JP4010383B2 - 杭工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物の補強のための地中補強架構に関し、より詳しくは構造物の補強のための改良した杭に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に杭とは、太く長い柱状体であり、その材質には、木、コンクリート、鋼などがあり、地中にあって構造物の基礎即ち支持架構としての機能を果たすものである。杭には、大きく分けて2つの種類があり、その1つは押し除け形の杭であり、もう1つは置き換え形の杭である。押し退け形の杭は、打撃または振動によって地中に打ち込み、ないしは押し込むものであり、従ってこの種の杭では施工時に周囲の土を横方向へ押し除けることになる。置き換え形の杭は、予め掘削した孔の中へ埋め込むか、或いは予め掘削した孔の中で築造するものであり、従ってこの種の杭は掘削によって排除された土に置き換わる形で施工される。
マイクロパイルは、小径の(通常300mm以下)置き換え形の杭である。マイクロパイルは主として構造物の基礎に使用され、静荷重や地震時の荷重条件に耐えるものである。マイクロパイルはこの数年ほどの間に民間建築物や交通機関の構造物に広く用いられるようになった。マイクロパイルはまた、斜面や掘削現場を安定化するための安定化架構にも用いられる。
【0003】
マイクロパイルは、軸方向の荷重ばかりでなく横方向の荷重にも耐えるため、設計方針次第で従来の杭の替わりに用いることもでき、また土と杭とから成る複合架構の構成要素として使用することもできる。マイクロパイルを施工する際に実施される杭工法は、構造物、土、環境のいずれに対しても非常に僅かな影響しか及ぼさない。マイクロパイルの施工には大型機械が不要であるため、機材の搬入が困難な場所や、上下方向の余裕のない場所であっても、マイクロパイルなら施工することができる。これらの利点があるため、マイクロパイルは既設構造物の内部で施工することも可能である。
【0004】
典型的なマイクロパイルの築造法では、孔を掘削し、その孔の中に鋼製の補強体を挿入し、その孔の内部にモルタル即ち「グラウト」を注入して充填する。孔をグラウトで充填する工程はグラウティングと呼ばれている。図1のA〜Fに、典型的なマイクロパイル10の築造手順を示した。マイクロパイル10を築造するには、先ず最初に、孔12を掘削しつつその孔12にケーシング14を挿入して行く。図1のA〜Fに示した具体例のケーシング14は、互いにつなぎ合わされた3本の細長い中空円筒形のケーシング・セグメント14a〜14cで構成されている。
ケーシング14の挿入は、孔の掘削と並行して行われる。それらを、並行して行うことができるのは、最初のケーシング・セグメント14aの下端に、掘削歯(周知であるので図示しない)が装備されているからである。掘削の準備段階として、最初のケーシング・セグメント14aを掘削機(周知であるので図示しない)に取り付け、それを回転させて地中に挿入して行く。地盤が掘削困難なものである場合には、下端にドリル・ビット16を備えたドリル・ロッド18をケーシング14内に嵌装し、ケーシング14と共に掘進させることで、掘削を補助することができる。その場合には、そのドリル・ロッド18の周囲が最初のケーシング・セグメント14aによって囲繞され、このケーシング・セグメント14aの内面がドリル・ビット16の背面側に当接する。
最初のケーシング・セグメント14aを然るべき深さまで挿入したならば、掘削機による本格的な掘削を開始することができる。その掘削によって最初のケーシング・セグメント14aを地中へ挿入して行き、その深さがこの最初のケーシング・セグメント14aの全長に達する僅かに手前でその掘削を停止する(図1のA)。
【0005】
次に、最初のケーシング・セグメント14aの上端に2番目のケーシング・セグメント14bを連結する。それには、2番目のケーシング・セグメント14bの下端部に形成されている雄ねじ部を、最初のケーシング・セグメント14aの上端部に形成されている雌ねじ部に螺合させる。別法として、ケーシング14の各セグメントどうしを連結するのに、ケーシング継手(周知であるので図1のA〜Fには図示していない)を用いるという方法もある。ケーシング継手は、例えば中空円筒形の部材であって、その両端部に雌ねじ部を形成したものである。ケーシング継手を用いる場合には、ケーシング・セグメントとして、その両端部に共に雄ねじ部を形成したものを使用する。そして、最初のケーシング・セグメントの上端部の雄ねじ部にケーシング継手の一端を螺合させ、そのケーシング・セグメントに連結する次のケーシング・セグメントの雄ねじ部を、そのケーシング継手の他端に螺合させる。
【0006】
こうして最初のケーシング・セグメント14aに2番目のケーシング・セグメント14bを連結したならば掘削を再開する。そして、2番目のケーシング・セグメント14bの上端が地表に近付いたならば再び掘削を停止する。続いて、その2番目のケーシング・セグメント14bの上端に3番目のケーシング・セグメント14cを連結する。以上の工程を繰り返して、ケーシング14が地盤の上層の軟弱な部分(以下「軟弱層」と称する。図1のA〜Fには参照番号20で示した)を完全に貫通して、下層の堅固な地層(以下「荷重支持層」と称する。図1のA〜Fには参照番号22で示した)に貫入するまで掘進する(図1のB)。ケーシング14を必要な深さに到達させるために使用せねばならないケーシング・セグメントの本数は場合に応じて様々であるが、ここでは説明を簡明にするために、図1のA〜Fには、ケーシング・セグメントを3本(14a〜14c)だけ使用する場合を示した。
【0007】
ケーシング14を必要な深さまで挿入したならば、そのケーシング14から、ドリル・ビット16を備えたドリル・ロッド18を抜去する(図1のC)。続いて、鉄筋等の補強体24をケーシング14の中に、ケーシング14の長さ一杯に挿入する。ケーシング14の全内部容積のうち、この補強体24が占める容積の割合はかなり大きくすることができ、50%程度とすることも可能である。補強体24をケーシング14内の然るべき位置に挿入したならば、トレミー管(周知であるので図示しない)を用いて、ケーシング14の内部にグラウト26を注入する(図1のD)。
【0008】
ケーシング14の内部がグラウト26で充填されたならば、続いてケーシング14を掘削孔12から引き上げて行く。このとき、ケーシング14を引き上げつつ追加のグラウト26をケーシング14の内部へ加圧注入することにより、ケーシング14が引き上げられた後の孔12の部分がグラウト26で完全に充填されるようにする(図1のE)。この加圧グラウティング及びケーシング引き上げの工程は、ケーシング14の下端が上昇して、荷重支持層22中に存在するグラウト部分の最上部に近付いたところで終了する。また、孔12からケーシング14を引き上げて行くときには、その引き上げに合わせてケーシング14からケーシング・セグメントを取り外して行く。図1のA〜Fに示した手順では、ケーシング14から取り外されるケーシング・セグメントは3番目のケーシング・セグメント14cだけであり、加圧グラウティング工程が終了した時点では、2番目のケーシング・セグメント14bの上端部が地表から突出した状態にある。尚、加圧グラウティング工程における圧力の大きさは、グラウト26が孔12の内面に密着して、グラウト26と地盤との間の接合状態が堅固なものとなるような、適切な大きさに設定することが望ましい。加圧グラウティング工程が完了した時点では、ケーシング14のうち、取り外したケーシング・セグメント14cを除いた残りの部分は軟弱層20の中にある。こうしてグラウティングが完了したならば、通常はそれに続いて、加圧グラウティングで充填した孔の中のグラウトの上端部分へ所定の据込量だけケーシング14を押し戻すようにしており、それによって、このマイクロパイルの上方部分であるケーシングで囲繞された部分と、下方部分であるケーシングで囲繞されていない部分との間に、中間的な構造を有する部分を作り出すようにしている。
【0009】
続いて、ケーシング14の上端部に鋼板28(図1のF)を溶接する。図1のA〜Fに示したケーシング14では、この鋼板28を、2番目のケーシング・セグメント14bの上端に溶接している。続いて、鋼板28及びケーシング14の上端部を囲むようにコンクリート製フーチング30を打設する。これによってマイクロパイル10は完成する。
マイクロパイル10の構造強度は、主として、補強体24に使用している部材の強度と、ケーシング14に使用している部材の強度とによって決まる。補強体24及びケーシング24は、通常、高張力鋼で形成され、マイクロパイル10に加わる荷重の全てないし大部分が、これら2つによって支えられるように設計される。
補強体24は、このマイクロパイル10に加わる荷重を、グラウトを介して荷重支持層22へ伝達する。この荷重の伝達が効果的に行われるためには、マイクロパイル10が、コンクリート製フーチング30と荷重支持層22との双方に堅固に固定されていなければならない。マイクロパイル10を築造する際に掘削及びグラウティングを行うという方法を用いれば、グラウトと荷重支持層との界面におけるグラウト−地盤間の接合強度を十分に大きな値を有するものとすることができ、従ってマイクロパイル10を荷重支持層22に適切に固定することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
一方、補強体24及びケーシング14をコンクリート製フーチング30に固定しているのは主として鋼板28である。即ち、ケーシング14をコンクリート製フーチング30に固定する上で、ケーシング14と鋼板28との間の溶接結合部が決定的な機能を果たしている。ところが、鋼板28をケーシング14の上端に溶接する際に、その溶接の熱の影響を受けたケーシング14の部分において、ケーシング14の材料である高張力鋼の粘り強さが低下するということが判明している。このように熱の影響によって鋼材の粘り強さが低下するため、ケーシング14を形成しているその鋼材のうちの、鋼板28を溶接した部分が早期に破壊するおそれがある。従って高張力鋼製ケーシングをコンクリート製フーチングに固定するための構造として、従来のものより優れた構造が求められている。
【0011】
また、地震が発生したときにはフーチング30が横方向に揺れるため、マイクロパイル10のうちの、このフーチング30の直ぐ下に続く部分、即ち、軟弱層20の中に存在している部分が曲がり変形を生じる。この曲がり変形によって、マイクロパイル10のケーシング14に曲げモーメント及び曲げ応力が発生するが、それら曲げモーメント及び曲げ応力の大きさは、ケーシング14の全長のうちのフーチング30の直ぐ下の部分で最大になる。更に、マイクロパイルを地盤安定化架構の構造材として使用した場合にも、一般的に横方向の変位が発生して曲がり変形が生じる。そのような用途において、曲げモーメントの大きさは、そのマイクロパイルの全長のうちの滑り面に対応した位置で最大になる。従って、ケーシングの各部のうちで、他の部分と比べてより大きな曲げ応力にさらされる螺合連結部を、補強することのできる構造が求められている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、構造物と支持地盤とを連結する杭を築造する杭工法が提供される。この工法においては、前記構造物側から前記支持地盤中へ孔を掘削して行くと共に、その孔の中にケーシングを構築して行く。このケーシングは、複数のケーシング・セグメントをつなぎ合わせたものである。その構築が完成した時点では、前記複数のケーシング・セグメントのいずれもが少なくとも部分的に前記孔の中に位置している。また、ケーシングの構築が完成したならば、それに続いて、そのケーシングの一部分を前記孔から引き上げ、それによって、前記複数のケーシング・セグメントのうちの少なくとも1本のケーシング・セグメントが略々完全に前記孔から引き出されるようにする。続いて、前記少なくとも1本のケーシング・セグメントを前記ケーシングから取り外す。前記孔の中に残された部分の前記ケーシングの内部と、前記孔のうちそこから前記ケーシングが引き上げられた部分の内部とにグラウトを充填し、前記ケーシングの前記構造物側の端部にケーシング継手を連結する。このケーシング継手に最上部ケーシング・セグメントを連結し、更に、前記構造物に連結して底面を有するフーチングを、その最上部ケーシング・セグメントを囲繞するように打設する。またその際に、前記ケーシング継手が実質的に該フーチングの外部にあって該フーチングの前記底面に近接して位置するように該フーチングを構成する。ただし別法として、前記ケーシング上における前記ケーシング継手の位置を、ケーシング・セグメントどうしの連結部の強度という観点から必要と考えられる位置にするようにしてもよい。
【0015】
本発明の更に別の局面によれば、前記最上部ケーシング・セグメントは雄ねじ部を有するものであり、また前記工法において、前記フーチングの打設に先立って前記最上部ケーシング・セグメントの前記雄ねじ部に少なくとも1個のリングを螺合するようにしている。そして、前記フーチングを打設する際に、前記少なくとも1個のリングを囲繞するように打設する。この手順においては更に、前記フーチングの打設に先立って前記最上部ケーシング・セグメントの前記雄ねじ部に複数個のリングを螺合し、それら複数個のリングを囲繞するように前記フーチングを打設するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
これより図面を参照して説明して行くが、別々の図面であっても、同一ないし対応する要素には同一ないし対応する参照番号を付してある。
図2には、本発明の実施の形態にかかるマイクロパイル40を示した。このマイクロパイル40はケーシング52を含んでおり、このケーシング52は3本のケーシング・セグメント52a、52b、52dで構成されている。ケーシング52の上端部はコンクリート製フーチング56の内部へ貫入している。
このマイクロパイル40を築造する一連の工程のうち最初の幾つかの工程は、一言でいえば、本開示の「従来の技術」で図1のA〜Dを参照して説明した夫々の工程と同様のものであるが、ただし、本開示の「従来の技術」で説明したマイクロパイル10とは異なり、マイクロパイル40では、その最上部ケーシング・セグメントとして、新規な構成の短尺の最上部ケーシング・セグメント52dを使用している。この短尺の最上部ケーシング・セグメント52dは、このマイクロパイル40のケーシング52を構成しているその他のセグメント52a、52bに、ケーシング継手58を介して連結されている。また、ケーシング継手58は、このマイクロパイル40のコンクリート製フーチング56の直ぐ下に位置している。
【0017】
本開示の「従来の技術」で説明したマイクロパイル10の場合と同様に、このマイクロパイル40の築造においても、先ず最初に、孔を掘削しつつ3本のケーシング・セグメント52a、52bを地中へ挿入して行く(3番目のケーシング・セグメントは図示していないが、本願開示の「従来の技術」で説明したケーシング・セグメント14cと同様のものである)。容易に理解されるように、ケーシング14を必要な深さに到達させるために使用せねばならないケーシング・セグメントの本数は場合に応じて様々である。ただしここでは説明を簡明にするために、図3にはケーシング52として、細長い中空円筒形のケーシング・セグメント52a、52bを3本つなぎ合わせて構成したものを示した。
【0018】
最初のケーシング・セグメント52aに2番目のケーシング・セグメント52bを連結する際には、最初のケーシング・セグメント52aの端部に形成されている雌ねじ部に、2番目のケーシング・セグメント52bの端部に形成されている雄ねじ部(周知であるので図示しない)を螺合させる。2番目のケーシング・セグメント52bの上端部には雌ねじ部(周知であるので図示しない)が形成されている。ケーシング52の3番目のケーシング・セグメント(不図示)にも同様に雄ねじ部が形成されており、その雄ねじ部を2番目のケーシング・セグメント52bの上端部の雌ねじ部に螺合させる。
既述のごとく、ケーシング52を構築するのに4本以上のケーシング・セグメントを使用することもあり得る。最終的に構築されるケーシング52の長さは、軟弱層20を完全に貫通して荷重支持層22に貫入するだけの充分な長さであることが望ましい。ケーシング・セグメントどうしを連結する方法としては、上述のように、ケーシング・セグメントどうしを螺合させ、それによってケーシング連結部54を形成するという方法を用いることができる。また別法として、各々のケーシング・セグメント52a〜52bを、その両端部に雄ねじ部を形成したセグメントとして構成し、ケーシング継手を用いてそれらを連結するようにしてもよい。
【0019】
ケーシング・セグメント52a〜52cが然るべき深さに達したならば、続いて鉄筋等の補強体64をケーシング52の中に、ケーシング52の長さ一杯に挿入する。ケーシング52の全内部容積のうち、この補強体64が占める容積の割合はかなり大きくすることができ、50%程度とすることも可能である。補強体64をケーシング52内の然るべき位置に挿入したならば、トレミー管(周知であるので図示しない)を用いて、ケーシング52の内部にグラウト66を注入する。
ケーシング52の内部がグラウト66で充填されたならば、続いてケーシング52を掘削孔から引き上げて行く。このとき、ケーシング52を引き上げつつ追加のグラウト66をケーシング52の内部へ加圧注入することにより、ケーシング52が引き上げられた後の孔の部分がグラウト66で完全に充填されるようにする(図3)。この加圧グラウティング及びケーシング引き上げの工程は、ケーシング52の下端が上昇して、荷重支持層22中に存在するグラウト部分の最上部に近付いたところで終了する。また、孔からケーシング52を引き上げて行くときには、その引き上げに合わせてケーシング52からケーシング・セグメントを取り外して行く。ここで説明している好適な実施の形態にかかる手順では、ケーシング52から取り外されるケーシング・セグメントは3番目のケーシング・セグメントだけであり、ケーシング引き上げ工程が終了した時点では、2番目のケーシング・セグメント52bの上端部が地表から突出した状態にある。
【0020】
3番目のケーシング・セグメントをケーシング52から取り外したならば、2番目のケーシング・セグメント52bの上端部にケーシング継手58(図4)を螺合させる。短尺の最上部ケーシング・セグメント52dは、その一端部に雄ねじ部が形成されており、この雄ねじ部を、ケーシング継手58の他端部の雌ねじ部に螺合させる。続いて、掘削機(周知であるため図示しない)を操作してケーシング52を再び地中へ押し込んで行き、ケーシング継手58のレベル(高さ)が、後に打設するコンクリート製フーチング56の底面の予定しているレベルより僅かに低いレベルになったところで、このケーシング52の押し込みを終了する(図5)。
この時点で、ケーシング52は、その短尺の最上部セグメント52dの上端部が孔から所定長さだけ突出しており、その突出長さは、ケーシング52をコンクリート製フーチング56に固定するのに適当な長さとなっている。また、短尺の最上部ケーシング・セグメント52dは、その上端部に雄ねじ部68がかなりの長さに亙って形成されている。この短尺の最上部ケーシング・セグメント52dの雄ねじ部68に、鋼板で形成した比較的大型の螺合式の鋼製リング70を複数個螺合させる(図5)。またその際に、それら鋼製リング70が雄ねじ部68の長手方向に互いに間隔を空けて位置するようにそれらを装着する。
【0021】
短尺の最上部ケーシング・セグメント52dの雄ねじ部68にそれら螺合式の鋼製リング70を螺合したならば、続いてそれら螺合式の鋼製リング70とケーシング52の上端部とを囲繞するようにコンクリート製フーチング56を打設する。またその際に、ケーシング継手58が、コンクリート製フーチング56の下縁(底面)の直ぐ下にくるように、そのコンクリート製フーチング56を打設する。
このように螺合式の鋼製リング70を使用することによって、マイクロパイル40の築造の最終工程が、迅速且つ容易に実施できるようになっている。即ち、螺合式の鋼製リング70はケーシング52の端部への装着が容易であり、装着した鋼製リング70を囲繞するようにコンクリート製フーチング56を打設すればよい。螺合式の鋼製リング70はケーシング52に装着する際に溶接する必要がない。螺合式の鋼製リング70を複数個使用した場合、それら鋼製リング70の各々が、ケーシング52をコンクリート製フーチング56に固定する固定具として機能することになる。
また、ケーシング継手58の位置が、コンクリート製フーチング56の直ぐ下であって、しかも実質的にコンクリート製フーチング56の外部にあるため、ケーシング52上の最大曲げ応力が作用する部分が強化されている。即ちこれによって、ケーシング52のその部分における損傷がケーシング継手58により防止されるようにしている。
【0022】
このマイクロパイル40はまた、土止め壁や斜面安定化架構にも適用することができる。それらの用途に用いる場合には、コンクリート製フーチング56から離れたケーシング52上の最大曲げ応力の位置が、ケーシング52上の更に下方にくる。ソイル フィスト(Soil fist )を実行することによって、地盤中の滑り面80(図6)の位置が特定できることがある。滑り面80の位置が特定できたならば、掘削機のオペレータは、その滑り面80の近くに位置することになるケーシング連結部に、ケーシング継手を装着するようにする。比較的深い位置にあるケーシング連結部にケーシング継手を装着する必要があるときには、掘削を行ってケーシング52を地中へ挿入して行くときに、予めケーシング継手をケーシング52に装着しておく。この場合のマイクロパイルの構造は、一般的に、先に説明したものと同じでよく、ただしケーシングの最上部がコンクリート製杭頭ビーム156の内部へ貫入した状態となるように杭頭ビームを打設する。
以上、本発明を、その好適な実施の形態に即して詳細に説明したが、容易に理解されるように、本発明の概念及び範囲から逸脱することなく様々な変更ないし改変を施すことができる。本発明の概念及び範囲については以上の説明から明らかであり、また添付の請求の範囲に明記した通りである。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明に係る杭工法によれば、溶接作業を行うことなく鋼製ケーシングをコンクリート製フーチングに容易且つ迅速にしかも確実に固定でき、また、大きな曲げ応力にさらされるケーシングの連結部を容易且つ迅速に補強することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Fは、従来のマイクロパイルの築造手順を示した模式図であり、Aは、地中へ最初のケーシング・セグメントを挿入した状態を、そのケーシングを一部破断して示した図、Bは、地中へ3本のケーシング・セグメントを挿入してケーシングを構築した状態を、それらケーシング・セグメントを一部破断して示した図、Cは、地中へ挿入したBの3本のケーシング・セグメントから、ドリル・ロッドを引き抜いた状態を示した図、Dは、Bの3本のケーシング・セグメントの一部破断図であり、孔及びケーシングの内部に補強体を挿入しグラウトを充填した状態を示した図、Eは、Bの3本のケーシング・セグメントのうちの2本を孔から部分的に引き上げ、その孔のうち、そこからケーシングが引き上げられた部分の内部にグラウトを充填した状態を、それらケーシング・セグメントを一部破断して示した図、Fは、Eの2本のケーシング・セグメントを示しており、それらケーシング・セグメントのうちの上方のケーシング・セグメントの上端部がコンクリート製フーチングに固定された状態を示した図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるマイクロパイルの模式図である。
【図3】図2のマイクロパイルを築造する初期段階において、ケーシングが孔から部分的に引き上げられ、その孔のうち、そこからケーシングが引き上げられた部分の内部にグラウトが充填され、3本のケーシング・セグメントのうちの2本がその孔の中にあり、3番目の一時的に連結されたケーシング・セグメントが、ケーシングの上端から取り外された状態を示した図である。
【図4】図2のマイクロパイルを築造する後続段階において、ケーシングに、ケーシング継手と短尺の最上部ケーシング・セグメントとを連結した状態を示した図である。
【図5】図2のマイクロパイルを築造する後続段階において、ケーシング継手が地中に押し込まれ、短尺の最上部ケーシング・セグメントを囲繞するようにコンクリート製フーチングを打設した状態を示した図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかるマイクロパイルが支持地盤中に築造された状態を示した図である。
【符号の説明】
40 マイクロパイル
52 ケーシング
56 コンクリート製フーチング
58 ケーシング継手
64 補強体
66 グラウト
68 雄ねじ部
70 鋼製リング

Claims (3)

  1. 構造物と支持地盤とを連結する杭を築造する杭工法において、
    前記構造物側から前記支持地盤中へ孔を掘削して行き、
    前記孔の中に、複数のケーシング・セグメントをつなぎ合わせたケーシングを構築し、その構築が完成した時点では、前記複数のケーシング・セグメントのいずれもが少なくとも部分的に前記孔の中に位置しており、
    前記ケーシングの一部分を前記孔から引き上げ、それによって、前記複数のケーシング・セグメントのうちの少なくとも1本のケーシング・セグメントが略々完全に前記孔から引き出されるようにし、
    前記少なくとも1本のケーシング・セグメントを、前記ケーシングから取り外し、
    前記孔の中に残された部分の前記ケーシングの内部と、前記孔のうちそこから前記ケーシングが引き上げられた部分の内部とに、グラウトを充填し、
    前記ケーシングの前記構造物側の端部にケーシング継手を連結し、
    前記ケーシング継手に最上部ケーシング・セグメントを連結し、
    前記構造物に連結して底面を有するフーチングを、前記最上部ケーシング・セグメントを囲繞するように打設し、その際に、前記ケーシング継手が実質的に該フーチングの外部にあって該フーチングの前記底面に近接して位置するように該フーチングを構築する、
    ことを特徴とする杭工法。
  2. 前記最上部ケーシング・セグメントが雄ねじ部を有し、
    前記フーチングの打設に先立って前記最上部ケーシング・セグメントの前記雄ねじ部に少なくとも1個のリングを螺合し、
    前記フーチングを打設する際に、前記少なくとも1個のリングを囲繞するように打設する、
    ことを特徴とする請求項記載の杭工法。
  3. 前記フーチングの打設に先立って前記最上部ケーシング・セグメントの前記雄ねじ部に複数個のリングを螺合し、前記フーチングを打設する際に、前記複数個のリングを囲繞するように打設する、
    ことを特徴とする請求項記載の杭工法。
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