JP4008303B2 - デコンプレッションブレーキ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用ディーゼルエンジンのデコンプレッションブレーキに係り、特に、排気弁を開閉起動するロッカアームとロッカシャフトの間に介在させた偏心ブッシュを回動操作することにより、前記ロッカアームの揺動中心を変化させてカムベースサークル上における排気弁のリフト量を調整して制動力を得るようにしたデコンプレッションブレーキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロッカシャフトとロッカアームの間に介在させた偏心カムを回動操作してロッカアームの揺動中心を変化させることにより、カムベースサークル上における排気弁のリフト量を調整して制動力を得るようにした従来のデコンプレッションブレーキとしては、例えば特開平8−338214号公報に開示されたようなものがある。
【0003】
このような従来例にあっては、例えば図6に示したように図示しないシリンダヘッドに取り付けたロッカシャフト1に偏心ブッシュ2を介してロッカアーム3を揺動可能に取り付けていたために、偏心ブッシュ2を受容するロッカアーム3のボス部3aが偏心ブッシュ2の肉厚分だけ大径化してしまうために、小型軽量化が要請される車両用エンジンのデコンプレッションブレーキとして何らかの対処が要請されていた。4は排気弁、5はプッシュロッドである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、ロッカアームのボス部の大径化を抑制することができる車両用エンジンに適したデコンプレッションブレーキを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、ロッカシャフトとロッカアームの間に介在させた偏心ブッシュを回動操作してロッカアームの揺動中心を変化させることにより、カムベースサークル上における排気弁のリフト量を調整して制動力を得るようにしたデコンプレッションブレーキにおいて、前記偏心ブッシュの取付部位においてロッカシャフトの外面を段付状に小径に形成し、該小径部に偏心ブッシュを回動可能に取り付けたことを特徴としている。
【0006】
なお、偏心ブッシュにおける少なくとも荷重部分を除いた位置に接離可能な接合部を設けて偏心ブッシュを拡縮可能もしくは分割可能に構成し、あるいは、非荷重部分において切欠形成された部分的な偏心ブッシュを用いることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るデコンプレッションブレーキの一実施形態を示す要部の断面図、図2は図1に示した偏心ブッシュの取付部分の断面図、図3は偏心ブッシュの正面図である。
【0008】
これらの図において、図示しないシリンダヘッドに取り付けたロッカシャフト11は、中心部にオイル通路を形成した中空軸で構成される。また、図示しないカムにより駆動されるロッカアーム12は、前記ロッカシャフト11を中心として揺動して排気弁13を開閉駆動する。14はカムとロッカアーム12を連動させるプッシュロッドである。
【0009】
ここに本実施形態においては、前記ロッカアーム12の取付部位においてロッカシャフト11の表面に断面矩形状を呈する溝15を設けて該シャフト11の外面を段付状に小径に形成している。そして、溝15を形成する小径部に偏心ブッシュ16を回動可能に取り付けたうえで、この偏心ブッシュ16の外周面をロッカアーム12のボス部に回動自在に嵌合させることにより、偏心ブッシュ16の外面をガイドとしてロッカアーム12が揺動するようにしている。
【0010】
なお、偏心ブッシュ16はエンジンの運転状態などに応答してロッカシャフト11を中心として回動操作され、これにともなってロッカアーム12の揺動中心が図中上下方向に移動して図示しないカムのベースサークル上における排気弁13のリフト量を調整して制動力を得ることができるデコンプレッションブレーキを構成しているが、偏心ブッシュ16の回動操作手段は従来公知のものを利用することができるものであり、本願発明の目的と直接関連しないためにその具体例の提示を省略する。
【0011】
また、前記偏心ブッシュ16における非荷重部分に接離可能な接合部17を設けている。そして、この接合部17の間隔を拡げて偏心ブッシュ16を拡径変形させることにより、ロッカシャフト11の大径部(一般部)を通過させた偏心ブッシュ16を溝15(小径部)において縮径復帰させてその内周面を溝15の表面にガタツキのない状態で回転可能に摺接保持させることができるようにしている。
【0012】
すなわち、従来はロッカシャフト11の外周面とロッカアーム12のボス部の内周面の間に偏心ブッシュ16を取り付けていたために、この偏心ブッシュ16の肉厚に相当する分だけロッカアーム12のボス部が大径化していた。しかしながら、本実施形態においては、ロッカシャフト11の外周に溝15を設けることにより、この溝15の部分において偏心ブッシュ16の内周部分をロッカシャフト11の外周に埋め込ませて重複させるようにしているために、偏心ブッシュ16を介在させることによるロッカアームボス部の大径化を抑制することができ、デコンプレッションブレーキを小型軽量化することができる。
【0013】
上記実施形態においては接離可能な接合部17を偏心ブッシュ16の非荷重部分に設けて溝15への偏心ブッシュ16の取付けを容易化しているが、図4に示したように偏心ブッシュ16の非荷重部分の2カ所に接合部17を設けて分割型の偏心ブッシュ16を構成して溝15への取付作業性を高くすることができる。
【0014】
また、偏心ブッシュ16は必ずしも全周に存在する必要性はなく、例えば図5に示したように二点鎖線で示した非荷重部分を切欠形成した部分的な偏心ブッシュ16を採用した場合は、デコンプレッションブレーキをより軽量化することができるが、いずれの場合も非荷重部分は図示のものに限定されるものではない。
【0015】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明は、偏心ブッシュの取付部位においてロッカシャフトの外面を段付状に小径に形成して偏心ブッシュの内周部分を受容する溝を構成したことにより、ロッカシャフトに偏心ブッシュの一部を埋め込んだ状態で取り付けるようにしたものであるから、偏心ブッシュの取り付けにともなうロッカアームのボス部の大径化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデコンプレッションブレーキの一実施形態を示す要部の断面図である。
【図2】図1に示した偏心ブッシュの取付部分の断面図である。
【図3】図1に示した偏心ブッシュの正面図である。
【図4】偏心ブッシュの変形例を示す正面図である。
【図5】偏心ブッシュの他の変形例を示す正面図である。
【図6】デコンプレッションブレーキの従来の一例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
11 ロッカシャフト
12 ロッカアーム
13 排気弁
14 プッシュロッド
15 溝
16 偏心ブッシュ
17 接合部

Claims (3)

  1. ロッカシャフト(11)とロッカアーム(12)の間に介在させた偏心ブッシュ(16)を回動操作してロッカアーム(12)の揺動中心を変化させることにより、カムベースサークル上における排気弁(13)のリフト量を調整して制動力を得るようにしたデコンプレッションブレーキにおいて、前記偏心ブッシュ(16)の取付部位においてロッカシャフト(11)の外面を段付状に小径に形成し、該小径部に偏心ブッシュ(16)を回動可能に取り付けたことを特徴とするデコンプレッションブレーキ。
  2. 前記偏心ブッシュ(16)における少なくとも荷重部分を除いた位置に接離可能な接合部(17)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のデコンプレッションブレーキ。
  3. 前記偏心ブッシュ(16)は、非荷重部分において切欠形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のデコンプレッションブレーキ。
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