JP4002377B2 - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿カバーを開けたまま原稿をスキャンして得られた画像から原稿外領域を除去するようにした画像読取装置及び画像読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像読取装置においてスキャナ部の読取面を覆う原稿カバーを開けたまま原稿をスキャンする場合がある。原稿カバーを開けたまま原稿をスキャンした場合、再生された画像は原稿外の領域が黒くなって見栄えが悪くなる。そのため、原稿外の領域を除去する方法が開発されている。例えば、特開平5−347697号公報記載の画像読取装置は、画像信号の白黒変化点を検出して原稿画像端部(先端、後端)の黒色信号を除去するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、原稿カバーを開けたままの状態では原稿外のところに蛍光灯等の外光が写り込み易い。上記公開公報記載の除去方法では、単に画像信号の白黒変化点に基づいて原稿画像端部の判断を行っているので、外光が写り込んだ部分を原稿領域と判断して読み取ってしまう問題がある。
【0004】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、原稿カバーを開けたままの状態で原稿をスキャンすることにより原稿外のところに蛍光灯等の外光が写り込んだとしても原稿外を確実に除去することができ見栄えのよい画像を形成できる画像読取装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、原稿走査のプロセスを2回に分け、第1回目のスキャンで原稿の外接矩形領域を検出し、第2回目のスキャンで原稿領域外を白画素とするとともに外接矩形領域も白画素とするものとする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様の画像読取装置は、読取面に載置された原稿を読み取る原稿読み取り手段と、前記原稿読み取り手段に2回連続して原稿の読み取りを行わせる制御手段と、第1回目のスキャンで原稿の画像を読み取りながら、通常よりも白側に上げられた原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿の原稿開始端と原稿終了端とを検出しつつこの原稿開始端及び原稿終了端に基づいて原稿の4つの頂点を検出し、この原稿の4つの頂点に外接する外接矩形領域を求め、第2回目のスキャンで原稿の画像を読み取りながら、前記外接矩形領域内において原稿内に存在するグレー色の部分を検出可能な原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿の原稿開始端と原稿終了端とを検出してこの原稿開始端及び原稿終了端に基づいて原稿領域を求めつつ、当該画像の原稿領域外を白画素とする画像処理を施す画像処理手段と、を具備したものである。
【0007】
これにより、第1回目のスキャンで原稿の画像を読み取りながら、通常よりも白側に上げられた原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿の原稿開始端と原稿終了端とを検出しつつこの原稿開始端及び原稿終了端に基づいて原稿の4つの頂点を検出し、この原稿の4つの頂点に外接する外接矩形領域を求める。従って、読取面に蛍光灯等の外光の写り込み部分があったとしても、それらの部分を原稿面候補から削除できるので、正確に原稿開始端と原稿終了端を検出でき、原稿の外接矩形領域を正確に求めることができる。
【0009】
また、第2回目のスキャンで原稿の画像を読み取りながら、前記外接矩形領域内において原稿内に存在するグレー色の部分を検出可能な原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿の原稿開始端と原稿終了端とを検出してこの原稿開始端及び原稿終了端に基づいて原稿領域を求めつつ、当該画像の原稿領域外を白画素とする。従って、外接矩形領域内においてのみ原稿領域を求めることにより、外光の写り込み部分を除去することができ、印刷した画像に外光の写り込み部分が黒画像として現れるのを防止できる。
【0011】
さらに、原稿内に存在するグレー色の部分を検出可能な原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿開始端と原稿終了端とを検出するので、原稿内に存在するグレー色の部分が印刷された時に白画素となって色抜けするのを防止できる。
【0012】
本発明の第2の態様は、読取面に載置された原稿を2回連続して読み込む工程と、第1回目のスキャンで原稿の画像を読み取りながら、通常よりも白側に上げられた原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿の原稿開始端と原稿終了端とを検出しつつこの原稿開始端及び原稿終了端に基づいて原稿の4つの頂点を検出する工程と、この原稿の4つの頂点に外接する外接矩形領域を求める工程と、第2回目のスキャンで原稿の画像を読み取りながら、前記外接矩形領域内において原稿内に存在するグレー色の部分を検出可能な原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿の原稿開始端と原稿終了端とを検出してこの原稿開始端及び原稿終了端に基づいて原稿領域を求めつつ、当該画像の原稿領域外を白画素とする工程と、を具備する画像読取方法である。これにより、前記第1の態様と同様な効果を得ることができる。
【0013】
以下、本発明の画像読取装置を複写機に適用した実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
【0014】
(第1の実施の形態)
図1は本実施の形態にかかる複写機の全体構成を示す機能ブロック図である。装置全体の動作を制御するマイクロプロセサで構成されたCPU101に対してシステムバス102を介してROM103、RAM104、画像データ記憶手段105、画像データ加工手段106が接続されている。原稿をスキャンして画像を読み取ることのできるスキャナで構成された原稿読み取り手段107は、原稿読み取り手段I/F108を介してシステムバス102に接続される。原稿読み取り手段107は、原稿が載置される読取面を覆うための開閉カバーが設けられており、開閉カバーを開けたまま原稿をスキャンできる。原稿読み取り手段I/F108は、原稿読み取り手段107から入力する画像データをCPU101からの指示にしたがって編集する部分である。外光が写り込んだ部分を画像データから除去するための編集内容については後述する。
【0015】
なお、ROM103にはCPU101の動作プログラムが記憶されており、RAM104はCPU101のワークエリア等に使用される。画像データ記憶手段105は読込まれた画像データを記憶する画像メモリであり、画像データ加工手段106は画像データを拡大・縮小又は回転させる処理を実行する回路である。
【0016】
また、本実施の形態の複写機は、原稿読み取り手段107の読取面に載置された原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段109及びCPU101に対してオペレータの指示を入力するボタンやオペレータに対する表示データを表示するディスプレイで構成された操作パネル110が、システムバス102に接続されている。さらに、画像形成手段I/F111を介して画像形成手段112がシステムバス102に接続されている。画像形成手段112は、CPU101から指示された画像を、用紙カセット113から給紙された複写用紙に印刷する。
【0017】
以上のように、本実施の形態の複写機は、原稿読み取り手段107で読み取った原稿の画像データを、原稿読み取り手段I/F108で編集してから画像データ記憶手段105に格納し、必要に応じて画像データ加工手段106が加工した後、画像形成手段112で複写用紙に印刷する。
【0018】
次に、原稿読み取り手段107において原稿カバーを開けたまま原稿をスキャンした時に読取面に投影される蛍光灯等の外光による写り込み部分を画像内から取り除くための構成及び処理内容について詳細に説明する。
【0019】
図2は、原稿読み取り手段I/F108の機能ブロック図である。原稿読み取り手段I/F108は、原稿認識濃度レベル決定手段201、主走査側原稿開始端検出手段202、主走査側原稿終了端検出手段203、第1画像編集手段204、第2画像編集手段205を備えている。
【0020】
原稿認識濃度レベル決定手段201は、RAM104の所定アドレスから原稿面候補判定のためのしきい値(TH1、TH2)を取り込み、しきい値以上の明るさの濃度レベルを有する画素データを原稿面候補と判定する。RAM104に記憶されたしきい値はCPU101によって書き込まれたものであり、1回目のスキャンと2回目のスキャンでは値の異なるしきい値(TH1、TH2)が使われる。
【0021】
主走査側原稿開始端検出手段202は、原稿面候補が規定の画素数以上連続して検出された場合に最初の原稿面候補画素の位置を原稿の開始端と判定する。具体的には、後述する主走査読み取り開始基準位置から原稿開始端までの画素数を求めて、その求めた画素数を主走査側原稿開始端検出手段202のレジスタに記憶している。
【0022】
主走査側原稿終了端検出手段203は、同一主走査線上で主走査側原稿開始端検出手段202が原稿開始端を検出した以降に、原稿面候補と判定されない画素が規定数以上連続して検出された場合に最初の非原稿面候補画素の位置を原稿の終了端と判定する。具体的には、主走査読み取り開始基準位置から原稿終了端までの画素数を求めて、その求めた画素数を主走査側原稿終了端検出手段203のレジスタに記憶している。
【0023】
なお、原稿開始端として認識する原稿面候補画素は、連続して検出された原稿面候補の最初の画素に限定されない。最初の画素から主走査方向に任意の画素数だけずらした位置を原稿開始端と認識するように設定しても易い。原稿終了端についても原稿終了端として認識する原稿面候補の最後の画素位置から数画素戻した位置を原稿終了端と認識するように設定してもよい。
【0024】
第1画像編集手段204及び第2画像編集手段205は、CPU101がRAM104の所定アドレスに書き込んだトリミング範囲にしたがって画像信号を1ライン毎にトリミングする画像処理回路である。第1画像編集手段204に対するトリミング範囲はライン毎に原稿開始端から原稿終了端の間以外の画素を白画素とするように設定される。第2画像編集手段205に対するトリミング範囲は1回目のスキャンで認識した原稿に対する外接矩形の範囲外の画像を白画像とすように設定される。
【0025】
ここで、原稿読み取り手段107の読取面に投影された蛍光灯等の写り込み部分を、原稿をスキャンして得られる画像データから除去するための電気的な制御内容について説明する。
【0026】
図3は原稿読み取り手段107の読取面に原稿を載置した状態を示している。長方形状を有する原稿が主走査・副走査方向に対して傾いた状態で配置されている。点線で囲まれた方形領域Rは実際の走査範囲である。走査範囲R内であって原稿からずれた場所に例えば蛍光灯の像が投影されて写り込んでいる。蛍光灯の像が写り込んでいる箇所は明るさの濃度レベルが高いので原稿領域として誤認識されやすい。
【0027】
本実施の形態では、原稿走査プロセスを2回にわけ、第1回目のスキャンで原稿認識濃度レベルのしきい値(TH1)を通常よりも白側に上げることにより外光による写り込みの影響を排除した状態で原稿の4つの頂点(F1〜F4)を検出して原稿(F1〜F4)の外接矩形領域(M1、M2、M3、M4)を求める。第2回目のスキャンで原稿認識濃度レベルのしきい値(TH2)を通常のレベルに戻して走査して原稿内の中間濃度画素を検出すると共に外接矩形領域外の画像を白画素にして外光による写り込み部分を除去する。
【0028】
これにより、原稿カバーを開けたまま原稿を走査したとしても、外光による写り込みが除去されるとともに原稿内のグレー部分も正確に再現された原稿画像を印刷できるものとなる。
【0029】
図4及び図5は第1回目のスキャンに関するフロー図である。第1回目のスキャンでは外光による写り込みを排除できる程度まで原稿認識濃度レベルのしきい値(TH1)を通常よりも白側に上げた状態で原稿画像を取り込み、取り込まれた画像から原稿の4つの頂点(F1〜F4)を検出する処理を実行する。
【0030】
先ずは、原稿読み取り手段107が走査すべき読み取り範囲の設定が行われる(ST100)。読み取り範囲は、ユーザが操作パネル110から入力した指定範囲又は原稿サイズ検出手段109が検出した原稿サイズに応じて自動的に決められる範囲が設定される。原稿読み取り手段107によって走査可能な全範囲が自動的に設定されるようにしても良い。
【0031】
次に、原稿認識濃度レベル決定手段201に対して、外光による写り込み部分を排除できる程度まで原稿認識濃度レベルを通常よりも白側に上げたしきい値(TH1)が、RAM104を介して設定される(ST101)。原稿認識濃度レベル決定手段201は、注目画素が原稿面候補であるか否かを注目画素が黒か否かで判定している。原稿が存在する領域は原稿外に比べて反射率が高いのでより白レベルが高くなる。したがって、外光の写り込み部分の白レベルよりも白側に上げたしきい値(TH1)を設定することによって、外光の写り込み部分を原稿面候補と誤判定することがなくなり、正確に原稿領域のみを原稿面候補として検出できる。
【0032】
なお、しきい値を外光の写り込み部分の白レベルよりも白側に上げることにより、外光の写り込み部分と同程度又はそれ以下である原稿内のグレー部分が黒判定されて黒画素になってしまう不具合があるがこの処置については後述する。
【0033】
次に、原稿の頂点(F1〜F4)を検出する際に使用するパラメータf1、f2、f3、f4を初期化する(ST102)。パラメータf1は副走査側の原稿開始端最小値を示すパラメータであり、パラメータf2は副走査側の原稿終了端最大値を示すパラメータである。また、パラメータf3は主走査側の原稿開始端最小値を示すパラメータであり、パラメータf4は主走査側の原稿終了端最大値を示すパラメータである。ステップST102の初期化では、パラメータf1を副走査方向に取り得る最大値に設定し、パラメータf2を副走査方向に取り得る最小値に設定する。また、パラメータf3を主走査方向に取り得る最大値に設定し、パラメータf4を主走査方向に取り得る最小値に設定する。
【0034】
さらに、副走査方向の位置を示す位置カウンタのカウント値をリセットした後(ST103)、原稿読み取り手段107による第1回目のスキャンがステップST100で設定した範囲について実行される(ST104)。このとき、原稿読み取り手段107の原稿カバーは開けられたままとなっていて、原稿読み取り手段107の読取面には原稿外の領域に蛍光灯の像が投影されているものとする。
【0035】
第1回目のスキャンによって得られた画像データ(画像信号)を副走査方向に1ラインずつ処理していく。副走査方向のライン数及び主走査方向の画素数は予め判っているので、副走査方向の位置カウンタが副走査方向のライン数と一致したカウント値になれば、副走査方向の全てのラインについて処理が終了したことになる。また、画素クロックカウンタが主走査方向の画素数と一致したカウント値になれば、主走査方向の1ライン分の処理が終了したことになる。
【0036】
ステップST105では、副走査方向の位置カウンタのカウント値をチェックして副走査方向の読み取り終了位置に到達したか否か判定し、次にステップST106では、画素クロックカウンタのカウント値をチェックして主走査読み取り開始基準位置に到達したか否か判定する。図3に示すように、主走査読み取り開始基準位置は主走査方向の処理開始位置であるので、「主走査読み取り開始基準位置に到達する」とは主走査方向の1ライン分の処理が完了したことを意味する。
【0037】
1ライン分の処理が終了するまでは、図5に示すステップST120からステップST128の処理が繰り返される。すなわち、画素クロックの形式で与えられる画素データ取り込みタイミングに同期して画像信号から注目画素の画素データを取り込む(ST120)。原稿認識濃度レベル決定手段201は、しきい値(TH1)と取り込んだ画素データの明るさの濃度レベルとを比較し、画素データの明るさの濃度レベルがしきい値(TH1)より高い場合に原稿面候補と判定する。
【0038】
主走査側原稿開始端検出手段202は、同一ライン上で初めて原稿面候補が規定数以上連続して検出され出したらその位置を原稿開始端であると判断する。具体的には、1ライン上で原稿面候補が規定数以上連続して検出された原稿面領域のうち最初の原稿面候補をそのラインの原稿開始端として検出する(ST121)。図3のラインL1の場合であれば位置P1以降は連続して原稿面候補が現れるので、P1がラインL1の原稿開始端として検出されることになる。
【0039】
主走査側原稿開始端検出手段202は、原稿開始端の位置を原稿開始端が検出された時の画素クロックカウンタのカウント値から求め、RAM104の所定アドレスに保存する(ST122)。画素クロックカウンタを主走査読み取り開始基準位置でリセットすることにより、主走査読み取り開始基準位置を基準にした原稿開始端位置を取得できる。
【0040】
ここで、副走査方向の第1ラインから処理を開始して初めて原稿開始端を検出した場合は(ST123)、さらに副走査方向の位置カウンタがそのとき示しているカウント値を現ラインの副走査方向の位置として取得し、副走査側原稿開始端最小値のパラメータf1を取得した副走査方向の位置に更新する(ST124)。
【0041】
一方、ステップST120で取り込んだ画素データが原稿開始端でなかった場合は、ステップST126へ移行して原稿最終端であるか否か判断する。原稿面候補が連続して検出されていた後に原稿面候補が連続的に検出されなくなれば、原稿面候補が検出されなくなった最初の画素を原稿最終端と認識できる。図3におけるラインL1の場合であれば、P2以降はそれまで連続して検出されていた原稿面候補が検出されなくなるので、P2がラインL1の原稿最終端として検出される。
【0042】
主走査側原稿終了端検出手段203は、原稿終了端の位置を原稿終了端が検出された時の画素クロックカウンタのカウント値から求め、RAM104の所定アドレスに保存する(ST127)。そして、副走査方向の位置カウンタが示しているカウント値を現ラインの副走査方向の位置として取得し、副走査側原稿終了端最大値のパラメータf2を、今回の処理で取得した副走査方向位置で更新する(ST128)。
【0043】
以上のようにして、1つの注目画素に対して原稿開始端及び原稿終了端のチェックを行ったら、画素クロックカウンタを1つインクリメントして(ST125)注目画素を主走査方向に1つシフトさせる。そして、再びステップST105へ移行してステップST106を経てステップST120に戻り、主走査方向に隣接する次の画素データについて原稿開始端及び原稿終了端か否かを判断する処理を実行する。
【0044】
1ラインを構成する全ての画素データについて処理が終了すると、ステップST106の判定でステップST107へ移行する。ステップST107では上記処理で検出された現ラインの原稿開始端と主走査側原稿開始端最小値のパラメータf3とを比較する(ST107)。比較の結果、現ラインの原稿開始端のほうがパラメータf3よりも小さければ、パラメータf3の値を現ラインの原稿開始端の値で更新する(ST108)。
【0045】
また、ステップST109では上記処理で検出された現ラインの原稿終了端と主走査側原稿終了端最大値のパラメータf4とを比較する(ST109)。比較の結果、現ラインの原稿終了端のほうがパラメータf4よりも大きければ、パラメータf4の値を現ラインの原稿終了端の値に更新する(ST110)。
【0046】
主走査方向の1ライン上で検出した原稿開始端及び原稿終了端についてパラメータf3,f4の更新の要否を判定したら、ステップST111で副走査方向の位置カウンタを1つインクリメントして、原稿開始端及び原稿終了端の検出が行われる処理対象のラインを副走査方向へ1つシフトさせる。副走査方向の全てのラインについて処理が終了したら1回目のスキャンに関する処理を終了する。
【0047】
図3の例であれば、原稿開始端は副走査方向へシフトするのに従って小さくなるので、最終的には主走査側原稿開始端最小値(F3)がパラメータf3として保存される。また、原稿左下の頂点が主走査方向の最大値となっているので最終的に主走査側原稿終了端最大値(F4)がパラメータf4として保存される。さらに、原稿右下の頂点が副走査方向の最大値であるので最終的に副走査側原稿終了端最大値(F2)がパラメータf2として保存される。
【0048】
このように、第1回目のスキャンでは原稿の頂点(F1〜F4)の位置がパラメータf1〜f4としてRAM104の所定アドレスにそれぞれ保存される。
【0049】
なお、第1回目のスキャンで得られた画像から原稿開始端及び原稿終了端を求めるときに、外光による写り込み部分を原稿面候補として認識ない程度まで白側に上げたしきい値(TH1)を使用する例を説明したが、通常のしきい値(TH2)で原稿開始端及び原稿終了端を求め、そこから画像処理によって正確な原稿頂点を求めることもできる。
【0050】
次に、第2回目のスキャンを実行する。図6及び図7は第2回目のスキャンに関するフロー図である。第2回目のスキャンではグレー等の中間濃度の画素を黒画素と認識できる程度まで原稿認識濃度レベルのしきい値を通常のレベルに戻した状態で原稿画像を取り込み、取り込まれた画像から原稿外を除去する処理を実行する。
【0051】
先ずは、原稿読み取り手段107が走査すべき読み取り範囲の設定が行われる(ST200)。次に、第1画像編集手段204のトリミング範囲が「無し」に設定される(ST201)。これにより、第1画像編集手段204は原稿が現れるまで全ての画素を白レベルと判定して白画素信号を出力することになる。次に、第2画像編集手段205のトリミング範囲として外接矩形領域が設定される(ST202)。
【0052】
第2画像編集手段205にトリミング範囲として設定される外接矩形領域は、第1回目のスキャンで取得した原稿の4つの頂点(F1〜F4)に外接する矩形のことであり、図3に示すM1、M2、M3、M4で囲まれた外接矩形領域である。外接矩形領域(M1〜M4)は辺M1M2とM3M4がそれぞれ主走査方向と平行であり、辺M1M3とM2M4がそれぞれ副走査方向と平行になるように設定される。
【0053】
次に、第2回目のスキャンではグレー等の中間濃度の画素を黒画素と認識できる程度まで通常のレベルに戻した原稿認識濃度レベルのしきい値(TH2)を、RAM104を介して原稿認識濃度レベル決定手段201に設定する(ST203)。そして原稿読み取り手段107により第2回目のスキャンが実行される(ST204)。なお、第1回目のスキャンと第2回目のスキャンは時間を空けずに連続して行われるので、第1回目と第2回目とでは原稿は同じ位置に置かれている。
【0054】
第2回目のスキャンで得られた画像(R)の画像信号が先頭画素から順番に原稿認識濃度レベル決定手段201及び第1画像編集手段204へ与えられる。原稿認識濃度レベル決定手段201では、注目画素の明るさの濃度レベルとしきい値(TH2)とを比較し、明るさの濃度レベルがしきい値(TH2)よりも高ければ原稿面候補と判定する。第2回目のスキャンでは、原稿認識濃度レベルを黒側に下げたしきい値(TH2)を使って判定するので、原稿内のグレー部分を確実に原稿面候補と判定できる一方、蛍光灯の像が写り込んだ領域まで原稿面候補と判定する可能性が高い。
【0055】
ステップST204の処理で画像データが取り込まれると、副走査方向の処理終了を判断するステップST205、主走査方向の処理終了を判断するステップST206を経て画素データの取り込みを行う(ST220)。取り込まれた注目画素が原稿面候補であれば原稿開始端か否かチェックする(ST221)。原稿開始端と判断した場合は、原稿開始端の位置を画素クロックカウンタのカウント値から求め、パラメタータPaにこの求めた原稿開始端位置を登録する(ST222)。また、ステップST221で原稿開始端でないと判断した場合は、ステップST223へ分岐して原稿終了端か否か判断する。原稿終了端であると判断した場合は、パラメタータPbにこの求めた原稿終了端位置を登録する(ST224)。
【0056】
注目画素について原稿開始端又は原稿終了端のチェックが終了したらステップST225で画素クロックカウンタのカウント値をインクリメントして注目画素を主走査方向へ1つシフトさせる。
【0057】
1ライン上の最終画素について原稿開始端又は原稿終了端のチェックが終了したら、ステップST206からステップST207へ移行する。ステップST207では、直前に処理した前ラインにおける原稿開始端(Pa)と原稿終了端(Pb)とを第1画像編集手段204にトリミング範囲として設定する。さらに、画素クロックカウンタをクリアし(ST208)、現在保存している前ラインの原稿開始端(P1)と原稿終了端(P2)とを初期化する(ST209)。そして、ステップST206へ移行して次ラインの原稿開始端及び原稿終了端の検出を開始する。
【0058】
一方、第1画像編集手段204では上記ステップST207で設定されるトリミング範囲Pa、Pbにしたがって画像信号を編集している。図3の例であれば、副走査側原稿開始端最小値(F1)が含まれるラインが処理対象ラインとなるまでは原稿開始端(Pa)と原稿終了端(Pb)が検出されない、ステップST201で初期設定されたトリミング範囲「無し」による編集が実行される。すなわち、副走査側原稿開始端最小値(F1)が含まれたラインが現れるまでは全ての画素データを白画素として出力する。
【0059】
原稿領域が処理対象ラインになると初めてステップST207で第1画像編集手段204に当該ラインにおける原稿開始端と原稿終了端とがトリミング範囲として設定される。
【0060】
なお、第1画像編集手段204に設定されるトリミング範囲は、現在第1画像編集手段204に入力している画像信号よりも1ライン前のライン上で検出された原稿開始端及び原稿終了端である。しかし、隣接するライン間での原稿開始端及び原稿終了端のずれは非常に小さいので視覚上は問題ない。
【0061】
例えば、第1画像編集手段204にラインL1のP1、P2がトリミング範囲(Pa、Pb)として設定されると、第1画像編集手段204において現在処理対象として入力しているラインL1に隣接するラインの画像信号に対してP1、P2間の画素データは画素値に応じた白黒判定を行いそれ以外の画素データは強制的に白画素に変換する。したがって、外光による写り込み部分を除けば、原稿領域の画素データだけが画素値に応じて白黒判定されその他の領域が白画素にされた画像信号が生成されて第2画像編集手段205へ出力される。
【0062】
ここで、処理対象ラインに外光による写り込み部分がかかっている場合について説明する。図3におけるラインL2は外光による写り込み部分と原稿領域とを含んだラインである。外光による写り込み部分は明るさの濃度レベルが高い画素が主走査方向に連続して現れるので、主走査側原稿開始端検出手段202が外光による写り込み部分の開始位置P11を原稿開始端であると誤認識してパラメータPaを写り込み部分の開始位置P11で更新することになる。
【0063】
なお、主走査側原稿終了端検出手段203は、写り込み部分の終了端P12と原稿の終了端P22とを原稿終了端として検出するが、1ライン上で最後に検出した原稿終了端P22でパラメータPbを更新する。
【0064】
このように、処理対象ラインに外光による写り込み部分がかかっている範囲では、外光による写り込み部分まで含んだ範囲が、第1画像編集手段204のトリミング範囲(Pa,Pb)として設定されることになる。その結果、第1画像編集手段204は、外光による写り込み部分まで含んだ範囲では、即ち、写り込み部分の開始位置から原稿の終了端までは画素値に応じて黒白判定されるがその他の領域では強制的に白画素に変換された画像信号が生成される。
【0065】
第2の画像編集手段205は、上記ステップST202で設定した外接矩形領域をトリミング範囲にして、第1画像編集手段204で除去できなかった外光による写り込み部分を除去する。
【0066】
図8は第2の画像編集手段205におけるトリミング範囲外を強制的に白画素にするための回路構成図である。主走査側の信号を生成する主走査ブロックと、副走査側の信号を生成する副走査ブロックと、トリミング範囲外の信号を白にする出力ブロックとから構成されている。
【0067】
主走査ブロックでは、画素クロックをカウントすると共に水平同期信号(LSYNC)によってリセットされるカウンタ301のカウント値を主走査側第1コンパレータ302及び主走査側第2コンパレータ303へ出力する。主走査側第1コンパレータ302は、主走査読み取り開始基準位置から外接矩形領域のM1又はM3までの画素数が主走査方向のトリミング開始位置として設定される。また主走査側第2コンパレータ303は、主走査読み取り開始基準位置から外接矩形領域のM2又はM4までの画素数が主走査方向のトリミング終了位置として設定される。主走査側第1コンパレータ302は、カウンタ301のカウント値によって示される注目画素の画素位置が主走査方向のトリミング開始位置まで来ると出力信号をアクティブ(L)にし、主走査側第2コンパレータ303は、注目画素の画素位置が主走査方向のトリミング終了位置まで来ると出力信号をアクティブ(L)にする。したがって、フリップフロップ304のセット端子に主走査側第1コンパレータ302の出力信号を入力し、リセット端子に主走査側第2コンパレータ303の出力信号を入力することにより、主走査方向のトリミング開始位置からトリミング終了位置までの期間に亘りアクティブ(L)な主走査信号を生成できる。
【0068】
一方、副走査ブロックでは、水平同期信号をカウントすると共に副走査読取許可信号によってリセットされるカウンタ305のカウント値を副走査側第1コンパレータ306及び副走査側第2コンパレータ307へ出力する。副走査側第1コンパレータ306は、副走査読み取り開始位置から外接矩形領域のM1又はM2までの画素数が副走査方向のトリミング開始位置として設定される。また副走査側第2コンパレータ307は、副走査読み取り開始位置から外接矩形領域のM3又はM4までの画素数が副走査方向のトリミング終了位置として設定される。副走査側第1コンパレータ306は、カウンタ305のカウント値によって示される処理対象ラインが副走査方向のトリミング開始位置まで来ると出力信号をアクティブ(L)にし、副走査側第2コンパレータ307は、処理対象ラインが副走査方向のトリミング終了位置まで来ると出力信号をアクティブ(L)にする。したがって、フリップフロップ308のセット端子に副走査側第1コンパレータ306の出力信号を入力し、リセット端子に副走査側第2コンパレータ307の出力信号を入力することにより、副走査方向のトリミング開始位置からトリミング終了位置までの期間に亘りアクティブ(L)な副走査信号を生成できる。
【0069】
出力ブロックでは、主走査ブロックで生成した主走査方向のトリミング開始位置から終了位置までの期間アクティブ(L)な主走査信号と、副走査ブロックで生成した副走査方向のトリミング開始位置から終了位置までの期間アクティブ(L)な副走査信号とをORゲート309を介してANDゲート310に反転入力する。
【0070】
ANDゲート310に入力する注目画素が外接矩形領域内であれば、ORゲート309の出力は常にアクティブ(L)であるので、注目画素が白画素(L)以外であればAND条件が成立して黒画素が出力される。一方、ANDゲート310に入力する注目画素が外接矩形領域外であれば、ORゲート309の出力は常にノンアクティブ(H)であるので、ANDゲート310では注目画素が白画素(L)以外ではAND条件が成立しないので、白画素のみが出力される。
【0071】
図3に示すように、外光による写り込み部分が原稿の外接矩形領域の外側に位置していれば、第2の画像編集手段205が外接矩形領域の外側は強制的に白画素に変換するので、外光による写り込み部分が画像信号から除去される。
【0072】
但し、このように、第2の画像編集手段205によって、外接矩形領域の外側では強制的に白画素に変換されるが、例えば図3のL2の場合、第1の画像編集手段204で設定されるトリミング範囲(Pa、Pb)は、外光による写り込み部分の開始位置P11から原稿終了端P22までなので、外接矩形領域の内側であって原稿外の領域であるP13からP14は、原稿領域として扱われることになり、この部分は黒画素として残ることになる。
【0073】
この場合でも、原稿読み取り手段107の読取面にセットした原稿の傾きを小さくすることにより、原稿の外形と外接矩形とがほぼ一致させることができるので、外接矩形領域の中から外光による写り込み部分を除去できる。
【0074】
第2の画像編集手段205で処理された画像信号はRAM104を介して又は直接画像形成手段I/F111から画像形成手段112へ入力される。そして、画像形成手段112において用紙カセット113から給紙された記録紙に原稿の画像を印刷する。
【0075】
このように、第2の画像編集手段205において、外光による写り込み部分まで入った画像信号に対して外光による写り込み部分が領域外となる外接矩形領域によってトリミング処理することにより、外光による写り込み部分を除去すると共に原稿内のグレー色の部分の色抜けが防止された画像を得ることができる。
【0076】
(第2の実施の形態)
本実施の形態にかかる画像読取装置は、第2回目のスキャンで得られた画像データに対して、第1の画像編集手段204のトリミング範囲を設定する際に、第1回目のスキャンで得られた外接矩形の領域内でのみトリミング範囲を設定するようにしたものである。
【0077】
図9は、読み取り手段I/F108の本実施の形態にかかる機能ブロック図である。主走査原稿幅検出範囲制御手段206は、第1の画像編集手段204のトリミング範囲を設定する際に、第1回目のスキャンで得られた外接矩形の領域内でのみトリミング範囲を設定するよう、主走査側原稿開始端検出手段202および主走査側原稿終了端検出手段203を制御するものである。その他の構成については、上記第1の実施の形態の画像読取装置と同一であるので、説明を省略する。図10及び図11は第2の実施の形態にかかる2回目のスキャンに関するフロー図である。上記第1の実施の形態の画像読取装置と同一の処理については、同一符号を使用する。
【0078】
先ず、第1回目のスキャンにおいては、上記第1の実施の形成で説明した処理と同一の処理により、原稿認識濃度レベルを外光の写り込み部分の白レベルよりも白側に上げて、外光の写り込み部分を除いた原稿の外接矩形領域を得る。
【0079】
次に、第2回目のスキャンを実行する。上記のようにステップST201では第1の画像編集手段204のトリミング範囲を「無し」に設定し、ステップST202では第2の画像編集手段205のトリミング範囲として外接矩形領域を設定する。
【0080】
続いて、この外接矩形領域の幅の値を主走査原稿幅検出範囲制御手段206に設定する。これにより、2回目のスキャンで得られた画像信号の注目画素が原稿の外接矩形の領域内にある場合にだけ、主走査原稿幅検出範囲制御手段206が主走査側原稿開始端検出手段202及び主走査側原稿終了端検出手段203を動作状態にする制御が可能となる。すなわち、注目画素が原稿の外接矩形の領域内にある場合には、主走査側原稿開始端検出手段202及び主走査側原稿終了端検出手段203は原稿開始端又は原稿終了端を検出し、一方、注目画素が原稿の外接矩形の領域内にない場合には、主走査側原稿開始端検出手段202及び主走査側原稿終了端検出手段203は停止状態となるため、原稿開始端又は原稿終了端は検出されない。
【0081】
ステップST204の処理で画像データが取り込まれると、副走査方向の処理終了を判断するステップST205、主走査方向の処理終了を判断するステップST206を経て画像データを取り込む(ST220)。取り込まれた注目画素が外接矩形の領域内になければ、主走査側原稿開始端検出手段202及び主走査側原稿終了端検出手段203を停止状態にするため、そのまま画素クロックカウンタのカウント値をインクリメントして注目画素を主走査方向へ1つシフトさせる(ST225)。
【0082】
一方、ST225において、注目画素が外接矩形の領域内にあれば、主走査側原稿開始端検出手段202及び主走査側原稿終了端検出手段203を動作状態にするため、原稿開始端又は原稿終了端を検出すると(ST211、ST222)、これらをそれぞれ原稿開始端位置としてパラメータPaに又は原稿終了端位置としてパラメータPbに登録する(ST223、ST224)。
【0083】
このように、本実施の形態では、2回目のスキャンにおいて、第1の画像編集手段204のトリミング範囲を設定する際に、外接矩形の領域内でのみ原稿開始端及び原稿終了端を判断することにより、外接矩形の領域外を第1の画像編集手段204のトリミング範囲に含むことがないので、外接矩形の領域内であって原稿外の領域は原稿領域として扱われず、この部分が余計な黒画素として残るのを防止できる。
【0084】
さらに、第2の画像編集手段205において、第1の実施の形態と同様の処理により、外接矩形領域の外側を第2画像処理手段205のトリミング範囲と設定して、第1の画像編集手段204でトリミング処理を施された画像データに対してトリミング処理をする。第2の画像編集手段205でトリミング処理された画像データは画像形成手段112において印刷される。
【0085】
これにより、原稿を図3のように斜めに配置した場合であっても、外接矩形領域の外側での外光の写り込み部分は第1の画像編集手段205により強制的に白画素に変換され、更には、外接矩形領域内の原稿外の領域については第1の画像編集手段204のトリミング範囲を外接矩形の領域内でのみ検出して、この領域に誤って黒画素が残るのを防止できるので、原稿外のいずれかの領域が黒く印刷されるのを確実に除去できる。
【0086】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、原稿カバーを開けたままの状態で原稿をスキャンすることにより原稿外のところに蛍光灯等の外光が写り込んだとしても原稿外を確実に除去することができ見栄えのよい画像を形成できる画像読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の全体構成図
【図2】第1の実施の形態の画像読取装置における原稿読み取り手段I/Fの機能ブロック図
【図3】蛍光灯の像が投影された原稿読み取り手段の読取面に原稿が載置された状態を示す上面図
【図4】上記実施の形態における第1回目のスキャン前及びスキャン後のパラメータ更新に関する部分のフロー図
【図5】上記実施の形態における第1回目のスキャン後の原稿開始端及び原稿終了端検出に関する部分のフロー図
【図6】上記実施の形態における第2回目のスキャン前及びスキャン後のパラメータ更新に関する部分のフロー図
【図7】上記実施の形態における第2回目のスキャン後の原稿開始端及び原稿終了端検出に関する部分のフロー図
【図8】上記実施の形態の複写機における第2画像編集手段の機能ブロック図
【図9】第2の実施の形態の画像読取装置における原稿読み取り手段I/Fの機能ブロック図
【図10】上記実施の形態における第2回目のスキャン前及びスキャン後のパラメータ更新に関する部分のフロー図
【図11】上記実施の形態における第2回目のスキャン後の原稿開始端及び原稿終了端検出に関する部分のフロー図
【符号の説明】
101 CPU
102 システムバス
103 ROM
104 RAM
105 画像データ記憶手段
106 画像データ加工手段
107 原稿読み取り手段
108 原稿読み取り手段I/F
112 画像形成手段
201 原稿認識濃度レベル決定手段
202 主走査側原稿開始端検出手段
203 主走査側原稿終了端検出手段
204 第1画像編集手段
205 第2画像編集手段
206 主走査原稿幅検出範囲制御手段
Claims (2)
- 読取面に載置された原稿を読み取る原稿読み取り手段と、前記原稿読み取り手段に2回連続して原稿の読み取りを行わせる制御手段と、第1回目のスキャンで原稿の画像を読み取りながら、通常よりも白側に上げられた原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿の原稿開始端と原稿終了端とを検出しつつこの原稿開始端及び原稿終了端に基づいて原稿の4つの頂点を検出し、この原稿の4つの頂点に外接する外接矩形領域を求め、第2回目のスキャンで原稿の画像を読み取りながら、前記外接矩形領域内において原稿内に存在するグレー色の部分を検出可能な原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿の原稿開始端と原稿終了端とを検出してこの原稿開始端及び原稿終了端に基づいて原稿領域を求めつつ、当該画像の原稿領域外を白画素とする画像処理を施す画像処理手段と、を具備した画像読取装置。
- 読取面に載置された原稿を2回連続して読み込む工程と、第1回目のスキャンで原稿の画像を読み取りながら、通常よりも白側に上げられた原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿の原稿開始端と原稿終了端とを検出しつつこの原稿開始端及び原稿終了端に基づいて原稿の4つの頂点を検出する工程と、この原稿の4つの頂点に外接する外接矩形領域を求める工程と、第2回目のスキャンで原稿の画像を読み取りながら、前記外接矩形領域内において原稿内に存在するグレー色の部分を検出可能な原稿認識濃度レベルを使い所定数以上の連続した原稿認識点の変化から原稿の原稿開始端と原稿終了端とを検出してこの原稿開始端及び原稿終了端に基づいて原稿領域を求めつつ、当該画像の原稿領域外を白画素とする工程と、を具備する画像読取方法。
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