JP3191265B2 - 画像入力装置およびその画像入力制御方法 - Google Patents

画像入力装置およびその画像入力制御方法

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JP3191265B2
JP3191265B2 JP04603991A JP4603991A JP3191265B2 JP 3191265 B2 JP3191265 B2 JP 3191265B2 JP 04603991 A JP04603991 A JP 04603991A JP 4603991 A JP4603991 A JP 4603991A JP 3191265 B2 JP3191265 B2 JP 3191265B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサや、
DTP(DesktopPublishing、電子編
集印刷システム))などに用いられる画像入力装置に係
わり、特に、原稿上にマーカーペンなどで指定した範囲
の画像を効率良く入力するのに好適な画像入力装置およ
びその画像入力制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原稿の一部分の画像データを必要とする
場合、従来の画像入力装置では、例えば、特開昭63−
137249号公報に記載のように、一度、原稿全体を
読み取り、メモリに格納し、メモリに格納した原稿全体
の画像データから、必要とする領域の画像データを抽出
していた。そのために、大きなメモリサイズを必要と
し、かつ、利用者への負荷、および、抽出するまでの時
間がかかっていた。
【0003】この改善策として、原稿上の希望する領域
のみの画像データを効率良く入力するために、原稿上
に、入力を希望する指定領域をマーカーペンなどで囲
み、このマーカーペンで囲んだ指定領域を検出し、この
指定領域内の画像データの取り込みを行なうものがあ
る。しかし、このような従来の画像入力装置およびその
画像入力制御方法では、読み取り指定領域をマーカーペ
ンで囲む必要があり、原稿を汚してしまったり、手間が
かかってしまうなどの問題が有った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の原稿上での読み取り領域の指定方法では、
原稿が汚れ、かつ、手間がかかってしまう点である。そ
して、本発明の目的は、マーカーペンなどによる読み取
り領域の指定を、始点と終点の二点の指示のみで行なう
ことにより、これら従来技術の課題を解決し、原稿の汚
れを最小限に押さ、かつ、操作性の向上を可能とする画
像入力処理装置およびその画像入力制御方法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像入力装置は、(1)原稿から画像デー
タをライン毎に読み取り、読み取った画像データから、
原稿上に付与されたマークで示される指定領域内の画像
データを抽出し、この抽出した画像データを二値化処理
部で二値化してメモリに格納する画像読入力装置であ
り、ライン毎の読み取り時に、原稿の指定領域の一つの
対角線のそれぞれの端点に付与した二つのマークを検出
するマーク検出部と、このマーク検出部のマークの最初
の検出動作に基づき原稿の画像データの入力動作を開始
し、次のマークの検出動作に基づき原稿の画像データの
入力動作を終了する画像データ入力制御部と、この画像
データ入力制御部で入力した画像データを一時記憶する
一時記憶エリアと、マーク検出部で検出した二つのマー
クを対角線の端点とする領域を、原稿の指定領域として
認識する指定領域認識部と、一時記憶エリアに記憶した
画像データから、この指定領域認識部で認識した領域内
の画像データを抽出して、二値化処理部に送出する指定
領域内画像データ抽出部とを設けたことを特徴とする。
【0006】また、画像入力装置の画像入力制御方法
は、(2)原稿から画像データをライン毎に読み取り、
かつ、この原稿上に付与されたマークで示される指定領
域の画像データを抽出し、二値化してメモリに格納する
画像入力装置の画像入力制御方法において、ライン毎の
読み取り時に、原稿の指定領域の一つの対角線の第1の
端点に付与した第1のマークを検出し、この第1のマー
クの検出後に、原稿の画像データのメモリへの一時記憶
処理を開始し、かつ、対角線の第2の端点に付与した第
2のマークを検出し、この第2のマークの検出後に、原
稿の画像データのメモリへの一時記憶処理を終了し、そ
して、第1のマークおよび第2のマークの検出位置情報
に基づき、この第1のマークおよび第2のマークを対角
線とする原稿の指定領域を認識し、メモリに一時記憶し
た画像データから、この認識した指定領域外の画像デー
タを削除し、認識した指定領域内の画像データを二値化
してメモリに格納することを特徴とする。
【0007】また、(3)原稿から画像データをライン
毎に読み取り、かつ、該原稿上に付与されたマークで示
される指定領域の画像データを抽出し、二値化してメモ
リに格納する画像入力装置の画像入力制御方法におい
て、原稿の指定領域を規定する対角線の2つの端点を示
す第1のマークと第2のマークのうち、第1のマーク
を、第2のマークに比べて、主走査の開始位置寄りに付
与しておき、ライン毎の読み取り時に、該第1のマーク
の位置と主走査の折返し位置との間で、第1のマークの
検出後のメモリへの一時記憶処理を行ない第2のマー
クの検出後に、メモリへ一時記憶した原稿の画像データ
から、この第2のマークの主走査方向の位置と主走査の
折返し位置との間の画像データを削除し、認識した指定
領域内の画像データを二値化してメモリに格納すること
を特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】本発明においては、原稿に、読み取り指定領域
を示すマークを付与する。この時、指定領域は、始点と
終点の二つのマークで示される。そして、原稿の読み取
り動作時に、このマークを検出して、原稿の読み取り指
定領域を判断し、指定領域内の画像データだけを抽出し
て二値化し、格納する。このことにより、原稿の汚れを
最小限に押さえ、かつ、使用するメモリ容量を軽減し、
必要な部分の画像データを効率良く入力することができ
る。また、プリスキャン時に、二つのマークに基づく指
定領域の認識を行なうことにより、さらに、必要な部分
の画像データの入力処理の簡略化と高速化が可能とな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。
【0011】図1は、本発明を施した画像入力装置の本
発明に係わる構成の一実施例を示すブロック図である。
【0012】本実施例の画像入力装置1は、原稿2を走
査して、ライン毎に画像データを入力する画像読み取り
部6、本発明に係わり、原稿2上にマーク3、4で示さ
れた画像の読み取り指定領域5を判定して、指定領域5
内の画像データを抽出する指定領域処理部7、入力した
画像データを二値化する二値化処理部8、二値化する前
の画像データや、二値化した画像データを格納するメモ
リ9、そして、画像入力装置1の全体の処理動作を制御
する主制御部10により構成されている。尚、原稿2上
のマーク3、4は、それぞれ、読み取り指定領域の始点
(第1のマーク)と終点(第2のマーク)を表し、例え
ば、マーカーペンで、直接、原稿2上に記しても良い
し、容易に剥離できるカラーシールなどを用いても良
い。
【0013】指定領域処理部7は、画像読み取り部6で
入力した画像データから、原稿2上のマーク3、4を検
出するマーク検出部11、マーク検出部11のマーク
3、4の検出動作に基づき、原稿2の画像データのメモ
リ9への一時記憶のための入力を制御する画像データ入
力制御部12、マーク検出部11で検出した二つのマー
ク3、4の位置情報により、原稿2の指定領域5を認識
する指定領域認識部13、メモリ9に一時記憶した画像
データから、指定領域認識部13で認識した指定領域5
内の画像データを抽出して、再度、メモリ9に送出する
指定領域内画像データ抽出部14からなる。また、メモ
リ9は、画像データ入力制御部12により入力した画像
データを一時記憶する一時記憶エリア15と、指定領域
内画像データ抽出部14により送出され、二値化処理部
8で二値化された画像データを格納する画像データ格納
エリア16を有する。尚、一時記憶エリア15と画像デ
ータ格納エリア16を、それぞれ、異なるメモリに設け
る構成でも良いし、一時記憶エリア15の画像データ
を、二値化した画像データに書き換えることにより、一
時記憶エリアと画像データ格納エリアを同一の記憶領域
としても良い。
【0014】このような構成により、本実施例の画像入
力装置1は、原稿2上にマーカーペンなどで示された読
み取り指定領域5の画像データを効率良く入力すること
ができる。以下、図2を用いて、画像入力装置1の本発
明に係わる動作を説明する。
【0015】図2は、図1における画像入力装置の本発
明に係わる処理動作の第1の実施例を示す説明図であ
る。
【0016】原稿2上には、読み取り対象となる指定領
域5を示すマーク3、4が付与されている。図1の画像
読み取り部6は、主走査は矢印Aの方向に、また、副走
査は矢印Bの方向に行なう。そのために、図1のマーク
検出部7は、最初にマーク3を検出し、その後で、マー
ク4を検出する。尚、マーカーペンなどで記されたマー
クの検出方法は、一般的には、マークの色による波長の
違いによる検出や、マークの濃度レベルによるものが公
知の技術としてあり、本実施例では、後述のように、濃
度レベルによるマークの検出方法を用いる。
【0017】図1の画像データ入力制御部12は、図1
のマーク検出部7のマーク3、4の検出動作に基づき、
図1のメモリ9内の一時記憶エリア15に、原稿2の領
域20内の画像データを入力する。この時、画像データ
は二値化されていない。領域20には、指定領域5が含
まれているが、指定領域外の不用領域21、22を含ん
だままである。尚、本実施例では、図1のマーク検出部
7のマーク3、4の検出後、直ちに、図1の画像データ
入力制御部12の入力および終了動作を行なっている
が、マーク3、4上の主走査の折返しのタイミングで入
力および終了動作を行なっても良い。
【0018】図1の指定領域認識部13は、図1のマー
ク検出部7のマーク3、4の検出結果の位置情報に基づ
き、マーク3、4を対角線の端点とする領域を、原稿2
の指定領域5として認識する。例えば、図示していない
座標レジスタに、マーク3、4のアドレス情報を保持す
る。また、図1の指定領域内画像データ抽出部14は、
メモリ9内の一時記憶エリア15に記憶している領域2
0内の画像データから、図1の指定領域認識部13で認
識した指定領域5内の画像データを抽出し、図1の二値
化処理部8に送出する。このようにして、原稿2上で指
定された領域のみを読み取ることができる。
【0019】図1の二値化処理部8は、図1の指定領域
内画像データ抽出部14から送出された画像データを二
値化して、メモリ9の画像データ格納エリア16に送出
する。尚、二値化した画像データに、図1の一時記憶エ
リア15の画像データを更新しても良い。二値化処理
は、固定スレッシュによる二値化、もしくは、ディザ処
理によるものや、誤差拡散法などがあり、ここでは、そ
の説明は省略する。また、図1のメモリ9の画像データ
格納エリア16に格納した画像データは、アドレス情報
が付与されており、移動、変倍などの処理を容易に行な
うことができる。次に、図1の画像入力装置の本発明に
係わる処理動作をフローチャートを用いて説明する。
【0020】図3は、図1における画像入力装置の本発
明に係わる処理動作の第1の実施例を示すフローチャー
トである。
【0021】図1の画像読み取り部6で、図1の原稿2
の読み取りが開始され(ステップ301)、図1のマー
ク検出部11が、読み込んだ画像データ中の図1のマー
ク3を検出すると(ステップ302)、図1の指定領域
認識部13で、図1のマーク3(始点)の位置を認識す
る(ステップ303)。同時に、図1の画像データ入力
制御部12で、それ以降の画像データを、図1の一時記
憶エリア15に記憶する(ステップ304)。次に、図
1のマーク検出部11が、図1のマーク4(終点)を検
出すると(ステップ305)、図1の画像データ入力制
御部12による画像データの図1の一時記憶エリア15
への入力を終了する(ステップ306)。また、図1の
指定領域認識部13で、図1のマーク4の位置を認識し
て、ステップ304で認識した図1のマーク3との位置
関係に基づき、図1の指定領域5を認識する(ステップ
307)。
【0022】そして、図1の指定領域内画像データ抽出
部14により、指定領域認識部13で認識した図1の指
定領域5の領域に対応する画像データを、図1の一時記
憶エリア15から抽出する(ステップ308)。抽出し
た画像データを、図1の二値化処理部8で二値化処理し
て(ステップ309)、図1の画像データ格納エリア1
6に格納する(ステップ310)。図1のマーク検出部
11が、次のマークを検出すれば(ステップ311)、
ステップ303に戻り、次の指定領域内の画像データの
入力を行なうが、次のマークもなく、図1の原稿2に対
する読み取り走査が完了すれば(ステップ312)、処
理を終了する。
【0023】このようにして、第1の実施例の画像入力
装置によれば、利用者は、原稿に示した始点と終点から
なる二点で、読み取り範囲を指定できる。また、入力し
た画像データを用いて、画像の倍率変更や、複写、移動
などの画像編集を行なう場合には、原稿の不用な部分の
読み取りを行なう必要がなく、メモリを効率良く利用す
ることができる。
【0024】以上、図1から図3を用いて説明した第1
の実施例では、図1のマーク3、4の位置関係に捕らわ
れずに図1の指定領域5を認識しているが、マーク3、
4を、予め一定の位置関係に決めておいても良い。以
下、このような場合の画像入力装置1の本発明に係わる
処理動作を説明する。
【0025】図4は、図1における画像入力装置の本発
明に係わる処理動作の第2の実施例を示す説明図であ
る。
【0026】原稿42上には、読み取り対象となる指定
領域45を示す第1のマークとしてのマーク43と、第
2のマークとしてのマーク44が付与されている。ここ
で、マーク43とマーク44の位置関係は、予め、規定
されており、利用者は、その規定に従った位置関係でマ
ーク43とマーク44を付与する。すなわち、原稿42
に対して、図1の画像読み取り部6は、主走査は矢印A
の方向に、また、副走査は矢印Bの方向に行なう。そし
て、マーク43は、マーク44よりも、主走査の開始点
側(C)に付与する。
【0027】このことにより、図1の画像データ入力制
御部12は、常に、マーク43から、主走査の折返し点
側(D)のみの領域46の画像データの入力制御を行な
えば良い。すなわち、副走査方向(矢印B)に関して
は、読み取り始点(マーク43)から読み取り終点(マ
ーク44)までのラインを画像データとして取り込み、
主走査方向(矢印A)へは、各ラインにおいて、読み取
り始点(マーク43)から主走査最終画素まで、画像デ
ータを取り込む。ここで、領域46は、図2における領
域20よりも狭くなり、図1のメモリ9内の一時記憶エ
リア15の使用容量をさらに軽減できる。また、不用領
域47も、図1に示した舞踊領域21、22よりも少な
く、図1の指定領域認識部13および指定領域内画像デ
ータ抽出部14は、それぞれ、図1の領域20に比べて
少ない領域の認識処理および抽出処理で、図1の指定領
域5と同じ指定領域45の抽出を行なうことができる。
【0028】このように、本第2の実施例によれば、画
像データの入力制御を、第1の実施例より、高速に行な
うことができる。
【0029】次に、図1の画像入力装置1による原稿4
2の指定領域45の認識方法に関して説明する。
【0030】図5は、図1における画像入力装置の指定
領域の認識処理動作の一実施例を示す説明図である。
【0031】図5(a)、(b)および(d)は、図1
におけるマーク検出部11のマーク検出動作を、また、
図5(c)は、図1における指定領域認識部13の指定
領域の認識処理動作を示し、図4における不要領域47
を含んだ領域42から、例えば、座標レジスタで保持す
るマーク43、44のアドレス情報により、不要領域4
7を除くためのマーク検出動作である。
【0032】図5(a)は、主走査方向のみに注目した
濃度グラフである。図で示すように、濃度が、主走査の
一ラインの中で変動しているが、マーク検出濃度のスレ
ッシュ範囲内(マーク濃度上限、マーク濃度下限で示す
破線間)の濃度を、予め決められた長さ以上で検出した
場合、マークとして検出する。また、この例では、主走
査のみとなっているが、マークの検出は、主走査と副走
査方向へのAND条件、つまり、マーク検出濃度域があ
るブロック単位以上なければ、マークとして判断しな
い。ここでは、矢印(E)で示した部分が、濃度レベル
がある長さ以上であり、マークとして検出したものと仮
定する。尚、図5(a)は線形であるかのように示した
が、線形、非線形のどちらでも構わない。
【0033】図5(b)は、マーク検出信号を論理的に
示したものである。このマーク検出信号51により、主
走査方向および副走査方向共に、アドレス値をラッチし
て、座標レジスタにストアする。そして、このアドレス
を読み取り始点とする。
【0034】図5(c)は、読み取りイネーブル信号を
示す。これは、主走査方向の有効画素中で、必要とする
データの範囲を示す。一ラインにおける読み取り始点5
2は、図5(b)で示すマーク検出信号51の検出点で
あり、一ラインにおける読み取り終点53は、有効画素
中の最終画素である。
【0035】図5(d)は、領域の読み取り終点を表す
マーク検出信号54の検出を示している。図5(b)の
マーク検出信号51による読み取り始点と同様に、アド
レス情報をラッチして、座標レジスタにストアする。こ
のアドレス情報により、次ライン以降の画像データは、
指定領域外となり、図1のメモリ9に取り込まない。
【0036】このようにして、図4における領域46
が、図1のメモリ9に記憶される。そして、図1の指定
領域内画像データ抽出部14により、座標レジスタにス
トアしたマーク検出信号51、54のアドレス情報に基
づき、図1のメモリ9に記憶した領域46の画像データ
から、図4における主走査方向の不要領域47の画像デ
ータを除く。
【0037】次に、図4の原稿42に対応する図1の画
像入力装置1の処理動作をフローチャートを用いて説明
する。
【0038】図6は、図1における画像入力装置の本発
明に係わる処理動作の第2の実施例を示すフローチャー
トである。
【0039】まず、図4の原稿42から画像データを読
み取ると(ステップ601)、図4のマーク43によ
り、指定領域の始点を検出する(ステップ602)。こ
れ以降、各ライン毎に、図4のマーク43と主走査の折
返し点との間の領域46の画像データの入力を行なう
(ステップ603)。次に、図4のマーク44により指
定領域の終点を検出すると(ステップ604)、画像デ
ータの入力を終了し(ステップ605)、指定領域の始
点および終点のアドレス情報による図4の指定領域45
の認識に基づき、図4の不用領域47の画像データを削
除する(ステップ606)。そして、図4の指定領域4
5内の画像データを二値化して(ステップ607)、メ
モリに格納し(ステップ608)、処理を終了する。こ
のようにして、図4の領域45内の画像データの入力を
行なう。
【0040】図3および図6で説明した画像入力装置の
処理動作は、実際の読み取り動作時に行なっているもの
であるが、図3で示した処理動作において、画像入力装
置にプリスキャンをさせて、このプリスキャン時に、原
稿上の指定領域を認識させても良い。以下、このような
プリスキャンで指定領域の認識を行なう場合に関して説
明する。
【0041】図7は、図1における画像入力装置の本発
明に係わる処理動作の第3の実施例を示すフローチャー
トである。
【0042】まず、例えば、図4の原稿42をプリスキ
ャンして(ステップ701)、図4のマーク43および
マーク44により指定領域の始点と終点を検出し(ステ
ップ702)、始点と終点のアドレス情報による図4の
指定領域45の認識を行なう(ステップ703)。そし
て、図4の原稿42の実読み取り動作で、認識した図4
の指定領域45内の画像データを読み取り(ステップ7
04)、二値化して(ステップ705)、メモリに格納
し(ステップ706)、処理を終了する。
【0043】このように、指定領域をプリスキャンによ
り認識することにより、図2、4で示した不用領域2
1、22、47などの一時記憶が不用となり、指定領域
内の画像データの抽出処理が、簡略化される。
【0044】以上、図1から図7を用いて説明したよう
に、本実施例の画像入力装置では、原稿からの画像デー
タの入力において、指定領域内の必要部分だけを入力で
きる。このことにより、メモリを節約でき、処理の簡易
化を図ることができる。また、プリスキャンで、予め、
指定領域を判定することにより、実読み取り時に、メモ
リを介さず、変倍処理や二値化処理を同時に行なうこと
ができ、処理を高速化できる。そして、原稿に始点と終
点を示す二点で、読み取り範囲を指定でき、マーキング
などによる原稿の汚れを最小に押さえることができる。
もし、容易に剥離可能なカラーシールなどをマークに用
いれば、全く、原稿を汚さずに読み取り範囲の指定を行
なうこともできる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、マーカーペンなどによ
る原稿上の読み取り領域の指定を、始点と終点の二点の
指示のみで行なうことができ、原稿の汚れを最小限に押
さえ、かつ、操作性を向上させることが可能である。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を施した画像入力装置の本発明に係わる
構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における画像入力装置の本発明に係わる処
理動作の第1の実施例を示す説明図である。
【図3】図1における画像入力装置の本発明に係わる処
理動作の第1の実施例を示すフローチャートである。
【図4】図1における画像入力装置の本発明に係わる処
理動作の第2の実施例を示す説明図である。
【図5】図1における画像入力装置の指定領域の認識処
理動作の一実施例を示す説明図である。
【図6】図1における画像入力装置の本発明に係わる処
理動作の第2の実施例を示すフローチャートである。
【図7】図1における画像入力装置の本発明に係わる処
理動作の第3の実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像入力装置 2 原稿 3、4 マーク 5 指定領域 6 画像読み取り部 7 指定領域処理部 8 二値化処理部 9 メモリ 10 主制御部 11 マーク検出部 12 画像データ入力制御部 13 指定領域認識部 14 指定領域内画像データ抽出部 15 一時記憶エリア 16 画像データ格納エリア 20 領域 21、22 不用領域 42 原稿 43、44 マーク 45 指定領域 46 領域 47 不用領域 51 マーク検出信号 52 読み取り始点 53 読み取り終点 54 マーク検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から画像データをライン毎に読み取
    り、該読み取った画像データから、上記原稿上に付与さ
    れたマークで示される指定領域内の上記画像データを抽
    出し、該抽出した画像データを二値化処理手段で二値化
    してメモリに格納する画像入力装置であり、上記ライン
    毎の読み取り時に、上記原稿の指定領域の一つの対角線
    のそれぞれの端点に付与した二つのマークを検出するマ
    ーク検出手段と、該マーク検出手段の上記マークの最初
    の検出動作に基づき上記原稿の画像データの入力動作を
    開始し、次のマークの検出動作に基づき上記原稿の画像
    データの入力動作を終了する画像データ入力制御手段
    と、該画像データ入力制御手段で入力した画像データを
    一時記憶する一時記憶エリアと、上記マーク検出手段で
    検出した二つのマークを対角線の端点とする領域を、上
    記原稿の指定領域として認識する指定領域認識手段と、
    上記一時記憶エリアに記憶した画像データから、該指定
    領域認識手段で認識した領域内の画像データを抽出し
    て、上記二値化処理手段に送出する指定領域内画像デー
    タ抽出手段とを設けたことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 原稿から画像データをライン毎に読み取
    り、かつ、該原稿上に付与されたマークで示される指定
    領域の画像データを抽出し、二値化してメモリに格納す
    る画像入力装置の画像入力制御方法において、上記ライ
    ン毎の読み取り時に、上記原稿の指定領域を規定する一
    つの対角線の第1の端点に付与した第1のマークを検出
    し、該第1のマークの検出後に、上記原稿の画像データ
    の上記メモリへの一時記憶処理を開始し、かつ、上記対
    角線の第2の端点に付与した第2のマークを検出し、該
    第2のマークの検出後に、上記原稿の画像データの上記
    メモリへの一時記憶処理を終了し、そして、上記第1の
    マークおよび第2のマークの検出位置情報に基づき、該
    第1のマークおよび第2のマークを対角線とする上記原
    稿の指定領域を認識し、上記メモリに一時記憶した画像
    データから、該認識した指定領域外の画像データを削除
    し、上記認識した指定領域内の画像データを二値化して
    メモリに格納することを特徴とする画像入力装置の画像
    入力制御方法。
  3. 【請求項3】 原稿から画像データをライン毎に読み取
    り、かつ、該原稿上に付与されたマークで示される指定
    領域の画像データを抽出し、二値化してメモリに格納す
    る画像入力装置の画像入力制御方法において、 上記原稿の指定領域を規定する対角線の2つの端点を示
    す第1のマークと第2のマークのうち、上記第1のマー
    クを、上記第2のマークに比べて、主走査の開始位置寄
    りに付与しておき、上記ライン毎の読み取り時に、該第
    1のマークの位置と主走査の折返し位置との間で、上記
    第1のマークの検出後の上記メモリへの一時記憶処理を
    行ない、上記第2のマークの検出後に、上記メモリへ一
    時記憶した上記原稿の画像データから、該第2のマーク
    の主走査方向の位置と上記主走査の折返し位置との間の
    画像データを削除し、上記認識した指定領域内の画像デ
    ータを二値化してメモリに格納することを特徴とする画
    像入力装置の画像入力制御方法。
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