JP4002090B2 - 閃光放電管用電源回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は例えばキセノンフラッシュランプのような閃光放電管を発光させるために用いられる閃光放電管用電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
キセノンフラッシュランプに代表される閃光放電管は瞬間に高出力の白色光が得られる特長を有するため、分光分析用光源、カメラのフラッシュランプ、ストロボ用光源、高速シャッタカメラ用ランプ等に広く使われている。閃光放電管はこれを構成する陽極と陰極との間に高電圧を印加することにより、陰極から電子を放電させアーク発光を生じさせるものである。この高電圧は閃光放電管用電源回路(以下電源回路と表現する場合もある)の放電コンデンサーの放電により発生させている。
【0003】
ところで、電源回路と閃光放電管とで構成される電気回路には残留インダクタンスが不可避的に発生する。閃光放電管には上記の通り高電圧が印加されるので、閃光放電管の発光後に残留インダクタンスに高エネルギーが蓄積される。この対策のために電源回路には陽極にカソードが接続されかつ陰極にアノードが接続されたサージ電流用ダイオードが取付けられている。残留インダクタンスに蓄積されたエネルギーをサージ電流としてサージ電流用ダイオードと閃光放電管とで構成される回路に流すことにより、上記エネルギーを消費している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
閃光放電管の中には、例えば150ワットのような大電力で発光させるものもあり、これによれば発光する瞬間に放電コンデンサーから閃光放電管に例えば1000〜1500アンペアの大電流が流れる。これに伴い残留インダクタンスに蓄積されるエネルギーも大きくなるので、サージ電流も例えば100アンペアの大電流となり、この結果、サージ電流用ダイオードが発熱したり、破壊したり、信頼性が低下したり、故障率が増加したりする等の問題が生じる。サージ電流用ダイオードの許容電流を大きくすれば過大なサージ電流によってもサージ電流用ダイオードの発熱等を防ぐことができる。しかし、これはサージ電流用ダイオードの大型化、ひいては電源回路の大型化につながる。
【0005】
本発明の目的はサージ電流によるサージ電流用ダイオードの発熱等を防ぐことが可能な閃光放電管用電源回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る閃光放電管用電源回路は、陽極及び陰極を含む閃光放電管に使用される電源回路であって、陽極及び陰極と接続されかつ閃光放電管を発光させるための電荷を閃光放電管に供給する放電コンデンサーと、陽極に接続されるカソード及び陰極に接続されるアノードを含むことにより閃光放電管と直列接続されるサージ電流用ダイオードと、閃光放電管とサージ電流用ダイオードとを直列接続する回路にサージ電流用ダイオードと直列接続するように接続されることによりサージ電流用ダイオードを保護するダイオード保護用抵抗器と、放電コンデンサーと直列接続されかつ放電コンデンサーに印加される電圧を発生する変圧器と、放電コンデンサーと変圧器とを直列接続する回路に変圧器と直列接続するように接続され、かつスイッチオン中に変圧器で発生した電圧が放電コンデンサーに印加されると共に放電コンデンサーが所定電圧まで充電されるとスイッチオフするスイッチング素子と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る閃光放電管用電源回路によれば、サージ電流用ダイオードと直列接続されるダイオード保護用抵抗器を備える。よって、閃光放電管とサージ電流用ダイオードとを直列接続する回路にサージ電流が流れた場合、ダイオード保護用抵抗器にもサージ電流が流れるので、サージ電流用ダイオードに流れるサージ電流のピーク値を小さくすることができる。また、本発明に係る閃光放電管用電源回路は、放電コンデンサーと変圧器とを直列接続する回路を開閉するスイッチング素子を備えている。そして、放電コンデンサーが所定電圧(つまり閃光放電管の正常発光動作に要する電圧)まで充電されるとスイッチング素子がスイッチオフされる。このため、サージ電流発生時において放電コンデンサーと変圧器とを直列接続する回路は開ループとなるので、変圧器にサージ電流が流れるのを防ぐことができ、これにより変圧器の発熱や故障等を防ぐことができる。
【0009】
本発明に係る閃光放電管用電源回路において、放電コンデンサーと変圧器とを直列接続する回路にスイッチング素子と並列接続するように接続される変圧器保護用抵抗器を備えるようにすることができる。この態様によれば、放電コンデンサーの充電終了から閃光放電管の発光までの期間が長くても放電コンデンサーの電圧が閃光放電管の正常発光動作に要する電圧で閃光放電管を発光させることができる。すなわち、充電終了から発光までの期間が長いと放電コンデンサーの自然放電による放電コンデンサーの電圧の低下が大きくなり、この低下した電圧で閃光放電管を発光させると発光強度が弱い異常発光となる。この態様よれば放電コンデンサーと変圧器とを直列接続する回路に変圧器保護用抵抗器が接続されているので、スイッチング素子のオフ中であっても変圧器で発生させた電圧を放電コンデンサーに印加可能となり、よって放電コンデンサーの自然放電分の電圧を補充する充電が可能となるのである。なお、この態様によれば放電コンデンサーと変圧器とを直列接続する回路はスイッチング素子がオフであっても変圧器保護用抵抗器により閉ループとなる。しかしながら、サージ電流発生時、サージ電流が変圧器保護用抵抗器に流れることにより変圧器に流れるサージ電流のピーク値を小さくできるので、閉ループであっても変圧器の発熱や故障等を防ぐことができる。
【0010】
本発明に係る閃光放電管用電源回路において、放電コンデンサーと直列接続されかつ放電コンデンサーに印加される電圧を発生する変圧器と、放電コンデンサーと変圧器とを直列接続する回路に変圧器と直列接続するように接続される変圧器保護用抵抗器を備えるようにすることができる。この態様によれば、放電コンデンサーと変圧器とを直列接続する回路に変圧器保護用抵抗器を接続している。このため、上記回路にサージ電流が流れてもサージ電流が変圧器保護用抵抗器に流れることにより、変圧器に流れるサージ電流のピーク値を小さくできるので、変圧器の発熱や故障等を防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態(以下本実施形態という)について図面を用いて説明する。図面の説明において同一要素には同一符号を付すことにより、重複する説明を省略する。図1は本実施形態に係る閃光放電管用電源回路を含む閃光放電管装置1の構成を示す回路図である。
【0012】
閃光放電管装置1は本実施形態に係る閃光放電管用電源回路3、閃光放電管5及び発光トリガー回路7を備える。閃光放電管5は例えばキセノンフラッシュランプである。閃光放電管5は円筒型のガラス容器9とこの容器9内に配置された陽極11、陰極13及びトリガー電極15とを備える。ガラス容器9内にはキセノンガスが封入されている。
【0013】
閃光放電管5のトリガー電極15は発光トリガー回路7と接続されている。発光トリガー回路7により閃光放電管5を発光させる際のトリガー電圧がトリガー電極15に印加される。
【0014】
閃光放電管5の陽極11及び陰極13は放電コンデンサー17と接続されている。放電コンデンサー17が放電することにより、これに蓄積された電荷は閃光放電管5に供給され、この供給された電荷を基にして閃光放電管5が発光する。閃光放電管用電源回路3はサージ電流用ダイオード19を備えており、サージ電流用ダイオード19のカソードKは閃光放電管5の陽極11と接続されかつサージ電流用ダイオード19のアノードAはダイオード保護用抵抗器21を介して閃光放電管5の陰極13と接続されている。このように、閃光放電管5、サージ電流用ダイオード19及びダイオード保護用抵抗器21が互いに直列接続されることにより、直列回路が構成される。
【0015】
閃光放電管装置1には残留インダクタンスが不可避的に発生する。閃光放電管5の発光により残留インダクタンスに蓄積されるエネルギーをサージ電流として閃光放電管5、サージ電流用ダイオード19及びダイオード保護用抵抗器21により構成される直列回路に流すことにより上記エネルギーを消費している。サージ電流用ダイオード19とダイオード保護用抵抗器21との直列接続が本実施形態の特徴の一つであり、サージ電流がダイオード保護用抵抗器21に流れることによりサージ電流用ダイオード19に流れるサージ電流のピーク値を小さくすることができる。閃光放電管5、放電コンデンサー17、サージ電流用ダイオード19、ダイオード保護用抵抗器21は電線又はプリント基板の配線により相互に接続される。
【0016】
閃光放電管5の陽極11、サージ電流用ダイオード19のカソード及び放電コンデンサー17の一方電極はそれぞれ整流用ダイオード35のカソードと接続されている。整流用ダイオード35のアノードは閃光放電管用電源回路3の変圧器23の二次コイル27の一方端部と接続されており、詳しく説明すると二次コイル27は直列接続された第1コイル部31と第2コイル部33とで構成され、第1コイル部31の一方端部(つまり二次コイル27の一方端部)と整流用ダイオード35のアノードとが接続されている。
【0017】
第1コイル部31の他方端部は互いに並列接続されたスイッチング素子37及び変圧器保護用抵抗器39を介して整流用ダイオード41のカソードと接続されている。整流用ダイオード41及び前述の整流用ダイオード35により、変圧器23で発生した電圧による電流が一方向にのみ流れる。
【0018】
スイッチング素子37及び変圧器保護用抵抗器39は本実施形態の特徴の一つであり、これらによりサージ電流発生時、変圧器23に逆電流であるサージ電流のピーク値を小さくすることができる。スイッチング素子37としては例えば、半導体スイッチ(サイリスタ、電界効果トランジスタ、バイポーラトランジスタ、IGBT等)がある。変圧器保護用抵抗器39及び前述のダイオード保護用抵抗器21としては、例えば電力用メタルクラッド巻線抵抗器があり、これは耐熱シリコンモールド(不燃性)により内部発熱の放散性に優れた小型大電力の抵抗器である。この抵抗器は例えば株式会社ピーシーエヌのカタログ(2001年度版 Rev.1 PCN RESISTORS)に開示されている。電力用メタルクラッド巻線抵抗器によれば抵抗器で発生した熱の放散性に優れるので本実施形態の抵抗器として好適である。
【0019】
整流用ダイオード41のアノードは第2コイル部33の一方端部と接続されている。第2コイル部33の他方端部は閃光放電管5の陰極13、ダイオード保護用抵抗器21及び放電コンデンサー17の他方電極とそれぞれ接続されている。
【0020】
変圧器23の二次コイル27はコア29を介して一次コイル25と電磁的に結合されている。一次コイル25は図示しない変圧器駆動回路と接続されている。閃光放電管5は例えば150ワットのような大電力で発光させるものである。このため放電コンデンサー17の充電電圧を高電圧にする必要があるので変圧器23で発生した高電圧により放電コンデンサー17を充電している。
【0021】
次に閃光放電管装置1の動作を図1〜図4により説明する。図2〜図4は本実施形態に係る閃光放電管装置の動作に関するタイムチャートである。すなわち図2は閃光放電管5の陽極11に印加される電圧のタイムチャートであり、図3は閃光放電管5に流れる放電電流のタイムチャートであり、図4はサージ電流用ダイオード19に流れる電流(サージ電流)のタイムチャートである。
【0022】
図2〜図4中、縦軸のVは電圧(V)であり、縦軸のAは電流(A)であり、横軸のTは時間(μs)である。各図の時刻T1,T2,T3が閃光放電管5の発光時刻を示している。各図の時刻T1はそれぞれ同じ時刻であり、時刻T2はそれぞれ同じ時刻であり、時刻T3はそれぞれ同じ時刻である。図2に示す波形の右上方向の立ち上がり時間が放電コンデンサー17の充電時間(CT)を示している。
【0023】
まず、スイッチング素子37をオン動作させて変圧器23で発生した電圧により放電コンデンサー17の充電時間(CT)を開始、すなわち放電コンデンサー17に電荷の蓄積を開始する。このとき変圧器23で変圧された電圧により発生する電流は主にスイッチング素子37を通って放電コンデンサー17に流れる。従って、二次コイル27に変圧器保護用抵抗器39が接続されていても放電コンデンサー17を高速に充電することができる。
【0024】
放電コンデンサー17を定格電圧(V1)まで充電後、つまり充電時間(CT)の終了後、スイッチング素子37をオフ動作させる。スイッチング素子37がオフされても二次コイル27の第1コイル部31と第2コイル部33とは変圧器保護用抵抗器39を介して接続されているので以下のことが言える。放電コンデンサー17の充電終了から閃光放電管5の発光までの期間が長いと放電コンデンサー17の自然放電による放電コンデンサー17の電圧の低下が大きくなり、この低下した電圧で閃光放電管5を発光させると発光強度が弱い異常発光となる。本実施形態によれば放電コンデンサー5と変圧器23とを直列接続する回路に変圧器保護用抵抗器39が接続されているので、スイッチング素子37のオフ中であっても変圧器23で発生させた電圧を放電コンデンサー17に印加可能となり、よって放電コンデンサー17の自然放電分の電圧を補充する充電が可能となる。
【0025】
閃光放電管装置1の動作の説明を続ける。スイッチング素子37がオフ状態のままで発光トリガー回路7によりトリガー電極15にトリガー電圧を印加することにより、閃光放電管5内のキセノンガスの絶縁を破壊する。これにより、放電コンデンサー17に蓄積されていた電荷が閃光放電管5に供給され、時刻T1において閃光放電管5が発光(アーク発光)する。
【0026】
閃光放電管5の発光後、陽極11側及び陰極13側では共に電圧が0ボルトになるとともに閃光放電管装置1に存在する残留インダクタンスに蓄積されたエネルギーにより、陰極13側の電圧が陽極11側の電圧よりも高くなる。この状態を解消するために、この状態時に順方向となるように接続されたサージ電流用ダイオード19を介して閃光放電管5とサージ電流用ダイオード19とを直列接続する回路にサージ電流を流すのである。以上が発光の一サイクルであり、以後同様にして発光動作が繰り返される。
【0027】
本実施形態では閃光放電管5を例えば150ワットのような大電力で発光させるので残留インダクタンスに蓄積されるエネルギーも大きくなり、これにより発生するサージ電流も例えば100アンペアの大電流となる。本実施形態ではサージ電流用ダイオード19と直列にダイオード保護用抵抗器21が接続されているので、サージ電流はダイオード保護用抵抗器21にも流れる。よって、サージ電流用ダイオード19に流れるサージ電流のピーク値を小さくすることができるので、サージ電流用ダイオード19の発熱や破壊等を防ぐことができる。従って、サージ電流用ダイオード19の許容電流を大きくする必要がなくなるので、サージ電流用ダイオード19の小型化、ひいては閃光放電管用電源回路3の小型化を図ることができる。
【0028】
なお、ダイオード保護用抵抗器21の抵抗値が大きすぎるとサージ電流用ダイオード19にサージ電流を流すことができず、一方、ダイオード保護用抵抗器21の抵抗値が小さすぎるとサージ電流によりサージ電流用ダイオード19が発熱等する。これらを考慮してダイオード保護用抵抗器21の抵抗値(例えば50オーム)は決定される。
【0029】
なお、サージ電流が変圧器23の二次コイル27に逆電流として流れると、サージ電流の値が大きい場合、変圧器23が発熱することにより変圧器23の焼損等が発生する。本実施形態によれば放電コンデンサー17と変圧器23とを直列接続する回路はスイッチング素子37がオフであっても変圧器保護用抵抗器39により閉ループとなるので、上記逆電流が流れるおそれがある。しかしながら、変圧器保護用抵抗器39の抵抗値(例えば200オーム)はサージ電流を流さない程度の大きさが選択されているので、上記回路が閉ループであっても変圧器23の発熱や故障等を防ぐことができる。但し、問題が生じない程度の発熱量ならば、二次コイル27にサージ電流を流す抵抗値を選択することも可能である。
【0030】
ここで、本実施形態の主な効果を比較例と比較しながら説明する。まず、比較例の構成を簡単に説明する。図5は比較例に係る閃光放電管用電源回路4を含む閃光放電管装置の構成を示す回路図である。図5の閃光放電管用電源回路4が図1の閃光放電管用電源回路3と相違する点は、ダイオード保護用抵抗器21、スイッチング素子37及び変圧器保護用抵抗器39を備えていないことである。
【0031】
図6〜図9は比較例に係る閃光放電管装置の動作に関するタイムチャートである。すなわち図6は図2と対応するものであり、閃光放電管5の陽極11に印加される電圧のタイムチャートである。図7は図3と対応するものであり、閃光放電管5に流れる放電電流のタイムチャートである。図8は図4と対応するものであり、サージ電流用ダイオード19に流れる電流のタイムチャートである。図9は図5に示す変圧器23の二次コイル27に流れる電流のタイムチャートである。これらの図中、縦軸V、縦軸A、横軸T、時刻T1,T2,T3、充電時間CTの意味は図2〜図4で説明したとおりである。
【0032】
まず、図4(本実施形態)と図8(比較例)を比較すると、図4に示すように本実施形態によればサージ電流のピーク値はA2であり、図8に示すように比較例によればサージ電流のピーク値はA3である。図4の電流値A2と図8の電流値A2は同じ値であり、図4の電流値A3と図8の電流値A3は同じ値である。このように本実施形態によればサージ電流用ダイオード19にダイオード保護用抵抗器21が直列接続されているので、比較例と比べてサージ電流のピーク値が小さくなっていることが分かる。
【0033】
また、図9(比較例)に示すように、図5に示す比較例では閃光放電管5の発光後に発生するサージ電流が変圧器23の二次コイル27を流れている。これに対して図1に示す本実施形態ではスイッチング素子37がオフされかつ変圧器保護用抵抗器39の抵抗値がサージ電流を流さない程度の大きさなので、サージ電流が変圧器23の二次コイル27を流れるのを防止できる。なお、本実施形態ではサージ電流が二次コイル27に流れないのでグラフによる図示は省略している。
【0034】
また、図6(比較例)に示すように、比較例では閃光放電管5の発光後から放電コンデンサー17の充電開始までの期間にハッチングが引かれている箇所で示すように異常電圧が発生する。これは図9で説明した変圧器23に流れたサージ電流が原因で変圧器23のインダクタンスにエネルギーが蓄積されることにより変圧器23に電圧が発生し、この電圧が閃光放電管5の陽極11に上記異常電圧として印加されたものである。閃光放電管5の発光直後は閃光放電管5内の残留イオンが多いので、陽極11と陰極13とに上記異常電圧が印加されると、光の強度が小さい発光である異常発光が生じる。これに対して図2(本実施形態)に示すように、本実施形態では変圧器23にサージ電流が流れないので、上記異常電圧が生じない。この結果、異常発光の発生を防止することができる。
【0035】
また、図3(本実施形態)と図7(比較例)を比較すると、閃光放電管5に流れる放電電流のピーク値は共に同様の値(A1)でり、本実施形態によれば比較例と同様の放電電流のピーク値を得ることができる。
【0036】
次に、本実施形態の変形例を説明する。図1に示すように本実施形態では並列接続されたスイッチング素子37及び変圧器保護用抵抗器39を有しているが、変圧器保護用抵抗器39を設けない回路構成にすることもできる。すなわち、整流用ダイオード41とスイッチング素子37とを直列接続し、この直列接続を介して第1コイル部31と第2コイル部33とを接続するのである。これによれば、サージ電流発生時にスイッチング素子37をオフすることにより、二次コイル27にサージ電流が流れるのを防ぐことができる。この結果、変圧器23の発熱等を防ぐことができる。
【0037】
また、スイッチング素子37を設けない回路構成にすることもできる。すなわち、整流用ダイオード41と変圧器保護用抵抗器39とを直列接続し、この直列接続を介して第1コイル部31と第2コイル部33とを接続するのである。これによれば、変圧器保護用抵抗器39により二次コイル27にサージ電流が流れるのを防ぐことができるので、変圧器23の発熱等を防ぐことができる。
【0038】
また、サージ電流による変圧器23の発熱による問題が生じないならば、スイッチング素子37及び変圧器保護用抵抗器39のいずれも設けなくてもよい。つまり、第1コイル部31と第2コイル部33とが整流用ダイオード41を介して直列接続されるのである。
【0039】
また、スイッチング素子37及び変圧器保護用抵抗器39の取り付け位置としては以下の変形例がある。図10は本実施形態に係る閃光放電管用電源回路の一変形例を含む閃光放電管装置の構成を示す回路図である。図10の閃光放電管用電源回路3Aが図1の閃光放電管用電源回路3と相違する点は、整流用ダイオード35を互いに並列接続されたスイッチング素子37及び変圧器保護用抵抗器39を介して放電コンデンサー17、サージ電流用ダイオード19のカソード及び閃光放電管5の陽極11と接続するようにし、第1コイル部31と第2コイル部33とを整流用コンデンサー41を介して直列接続したことである。つまり、スイッチング素子37及び変圧器保護用抵抗器39の並列接続回路が変圧器23の高圧側に配置されている。
【0040】
図11は本実施形態に係る閃光放電管用電源回路の他の変形例を含む閃光放電管装置の構成を示す回路図である。図11の閃光放電管用電源回路3Bが図1の閃光放電管用電源回路3と相違する点は、第2コイル部33を互いに並列接続されたスイッチング素子37及び変圧器保護用抵抗器39を介して放電コンデンサー17、ダイオード保護用抵抗器21及び閃光放電管5の陰極13と接続するようにし、第1コイル部31と第2コイル部33とを整流用コンデンサー41を介して直列接続したことである。つまり、スイッチング素子37及び抵抗器39の並列接続回路が変圧器23の低圧側に配置されている。
【0041】
また、二次コイル27は第1コイル部31及び第2コイル部33の二段構成に限らず、三段以上の構成にすることもできる。そして、一つの隣合うコイル部間にスイッチング素子37及び変圧器保護用抵抗器39の並列接続回路を配置することもできる。これを図12で説明する。
【0042】
図12は本実施形態に係る閃光放電管用電源回路のさらに他の変形例を含む閃光放電管装置の構成を示す回路図である。図1の閃光放電管用電源回路3の二次コイル27は第1コイル部31と第2コイル部33の二段構造となっている。これに対して、図12の閃光放電管用電源回路3Cの二次コイル27は第1コイル部31、第2コイル部33及び第3コイル部43の三段構造である。詳しくは、第3コイル部43の一方端部は整流用ダイオード35を介して第1コイル部31と直列接続されている。また、第3コイル部43の他方端部は整流用ダイオード45のアノードと接続されている。整流用ダイオード45のカソードは放電コンデンサー17、サージ電流用ダイオード19のカソード及び閃光放電管5の陽極11と接続されている。整流用ダイオード45の機能は整流用ダイオード35,41と同様である。図10から図12に示す変形例も図1に示す閃光放電管用電源回路と同様の効果を有する。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係る閃光放電管用電源回路によれば、閃光放電管とサージ電流用ダイオードとダイオード保護用抵抗器とで構成される直列接続回路にサージ電流が流れるようにしているので、サージ電流用ダイオードに流れるサージ電流のピーク値を小さくすることができる。このため、閃光放電管の発光強度が高くてもサージ電流用ダイオードがサージ電流により発熱したり、破壊したり、信頼性低下したりする等を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る閃光放電管用電源回路を含む閃光放電管装置の構成を示す回路図である。
【図2】本実施形態に係る閃光放電管装置の閃光放電管に印加される電圧のタイムチャートである。
【図3】本実施形態に係る閃光放電管装置の閃光放電管に流れる放電電流のタイムチャートである。
【図4】本実施形態に係る閃光放電管装置のサージ電流用ダイオードに流れる電流のタイムチャートである。
【図5】比較例に係る閃光放電管用電源回路を含む閃光放電管装置の構成を示す回路図である。
【図6】比較例に係る閃光放電管装置の閃光放電管に印加される電圧のタイムチャートである。
【図7】比較例に係る閃光放電管装置の閃光放電管に流れる放電電流のタイムチャートである。
【図8】比較例に係る閃光放電管装置のサージ電流用ダイオードに流れる電流のタイムチャートである。
【図9】比較例に係る閃光放電管装置の変圧器に流れる電流のタイムチャートである。
【図10】本実施形態に係る閃光放電管用電源回路の一変形例を含む閃光放電管装置の構成を示す回路図である。
【図11】本実施形態に係る閃光放電管用電源回路の他の変形例を含む閃光放電管装置の構成を示す回路図である。
【図12】本実施形態に係る閃光放電管用電源回路のさらに他の変形例を含む閃光放電管装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1・・・閃光放電管装置、3,3A,3B,3C,4・・・閃光放電管用電源回路、5・・・閃光放電管、7・・・発光トリガー回路、9・・・ガラス容器、11・・・陽極、13・・・陰極、15・・・トリガー電極、17・・・放電コンデンサー、19・・・サージ電流用ダイオード、21・・・ダイオード保護用抵抗器、23・・・変圧器、25・・・一次コイル、27・・・二次コイル、29・・・コア、31・・・第1コイル部、33・・・第2コイル部、35・・・整流用ダイオード、37・・・スイッチング素子、39・・・変圧器保護用抵抗器、41・・・整流用ダイオード、43・・・第3コイル部、45・・・整流用ダイオード
Claims (3)
- 陽極及び陰極を含む閃光放電管に使用される電源回路であって、
前記陽極及び前記陰極と接続されかつ前記閃光放電管を発光させるための電荷を前記閃光放電管に供給する放電コンデンサーと、
前記陽極に接続されるカソード及び前記陰極に接続されるアノードを含むことにより前記閃光放電管と直列接続されるサージ電流用ダイオードと、
前記閃光放電管と前記サージ電流用ダイオードとを直列接続する回路に前記サージ電流用ダイオードと直列接続するように接続されることにより前記サージ電流用ダイオードを保護するダイオード保護用抵抗器と、
前記放電コンデンサーと直列接続されかつ前記放電コンデンサーに印加される電圧を発生する変圧器と、
前記放電コンデンサーと前記変圧器とを直列接続する回路に前記変圧器と直列接続するように接続され、かつスイッチオン中に前記変圧器で発生した電圧が前記放電コンデンサーに印加されると共に前記放電コンデンサーが所定電圧まで充電されるとスイッチオフするスイッチング素子と、
を備える閃光放電管用電源回路。 - 前記放電コンデンサーと前記変圧器とを直列接続する回路に前記スイッチング素子と並列接続するように接続される変圧器保護用抵抗器を備える、請求項1記載の閃光放電管用電源回路。
- 前記放電コンデンサーと前記変圧器とを直列接続する回路に前記変圧器と直列接続するように接続される変圧器保護用抵抗器を備える、請求項1記載の閃光放電管用電源回路。
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