JP3058803B2 - フレーム搬送用把持装置 - Google Patents

フレーム搬送用把持装置

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JP3058803B2
JP3058803B2 JP6281801A JP28180194A JP3058803B2 JP 3058803 B2 JP3058803 B2 JP 3058803B2 JP 6281801 A JP6281801 A JP 6281801A JP 28180194 A JP28180194 A JP 28180194A JP 3058803 B2 JP3058803 B2 JP 3058803B2
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博重 辻本
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株式会社ダイフクテクノサービス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動倉庫の立体棚など
を構成するラチス構造のフレームを搬送するために、フ
ォークリフトトラックのフォークに支持させて使用する
フレーム搬送用把持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】上記のようなフレーム搬
送用把持装置として、例えば特開平6−9199号公報
に記載されているように、本体と、この本体に前後水平
方向軸心の周りに回転可能で且つ前方に突出するように
支持された回転フレームと、この回転フレームの回転駆
動手段と、回転フレームの先端に水平支軸の周りで上下
揺動可能に支持されたクランプフレームと、このクラン
プフレームの揺動駆動手段とを備え、クランプフレーム
には、ラチス構造フレームの前後の主フレームを各別に
クランプする前側クランプ手段と後側クランプ手段とが
設けられたフレーム搬送用把持装置が知られている。
【0003】このような従来周知のフレーム搬送用把持
装置では、前記公報に記載されているように、前側クラ
ンプ手段と後側クランプ手段との間の前後方向の間隔
を、取り扱うラチス構造フレームの前後の主フレーム間
の間隔に応じて調整するように構成されていたため、こ
の調整を極めて正確に行わなければ、前後何れかのクラ
ンプ手段がラチス構造フレームの対応する主フレームを
確実にクランプすることができなくなり、非常に危険な
状況になる。従って、前側クランプ手段と後側クランプ
手段との間の前後方向の間隔の調整に多大の手間と時間
を要する結果となり、作業全体の能率低下につながって
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来の問題点を解決することのできるフレーム搬送用把
持装置を提案するものであって、その特徴を後述する実
施例の参照符号を付して示すと、本体(1) と、この本体
(1) に前後水平方向軸心(2a)の周りに回転可能に支持さ
れた回転フレーム(2) と、この回転フレーム(2) の回転
駆動手段(12)と、回転フレーム(2) の先端に水平支軸(1
3)の周りで上下揺動可能に支持されたクランプフレーム
(3) と、このクランプフレーム(3) の揺動駆動手段(17)
とを備え、クランプフレーム(3) には、ラチス構造フレ
ーム(W) の前後の主フレーム(W1,W2) を少なくとも3か
所でクランプする前側クランプ手段(28)と後側クランプ
手段(27A,27B) とが設けられたフレーム搬送用把持装置
であって、クランプフレーム(3) は、フレーム本体(14)
と、このフレーム本体(14)に対し前後方向に固定位置調
整可能な後側可動フレーム(15)と、フレーム本体(14)に
対し前後方向に自由移動可能な前側遊動フレーム(16)と
を有し、各クランプ手段(28,27A,27B)は、前後方向に互
いに対称に接近離間移動する一対のクランプ部材(40,32
a,32b)と、当該一対のクランプ部材を接近離間移動させ
る駆動手段(42,34a,34b)とを有し、前側クランプ手段(2
8)は、前側遊動フレーム(16)に1つ支持し、後側クラン
プ手段(27A,27B) は、後側可動フレーム(15)の左右両端
に一対支持されている点に特徴を有する。
【0005】本発明を実施するに際しては、1つの前側
クランプ手段(28)は、前側遊動フレーム(16)に左右横方
向に位置調整固定自在に支持し、左右一対の後側クラン
プ手段(27A,27B) は、後側可動フレーム(15)に各々左右
横方向に位置調整固定自在に支持することができる。
【0006】又、クランプフレーム(3) には、遊動フレ
ーム(16)を任意の位置でフレーム本体(14)に固定する押
圧固定手段(26a,26b) を設けておくことができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の好適実施例を添付図に基づい
て説明すると、図1〜図3において、1は本体、2は回
転フレーム、3はクランプフレームである。本体1は、
左右一対の前後水平方向に長い角パイプ材4a,4b
と、この両角パイプ材4a,4b間に架設された回転フ
レーム支持手段5と、この回転フレーム支持手段5を跨
ぐように両角パイプ材4a,4b間に架設された架台6
とから構成され、左右一対の着脱自在な本体支持脚7
a,7bと、片側の角パイプ材4aの後端近傍下側に取
付けられたフォーククランプ手段8とを備えている。
【0008】左右一対の角パイプ材4a,4bは、少な
くとも後端が開口して、フォークリフトトラックの左右
一対のフォークFを後側から前方へ挿入することができ
る左右一対のフォーク挿入部9a,9bを構成するもの
であり、フォーククランプ手段8は、片側のフォーク挿
入部9aに挿入されたフォークを角パイプ材4aに固定
するものであって、例えば油圧シリンダで昇降駆動され
るプッシャでフォークFを角パイプ材4aの上側内面に
押圧するようなものが使用される。
【0009】各本体支持脚7a,7bは、上端から水平
横向きに突設された角軸状挿入部10を備え、左右一対
の角パイプ材4a,4bの後端下側に左右水平横向きに
固着された角パイプ材11a,11bに前記挿入部10
を挿入することにより、本体1の後端左右両側に取付け
られる。なお、必要に応じて、角パイプ材11a,11
bに挿入された挿入部10の抜け止め手段、例えば角パ
イプ材11a,11bに挿入部10を固定するロックボ
ルトや、挿入部10の先端に装着される抜け止めピンな
どを併用することができる。
【0010】回転フレーム2は、本体1の回転フレーム
支持手段5に前後水平方向軸心2aの周りに自転可能に
支持されて、本体1から前方に突出している。そして回
転フレーム支持手段5の後側に付設された油圧式正逆揺
動モータなどの回転駆動手段12により、本体1に対し
一定角度範囲内で正逆回転させることができる。
【0011】クランプフレーム3は、回転フレーム2の
先端に、当該回転フレーム2の回転軸心2aに対し直交
する左右方向水平支軸13の周りに揺動可能に支持され
たフレーム本体14と、このフレーム本体14が図2に
示すように回転フレーム2の下側で水平姿勢にあると
き、当該フレーム本体14の後側に前後水平方向に出し
入れ固定自在な後側可動フレーム15と、当該フレーム
本体14の前側に前後水平方向に自由移動自在に支持さ
れた前側遊動フレーム16とから構成され、揺動駆動手
段17により、図2に実線で示す水平姿勢と図2に仮想
線で示す垂直起立姿勢との間の略90度の範囲内で角度
変更することができる。この揺動駆動手段17は、回転
フレーム2とフレーム本体14との間に介装された油圧
シリンダなどから構成することができる。
【0012】後側可動フレーム15は、左右水平方向の
角パイプ材18の両端近傍位置から2本の角軸状部材1
9a,19bを直角に同一方向へ突設したものであり、
フレーム本体14に設けられている左右一対の角パイプ
材20a,20bに角軸状部材19a,19bが出し入
れ自在に挿入され、角軸状部材19a,19bに長さ方
向等間隔おきに設けられたピン孔21a,21bと固定
用ピンユニット22a,22bとによって、フレーム本
体14に対しピン孔21a,21bの間隔単位で前後方
向に位置調整した状態で固定することができる。
【0013】前側遊動フレーム16は、左右水平方向の
角軸状部材23の両端近傍位置から2本の角軸状部材2
4a,24bを直角に同一方向へ突設したものであり、
フレーム本体14に設けられている左右一対の角パイプ
材25a,25bに角軸状部材24a,24bが自由移
動自在に挿入され、角パイプ材25a,25b上に設け
られた押圧固定手段26a,26bにより、フレーム本
体14に対し任意の位置で固定することができる。
【0014】後側可動フレーム15には左右一対のクラ
ンプ手段27A,27Bが取付けられ、前側遊動フレー
ム16には1つのクランプ手段28が取付けられてい
る。2つのクランプ手段27A,27Bは、後側可動フ
レーム15における角パイプ材18の両端に出し入れ自
在に挿入される角軸状部材29a,29bと、この角軸
状部材29a,29bの外端に回転軸30a,30bを
介して中央部が軸支されたアーム31a,31bと、こ
のアーム31a,31bの両端に軸支された一対のクラ
ンプ用ローラ32a,32bと、回転軸30a,30b
に取付けられたレバー33a,33bと角軸状部材29
a,29bとの間に介装された油圧シリンダ34a,3
4bとから構成されている。
【0015】後側クランプ手段27A,27Bを各別に
支持する左右一対の角軸状部材29a,29bは、当該
角軸状部材29a,29bに長さ方向等間隔おきに設け
られたピン孔35a,35bと固定用ピンユニット36
a,36bとを利用して、後側可動フレーム15に対し
ピン孔35a,35bの間隔単位で左右横方向に位置調
整して固定することができる。即ち、両クランプ手段2
7A,27B間の間隔をピン孔35a,35bの間隔単
位で調整することができる。
【0016】前側クランプ手段28は、前側遊動フレー
ム16における角軸状部材23にその長さ方向移動自在
に外嵌する角パイプ材37と、この角パイプ材37の外
端に回転軸38を介して中央部が軸支されたアーム39
と、このアーム39の両端に軸支された一対のクランプ
用ローラ40と、回転軸38に取付けられたレバー41
と角パイプ材37との間に介装された油圧シリンダ42
とから構成されている。また図3に示すように、前側遊
動フレーム16における角軸状部材23には長さ方向等
間隔おきにピン孔43が設けられており、このピン孔4
3と固定用ピンユニット44とを利用して、前側クラン
プ手段28を前側遊動フレーム16に対しピン孔43の
間隔単位で左右横方向に位置調整し固定することができ
る。
【0017】しかして、図2及び図3に示すように、ク
ランプフレーム3を本体1(回転フレーム2の回転軸心
2a)に対して水平姿勢にしたとき、各クランプ手段2
7A,27B,28のアーム31a,31b,39を軸
支する支軸30a,30b,38は上下垂直方向とな
り、これら各アーム31a,31b,39の両端下側か
らクランプ用ローラ32a,32b,40が上下垂直姿
勢で突出しているので、各クランプ用ローラ32a,3
2b,40の下端を接地させてクランプフレーム3を水
平姿勢に支持させることができる。そしてこの状態での
本体1の後端左右一対の角パイプ材11a,11bに各
本体支持脚7a,7bの角軸状挿入部10を挿入するこ
とにより、各本体支持脚7a,7bの下端が接地する。
従って本体1及び回転フレーム2は、各クランプ用ロー
ラ32a,32b,40の先端が接地している水平姿勢
のクランプフレーム3と左右一対の本体支持脚7a,7
bとで、水平姿勢に安定的に支持されることになる。
【0018】なお、本体1上の架台6には、フォークク
ランプ手段8、各駆動手段12,17,及び各クランプ
手段27A,27B,28の油圧シリンダ34a,34
b,42などに対する油圧供給手段やその制御手段など
が搭載される。
【0019】なお、各固定用ピンユニット22a,22
b,36a,36b,44は、図6及び図7に示すよう
に、基板50と、この基板50の一端下側から直角に固
着突設されたピン51と、基板50の他端に設けられた
貫通孔52と、基板50の上側に突設された把手53と
から成り、各角パイプ材20a,20b,18,37に
は、角軸状部材19a,19b,29a,29b,23
に設けられたピン孔21a,21b,35a,35b,
43の一つと択一的に合致するピン孔54と、このピン
孔54にピン51を挿通させたときに基板50の貫通孔
52に挿通する突出軸55とが設けられ、当該突出軸5
5には、基板50の抜け止めのための抜け止め具、例え
ばベータピン56が装着可能である。
【0020】従って、後側可動フレーム15の前後方向
位置調整や左右一対の後側クランプ手段27A,27B
の間隔調整を行ったとき、あるいは前側クランプ手段2
8の左右横方向の位置調整を行ったときは、合致するピ
ン孔21a,21b,35a,35b,43の一つとピ
ン孔54とにわたって固定用ピンユニットのピン51を
挿通し、基板50の貫通孔52から突出する突出軸55
の遊端にベータピン56を装着することにより、後側可
動フレーム15の前後方向位置や左右一対の後側クラン
プ手段27A,27Bの間隔、あるいは前側クランプ手
段28の左右横方向の位置を固定することができる。
【0021】また、押圧固定手段26a,26bとして
は、例えば図8に示すように、基台60に支軸61によ
り上下揺動自在に軸支されたクランプアーム62と、当
該クランプアーム62の基部近傍位置に支軸63で上下
揺動自在に軸支されたクランプレバー64と、当該クラ
ンプレバー64の基部近傍位置と基台60とに両端が支
軸65,66により軸支されたトグルリンク67とから
成る、周知のトグルクランプが使用できる。このトグル
クランプタイプの押圧固定手段26a,26bは、角パ
イプ材25a,25b上に基台60を介して設置し、ク
ランプアーム62の先端下側に設けられた高さ調整自在
なクランプヘッド68が貫通可能な開口部69を前記角
パイプ材25a,25bに設けておく。
【0022】しかして、クランプレバー64を下向きに
揺動押圧させることによりクランプアーム62が支軸6
1の周りに下向きに揺動し、クランプヘッド68が開口
部69を通じて角パイプ材25a,25bの内側にある
角軸状部材24a,24bを下向きに押圧する。このと
き、図示のように支軸63,66を結ぶ中立線より支軸
65が上側に若干変位していることにより、クランプア
ーム62の上方への開放運動が阻止される。角軸状部材
24a,24bを前後方向に自由移動可能な状態にする
ときは、クランプレバー64を上方へ揺動させて、前記
中立線より支軸65を下側へ変位させれば良い。
【0023】以上のように構成されたフレーム搬送用把
持装置の使用するに際しては、図2に示す状態で地面上
または床上に支持されているフレーム搬送用把持装置の
本体1の左右一対のフォーク挿入部9a,9b(角パイ
プ材4a,4b)に対し図2に仮想線で示すようにフォ
ークFを挿入するようにフォークリフトトラックを運転
し、フォークFが根元までフォーク挿入部9a,9bに
挿入したならば、図4に示すようにフォークFを少し上
昇させて把持装置全体を地面または床面から浮上させ
る。そしてフォーククランプ手段8を作動させて、フォ
ークFに対し本体1(角パイプ材4a,4b)を固定
し、本体支持脚7a,7bを取り外す。係る状態で、把
持装置付きのフォークリフトトラックFTを作業現場ま
で運転すれば良い。
【0024】作業現場では、図5に示すように、適当な
架台上にラチス構造フレームWが水平に支持されてい
る。このラチス構造フレームWにおける前後の主フレー
ムW1,W2間の間隔や斜めの連結材W3の位置などに
合わせて、クランプフレーム3におけるフレーム本体1
4に対する後側可動フレーム15の前後位置や、当該後
側可動フレーム15に対する後側左右一対のクランプ手
段27A,27Bの左右横方向位置、及び前側遊動フレ
ーム16に対するクランプ手段28の左右横方向位置を
夫々調節し、先に説明したように固定用ピンユニット2
2a,22b,36a,36b,44により固定してお
く。このとき、前側遊動フレーム16は、フレーム本体
14に対する前後移動許容範囲内の略中央位置に位置さ
せておくが、押圧固定手段26a,26bによる本体フ
レーム14に対する固定は行わない。即ち、クランプ手
段28を備えた前側遊動フレーム16は前後方向に自由
移動可能な状態にしておく。また、初期状態では、各ク
ランプ手段27A,27B,28は、図1に示すように
各一対のクランプ用ローラ32a,32b,40が前後
方向に並列している。
【0025】上記のように各クランプ手段27A,27
B,28の位置が調節され且つフォークリフトトラック
FTのフォークFに水平姿勢に保持されたクランプフレ
ーム3を、フォークリフトトラックFTの運転により、
上記のように準備されているラチス構造フレームWの上
方へ搬送し、各クランプ手段27A,27B,28を、
当該ラチス構造フレームWの前後の主フレームW1,W
2の略真上で且つ連結材W3からは離れた位置に対応さ
せる。換言すれば、このように各クランプ手段27A,
27B,28をラチス構造フレームWに対応させること
ができるように、後側可動フレーム15や前側遊動フレ
ーム16の位置と各クランプ手段27A,27B,28
の位置を調節しておくことになる。
【0026】係る状態で、フォークリフトトラックFT
のフォークFを降下させて把持装置のクランプフレーム
3を下降させ、各クランプ手段27A,27B,28の
前後一対のクランプ用ローラ32a,32b,40間に
ラチス構造フレームWの前後の主フレームW1,W2を
相対的に嵌合させる。次に各クランプ手段27A,27
B,28の油圧シリンダ34a,34b,42を作動さ
せて、図5に示すようにアーム31a,31b,39を
回転させ、各一対のクランプ用ローラローラ32a,3
2b,40で間に位置するラチス構造フレームWの前後
の主フレームW1,W2を押圧挟持させる。
【0027】このとき、前側クランプ手段28を支持し
ている前側遊動フレーム16がフレーム本体14に対し
前後に自由移動可能な状態であるため、後側クランプ手
段27A,27Bの中央真下にラチス構造フレームWの
後側主フレームW2が位置していない場合は、当該左右
一対の後側クランプ手段27A,27Bのクランプ作
用、即ち、一対のクランプ用ローラ32a,32bの主
フレームW2に対する前後からの押圧挟持作用に伴って
ラチス構造フレームW自体が前後に移動し、この移動に
伴って前側クランプ手段28も前側遊動フレーム16と
ともに前後に移動しながらラチス構造フレームWの前側
主フレームW1をクランプすることになる。また、前側
クランプ手段28の中央真下にラチス構造フレームWの
前側主フレームW1が位置していないときも、この前側
クランプ手段28のクランプ作用、即ち、一対のクラン
プ用ローラ40の主フレームW1に対する前後からの押
圧挟持作用に伴って当該前側クランプ手段28が前側遊
動フレーム16とともに前後に移動することになる。
【0028】換言すれば、後側のクランプ手段27A,
27Bと前側のクランプ手段28との間の前後方向直線
距離がラチス構造フレームWの前後の主フレームW1,
W2間の間隔と完全に一致していなくとも、そしてま
た、ラチス構造フレームWと各クランプ手段27A,2
7B,28との前後方向相対位置が多少ずれていても、
各クランプ手段27A,27B,28の一対のクランプ
用ローラ32a,32b,40をして、確実に主フレー
ムW1,W2を押圧挟持させることができる。
【0029】上記のようにして各クランプ手段27A,
27B,28でラチス構造フレームWの前後の主フレー
ムW1,W2をクランプさせたならば、フレーム本体1
4の左右一対の押圧固定手段26a,26bを先に説明
したように操作してフレーム本体14に前側遊動フレー
ム16を押圧固定した後、フォークリフトトラックFT
のフォークFを上昇させてラチス構造フレームWを適当
高さまで持ち上げた状態で当該フォークリフトトラック
FTを運転して、当該ラチス構造フレームWを据付け場
所へ搬送する。据付け場所では、図1及び図4に夫々仮
想線で示すように、揺動駆動手段17を作動させて回転
フレーム2に対しクランプフレーム3を支軸13の周り
に所要角度(例えば90度)だけ上方へ回転させるこ
と、回転駆動手段12を作動させてフレーム本体1に対
し回転フレーム2をその回転軸心2aの周りで所要角度
自転させること、フォークFを昇降させて把持装置全体
を高さ調整すること、などの組み合わせにより、ラチス
構造フレームWを据付け場所に対応する高さと姿勢に変
更させ、対応する据付け場所への取付け作業を行うこと
ができる。
【0030】ラチス構造フレームWを据付け場所に取付
けたならば、各クランプ手段27A,27B,28の油
圧シリンダ34a,34b,42により各一対のクラン
プ用ローラ32a,32b,40を初期状態に復帰させ
て、ラチス構造フレームWの前後の主フレームW1,W
2に対するクランプ作用を解除した後、ラチス構造フレ
ームWから把持装置を離間させるようにフォークリフト
トラックFTを運転すれば良い。勿論、このとき、必要
に応じてフォークFの昇降やクランプフレーム3及び回
転フレーム2の回転動作を行わせることができる。
【0031】なお、各クランプ手段のクランプ部材は、
ローラ32a,32b,40以外のものから構成するこ
ともできるし、各クランプ手段の駆動手段としても油圧
シリンダ34a,34b,42以外のものを利用しても
良い。また、一対のクランプ部材は、前後方向に互いに
対称に接近離間移動するものであれば良く、実施例のよ
うに正逆回転するアーム31a,31b,39を使用し
ないで、両クランプ部材を前後方向に直線的に接近離間
移動させるように構成することもできる。
【0032】さらに、前後両クランプ手段27,27
B,28を何れも前後方向に自由移動可能な遊動フレー
ムに支持させることもできるが、実施例のように前後何
れか一方のクランプ手段(実施例では前側クランプ手段
28であるが、後側クランプ手段であっても良い)のみ
を自由移動可能な遊動フレームに支持させるときは、当
該遊動フレームを押圧固定する押圧固定手段は必須では
なく、省くこともできる。また、本発明のフレーム搬送
用把持装置は、特開平6−9199号公報に記載されて
いるようにフォークリフトトラックのフォークに代わる
装置として構成することも可能である。
【0033】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明のフレーム
搬送用把持装置によれば、各クランプ手段(27A,27B,28)
の一対のクランプ部材(32a,32b,40)間にラチス構造フレ
ームの前後の主フレーム(W1,W2) が嵌合した状態で各ク
ランプ手段のクランプ手段(34a,34b,42)を作動させて、
各一対のクランプ部材で間に位置するラチス構造フレー
ムの前後の主フレーム(W1,W2) を押圧挟持させるのであ
るが、このとき、前後両クランプ手段の内、少なくとも
一方のクランプ手段(28)を支持しているフレーム(16)が
フレーム本体(14)に対し前後に自由移動可能な状態であ
るため、実施例において詳述したように、後側のクラン
プ手段(27A,27B) と前側のクランプ手段(28)との間の前
後方向直線距離がラチス構造フレームの前後の主フレー
ム(W1,W2) 間の間隔と完全に一致していなくとも、そし
てまた、ラチス構造フレームと各クランプ手段(27A,27
B,28)との前後方向相対位置が多少ずれていても、各ク
ランプ手段(27A,27B,28)の一対のクランプ部材(32a,32
b,40)をして、確実に主フレーム(W1,W2)を押圧挟持させ
ることができる。従って、把持作業を能率良く、しかも
確実に行わせ、安全に搬送することができる。
【0034】さらに本発明の構成によれば、必要最小限
の3つのクランプ手段により確実にラチス構造フレーム
を把持搬送することができるとともに、前後方向に自由
移動可能な前側遊動フレーム(16)は、1つの前側クラン
プ手段(28)のみを支持すれば良く、しかも後側クランプ
手段(27A,27B) も前後方向に位置調整して固定すること
ができるのであるから、前側遊動フレーム(16)の前後遊
動範囲も小さく構成することができる。従って、当該遊
動フレーム(16)を円滑に遊動し得るように構成すること
が容易である。
【0035】特に請求項2に記載の構成によれば、3つ
のクランプ手段を夫々各別に左右横方向に位置調整し
て、確実にラチス構造フレームの前後の主フレームをク
ランプさせることができる。又、請求項3に記載の構成
によれば、ラチス構造フレームをクランプした状態で各
クランプ手段(27A,27B,28)をフレーム本体(14)に固定す
ることができるので、搬送作業時などにおいて、遊動フ
レーム(16)に支持されていない側のクランプ手段(27A,2
7B) に作用する前後方向の負荷を少なくし、安全性を一
層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 把持装置全体の平面図である。
【図2】 同側面図である。
【図3】 同正面図である。
【図4】 フォークリフトトラックに装着した状態を示
す側面図である。
【図5】 ラチス構造フレームに対するクランプ作用を
説明する概略平面図である。
【図6】 固定用ピンユニットの使用状態を示す縦断側
面図である。
【図7】 固定用ピンユニットの平面図である。
【図8】 押圧固定手段を示す一部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 回転フレーム 3 クランプフレーム 5 回転フレーム支持手段 6 架台 12 回転駆動手段 13 クランプフレーム支持用支軸 14 クランプフレームのフレーム本体 15 クランプフレームの後側可動フレーム 16 クランプフレームの前側遊動フレーム 17 揺動駆動手段 27A 後側クランプ手段 27B 後側クランプ手段 28 前側クランプ手段 32a 一対のクランプ用ローラ(クランプ部材) 32b 一対のクランプ用ローラ(クランプ部材) 34a クランプ用油圧シリンダ(駆動手段) 34b クランプ用油圧シリンダ(駆動手段) 40 一対のクランプ用ローラ(クランプ部材) 42 クランプ用油圧シリンダ(駆動手段) FT フォークリフトトラック F フォーク W ラチス構造フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−9199(JP,A) 特開 平7−172229(JP,A) 実開 昭63−178298(JP,U) 実開 平6−63596(JP,U) 実開 平6−47283(JP,U) 米国特許4318661(US,A) 米国特許4951990(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/18 B66F 9/12 B66F 9/16 WPI/L(QUESTEL)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体(1) と、この本体(1) に前後水平方向
    軸心(2a)の周りに回転可能に支持された回転フレーム
    (2) と、この回転フレーム(2) の回転駆動手段(12)と、
    回転フレーム(2) の先端に水平支軸(13)の周りで上下揺
    動可能に支持されたクランプフレーム(3) と、このクラ
    ンプフレーム(3) の揺動駆動手段(17)とを備え、クラン
    プフレーム(3) には、ラチス構造フレーム(W) の前後の
    主フレーム(W1,W2) を少なくとも3か所でクランプする
    前側クランプ手段(28)と後側クランプ手段(27A,27B) と
    が設けられたフレーム搬送用把持装置であって、 クランプフレーム(3) は、フレーム本体(14)と、このフ
    レーム本体(14)に対し前後方向に固定位置調整可能な後
    側可動フレーム(15)と、フレーム本体(14)に対し前後方
    向に自由移動可能な前側遊動フレーム(16)とを有し、 各クランプ手段(28,27A,27B)は、前後方向に互いに対称
    に接近離間移動する一対のクランプ部材(40,32a,32b)
    と、当該一対のクランプ部材を接近離間移動させる駆動
    手段(42,34a,34b)とを有し、 前側クランプ手段(28)は、前側遊動フレーム(16)に1つ
    支持され、後側クランプ手段(27A,27B) は、後側可動フ
    レーム(15)の左右両端に一対支持されているフレーム搬
    送用把持装置。
  2. 【請求項2】1つの前側クランプ手段(28)は、前側遊動
    フレーム(16)に左右横方向に位置調整固定自在に支持さ
    れ、左右一対の後側クランプ手段(27A,27B) は、後側可
    動フレーム(15)に各々左右横方向に位置調整固定自在に
    支持されている請求項1に記載のフレーム搬送用把持装
    置。
  3. 【請求項3】クランプフレーム(3) には、遊動フレーム
    (16)を任意の位置でフレーム本体(14)に固定する押圧固
    定手段(26a,26b) が設けられている請求項1または2に
    記載のフレーム搬送用把持装置。
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