JP4007032B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置に関し、詳しくは、スキャナのフラットベッドの回動に伴って記録媒体を案内するトレイが連動することができる記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙等の記録媒体に記録を行うプリンタ機能、原稿を読み取って画像データを作成するスキャナ機能、通信回線を介して画像データの送受信を行うファクス機能等を備えた複合機が知られている。例えば、上部にフラットベッドタイプのスキャナ部を、下部にインクジェット記録方式のプリンタ部をそれぞれ備えた複合機である。下部に位置するプリンタ部では、供給部から供給された記録媒体がプリンタ部内を搬送され、インクジェットヘッドからインクが吐出されて印刷が行われ、その後排出部を通って複合機の外部に排出する。排出部には記録媒体を外部へ排出するのを案内するための排出トレイが設けられている。この複合機に用いられるプリンタ部は、インクカートリッジとヘッドとを搭載したキャリッジが左右に走査して記録媒体に印刷する構成になっているので、インクカートリッジ内のインクが減少した場合には、キャリッジ上のインクカートリッジを交換する必要があり、スキャナ部をプリンタ部に対して回動可能にすることによって交換を可能としている。また、ほとんどの場合、スキャナ部のサイズがプリンタ部のサイズよりも大きく、印刷済の記録媒体を取り出すときにスキャナ部が邪魔になるため、スキャナ部とプリンタ部の記録媒体排出部分とには大きなスペースが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年では、このような複合機を普及させるため、より小さく、より薄くすることが求められている。しかしながら、上記のような構成では、インクジェットヘッドにインクを供給するためのインクカートリッジとインクジェットヘッドとがキャリッジ上にあるため、どうしても、スキャナ部、インクカートリッジ、ヘッドが高さ方向に重なることになり、複合機全体が高さ(厚さ)方向に大きくなってしまい、薄型化を進めることが難しかった。また、複合機を薄型にしようとすると、スキャナ部とプリンタ部の記録媒体排出部分とのスペースも小さくならざるを得ず、記録済の記録媒体が取り出しにくくなるという問題も発生することになる。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複合機全体を薄型化すると共に、インクカートリッジの交換作業及び排出部(記録媒体排出部分)からの記録媒体の取り出し作業を効率よく行うことができる記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に係る発明の記録装置は、原稿の画像情報を読み取って記録媒体に印字を行うものであって、前記原稿を平面状に載置可能な原稿載置ガラスを備えるスキャナ部と、当該スキャナ部の下方に設けられ、前記記録媒体が搬送される搬送経路と、当該搬送経路を搬送された前記記録媒体が排出される排出部と、当該排出部の下方に設けられ、前記記録媒体に吐出されるインクを貯留したインクカートリッジと、当該インクカートリッジ上方でかつ前記スキャナ部の下方に回動可能に設けられ、前記排出部から外側に向かって延出すると共に前記スキャナ部に当接可能な当接部を有し、前記記録媒体を外部に案内するトレイと、当該トレイの先端を常に上方へ回動させる方向に付勢する付勢部材と、前記スキャナ部を回動自在に軸支するヒンジ部とを備え、使用可能時には、前記スキャナ部と前記当接部とが当接し、前記付勢部材の付勢力に逆らって前記トレイを所定の位置に保持し、前記インクカートリッジの交換時には、前記スキャナ部の前記ヒンジ部周りの回動に伴い、前記付勢力によって前記トレイの前端が上方へ回動することを特徴とする。
【0006】
この構成の記録装置では、記録媒体を外部に案内するトレイの使用可能時には、スキャナ部とトレイの当接部とが当接し、付勢部材の付勢力に逆らってトレイが所定の位置に保持される。従って、トレイの使用可能時には、排出部から排出された記録媒体をトレイによって確実に下側から保持できる。また、インクカートリッジの交換時には、スキャナ部のヒンジ部周りの回動に伴い、付勢力によってトレイの前端が上方へ回動し、記録装置を正面視したとき、トレイが回動した状態でインクカートリッジが現出するので、インクカートリッジを容易に取り出すことができ、カートリッジの交換作業の効率を上げることができる。
【0007】
また、請求項2に係る発明の記録装置は、請求項1に記載の記録装置の構成に加えて、前記トレイは、当該トレイに対して表面積の小さい記録媒体を前記トレイから取り出す際に、手等を挿入可能な貫通孔を備えていることを特徴とする。
【0008】
この構成の記録装置では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、トレイは、手等を挿入可能な貫通孔を備えているので、トレイに対して表面積の小さい記録媒体が排出されたときも、貫通孔に手を入れることにより、記録媒体をトレイから容易に取り出すことができる。
【0009】
また、請求項3に係る発明の記録装置は、請求項1又は2に記載の記録装置の構成に加えて、前記トレイは、互いにスライド可能で、少なくとも2つの構成部材から構成されることを特徴とする。
【0010】
この構成の記録装置では、請求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、トレイは、互いにスライド可能で、少なくとも2つの構成部材から構成されている。従って、各構成部材をスライドさせて、トレイ自体をコンパクトに収納することができる。
【0011】
また、請求項4に係る発明の記録装置は、請求項3に記載の記録装置の構成に加えて、前記少なくとも2つの構成部材の収納状態においては、その先端がスキャナ部の投影範囲内にあることを特徴とする。
【0012】
この構成の記録装置では、請求項3に記載の発明の作用に加えて、トレイを構成する少なくとも2つの構成部材は、収納状態において、その先端がスキャナ部の投影範囲内にあるので、構成部材の収納状態では、記録装置を全体的にコンパクトにすることができる。
【0013】
また、請求項5に係る発明の記録装置では、請求項3に記載の記録装置の構成に加えて、前記少なくとも2つの構成部材の一方、切り欠きを備え、他方は貫通孔を備え、当該一方の構成部材に対して、当該他方の構成部材をスライドした何れの状態においても、前記切り欠きと前記貫通孔が重なった部分に貫通孔が形成されることを特徴とする。
【0014】
この構成の記録装置では、請求項3に記載の発明の作用に加えて、少なくとも2つの構成部材の一方、切り欠きを備え、他方は貫通孔を備え、当該一方の構成部材に対して、当該他方の構成部材をスライドした何れの状態においても、前記切り欠きと前記貫通孔が重なった部分に貫通孔が形成される。従って、各構成部材をスライドさせることにより、トレイをコンパクトに収納することができると共に、収納状態及び引き出した状態の何れにおいても、貫通孔に手を入れることより、表面積の小さい記録媒体をトレイから容易に取り出すことができる。
【0015】
また、請求項6に係る発明の記録装置では、請求項1乃至5の何れかに記載の記録装置の構成に加えて、前記スキャナ部には、突起もしくは当該突起が嵌合する嵌合部の何れか一方が設けられており、前記搬送経路又は排出部の前記突起もしくは当該突起が嵌合する嵌合部の何れかに対向する部分には、前記一方とは異なる他方が設けられており、前記ヒンジ部には、軸心方向に前記スキャナ部が移動可能な隙間が設けられており、前記スキャナ部は、前記突起と前記嵌合部とが嵌合して、前記ヒンジ部の軸心方向の位置決めがなされることを特徴とする。
【0016】
この構成の記録装置では、請求項1乃至5の何れかに記載の発明の作用に加えて、スキャナ部には、突起もしくは当該突起が嵌合する嵌合部の何れか一方が設けられており、搬送経路又は排出部の突起もしくは突起が嵌合する嵌合部の何れかに対向する部分には、前記一方とは異なる他方が設けられているので、スキャナ部が搬送経路又は排出部に対して回動することができる構成であっても、スキャナ部の使用状態時には、前記突起と嵌合部との両者の嵌合により、ヒンジ部の軸心方向の位置決めが正確になされるので、スキャナ部ががたつくことなく所定の読み取り動作を的確に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施の形態について図面に沿って説明する。尚、本実施の形態では、インクジェット方式のプリンタ機能とスキャナ機能とファクス機能とを備えた複合機を例に挙げて説明する。ここで、図1は、複合機1の斜視図である。図1に示すように、複合機1は、フラットベッド読取部35を備えたフラットベッドタイプのスキャナ30と、当該スキャナ30の直下に位置するインクジェットプリンタ3とを備えており、略直方体形状を有している。詳細には、複合機1は、図1での横方向が奥行き方向に対してやや長い辺を持つ略長方形を、上下方向に前記辺よりも短い所定量だけ引き延ばして形成された略直方体形状となっている。また、複合機1の背面側(図1での奥行き側)には、インクジェットプリンタ3内に搬送される紙(図示外)を供給するための給紙トレイ4が上方に開口して設けられている。
【0018】
複合機の上側に位置するスキャナ30は、平面視略長方形で、上下方向に所定厚を有した略直方体のフラットベッド読取部35を備えている。このフラットベッド読取部35にはカバー35aが一辺を軸に回動可能に取り付けられており、図示しないが、原稿を載置する原稿ガラスを覆っている。さらに、コンタクトイメージセンサ等の読取素子、その読取素子を移動させるための駆動モータ等(図示外)を備えている。また、フラットベッド読取部35は、自身の背面側(図1の奥行き側)下部に軸受け部(図示外)を備えており、この軸受け部が、後述するインクジェットプリンタ3のカバー部材20に設けられたヒンジ22に嵌合し、フラットベッド読取部35は、インクジェットプリンタ3に対して回動可能となる。また、フラットベッド読取部35は、自身の底部に略円柱形の突起31(図4参照)を備えており、フラットベッド読取部35がインクジェットプリンタ3方向に回動すると、突起31がインクジェットプリンタ3に設けられた嵌合部40の切り欠き36(図2参照)に嵌合するようになっている。
【0019】
スキャナ30の直下に位置するインクジェットプリンタ3は、図示外の各基板やプラテン、キャリッジ、紙送り等の各機構からなるプリンタエンジン等が配設される基材10と、基材10に上方から覆設されて、インクジェットプリンタ3を構成する各基板やプリンタエンジン等を覆うカバー部材20とを備えている。また、基材10の複合機1の前面側(図1の手前側)には、記録媒体である紙(図示外)に印字を行うためのインクを貯留した4つのインクカートリッジ18(図4参照)が載置されるようになっている。これら4つのインクカートリッジ18は、その上方に設けられた不動状態の第1のカバー26aと、当該第1のカバー先端の側縁に設けられた回動軸23(図4参照)を中心として回動可能な第2のカバー26bとによって覆われた状態となっている。
【0020】
図4に示すインクカートリッジ18は、それぞれ複合機1の前面側から背面側に向かって挿入され、その挿入方向(図4の左右方向)に長尺で厚さの薄い略直方体形状を有している。そして、各インクカートリッジに対応して、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のインクの何れかがそれぞれ充填されている。インクカートリッジ18は、略同一高さの位置で水平方向に4つ並んでおり、複合機1の前面側へ取り出し可能となっている。そして、図4に示すように、インクカートリッジ18は、その複合機1の背面側(図4での右側)に位置する側面18aがインクジェットプリンタ3側から突出した針28に貫通されることによって、内部のインクが、針28から連続したチューブ(図示外)を通ってインクジェットヘッド(図示外)に送られるようになっている。
【0021】
次に、図2及び図3を参照してインクジェットプリンタ3の構造について説明する。ここで、図2は、複合機1からスキャナ30を取り外した状態を示す斜視図であり、図3は、同状態を示す平面図である。インクジェットプリンタ3では、給紙トレイ4が設けられた側である図2の奥行き側及び図3の上側が、紙(図示外)の搬送方向上流側となっており、それに対向する図2の手前側及び図3の下側が、紙(図示外)の搬送方向下流側となっている。図2及び図3に示すように、複合機1からスキャナ30(図1参照)を取り外すと、インクジェットプリンタ3内に搬送された紙(図示外)の排出部5と、当該排出部5の用紙搬送方向下流でかつ下方に配置された4つのインクカートリッジ18(図4参照)を覆ったカバー26とが現出する。カバー26は、搬送方向上流側に設けられた不動状態の第1のカバー26aと、当該第1のカバー26aと連続してその搬送方向下流側に設けられ、第1のカバー26a先端の側縁に設けられた回動軸23(図4参照)を中心として回動可能な断面略L字型の第2のカバー26bとから構成されており、4つのインクカートリッジ18を全体的に覆っている。
【0022】
尚、図4において回動軸23は大きく描かれているが、ユーザが仮にトレイ6を外した状態で使用すると考えると、この部分に紙が引っ掛かって排出不良を発生する可能性もあるので、第1のカバー26aの上面より上には突出しないようにすると、トレイ6をユーザが外した時でも、排出の邪魔になることはない。
【0023】
インクジェットプリンタ3は、図4に示すインクカートリッジ18が載置されるカートリッジ載置部(図示外)を備え、各基板やプリンタエンジン等のインクジェットプリンタ3の構成部材が配設される基材10と、当該基材10に覆設されて、前記各構成部材を上方から覆うカバー部材20とを備えている。このカバー部材20は、基材10の上方において基材10全体をほぼ覆っている。
【0024】
インクジェットプリンタ3の背面側(図2の奥行き側)には、記録媒体である紙(図示外)が供給される給紙トレイ4が設けられており、斜め方向に用紙を保持する。給紙トレイ4は、上方に開口した開口部4aを備えている。また、給紙トレイ4は、記録媒体である紙をインクジェットプリンタ3内に送るための給紙ローラ45(図4参照)等を備えている。カバー部材20は、前面側が切り欠き21によって切り欠かれた略凹の字を上下方向に引き延ばした形状を有し、切り欠き21周縁部に形成された3つの壁部の内、その背面側に位置する底部には、記録媒体である紙が排出される排出部5が形成されている。排出部5の紙(図示外)の搬送方向下流側からは、図4に示すインクカートリッジ18を覆ったカバー26が前記下流側にさらに延出しており、カバー26の左右方向側縁が、それぞれ切り欠き21周縁部の図2での左側に位置する左側壁21a及び右側に位置する右側壁(図示外)に密接した状態となっている。
【0025】
また、切り欠き21の左側壁21aの排出部5近傍には、左側壁21aの表面側に開口し、略半円柱型に切り欠かれた切り欠き36が形成されている。この切り欠き36は、上下方向に延在し、カバー部材20だけではなく基材10の一部分まで連通している。左側壁21aに密接したカバー26の第1のカバー26aは、その切り欠き36と対向する位置に、切り欠き36と略同一形状の切り欠き37を備えている。これら略半円柱形状の切り欠き36及び切り欠き37によって、略円柱形状の嵌合部40が形成され、当該嵌合部40の切り欠き36に対して、スキャナ30に設けられた突起31(図4参照)が嵌合することになる。
【0026】
また、カバー部材20のインクジェットプリンタ3の背面側縁には、図1に示すスキャナ30に設けられた図示外の軸受け部が嵌合するヒンジ22が左右方向で一対となって設けられている。ヒンジ22は、カバー部材20のインクジェットプリンタ3の背面側縁で、カバー部材20の表面20aから表面20aに対して略垂直方向に突出した左右一対の鉛直部22aと、当該鉛直部22a間に渡設された水平部22bとから構成されており、下方に開口した略コの字型形状を有している。図1に示すスキャナ30のフラットベッド35は、その軸受け部(図示外)が各ヒンジ22の水平部22bにそれぞれ回動可能に軸支され、かつ各軸受け部がそれぞれ図中右側に位置する鉛直部22aに当接した状態で、フラットベッド35底部に設けられた突起31が嵌合部40の切り欠き36に嵌合することになる。
【0027】
さらに、図2及び図3には図示しないが、排出部5の紙(図示外)の搬送方向下流側には、排出された図示外の紙を外部へ案内する排紙トレイ6(図4参照)が設けられている。排紙トレイ6は、図4に示す回動軸7に回動可能に軸支され、インクジェットプリンタ3のカバー部材20の切り欠き21周縁部に形成された左側壁21a及び右側壁(図示外)とそれぞれ僅かな隙を空けて取り付けられている。図4に示すように、排紙トレイ6は、インクカートリッジ18の上方に設けられており、紙(図示外)の搬送方向上流側(図4の右側)に設けられた回動軸7を中心に、その先端が上下方向に回動可能となっている。また、インクジェットプリンタ3の給紙トレイ4と排紙トレイ6間において、紙の搬送経路と一部重なる位置にはインクジェットヘッドやキャリッジ、プラテン等を備えたエンジン(プリンタエンジン)16が設けられている。
【0028】
排紙トレイ6は、図6及び図7に示すように、所定厚を有する平面視略長方形形状で、インクジェットプリンタ3に設けられた回動軸7(図2参照)に回動可能に連結された第1の構成部材6aと、当該第1の構成部材6aに、図6及び図7での上下方向にスライド可能に設けられた、所定厚を有する平面視略正方形形状の第2の構成部材6bとから構成されている。第1の構成部材6aは、第2の構成部材6bが取り付けられた側(図中下側)とは反対側の側縁がインクジェットプリンタ3の回動軸7に連結された回動中心となっており、その先端(図中下側端)が側面視で上下方向に回動可能となっている。第1の構成部材6aの先端側縁には、丸みを帯びた略長方形の切り欠き55が形成されている。また、第2の構成部材6bは、その略中心部に穿設された自身と相似の略正方形形状の貫通孔56を備えている。
【0029】
さらに、第1の構成部材6aの幅方向両側縁(図中左右方向両側縁)からは、所定厚を持った板状部材の当接部58が一対となって所定長さだけ突出している。この当接部58は、図の手前方向即ち側面視上方に向かって突出しており、その側縁に位置する断面が、スキャナ30のフラットベッド35底部に設けられた突起31が当接する当接面58aとなっている。そして、フラットベッド35のインクジェットプリンタ3側への回動に伴って当接部58が突起31に押圧されることで、排紙トレイ6が回動し、その先端が下方に移動することになる。
【0030】
第2の構成部材6bを第1の構成部材6aの回動中心側(図中上方)にスライドさせると、排紙トレイ6に第2の構成部材6bが収納された状態となり、排紙トレイ6は全体的にコンパクトになる。このとき、第1の構成部材6aに形成された切り欠き55と第2の構成部材6bに穿設された貫通孔56とが重なった部分には貫通孔57が形成されており、この場合の貫通孔57は、切り欠き55の略2倍の大きさを持っている。そして、第2の構成部材6bを第1の構成部材6aの先端側にスライドさせると、切り欠き55と貫通孔56とが重なった部分には、貫通孔56と略同一形状の貫通孔57が形成される。トレイ6では、排出部5から排出された記録媒体である紙(図示外)がトレイ6に比べて小さい場合も、第1の構成部材6aと第2の構成部材6bとをスライドさせて、各構成部材6a,6bにそれぞれ設けられた切り欠き55と貫通孔56とを重ねて形成された貫通孔57に手等を挿入することができるので、比較的小さな記録媒体である紙(ハガキ等)も容易に取り出すことができる。
【0031】
また、図4及び図5に示すように、排紙トレイ6の直下には、排紙トレイ6の先端を回動軸7を回動中心として常に上方に付勢する付勢部材8が設けられている。付勢部材8は、図4の奥行き方向に所定幅を有し、回動軸7から離れる方向即ち先端に向かって狭窄した板状部材であり、自身の軸部8aに設けられた図示外の捻りコイルバネによって、排紙トレイ6に上向きの付勢力を付与している。詳細には、付勢部材8は、その先端が自身の軸部8aと排紙トレイ6の回動軸7との間で排紙トレイ6の裏側に当接して、捻りコイルバネの付勢力によって排紙トレイ6を常に上方に付勢しており、図2では図示しないが、インクジェットプリンタ3のカバー部材20の切り欠き21周縁部において、その左側壁21aにのみ取り付けられている。尚、取り付ける方法はどのような方法でも良い。
【0032】
そして、スキャナ30のフラットベッド読取部35を、その軸受け部(図示外)がヒンジ22の水平部22b(図2参照)に嵌合した状態で、当該水平部22bを中心としてインクジェットプリンタ3方向に回動させると、フラットベッド35の底部に設けられた突起31が排紙トレイ6の幅方向側縁から突出した当接部58の当接面58aに当接して、トレイ6が下方に押圧されて回動するので、トレイ6の先端が下方に移動する。トレイ6の先端が下方に移動すると、図6に示すように、図中に1点鎖線で示す紙(図示外)の搬送経路75がトレイ6上に形成され、トレイ6上に排出部5(図2参照)から排出された紙が順に載置される。排出された紙がある程度溜まると、その重みで排紙トレイ6の先端がさらに下方に移動する。それにより、トレイ6を完全に固定してしまうよりも多くの紙を一度に溜めることができるようになる。さらに、トレイ6の先端が下がるので、外部から容易に溜まった紙をより容易に取り出すことができる。
【0033】
逆に、スキャナ30のフラットベッド読取部35を上方に回動させると、排紙トレイ6は、付勢部材8の付勢力によってその先端が上方に移動するように回動する。これにより、フラットベッド35を上方に回動させた状態では、複合機1の正面視方向において、インクカートリッジ18を覆ったカバー26がほぼ完全に現出するので、回動可能な第2のカバー26bを回動軸23を中心に容易に回動させることができ、インクカートリッジ18の取り出し及び交換の作業を簡単に行えうことができる。
【0034】
このとき、スキャナ30のフラットベッド35は、その底部に設けられた突起31がインクジェットプリンタ3に設けられた嵌合部40に嵌合することによりインクジェットプリンタ3に覆設されるが、フラットベッド35の軸受け部(図示外)は、各ヒンジ22の図中右側の鉛直部22aに当接しており、ヒンジ22が当接した側と対向する図中左側において、フラットベッド35底部に設けられた突起31が嵌合部40の切り欠き36に嵌合することになるので、フラットベッド35を、ヒンジ22の水平部22bの軸心方向の位置決めをしつつインクジェットプリンタ3に覆設することができる。
【0035】
以上説明したように、本実施の形態の複合機1では、インクを貯留したインクカートリッジ18は、薄型形状を有し、かつ記録媒体である紙の排出部5下方に設けられているので、インクジェットプリンタ3の厚さを薄くすることができ、また厚さ方向に直交する方向の面積を小さくすることができる。また、排紙トレイ6は、その幅方向側縁に当接部58を備えており、フラットベッド35のインクジェットプリンタ3方向への回動に伴って、当接部58の当接面58aにフラットベッド35の底部に設けられた突起31が当接するので、排紙トレイ6が、その先端が下方に移動するように回動される。そして、その状態で排紙トレイ6上に印字が行われた紙が順に載置されると、紙の重みによって、排紙トレイ6が、付勢部材8の付勢力に逆らって自身の先端が下方に移動するように回動する。従って、溜まった紙を容易に取り出すことができる。
【0036】
また、フラットベッド35が、その先端がインクジェットプリンタ3から離れる方向に回動すると、排紙トレイ6の先端が、付勢部材8の付勢力によって上方に移動して、インクカートリッジ18を覆うカバー26がほぼ完全に現出するので、カバー26の第2のカバー26bを回動させて開くことにより、インクカートリッジ18の交換を容易に行うことができる。さらに、フラットベッド35は、その幅方向右側に向かって、軸受け部がヒンジ22の右側の鉛直部22aにそれぞれ当接し、幅方向左側において、自身の突起31がインクジェットプリンタ3側に設けられた嵌合部40の切り欠き36と嵌合しており、自身幅方向の左右でそれぞれ位置決めされているので、インクジェットプリンタ3に対して正確な位置関係をもって覆設されることになる。
【0037】
尚、本発明は、上記の実施の形態に限られず各種の変形が可能である。例えば、スキャナ30のフラットベッド35底部に設けられた突起31を、複合機1を正面視したときに、左側に位置するように設けず右側に位置するように設けてもよい。また、本実施の形態では、フラットベッド35側に突起31を、インクジェットプリンタ3側に嵌合部40をそれぞれ設けているが、フラットベッド35側に嵌合部を、インクジェットプリンタ3側に突起を設けてもよい。また、排紙トレイ6を常に上方に付勢する付勢部材8は、インクジェットプリンタ3のカバー部材20の切り欠き21周縁部において、左側壁21a側にしか設けていないが、左右両側の側壁に設けてもよいし、右側壁だけに設けてもよい。
【0038】
また、本実施の形態の複合機1では、記録媒体である紙の排出部5の下方にインクカートリッジ18を設け、それらをカバー26によって全体的に覆ったが、インクカートリッジ18を覆わずに、それぞれ外部から視認可能な状態としてもよい。さらに、インクカートリッジ18の交換のために開閉可能になっている第2のカバー26bは、回動軸23を中心として図4中時計回り方向に回動するが、回動軸23を基材10側にして、図4中反時計回り方向に回動するようにしてもよい。その際は、第2のカバー26bが開いた状態であっても動作に支障がない上、インクカートリッジ18の変換時に、フラットベッド読取部35を回動させる角度が小さくてもよくなる。
【0039】
【発明の効果】
以上、詳述したとおり、請求項1に係る発明の記録装置では、記録媒体を外部に案内するトレイの使用可能時には、スキャナ部とトレイの当接部とが当接し、付勢部材の付勢力に逆らってトレイが所定の位置に保持される。従って、トレイの使用可能時には、記録媒体をトレイによって確実に下側から保持できる。また、インクカートリッジの交換時には、スキャナ部のヒンジ部周りの回動に伴い、付勢力によってトレイの前端が上方へ回動し、記録装置を正面視したとき、トレイが回動した状態でインクカートリッジが現出するので、インクカートリッジを容易に取り出すことができ、カートリッジの交換作業の効率を上げることができる。
【0040】
また、請求項2に係る発明の記録装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、トレイは、手等を挿入可能な貫通孔を備えているので、トレイに対して表面積の小さい記録媒体が排出されたときも、貫通孔に手を入れることにより、記録媒体をトレイから容易に取り出すことができる。
【0041】
また、請求項3に係る発明の記録装置では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、トレイは、互いにスライド可能で、少なくとも2つの構成部材から構成されている。従って、各構成部材をスライドさせて、トレイ自体をコンパクトに収納することができる。
【0042】
また、請求項4に係る発明の記録装置では、請求項3に記載の発明の効果に加えて、トレイを構成する少なくとも2つの構成部材は、収納状態において、その先端がスキャナ部の投影範囲内にあるので、構成部材の収納状態では、記録装置を全体的にコンパクトにすることができる。
【0043】
また、請求項5に係る発明の記録装置では、請求項3に記載の発明の効果に加えて、少なくとも2つの構成部材の一方、切り欠きを備え、他方は貫通孔を備え、当該一方の構成部材に対して、当該他方の構成部材をスライドした何れの状態においても、前記切り欠きと前記貫通孔が重なった部分に貫通孔が形成される。従って、各構成部材をスライドさせることにより、トレイをコンパクトに収納することができると共に、収納状態及び引き出した状態の何れにおいても、貫通孔に手を入れることより、表面積の小さい記録媒体をトレイから容易に取り出すことができる。
【0044】
また、請求項6に係る発明の記録装置では、請求項1乃至5の何れかに記載の発明の効果に加えて、スキャナ部には、突起もしくは当該突起が嵌合する嵌合部の何れか一方が設けられており、搬送経路又は排出部の突起もしくは突起が嵌合する嵌合部の何れかに対向する部分には、前記一方とは異なる他方が設けられているので、スキャナ部が搬送経路又は排出部に対して回動することができる構成であっても、スキャナ部の使用状態時には、前記突起と嵌合部との両者の嵌合により、ヒンジ部の軸心方向の位置決めが正確になされるので、スキャナ部ががたつくことなく所定の読み取り動作を的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、複合機1の斜視図である。
【図2】 図2は、インクジェットプリンタ3の斜視図である。
【図3】 図3は、インクジェットプリンタ3の平面図である。
【図4】 図4は、複合機1の側面図である。
【図5】 図5は、複合機1の側面図である。
【図6】 図6は、排紙トレイ6の平面図である。
【図7】 図7は、排紙トレイ6の平面図である。
【符号の説明】
1 複合機
3 インクジェットプリンタ
4 給紙トレイ
5 排出部
6 排紙トレイ
7 回動軸
8 付勢部材
10 基材
18 インクカートリッジ
20 カバー部材
22 カバー
30 スキャナ
31 突起
35 フラットベッド読取部
58 当接部
58a 当接面

Claims (6)

  1. 原稿の画像情報を読み取って記録媒体に印字を行う記録装置であって、
    前記原稿を平面状に載置可能な原稿載置ガラスを備えるスキャナ部と、
    当該スキャナ部の下方に設けられ、前記記録媒体が搬送される搬送経路と、
    当該搬送経路を搬送された前記記録媒体が排出される排出部と、
    当該排出部の下方に設けられ、前記記録媒体に吐出されるインクを貯留したインクカートリッジと、
    当該インクカートリッジ上方でかつ前記スキャナ部の下方に回動可能に設けられ、前記排出部から外側に向かって延出すると共に前記スキャナ部に当接可能な当接部を有し、前記記録媒体を外部に案内するトレイと、
    当該トレイの先端を常に上方へ回動させる方向に付勢する付勢部材と、
    前記スキャナ部を回動自在に軸支するヒンジ部とを備え、
    使用可能時には、前記スキャナ部と前記当接部とが当接し、前記付勢部材の付勢力に逆らって前記トレイを所定の位置に保持し、前記インクカートリッジの交換時には、前記スキャナ部の前記ヒンジ部周りの回動に伴い、前記付勢力によって前記トレイの前端が上方へ回動することを特徴とする記録装置。
  2. 前記トレイは、当該トレイに対して表面積の小さい記録媒体を前記トレイから取り出す際に、手等を挿入可能な貫通孔を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記トレイは、互いにスライド可能で、少なくとも2つの構成部材から構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記少なくとも2つの構成部材の収納状態においては、その先端がスキャナ部の投影範囲内にあることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記少なくとも2つの構成部材の一方、切り欠きを備え、他方は貫通孔を備え、当該一方の構成部材に対して、当該他方の構成部材をスライドした何れの状態においても、前記切り欠きと前記貫通孔が重なった部分に貫通孔が形成されることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  6. 前記スキャナ部には、突起もしくは当該突起が嵌合する嵌合部の何れか一方が設けられており、
    前記搬送経路又は排出部の前記突起もしくは当該突起が嵌合する嵌合部の何れかに対向する部分には、前記一方とは異なる他方が設けられており、
    前記ヒンジ部には、軸心方向に前記スキャナ部が移動可能な隙間が設けられており、
    前記スキャナ部は、前記突起と前記嵌合部とが嵌合して、前記ヒンジ部の軸心方向の位置決めがなされることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の記録装置。
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