JPH10105646A - 罫線消去方法、装置および記録媒体 - Google Patents
罫線消去方法、装置および記録媒体Info
- Publication number
- JPH10105646A JPH10105646A JP8252838A JP25283896A JPH10105646A JP H10105646 A JPH10105646 A JP H10105646A JP 8252838 A JP8252838 A JP 8252838A JP 25283896 A JP25283896 A JP 25283896A JP H10105646 A JPH10105646 A JP H10105646A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ruled line
- erasing
- scanning direction
- image
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 線分をグループ化せずに、かつ、処理領域を
画像の一部に限定することにより、罫線消去の処理時間
を短縮する。 【解決手段】 画像探索範囲決定手段４は、文字領域の
境界付近の罫線を消去する対象領域を決める。黒ラン抽
出手段７は、消去対象領域内の原画像について、所定の
閾値以上の長さの黒ランを罫線の構成成分として抽出す
る。画素値置換手段８は、消去画像格納手段６内の抽出
された黒ランを自画素に置き換えることによって、罫線
を消去する。
画像の一部に限定することにより、罫線消去の処理時間
を短縮する。 【解決手段】 画像探索範囲決定手段４は、文字領域の
境界付近の罫線を消去する対象領域を決める。黒ラン抽
出手段７は、消去対象領域内の原画像について、所定の
閾値以上の長さの黒ランを罫線の構成成分として抽出す
る。画素値置換手段８は、消去画像格納手段６内の抽出
された黒ランを自画素に置き換えることによって、罫線
を消去する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、定型帳票の文字認
識装置において、文字領域の境界付近に存在する主走査
方向または副走査方向にのびる罫線を消去する罫線消去
方法、装置および記録媒体に関する。
識装置において、文字領域の境界付近に存在する主走査
方向または副走査方向にのびる罫線を消去する罫線消去
方法、装置および記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、定型帳票の文字認識装置におい
て、文字領域の境界付近に存在する主走査方向または副
走査方向にのびる罫線を消去する場合、主走査方向また
は副走査方向の線分を抽出し、それをグループ化し、当
該線分グループが文字であるか罫線であるかを判定し、
罫線と判断されたグループのうち、文字と判断されたグ
ループに重ならない部分についてのみ消去する方法が知
られている（特開平７−５７０４７号公報を参照）。
て、文字領域の境界付近に存在する主走査方向または副
走査方向にのびる罫線を消去する場合、主走査方向また
は副走査方向の線分を抽出し、それをグループ化し、当
該線分グループが文字であるか罫線であるかを判定し、
罫線と判断されたグループのうち、文字と判断されたグ
ループに重ならない部分についてのみ消去する方法が知
られている（特開平７−５７０４７号公報を参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の方法では、線分をグループ化しなければならず、ま
た、画像領域全体を処理対象としているために処理に時
間がかかるという問題がある。
の方法では、線分をグループ化しなければならず、ま
た、画像領域全体を処理対象としているために処理に時
間がかかるという問題がある。
【０００４】本発明の目的は、線分をグループ化せず
に、かつ、処理領域を画像の一部に限定することによ
り、罫線消去の処理時間を短縮した罫線消去方法、装置
および記録媒体を提供することにある。
に、かつ、処理領域を画像の一部に限定することによ
り、罫線消去の処理時間を短縮した罫線消去方法、装置
および記録媒体を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明では、定型帳票の文字認識装置
において、原画像の文字領域の境界付近に存在する主走
査方向または副走査方向にのびる罫線を消去する罫線消
去方法であって、前記文字領域の境界付近を探索範囲と
して、所定の閾値以上の長さの黒ランを罫線の構成成分
として抽出し、該抽出された黒ランの画素を白画素に置
き換えることにより前記罫線を消去することを特徴とし
ている。
に、請求項１記載の発明では、定型帳票の文字認識装置
において、原画像の文字領域の境界付近に存在する主走
査方向または副走査方向にのびる罫線を消去する罫線消
去方法であって、前記文字領域の境界付近を探索範囲と
して、所定の閾値以上の長さの黒ランを罫線の構成成分
として抽出し、該抽出された黒ランの画素を白画素に置
き換えることにより前記罫線を消去することを特徴とし
ている。
【０００６】請求項２記載の発明では、定型帳票の文字
認識装置において、原画像の文字領域の境界付近に存在
する主走査方向または副走査方向にのびる罫線を消去す
る罫線消去装置であって、前記帳票画像を入力する手段
と、該入力した画像を格納する第１の格納手段と、該第
１の格納手段の内容を複写して格納する第２の格納手段
と、前記第１の格納手段を参照して、前記文字領域の境
界付近の探索範囲を決める手段と、前記第２の格納手段
の画像について、該探索範囲内の画像を走査し、所定の
閾値以上の長さの黒ランを罫線の構成成分として抽出す
る手段と、該抽出された黒ランの画素を自画素に置き換
える手段とを備えたことを特徴としている。
認識装置において、原画像の文字領域の境界付近に存在
する主走査方向または副走査方向にのびる罫線を消去す
る罫線消去装置であって、前記帳票画像を入力する手段
と、該入力した画像を格納する第１の格納手段と、該第
１の格納手段の内容を複写して格納する第２の格納手段
と、前記第１の格納手段を参照して、前記文字領域の境
界付近の探索範囲を決める手段と、前記第２の格納手段
の画像について、該探索範囲内の画像を走査し、所定の
閾値以上の長さの黒ランを罫線の構成成分として抽出す
る手段と、該抽出された黒ランの画素を自画素に置き換
える手段とを備えたことを特徴としている。
【０００７】請求項３記載の発明では、定型帳票の文字
認識において、原画像の文字領域の境界付近に存在する
主走査方向または副走査方向にのびる罫線を消去する機
能を、コンピュータに実現させるためのプログラムを記
録した記録媒体であって、前記文字領域の境界付近を探
索範囲として、所定の閾値以上の長さの黒ランを罫線の
構成成分として抽出する機能と、該抽出された黒ランの
画素を白画素に置き換えることにより前記罫線を消去す
る機能を実現させるためのプログラムを記録したことを
特徴としている。
認識において、原画像の文字領域の境界付近に存在する
主走査方向または副走査方向にのびる罫線を消去する機
能を、コンピュータに実現させるためのプログラムを記
録した記録媒体であって、前記文字領域の境界付近を探
索範囲として、所定の閾値以上の長さの黒ランを罫線の
構成成分として抽出する機能と、該抽出された黒ランの
画素を白画素に置き換えることにより前記罫線を消去す
る機能を実現させるためのプログラムを記録したことを
特徴としている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。 〈実施例１〉図１は、本発明の実施例１の構成を示す。
図１において、１はスキャナ等の画像入力手段、２は原
稿の２値イメージデータを格納する原画像格納手段、３
は原画像をコピーする画像内容複写手段、４は文字領域
の境界付近の原画像の探索範囲を決める画像探索範囲決
定手段、５は消去処理手段、６は消去画像を格納する消
去画像格納手段、７は探索範囲内の黒ランを抽出する黒
ラン抽出手段、８は抽出された黒ランの画素を白画素に
置き換える画素値置換手段である。
用いて具体的に説明する。 〈実施例１〉図１は、本発明の実施例１の構成を示す。
図１において、１はスキャナ等の画像入力手段、２は原
稿の２値イメージデータを格納する原画像格納手段、３
は原画像をコピーする画像内容複写手段、４は文字領域
の境界付近の原画像の探索範囲を決める画像探索範囲決
定手段、５は消去処理手段、６は消去画像を格納する消
去画像格納手段、７は探索範囲内の黒ランを抽出する黒
ラン抽出手段、８は抽出された黒ランの画素を白画素に
置き換える画素値置換手段である。
【０００９】図２は、本発明の実施例１の処理フローチ
ャートである。スキャナ等の２値画像入力手段１によっ
て、定型帳票等の原稿を読み取り、原稿の２値イメージ
データを原画像格納手段２に格納する（ステップ１０
１）。次いで、画像内容複写手段３は、原画像をコピー
し、消去処理手段５内の消去画像格納手段６に格納する
（ステップ１０２）。以後、このイメージを消去イメー
ジと呼ぶ。
ャートである。スキャナ等の２値画像入力手段１によっ
て、定型帳票等の原稿を読み取り、原稿の２値イメージ
データを原画像格納手段２に格納する（ステップ１０
１）。次いで、画像内容複写手段３は、原画像をコピー
し、消去処理手段５内の消去画像格納手段６に格納する
（ステップ１０２）。以後、このイメージを消去イメー
ジと呼ぶ。
【００１０】図３は、定型帳票の一例を示し、本実施例
では、数字が記入されている罫線を消去する。また、こ
の消去処理は、罫線で構成される長方形の各辺毎に行う
ものとする。
では、数字が記入されている罫線を消去する。また、こ
の消去処理は、罫線で構成される長方形の各辺毎に行う
ものとする。
【００１１】文字領域の境界付近の罫線を消去するため
に、画像探索範囲決定手段４はその探索範囲を決める
（ステップ１０３）。すなわち、画像探索範囲決定手段
４は、原画像格納手段２を参照して、長方形の文字領域
の座標値を入力し、まず、上辺の探索範囲を決める。つ
まり、上辺から上、下に、ある一定の幅を持つ帯状領域
を求め、領域の長さについても上辺の長さより、ある一
定の画素数だけ長い領域を求める。これを上辺の消去対
象領域とする。図３の例では、点線の長方形で囲まれた
範囲が消去対象領域となる。
に、画像探索範囲決定手段４はその探索範囲を決める
（ステップ１０３）。すなわち、画像探索範囲決定手段
４は、原画像格納手段２を参照して、長方形の文字領域
の座標値を入力し、まず、上辺の探索範囲を決める。つ
まり、上辺から上、下に、ある一定の幅を持つ帯状領域
を求め、領域の長さについても上辺の長さより、ある一
定の画素数だけ長い領域を求める。これを上辺の消去対
象領域とする。図３の例では、点線の長方形で囲まれた
範囲が消去対象領域となる。
【００１２】黒ラン抽出手段７は、消去画像格納手段６
を参照して、上記した消去対象領域内の原画像につい
て、左右方向（主走査方向）の黒ランを抽出する（ステ
ップ１０４）。ここで、黒ラン抽出手段７は、所定の閾
値以上の長さの黒ランを罫線の構成成分として抽出する
（ステップ１０５）。従って、予め定められた閾値以下
の黒ランを抽出しないので罫線に接触した文字を消去す
ることを防ぐことができる。
を参照して、上記した消去対象領域内の原画像につい
て、左右方向（主走査方向）の黒ランを抽出する（ステ
ップ１０４）。ここで、黒ラン抽出手段７は、所定の閾
値以上の長さの黒ランを罫線の構成成分として抽出する
（ステップ１０５）。従って、予め定められた閾値以下
の黒ランを抽出しないので罫線に接触した文字を消去す
ることを防ぐことができる。
【００１３】画素値置換手段８は、抽出された黒ランに
ついて、その黒ランの存在する座標値をもつ消去画像格
納手段６内の消去イメージの画素を自画素に置き換える
（ステップ１０６）。これによって、図３に示すように
黒ランが消去され、上辺の罫線消去が終了する（ステッ
プ１０７）。ステップ１０３に戻り、以下、同様にし
て、下辺、左辺、右辺の罫線を消去する。
ついて、その黒ランの存在する座標値をもつ消去画像格
納手段６内の消去イメージの画素を自画素に置き換える
（ステップ１０６）。これによって、図３に示すように
黒ランが消去され、上辺の罫線消去が終了する（ステッ
プ１０７）。ステップ１０３に戻り、以下、同様にし
て、下辺、左辺、右辺の罫線を消去する。
【００１４】〈実施例２〉図４は、本発明の実施例２の
構成を示す。本実施例は、ソフトウェアによって実現す
る場合の実施例であり、ＣＰＵ２１、メモリ２２、ハー
ドディスク２３、入力装置２４、ＣＤ−ＲＯＭドライブ
２５、ディスプレイ２６、マウスなどからなる汎用の処
理装置を用意する。ＣＤ−ＲＯＭなどの記録媒体２７に
は、本発明の罫線消去の処理機能や処理手順を実現させ
るためのプログラムが記録されている。また、定型帳票
などの原稿画像は、例えばハードディスク２３などに格
納されている。ＣＰＵ２１は、記録媒体２７から上記し
た処理機能、手順を実現するプログラムを読み出し実行
し、罫線部分を消去した画像をディスプレイ２６などに
出力する。
構成を示す。本実施例は、ソフトウェアによって実現す
る場合の実施例であり、ＣＰＵ２１、メモリ２２、ハー
ドディスク２３、入力装置２４、ＣＤ−ＲＯＭドライブ
２５、ディスプレイ２６、マウスなどからなる汎用の処
理装置を用意する。ＣＤ−ＲＯＭなどの記録媒体２７に
は、本発明の罫線消去の処理機能や処理手順を実現させ
るためのプログラムが記録されている。また、定型帳票
などの原稿画像は、例えばハードディスク２３などに格
納されている。ＣＰＵ２１は、記録媒体２７から上記し
た処理機能、手順を実現するプログラムを読み出し実行
し、罫線部分を消去した画像をディスプレイ２６などに
出力する。
【００１５】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、罫線に接触した文字を消去することを回避しつつ、
罫線を消去することができる。また、処理対象領域を画
像の一部に限定することができ、複雑な計算を必要とし
ないので、処理時間を大幅に短縮することが可能とな
る。
ば、罫線に接触した文字を消去することを回避しつつ、
罫線を消去することができる。また、処理対象領域を画
像の一部に限定することができ、複雑な計算を必要とし
ないので、処理時間を大幅に短縮することが可能とな
る。
【図１】本発明の実施例１の構成を示す。
【図２】本発明の実施例１の処理フローチャートであ
る。
る。
【図３】罫線消去を説明する図である。
【図４】本発明の実施例２の構成を示す。
１ 画像入力手段 ２ 原画像格納手段 ３ 画像内容複写手段 ４ 画像探索範囲決定手段 ５ 消去処理手段 ６ 消去画像格納手段 ７ 黒ラン抽出手段 ８ 画素値置換手段
Claims (3)
- 【請求項１】 定型帳票の文字認識装置において、原画
像の文字領域の境界付近に存在する主走査方向または副
走査方向にのびる罫線を消去する罫線消去方法であっ
て、前記文字領域の境界付近を探索範囲として、所定の
閾値以上の長さの黒ランを罫線の構成成分として抽出
し、該抽出された黒ランの画素を白画素に置き換えるこ
とにより前記罫線を消去することを特徴とする罫線消去
方法。 - 【請求項２】 定型帳票の文字認識装置において、原画
像の文字領域の境界付近に存在する主走査方向または副
走査方向にのびる罫線を消去する罫線消去装置であっ
て、前記帳票画像を入力する手段と、該入力した画像を
格納する第１の格納手段と、該第１の格納手段の内容を
複写して格納する第２の格納手段と、前記第１の格納手
段を参照して、前記文字領域の境界付近の探索範囲を決
める手段と、前記第２の格納手段の画像について、該探
索範囲内の画像を走査し、所定の閾値以上の長さの黒ラ
ンを罫線の構成成分として抽出する手段と、該抽出され
た黒ランの画素を自画素に置き換える手段とを備えたこ
とを特徴とする罫線消去装置。 - 【請求項３】 定型帳票の文字認識において、原画像の
文字領域の境界付近に存在する主走査方向または副走査
方向にのびる罫線を消去する機能を、コンピュータに実
現させるためのプログラムを記録した記録媒体であっ
て、前記文字領域の境界付近を探索範囲として、所定の
閾値以上の長さの黒ランを罫線の構成成分として抽出す
る機能と、該抽出された黒ランの画素を白画素に置き換
えることにより前記罫線を消去する機能を実現させるた
めのプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8252838A JPH10105646A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 罫線消去方法、装置および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8252838A JPH10105646A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 罫線消去方法、装置および記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10105646A true JPH10105646A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17242898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8252838A Pending JPH10105646A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 罫線消去方法、装置および記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10105646A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110458090A (zh) * | 2019-08-08 | 2019-11-15 | 成都睿云物联科技有限公司 | 挖掘机工作状态检测方法、装置、设备和存储介质 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP8252838A patent/JPH10105646A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110458090A (zh) * | 2019-08-08 | 2019-11-15 | 成都睿云物联科技有限公司 | 挖掘机工作状态检测方法、装置、设备和存储介质 |
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