JP4004630B2 - 逆止弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボディ内における弁体の復帰状態をバネで確保する逆止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、逆止弁には、ボディ内における弁体の復帰状態をバネで確保するものがある。図8に、その一例を断面図で示す。図8の逆止弁100においては、バネ104の一端が弁体101の内部に設けられた孔105に挿入されるとともに、バネ104の他端がボディ103に固定されている。従って、バネ104の付勢力で、弁体101を弁座102に圧接させることにより、ボディ103内における弁体101の復帰状態を確保している。そして、図中の下から上方向に流れる流体によって弁体101に逆圧方向の力が作用すると、かかる逆圧方向の力はバネ104の付勢力と同じ方向に作用して、弁体101を弁座102にさらに圧接させるので、逆圧方向の流体の流れを確実に阻止することができる。
【0003】
一方、図中の上から下方向に流れる流体によって弁体101に正圧方向に力が作用すると、かかる正圧方向の力はバネ104の付勢力と逆方向に作用して、バネ104を圧縮させながら弁体101を図中の下方向に移動させるので、弁体101は弁座102から離間することになる。このとき、弁体101はボディ103に沿って摺り動くことにより案内されるが、弁体101の外周の一部のみがボディ103と接触することから、弁体101とボディ103の間を介して、正圧方向の流体の流れを許すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8の逆止弁100においては、正圧方向の流体の流れが許されている場合でも、正圧方向の流体の一部が、弁体101の下側に回り込むことによって、無視できる程の大きさの逆圧方向の力を弁体101に及ぼしているが、同じ逆圧方向の力であるバネ104の付勢力が弱いものであるときは、弁体101に作用する正圧方向の力の大きさが微小になっても、弁体101は弁座102から離間して正圧方向の流体の流れを許すことができるから、このような条件の下では、弁体101に作用する正圧方向の力の大きさが微小であることより、正圧方向の流体の一部が弁体101に及ぼす逆圧方向の力が相対的に大きくなって、正圧方向の流体の一部が弁体101に及ぼす逆圧方向の力を無視できないことがあった。
【0005】
すなわち、弁体101に作用する正圧方向の力の大きさが微小になっても、弁体101が弁座102から離間して正圧方向の流体の流れを許している場合には、正圧方向の流体の一部が弁体101に及ぼす逆圧方向の力は、弁体101に作用する正圧方向に対して、既に無視できない程に相対的に大きなものとなっているので、弁体101に作用する正圧方向の力の大きさがさらに微小になって、弁体101が弁座102に当接し正圧方向の流体の流れが許されなくなると、正圧方向の流体の一部が弁体101の下側に回り込むことはできなくなり、正圧方向の流体の一部が弁体101に及ぼしていた逆圧方向の力がなくなる結果、弁体101に作用する正圧方向の力が瞬時に大きくなる。そのため、弁体101が弁座102にいったん当接しても、弁体101は弁座102からすぐに離間してしまう。
【0006】
さらに、正圧方向の流体の流れが再び許されることとなり、流れを許された正圧方向の流体の一部が、弁体101の下側に回り込み、逆圧方向の力として弁体101に再び作用するから、その結果として、弁体101に作用する逆圧方向の力が瞬時に大きくなる。そのため、今度は逆に、弁体101が弁座102にいったん離間しても、弁体101が弁座102にすぐに当接してしまう。
【0007】
以上より、弁体101に作用する正圧方向の力の大きさが微小になっても、弁体101が弁座102から離間して正圧方向の流体の流れを許す場合において、弁体101に作用する正圧方向の力の大きさがさらに微小となり、弁体101が弁座102にひとたび当接すると、弁体101に作用する正圧方向の力と逆圧方向の力のバランスが不安定となって、弁体101が弁座102に対して離間と当接を繰り返し、不快なバイブレーション音を発生させることがあった。
【0008】
このような場合には、図9に示す逆止弁200であって、バネ104を図8の逆止弁100から取り除いたものを使用すれば、弁体101に作用する正圧方向の力の大きさが微小になると、図9に示すように、弁体101は弁座102に対して遠くに離間し、弁体101が弁座102に対して当接することはないので、弁体101に作用する正圧方向の力の大きさが微小になっても、バイブレーション音が発生することはない。しかも、図中の下から上方向に流れる流体により弁体101に逆圧方向の力が作用すれば、弁体101を浮上させて弁座102に圧接させることもできるので、逆圧方向の流体の流れを阻止することもできる。
【0009】
しかし、弁体101に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になると、弁体101は僅かにしか浮上することかできないので、弁体101は弁座102に対して遠くに離間してしまい、弁体101が弁座102に対して密接することができなくなる。従って、弁体101に作用する逆圧方向の力の大きさが微小である場合には、逆圧方向の流体の流れを阻止することを維持できず、弁体101とボディ103の間を介して、逆圧方向の流体の流れを許すことがあった。
【0010】
そこで、本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、弁体に作用する正圧方向の力の大きさが微小になってもバイブレーション音が発生せず、また、弁体に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になっても逆圧方向の流体の流れを阻止することができる逆止弁を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために成された請求項1に係る逆止弁は、ボディ内における弁体にバネの付勢力が作用する逆止弁であって、前記弁体が流体圧の作用しない復帰状態にあるときには、前記バネの自由長をもって、前記弁体と前記ボディ内の弁座との間にクリアランスが形成されること、前記クリアランスが、前記弁体に作用する正圧方向の力が微小になってもバイブレーション音を発生することなく、かつ、前記弁体に作用する逆圧方向の 力の大きさが微小になっても逆圧方向の流体の流れを阻止することができる距離であること、を特徴とする。
【0012】
また、請求項2に係る逆止弁は、請求項1に記載する逆止弁であって、前記クリアランスが約0.2mmであり、復帰状態の前記弁体が前記弁座に向かって移動し密接するために必要な逆圧方向の力が4.903325×10 4 Pa未満であるであることを特徴とする。
また、請求項3に係る逆止弁は、請求項1又は請求項2に記載する逆止弁であて、電磁弁からの排出流れを許すことを特徴とする。
【0013】
このような構成を有する本発明の逆止弁では、ボディ内における弁体の復帰状態を、弁体に対して付勢力を作用させるバネで確保するものである。しかし、弁体が復帰状態にあるときには、バネの長さが自由長にあることより、バネの付勢力はなくなるので弁体に対して作用せず、また、弁体とボディ内の弁座との間にクリアランスが形成される。
【0014】
そして、弁体に正圧方向の力が作用しその大きさが増加すると、弁体はバネを押して圧縮させながら弁座から遠ざかっていく。逆に、弁体に作用する正圧方向の力の大きさが減少すると、弁体はバネからの付勢力により弁座に近づいていく。さらに、弁体に作用する正圧方向の力の大きさが微小となり、バネの長さが自由長になると、弁体は復帰状態に戻るので、弁体と弁座との間にクリアランスが再び形成される。
【0015】
従って、弁体に作用する正圧方向の力の大きさがさらに微小になっても、弁体が弁座に当接することがないので、弁体に作用する正圧方向の力と逆圧方向の力のバランスが不安定になることはなく、弁体が弁座に対して離間と当接を繰り返し、不快なバイブレーション音を発生させることはない。
【0016】
また、復帰状態にある弁体に逆圧方向の力が作用すると、弁体は弁座に向かって移動し密接する。このとき、弁体が移動する距離は、復帰状態にある弁体と弁座との間に形成されるクリアランスであるから、かかる逆圧方向の力の大きさが微小であっても、弁体が弁座に向かって移動し密接することは容易である。また、復帰状態の弁体が弁座に向かって移動し密接するために必要な逆圧方向の力の大きさと比べて、弁体が弁座に密接し続けるために必要な逆圧方向の力の大きさは、少なくとも弁体の運動量分は小さい。従って、弁体に微小の大きさをもつ逆圧方向の力が作用し、ひとたび弁体が弁座に密接すると、その逆圧方向の力の大きさがさらに微小になっても、弁体が弁座に密接し続け得る。
【0017】
すなわち、本発明の逆止弁では、弁体に作用する正圧方向の力の大きさがさらに微小になっても、弁体が弁座に当接することはないので、弁体に作用する正圧方向の力と逆圧方向の力のバランスが不安定になることはなく、弁体が弁座に対して離間と当接を繰り返すこともないので、弁体に作用する正圧方向の力が微小になってもバイブレーション音が発生することはない。
【0018】
一方、逆圧方向の力が作用した弁体が弁座に密接するために移動する距離は、復帰状態にある弁体と弁座との間に形成されるクリアランスであるから、かかる逆圧方向の力の大きさが微圧であっても、弁体が弁座に向かって移動し密接することは容易であり、さらに、復帰状態の弁体が弁座に向かって移動し密接するために必要な逆圧方向の力の大きさと比べて、弁体が弁座に密接し続けるために必要な逆圧方向の力の大きさは、少なくとも弁体の運動量分は小さく、弁体に微小の大きさをもつ逆圧方向の力が作用し、ひとたび弁体が弁座に密接すると、その逆圧方向の力の大きさがさらに微小になっても、弁体が弁座に密接し続け得るから、弁体に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になっても逆圧方向の流体の流れを阻止することができる。
【0019】
【0020】
また、本発明の逆止弁を電磁弁からの排出流れを許すように使用すれば、かかる電磁弁からの排出流れは、かかる電磁弁で駆動制御される機器(例えば、単動シリンダなど)からの排出流れであり、正圧方向の流体の流れとなるから、正圧方向の流体の流れが漸減的に少なくなることによって、弁体に作用する正圧方向の力が微小になることが多く、また、他の電磁弁などで駆動制御される機器からの排出流れが僅かになっても、共通する排出流路を介して侵入しやすいので、弁体に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になることも多く、弁体に作用する正圧方向の力の大きさが微小になってもバイブレーション音が発生せず、また、弁体に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になっても逆圧方向の流体の流れを阻止することができる本発明の効果を大きく発揮することができる。
【0021】
従って、その意味においては、復帰状態にある弁体と弁座との間に形成されるクリアランスは、かかる電磁弁で駆動制御される機器からの排出流れ(正圧方向の流体の流れ)を要因とするバイブレーション音を防止でき、かつ、かかる電磁弁で駆動制御される機器の誤動作を防止するために必要な最低限の逆圧方向の流体の流れを阻止することができる距離であればよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。本実施の形態の逆止弁は、アクチュエータ(その内部で弁体が駆動するものをいう。以下、同じ。)をマニホールドベースに固定することによって組付けられる電磁弁に内蔵されるものである。そこで、先ず、かかる電磁弁について説明する。
【0023】
図6は、アクチュエータ11がマニホールドベース12に固定されることによって組み立てられる電磁弁であって、本実施の形態の逆止弁を内蔵するものの斜視図であり、アクチュエータ11をマニホールドベース12に取り付ける方法を示したものである。アクチュエータ11をマニホールドベース12に取り付けるには、図6に示すように、取付ねじ13をアクチュエータ11の取付穴14に挿通させた後、マニホールドベース12の取付穴15に螺合させることにより行う。尚、16A、16Bは、マニホールドベース12の流路である。
【0024】
このとき、図6に示していないが、アクチュエータ11とマニホールドベース12の間には、ガスケットプレート20が挟まれた状態で固定される。そこで、ガスケットプレート20について、図4の斜視図に基づいて説明する。ガスケットプレート20は、厚さが0.2mm〜0.7mmのステンレス板21からできており、開口部22A、22Bと取付穴23が設けられている。開口部22A、22Bは、ステンレス板21に開いた口をもって形成されている。さらに、開口部22Aについては、その中央に孔が設けられたリブ36が設けられている。
【0025】
また、ガスケットプレート20の開口部22A、22Bを囲むようにしてゴム材のニトリルゴム(NBR)を加硫接着することにより、ガスケットプレート20にガスケット24が接合されている。ガスケット24は、その厚さが0.3mm〜0.5mm、その幅が0.5mm程度のものであり、ガスケットプレート20の両面に接合されている。また、ガスケット24の断面は長方形に類似した形をしている。
【0026】
また、ガスケットプレート20の隅には、ゴム材のNBRを加硫接着することにより、凸部25が設けられている。この凸部25は、アクチュエータ11に設けられた凹部(図示せず)に圧入されるものであり、これにより、ガスケットプレート20をアクチュエータ11にくっつけた状態にすることができるので、アクチュエータ11をマニホールドベース12に取り付ける際において、ガスケットプレート20の取り扱いが容易となるとともに、ガスケットプレート20を介してガスケット24の位置決めを行うことができる。このとき、ガスケットプレート20の取付穴23は、アクチュエータ11の取付穴14と重なるので、アクチュエータ11の取付穴14を挿通した取付ねじ13は、ガスケットプレート20の取付穴23をも挿通し、その後において、マニホールドベース12の取付穴15に螺合することになる。
【0027】
さらに、アクチュエータ11をマニホールドベース12に取り付けた際において、ガスケットプレート20の開口部22A、22Bには、アクチュエータ11の流路17A、17B(図5参照)とマニホールドベース12の流路16A、16Bの連接部分が存在するので、開口部22A、22Bを囲むようにガスケットプレート20の両面に接合されたガスケット24は、アクチュエータ11の流路17A、17B(図5参照)とマニホールドベース12の流路16A、16Bの連接部分を囲むことができる。
【0028】
よって、ガスケットプレート20の両面に接合されたガスケット24は、アクチュエータ11の凹部(図示せず)に対するガスケットプレート20の凸部25の圧入によって位置決めがなされつつ、アクチュエータ11をマニホールドベース12に取り付けるための取付ねじ13の締付トルクをもって、アクチュエータ11とマニホールドベース12に挟まれた状態で固定される。
【0029】
また、上述したように、ガスケットプレート20の開口部22Aにおいては、その中央に孔を有したリブ36が設けられている。そして、開口部22Aのリブ36の中央の孔にガイド部品37が嵌合され、その反対側からハブ40を溶着することによって固定される。また、ガイド部品37内にはスプリング34が置かれ、さらに、弁体33、ボディ31が組み付けられることによって、開口部22Aの上に逆止弁1が設けられている。このとき、ガスケットプレート20のガスケット24の上にボディ31が載置されるとともに(図1、図2、図3参照)、ガスケットプレート20のガスケット24に設けられた取付穴35に、ボディ31のボス32が嵌入されることによって、その位置決めがなされる。
【0030】
そして、アクチュエータ11をマニホールドベース12に取り付けた際には、図5に示すように、ガスケットプレート20の開口部22Aの上に設けられた逆止弁1のボディ31は、アクチュエータ11の排出流路17Aに挿入して嵌め込まれるので、アクチュエータ11の排出流路17Aの内壁から反作用の力を受けることにより、ボディ31の下に位置するガスケットプレート20のガスケット24を押さえ込むことができる。これにより、かかる逆止弁1が嵌挿されたアクチュエータ11の排出流路17Aとマニホールドベース12の排出流路16Aの連接部分をシールすることができる。
【0031】
尚、このように、逆止弁1が内蔵された電磁弁のマニホールドベース12には、図示はしてないが、単動シリンダや複動シリンダなどの空気圧機器が多数接続されている。
【0032】
次に、本実施の形態の逆止弁1について説明する。図1は、ガスケットプレート20の開口部22Aの上に設けられた逆止弁1であって、アクチュエータ11の排出流路17Aに挿入して嵌め込まれたものの断面図であるが、逆止弁1の周辺は省略して示してある。尚、後述する図2、図3についても、同様である。
【0033】
上述したように、逆止弁1は、ガスケットプレート20の開口部22Aのリブ36の中央の孔に嵌合されたガイド部品37、ガイド部品37をガスケットプレート20の開口部22Aのリブ36に固定するハブ40、ガイド部品37内の孔に配置されたバネ34、バネ34の先端にその内部39が当接する弁体33、弁体33に対する弁座38、弁座38が設けられたボディ31、ボディ31とガスケットプレート20の間をシールするガスケット24などからなる。
【0034】
ガイド部品37は、弁体33の移動を案内するものであり、その外周に対して弁体33の内部が摺動するものである。バネ34は、弁体33に対して付勢力を与えるものであるが、図1に示すように、弁体33が復帰状態にあるときは、その長さが自由長になって、弁体33に対して付勢力を与えることはない。また、その端部は、弁体33とガイド部品34のいずれにも固定されていない。弁体33は、直径が約8.3mm、高さが約4.5mm、重さが約0.35gのゴム製のものである。弁座38は、直径が約7.5mmである。そして、弁体33が図1に示す復帰状態にあるときには、弁座38との間に約0.2mmのクリアランスCが形成される。
【0035】
尚、ゴム製の弁体33の材料としては、フッ素ゴム、ニトリルゴム(NBR)、ウレタンゴム、クロロプレンゴムなどが用いられる。また、場合によっては、樹脂を使用することもあり、その材料としては、ポリアセタール、ナイロン、テフロンなどがある。
【0036】
すなわち、このような構成を有する本実施の形態の逆止弁1では、ボディ31内における弁体33の復帰状態を、弁体33に対して付勢力を作用させるバネ34で確保するものである。しかし、図1に示すように、弁体33が復帰状態にあるときには、バネ34の長さが自由長にあることより、バネ34の付勢力はなくなるので弁体33に対して作用せず、また、弁体33とボディ34内の弁座38との間にクリアランスCが形成される。
【0037】
そして、図中の上から下方向に流れる流体によって、弁体33に正圧方向の力が作用しその大きさが増加すると、図2に示すように、弁体33はバネ34を押して圧縮させながら弁座38から遠ざかっていく。逆に、弁体33に作用する正圧方向の力の大きさが減少すると、弁体33はバネ34からの付勢力により弁座38に近づいていく。さらに、弁体33に作用する正圧方向の力の大きさが微小となり、バネ34の長さが自由長になると、図1に示すように、弁体33は復帰状態に戻るので、弁体33と弁座38との間にクリアランスCが再び形成される。
【0038】
従って、図1に示すように、弁体33に作用する正圧方向の力の大きさがさらに微小になっても、弁体33が弁座38に当接することがないので、弁体33に作用する正圧方向の力と逆圧方向の力のバランスが不安定になることはなく、弁体33が弁座38に対して離間と当接を繰り返し、不快なバイブレーション音を発生させることはない。
【0039】
また、復帰状態にある弁体33に逆圧方向の力が作用すると、図3に示すように、弁体33は弁座38に向かって移動し密接する。このとき、弁体33(直径が約8.3mm、高さが約4.5mm、重さが約0.35gのゴム製のもの)が移動する距離は、復帰状態にある弁体33と弁座38との間に形成される約0.2mmのクリアランスCであるから、かかる逆圧方向の力の大きさが微小(例えば、4.903325×10 4 Pa 未満)であっても、弁体33が弁座38に向かって移動し密接することは容易である。また、復帰状態の弁体33が弁座38に向かって移動し密接するために必要な逆圧方向の力の大きさ(例えば、4.903325×10 4 Pa 未満)と比べて、弁体33が弁座38に密接し続けるために必要な逆圧方向の力の大きさは、(この場合は、約7.84532×10Paとなって)、少なくとも弁体33の運動量分は小さい。従って、弁体33に微小の大きさをもつ逆圧方向の力が作用し、ひとたび弁体33が弁座38に密接すると、その逆圧方向の力の大きさがさらに微小になっても、弁体33が弁座38に密接し続け得る。
【0040】
すなわち、本実施の形態の逆止弁1では、弁体33に作用する正圧方向の力の大きさがさらに微小になっても、弁体33が弁座38に当接することはないので、弁体33に作用する正圧方向の力と逆圧方向の力のバランスが不安定になることはなく、弁体33が弁座38に対して離間と当接を繰り返すこともないので、弁体33に作用する正圧方向の力が微小になってもバイブレーション音が発生することはない。
【0041】
一方、逆圧方向の力が作用した弁体33(直径が約8.3mm、高さが約4.5mm、重さが約0.35gのゴム製のもの)が弁座38に密接するために移動する距離は、復帰状態にある弁体33と弁座38との間に形成されるクリアランスC(約0.2mm)であるから、かかる逆圧方向の力の大きさが微小(例えば、4.903325×10 4 Pa 未満)であっても、弁体33が弁座38に向かって移動し密接することは容易であり、さらに、復帰状態の弁体33が弁座38に向かって移動し密接するために必要な逆圧方向の力の大きさ(例えば、4.903325×10 4 Pa 未満)と比べて、弁体33が弁座38に密接し続けるために必要な逆圧方向の力の大きさは、(この場合は、約7.84532×10Paとなって)、少なくとも弁体33の運動量分は小さく、弁体33に微小の大きさをもつ逆圧方向の力が作用し、ひとたび弁体33が弁座38に密接すると、その逆圧方向の力の大きさがさらに微小になっても、弁体33が弁座38に密接し続け得るから、弁体33に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になっても逆圧方向の流体の流れを阻止することができる。
【0042】
また、弁体33の内部が摺動するガイド部品37をボディ31内に設けているの、ボディ31内における弁体33の移動を案内するために、弁体33の外周の一部をボディ31に摺動させる必要はなくなり、弁体33の周りの全てに渡ってボディ31内の流路を形成することができるので、流路の必要断面積を確保するために、ボディ31が大型になることを防止できる。
【0043】
また、図5に示すように、本実施の形態の逆止弁1は、電磁弁のアクチュエータ11の排出流路17Aからの排出流れを許すように使用されている。そして、電磁弁のアクチュエータ11の排出流路17Aからの排出流れは、かかる電磁弁で駆動制御される単動シリンダからの排出流れであり、正圧方向の流体の流れとなるから、正圧方向の流体の流れが漸減的に少なくなることが繰り返されることによって、弁体33に作用する正圧方向の力の大きさが微小になることが多い。また、他の電磁弁で駆動制御される複動シリンダなどからの排出流れが僅かになっても、マニホールドベース12で共通する排出流路16Aを介して侵入しやすいので、弁体33に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になることも多い。従って、本実施の形態の逆止弁1をこのように使用すれば、弁体33に作用する正圧方向の力の大きさが微小になってもバイブレーション音が発生せず、また、弁体33に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になっても逆圧方向の流体の流れを阻止することができる。
【0044】
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態の逆止弁1では、復帰状態にある弁体33と弁座38との間に形成されるクリアランスCは約0.2mmであったが、その値は弁体33の大きさや重さ、流体の使用圧力などに左右されるものである。従って、クリアランスCは、弁体33に作用する正圧方向の力の大きさが微小になってもバイブレーション音が発生することがなく、弁体33に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になっても逆圧方向の流体の流れを阻止することができる距離であればよい。
【0045】
例えば、図5に示すように、本実施の形態の逆止弁1を、電磁弁のアクチュエータ11の排出流路17Aからの排出流れを許すように使用する場合においては、クリアランスCは、かかる電磁弁で駆動制御される機器からの排出流れ(正圧方向の流体の流れ)を要因とするバイブレーション音を防止でき、かつ、かかる電磁弁で駆動制御される機器の誤動作を防止するために必要な最低限の逆圧方向の流体の流れを阻止することができる距離であればよい。
【0046】
また、本実施の形態の逆止弁1では、バネ34の端部は、弁体33とガイド部品34のいずれにも固定されていないが、上述したようなクリアランスCを形成することができるのであれば、バネ34の端部は、弁体33とガイド部品34のいずれか一方又は両方に固定されていてもよい。
【0047】
また、本実施の形態の逆止弁1では、アクチュエータ11をマニホールドベース12に固定することによって組付けられる電磁弁において、図5に示すように、アクチュエータ11の排出流路17A内に嵌挿されるものであったが、マニホールドベース12の排出流路16A内に嵌挿されるものでもよい。
【0048】
また、本実施の形態の逆止弁1は、アクチュエータ11とマニホールドベース12の間に挟まれた状態で固定されるガスケットプレート20に設けられたものであったが、単独の逆止弁そのものとして実施することも可能である。このような場合には、電磁弁の外部から接続することにより、電磁弁のアクチュエータ11の排出流路17Aからの排出流れを許すように使用することもできる。
【0049】
また、本実施の形態の逆止弁1は、図1、図2、図3に示すように、ハブ40を溶着することをもって、ガイド部品37をガスケットプレート20の開口部22Aのリブ36の孔に固定していたが、図7に示すように、ガイド部品37の下端部をかしめることによって、固定してもよい。さらに、ガスケットプレート20の開口部22Aのリブ36の孔に対し、ガイド部品37の下端部を圧入、溶着などすることによって、固定してもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明の逆止弁では、弁体に作用する正圧方向の力の大きさがさらに微小になっても、弁体が弁座に当接することはないので、弁体に作用する正圧方向の力と逆圧方向の力のバランスが不安定になることはなく、弁体が弁座に対して離間と当接を繰り返すこともないので、弁体に作用する正圧方向の力が微小になってもバイブレーション音が発生することはない。
【0051】
一方、逆圧方向の力が作用した弁体が弁座に密接するために移動する距離は、復帰状態にある弁体と弁座との間に形成されるクリアランスであるから、かかる逆圧方向の力の大きさが微圧であっても、弁体が弁座に向かって移動し密接することは容易であり、さらに、復帰状態の弁体が弁座に向かって移動し密接するために必要な逆圧方向の力の大きさと比べて、弁体が弁座に密接し続けるために必要な逆圧方向の力の大きさは、少なくとも弁体の運動量分は小さく、弁体に微小の大きさをもつ逆圧方向の力が作用し、ひとたび弁体が弁座に密接すると、その逆圧方向の力の大きさがさらに微小になっても、弁体が弁座に密接し続け得るから、弁体に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になっても逆圧方向の流体の流れを阻止することができる。
【0052】
【0053】
また、本発明の逆止弁を電磁弁からの排出流れを許すように使用すれば、かかる電磁弁からの排出流れは、かかる電磁弁で駆動制御される機器(例えば、単動シリンダなど)からの排出流れであり、正圧方向の流体の流れとなるから、正圧方向の流体の流れが漸減的に少なくなることによって、弁体に作用する正圧方向の力の大きさが微小になることが多く、また、他の電磁弁などで駆動制御される機器からの排出流れが僅かになっても、共通する排出流路を介して侵入しやすいので、弁体に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になることも多く、弁体に作用する正圧方向の力の大きさが微小になってもバイブレーション音が発生せず、また、弁体に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になっても逆圧方向の流体の流れを阻止することができる本発明の効果を大きく発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の逆止弁であって、ボディ内における弁体が復帰状態にあるときの概略構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の逆止弁であって、ボディ内における弁体に正圧が作用したときの概略構造の一例を示す断面図である。
【図3】 本発明の逆止弁であって、ボディ内における弁体に逆圧が作用したときの概略構造の一例を示す断面図である。
【図4】 アクチュエータがマニホールドベースに固定されることによって組付けられる電磁弁において、アクチュエータとマニホールドベースの間に固定されるガスケットプレートであって、本発明の逆止弁が載設されたものの斜視図である。
【図5】 アクチュエータがマニホールドベースに固定されることによって組付けられる電磁弁であって、本発明の逆止弁が内蔵されたものの断面図である。
【図6】 アクチュエータがマニホールドベースに固定されることによって組付けられる電磁弁であって、本発明の逆止弁が内蔵されたものの分解組立図である。
【図7】 本発明の逆止弁であって、ボディ内における弁体が復帰状態にあるときの概略構造を示す断面図である。
【図8】 従来技術の逆止弁であって、ボディ内における弁体の復帰状態をバネで確保するものの概略構造を示す断面図である。
【図9】 従来技術の逆止弁であって、ボディ内における弁体の復帰状態を弁体の自重で確保するものの概略構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 逆止弁
16A 電磁弁のマニホールドベースの排出流路
17A 電磁弁のアクチュエータの排出流路
33 弁体
38 弁座
31 ボディ
34 バネ
37 ガイド部品
C クリアランス

Claims (2)

  1. アクチュエータとマニホールドベースとの間に挟まれて固定されたガスケットプレートを有し、該ガスケットプレートに門型に取り付けられ、該アクチュエータに形成された流路内に突出したボディ内における弁体にバネの付勢力が作用する逆止弁において、
    前記弁体が流体圧の作用しない復帰状態にあるときには、前記バネの自由長をもって、前記弁体と前記ボディ内の弁座との間にクリアランスが形成されること、
    前記クリアランスが、前記弁体に作用する正圧方向の力が微小になってもバイブレーション音を発生することなく、かつ、前記弁体に作用する逆圧方向の力の大きさが微小になっても逆圧方向の流体の流れを阻止することができる距離であること、
    前記アクチュエータからの排出流れを許すこと、
    を特徴とする逆止弁。
  2. 請求項1に記載する逆止弁において、
    前記クリアランスが約0.2mmであり、復帰状態の前記弁体が前記弁座に向かって移動し密接するために必要な逆圧方向の力が4.903325×10Pa未満であること
    を特徴とする逆止弁。
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