JP4004130B2 - 接続用電極セット装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気炉等の電極を継ぎ足す電極接続装置に縦向きの状態で新電極を渡すための接続用電極セット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の接続用電極セット装置としては、図3及び図4に示すものがある(特願平7−204371号参照)。
【0003】
この接続用電極セット装置は、新電極を保持するフレーム11に一体に形成されたブラケットをピン8で基台側に回転自在に支持し、基台側に設けられた油圧シリンダ7のピストンロッド7aを上記ブラケット9にピン10で連結してある。上記油圧シリンダ7を伸縮させることにより上記フレーム11を傾転させるようになっている。上記フレーム11には、回転ラム4を回転させることにより他端に設けられたクランプ板3により新電極をクランプするクランプアーム2が設けられている。さらに、上記フレーム11には油圧シリンダ6が取り付けられており、この油圧シリンダ6のピストンロッド6aは、フレーム11に対して移動可能に取り付けられた下部受け部材5に連結され、当該下部受け部材5内には新電極の下端部に形成されたネジ部1aが収納されるようになっている。そして、上記油圧シリンダ6を縮小させることで下部受け部材5を移動させてフレーム11に載置された新電極の下端部に当接させて位置決めを行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の接続用電極セット装置では、油圧シリンダ6により下部受け部材5を新電極の端部に当接させて位置決めしシリンダ7を縮小させて新電極を傾転させるようにしているので、フレーム11上の新電極の載置される位置によって上記下部受け部材5の当接位置が異なり、新電極を傾転させた際の上下方向の位置(新電極の上端の高さ)が異なることになる。当該接続用電極セット装置により縦向きにされた新電極を自動で電気炉に搬送する自動搬送装置を用いた場合においては新電極の位置が上下方向にばらついていると受け渡し(取り合い)に不都合が生ずる場合がある。従来の接続用セット装置では自動搬送装置は事実上使用できなかった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、新電極の上下方向の位置のばらつきを無くして搬送装置との受け渡し(取り合い)を確実かつ円滑に行うことができる接続用電極セット装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の接続用電極セット装置は、電気炉等の電極を継ぎ足す電極接続装置に縦向きの状態で新電極を渡すべく一対の縦フレームの一方に横向きに新電極を保持し、これを傾転させて縦向きに保持する傾転機構を備えた接続用電極セット装置であって、上記傾転機構を、上記新電極を受ける横フレームと、この横フレームの一端下部に設けられ一方の縦フレームに軸受部材で傾転自在に設けられる板状部材とで形成し、かつ、その板状部材に上記横フレームを傾転する油圧シリンダを連結すると共に、その油圧シリンダの端部を他方の縦フレームに連結し、上記横フレームの一端上部に新電極のネジ部を受ける下部受け部材を設け、他方の縦フレームに横向きに移送された新電極を上記下部受け部材に押圧する押圧手段を設け、上記横フレームの他端下部に横フレームを傾転方向と逆方向に傾転させるためのバランスウェイトを設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態にかかる接続用電極セット装置について添付図面に基づいて説明する。図3、図4と同一要素には同一符号を付して説明する。
【0008】
本接続用電極セット装置は、電気炉等の電極を継ぎ足す電極接続装置に縦向きの状態で新電極を渡すためのものである。
【0009】
本接続用電極セット装置は、搬入された新電極を横向きに載置させる載置台(図示せず)と、横向きの新電極を傾転させて縦向きに保持する傾転機構20と、載置台上の新電極を1本づつ上記傾転機構に移送する移送機構(図示せず)と、上記傾転機構20に設けられ傾動させる新電極の上下位置を位置決めする押圧手段21aと下部受け部材21bとからなる位置決め手段とを備えて概略構成される。
【0010】
上記傾転機構20は床面に立設された第1の縦フレーム23と第2の縦フレーム24を備えており、第1及び第2の縦フレーム23,24間には、本発明の傾転機構の主要部を構成する油圧シリンダ25が取り付けられている。第1の縦フレーム23の上端部付近には横フレーム26とブレース27とが固定されている。上記横フレーム26の下方には油圧シリンダ28が固定されている。横フレーム26の先端部付近には軸受部材29を中心として揺動可能に揺動アーム30が取り付けられている。揺動アーム30の下端には上記油圧シリンダ28のピストンロッド28aが連結される一方、揺動アーム30の上端には押圧部材31が連結されている。油圧シリンダ28、揺動アーム30、押圧部材31は、本発明の押圧手段を構成する。なお、上記第1の縦フレーム23の上端側面には、新電極1の側面に当接する円弧板状の側板34が上端に取り付けられた縦部材33が固定されている。
【0011】
上記第2の縦フレーム24の中間部には横フレーム35が固定されており、この横フレーム35の先端部にはストッパ部材36が固定されている。上記横フレーム35の側方の上記第2の縦フレーム24にはブラケット37が固定されており、このブラケット37には軸受部材38が取り付けられている。この軸受部材38には板状部材40の一端が揺動自在に取り付けられている。板状部材40の上端には横フレーム41が固定されている。この横フレーム41の他端側には縦フレーム及びバランスウエイト42が固定されている。この縦フレームの側面は横フレーム41がほぼ水平な状態となった時に上記ストッパ部材36に当接するようになっている。上記横フレーム41の上端には新電極1の側面に当接する側板44が固定されている。さらに、上記横フレーム41の上端には上記下部受け部材21bが固定されている。下部受け部材21bは、新電極のネジ部1aが収納される凹部45aが形成された筒状部材45と、この筒状部材45の底部側に配置され筒状部材45を保持する保持部材46とを備えて構成される。上記板状部材40の下端部には上記油圧シリンダ25のピストンロッド25aがピン25bにより連結されている。
【0012】
次に、上記実施の一形態にかかる接続用電極セット装置の作用について説明する。
【0013】
継ぎ足すべき新電極を横向きに載置台上に載置し、新電極を移送機構により傾転機構20に移送する。新電極1の側面を側板34,44に当接して停止させる。油圧シリンダ28に油圧を供給してそのピストンロッド28aを伸長させ。揺動アーム30を揺動させて押圧部材31を新電極1の端部方向に移動させ、端部に当接させ新電極を押圧して下部受け部材21b側に移動させる。新電極1のネジ部1aが筒状部材45の中に収納され、新電極1のネジ部1aの段部が筒状部材45の端面に当接して停止する(図1に示す状態)。この後クランプ板3により新電極1をクランプして固定する。
【0014】
次に、油圧シリンダ25のピストンロッド25aを退入させると、板状部材40が軸受部材38を中心として反時計回りに回転し板状部材40に固定された横フレーム41が約90゜回転する。横フレーム41上には新電極1が載置・固定されているので横フレーム41の回転に伴なって新電極が横向きの状態から縦向きの状態に傾転させられる(図2に示す状態)。この状態で、新電極1を電気炉に搬送して既設の電極に継ぎ足す電極接続装置を搬送する自動搬送装置(図示せず)を運転し、接続用電極セット装置に縦向きに保持されている新電極の外周に上記電極接続装置を挿入し新電極1を把持する。
【0015】
本実施の形態の接続用電極セット装置では、横フレーム41の上端に固定された下部受け部材21bの筒状部材45内に新電極1のネジ部1aが収納されるように、押圧手段21aの油圧シリンダ28を駆動して新電極1を押圧移動するようにしているので、横フレーム41に保持される新電極1は横フレーム41に固定された下部受け部材21bにより位置決めされ、傾転させて縦向きとした場合にすべての場合で上下方向でおなじ高さに保持されることになる。このように上下方向に同じ高さに保持されるので、自動搬送装置を予め所定の高さに自動運転して新電極を把持する場合に、受け渡し(取り合い)関係が常に一定となり、受け渡し(取り合い)を確実かつ円滑に行うことができる。したがって、自動搬送装置を使用することが可能となり、作業人員の削減を図ることができるとともに安全性や操業性を向上させることができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の接続用電極セット装置では、新電極の上下方向の位置のばらつきを無くして搬送装置との受け渡し(取り合い)を確実かつ円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の接続用電極セット装置を示す図である。
【図2】図1の接続用電極セット装置の作動状態を示す図である。
【図3】従来の接続用電極セット装置を示す図である。
【図4】図3の接続用電極セット装置の作動状態を示す図である。
【符号の説明】
1 新電極
20 傾転機構
21a 押圧手段
21b 下部受け部材
23 縦フレーム(他方の縦フレーム)
24 縦フレーム(一方の縦フレーム)
25 油圧シリンダ
38 軸受部材
40 板状部材
41 横フレーム
42 バランスウェイト
Claims (1)
- 電気炉等の電極を継ぎ足す電極接続装置に縦向きの状態で新電極を渡すべく一対の縦フレームの一方に横向きに新電極を保持し、これを傾転させて縦向きに保持する傾転機構を備えた接続用電極セット装置であって、上記傾転機構を、上記新電極を受ける横フレームと、この横フレームの一端下部に設けられ一方の縦フレームに軸受部材で傾転自在に設けられる板状部材とで形成し、かつ、その板状部材に上記横フレームを傾転する油圧シリンダを連結すると共に、その油圧シリンダの端部を他方の縦フレームに連結し、上記横フレームの一端上部に新電極のネジ部を受ける下部受け部材を設け、他方の縦フレームに横向きに移送された新電極を上記下部受け部材に押圧する押圧手段を設け、上記横フレームの他端下部に横フレームを傾転方向と逆方向に傾転させるためのバランスウェイトを設けたことを特徴とする接続用電極セット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04833798A JP4004130B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 接続用電極セット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04833798A JP4004130B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 接続用電極セット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11248369A JPH11248369A (ja) | 1999-09-14 |
JP4004130B2 true JP4004130B2 (ja) | 2007-11-07 |
Family
ID=12800603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04833798A Expired - Lifetime JP4004130B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 接続用電極セット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4004130B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101988289B1 (ko) * | 2017-08-10 | 2019-06-13 | 주식회사 포스코 | 전극봉 조립장치 |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP04833798A patent/JP4004130B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11248369A (ja) | 1999-09-14 |
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