JP4003624B2 - ボトル用ホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ボトル用ホルダに関し、薄肉軽量ボトルなどを装着して注ぎ易くするようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
液体用の容器として種々の合成樹脂製のボトルが用いられており、例えば乳飲料や食用油などの容器等としても合成樹脂性のボトルが用いられており、最近では、ボトルの内容量の大きなものも使われている。
【0003】
このようなボトルは、通常、円筒状や矩形筒状、あるいはデザイン性を付与した中空状の胴部の上端にノズル部が設けられ、ねじ式等のキャップが取り付けられて開閉できるようになっており、使い始める場合には、ねじ式等のキャップを回してシール部を切り離し、胴部を持って注ぐようにしている。
【0004】
このようにボトルから内容物を注ぎ出す場合にボトルの胴部を持って行なおうとすると、胴部が太いこともあり、注ぎ難く、これを解消するため種々の提案がなされている。
【0005】
例えば、図6に示す特許文献1に開示されたボトル支持用把手1では、把手部2の上端部にほぼ水平にボトル支持部3を形成し、このボトル支持部3にボトルBのノズル部のつば状リング下部を係合する係合凹部4を設け、この係合凹部4の両先端から通したワイヤ5を把手部2に設けたレバー6で長さを変えるようにするとともに、把手部2の下端部にもボトル支持部7を形成してボトルBの胴部の形状に沿うようにし、このボトル支持部7の両先端から通したワイヤ8を把手部2に設けたレバー9で長さを変えるようにしてある。
【0006】
そして、上下2本のワイヤ5,8を長くした状態でボトルBに被せ、上端部のボトル支持部3の係合凹部4にボトルBのノズル部を係合した後、それぞれのワイヤ5,8をレバー6,9によって締め込んでボトル支持用把手1をボトルBに固定し、把手部2を持つことで注ぎ易くしている。
【0007】
一方、最近では、ボトルのリサイクルの問題からボトルの成形に要する合成樹脂材料などの使用量を削減して軽量薄肉化を図る必要があり、ボトルによってはボトル支持用把手を固定することができないものもある。
【0008】
そこで、柔軟容器であっても適用できるものが提案されており、例えば図7に特許文献2に開示された柔軟容器の保持器10を示すように、フィルム状材料で成形された図示しない柔軟容器をほぼ隙間なく装入する大きさの周側壁11、底壁12および頂壁13を備えた保持器10で、周側壁11に外側に突き出した把手14と下部に柔軟容器の下端部を突出可能とする窓孔15と窓孔15を挾んで対向する部分に下部を残して上端まで開口16を形成し、頂壁13に一端が開放した案内溝17を形成して柔軟容器のノズル部を嵌合装入できるようにしてある。
【0009】
そして、使用する場合には、柔軟容器を開口16から斜めに差込み、直立させて案内溝17にノズル部を嵌合装入するようにしてほぼ隙間なく装入し、把手14を持ことで注ぎ易くしている。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−251843号公報
【特許文献2】
実開平7−15566号のマイクロフィルム
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような柔軟容器の保持器をボトルに適用すると、内容液が入った状態ではボトルが変形し難く保持器への装着が困難となったり、ある程度注ぎ出した状態では、柔軟容器を保持器内で保持することができず、注ぎ出しに伴って柔軟容器が保持器内で動いてしまい、このためノズル部が外れてしまうなどの問題がある。
【0012】
この発明はかかる従来技術の有する課題に鑑みてなされたもので、軽量薄肉のボトルにも適用でき、ボトルの装着や保持が容易にできるとともに、注ぎ出しが容易にできるボトル用ホルダを提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術が有する課題を解決するためこの発明の請求項1記載のボトル用ホルダは、ボトルのノズル部が側方の開口部から装着されるボトル装着部と、このボトル装着部に連続し装着されたボトルとの間に把持空間を介して設けられるハンドル部と、前記ボトル装着部に連続し前記ハンドル部の反対側に設けられボトルの少なくとも前面部および底部の一部を覆うカバー部と、このカバー部に設けられ装着されたボトルの両側面部を弾性的に挾む一対の弾性押え部とを備えることを特徴とするものである。
【0014】
このボトル用ホルダによれば、ボトルのノズル部が側方の開口部から装着されるボトル装着部と、このボトル装着部に連続し装着されたボトルとの間に把持空間を介して設けられるハンドル部と、前記ボトル装着部に連続し前記ハンドル部の反対側に設けられボトルの少なくとも前面部および底部の一部を覆うカバー部と、このカバー部に設けられ装着されたボトルの両側面部を弾性的に挾む一対の弾性押え部とを備えており、ボトルのノズル部をボトル装着部の開口部に側方から入れ、ボトルをカバー部内に入れることでボトルの装着が容易にでき、装着されたボトルは両側面を弾性押え部で挾んで保持できるようになり、ハンドル部を持ったり、ハンドル部とボトルの間に手を入れて接地したまま傾けることで保持されたボトルから簡単に注ぎ出すことができるようになる。
【0015】
また、この発明の請求項2記載のボトル用ホルダは、請求項1記載の構成に加え、前記一対の弾性押え部をそれぞれ押え部と空孔部とで構成し、一方側の押え部と他方側の空孔部とが対向するとともに、一方側の空孔部と他方側の押え部とが対向する配置としたことを特徴とするものである。
【0016】
このボトル用ホルダによれば、前記一対の弾性押え部をそれぞれ押え部と空孔部とで構成し、一方側の押え部と他方側の空孔部とが対向するとともに、一方側の空孔部と他方側の押え部とが対向する配置としており、ボトルの両側面を押えて保持する1対の弾性押え部をそれぞれ押え部と空孔部とで構成し、押え部と空孔部とを一方側と他方側でそれぞれ対向させることで簡単に一体成形できるようにしている。
【0017】
さらに、この発明の請求項3記載のボトル用ホルダは、請求項1または2記載の構成に加え、前記一対の弾性押え部が、それぞれ前記カバー部の底部の同一端面側同士、前面部同士、あるいは底部と前面部とに連結されて形成してあることを特徴とするものである。
【0018】
このボトル用ホルダによれば、前記一対の弾性押え部が、それぞれ前記カバー部の底部の同一端面側同士、前面部同士、あるいは底部と前面部とに連結されて形成してあり、カバー部の底部の同一端面側同士、前面部同士、あるいは底部と前面部とに連結されたいずれの1対の弾性押え部によってもボトルの両側面を押えて保持することができ、カバー部の後方からボトルの装着が容易にできるようにしている。
【0019】
また、この発明の請求項4記載のボトル用ホルダは、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記カバー部の前面部を、前方に突き出して注ぎ出し時に接地状態とし得る突出形状に形成してなることを特徴とするものである。
【0020】
このボトル用ホルダによれば、前記カバー部の前面部を、前方に突き出して注ぎ出し時に接地状態とし得る突出形状に形成してあり、底部を接地したまま傾けて注ぎ出す場合に、突出形状に沿わせて傾けることで内容液と空気との置換も円滑に行われ一層容易に注ぎ出すことができるようにしている。
【0021】
さらに、この発明の請求項5記載のボトル用ホルダは、請求項1〜4のいずれかに記載の構成に加え、前記ボトル装着部を、前記ボトルのノズル部が注ぎ出し方向前方に傾けて形成されるのに対応して注ぎ出し方向前方に傾けてなることを特徴とするものである。
【0022】
このボトル用ホルダによれば、前記ボトル装着部を、前記ボトルのノズル部が注ぎ出し方向前方に傾けて形成されるのに対応して注ぎ出し方向前方に傾けるようにしており、傾けたノズル部をボトル装着部に装着して注ぎ出すことで、内容液と空気との置換も一層円滑に行われボトルのつぶれを防止しながら容易に注ぎ出すことができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図3はこの発明のボトル用ホルダの一実施の形態にかかり、図1は全体の概略斜視図、図2は正面図、平面図および左側面図、図3は右側面図および背面図である。
【0024】
このボトル用ホルダ30は、合成樹脂製のボトルに装着して使用するもので、注ぎ出す場合はもちろん、縦置き状態からの取り出しなどにも使用することでボトルの取り扱いを容易とするものであり、ボトルの形状や材料に何等制限はなくどのような形状のものであって良い。
【0025】
ここでは、ボトル用ホルダ30に装着されるボトルとして、例えば図2および図3に示すように、ボトル20の上面部21が注ぎ出し方向前方に傾けられてノズル部22が設けられてつば状リング部22aの上方の注ぎ出し口22bがねじ式のキャップ23で開閉できるようになっており、前面部24、底部25、両側面部26,26がいずれも平面状とされ、後面部27が曲面状とされた中空状としてある。また、ボトル20の両側面部26や後面部27などには、補強用溝28や廃棄する場合につぶし易くする案内溝29が形成してある。そして、このボトル20は、例えばポリオレフィン系樹脂をダイレクトブロー成形して軽量薄肉としてあり、部分射出成形法などによりつば状リング部22aやその上方の注ぎ出し口22b等を含むノズル部22が厚肉とされて剛性を備え、他の部分21、24〜27は薄肉としてあり、ボトル20としての自立性は備えるようにしてある。また、ボトル20は、中間層をエチレン−ビニルアルコール共重合体熱可塑性ガスバリヤー樹脂層とし、その内外層にポリオレフィン系樹脂を配した多層ボトルとすることもできる。
【0026】
このボトル用ホルダ30は、ボトル20を装着保持するボトル装着部31、把持用のハンドル部41、ボトル20の周囲を覆うカバー部51およびボトル20の両側面部を弾性的に押えて保持する弾性押え部61を備えて構成され、例えば合成樹脂により一体成形される。
【0027】
このボトル用ホルダ30は、上部にボトル20の上面部21に対応して注ぎ出し方向前方に傾けたボトル装着部31を備えており、このボトル装着部31にボトル20のノズル部22が側方から装入される開口部32が略U字状に形成してある。この開口部32には、傾斜直角方向から見たときにU字状の側壁部33の内側に水平な水平壁部34が連続して形成され、この水平壁部34の開口端近傍の両側に突き出してノズル部22を係合保持する係合部35として突起部がアンダーカットとして形成してあり、開口部32に装着されたノズル部22を開口端側から押さえてボトル20をボトル装着部31に取り付けた状態を保持できるようにしてある。
【0028】
したがって、このボトル装着部31へのボトル20の装着やボトル装着部31からのボトル20の取り外しは、U字状の側壁部33の弾性を利用して拡げるようにすることで行なわれる。
【0029】
このようなボトル装着部31は、ボトル20を装着できる大きさであれば良く、例えば図2(b)で明らかなように、注ぎ出し方向前後(紙面左右方向)には、前方から約半分程度、これと直交する方向(紙面上下方向)には、開口部32がノズル部22の外側端までくる幅になっている。
【0030】
このようなボトル装着部31には、注ぎ出し方向後方に、このボトル装着部31にボトル20を装着した状態でボトル20の後面部27との間に手を入れることができる把持空間をあけてハンドル部41がボトル20の幅方向中央に設けてあり、ハンドル部41の上端部がボトル装着31に連続して形成され、下端部は開放状態のオープンハンドル状になっており、例えばその横断面形状が90度回転した略H字状にしてある。
【0031】
また、このハンドル部41は中間部の最上部がボトル20のキャップ23の上端とほぼ同一の高さとされ、後方への突き出し量もボトル20の後面部27の最後部とほぼ同一としてあり、ボトル20を収納できる直方体状の空間内に入るようにしてある。これにより、ボトル20を並べて収納するのに用いているダンボール等の梱包容器の大きさをボトル用ホルダ30の厚さに対応する分だけ大きくしたもので良く、梱包後の状態もほとんど変わらない大きさにすることができるようになる。
【0032】
さらに、このボトル用ホルダ30では、ボトル装着部31に連結されてカバー部51が設けられ、ボトル20の少なくとも前面部24および底部25の一部を覆うようになっており、ここでのカバー部51は前面部52、底部53およびボトル装着部31の開口部と反対側(図2(b)での紙面上側)の側面部54とで構成してある。
【0033】
このカバー部51の前面部52がボトル20の前面部24を一方の側面部26からノズル部22の外側端までの範囲を覆うように形成され、カバー部51の底部53がボトル20の底部25全体を覆うように形成され、さらにカバー部51の側面部54が、図3(b)に示すように、ボトル20の側面部26のほぼ全体を覆うように形成してある。
【0034】
また、カバー部51の底部53の下面には、安定して縦置き状態にできるように支持台部55が連続して形成してある。
【0035】
さらに、このカバー部51には、ボトル20の両側面部26,26を弾性的に挾んで保持する弾性押え部61が連続して形成してあり、この弾性押え部61は左右1対の押え部62,63で構成され、それぞれの押え部62,63が内側に傾くように合成樹脂で一体成形され、あるいは成形後の合成樹脂の冷却収縮を利用して、合成樹脂素材および形状的な弾性力でボトル20を挾むようにしてある。
【0036】
そして、一方側の押え部62が、図3(b)に示すように、カバー部51の側面部54の下部に配置されて底部53から上方に突き出すように形成され、側面部54との間に空孔部64を介して形成してある。また、他方の押え部63は、図2(a)に示すように、カバー部51の底部53から上方に突き出して一方の押え部62の外側を囲むリング状に形成してあり、一方の押え部62に対応する空孔部65がリング状の内側に形成された状態となっている。
【0037】
このようなボトル用ホルダ30では、全体を合成樹脂で一体成形することから、一方側の空孔部64および押え部62に対して、他方側の押え部63および空孔部65がそれぞれ対応するようになっており、空孔部64の内側に押え部63がはいり、空孔部65の内側に押え部62がはいる大きさとしてある。
【0038】
このように構成したボトル用ホルダ30では、後方からボトル20全体をホルダ30内に入れるようにするとともに、ボトル装着部31の開口部32に側方からボトル20のノズル部22のつば状リング部22aの下部を入れ、係合部35の突起部を押し拡げるようにして装着してノズル部22を保持する。
【0039】
すると、ボトル20は、ノズル装着部31で固定されて保持状態とされるとともに、ボトル20の両側面部26,26が弾性押え部61の一対の押え部62,63で挾まれて胴部も保持された状態となる。
【0040】
そして、ボトル20から内容物を注ぎ出す場合には、キャップ23を外した後、ハンドル部41を一方の手で握って持ち上げ、傾けて注ぎ出すようにしたり、さらに他方の手をホルダ30に添えて傾けて注ぎ出すようにする。
【0041】
また、ハンドル部41とボトル20の後面部27との間に手を入れてボトル20を手のひらで覆うようにするとともに、手の甲をハンドル部41の内側に当て、ホルダ30の前面部24の下端部を床面等に付けたまま傾けるようにして注ぎ出すこともでき、特に、内容量が多く重いボトル20であっても全体を持ち上げることなくわずかな力で注ぎ出すことができ、力のない者でも簡単に注ぎ出すことができる。
【0042】
さらに、このボトル用ホルダ30では、ボトル20のノズル部22と両側面部26,26を保持するようにしているので、ボトル20がホルダ30内で動くことがなく、ボトル20がボトル装着部31から外れることを防止することができる。
【0043】
また、このボトル用ホルダ30では、ボトル20の傾けて形成したノズル部22に対応してボトル装着部31も傾けてあるので、内容物を注ぎ出す場合に注ぎ出し口22b部分での内容物と空気との置換がスムーズに行われ、安定した状態で注ぎ出すことができるとともに、内部が真空状態となってボトル20が急につぶれることも防止できる。
【0044】
さらに、このボトル用ホルダ30では、冷蔵庫などに縦置き状態とした場合でもハンドル部41が上部に位置しているので、ハンドル部41によって取り出したり、収納することができる。
【0045】
また、ボトル20の両側面部26,26を弾性的に押える弾性押え部61の1対の押え部62,63を空孔部64,65と組み合わせて配置してあるので、一体成形することができ、簡単に製造することができる。
【0046】
なお、上記実施の形態では、ボトル用ホルダ全体を合成樹脂で一体形成する場合を例に説明したが、各部を別に成形し、接着や溶着等で連結して一体にしたり、機械的に連結して一体にしたものであっても良い。
【0047】
次に、この発明の他の一実施の形態について図4により説明するが、既に説明した上記実施の形態とボトル用ホルダと同一部分には同一番号を記し、重複する説明は省略する。
【0048】
このボトル用ホルダ70では、カバー部51が前面部52と底部53とで構成され、側面部が省略された状態としてあり、底部53もボトル20を装着した状態で自立させて傾かいない程度に小さくしてある。
【0049】
また、このボトル用ホルダ70では、弾性押え部71が1対の押え部72,73で構成されるが、それぞれの押え部72,73がカバー部51の前面部52と底部53との間を連結するようにそれぞれ2本の曲板状に形成してある。
【0050】
そして、一方の押え部72には2つの空孔部74が、他方の押え部73には1つの空孔部75が形成され、これら押え部72,73と空孔部74,75とを互いに反対に組み合わせて配置することで、一体成形できるようにしてある。
【0051】
なお、他の構成は既に説明したボトル用ホルダ30と同一である。
【0052】
このようなボトル用ホルダ70によってもボトル20の両側面部26,26を弾性押え部71の1対の押え部72,73で挾むように保持することができ、ボトル20が動くことを防止し、ノズル装着部31からボトル20のノズル部22が外れることも防止できる。
【0053】
また、このボトル用ホルダ70では、1対の押え部72,73がいずれもカバー部51の前面部52と底部53を連結して設けられるので、底部53を支える強度を向上することができる。
【0054】
さらに、このボトル用ホルダ70でもボトル用ホルダ30と同一の作用効果を奏する。
【0055】
次に、この発明のさらに他の一実施の形態について図5により説明するが、既に説明したボトル用ホルダ70と同一部分には同一番号を記し、重複する説明は省略する。
【0056】
このボトル用ホルダ80では、カバー部51の前面部81の形状が異なるものであり、注ぎ出しを一層容易にするものである。
【0057】
このボトル用ホルダ80では、カバー部51の前面部81を、前方に突き出した円弧状の曲面の突出形状に形成してある。
【0058】
また、ボトル20の前面部24aも円弧状の曲面の突出形状としており、これにより内容量を増大することができるが、平坦な前面部24としたボトル20を装着しても良い。
【0059】
なお、他の構成は既に説明したボトル用ホルダ70と同一である。
【0060】
このようなボトル用ホルダ80によれば、ハンドル部41とボトル20の後面部27との間に手を入れてボトル20を手のひらで覆うようにするとともに、手の甲をハンドル部41の内側に当て、ホルダ80の前面部81の下端部を床面等に付けたまま傾けるようにして注ぎ出す場合に、曲面の突出形状に沿わせて傾けることで注ぎ出すことができ、傾けた状態を保持する力も小さくて良く、一層小さな力で注ぎ出すことができるとともに、内容液と空気との置換も円滑に行われ一層スムーズに注ぎ出すことができる。
【0061】
さらに、このボトル用ホルダ80でもボトル用ホルダ70やボトル用ホルダ30と同一の作用効果を奏する。
【0062】
なお、上記各実施の形態では、ボトルとして特殊形状のものを例に説明したが、これに限らず通常の胴部が円筒状や矩形筒状など他の形状のボトルやノズル部が傾かないボトルであっても良く、ボトルの材質もポリオレフィン系樹脂に限らず他の合成樹脂や金属あるいはガラスなど他の材質であっても良い。
【0063】
【発明の効果】
以上、実施の形態とともに具体的に説明したように、この発明の請求項1記載のボトル用ホルダによれば、ボトルのノズル部が側方の開口部から装着されるボトル装着部と、このボトル装着部に連続し装着されたボトルとの間に把持空間を介して設けられるハンドル部と、前記ボトル装着部に連続し前記ハンドル部の反対側に設けられボトルの少なくとも前面部および底部の一部を覆うカバー部と、このカバー部に設けられ装着されたボトルの両側面部を弾性的に挾む一対の弾性押え部とを備えて構成したので、ボトルのノズル部をボトル装着部の開口部に側方から入れ、ボトルをカバー部内に入れることでボトルの装着が容易にでき、装着されたボトルは両側面を弾性押え部で挾んで保持することができ、ハンドル部を持ったり、ハンドル部とボトルの間に手を入れて接地したまま傾けることで保持されたボトルから簡単に注ぎ出すことができる。
【0064】
また、この発明の請求項2記載のボトル用ホルダによれば、前記一対の弾性押え部をそれぞれ押え部と空孔部とで構成し、一方側の押え部と他方側の空孔部とが対向するとともに、一方側の空孔部と他方側の押え部とが対向する配置としたので、ボトルの両側面を押えて保持する1対の弾性押え部をそれぞれ押え部と空孔部とで構成し、押え部と空孔部とを一方側と他方側でそれぞれ対向させることで簡単に一体成形することができる。
【0065】
さらに、この発明の請求項3記載のボトル用ホルダによれば、前記一対の弾性押え部が、それぞれ前記カバー部の底部の同一端面側同士、前面部同士、あるいは底部と前面部とに連結されるように形成したので、カバー部の底部の同一端面側同士、前面部同士、あるいは底部と前面部とに連結されたいずれの1対の弾性押え部によってもボトルの両側面を押えて保持することができ、カバー部の後方からボトルを容易に装着することができる。
【0066】
また、この発明の請求項4記載のボトル用ホルダによれば、前記カバー部の前面部を、前方に突き出して注ぎ出し時に接地状態とし得る突出形状に形成したので、底部を接地したまま傾けて注ぎ出す場合に、突出形状に沿わせて傾けることで一層小さな力で注ぎ出すことができるとともに、内容液と空気との置換も円滑に行われ一層円滑に注ぎ出すこともできる。
【0067】
さらに、この発明の請求項5記載のボトル用ホルダによれば、前記ボトル装着部を、前記ボトルのノズル部が注ぎ出し方向前方に傾けて形成されるのに対応して注ぎ出し方向前方に傾けるようにしたので、傾けたノズル部をボトル装着部に装着して注ぎ出すことで、内容液と空気との置換も一層円滑に行われボトルの急激なつぶれを防止しながら円滑に注ぎ出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のボトル用ホルダの一実施の形態にかかる全体の概略斜視図である。
【図2】この発明のボトル用ホルダの一実施の形態にかかる正面図、平面図および左側面図である。
【図3】この発明のボトル用ホルダの一実施の形態にかかる右側面図および背面図である。
【図4】この発明のボトル用ホルダの他の一実施の形態にかかる正面図、左側面図および背面図である。
【図5】この発明のボトル用ホルダのさらに他の一実施の形態にかかる正面図である。
【図6】従来のボトル支持用把手の概略斜視図である。
【図7】従来の柔軟容器の保持器の概略斜視図である。
【符号の説明】
30,70,80 ボトル用ホルダ
31 ボトル装着部
32 開口部
33 側壁部
34 水平壁部
35 係合部(アンダーカット)
41 ハンドル部
51 カバー部
52 前面部
53 底部
54 側面部
55 支持台部
61,71 弾性押え部
62,63,72,73 押え部
64,65,74,75 空孔部
81 前面部
20 ボトル
22 ノズル部
24 前面部
25 底部
26 側面部

Claims (5)

  1. ボトルのノズル部が側方の開口部から装着されるボトル装着部と、このボトル装着部に連続し装着されたボトルとの間に把持空間を介して設けられるハンドル部と、前記ボトル装着部に連続し前記ハンドル部の反対側に設けられボトルの少なくとも前面部および底部の一部を覆うカバー部と、このカバー部に設けられ装着されたボトルの両側面部を弾性的に挾む一対の弾性押え部とを備えることを特徴とするボトル用ホルダ。
  2. 前記一対の弾性押え部をそれぞれ押え部と空孔部とで構成し、一方側の押え部と他方側の空孔部とが対向するとともに、一方側の空孔部と他方側の押え部とが対向する配置としたことを特徴とする請求項1記載のボトル用ホルダ。
  3. 前記一対の弾性押え部が、それぞれ前記カバー部の底部の同一端面側同士、前面部同士、あるいは底部と前面部とに連結されて形成してあることを特徴とする請求項1または2記載のボトル用ホルダ。
  4. 前記カバー部の前面部を、前方に突き出して注ぎ出し時に接地状態とし得る突出形状に形成してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のボトル用ホルダ。
  5. 前記ボトル装着部を、前記ボトルのノズル部が注ぎ出し方向前方に傾けて形成されるのに対応して注ぎ出し方向前方に傾けてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のボトル用ホルダ。
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