JP2003198691A - 無線通信端末におけるダイナミックな効果演出のためのバックライト制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信端末の各々のバックライトにＧＰＩ
Ｏ（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｐｕｒｐｏｓｅ ｉｎｐｕｔ Ｏ
ｕｔｐｕｔ）を一個ずつ割り当ててバックライトを個別
的に制御することによって、端末の状態に応じてバック
ライトを多様な態様で発光させる効果を奏するとともに
端末に用いられるバッテリーの消費を低減するためのバ
ックライト制御方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、無線通信端末におけるバック
ライト制御方法において、端末の種々の割込み発生如何
を判断する第１ステップと、前記端末において発生した
割込み種類に応じてダイナミックな態様で発光するよう
に、各バックライトの動作の点滅手順を制御する第２ス
テップとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信端末のバ
ックライト制御技術分野に関し、特に無線通信端末に用
いられるバックライトを端末の状態（例えば、通話待ち
受けの時、呼開通時、ファイルダウンロード／アップロ
ード、チャット、ゲームなど）に応じて多様な態様で発
光させ（ダイナミック効果演出）、端末に用いられるバ
ッテリーの消費を低減するためのバックライト制御方法
に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、通信技術の急速な発展に伴い、個
人の任意の場所で、またはある一つの場所から他の場所
に移動しながら他の人と通信できる無線通信端末が開発
されて活用されている。無線通信端末に用いられるバッ
クライトは、端末のキーパッドとＬＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ
Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）に光を提供する用
途のみに用いられており、端末のフリップ（またはフォ
ルダー）をオープンする時やキーパッド入力がある時発
光（ｏｎ）し、フリップを閉じたり一定時間キーパッド
入力がなければオフになる動作を行なう。バックライト
が端末に光を提供することは、端末使用に重要な役割を
担当するが、従来の技術の単純なバックライト発光方法
では、携帯電話の機能を全部表現できず、通話が長くな
る場合バックライトが持続的に発光することによって、
端末の電力消費が増加する問題点があった。

【０００３】また、キーパッド入力後一定時間後にはバ
ックライトが自動的にオフになるようにプログラムされ
ているが、このような自動オフ機能は暗い所で使用する
場合にはユーザに不便をあたえる問題点があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであって、
無線通信端末の各々のバックライトにＧＰＩＯ（Ｇｅｎ
ｅｒａｌ Ｐｕｒｐｏｓｅ ｉｎｐｕｔ Ｏｕｔｐｕ
ｔ）を一個ずつ割り当ててバックライトを個別的に制御
することによって、端末の状態に応じてバックライトを
多様な態様で発光させる効果を奏するとともに端末に用
いられるバッテリーの消費を低減するためのバックライ
ト制御方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、無線通信端末におけるバックライト制御
方法において、端末の種々の割込み発生如何を判断する
第１ステップと、前記端末において発生した割込み種類
に応じてダイナミックな態様で発光するように、各バッ
クライトの動作の点滅手順を制御する第２ステップとを
含むことを特徴とする。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。

【０００７】図１は、本発明が適用される無線通信端末
の構成図である。

【０００８】図１に示すように、本発明が適用される無
線通信端末は、外部からの操作によりキーを入力される
キー入力部１１と、キー入力部１１から伝達されたキー
をデコーディングするデコーディング部１２と、デコー
ディング部１２でデコーディングされた信号により該当
動作が行なわれるように制御信号を発生する制御部１３
と、無線通信端末の動作遂行に対するプログラムを格納
するメモリ部１４と、制御部１３から出力される制御信
号に応じて無線通信端末の該当動作を行なう動作部１５
とから構成される。

【０００９】以下、前記したような構成を有する無線通
信端末の動作について説明する。

【００１０】まず、外部からの操作によりキーが操作さ
れると、キー入力部１１は、この操作されたキーを入力
してデコーディング部１２に伝達し、デコーディング部
１２は、この入力されたキーをデコーディングして制御
部１３に伝達する。

【００１１】その後、制御部１２は、キー値に応じた動
作が行なわれるようにするプログラムをメモリ部１４か
ら読み出して、デコーディング部１２から伝達されたキ
ー値に該当する動作が行なわれるように制御信号を発生
する。これにより、動作部１５は、制御部１３から出力
される制御信号に応じて該当動作を行なう。

【００１２】このような無線通信端末において、バック
ライトを制御して端末の状態（通話待ち受け時、呼開通
時、ファイルダウンロード／アップロード、チャット、
ゲームなど）に応じてバックライトを多様な態様で発光
（好ましくは下記のモード０〜モード７）させるプログ
ラム（図４を含む）が前記メモリ部１４に格納されてお
り、制御部１３の制御下で同プログラムが実行される。

【００１３】図２は、本発明に係る端末バックライトと
ＧＰＩＯの連結及び配置関係を示す一実施の形態の説明
図であって、複数のバックライト１〜６の各々にＧＰＩ
Ｏが一つずつ連結配置されて前記バックライトを個別的
に制御する。

【００１４】一般的に、無線通信端末には、おおよそ６
〜１０個のバックライトが用いられるが、一つないし二
つのＧＰＩＯの接続を介して全体バックライトをオン／
オフする。バックライトの個数は任意に定められ、本発
明では、好ましい実施の形態として６個のバックライト
を配置構成することを前提とする。

【００１５】端末のバックライトを多様な方法で発光す
る効果を与えるために、各々のバックライトにＧＰＩＯ
を各々一つずつ割り当てる。すなわち、一つのバックラ
イトに一つのＧＰＩＯを接続して各々のバックライトを
制御する。ただし、ＬＣＤ背面に位置したバックライト
は、安定的なディスプレーのために前記したような効果
を与えない。

【００１６】図３は、本発明に係る端末バックライトの
配列を示す一実施形態の説明図である。

【００１７】本発明では、好ましい実施形態として下記
のように、７個のモードを用いてバックライトを制御す
ることを仮定する。しかし、これに限定されず、ユーザ
の選択や設定によりモードの個数と動作方法を任意に選
択できる。本発明の実施の形態において、図３のバック
ライトを利用して下記の表のように設定された７個のモ
ードを利用する。

【００１８】

【表１】

【００１９】各々のモードは一定の回数で繰り返すこと
ができるか、あるいは、一定時間の間のみ動作するよう
に制御でき、ユーザの要求に応じて適切な値を選択でき
る。

【００２０】しかし、上記のモードが実行されている場
合に、フリップ（またはフォルダー）の開閉、キーパッ
ド入力、メッセージあるいはメール受信などの外部入力
などによる割込みが発生することもあり、プログラムさ
れているモードの繰り返し回数やタイマーなどによる割
込みが発生することもある。この場合、現在のモードで
新しいモードを決定することになる。

【００２１】図４は、本発明に係る無線通信端末におけ
るダイナミックな効果演出のためのバックライト制御方
法に関する一実施の形態のフローチャートである。

【００２２】バックライト効果はユーザに合わせて多様
に使用することができるが、本発明では一つの例を挙げ
て説明する。

【００２３】図４に示すように、バックライト制御方法
は、割込みを待つ初期モードから始まる（２００）。

【００２４】割込み発生が感知されれば（２１０）、感
知されたモードに対応するモードを選択する（２２
０）。

【００２５】選択されたモードに応じてバックライトを
個別的に調整する（２３０）。

【００２６】バックライトを選択されたモードに応じて
発光し（２３０）、もし他の割込みが発生すば、また２
１０ステップに戻って上記で説明した２１０から２３０
までのステップを繰り返す。

【００２７】もし、他の割込みが発生しない場合には、
初期状態に戻り他の割込みを待つ（２００）。

【００２８】これを以下の例を挙げてより詳細に説明す
る。

【００２９】下記の例は表１のモードを例として説明す
る。

【００３０】もし端末のフリップ（またはフォルダー）
を開くとそれに該当する割込みが発生してモード１を選
択し（２２０）、モード１状態を実行する（２３０）、
すなわち、全てのバックライトが５秒間オンになる。も
し他の割込みが発生しなければ、モード６を選択する割
込みが発生し（２１０）、モード６が選択される（２２
０）。モード６に該当する動作が実行される（２３
０）。すなわち全てのバックライトが無作為にオフにな
る。モード６に該当する動作が実行された後、割込みが
発生しなければ、他の割込みが発生する時まで待つ（２
００）。

【００３１】一方、キーパッド入力が認識される割込み
が発生すれば、ユーザの設定に応じてモード１またはモ
ード５（省電力モード）に転換して（２２０）、モード
１（またはモード５）を実行している途中に（２３
０）、通話（ｓｅｎｄ）ボタンを押す割込みが発生して
感知されれば（２１０）、モード４に転換して（２２
０）モード４を実行し（２３０）、呼開通割込みが発生
すれば、モード６に転換して（２２０）無作為点滅後
（２３０）、またモード０の状態を保持して待ち受け
る。上記の過程でモード１である状態（ａｌｌ ｂａｃ
ｋ ｌｉｇｈｔ ＯＮ）が５秒過ぎると電力消費減少の
ために自動にモード５に転換されるようにしたが、この
過程はユーザが任意に設定できる。

【００３２】また、メッセージまたはメール受信割込み
が発生した場合に、モード６に転換して（２２０）２−
３秒間無作為点滅する（２３０）。また、確認されない
メッセージまたはメールがある場合、周期的にモード６
に転換して（２２０）２−３秒間無作為点滅する（２３
０）。

【００３３】各モード実行ステップにおいて、フリップ
（またはフォルダー）を閉じる割込みが発生すれば、直
ちにモード０に対する割込みが発生して感知され（２１
０）これに該当する動作が実行される（２３０）。

【００３４】なお、本発明の技術的範囲は前述の本実施
の形態に限られるものではない。本発明の技術思想から
逸脱しない範囲内で様々の変更、改善を行なうことが可
能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する

【００３５】

【発明の効果】上述したようになされる本発明による
と、端末のバックライトを個別的に制御して、通話待ち
受け時、呼開通時、ファイルダウンロード／アップロー
ド、チャット、ゲームなどに差別化されたバックライト
効果を与えて、バックライトの発光状態のみでも現在端
末がどんな状態であるかが分かるようにして端末の使用
をより便利かつ多様に楽しむことができるようにする効
果がある。

【００３６】また、本発明は端末の状態に応じて一つな
いし二つのバックライトのみ点灯することになるので、
全てのバックライトが常に点灯していることにより発生
する電力の損失を低減できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用される無線通信端末の構成例示図
である。

【図２】本発明に端末のバックライトとＧＰＩＯの連結
及び配置関係を示す一実施の形態説明図である。

【図３】本発明に端末のバックライトが配列された位置
を示す一実施の形態の説明図である。

【図４】本発明に係る無線通信端末におけるダイナミッ
クな効果演出のためのバックライト制御方法に関する一
実施の形態フローチャートである。

【符号の説明】

１〜６ バックライト

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5K023 AA07 BB11 DD06 EE02 HH04 HH06 5K027 AA11 BB17 CC08 FF01 FF22 MM15

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 無線通信端末におけるバックライト制御
   方法において、 端末の割込み発生を判断する第１ステップと、 前記端末において発生した割込み種類に応じてダイナミ
   ックな態様で発光するように、各バックライトの動作の
   点滅手順を制御する第２ステップとを含むことを特徴と
   する無線通信端末におけるダイナミックな効果演出のた
   めのバックライト制御方法。
2. 【請求項２】 前記第２ステップは、 前記第１ステップで感知した割込みに対応する動作モー
   ドを選択する第３ステップと、 前記第２ステップで選択された動作モードに応じて各バ
   ックライトの動作の点滅手順を制御する第４ステップと
   を含むことを特徴とする請求項１に記載の無線通信端末
   におけるダイナミックな効果演出のためのバックライト
   制御方法。
3. 【請求項３】 前記割込みは、前記端末の蓋を開ける場
   合、特定時間の間キーパッド入力がない場合、メッセー
   ジやメールを受信する場合、ファイルをアップロードし
   たりダウンロードする場合、および端末の蓋を閉じる場
   合の少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１に
   記載の無線通信端末におけるダイナミックな効果演出の
   ためのバックライト制御方法。
4. 【請求項４】 前記動作モードは、ユーザが定義できる
   ことを特徴とする請求項１または２に記載の無線通信端
   末におけるダイナミックな効果演出のためのバックライ
   ト制御方法。