールなどを読んでいる時にはキー操作を行わないので、メール文章が長文であるとメールを読んでいる途中でバックライトが消えたり輝度が低下してしまうおそれがある。そのため、再度キー操作を行ってバックライトを点灯させなければならないので、携帯端末装置の使い勝手が極めてよくない。特に、近年の携帯電話機においては、表示画面が大きくなっているので必然的に表示される文字数も多くなる。そのため、メール文章を読むのに時間がかかる場合には、頻繁にバックライトの消灯/点灯が繰り返されるおそれがある。例えば、暗い部屋などでメールを読んでいると、バックライトが消えたり輝度が下がるたびに所定のキーを押さなければならないので極めて不便である。暗い部屋でメールを読んでいる場合には、特開平8−86996号公報の技術のように50%輝度の状態でも表示画面が読みづらいこともあるので、当然、バックライトの減灯/点灯が繰り返されるおそれがある。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、表示画面のバックライトにON/OFF機能を付加することにより、画面の表示モードやユーザの所望によりバックライトの点灯時間を可変できるようにし、もって、より快適なマンマシーンインタフェースを実現させることのできる携帯電話機などの携帯端末装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の携帯端末装置は、文字や画像を表示させる表示手段にバックライトのON/OFF制御機能を有する携帯端末装置において、実行機能ごとの動作モードを設定する動作モード設定手段と、動作モードの種別ごとに、操作手段による入力操作を停止した後の前記バックライトの点灯継続時間を設定する点灯時間設定手段と、前記動作モードの種別と前記点灯継続時間とを対応付けした設定データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている設定データから、動作モードに対応する前記点灯継続時間を読み出す読出手段と、操作手段による入力操作を停止してからタイムカウントを開始して前記読出手段が読み出した前記点灯継続時間に到達したとき、前記表示手段へバックライトの消灯指示信号を送信する点灯時間計時手段とを備えてなるものである。
【0007】
このような構成によれば、操作する実行機能の動作モードごとに、つまり画面の表示モードごとに、キー操作を停止してからのバックライトの点灯継続時間が変えられるようになっているところである。したがって、ユーザがどのような種類の動作モードで携帯電話機を使用しているかによって、キー操作を停止した後のバックライトの点灯継続時間を長くしたり短くしたりすることができる。また、動作モードを、メール読書きモードやインターネットモードやゲーム実行モードなどの特定動作モードと、通常の通信を行う通常動作モードとに分けて、特定動作モードのときは、そのモードで実行している間中はキー操作が長く停止されていてもバックライトの点灯を続けるようにしてもよい。これによって、例えば、キー操作を行わない状態で長文のメール文章を読んでいる途中でバックライトが消灯してしまうというような不具合を解消することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明における携帯端末装置の実施の形態を、携帯電話機を例に挙げて詳細に説明する。図1は、表示部にバックライ卜機能を有する携帯電話機のブロック図である。図1において、本発明の携帯電話機は、携帯電話機全体の制御を行う制御部1と、音声を集音するマイク2と、音声を拡声するスピーカ3と、音声や文字・画像データを搬送電波にして送信する無線送信部4と、搬送電波を受信して音声や文字・画像データに変換する無線受信部5と、文字・画像データを表示すると共にバックライ卜機能を備える表示部6と、各種の操作を行うキーボタンなどの操作部7と、各種の設定データを格納するメモリ8とによって構成されている。
【0009】
以下の説明では、携帯電話機の通常の送受信機能についての説明は省略し、本発明に関わるバックライトのON/OFF制御機能についてのみ述べることにする。本発明の携帯電話機の特徴は、操作する実行機能の動作モードごとに、つまり画面の表示モードごとに、キー操作を停止してからのバックライトの点灯継続時間が変えられるようになっているところである。したがって、ユーザがどのような種類の動作モードで携帯電話機を使用しているかによって、キー操作を停止した後のバックライトの点灯継続時間を長くしたり短くしたりすることができる。これによって、例えば、キー操作を行わない状態で長文のメール文章を読んでいる途中でバックライトが消灯してしまうというような不具合を解消することができる。
【0010】
ここで、キー操作を停止した後のバックライトの点灯継続時間には、動作モードの種別ごとに点灯継続時間を変える第1点灯継続時間と、特定の動作モード(例えば、メール読書きモードやインターネットモードやゲーム実行モードなど)の場合は、その動作モードが実行されている間中は点灯状態を継続する第2点灯継続時間とがある。以下、これらの二通りの点灯継続時間についてバックライトのON/OFF制御機能を説明する。
【0011】
図2は、本発明の携帯電話機においてバックライトのON/OFF制御機能を実現する構成部分のブロック図である。図2に示すバックライトのON/OFF制御機能の構成部分は、図1に示す制御部1と表示部6と操作部7とメモリ8とによって構成されている。したがって、図2では、これらの各部の名称を上位概念的な表現として手段としているが、図1と同一の符号が付記してある部分は同一機能部を示す。
【0012】
図2において、制御手段(制御部)1は、実行機能ごとの動作モードを設定する動作モード設定手段11と、動作モードの種別ごとに、操作手段7によるキー操作を停止した後のバックライトの点灯継続時間を設定する点灯時間設定手段12と、記憶手段(メモリ)8に記憶されている設定データから、現在実行されている動作モードに対応する点灯継続時間を読み出す読出手段13と、操作手段(操作部)7によるキー操作を停止してからタイムカウントを開始して読出手段13が読み出した点灯継続時間に到達したときに、表示手段(表示部)6へバックライトの消灯指示信号を送信する点灯時間計時手段14とによって構成されている。
【0013】
記憶手段8には、制御手段1のプログラムなど必要なデータが記憶されていると共に、動作モード設定手段11より入力された動作モードの種別と点灯時間設定手段12より入力された点灯継続時間とを対応付けした設定データが記憶されている。設定データとは、操作手段7の操作が行われなくてもバックライ卜を継続して点灯していてほしい状態のとき、例えば、メールの読書きやインターネッ卜モードやゲーム実行中などのときに、バックライトを点灯し続けるための動作モードごとの点灯継続時間のデータである。この設定データには、動作モードごとに点灯時間を変える第1点灯継続時間のデータと、特定の動作モードの場合はその動作モードを実行中は無制限に点灯状態を続ける第2点灯継続時間のデータとがある。
【0014】
先ず、動作モードごとに点灯時間を変える第1点灯継続時間の動作について説明する。図3は、図2に示すバックライトのON/OFF制御機能の構成部が、第1点灯継続時間によってバックライトのON/OFF制御を行う動作の流れを示すフローチャートである。
【0015】
ユーザは、あらかじめ、操作手段7によって動作モードごとの第1点灯継続時間を設定して、これらを設定データとして記憶手段8へ記憶させておく。つまり、操作手段7によって、メール読書きモードとかインターネッ卜モードとかゲーム実行モードとか通常の通信モードなどの各種の動作モードを動作モード設定手段11へ設定しておく。さらに、操作手段7によって、キー操作が停止している間にバックライトが点灯状態を維持している第1点灯継続時間を動作モードごとに点灯時間設定手段12へ設定しておく。
【0016】
このようにして動作モード設定手段11へ設定された各種の動作モードと、点灯時間設定手段12へ設定された動作モードごとの第1点灯継続時間とが、それぞれ対応付けられて設定データとして記憶手段8に格納される。尚、ユーザが操作手段7によって第1点灯継続時間を設定しない場合は、それぞれの動作モードに応じた標準の第1点灯継続時間が自動的に設定されて記憶手段8に格納される。つまり、ユーザが好みに応じて動作モードごとの第1点灯継続時間を可変したいときは、操作手段7によって、点灯時間設定手段12への第1点灯継続時間の設定更新を行うことができる。
【0017】
このようにして、あらかじめ記憶手段8へ設定データを記憶させた後、携帯電話機の電源をONして携帯電話機本体を立ち上げる(ステップ1)。すると、表示手段6のバックライト機能が立ち上がってバックライト(図示せず)が点灯する(ステップS2)。次に、ユーザは操作手段7によってこれから行う動作モードを入力する。例えば、メールの読書きモードであれば“♯1”、インターネットモードであれば“♯2”、ゲーム実行モードであれば“♯3”、通常の通信モードであれば“♯4”というように、キー操作により所望の動作モードを入力する(ステップS3)。
【0018】
このようにして入力された所望の動作モードは、動作モード設定手段11へ設定された後に読出手段13へ転送される。すると、読出手段13は、取得した動作モード(ユーザがこれから実行しようとする動作モード)に対応する設定データを記憶手段8から読み出す(ステップS4)。次に、読出手段13は、読み出した設定データに時間設定がしてあるか否かを判断する。つまり、設定データには、これから実行しようとする動作モードに対応した第1点灯継続時間が設定されているか否かを判断する(ステップS5)。
【0019】
ここで、設定データに、これから実行しようとする動作モードに対応した第1点灯継続時間の時間設定がしてあれば(ステップS5でYESの場合)、読出手段13は、これから実行しようとする動作モードに対応した設定時間(第1点灯継続時間)を抽出する(ステップS6)。さらに、読出手段13は、操作手段7のキー操作が停止されたか否かを判断し(ステップS7)、キー操作が停止されていれば(ステップS7でYESの場合)、その旨を点灯時間計時手段14へ通知する。すると、点灯時間計時手段14はキー操作が停止された時点よりバックライトの点灯時間のタイムカウントを開始する(ステップS8)。
【0020】
そして、点灯時間計時手段14は、読出手段が抽出した設定時間(第1点灯継続時間)を参照して、タイムカウントしている点灯時間が第1点灯継続時間を超えたか否かを判断する(ステップS9)。ここで、現在までタイムカウントした点灯時間が第1点灯継続時間を超えていれば(ステップS9でYESの場合)、その時点で、点灯時間計時手段14より表示手段6へ消灯指示を出し、バックライトを消灯させる(ステップS10)。これによって、メールの読書きモードかインターネットモードかゲーム実行モードかなどの動作モードに応じてバックライトの点灯時間を変えることができる。ここで、第1点灯継続時間は、メールの読書きやインタ−ネットやゲームを行うときにキー操作が行われない時間を過去の経験より推定して、その時間より若干長い時間とすればよい。これによって、メールの読書きやインタ−ネットやゲームを行っているときはキー操作を行わない時間にバックライトが消灯するおそれは殆どなくなる。
【0021】
尚、ステップS5において、記憶手段8から読み出した設定データに点灯継続時間の時間設定がされていない場合は、標準の設定値(点灯継続時間の標準値)にする(ステップS11)。なお、ステップS7において、操作手段7のキー操作が停止されていなかったり(ステップS7でNOの場合)、ステップS9において、点灯時間が設定時間を超えていない場合は(ステップS9でNOの場合)、当然のことながらバックライトを点灯し続ける(ステップS12)。
【0022】
次に、特定動作モードのときにはキー操作が行われなくても動作モードを実行している間は点灯状態を継続する第2点灯継続時間の動作について説明する。図4は、図2に示すバックライトのON/OFF制御機能の構成部が、第2点灯継続時間によってバックライトのON/OFF制御を行う動作の流れを示すフローチャートである。
【0023】
ユーザは、あらかじめ、操作手段7によって特定動作モードについて第2点灯継続時間を設定して、これを設定データとして記憶手段8へ記憶させておく。つまり、操作手段7によって、メール読書きモードやインターネッ卜モードやゲーム実行モードといった特定動作モードを動作モード設定手段11へ設定しておく。もちろん、通常の通信モードについては特定動作モードとしての設定は行わない。このとき、特定動作モードの場合はキー操作が停止されてからその動作モードの継続中は点灯状態を継続させるために(第2点灯継続時間に設定するために)、操作手段7によって点灯時間設定手段12を非動作状態にしておく。このようにして、動作モード設定手段11へ設定された特定動作モードと点灯時間設定手段12へ設定された第2点灯継続時間とが対応付けられ、設定データとして記憶手段8に格納される。
【0024】
以上のようにしてあらかじめ記憶手段8へ設定データを記憶させた後、携帯電話機の電源をONして携帯電話機本体を立ち上げる(ステップ21)。すると、表示手段6のバックライト機能が立ち上がってバックライト(図示せず)が点灯する(ステップS22)。次に、ユーザは操作手段7によってこれから行う所望の動作モードを入力する(ステップS23)。このようにして入力された所望の動作モードは、動作モード設定手段11へ設定された後に読出手段13へ転送される。すると、読出手段13は、取得した所望の動作モードに対応する設定データを記憶手段8から読み出す(ステップS24)。
【0025】
そして、読出手段13は、記憶手段8より読み出した設定データに記録されている内容は特定動作モードであるか否かを判断する(ステップS25)。ここで、設定データに記録されている内容が特定動作モードであれば(ステップS25でYESの場合)、読出手段13は、操作手段7のキー操作が停止されたか否かを判断し(ステップS26)、キー操作が停止されていれば(ステップS26でYESの場合)、読出手段13は、設定データに記録されている特定動作モードが第2点灯継続時間と対応付けられていることを確認し、点灯時間計時手段14のタイムカウントを停止させて第2点灯継続時間モードに切り替える(ステップS27)。
【0026】
これによって、表示手段6は、点灯時間計時手段14によってタイムカウントされることなく、特定動作モードが実行されている間中はバックライトの点灯状態を継続する。そして、読出手段13は、特定動作モードが終了したか否かを判断し(ステップS28)、特定動作モードが終了すれば(ステップS28でYESの場合)、表示手段6のバックライトを消灯させる(ステップS29)。
【0027】
上述のようにして、例えば、メール読書きモードを特定設定モードとして操作手段7により設定すれば、メールを読み書きするときは、その状態が続いている間中は継続してバックライ卜を点灯し続けるので、長文メールであってもゆっくりメールの読書き作業を行うことができる。また、インターネットモードやゲーム実行モードを特定設定モードとして操作手段7により設定しても、それらのモードで作業している間は、キー操作を休止していてもバックライトが消灯するおそれはない。
【0028】
図4に戻って、ステップS25で、記憶手段8より読み出した設定データに記録されている内容が特定動作モードでなければ、通常の通話モードであるので(ステップS25でNOの場合)、通常の点灯継続モードを行って、操作手段7のキー操作を停止してから一定時間が経過すればバックライトは消灯する(ステップS30)。これによって、通常の通話モードでの使用状態においては省電力モードが維持される。
【0029】
尚、ステップS26において、特定動作モード中に操作手段7のキー操作が停止されていなかったり(ステップS26でNOの場合)、ステップS28において、特定動作モードが終了していなければ(ステップS28でNOの場合)、当然のことながらバックライトは点灯し続ける(ステップS31)。
【0030】
以上説明したように、本発明の携帯電話機によれば、第1点灯継続時間モードの場合は、例えば、メール本文確認の設定時間を5分とした場合は、メール本文の表示中はキー繰作などが行われなくても5分間はバックライトを点灯し続けるが、メール一覧表示に戻ったときはキー繰作がない場合は20秒経過したときにバックライトを消灯させる。また、第2点灯継続時間モードにした場合は、メール本文の確認中は必ずバックライトは点灯しているが、メール一覧表示に戻ったときはキー繰作がない場合は20秒経過したらバックライトを消灯させる。
【0031】
尚、メール作業が終了した後もメール本文の表示モードを放置してしまった場合などには消費電力が無駄になるので、電池容量などを考慮して最大点灯時間を設定する必要がある。また、メールの読書きモードから通常の通話モードに戻すのを忘れるなどのうっかりミスの場合も無駄に電池が消耗してしまう。したがって、このようなうっかりミスで無駄に電池が消耗するのを防止するために、第2点灯継続時間モードにするよりは、第1点灯継続時間モードにして、メールの読書きのような特定動作モードであっても、キー操作が行われなくなったら所定の時間でバックライトが消灯するように設定した方が好ましい。
【0032】
以上述べた実施の形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記の実施の形態の第1点灯継続時間モードでは、動作モードごとに個別の点灯継続時間を設定したが、個々に第1点灯継続時間を設定するのではなく、動作モードを特定動作モードと通常動作モードの二種類に分けて、ロング点灯継続時間とショート点灯継続時間の二段階に設定するとか、あるいは動作モードの種類に応じて複数段階に第1点灯継続時間を設定し、その中から動作モードに応じて点灯継続時間を選択するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯端末装置によれば、操作する実行機能の動作モードごとに、キー操作を停止してからのバックライトの点灯継続時間が変えられるように構成されており、ユーザがどのような種類の動作モードで携帯電話機を使用しているかによって、キー操作を停止した後のバックライトの点灯継続時間を長くしたり短くしたりすることができる。また、動作モードを、メール読書モードやインターネットモードやゲーム実行モードなどの特定動作モードと、通常の通信を行う通常動作モードとに分けて、特定動作モードのときは、そのモードで実行している間はキー操作が長く停止されていてもバックライトの点灯を続けるようにしてもよい。これによって、例えば、キー操作を行わない状態で長文のメール文章を読んでいる途中でバックライトが消灯してしまうというような不具合を解消することができる。このようにして、ユーザの所望に応じて任意にバックライトをON/FFできるので、携帯電話機での作業中に自動的にバックライトが消えることなく、携帯電話機をより快適な環境で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示部にバックライ卜機能を有する携帯電話機のブロック図である。
【図2】本発明の携帯電話機においてバックライトのON/OFF制御機能を実現する構成部分のブロック図である。
【図3】図2に示すバックライトのON/OFF制御機能の構成部が、第1点灯継続時間によってバックライトのON/OFF制御を行う動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】図2に示すバックライトのON/OFF制御機能の構成部が、第2点灯継続時間によってバックライトのON/OFF制御を行う動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御手段(制御部)、2 マイク、3 スピーカ、4 無線送信部、5 無線受信部、6 表示手段(表示部)、7 操作手段(操作部)、8 記憶手段(メモリ)、11 動作モード設定手段、12 点灯時間設定手段、13 読出手段、14 点灯時間計時手段。
Claims (1)
- 文字や画像を表示させる表示手段にバックライトのON/OFF制御機能を有する携帯端末装置において、
実行機能ごとの動作モードを設定する動作モード設定手段と、
動作モードの種別ごとに、操作手段による入力操作を停止した後の前記バックライトの点灯継続時間を設定する点灯時間設定手段と、
前記動作モードの種別と前記点灯継続時間とを対応付けした設定データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている設定データから、動作モードに対応する前記点灯継続時間を読み出す読出手段と、
操作手段による入力操作を停止してからタイムカウントを開始して前記読出手段が読み出した前記点灯継続時間に到達したとき、前記表示手段へバックライトの消灯指示信号を送信する点灯時間計時手段とを備えてなる携帯端末装置。
Priority Applications (1)
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- 2002-06-18 JP JP2002176570A patent/JP2004023496A/ja not_active Withdrawn
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